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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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あと2週間を切りました。
前回のエントリーに拍手ありがとうございます。
ここ数日なんだか「アナライズ」だと表示されないけれどその大分前に設置した古い方のアクセス解析だと表示されるfacebook経由と思われるアクセスでカウンターが回ってたのですがどうしたものだろう。謎。

そういえば今日歩いてスーパーに行った帰りにいきなりスーツ着た男性4人組に写真とってもらえないか聞かれました。(写真は撮りましたが飲み物は辞退しときました)
シティで道を聞かれることはちょこちょこありますがこういうパターンは初めて。ちょっと戸惑いました。

さて、昨日でリサイタルまで2週間になりました。
毎度ながらお知らせ。

<ピアノリサイタル 「Tableaux」>
9月28日 午後2時半開演
Richmond Uniting Church
プログラム:
メシアン 「鳥のカタログ」より第3曲「イソヒヨドリ」
ドビュッシー 「映像」第2集
メシアン 「鳥のカタログ」より第8曲「ヒメコウテンシ」
フォーレ 前奏曲 op.103より第3、8、6、5、7番
ラフマニノフ 練習曲「音の絵」op.39より第4、8、7番
メシアン 「鳥のカタログ」より第13曲「ダイシャクシギ」
前回プログラム書いたときとちょーっとだけ曲の順番が変わってます。
なんとなくこっちのほうがいいかなーと。

なによりイソヒヨドリがなんとか仕上がったのが嬉しいです。
ほぼ1年丸々弾いてきたとはいえつい最近までもっと苦戦するかと思ってました。
(逆にダイシャクシギの仕上がりにどうも満足でないのですが)
イソヒヨドリもダイシャクシギも中規模(13分前後)の鳥カタ。まだまだこれくらいの曲は残ってますが今回この2曲を弾いたことで同規模の鳥カタが少しは楽になるといいなあー(少なくとも1年かからないといいなあー)と思ってるのですがさてどうなるか。

今日も練習してたのですがイソヒヨドリを弾いてたらいきなりピアノの弦が切れました。
しかも低音の太い弦。すごい音がしてびっくりした!
家のピアノ、というかアップライトピアノで弦を切ったのは初めて。低音の弦を切ったのも初めて。
なんかびっくりしすぎてちょっと緊張が解けました。練習中に弦が切れると(大学ではよくありましたが)なんだか変なテンションになるのは私だけでしょうか。

ピアノはフェルト→金属とはいえハンマーが弦を叩く楽器です。なのでそうやって弦が切れるということはちょくちょくあります。
ただ弦が切れやすくなる要因というのももちろんあります。
例えば弦が細いこと、張力が高いこと(=高い音の弦の方が切れやすい)、温度や湿度が変わりやすいこと(メルボルンはきつい)、弾かれる時間の長さ、それから奏者の弾き方(音の大きさもそうですし、同じ大きな音でも力が入ってると切れやすい)なども関連してます。
うちのピアノはもう10年くらい前に中古で買ってるので(一日2時間練習とはいえ)ピアノも大分くたびれているはず。早かれ遅かれ起こったことでしょう。

以前書いたかも知れませんが大学在学中に大学のMelba Hall にあるスタインウェイのコンサートグランド(=長いやつ)の弦が切れたことがあります。オケのコンサートの諸々の都合で実際切ったのは友達ですが切れるまで追い詰めたのは私、というちょっと変わった事情。
あのピアノはMelba Hallのステージで使う3台のスタインウェイのうち一番使用頻度が多いやつで、まだ発展途上のピアニスト達が弾く楽器で、さらに高音の音が響かないという特性があるため音を出すために力が入りやすい音域でもあったわけです。
(私が弾いてたのはショスタコの交響曲第1番のピアノパートなのでフルオケと一緒でも聞こえるよう、そしてショスタコらしく堅いフォルテを出すことが求められてた、ということでそのピアノにとってはかなり悪条件でした)

幸い演奏中に弦が切れたことはないのですがもしも本番中に弦が切れた場合、切れた部分が邪魔になるようなら手で取り除いてしまう、ということも見たことがあります。(本番中以外なら調律師さんに替えてもらうのが一番。)自分にできるかというと自信がないのですが。
それに弦が一本切れるとその周りの弦の張力・音程も変わってしまうことが少なくなくて、それがまた困ります。

あとピアノじゃなくてうちのチェロはちょっと細長い形をしてるのがあれなのか買ったばかりのときに弦を張ろうとしたら弦が切れました。今でもかなり慎重にやってもものすごく危ない感覚があります。
ちなみにアップライトピアノは弦が切れたとき感覚がないんですね。なのでどこが切れたかも中を見るまで分からなかったのですが。グランドピアノは切れた時の振動が戻ってくる感覚があったはず。そしてチェロはペグを回してるときに「こいつは来るな」みたいな感覚があります。むちゃくちゃ怖いです。

さて、今回はここら辺で。何より思考に余裕がない中夕飯後のゲームやらなんやらは楽しみたい。といってもブラック2ではまだ四天王に踏み切れず、暇つぶしに行ったレンタルトーナメントはイッシュ地方のポケモンしか出てこなくて&トーナメントの形式がちょっと残念だったり。なので今はソウルシルバーのバトルファクトリーです。こちらもカントー諸々やってないのですがここが一番落ち着きます(笑)困ったものです。


今日の一曲: オリヴィエ・メシアン 「鳥のカタログ」より「ヒメコウテンシ」



さっきアクセス解析見たら検索キーワードにこの曲がありました。お探しの情報が見つかったか自信がないのですがこの曲を初め鳥カタ、メシアン全般好きになるきっかけになると嬉しいです(難しいですが)。

この曲は鳥カタの中でも短くて比較的鳥の声がわかりやすいので聞くにも弾くにも入りやすい・・・かな?
ヒバリが3種類(ヒメコウテンシ・カンムリヒバリ・ヒバリ)も出てくるのが特徴的なので鳥の声を意識するのにもいいかも。

曲の舞台はプロヴァンスの山の中(荒れ地的な)なのですが、この乾いた暑さはこれから来るメルボルンの夏に通じるところがあります。乾いた土地、乾いた風、そして高い空。
鳥の種類こそ違えど親しみを感じる環境です。

ところでメシアンは常に鳥の声はどの種類か特定してますが、この曲に出てくる「蝉の声」はどんな種類の蝉なのか書いてないので気になります。
南フランスといえばファーブル先生の本拠でもあるのでファーブル昆虫記に言及されているのと同じ種類だということもありえますよね。手元にないんで詳しいことはわかりませんが。

この曲の最後の方でかなり長いソロを歌い上げるヒバリ(ヒバリの中のヒバリ)の声はいつ弾いても・聞いても見事だと思います。
他の西洋クラシックの音楽作品だったり(おそらく文学も?)、日本の文学作品でも取り上げられるのがものすごく納得です(ただここでさらっと例が出せないのが悔しいです!)
あれだけ美しくて特徴的で、そして独特の高揚感をもたらすメロディー。人間には真似できない感性です。

今日はムラーロの演奏をリンク。自分の弾いてる曲は弾いてる間はあんまり他の録音を聞かなくなるんで何を紹介しようかちょっと迷いました。

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