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前回のエントリーに拍手どうもです~
無事今年分の仕事も終わり、一日をどう使うかちょっと悩み中。
できるだけピアノをやりたい、となるとシティまで出かけるのは決まった日にしたいし、今日はIngress散歩に出るにはちと暑かったり(時間とか体力とか過信してついつい長く出てしまうんですよね)。あと外に出ると食事が目的になってしまうので。おいしいものが食べたいんだよう。
さて以前クロノス・カルテットの24時間マラソンをやってたアメリカの現代音楽専門ネットラジオチャンネルQ2 Musicが毎年恒例カウントダウンをやっております。
ただのカウントダウンではなく、「過去100年に作曲された(1915年1月1日~)曲」という縛りで一般投票を受け付け、集計した結果としてのカウントダウンになっています。
(ちなみにQ2 Musicの母体であるWQXRというクラシック音楽専門ネットラジオは時代の縛りなしでクラシック音楽の投票・カウントダウンをやっています。そっちの現在の状況はこんな感じ。)
今日から始まったそのカウントダウンは明日飛ばして月・火・水と放送されるのですが、ニューヨークとの時差にちょっと苦労しています。向こうの午前11時はこちらでは次の日の午前3時。ピアノ練習の時間ともかぶる部分もあって半分以上聴き逃しています。
で、カウントダウンのページがいっこうに更新されないのもちょっと残念なのですが放送プレイリストのページでとりあえず見れるみたいです。今日最後の方は知らない曲が続いて聴けなかったのが悔やまれる。
それにしてもこのプレイリスト、ラジオで聴いてきになった曲のBuy TrackをクリックしてWQXRのオンラインショップで購入できるのが粋な計らいですね。現代音楽では特にこういう誘導は大事だと思います。
過去100年という縛りも影響してるとは思いますが、やっぱりアメリカのラジオチャンネルでの投票結果はイギリスやオーストラリアとラインアップがかなり変わってくるみたいですね。
以前のカウントダウン結果をざっとみたのですが(去年のはこちら)イギリス作曲家勢はなかなか票を伸ばしにくい印象。そして今回すでにライヒやアイヴスなどアメリカ国内の作曲家が名を連ねているのが見て取れます。
ただ今年もうオーストラリアの作曲家がランクインしてますよ。パーシー・グレインジャーの「Lincolnshire Posy」が90位台に。アメリカでも吹奏楽で吹くのかな?オーストラリア音楽でも比較的古い&イギリス風味が強い作品がこの位置。知名度でいったらこれから先オーストラリアの作品が入るのは難しいかな?
ちなみに私も(たまに聴くくらいのリスナーですが)投票しました。投票した曲は:
1)オリヴィエ・メシアン トゥーランガリラ交響曲
2)ベンジャミン・ブリテン 戦争レクイエム
3)トーマス・アデス 「ポラリス」
4)ブレット・ディーン 「ソクラテスの最後の日々」
5)ジョージ・クラム 「夏の夜の音楽」
です。ソクラテスは録音も出てないですがダメ元で。トゥーランガリラや戦争レクイエム、ポラリスにはなるべく上位に食い込んで欲しいですし、クラムもブラック・エンジェルズはランクインほぼ確定として複数ランクインして欲しい。
母国アメリカでクラムの作品がどれだけ(順位・曲数)ランクインするか見所だと思います。
5曲に絞らなかった関係上泣く泣く諦めた曲にはシュトラウスの「メタモルフォーゼン」(今日の朝やってました)だったりアダムズの「City Noir」だったり、メシアンやクラムの他諸々だったり。City Noirはどれくらいの順位に入るだろうな。入りそうなんだけど。
ということで引き続き聴けるときに聞き続けたいと思います。知ってる曲・好きな曲の順位だけでなくまだ知らない曲にもっと出会うために。そして去年のカウントダウンにある曲も要フォローアップです。
さて日中はノープランですが夜はゲームやるので決定なのでちょっくら遊んで来ようと思います。
その前に今日の一曲。
今日の一曲: オリヴィエ・メシアン 鳥のカタログ 第4曲「カオグロサバクヒタキ」
ピアノ曲続きですがこの曲は今日で多分置くので今紹介しなければ。
メシアンの鳥カタ、全13曲で7巻に分かれてますがこの第4曲はそれだけで第2巻を構成しています。曲の長さも15分近い、鳥カタのなかでも長い方に位置します。
