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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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Anticipation
前回のエントリーに拍手ありがとうございます。

仕事が忙しい!ちょっと前に心配していたのが嘘のような。
スケジュールはきつめですが大丈夫なはず。大丈夫なはず。
なんたって夜に出かける用事もいくつかありますし。

まず明日はメル響のSidney Myer Bowlで行われる無料野音コンサート
大学で一緒にトリオを組んでた友達が行くというので一緒に行こうかなと。
プログラムはリンク先にありますが目玉はやっぱりオーストラリアの作曲家Nigel WestlakeがシンガーソングライターLiorと共同で作曲した「Compassion」。楽しみです。
ただ天気予報が雨が降るかもしれないとのことでちょっと心配。ちょっとは濡れても平気なんですけどね。

天気予報が気になるのは来週末も。White Nightに出かけたいのにその2日前の木曜日は20℃とか予報が。寒くても出かけますしメルボルンの天気はなんともいいがたいですが暑い方がいいなあ・・・
ちなみに数日前「Phantom of the Theatre」ゴーストツアー予約しました。去年はツアー行けなかったので今回はしっかり事前予約です(ちなみにツアーは15分ごとに出発とのことで、暗くなってから回りたいところも多いのでちょっと早めの時間にしてみました)。
State Theatreは表も入ったことないですが色んなところでコンサートに携わった経験からバックステージがとにかく好きで。どんなのかものすごく楽しみです。

そして今回 White Nightを機にデジカメ使いを再開しようかなーと思っています。
もともとそんなに使ってなかった気もしますが最近外に出ることが少なくなったりiphoneでもあんまり写真を撮らなくなってきたので改めて意識的に写真を撮るようにしてみようと。
なので改めて購入を考えてるのですがWhite Nightにはおそらく今手元にある両親がおいていったちょっと古いニコンのコンパクトデジカメを持ってくことになりそう。買いに行く時間がない。
ざっと昨日から見てみて購入するならソニーかオリンパスのちょっと良いコンパクトデジカメあたりかなーと。

なかなかこの「カメラを選ぶ」という作業が慣れなくて難しかったり。
何を撮りたいとかどういう場所で撮りたいとか、あと今後撮る習慣がついてもっと良いカメラを買うとかそういうとこまで具体的に考えてそれとカメラ側の色々を照らし合わせて行くという。
難しいんですけどどういう風に考えることが必要か分かってくると考えるのが楽しくなる。
いずれパソコンの買い換えとかもあると思うので(Vaioがソニーじゃなくなるし、今度は壊れる前に買い換えたい)今後に活かしたいです。

そして今日は日本から荷物が届きました。両親が日本に一時帰国したときの分。
私はCD(核P-MODELのGipnoza)と本(「ボクの彼女は発達障害」)を頼んだのが届いて早速聴いたり読んだりしましたが感想を読むのはもっと聴き込んで&読み込んでから。
「ボクの彼女は発達障害」は母も色々興味深く読んだらしいので買ってよかったー(ダブルで)。

さて、そろそろWhite Nightでどこ見たいか決めとかないとな。普通に出かけるときでさえあらかじめ考えないと動きにくいのですが、去年の参戦でやっぱり動線をなんとなくつかんでおくことだけでもしとく大切さを実感したので。小さい街とはいえ色々巡る場所はありますし、なるべく多くを楽しみたいので。


今日の一曲: 武満徹 「Vers, l'arc-en-ciel, Palma」



こないだDymocksの中のABC Shop(今ABC Shop単独では行動範囲にないんです・・・残念ながら)でCDをちょっと見ていたらメル響演奏+岩城宏之指揮の武満徹オケ作品集が10ドルで売ってたので、手に取ったそのまま買っちゃいました。10ドルじゃあ勿体ないなあこういうの。同じレーベルでオーストラリアの様々なオケがオーストラリアの作曲家の作品を弾いてるのもあります。

オケ作品といっても色々あってこの「Vers, l'arc-en-ciel, Palma」はオケの他にオーボエ・ダモーレ(ちょっと大きめのオーボエ)とギターのソリストがいるちょっと変わった編成。ギターがソリストになるオケ曲というのはちょっと珍しくて、有名なアランフェス協奏曲(ロドリーゴ作曲)やヴィラ=ロボスのギター協奏曲、そしてここでおそらく言及してるWestlakeの「Shadow Dances」もあります。なかなかギターの働きとオケの働きをうまく釣り合わせるのって難しいんですよね。

この作品で何より好きなのが暖かさ。ギターの音の暖かさ、オーボエの音の暖かさ、そしてオーケストラのハーモニーの暖かさ。武満の音楽って一見ちょっと似てる感じの音楽が多いように思えるのですが(流れとかテンポとか)、例えば今弾いてる「雨の木素描II」のあのひんやりさと比べて温度が全然違うというか、質感が違うような。
その一部はきっとギターの存在によるものなんだろうなあ。存在が本当に曲のなかで際立ってるし。
もちろんオーボエ・ダモーレも存在感ありますよ。いつもオケにいるあのオーボエよりも深みと暖かみのある音が曲にぴったりで。(ちなみに手持ちの録音での奏者はJeffrey Crellinという今でもメル響の第1オーボエ吹いてる人です)

そして曲が進むにつれてギターとオケの溶け合いが良くなってくるというか、英語でいうところの「gel together」な感じがものすごく好き。あと最後の最後のペンタトニックが入った和音が好き。そういうところちょっと西洋とはやっぱり違う感覚があるなーと。

武満の音楽は難解・・・という言葉はどうも正確に感じないのですがちょろっと聴いただけでその良さが味わえる音楽ではないですし、オケ曲はちょっと長めだったりもするので引き続きゆっくり聴き込んで行きたいと思います。
ちなみに武満の音楽はながら聴きには向いてないような印象。とはいえ最初からじっくり集中して聴くのもちょっと違うような気がする。ゆっくり何もしないで、でも聞き流す感じではじめましてするのが一番かも?と思います。ぱっと耳を引くようなところではっとなるのがきっかけになればなあ。

手持ちのCDがあったのでリンクしましたがなぜかアルバムアートワークが表示されない。
武満で木、といえば前述雨の木関連なのですが、でも枝だけなのとバックグラウンドカラーがオーストラリアっぽかったりでちょっと面白い写真のチョイスです。

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