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なんだかまだ自覚がないのですが久しぶりにばたばたとしそうな一週間に突入です。
そして物理的に動く以外でも事前に動く部分もたくさんあり。
どうやら自分周りは音楽関連イベントラッシュのようです。ということでこれからしばらくの間にある楽しみなことなどなどをざっと紹介エントリー。
まずは明日・木曜日とリハーサルがあってもう土曜日本番のこのコンサート。
そして物理的に動く以外でも事前に動く部分もたくさんあり。
どうやら自分周りは音楽関連イベントラッシュのようです。ということでこれからしばらくの間にある楽しみなことなどなどをざっと紹介エントリー。
まずは明日・木曜日とリハーサルがあってもう土曜日本番のこのコンサート。
Stonnington Symphony Orchestra
Malvern Town Hallシリーズ コンサート1
2014年5月31日(土)16時開演
指揮者:Mark Shiell
Frederick Septimus Kelly 弦楽のためのエレジー
ジョージ・バターワース 「緑の枝垂れ柳の岸辺」
エドワード・エルガー チェロ協奏曲(チェロ:Kalina Krusteva)
ヴォーン=ウィリアムズ 交響曲第3番「田園交響曲」(ソプラノ:Alexandra Flood)
何度か書いてますがヴォーン=ウィリアムズでちょろっと弾きます。イギリスと第一次世界大戦の余韻とが集まったプログラム、どう仕上がるか(&他の曲を聴くのが)楽しみです。
で、木曜はリハーサルなのですがリハーサル行く前に先生のリサイタルがあります。
Melbourne Recital CentreのSalonで、詳細はこちら。どうやら売り切れてるようですね。
先生が得意とするシューベルトももちろんですがリストのピアノソナタを先生がどう弾くのか興味津々です。リストがそんな好きでない私でもピアノソナタは特別なピアノ作品だと思っています。(いつかもっと年齢を重ねてチャレンジしたい気持ちもあります)色んな深いところのある曲が何を見せてくれるか楽しみ。
金曜の夜は友達に誘われたメル響のトリビアナイト(クイズ大会)。
クイズはまあ楽しくやるし音楽は楽しく聴くとして何着てけばいいのかな。ご飯とお酒も出る(別に購入とあるけどどういうシステムなんだ)場なのでそれなりの格好をしてかなきゃ、でもそれなりの格好ってなんなんだろう(汗)イベントの詳しい内容もまだ何も知らないので色々行ってからのお楽しみか。
6月2日の夜はAustralian Chamber Orchestraのコンサート「Timeline」を聴きに行きます。
エレクトロポップ界の刺客(?)The Presetsをゲストに迎え紀元前4万年から現在まで音楽の歴史を通して様々なジャンル・形態の音楽を展開するコンサート。
ここ1~2週間ほどSpotifyにこのコンサートに使われる楽曲の185曲・20時間にわたるプレイリストを何日かに分けて聴いたのですがあまりにも色んな音楽がありすぎてコンサートとしてどういう感じになるのか全く見当が付かない。ただ豪他都市でのコンサートのレビューが「Chaos」って言葉を使ってたのでカオス期待。わくわくです。
昨日3MBSのRadiothonの一部として以前聴きに行った同門のピアノ友達のトリオPlexusの演奏が放送されましたが彼らは今週末、そして来週末と2回コンサートをやるそうです。私は8日の昼のコンサートを予約しました。引き続きオーストラリアの新しい作品の演奏も多くありますが、ここで演奏されるメシアンは初めて聴く予定。日頃私がメシアンを精力的に弾いてるのをうらやましく思ってくれてるのでこれは聴きにいかなきゃ。
そしてその8日の夜にまた行くコンサートが。こないだたまたまHamer Hallの外でお知らせを見つけてこれは行かなきゃ!と思ったやつ。
毎年開催のMelbourne International Jazz Festivalの一部としてなんと!Gary BurtonとChick Coreaがデュエットを弾きに来ると!
