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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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インプット欲は旺盛で
ちょっと間が空きました-。
大体仕事と三國無双と家周りのこと(あとピアノやってるときはピアノのこと)ばっかり考えて過ごしていてブログに書くことまで頭が回りませんでした。
とりあえず無双は蜀ストーリー2周目でIF攻略中です。やっぱり蜀に関しては英語でいうところのsoft spotが心にあるなーと実感しています。

もう秋分とあってかなり秋になってきて(それでもちらほら暑い日はあったりしますが)、起床時間に遅れがでたりなんだりちょっと精神面の調子にも影響が。
食欲が旺盛というか食の好奇心、色々おいしいものを食べたい欲が旺盛になってきているのもその一部なのかな。(おかげで例のスーパーマーケットブランドのStiltonとKabanaというおやつソーセージが冷蔵庫に)

インプット欲全般高まっているような傾向があるなか、そろそろ新しくCDを買いたいなーと思いここ数日各所に作ったウィッシュリストを見ながら色々考えていました。
友達のリサイタルで買ったCDを除いて最近(日本の銀行口座から振り込みの問題がありまして)消費は控えめにしていたのですが、そろそろ新しい音楽に出会いたい。

とりあえず物理的なCDとしてArkivmusic(ここは現代音楽もそうですがかなりたくさん録音が見つかります)でクラムのアメリカ歌曲集第7番&スペイン歌曲集第2番(グラミー賞にノミネートされた新しいの)とユーリ・バシュメットが弾くビオラの超俺得なラインアップのCDを買いました。
収録曲はヒンデミットのビオラとピアノのためのソナタop.11-4、ブリテンのラクリメ(ピアノ伴奏版)、そしてショスタコーヴィチのビオラソナタ、しかもリヒテルがピアノ弾いてると聴いたら買うしかないでしょう。バシュメットの演奏は他のヒンデミット(ソナタとか葬送音楽)とかも手元に欲しいな-。

そしてiTunes storeでも色々欲しいものが溜まってたのでとりあえず6つに絞って2回に分けて買う予定。たくさんいっぺんに聴けないのでちょっと噛み砕く時間をおいて。
なんたってほとんどが自分にとって全く新しい、それから一部は普段あんまり聴かないジャンルのCDもあるのでじっくり馴染ませながら楽しみたい。

ということで絞った結果の6つのCDがこちら。リンクはどれもiTunes storeの。

(1)Reich: Different Trains, Electric Counterpoint(クロノス・カルテット、Pat Metheny)
大学時代の何らかの科目のリスニングリストにDifferent TrainsもElectric Counterpointも入ってたはずなのになぜか後者だけしかPCに残っていなかった謎。最近の20世紀カウントダウンなんかでDifferent Trainsが何回か出てきて改めて欲しくなりました。あとElectric Counterpointは自分にとっての初Metheny(演奏してるのがPat Methenyだということは諸々後から知りましたが)。

(2)Uniko(クロノス・カルテット)
これはウィッシュリストに入れた理由を覚えてなかったのですが最近試聴したら分かりました。クロノスの録音を色々あさってた時にぱっと聴いて気に入ってぽちっとしたと思われ。このCDの作曲家、Kimmo PohjonenとSamuli Kosminenは「前衛的(avant-garde)」という言葉で説明されてるのですが聴いてみるとそんなほどでもないというか、クラシックらしいクラシックとは違うけどジャンル意識することなく面白く聴ける音楽だと思います。

(3)Early Music(クロノス・カルテット)
クロノスもういっちょ。現代音楽がメインジャンルの一つであるクロノスがバロック時代以前の古音楽などを演奏するCD。西洋音楽だけに限らないのがまたクロノスらしい。もちろん作曲当時のスタイルに忠実な演奏ではないと思いますがクロノスのスタイル・解釈は自分にとって間違いないのでここから古音楽も広げていけたらと思ってます。ただ一番楽しみにしてるのは古音楽でなくシュニトケの作品。試聴して全体がすごく知りたくなりました。

