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前回のエントリーに拍手ありがとうございます。
そして8000アクセスさらにありがとうございます!
更新頻度・内容ともにばらつきがありますがこれからもよろしくお願いいたします。
日本に行くまであと3日。
仕事もなんとか明日片付きそうですし、ピアノも帰ってきてから弾くであろう曲もなんとなーく決まってきました。
ただ日本行きに向けて諸々準備ができてないです。精神的にもそうなんですが、どうもしばらく(というか結構長い間)服の類いを買ってないので日本で色んなところに出かけるような服が不足してました。
ので、急遽昨日妹といっしょにChadstoneで大々的に買い物をしてきました。これでなんとか大丈夫なはず。
日本の秋はメルボルンの春みたいにころころ天候が変わらないはずなので難しく考えなくていいはずなんですがさて。
前述ピアノですが、まだまだ色々実感がわきません。
手元に楽譜がある曲はある程度知ってる曲なので(聞いたことはあっても)全く触ったことがない曲を大学で楽譜借りてこないと新しいことやってる気にならないかな。
でも自分には珍しくリスト弾いてみました。超絶技巧練習曲の第6番「幻影」。(第11番「夕べの調べ」も昨日一回弾きました)
やっぱりリストってオクターブとか和音の大きさとかちょっと無理が出てくる部分があるのですが、「幻影」なら弾けないことないかな・・・リストの作品はあんまり好きではないのですがこれは好き。大学のピアノ友達の影響です。
あと昨日はラヴェルの「夜のガスパール」も弾いてみました。難しいのとこれを弾いてしまえばラヴェルの作品はほぼ弾き尽くしたことになるのでこれまでノータッチで来たのですが、ラヴェルの音楽に初めて触れるという感覚にとにかく飢えているので意を決してトライしてみました。
ピアノのスタンダードレパートリーの中で一番難しい曲とも言われた「スカルボ」を始め本当に難しい曲揃い。技巧もそうなのですがなんといってもこれまで弾いてきたラヴェルの曲と比べて情報量が格段に多い!(笑)
脳が全部最初からいっぺんにキャッチできないけれど、でも掴められればロジカルにすっきり腑に落ちるんだろうな、というある種の信頼があるのがどこか心地よい。
とりあえずショスタコの前奏曲とフーガ嬰ト短調はロックイン。
プログラムに組み入れる優先度が高くて、しかもフーガの複雑さに苦戦しそうなので早めに始めなきゃ、ということで。
それからドビュッシーの「映像」全6曲の最後になる「水の反映」もロックイン。これは演奏に使えるか分からないのですがコンプリートさせる意味でも、そしてそれ以外でもとにかく弾きたい曲。
今日弾いたときはクラムの音楽の源の一つを感じた気がします。バルトークとかメシアンとかマーラーとかもそういう発見があったのですがドビュッシーではこれが初めて。
それから手元にあるこの曲の演奏は自分が聞いた先生の演奏で一番好きで、ドビュッシーの演奏でものすごく好きで。それと似るのか違う解釈になるのか、というのも興味深い。
あとブラームスの初期のバラードを弾いたりなんだりもしました。久しぶりのブラームス。
でもやっぱり初期のブラームスはちょっと言語が違いますね。聴けばストレートに心に来るけれど表現するとなると「ん?」となるところが多く。ここの和音は何を表現するためにどう弾けばいいんだろうな、とちょっと立ち止まって考えたくなる。
それはショスタコの前述前奏曲もそうなんですよね。ちょこちょこ「あれ?」となる。
メシアンやラヴェル、スクリャービンとかドビュッシーなんかはハーモニーの変化をどうすればいいかってのにあんまり疑問は持たないのですが、「ん?」となる曲も弾いてその感覚と解明プロセスを大事にしていきたいですね。
それからリゲティの練習曲第5番「虹」も弾きました。これは↑と違ってハーモニーとか諸々どうすればいいか全く!分からない。でも技巧的にはそんなに苦労することなくなんとかできそうなので弾こうかな。でも速いエチュードもチャレンジしたいんだよなあ・・・
いろいろ考えてもやっぱりピアノに本腰を入れられるのは日本から帰ってきたら。
日本にいるあいだに広くアイディアをインプットしてその一部でも音楽に活かせたらいいな。
あとは遊ぶぞ!とにかく遊ぶぞ!
