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ずっとAoW3について書いてない間にキャンペーン2つクリアしてしまいましたー。
・・・が本題の前に。
今日はメシアンの「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」をそのうちコンプリートで弾くために最初の見積りやプランニングと称して今までに弾いてきた17曲(=第6,10,20番以外)の状態をチェックしてみました。思ってたよりも確実に行けそう。ちょっとだけ道が見えてきた。あとは残りの3つ(というか今弾いてる20番以外の2つ)の習得と全部通して弾くことと多分暗譜で弾くことをなんとか。まだ自分に自信が持てずにいますがちょっとずつなんとかしていきたいです。
さてAge of Wonders 3。9月に最初の拡張版Golden Realmsが発売されてからゲームプレイがかなり変わりました。Halflingのシリーズ復帰やNaga族の登場、Seal of PowerやEmpire Questなどのシステム、AIの挙動やユニット進化の変更など色々楽しくなりました。
ただまずは拡張発売前にやってたSundrenのストーリーを終わらせなきゃ!ということで終わらせました。(難易度:易)
Elven Courtキャンペーン、最後のミッションはエルフとCommonwealth(人間中心の複数種族同盟)の全面戦争を回避するべくそれぞれの勢力の長(1人はSundrenの実の父)を生け捕りにして幽閉する、というもの。
生け捕り+幽閉は前作の主人公Merlinがくれた杖を携えてターゲットに直接攻撃すればいいだけ。SundrenはRogueクラスなのでAssassin's Strike(直接攻撃で反撃を受けない)があるので直接攻撃も割と強気に出るのが嬉しい。
つまり勝利するに当たって最悪自分の勢力が領土を持ってなくてもオーケーというわけでもあります。
ただし生け捕りにしてから幽閉状態になるまで数ターンかかるのは重要ですし、結構な大軍をまかなう収入も必要になるので少なくとも最初のうちは周りの無所属都市をどんどん獲っていくのが重要。(あと自分の本拠が周りの敵8勢力に落とされないためにも周りに都市を持っておく方が賢明)
特に序盤でSundrenの母親にして第1作の主人公Juliaが助けに来てくれますし、もうちょっと経つと今作もう一つのキャンペーンの主人公Edwardも援軍を連れてきます。この2人は高位ユニットを始め結構な軍隊を連れてくるのでかなり強力ですが、一気に勢力経営が赤字になる恐れがががが。
ただターゲット2人のうち1人を生け捕りにしたくらいから敵勢力もかなり活発に動き始めるので無理して領土を維持する必要はないかも。
自軍にはこれまでの仲間や援軍など心強い味方がたくさん居て、ざくざく敵領土の中を進んでターゲットを攻撃するのはそんなに難しくはないのですが、勝利条件としては「Sundrenが直接攻撃」する必要があるのがちょっとやっかいなところ。最初のターゲットを生け捕りにして編成直してすぐもう一人のターゲットのところに向かってもそこそこ時間がかかる。一人を攻略してる間にあらかじめ斥候使ってもう一人の場所を探っておくのは必須ですね。当たり前ですが。
とにかくエンディングが見れてよかった。Sundrenの両親もよりを戻したようで。あとエンディングで前作のwizardたちの彫像が並んでる廊下の絵が素晴らしかった。あれを壁紙で欲しいです。壁紙で出してくれないかな。
そして次にはEdwardのキャンペーンをほっぽっておいて拡張Golden Realmsのキャンペーンにチャレンジしました(難易度:易)。こちらはHalflingが主人公の3ミッション構成(3つ全部が違うHalfling主人公です)。Elven Courtとは違ってチュートリアル的な要素がないためすでにAoW3を遊んでるプレイヤー向けのキャンペーンになってます。(なので初めての方はエルフのからどうぞー)
Halflingは前作の諸々があった後に虐殺により物語のメインの地を追われ、新天地で暮らすことになったという設定。なのでユニットは前作までとは違った、一見戦う用ではないやつらのラインアップ。物理攻撃に弱く大きなダメージを受けやすいながら他の種族とはひと味違った攻撃や特性(例えばあらゆる攻撃を一定の確率で避けるLucky)が楽しいです。
最初の方ではHalfling同士の戦いでそんなに苦労はしないのですがだんだんOrcなんかと戦うようになってくると自軍のユニットを維持するのがかなり難しくなってきます。使い捨て感はGoblinに近いですね。街一つ守るにしても他の種族より多くユニットを配置する必要がありますし、常に前線にユニットを追加で送る必要があるため街の施設をアップグレードする暇も無く常に兵を生産することに。
ただGoblinと同じくユニット生産自体にお金はあんまりかからないのでキャンペーンを通じて赤字とは全く無縁でした。
ただやっぱHalflingは心許ないなーという印象。結局主人公がSorcererであるミッション2では召還に頼りがちでしたし、ミッション3では序盤で押さえたOrcのユニットばっかり使ってましたし。(そしてミッション3では主人公がTheocratなので召還ユニットが乏しいのが大変痛かった!)