去年いろんな縁で聴くようになったこの2人の演奏が生で聴けるといっちゃあ逃すわけには行きません。初めてのジャズコンサートです。
で、まだチケットは予約してないけど6月にMelbourne Recital Centreでビオラ奏者Maxim Rysanovのリサイタルがありますし、あと11月にロンドン交響楽団がメルボルンに来てGergiev指揮でオールロシアでがっつりエキサイティングなプログラムを演奏するのも予約したい。
それに加えて諸々メル響のコンサートもありますし、とにかく行きたいコンサートがたくさん。
そうそう、メル響といえば7月の末に(両親がメルボルンに来たときに一緒に)マーラー1番をやるそうで、11月にマーラー2番をやるそうですがそれがどうもマーラーの交響曲を数年かけて全部やるサイクルプロジェクトらしいです。ということはこれから近いうちに(たぶん再来年)6番とか7番とかもまた生で聞けるということで。何せ時間はかかるので引き延ばされますが壮大なプロジェクトの始まりです。
さて、かなり長くなってしまって一つ音楽イベントで書けてないのがあるのですがちょっとそれは別方面なのでまた次回エントリーの頭に来るように紹介したいです。
今日の一曲: パウル・ヒンデミット 組曲「1922年」第2楽章「シミー」
こないだ大学で3枚ほどCDを借りたのですがそれはまだ1回聴いただけなのでぼちぼち。
最近ちょっとピアノが停滞気味なところでちょっと新しく始めてちょっとばかり再活性のきっかけになるようなところがあったこの曲を。
第1次世界大戦後のドイツで「狂騒の20年代」と呼ばれる世界的な文化の変化の波がヨーロッパに押し寄せる中花開いた流行の音楽をモチーフにしたこの組曲「1922年」組曲。
ヒンデミット自身は流行してた音楽をベースにしてそんなに音楽的な深さとかはない的な扱いをしていたようですが、リアルタイムの音楽による時代レポみたいな作品になってる面もあって今となっては貴重だと思います。
(ちなみに1922年だったらヒンデミットは25歳くらいだったかな。年齢としてざっくりいえば流行に飛びつくほど若くもないけど古い価値観にとらわれるほど年を重ねてもいない、冷静なお年頃か)
第2楽章「シミー」は(他の楽章にあるボストン・ワルツやラグタイムもそうですが)当時流行したジャズ音楽に合わせて踊りの名前。なかなかヒンデミット色が強い曲で元の音楽がどんな感じか想像つかないのですが(これから探しに行きます)、1920年代の文化を語る上では結構重要なキーワード。
何度か書いてますがヴォーン=ウィリアムズでちょろっと弾きます。イギリスと第一次世界大戦の余韻とが集まったプログラム、どう仕上がるか(&他の曲を聴くのが)楽しみです。
で、木曜はリハーサルなのですがリハーサル行く前に先生のリサイタルがあります。
Melbourne Recital CentreのSalonで、詳細はこちら。どうやら売り切れてるようですね。
先生が得意とするシューベルトももちろんですがリストのピアノソナタを先生がどう弾くのか興味津々です。リストがそんな好きでない私でもピアノソナタは特別なピアノ作品だと思っています。(いつかもっと年齢を重ねてチャレンジしたい気持ちもあります)色んな深いところのある曲が何を見せてくれるか楽しみ。
金曜の夜は友達に誘われたメル響のトリビアナイト(クイズ大会)。
クイズはまあ楽しくやるし音楽は楽しく聴くとして何着てけばいいのかな。ご飯とお酒も出る(別に購入とあるけどどういうシステムなんだ)場なのでそれなりの格好をしてかなきゃ、でもそれなりの格好ってなんなんだろう(汗)イベントの詳しい内容もまだ何も知らないので色々行ってからのお楽しみか。
6月2日の夜はAustralian Chamber Orchestraのコンサート「Timeline」を聴きに行きます。
