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前回のエントリーに拍手どうもでーす。
なんか最近ブログとスパムアクセスが戦っててカウンターが回ってる様子。解析のほうには現れるけどブログの方でIPブロックしてるので私がどうすることもなく勝手に繰り広げられているようです。頑張れブログ。
さて昨日はMetropolisのメル響コンサート、ラストでした。
Jonny Greenwoodのあれなのかホール(ちなみにMelbourne Recital Centreの大きいホール)はほぼ満員。現代音楽でこんなにホールが埋まるとはなんだか嬉しい。
さて感想の前にプログラムを。
なんか最近ブログとスパムアクセスが戦っててカウンターが回ってる様子。解析のほうには現れるけどブログの方でIPブロックしてるので私がどうすることもなく勝手に繰り広げられているようです。頑張れブログ。
さて昨日はMetropolisのメル響コンサート、ラストでした。
Jonny Greenwoodのあれなのかホール(ちなみにMelbourne Recital Centreの大きいホール)はほぼ満員。現代音楽でこんなにホールが埋まるとはなんだか嬉しい。
さて感想の前にプログラムを。
メル響Metropolisコンサート「There Wil Be Blood」
指揮者:André de Ridder
Jonny Greenwood 映画「There Will Be Blood」組曲
ジョン・コリリアーノ 映画「レッド・バイオリン」よりバイオリンとオーケストラのためのシャコンヌ(バイオリン:Sophie Rowell)
(休憩)
クシシュトフ・ペンデレツキ 「ポリモルフィア」
エドガール・ヴァレーズ 「砂漠」
Jonny GreenwoodはRadioheadのミュージシャンとして有名だそうですが、「ノルウェイの森」など映画音楽も手がけていて、メシアンやペンデレツキの影響を受けているそうです(ペンデレツキとは共演など奇妙な友情な関係だとか)。
そう、メシアン。プログラムに書いてあったオンド・マルトノはここ(最初の楽章など)で使われてた!でもそんなに目立ってなかった!重要な役割ではありましたけどね。マルトノさんも電子楽器としては珍しく古い分類に入ってるので使ってもらえるとなんだか嬉しいです。
Greenwoodは以前The Guardianの記事に(どれだけステレオにお金をかけても手に入れることができない)生でオケを聴く体験の素晴らしさについて書いていたそうですが、この映画音楽の組曲の中では「Proven Lands」がもろそれでした。弦楽器ならではのノイズとその迫力は生だから味わえるもの。ステージに近いところだとなおさらです。楽しかったよー。
たまにイギリスっぽいところがあるながらも独特のスタイルで、もっと彼のクラシックサイドの作品を聴きたくなる音楽でした。
レッド・バイオリンのシャコンヌもこれまた名曲。バイオリンという楽器の音と魅力と、シャコンヌという形式と、あと新しい音とロマン派にも近い音が融合した、それ一つで聴き応えのある曲でした。バイオリンって小さい楽器で音量も限られてはいるのですが、そこで遠慮することなく例えばショスタコやアダムズみたいにフルオケをぶつけることでバイオリンの一番情熱的なところが出るというか、そういう感じの音楽でした。ソロパートとしてはかなりのスタミナ勝負だったんじゃないかな。でもかっこよかった!
ペンデレツキの「ポリモルフィア」は映画「シャイニング」で有名な曲だそう。ちなみにペンデレツキも「聴くと好きなのに全然フォローアップできてない作曲家」リストに仲間入り。というか好きなのは知ってたけど聴いてて自分がこんなに安心して聴けるもんだとは思わなかった。いつからペンデレツキの音楽に心預けられるようになってるんだろう。
48人の弦楽器による曲のに様々な特殊奏法を含めた「弦楽器ならではの音」がぎっしり詰まってて、この木製感がとにかくたまらない。またペンデレツキの弦音楽に出会いたい。
そして最後のヴァレーズ。大学入学したてのときに青天の霹靂的に出会ってから、ある意味自分にとってオケピアノと現代音楽の始まりになった思い出の曲。とにかくわけのわからない曲で、11年ぶりに出会ってちょっとは分かるようになった・・・とは思っているけどどうかな。分からなくてもやっぱり好きな曲。未だにヴァレーズは人類のはるか先を行ってるなあ。
この曲には後に(1994年)に映像が作られて、その映像も演奏時に上映されたのですがこれがなかなかいい映像でした。(この曲に映像つけるなんてチャレンジャーだな)
3つセットで行っちゃいましたが最後のコンサートが一番よかったな。なんか粒が揃ってる、いい構成のコンサートで(グラスと違って)すっきり終わった感があり。
そしてこの3つ目のコンサートがMetropolisのテーマである「映像と音楽」に一番直接アプローチしてたのも面白い。
こうやってみてみると映画の音楽を書く作曲家、映画を作る監督などが20世紀以降の音楽に濃く影響を受けてるケースって色々あって、つまりは現代音楽なんてものも実はそんなに疎遠なものでない、どこか身近なところにあるんだよ、ということが言いたくなります。
Greenwoodやキューブリック、DessnerやWestlake、クロノス・カルテットなど色んなところで現代音楽を色んなジャンルとつなげている人達がいて。嬉しいです。そして密かに応援したいです。
そうそう、今回ペンデレツキの終わりで拍手のとき口笛吹いてた人いましたよ。これも現代音楽でちょっと珍しくてなんだか嬉しくなりました。メルボルンの聴衆はいいなあ。