ミッション3といえば結局クリアはできたのですが新しいSeals of Powerのシステムがちょっとよくわからなかったです。Seals of Powerはマップにある「Shadow worldとのつながりを押さえる封印」的な物で、これを押さえて数ターン待つとリーダーがとんでもない力を得て進行中のゲームを自動的に勝利にするというシステムになってます。(一発逆転で終盤のマンネリを打破するために導入されたシステムだそうで)
ただこのSeals of Powerを押さえなきゃいけないターン数がよくわからない。ミッション3では割と近く同士に3つsealsがあるのですが複数押さえるとターン数に影響がでる???あと一度退いてもターン数が元に戻らない?(最初は13ターンって出てたけど何度か退いても13ターンに戻ることはなかったと思う)
ミッション3は(難易度:易でも)かなり難しくて苦労しながら進めたのですがこのシステムが分からないとなるともういっかい挑戦しなきゃなあ・・・
あとミッション2、3では新DwellingのNagaが仲間になってくれるのですが意外と拠点が遠いところにあってそんなに使いませんでした。Draconianと似た耐性で水の上もすいすい移動、それから直接攻撃・Blight攻撃が多い種族です。つまりちょっとずつGoblinやDraconianとかぶってるのでランダムマップで仲間に加える時は注意。
それからFey族が意外と使える事が分かったのもこのキャンペーンの良いところでした(多分)。
エルフのキャンペーンもそうだったのですがGolden Realmsのキャンペーンはより強く次の拡張に続いてる感があってわくわくします。次は新クラスNecromancer登場だそうですからね!
ここ数週間の開発ジャーナルによるとNecromancerは単なるアンデッド使いではなく戦略や都市開発などにかなり大きな影響が出るクラスっぽいので楽しみ(面倒くさそうな側面もありますが)。多分クリスマスくらいまでには発売するのでは?みたいな話がありますがさて。
次の拡張を待ってる間(Edwardのキャンペーンはまだほっぽっておいて)色んな種族とクラス、Specializations(特に新しく追加されたWild MagicやPartisan)の組み合わせで遊んでみたいと思っています。
ちょうど昨日はRogueでScoundrel→Lesser shadow stalker進化(この変更グッジョブ!)と炎耐性で遊ぶため再生能力+炎耐性が優秀なDraconianのRogue+Fire Master専門の組み合わせでキャラクターを作ってみました。場持ちの良さいいですねー。安心します(Halflingの後だと特に)
やっぱり極めたいクラスといえばRogueですね。Rogueがうまく&かっこよく使えるようになりたいです。その次はWarlordかな。
私の場合はクラスをまず固定してそこから種族を色々選んでspecializationで補ったりなんだりというキャラクターの作り方がうまくいくのかも。可能性がふくらむばかり。
なんだか次のAoW3関連更新が次の拡張が出たときになるような気もするのですがポケモン同様面白いキャラクターが出来たらちょこちょこっと紹介できたらいいなと思います。
今日の一曲: オリヴィエ・メシアン 「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」より第20楽章「愛の教会のまなざし」
今弾いてる20のまなざし。最後の楽章です。
正直第19番の天国的なスローで美しいのでほっこりしたまま終わっても全然良いよ(時の終わりの四重奏曲みたいに)、とも思うのですがこの楽章の存在もまた別の意味でメシアンらしい締めくくりかな、と思い始めてます。単一の存在ではなく(建築としての教会をどこか思わせる)システムとしての教会、人の集まり・心の集まりとしての教会が最後という。メシアンはクリスチャンですがちょっとだけイスラムの幾何学模様に通じるイメージがありますね。
トゥーランガリラもそうなのですが、最後の楽章が必ずしも一番盛り上がるわけではないのがメシアンのエンディングのちょっと不可思議なところ。(トゥーも20のまなざしもどっちかというと半分地点の方が盛り上がりが大きいような・・・)