(4)Orchetrion(Pat Metheny)
去年生で聴いたPat Methenyの録音をやっと!購入します。長く活動してる方なので色々録音もありますがとりあえず新しい方から、コンサートで聴いて好きだった(そして試聴して思い出した)Spirit of the Airが収録されてる「Orchestrion」を。このCDはソロ演奏にパーカッションなどをプログラムしたアンサンブルを合わせている、ちょっと変わったスタイルの録音だそうで。人間のアンサンブルの演奏も素晴らしかったけど音楽の感じはプログラミングアンサンブルが好きだったのでチョイス。

(5)Prototyp(Hurdy-Gurdy)
以前も紹介したとおりこのアルバムの「Tok Jöns」がクロノス・カルテットのクラウドファンディング企画の特典ミックステープに収録されていて、以来気になっていたCDです。試聴した限りでは「Tok Jöns」が目立って民族音楽的なキャラクターが強くて、他はもうちょっとアンビエントとかテクノ方面の要素が強いみたい(ジャンルに疎いので表現があってるかどうかはちょっと分からないのですが)。

(6)Biophilia(Björk)
最初にこのCDの事を知ったのは確かWiredかなんかのニュースサイトの記事だったのですが、その後もちらほらネット界隈で言及があったりで気になっていて。ただ決定打となったのがこのアルバムで使われている「Gameleste」という楽器について知ったとき。なんでもガムランとチェレスタのあいのこ的な楽器だそうで(こちらに音の動画が、こちらにメイキング動画があります)。これはチェレスタ弾きとしては是が非でも注目してしまう。あと全トラック試聴してなんかこういう音楽も好きだな、と思ったので好奇心に任せてダイブしてみたいです。楽しみ。

ということでここから3つ後で購入する予定です。残りの3つは5月くらいかな。4月はAoW3拡張を筆頭にゲーム出費が予測されるので・・・
あと父がPat Metheny知らないって言ってたのでマレーシア行った時に聴かせてあげたいです。OrchestrionとかElectric Counterpointが初めてにふさわしいかちょっと疑問ですが。


今日の一曲: ヨハネス・ブラームス ピアノソナタ第3番 第3楽章



前友達のコンサートで聴いた曲紹介してなかった!(CDがGracenoteトラック名入ってないのでCDとして聴いてもインポートしてないのが原因だと思われます)
前回彼が弾いたときは案の定第2楽章を紹介したので今回は第3楽章をチョイス。第2楽章ほんと好きで何度でも紹介したいのですが。

前このブログで書いた期もするのですがソナタや交響曲でスケルツォ楽章があるとどうしてもちょっと重めだったりちょっと真面目なところのあるスケルツォを好きになってしまう傾向があって。(もともとスケルツォは息抜きというか軽さ・冗談のようなエレメントが入ってるものなのですが)
この第3楽章もやっぱりそういう感じのスケルツォ。そもそもブラームスだからやっぱりある程度の重みはでてきます。それがブラームスのいいところ。

とにかく曲の冒頭からいきなり助走つけて崖を駆け下るかのような意表を突いてくる感じと勢いがすごい好き。そして重みはあってもしっかり踊るようなリズム、そしてブラームス得意のちょっとジャズのようなハーモニーの変化だったり中間部の暖かみだったり、初期の若い頃の作品だけど色々ブラームスらしいいいとこが既に確立されてる。

ブラームスは室内楽だったり協奏曲だったり色々ピアノを使って曲を書いてますが(そして自身も演奏しましたし)、ピアノソナタは初期の3つしか書いてません(第3番でop. 5ですからねー)。
この第3番でもピアノの鍵盤を縦横無尽に駆け回り、ピアノ独奏ならではの飛翔が見られたり、ピアノソナタとして魅力がたくさん。これ以降にピアノソナタを書いてないのがちょっと惜しまれます。

この楽章を含めてけっこう大きい手が必要とされる(有利不利でなくもはや必要の域)曲なので自分が弾くことはかなわないと思いますが、友人の演奏を胸に、そして録音を手元にこの曲がもっと聴けることを願います。

リンクしたのはブロンフマンの演奏。ブロンフマンはブラームスのピアノ協奏曲第2番が十八番というイメージで、他にもプロコフィエフのピアノソナタ2番とかでっかい曲が得意な印象。手が大きいのかそういう曲の演奏もどこか軽さと余裕があっていつも驚きます。試聴してみたところこのソナタもそういうところあります。すごいよなあー。

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