今日の一曲: ヘルマン・ベルシュテット 「ナポリ」
最近ピアノ曲(とピアノ関連曲)が続いたのでちょっと別の方から。
ちょうど昨日映画「テルマエ・ロマエ」の録画を見てたのですがBGMの至る所にイタリアオペラでちょこちょこ一緒に歌うのに忙しくて、でもそれが楽しくて。アイーダで〆ってのが素晴らしいチョイスでした。
それから今日クイーンズランドで開かれてるブラスバンドのフェスティバルのコンサートを生ストリーミングで聴いたらブラスバンドがどうにも楽しくて。
その2つの背景が合わさったのが聞いたのかこの「ナポリ」を聴いたらほんとに楽しくなりました(笑)
この「ナポリ」はトランペットと吹奏楽のためのショーピースで、簡単に説明すると「フニクリフニクラによる変奏曲」です。(または「鬼のパンツによる変奏曲」)
あのおなじみのメロディーを様々な超絶技巧を交えて展開する曲です。
特に金管楽器のショーピースはアルバンの「ベニスの謝肉祭」を代表に変奏曲みたいな形式をしているのが多いです。同じメロディーをいろんなパターンで繰り返していろんなタイプの技巧を披露することができるフォーマット。
たまに気になるのがそういったショーピースの題材というか元ネタというかを選ぶのって結構センスがいるんじゃないかな、ということなんですが。
ショーピースでない変奏曲そのものもシンプルで親しみやすい(または意表をついて奇抜な)メロディーを繰り返すうちに飽きさせないよう展開させていくことができなきゃいけないと思うのですが、ショーピースだとそれに独特の高揚というか盛り上がりが必要になる。
もちろん技巧的な展開のプランニングもちゃんと計画的にやらなくちゃいけない。
そういう点「ベニスの謝肉祭」は(金管だけでなくパガニーニのバイオリン版とかそれをベースにしたショパンのピアノ版などもあります)優秀なんですが、でもこの有名なオペラの歌が元になってる「ナポリ」はそれとは別の親しみやすさと楽しさがあるんじゃないかな。
こういったショーピースって似たような形式で(しかも多くは金管楽器が吹きやすい調で書かれてるので調も似てる)書かれてるのですが、CDで聴こうとすると何曲も似たような曲が収録されてて類似が強調されてしまうところがあったりするのがちょっと難しい。
ただリンクしたウィンストン・マルサリスのCDは編曲メインに色んなところから小品を持ってきてる面白いCD。彼の技巧のすごさを思い知る1枚です。パガニーニの常動曲ではちょっとびっくりのテクニック(??)も。
そして8000アクセスさらにありがとうございます!
更新頻度・内容ともにばらつきがありますがこれからもよろしくお願いいたします。
日本に行くまであと3日。
仕事もなんとか明日片付きそうですし、ピアノも帰ってきてから弾くであろう曲もなんとなーく決まってきました。
ただ日本行きに向けて諸々準備ができてないです。精神的にもそうなんですが、どうもしばらく(というか結構長い間)服の類いを買ってないので日本で色んなところに出かけるような服が不足してました。
ので、急遽昨日妹といっしょにChadstoneで大々的に買い物をしてきました。これでなんとか大丈夫なはず。
日本の秋はメルボルンの春みたいにころころ天候が変わらないはずなので難しく考えなくていいはずなんですがさて。
前述ピアノですが、まだまだ色々実感がわきません。
手元に楽譜がある曲はある程度知ってる曲なので(聞いたことはあっても)全く触ったことがない曲を大学で楽譜借りてこないと新しいことやってる気にならないかな。
でも自分には珍しくリスト弾いてみました。超絶技巧練習曲の第6番「幻影」。(第11番「夕べの調べ」も昨日一回弾きました)
やっぱりリストってオクターブとか和音の大きさとかちょっと無理が出てくる部分があるのですが、「幻影」なら弾けないことないかな・・・リストの作品はあんまり好きではないのですがこれは好き。大学のピアノ友達の影響です。
あと昨日はラヴェルの「夜のガスパール」も弾いてみました。難しいのとこれを弾いてしまえばラヴェルの作品はほぼ弾き尽くしたことになるのでこれまでノータッチで来たのですが、ラヴェルの音楽に初めて触れるという感覚にとにかく飢えているので意を決してトライしてみました。
ピアノのスタンダードレパートリーの中で一番難しい曲とも言われた「スカルボ」を始め本当に難しい曲揃い。技巧もそうなのですがなんといってもこれまで弾いてきたラヴェルの曲と比べて情報量が格段に多い!(笑)
脳が全部最初からいっぺんにキャッチできないけれど、でも掴められればロジカルにすっきり腑に落ちるんだろうな、というある種の信頼があるのがどこか心地よい。