さて、Metropolisは終わりですが水曜日にまたコンサート行きの予定があります。
ついでに次回はちょっとささやかなお知らせができるはず。
最近今回のコンサートや他の諸々でちょっとブログにまとめたい事もできましたがいつ手が回るやら。
今日の一曲はお休みです。
あ、「There Will Be Blood」のサントラはNonesuch RecordsのNonesuch Radioの全体ミックスorサントラミックスで一部たまに回ってきますよ。「Proven Lands」も入ってます。ついでに言えば「ノルウェイの森」のサントラもここから出ててそれも何曲か入ってる様子。
Jonny Greenwood 映画「There Will Be Blood」組曲
ジョン・コリリアーノ 映画「レッド・バイオリン」よりバイオリンとオーケストラのためのシャコンヌ(バイオリン:Sophie Rowell)
(休憩)
クシシュトフ・ペンデレツキ 「ポリモルフィア」
エドガール・ヴァレーズ 「砂漠」
Jonny GreenwoodはRadioheadのミュージシャンとして有名だそうですが、「ノルウェイの森」など映画音楽も手がけていて、メシアンやペンデレツキの影響を受けているそうです(ペンデレツキとは共演など奇妙な友情な関係だとか)。
そう、メシアン。プログラムに書いてあったオンド・マルトノはここ(最初の楽章など)で使われてた!でもそんなに目立ってなかった!重要な役割ではありましたけどね。マルトノさんも電子楽器としては珍しく古い分類に入ってるので使ってもらえるとなんだか嬉しいです。
Greenwoodは以前The Guardianの記事に(どれだけステレオにお金をかけても手に入れることができない)生でオケを聴く体験の素晴らしさについて書いていたそうですが、この映画音楽の組曲の中では「Proven Lands」がもろそれでした。弦楽器ならではのノイズとその迫力は生だから味わえるもの。ステージに近いところだとなおさらです。楽しかったよー。
たまにイギリスっぽいところがあるながらも独特のスタイルで、もっと彼のクラシックサイドの作品を聴きたくなる音楽でした。
レッド・バイオリンのシャコンヌもこれまた名曲。バイオリンという楽器の音と魅力と、シャコンヌという形式と、あと新しい音とロマン派にも近い音が融合した、それ一つで聴き応えのある曲でした。バイオリンって小さい楽器で音量も限られてはいるのですが、そこで遠慮することなく例えばショスタコやアダムズみたいにフルオケをぶつけることでバイオリンの一番情熱的なところが出るというか、そういう感じの音楽でした。ソロパートとしてはかなりのスタミナ勝負だったんじゃないかな。でもかっこよかった!
ペンデレツキの「ポリモルフィア」は映画「シャイニング」で有名な曲だそう。ちなみにペンデレツキも「聴くと好きなのに全然フォローアップできてない作曲家」リストに仲間入り。というか好きなのは知ってたけど聴いてて自分がこんなに安心して聴けるもんだとは思わなかった。いつからペンデレツキの音楽に心預けられるようになってるんだろう。
48人の弦楽器による曲のに様々な特殊奏法を含めた「弦楽器ならではの音」がぎっしり詰まってて、この木製感がとにかくたまらない。またペンデレツキの弦音楽に出会いたい。
そして最後のヴァレーズ。大学入学したてのときに青天の霹靂的に出会ってから、ある意味自分にとってオケピアノと現代音楽の始まりになった思い出の曲。とにかくわけのわからない曲で、11年ぶりに出会ってちょっとは分かるようになった・・・とは思っているけどどうかな。分からなくてもやっぱり好きな曲。未だにヴァレーズは人類のはるか先を行ってるなあ。
この曲には後に(1994年)に映像が作られて、その映像も演奏時に上映されたのですがこれがなかなかいい映像でした。(この曲に映像つけるなんてチャレンジャーだな)
3つセットで行っちゃいましたが最後のコンサートが一番よかったな。なんか粒が揃ってる、いい構成のコンサートで(グラスと違って)すっきり終わった感があり。
そしてこの3つ目のコンサートがMetropolisのテーマである「映像と音楽」に一番直接アプローチしてたのも面白い。
こうやってみてみると映画の音楽を書く作曲家、映画を作る監督などが20世紀以降の音楽に濃く影響を受けてるケースって色々あって、つまりは現代音楽なんてものも実はそんなに疎遠なものでない、どこか身近なところにあるんだよ、ということが言いたくなります。
Greenwoodやキューブリック、DessnerやWestlake、クロノス・カルテットなど色んなところで現代音楽を色んなジャンルとつなげている人達がいて。嬉しいです。そして密かに応援したいです。
そうそう、今回ペンデレツキの終わりで拍手のとき口笛吹いてた人いましたよ。これも現代音楽でちょっと珍しくてなんだか嬉しくなりました。メルボルンの聴衆はいいなあ。
さて、Metropolisは終わりですが水曜日にまたコンサート行きの予定があります。
ついでに次回はちょっとささやかなお知らせができるはず。
最近今回のコンサートや他の諸々でちょっとブログにまとめたい事もできましたがいつ手が回るやら。
今日の一曲はお休みです。
あ、「There Will Be Blood」のサントラはNonesuch RecordsのNonesuch Radioの全体ミックスorサントラミックスで一部たまに回ってきますよ。「Proven Lands」も入ってます。ついでに言えば「ノルウェイの森」のサントラもここから出ててそれも何曲か入ってる様子。
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