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前回のエントリーに拍手ありがとうございます~
木曜日から続くコンサートラッシュまっただ中です!
ブログの更新がない夜はコンサート行って、コンサートがない夜にブログに感想を書くというシステム。
仕事もちょっとスケジュール間違えて仕事がちょっとぎりぎり的な中で夜はコンサートに行って慌ただしい!
ほんとはちょこちょこ用事もあるしピアノも最近まばらだし書き物なんか触れられてもいないのですがとりあえずこの忙しさを抜けてから。
とりあえずまずは月曜に行ったコンサートの感想から。
Australian Chamber Orchestraによる一風変わったコンサート「Timeline」でした。
↑のプログラムはpdf版が公式サイトからダウンロードできるようになっています。213曲のラインアップがどんなもんか是非見てみてください。
ちょうど親指があるところには「4万2000年の音楽・213曲・1つの演奏」と書いてあります。
その文の通りこのコンサートでは古代から現代まで音楽の演奏を録音音源・演奏・映像で一続きに味わうパフォーマンス。
ゲストにオーストラリアのエレクトロ・デュオThe Presetsを始め様々な演奏家を迎えクラシックに限らず多彩な音楽が演奏されました。
「Timeline」は宇宙の誕生・ビッグバンの音のシミュレーションから始まり、その余韻がオーストラリアの伝統楽器ディジェリドゥの響きになり、古代・中世・ルネッサンス・バロックとヨーロッパを中心に歴史をなぞっていきます。
前半はビッグバン~1900年までで、休憩を挟んで後半は1900年~2014年をカバー。曲の数と移り変わりの速さで現代に向かってめまぐるしくなっていく様子を表します。
映像は各時代・文化を表すシンボルや絵がスクリーンに映し出され、万華鏡のような動きでプレゼンされることもあり。
ビッグバン→ディジェリドゥの流れもそうですが曲の順序にも意味があるようで。
特にこれは意図してそうなってると思うのですがワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」でこれで音楽が一度終わる感覚からブラームスの「惜しみなく与えよ」の『気を落とすことなかれ』から黒人霊歌「That's All Right」でガムラン経由、そしてサティのジムノペディ第1番でふと足下に新しい音楽の花が咲いている、みたいな感じにちょっとうるっと来ました。
それが後半になると曲の順序というよりミックスになってきます。違うジャンルの曲同士をミックスしたり、録音と生演奏で合わせたり(特にクラシックの前衛的なのとポピュラー系統を合わせるのは楽しそう)。フィリップ・グラスとエミネムとか、クセナキスとマイケル・ジャクソンとかすれ違う数秒の面白さ。
だんだん音楽が入り乱れたカオス(ただしコントロールされたカオスが多い)になっていくなかで1960年台が特にカオスですごかった!(笑)クラシック含め色んな音楽がいろんな方向にぶっとんでて、それをうまく合わせてまたすごい混沌に。
で、1990年台から2014年までほとんどACOは弾かず(録音音源中心)、フィナーレで全員が演奏というフォーマットでした。このフィナーレがACOのdirectorであるRichard TognettiとThe Presetsが共同でこのプロジェクトのために作曲した「Continuum」という曲の世界初演(つまり正に今現在!)。
音楽的にいうと色んな音楽がちょこちょこっとずつ楽しめる反面どの音楽も少しずつしか味わえない、ちょっと不完全燃焼なところもあるのですが、様々なジャンルの音楽に出会う機会としてはなかなか面白いセッティングで(なのであとでプログラムにチェック入れてあとでフォローアップする楽しみもあります。私はリヒャルト・シュトラウスのMetamorphosen要フォローアップ)。
そしてこの「Timeline」のテーマは「走馬燈が聞こえる(life flashes before your ears)」で、そもそも個々の音楽を味わうことでなく音楽とともに駆け抜けてきた人間の歴史を音楽により体験すること。時代を表す音楽のチョイスやその移り変わりなどアイディア、プレゼン含めパフォーマンス全体としてはほんとうに素晴らしいと思いました。
こんな体験は他ではできませんし、一回だけ味わうのもすごく勿体ないと思いますし(そして私の説明の拙さではどうも伝わらなさそうですし)、是非ACOにはDVD(映像も欲しいので)を作って欲しいと思うのですがどうでしょう。出来たら買いたい。
(あと完全に余談ですがACOのACO Virtual企画もちょくちょくどこかでやって欲しいです。あれも楽しかったしアイディアが良かった。)
明日は昨日のコンサートの感想を書く予定です。
そして今日の一曲はお休み。213曲の中から1曲ピックアップするのもなあ、と思ったので。
木曜日から続くコンサートラッシュまっただ中です!