エレクトロポップ界の刺客(?)The Presetsをゲストに迎え紀元前4万年から現在まで音楽の歴史を通して様々なジャンル・形態の音楽を展開するコンサート。
ここ1~2週間ほどSpotifyにこのコンサートに使われる楽曲の185曲・20時間にわたるプレイリストを何日かに分けて聴いたのですがあまりにも色んな音楽がありすぎてコンサートとしてどういう感じになるのか全く見当が付かない。ただ豪他都市でのコンサートのレビューが「Chaos」って言葉を使ってたのでカオス期待。わくわくです。
昨日3MBSのRadiothonの一部として以前聴きに行った同門のピアノ友達のトリオPlexusの演奏が放送されましたが彼らは今週末、そして来週末と2回コンサートをやるそうです。私は8日の昼のコンサートを予約しました。引き続きオーストラリアの新しい作品の演奏も多くありますが、ここで演奏されるメシアンは初めて聴く予定。日頃私がメシアンを精力的に弾いてるのをうらやましく思ってくれてるのでこれは聴きにいかなきゃ。
そしてその8日の夜にまた行くコンサートが。こないだたまたまHamer Hallの外でお知らせを見つけてこれは行かなきゃ!と思ったやつ。
毎年開催のMelbourne International Jazz Festivalの一部としてなんと!Gary BurtonとChick Coreaがデュエットを弾きに来ると!
去年いろんな縁で聴くようになったこの2人の演奏が生で聴けるといっちゃあ逃すわけには行きません。初めてのジャズコンサートです。
で、まだチケットは予約してないけど6月にMelbourne Recital Centreでビオラ奏者Maxim Rysanovのリサイタルがありますし、あと11月にロンドン交響楽団がメルボルンに来てGergiev指揮でオールロシアでがっつりエキサイティングなプログラムを演奏するのも予約したい。
それに加えて諸々メル響のコンサートもありますし、とにかく行きたいコンサートがたくさん。
そうそう、メル響といえば7月の末に(両親がメルボルンに来たときに一緒に)マーラー1番をやるそうで、11月にマーラー2番をやるそうですがそれがどうもマーラーの交響曲を数年かけて全部やるサイクルプロジェクトらしいです。ということはこれから近いうちに(たぶん再来年)6番とか7番とかもまた生で聞けるということで。何せ時間はかかるので引き延ばされますが壮大なプロジェクトの始まりです。
さて、かなり長くなってしまって一つ音楽イベントで書けてないのがあるのですがちょっとそれは別方面なのでまた次回エントリーの頭に来るように紹介したいです。
今日の一曲: パウル・ヒンデミット 組曲「1922年」第2楽章「シミー」
こないだ大学で3枚ほどCDを借りたのですがそれはまだ1回聴いただけなのでぼちぼち。
最近ちょっとピアノが停滞気味なところでちょっと新しく始めてちょっとばかり再活性のきっかけになるようなところがあったこの曲を。
第1次世界大戦後のドイツで「狂騒の20年代」と呼ばれる世界的な文化の変化の波がヨーロッパに押し寄せる中花開いた流行の音楽をモチーフにしたこの組曲「1922年」組曲。
ヒンデミット自身は流行してた音楽をベースにしてそんなに音楽的な深さとかはない的な扱いをしていたようですが、リアルタイムの音楽による時代レポみたいな作品になってる面もあって今となっては貴重だと思います。
(ちなみに1922年だったらヒンデミットは25歳くらいだったかな。年齢としてざっくりいえば流行に飛びつくほど若くもないけど古い価値観にとらわれるほど年を重ねてもいない、冷静なお年頃か)
第2楽章「シミー」は(他の楽章にあるボストン・ワルツやラグタイムもそうですが)当時流行したジャズ音楽に合わせて踊りの名前。なかなかヒンデミット色が強い曲で元の音楽がどんな感じか想像つかないのですが(これから探しに行きます)、1920年代の文化を語る上では結構重要なキーワード。