さらに出てくる鳥の種類も(数えてませんが)これまでの鳥カタより多い。ダイシャクシギと同じかもっと多いはず。
ただ一部の鳥と、あと景色は「イソヒヨドリ」と共通しているところもあったりします。
曲の舞台は「イソヒヨドリ」と同じフランスの南部の切り立った崖が連なる海岸沿い。季節も近い(イソヒヨは6月、こっちは6月末)。
ただイソヒヨでの主舞台が海そのものだったのに対し、カオグロサバクヒタキは海を向こうに望むワイン畑の景色。ワイン畑の周りには様々なwildflowerが生い茂る荒れ地があり、多様な植物相の中に様々な鳥が身を隠し、歌う。
曲の構成比として鳥の鳴き声が多く、色んな鳥の歌声が聴けるのがこの曲の魅力であり聞き所だと思いますが、もう一つこの曲がすごいと思うのは空の色の変化の描写。
特に最後の方で太陽が山の向こうに沈んでいき、空の色が青から黄を帯び赤、紫に変わりだんだん闇に変わっていく様子をメシアンの和音で表現されるともうたまらないですよ。
その暗くなっていく様子、それとともに鳥たちが鳴りをひそめていく様子ももっと表現できたらなあ。
最近メシアンは20のまなざしをメインにして練習のなかでまなざしに費やす時間も増やしていますが、それでも鳥カタを弾くと新鮮さを感じるというか。同じメシアンでも作風や性質など結構違うので、別腹として十分効くみたいです。
来年またまなざし中心にレパートリーを調整する予定ですがまた別の鳥カタ弾いちゃうかなあ・・・急いで習得する必要ないんですけどね。どっちにしても別腹として効くことは覚えておこう。
リンクしたのはRoger Muraroの演奏。20のまなざしよりもまださらに録音が少ないですねえ・・・
いつか自分も全部弾ける・・・かな?
無事今年分の仕事も終わり、一日をどう使うかちょっと悩み中。
できるだけピアノをやりたい、となるとシティまで出かけるのは決まった日にしたいし、今日はIngress散歩に出るにはちと暑かったり(時間とか体力とか過信してついつい長く出てしまうんですよね)。あと外に出ると食事が目的になってしまうので。おいしいものが食べたいんだよう。
さて以前クロノス・カルテットの24時間マラソンをやってたアメリカの現代音楽専門ネットラジオチャンネルQ2 Musicが毎年恒例カウントダウンをやっております。
ただのカウントダウンではなく、「過去100年に作曲された(1915年1月1日~)曲」という縛りで一般投票を受け付け、集計した結果としてのカウントダウンになっています。
(ちなみにQ2 Musicの母体であるWQXRというクラシック音楽専門ネットラジオは時代の縛りなしでクラシック音楽の投票・カウントダウンをやっています。そっちの現在の状況はこんな感じ。)
今日から始まったそのカウントダウンは明日飛ばして月・火・水と放送されるのですが、ニューヨークとの時差にちょっと苦労しています。向こうの午前11時はこちらでは次の日の午前3時。ピアノ練習の時間ともかぶる部分もあって半分以上聴き逃しています。
で、カウントダウンのページがいっこうに更新されないのもちょっと残念なのですが放送プレイリストのページでとりあえず見れるみたいです。今日最後の方は知らない曲が続いて聴けなかったのが悔やまれる。
それにしてもこのプレイリスト、ラジオで聴いてきになった曲のBuy TrackをクリックしてWQXRのオンラインショップで購入できるのが粋な計らいですね。現代音楽では特にこういう誘導は大事だと思います。
過去100年という縛りも影響してるとは思いますが、やっぱりアメリカのラジオチャンネルでの投票結果はイギリスやオーストラリアとラインアップがかなり変わってくるみたいですね。
以前のカウントダウン結果をざっとみたのですが(去年のはこちら)イギリス作曲家勢はなかなか票を伸ばしにくい印象。そして今回すでにライヒやアイヴスなどアメリカ国内の作曲家が名を連ねているのが見て取れます。
ただ今年もうオーストラリアの作曲家がランクインしてますよ。パーシー・グレインジャーの「Lincolnshire Posy」が90位台に。アメリカでも吹奏楽で吹くのかな?オーストラリア音楽でも比較的古い&イギリス風味が強い作品がこの位置。知名度でいったらこれから先オーストラリアの作品が入るのは難しいかな?