この「愛の教会のまなざし」も最後にがんがん盛り上がるにしてはちょっと小難しい側面もあり、最後の「神のテーマ」の繰り返しでパワーとmomentumを保つのが難しいところもあり。もちろん奏者の解釈や演奏、曲の形作り方にもかかってくるのですが。
トゥーランガリラもちょっとそうですが曲そのものの存在よりも「最後の曲」としての役割を全うするのが重要なのかな、という解釈。
それでもなんか20のまなざしの全てはここに向かってここで完結=完全になる&結ばれる、そういう性質があって。自分の中でだんだんとこの曲の存在は大きくなりつつあります。音楽的にもっと美しかったり楽しかったりする曲は他にもありますがこの最終楽章の役目(大役です)がものすごく好き。
で、一見長くて難しそうに見える曲ではありますが実は繰り返し(または別のキーでの繰り返し)がかなり多くて、理屈で理解することで解決する部分もかなり大きいのにほっとしました。
メシアンの音楽って難しそうに見えますがそんなに意地悪でもないんですよ、というにはもってこいの曲かもしれません。
メシアン初めましての人はもちろん、メシアンをある程度知ってる人に進んでこれを聴けと勧める曲ではないのですが、20のまなざしを聴くなら最後のこの曲までしっかり聴いて欲しいという勧め方をしたい曲です。どうしても第19番の美しさに浸りたくなりますが、それでも。
今回リンクしたのは持ってないけど欲しいかもしれないエマールの演奏。クオリティとしてはほんと間違い無いです(試聴もあり)。エマールは他にも20世紀のピアノ音楽、例えばリゲティなんかもすごいので迷ったら是非エマールを。
そして私もそのうち全曲弾きたい!完全なるチキンだけど自分の「20のまなざし」が弾きたい!という気持ちはあります。いつか揃えてお届けできるようがんばりますよ。
・・・が本題の前に。
今日はメシアンの「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」をそのうちコンプリートで弾くために最初の見積りやプランニングと称して今までに弾いてきた17曲(=第6,10,20番以外)の状態をチェックしてみました。思ってたよりも確実に行けそう。ちょっとだけ道が見えてきた。あとは残りの3つ(というか今弾いてる20番以外の2つ)の習得と全部通して弾くことと多分暗譜で弾くことをなんとか。まだ自分に自信が持てずにいますがちょっとずつなんとかしていきたいです。
さてAge of Wonders 3。9月に最初の拡張版Golden Realmsが発売されてからゲームプレイがかなり変わりました。Halflingのシリーズ復帰やNaga族の登場、Seal of PowerやEmpire Questなどのシステム、AIの挙動やユニット進化の変更など色々楽しくなりました。
ただまずは拡張発売前にやってたSundrenのストーリーを終わらせなきゃ!ということで終わらせました。(難易度:易)
Elven Courtキャンペーン、最後のミッションはエルフとCommonwealth(人間中心の複数種族同盟)の全面戦争を回避するべくそれぞれの勢力の長(1人はSundrenの実の父)を生け捕りにして幽閉する、というもの。
生け捕り+幽閉は前作の主人公Merlinがくれた杖を携えてターゲットに直接攻撃すればいいだけ。SundrenはRogueクラスなのでAssassin's Strike(直接攻撃で反撃を受けない)があるので直接攻撃も割と強気に出るのが嬉しい。
つまり勝利するに当たって最悪自分の勢力が領土を持ってなくてもオーケーというわけでもあります。
ただし生け捕りにしてから幽閉状態になるまで数ターンかかるのは重要ですし、結構な大軍をまかなう収入も必要になるので少なくとも最初のうちは周りの無所属都市をどんどん獲っていくのが重要。(あと自分の本拠が周りの敵8勢力に落とされないためにも周りに都市を持っておく方が賢明)
特に序盤でSundrenの母親にして第1作の主人公Juliaが助けに来てくれますし、もうちょっと経つと今作もう一つのキャンペーンの主人公Edwardも援軍を連れてきます。この2人は高位ユニットを始め結構な軍隊を連れてくるのでかなり強力ですが、一気に勢力経営が赤字になる恐れがががが。
ただターゲット2人のうち1人を生け捕りにしたくらいから敵勢力もかなり活発に動き始めるので無理して領土を維持する必要はないかも。
