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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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音楽周りちょっくら。
前回のエントリーに拍手ありがとうございます。

昨日はちょっと隣(新しく来たおねえさん)にピアノ静かにしてほしいと言われてしまいまして。
なんだか夜勤含め仕事のシフトがイレギュラーらしくて、とりあえず都合を紙かなんかにまとめて欲しいと交渉したのですがまだ今日は音沙汰なく、ちょっとの間練習休みにしている次第です。
(数日待って何もなかったらまた弾き始めてみようかと思ってますが)

仕方がないにしろちょっとへこみながら引っ越しのこともうちょっとちゃんと考えなきゃいかんなと思いまして。(どのみち妹が婚約したんでそろそろ考え始めなきゃとは思ってたのですが)
やっぱり騒音の問題があると今みたいなアパートとかflatとか分類される、壁続きのところよりも個別の家になってるユニットとか一軒家みたいなところを探さにゃならんな・・・と。
ただ昨日(大変苦手な)お金の計算を(妹に大分手伝ってもらって)してみたところ家賃としては今のところと同じくらいのとこかもちょっと上を1人暮らしでも狙えるみたいなことになったので希望はある。できるだけ今のエリアでなんとか。
とりあえず練習が再開できるように指クロス。

そんなこんなありましたが以前このエントリーで紹介しましたCDの残り3枚(1、3、6)を購入しました。まだ全部は聴いてないのですがこれで欲しいCDも一段落です。
その時も似たようなこと書きましたがクロノス・カルテットの「Early Music」で古音楽への道がつながったり、あとシュニトケの作品の道がまたつながったり、大事にしていきたいコネクションができたという楽しみもあります。ここから聴き広げていけるかな。
(それにしてもこのCDに関してはいろんなところの音楽が入ってるからデジタルブックレットが欲しかった。しまったCDで買うべきだったかな)
あとBjorkがどんな感じかも楽しみです。未知の領域へ。

さて、明日はまたコンサート行きです。こちらも初めての音楽に出会うのにわくわくしています。特にTan Dun。感想は次回のエントリーで。


今日の一曲: オリヴィエ・メシアン 「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」より第2楽章「星のまなざし」



たまにはやっとかんと20のまなざし。演奏できるのは先になりそうなので。

星のまなざし、ここでは言及したことありましたっけ。私にとって初まなざし・初メシアンとなった曲なんです。
20のまなざしの短い楽章は単体では一見あんまり音楽的に面白くないようにも思える曲が多いのですが、もちろん20揃えるとその意味や立ち位置が分かってきますし、愛着が湧けばそれなりに面白い曲でもあります。
だから全部弾くのでなければメシアンの初めましてとしては中規模~大規模のまなざしで好きなのから弾いてみるといいんじゃないかと勝手に思ってます。

私はこの曲から入って、なにか運命的なのかそうでないのかはっきりしないものを感じたのか割と早いうちから「これ全部弾くかも」と思って楽譜も買ったし短いまなざしからじわじわ数を増やしていって、今手元に全部あるとこまで10年かけてこぎつけたところ(一部抱え切れてませんが)。
6番とか10番とかでっかくて難しくてでも楽しい大規模まなざし、音楽的に思うところがある17番や18番みたいな中規模まなざしも好きですが「星のまなざし」みたいな小さいまなざしも同じように好きだなと愛を噛みしめている今日この頃です。

割と不協和音的・無調的な部分が多い星のまなざしですが、後半の和音がホルストの「惑星」の「海王星」に似ているところがあったり、うちの先生いわく「宇宙散歩のような」性質だったり(空間とか浮遊の感覚?)、確かに星や宇宙を連想するところが最初に惹かれたきっかけだったかな。無機質だからこその魅力なんですよね。

ということで果たしてこれ1つ聴いてメシアンにポジティブな印象を持つかというと難しいのですが、20のまなざしの大事な一員で、独特の愛しさがあることは確かで。
もしもこの曲に出会ってあんまり好きじゃないなあと思ってもその印象はぜひ保留にしてください。

録音はロリオ夫人の演奏で。20のまなざし含むメシアンの作品は演奏によって解釈にかなり幅がでるのですが小さい作品だとその振れ幅も小さい・・・はず。少なくとも星のまなざしで自分の演奏・イメージとものすごく違う演奏って聴いたことないかも。

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