「シミー」は今でもある胸を揺らすような動きのダンスで、特にフラッパーと呼ばれる若い女性ダンサーが踊るものだったそうで。その「フラッパー」について調べてみると当時の女性の服装や態度、行動やライフスタイルの(前の時代から比べて)劇的な変化の話につながり。
読み進めていくと以前NGVで見に行ったアール・デコ展や映画「シャネルとストラヴィンスキー」なんかで見たような話にどんどん繋がっててものすごく面白い。
その当時の若い女性の膝丈のすとんとしたドレスや車の運転、飲酒や喫煙、性的な奔放さなどについてWikipediaで記述を見てるだけでもそれが前の世代の価値観とは全く違う、考えられないようなものであったのがちょっと伺えて。もしかしたら「古い時代の人」にとっては眉をひそめるというか言語道断、abominableなものだったんじゃないかな。
そういう視点でフラッパーの像について考えてみると彼女たちがちょっとした「魔物」のように思えてくるというか。夜の街を闊歩して自由に振る舞い自由に男性と付き合い、大胆なダンスを踊り、性的な奔放さや酒とたばこのイメージが古い価値観ではグロテスクに写る。そんなイメージでこの「シミー」を弾きたいな、と思いました。
(で、さらに広げて時代の他の側面から他の楽章のイメージを広げてみたりしたい)
そんなわけで1922年組曲、いつか演奏するときにどういう形になるかは分かりませんがちょっとまた色々イメージを膨らませて形にしてみたい欲が出てきました。やっぱり「夜の音楽」がお気に入りなんですがね、「シミー」もまた魅力的です。
リンクしたのは手持ちの録音。リヒテルの20世紀音楽の演奏を集めたCDです。こんな曲も弾いてたんだーというのも結構あり、1922年組曲もその一つ。
ちょっと古い録音ですが自由自在な第2楽章、ロシアンマッチョな第5楽章など聴いてて面白いです。もちろん素晴らしい演奏ですが面白さもある。
私もいつか自分なりに魅力的な演奏を目指したいです。
読み進めていくと以前NGVで見に行ったアール・デコ展や映画「シャネルとストラヴィンスキー」なんかで見たような話にどんどん繋がっててものすごく面白い。
その当時の若い女性の膝丈のすとんとしたドレスや車の運転、飲酒や喫煙、性的な奔放さなどについてWikipediaで記述を見てるだけでもそれが前の世代の価値観とは全く違う、考えられないようなものであったのがちょっと伺えて。もしかしたら「古い時代の人」にとっては眉をひそめるというか言語道断、abominableなものだったんじゃないかな。
そういう視点でフラッパーの像について考えてみると彼女たちがちょっとした「魔物」のように思えてくるというか。夜の街を闊歩して自由に振る舞い自由に男性と付き合い、大胆なダンスを踊り、性的な奔放さや酒とたばこのイメージが古い価値観ではグロテスクに写る。そんなイメージでこの「シミー」を弾きたいな、と思いました。
(で、さらに広げて時代の他の側面から他の楽章のイメージを広げてみたりしたい)
そんなわけで1922年組曲、いつか演奏するときにどういう形になるかは分かりませんがちょっとまた色々イメージを膨らませて形にしてみたい欲が出てきました。やっぱり「夜の音楽」がお気に入りなんですがね、「シミー」もまた魅力的です。
リンクしたのは手持ちの録音。リヒテルの20世紀音楽の演奏を集めたCDです。こんな曲も弾いてたんだーというのも結構あり、1922年組曲もその一つ。
ちょっと古い録音ですが自由自在な第2楽章、ロシアンマッチョな第5楽章など聴いてて面白いです。もちろん素晴らしい演奏ですが面白さもある。
私もいつか自分なりに魅力的な演奏を目指したいです。
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