自軍にはこれまでの仲間や援軍など心強い味方がたくさん居て、ざくざく敵領土の中を進んでターゲットを攻撃するのはそんなに難しくはないのですが、勝利条件としては「Sundrenが直接攻撃」する必要があるのがちょっとやっかいなところ。最初のターゲットを生け捕りにして編成直してすぐもう一人のターゲットのところに向かってもそこそこ時間がかかる。一人を攻略してる間にあらかじめ斥候使ってもう一人の場所を探っておくのは必須ですね。当たり前ですが。
とにかくエンディングが見れてよかった。Sundrenの両親もよりを戻したようで。あとエンディングで前作のwizardたちの彫像が並んでる廊下の絵が素晴らしかった。あれを壁紙で欲しいです。壁紙で出してくれないかな。
そして次にはEdwardのキャンペーンをほっぽっておいて拡張Golden Realmsのキャンペーンにチャレンジしました(難易度:易)。こちらはHalflingが主人公の3ミッション構成(3つ全部が違うHalfling主人公です)。Elven Courtとは違ってチュートリアル的な要素がないためすでにAoW3を遊んでるプレイヤー向けのキャンペーンになってます。(なので初めての方はエルフのからどうぞー)
Halflingは前作の諸々があった後に虐殺により物語のメインの地を追われ、新天地で暮らすことになったという設定。なのでユニットは前作までとは違った、一見戦う用ではないやつらのラインアップ。物理攻撃に弱く大きなダメージを受けやすいながら他の種族とはひと味違った攻撃や特性(例えばあらゆる攻撃を一定の確率で避けるLucky)が楽しいです。
最初の方ではHalfling同士の戦いでそんなに苦労はしないのですがだんだんOrcなんかと戦うようになってくると自軍のユニットを維持するのがかなり難しくなってきます。使い捨て感はGoblinに近いですね。街一つ守るにしても他の種族より多くユニットを配置する必要がありますし、常に前線にユニットを追加で送る必要があるため街の施設をアップグレードする暇も無く常に兵を生産することに。
ただGoblinと同じくユニット生産自体にお金はあんまりかからないのでキャンペーンを通じて赤字とは全く無縁でした。
ただやっぱHalflingは心許ないなーという印象。結局主人公がSorcererであるミッション2では召還に頼りがちでしたし、ミッション3では序盤で押さえたOrcのユニットばっかり使ってましたし。(そしてミッション3では主人公がTheocratなので召還ユニットが乏しいのが大変痛かった!)
ミッション3といえば結局クリアはできたのですが新しいSeals of Powerのシステムがちょっとよくわからなかったです。Seals of Powerはマップにある「Shadow worldとのつながりを押さえる封印」的な物で、これを押さえて数ターン待つとリーダーがとんでもない力を得て進行中のゲームを自動的に勝利にするというシステムになってます。(一発逆転で終盤のマンネリを打破するために導入されたシステムだそうで)
ただこのSeals of Powerを押さえなきゃいけないターン数がよくわからない。ミッション3では割と近く同士に3つsealsがあるのですが複数押さえるとターン数に影響がでる???あと一度退いてもターン数が元に戻らない?(最初は13ターンって出てたけど何度か退いても13ターンに戻ることはなかったと思う)
ミッション3は(難易度:易でも)かなり難しくて苦労しながら進めたのですがこのシステムが分からないとなるともういっかい挑戦しなきゃなあ・・・
あとミッション2、3では新DwellingのNagaが仲間になってくれるのですが意外と拠点が遠いところにあってそんなに使いませんでした。Draconianと似た耐性で水の上もすいすい移動、それから直接攻撃・Blight攻撃が多い種族です。つまりちょっとずつGoblinやDraconianとかぶってるのでランダムマップで仲間に加える時は注意。
それからFey族が意外と使える事が分かったのもこのキャンペーンの良いところでした(多分)。
エルフのキャンペーンもそうだったのですがGolden Realmsのキャンペーンはより強く次の拡張に続いてる感があってわくわくします。次は新クラスNecromancer登場だそうですからね!