ちなみに私も(たまに聴くくらいのリスナーですが)投票しました。投票した曲は:
1)オリヴィエ・メシアン トゥーランガリラ交響曲
2)ベンジャミン・ブリテン 戦争レクイエム
3)トーマス・アデス 「ポラリス」
4)ブレット・ディーン 「ソクラテスの最後の日々」
5)ジョージ・クラム 「夏の夜の音楽」
です。ソクラテスは録音も出てないですがダメ元で。トゥーランガリラや戦争レクイエム、ポラリスにはなるべく上位に食い込んで欲しいですし、クラムもブラック・エンジェルズはランクインほぼ確定として複数ランクインして欲しい。
母国アメリカでクラムの作品がどれだけ(順位・曲数)ランクインするか見所だと思います。
5曲に絞らなかった関係上泣く泣く諦めた曲にはシュトラウスの「メタモルフォーゼン」(今日の朝やってました)だったりアダムズの「City Noir」だったり、メシアンやクラムの他諸々だったり。City Noirはどれくらいの順位に入るだろうな。入りそうなんだけど。
ということで引き続き聴けるときに聞き続けたいと思います。知ってる曲・好きな曲の順位だけでなくまだ知らない曲にもっと出会うために。そして去年のカウントダウンにある曲も要フォローアップです。
さて日中はノープランですが夜はゲームやるので決定なのでちょっくら遊んで来ようと思います。
その前に今日の一曲。
今日の一曲: オリヴィエ・メシアン 鳥のカタログ 第4曲「カオグロサバクヒタキ」
ピアノ曲続きですがこの曲は今日で多分置くので今紹介しなければ。
メシアンの鳥カタ、全13曲で7巻に分かれてますがこの第4曲はそれだけで第2巻を構成しています。曲の長さも15分近い、鳥カタのなかでも長い方に位置します。
さらに出てくる鳥の種類も(数えてませんが)これまでの鳥カタより多い。ダイシャクシギと同じかもっと多いはず。
ただ一部の鳥と、あと景色は「イソヒヨドリ」と共通しているところもあったりします。
曲の舞台は「イソヒヨドリ」と同じフランスの南部の切り立った崖が連なる海岸沿い。季節も近い(イソヒヨは6月、こっちは6月末)。
ただイソヒヨでの主舞台が海そのものだったのに対し、カオグロサバクヒタキは海を向こうに望むワイン畑の景色。ワイン畑の周りには様々なwildflowerが生い茂る荒れ地があり、多様な植物相の中に様々な鳥が身を隠し、歌う。
曲の構成比として鳥の鳴き声が多く、色んな鳥の歌声が聴けるのがこの曲の魅力であり聞き所だと思いますが、もう一つこの曲がすごいと思うのは空の色の変化の描写。
特に最後の方で太陽が山の向こうに沈んでいき、空の色が青から黄を帯び赤、紫に変わりだんだん闇に変わっていく様子をメシアンの和音で表現されるともうたまらないですよ。
その暗くなっていく様子、それとともに鳥たちが鳴りをひそめていく様子ももっと表現できたらなあ。
最近メシアンは20のまなざしをメインにして練習のなかでまなざしに費やす時間も増やしていますが、それでも鳥カタを弾くと新鮮さを感じるというか。同じメシアンでも作風や性質など結構違うので、別腹として十分効くみたいです。
来年またまなざし中心にレパートリーを調整する予定ですがまた別の鳥カタ弾いちゃうかなあ・・・急いで習得する必要ないんですけどね。どっちにしても別腹として効くことは覚えておこう。
リンクしたのはRoger Muraroの演奏。20のまなざしよりもまださらに録音が少ないですねえ・・・
いつか自分も全部弾ける・・・かな?
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