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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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足して13、下2桁足して13
前回のエントリーに拍手ありがとうございます!あとOrthorexiaのエントリーにも拍手がついてる(自分で思ったこと書いただけなんでなんだか申し訳ないですが)
そしてカウンターも12000突破でありがとうございます。前々からアクセスが多い楽器と性格関連エントリーに加えて最近はAge of Wonders関連も多いですね。
基本各分野そこそこ未満のクオリティですが今後もゆるゆるとお願いいたします。

さて、今日は誕生日でした。一応↑タイトルはそれにちなんでたり(あとこないだシェーンベルクと数字の13についてちょろっと話したりしたのでそれにも)。
相も変わらず寒さで動かなかったりワンテンポ遅れて動いてたりする毎日ですがとりあえず仕事もピアノも家事も外出も最低限レベルなんとかやってます。

29歳というとあと1年で30歳だ!というところでパニクるべきなのかもしれませんがそれよりも何よりも同い年の漫画キャラが金田一少年の短編集3のおまけ漫画に出てくる「奴利 壁(ぬりぺき)」ということに戦慄しています(汗)年を取った実感があるとかないとかそういう次元の問題じゃない。

とりあえず去年の誕生日から1年の進展というかハイライトが何かあったかと考えてみると大体「卵」と「ゲーム」で説明がつくかな。(仕事でもピアノでもないところが若干情けないですが)

ポーチドエッグの作り方を友人から教わってからというものベジマイトを塗ったトーストに乗せたり蕎麦に温泉卵代わりに乗せたりご飯に乗せて変則卵かけご飯にしたりだし茶漬けに乗せたりとにかく昼ご飯(と一部手抜き夕飯も)が卵に彩られるようになり。特にご飯と組み合わせたものは残りご飯の効率的な消費につながっているようで。
2人暮らしですが夕飯のメニューによっては6個パックじゃ足りないときもあります。

ゲームはもうこちらでも大体書いてきましたね。
クラウドファンディング以来プレリリースが発表され続けているADOM(あ、最新の公開プレリリースはまだ試してない)、本格復帰して新作始めたポケモン、新作発表のち今後の拡張についてのお知らせで盛り上がり続けるAge of Wonders 3、その他いくつか昔遊んでたゲームを再開してみたり。しばらく新しいのに手は出せないかなあ、というくらいこの方面は充実しています。

引き続き余裕があるとはなかなか言えない、ぎりぎりではないけれどぎりぎりの上を低空飛行しているような感じで運用されてますがこれからもまあぼちぼち生活していくつもりです。
来年は三十路の報告だー(笑)


今日の一曲: オリヴィエ・メシアン 前奏曲第6番「苦悩の鐘と別れの涙」



キューを無視して今日は自分の誕生日として今自分が一番いい演奏をしていると思う曲を一つ。
(明日7月7日はマーラーの誕生日なんでマーラーの曲でもよかった気がするけどまあいいや)

メシアンの音楽がどうも耳や感覚に馴染みにくい、という人は結構いるみたいですが特にメシアンより前の時代の音楽やポピュラー音楽に耳が慣れていて馴染みにくい、という人(特にピアニスト!)にはまずメシアンの前奏曲集をおすすめしたいです。
聴きやすいけどメシアンの独特なアイディアと世界、色彩が味わえる美しい曲揃い。似てる作曲家があるとしたらやっぱりドビュッシーかな。

そのなかでも第6番はメシアンの音楽でしか出会えないような美しさに溢れています。
「苦悩」とはいっても(例えばショスタコやワーグナー、ベートーヴェンのような苦悩ではなく)繊細で心の奥深くにほろ苦いような性質の苦悩だったり、心のはやりだったり、ものすごく微妙な人間の心の動きを和音と色彩で表すメシアンのすごさ。

そして後半が本当に天国的に美しい!スローなテンポで美しい和音、長く伸びるメロディーが永遠かと思うほどに続く、時間と空間のマジック。
タイトルには涙とありますがピアノの丸い音がまるで水のような柔らかさと虹色の光を帯びる様は聴いても弾いても最高の幸せです。

いつかできたら自分の手で演奏してお届けしたいこの曲ですが、今リンクするのは自分が最高だと思うミシェル・ベロフの演奏。彼は10代からメシアン弾き(賞も持ってる)ですからねー。同じく収録されてる20のまなざしもこの前奏曲集もすっごいナチュラルでネイティブな感じがしてうらやましい限り。

前奏曲や20のまなざし、時の終わりのための四重奏曲あたりメシアンの初期~中期の作品に触れあい、耳と感覚が慣れてくるとほんといろんな現代音楽が聴けるようになってくるのが面白い。
色んな人と話してるとメシアンって音楽の受け入れられるかどうかとか色々要になってるようなところがあるんですよね。
だから今年も(演奏できるかどうかはわかりませんが)メシアンの音楽を弾き続け、紹介し続けていきたいと思います。メシアンの音楽がもっと多くの人に愛されるように。(演奏も紹介も磨かなければ!)


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