ここ数週間の開発ジャーナルによるとNecromancerは単なるアンデッド使いではなく戦略や都市開発などにかなり大きな影響が出るクラスっぽいので楽しみ(面倒くさそうな側面もありますが)。多分クリスマスくらいまでには発売するのでは?みたいな話がありますがさて。
次の拡張を待ってる間(Edwardのキャンペーンはまだほっぽっておいて)色んな種族とクラス、Specializations(特に新しく追加されたWild MagicやPartisan)の組み合わせで遊んでみたいと思っています。
ちょうど昨日はRogueでScoundrel→Lesser shadow stalker進化(この変更グッジョブ!)と炎耐性で遊ぶため再生能力+炎耐性が優秀なDraconianのRogue+Fire Master専門の組み合わせでキャラクターを作ってみました。場持ちの良さいいですねー。安心します(Halflingの後だと特に)
やっぱり極めたいクラスといえばRogueですね。Rogueがうまく&かっこよく使えるようになりたいです。その次はWarlordかな。
私の場合はクラスをまず固定してそこから種族を色々選んでspecializationで補ったりなんだりというキャラクターの作り方がうまくいくのかも。可能性がふくらむばかり。
なんだか次のAoW3関連更新が次の拡張が出たときになるような気もするのですがポケモン同様面白いキャラクターが出来たらちょこちょこっと紹介できたらいいなと思います。
今日の一曲: オリヴィエ・メシアン 「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」より第20楽章「愛の教会のまなざし」
今弾いてる20のまなざし。最後の楽章です。
正直第19番の天国的なスローで美しいのでほっこりしたまま終わっても全然良いよ(時の終わりの四重奏曲みたいに)、とも思うのですがこの楽章の存在もまた別の意味でメシアンらしい締めくくりかな、と思い始めてます。単一の存在ではなく(建築としての教会をどこか思わせる)システムとしての教会、人の集まり・心の集まりとしての教会が最後という。メシアンはクリスチャンですがちょっとだけイスラムの幾何学模様に通じるイメージがありますね。
トゥーランガリラもそうなのですが、最後の楽章が必ずしも一番盛り上がるわけではないのがメシアンのエンディングのちょっと不可思議なところ。(トゥーも20のまなざしもどっちかというと半分地点の方が盛り上がりが大きいような・・・)
この「愛の教会のまなざし」も最後にがんがん盛り上がるにしてはちょっと小難しい側面もあり、最後の「神のテーマ」の繰り返しでパワーとmomentumを保つのが難しいところもあり。もちろん奏者の解釈や演奏、曲の形作り方にもかかってくるのですが。
トゥーランガリラもちょっとそうですが曲そのものの存在よりも「最後の曲」としての役割を全うするのが重要なのかな、という解釈。
それでもなんか20のまなざしの全てはここに向かってここで完結=完全になる&結ばれる、そういう性質があって。自分の中でだんだんとこの曲の存在は大きくなりつつあります。音楽的にもっと美しかったり楽しかったりする曲は他にもありますがこの最終楽章の役目(大役です)がものすごく好き。
で、一見長くて難しそうに見える曲ではありますが実は繰り返し(または別のキーでの繰り返し)がかなり多くて、理屈で理解することで解決する部分もかなり大きいのにほっとしました。
メシアンの音楽って難しそうに見えますがそんなに意地悪でもないんですよ、というにはもってこいの曲かもしれません。
メシアン初めましての人はもちろん、メシアンをある程度知ってる人に進んでこれを聴けと勧める曲ではないのですが、20のまなざしを聴くなら最後のこの曲までしっかり聴いて欲しいという勧め方をしたい曲です。どうしても第19番の美しさに浸りたくなりますが、それでも。
今回リンクしたのは持ってないけど欲しいかもしれないエマールの演奏。クオリティとしてはほんと間違い無いです(試聴もあり)。エマールは他にも20世紀のピアノ音楽、例えばリゲティなんかもすごいので迷ったら是非エマールを。
そして私もそのうち全曲弾きたい!完全なるチキンだけど自分の「20のまなざし」が弾きたい!という気持ちはあります。いつか揃えてお届けできるようがんばりますよ。
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