とりあえずショスタコの前奏曲とフーガ嬰ト短調はロックイン。
プログラムに組み入れる優先度が高くて、しかもフーガの複雑さに苦戦しそうなので早めに始めなきゃ、ということで。
それからドビュッシーの「映像」全6曲の最後になる「水の反映」もロックイン。これは演奏に使えるか分からないのですがコンプリートさせる意味でも、そしてそれ以外でもとにかく弾きたい曲。
今日弾いたときはクラムの音楽の源の一つを感じた気がします。バルトークとかメシアンとかマーラーとかもそういう発見があったのですがドビュッシーではこれが初めて。
それから手元にあるこの曲の演奏は自分が聞いた先生の演奏で一番好きで、ドビュッシーの演奏でものすごく好きで。それと似るのか違う解釈になるのか、というのも興味深い。
あとブラームスの初期のバラードを弾いたりなんだりもしました。久しぶりのブラームス。
でもやっぱり初期のブラームスはちょっと言語が違いますね。聴けばストレートに心に来るけれど表現するとなると「ん?」となるところが多く。ここの和音は何を表現するためにどう弾けばいいんだろうな、とちょっと立ち止まって考えたくなる。
それはショスタコの前述前奏曲もそうなんですよね。ちょこちょこ「あれ?」となる。
メシアンやラヴェル、スクリャービンとかドビュッシーなんかはハーモニーの変化をどうすればいいかってのにあんまり疑問は持たないのですが、「ん?」となる曲も弾いてその感覚と解明プロセスを大事にしていきたいですね。
それからリゲティの練習曲第5番「虹」も弾きました。これは↑と違ってハーモニーとか諸々どうすればいいか全く!分からない。でも技巧的にはそんなに苦労することなくなんとかできそうなので弾こうかな。でも速いエチュードもチャレンジしたいんだよなあ・・・
いろいろ考えてもやっぱりピアノに本腰を入れられるのは日本から帰ってきたら。
日本にいるあいだに広くアイディアをインプットしてその一部でも音楽に活かせたらいいな。
あとは遊ぶぞ!とにかく遊ぶぞ!
今日の一曲: ヘルマン・ベルシュテット 「ナポリ」
最近ピアノ曲(とピアノ関連曲)が続いたのでちょっと別の方から。
ちょうど昨日映画「テルマエ・ロマエ」の録画を見てたのですがBGMの至る所にイタリアオペラでちょこちょこ一緒に歌うのに忙しくて、でもそれが楽しくて。アイーダで〆ってのが素晴らしいチョイスでした。
それから今日クイーンズランドで開かれてるブラスバンドのフェスティバルのコンサートを生ストリーミングで聴いたらブラスバンドがどうにも楽しくて。
その2つの背景が合わさったのが聞いたのかこの「ナポリ」を聴いたらほんとに楽しくなりました(笑)
この「ナポリ」はトランペットと吹奏楽のためのショーピースで、簡単に説明すると「フニクリフニクラによる変奏曲」です。(または「鬼のパンツによる変奏曲」)
あのおなじみのメロディーを様々な超絶技巧を交えて展開する曲です。
特に金管楽器のショーピースはアルバンの「ベニスの謝肉祭」を代表に変奏曲みたいな形式をしているのが多いです。同じメロディーをいろんなパターンで繰り返していろんなタイプの技巧を披露することができるフォーマット。
たまに気になるのがそういったショーピースの題材というか元ネタというかを選ぶのって結構センスがいるんじゃないかな、ということなんですが。
ショーピースでない変奏曲そのものもシンプルで親しみやすい(または意表をついて奇抜な)メロディーを繰り返すうちに飽きさせないよう展開させていくことができなきゃいけないと思うのですが、ショーピースだとそれに独特の高揚というか盛り上がりが必要になる。
もちろん技巧的な展開のプランニングもちゃんと計画的にやらなくちゃいけない。
そういう点「ベニスの謝肉祭」は(金管だけでなくパガニーニのバイオリン版とかそれをベースにしたショパンのピアノ版などもあります)優秀なんですが、でもこの有名なオペラの歌が元になってる「ナポリ」はそれとは別の親しみやすさと楽しさがあるんじゃないかな。
こういったショーピースって似たような形式で(しかも多くは金管楽器が吹きやすい調で書かれてるので調も似てる)書かれてるのですが、CDで聴こうとすると何曲も似たような曲が収録されてて類似が強調されてしまうところがあったりするのがちょっと難しい。
ただリンクしたウィンストン・マルサリスのCDは編曲メインに色んなところから小品を持ってきてる面白いCD。彼の技巧のすごさを思い知る1枚です。パガニーニの常動曲ではちょっとびっくりのテクニック(??)も。
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