ブログの更新がない夜はコンサート行って、コンサートがない夜にブログに感想を書くというシステム。
仕事もちょっとスケジュール間違えて仕事がちょっとぎりぎり的な中で夜はコンサートに行って慌ただしい!
ほんとはちょこちょこ用事もあるしピアノも最近まばらだし書き物なんか触れられてもいないのですがとりあえずこの忙しさを抜けてから。
とりあえずまずは月曜に行ったコンサートの感想から。
Australian Chamber Orchestraによる一風変わったコンサート「Timeline」でした。
↑のプログラムはpdf版が公式サイトからダウンロードできるようになっています。213曲のラインアップがどんなもんか是非見てみてください。
ちょうど親指があるところには「4万2000年の音楽・213曲・1つの演奏」と書いてあります。
その文の通りこのコンサートでは古代から現代まで音楽の演奏を録音音源・演奏・映像で一続きに味わうパフォーマンス。
ゲストにオーストラリアのエレクトロ・デュオThe Presetsを始め様々な演奏家を迎えクラシックに限らず多彩な音楽が演奏されました。
「Timeline」は宇宙の誕生・ビッグバンの音のシミュレーションから始まり、その余韻がオーストラリアの伝統楽器ディジェリドゥの響きになり、古代・中世・ルネッサンス・バロックとヨーロッパを中心に歴史をなぞっていきます。
前半はビッグバン~1900年までで、休憩を挟んで後半は1900年~2014年をカバー。曲の数と移り変わりの速さで現代に向かってめまぐるしくなっていく様子を表します。
映像は各時代・文化を表すシンボルや絵がスクリーンに映し出され、万華鏡のような動きでプレゼンされることもあり。
ビッグバン→ディジェリドゥの流れもそうですが曲の順序にも意味があるようで。
特にこれは意図してそうなってると思うのですがワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」でこれで音楽が一度終わる感覚からブラームスの「惜しみなく与えよ」の『気を落とすことなかれ』から黒人霊歌「That's All Right」でガムラン経由、そしてサティのジムノペディ第1番でふと足下に新しい音楽の花が咲いている、みたいな感じにちょっとうるっと来ました。
それが後半になると曲の順序というよりミックスになってきます。違うジャンルの曲同士をミックスしたり、録音と生演奏で合わせたり(特にクラシックの前衛的なのとポピュラー系統を合わせるのは楽しそう)。フィリップ・グラスとエミネムとか、クセナキスとマイケル・ジャクソンとかすれ違う数秒の面白さ。
だんだん音楽が入り乱れたカオス(ただしコントロールされたカオスが多い)になっていくなかで1960年台が特にカオスですごかった!(笑)クラシック含め色んな音楽がいろんな方向にぶっとんでて、それをうまく合わせてまたすごい混沌に。
で、1990年台から2014年までほとんどACOは弾かず(録音音源中心)、フィナーレで全員が演奏というフォーマットでした。このフィナーレがACOのdirectorであるRichard TognettiとThe Presetsが共同でこのプロジェクトのために作曲した「Continuum」という曲の世界初演(つまり正に今現在!)。
音楽的にいうと色んな音楽がちょこちょこっとずつ楽しめる反面どの音楽も少しずつしか味わえない、ちょっと不完全燃焼なところもあるのですが、様々なジャンルの音楽に出会う機会としてはなかなか面白いセッティングで(なのであとでプログラムにチェック入れてあとでフォローアップする楽しみもあります。私はリヒャルト・シュトラウスのMetamorphosen要フォローアップ)。
そしてこの「Timeline」のテーマは「走馬燈が聞こえる(life flashes before your ears)」で、そもそも個々の音楽を味わうことでなく音楽とともに駆け抜けてきた人間の歴史を音楽により体験すること。時代を表す音楽のチョイスやその移り変わりなどアイディア、プレゼン含めパフォーマンス全体としてはほんとうに素晴らしいと思いました。
こんな体験は他ではできませんし、一回だけ味わうのもすごく勿体ないと思いますし(そして私の説明の拙さではどうも伝わらなさそうですし)、是非ACOにはDVD(映像も欲しいので)を作って欲しいと思うのですがどうでしょう。出来たら買いたい。
(あと完全に余談ですがACOのACO Virtual企画もちょくちょくどこかでやって欲しいです。あれも楽しかったしアイディアが良かった。)
明日は昨日のコンサートの感想を書く予定です。
そして今日の一曲はお休み。213曲の中から1曲ピックアップするのもなあ、と思ったので。
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