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(横のプロフィールで在豪年数が大分out-of-dateになってたので直しました。19年です。)
昨日更新したばかりですがちょっと報告。
15年ぶりにバレエ始めてみました。
そもそもまずバレエをやってたという話から。6歳から15歳くらいまで(日本→オーストラリア)バレエを習ってたことがあり。
とはいえ得意ではなかったこともあり思春期諸々を超えて続けられなかったりで。
それがなんだか大小色々な伏線があり、しばらく悩んだ結果今回実際再開しようと踏み切ってみたわけです。
伏線としては友人のとこのちびさんがバレエを始めたことだったり、ピアノ友人の友人でバレエ方面の研究をしている人と話したことだったり、いくつかバレエ関連の漫画作品(およびその巻末漫画)だったり、ほんとに色んなところにあるものなのですが、もしかしたら最初の最初は「クラムのLux Aeternaってモダンバレエ方面の振り付けすると素敵だろうなー」だったかもしれない。
まあそんなわけですっかり運動不足で体も硬いのですが近くにある大人のカジュアルレッスンやってる教室(先生が日本人でした)でベーシックビギナーのクラスに行って来ました。
ちなみに服装は自由ということだったのでTシャツとかレギンスとかほとんどユニクロで揃えて、タイツ靴下とシューズ、巻きスカートはバレエ用品店で買ってきました。
ちなみにオンラインでみたらモダンバレエはここの2段目以降みたいな形のシューズ(?)を履くことがあるみたいです。裸足に見えてるのはみんなこれなんだ。面白い。そして店頭に出向いたときたまたまそれ買ってる人がいてちょっと感動しました。それにしてもダンスウェアって可愛らしいなあ。グッズも素敵。
そして初レッスン。なかなか大変でした。運動してるしてないじゃなくて、(ある程度予想はしたのですが)足の先ともう一つの足と手の先と肩と背中とお腹と頭とetc. etc.に全部同時に集中するのは難しい!しかも動きながら!脳がものすごくこんがらがりました。今日のレッスン終わりでその感覚にやっと慣れ始めてきたくらいかなー。
少なくとも基本の姿勢(背筋とかお腹とか)は自然に維持して最小限意識する方向にもっていかないと。
それからちょっと忘れてたけどバレエってバーもフロアも大体右側でやったことは左側でもやるんですよね。自分のこの見事な非対称にびっくりですよ。(とはいえできる側でもそんなにできているわけじゃない)
そしてピルエット(回るやつ)の壊滅的なできなさはそこそこショックでした。
ただ基本的な用語とか動きとか、あと基本の動きをするときに気をつけることとか、前習ってたときから本能的に覚えてる部分もあったり。それはそれでまたびっくり。
そして(ピアノで録音して練習する大切さを知るのも大学に入ってからですが)バレエで鏡でチェックする大切さをこの年で痛感。
とりあえず行ってよかったです。そして続けます。基礎からしっかり、体への意識の向け方とか動かしかたとかきっちりして。とりあえずは体がちゃんと動かせるようになりたいです。
始めたのはクラシックバレエですが、いずれはモダンやってみたいなあと思っています。
やっぱりバレエ・リュス辺りが好きだったり自分がピアノで弾く音楽が20世紀以降だったり、バレエでも男性的・中性的な振り付けが好きなので。あと上記クラム。
多分自分が求めてるのはそこらへんだろうな。
ただまずは基礎です。その大事さはものすごくわかってますし、それが楽しくもあるので。
ということで来週まで頑張ってストレッチなどします。
今日の一曲: スティーヴ・ライヒ 「Different Trains」
最近iTunes storeで買った3枚から紹介。大学の授業でミニマル・ミュージックについて学ぶ際の課題曲としても使われてた(はずの)曲です。
スティーブ・ライヒの作品で一番有名な曲なんじゃないかな?
この曲は弦楽四重奏と録音テープのために書かれてます。テープの音の情報量が多いんで楽器もそれ以上居るような錯覚に陥りますが4人だけなんです。
3楽章構成になっていて、ライヒが幼少時代に乗ったアメリカ大陸を横断する汽車、そしてユダヤ系であるライヒが「もし」ヨーロッパで生きていたら乗っていたかもしれない、ホロコーストの中で強制収容所に向かう汽車を題材にしています。
曲中で切り貼りされてる人間の声は上記題材それぞれに関するインタビューからとったものだそう。
ミニマル・ミュージックという音楽スタイルは繰り返しが特徴であることが多いです。この曲も弦楽四重奏が絶え間なく続く電車の音のようなリズムを続ける上に人の言葉やそれを真似た弦楽器の音が繰り返されるフォーマットになっています。
この「声のリズムとイントネーションを真似た弦楽器の音」ってのが曲者で、録音した声を繰り返す効果を増大したり、弦楽器の音と人間の声をつなぐ役目をしていて。
そして声の一部だけ抜き出すのもすごい効果なんですよね。それは文の一部だったり、数字だったり(数字は思いの外怖い感じがする)。英語ネイティブでないと(あと私みたいに音楽の言葉がとにかく聞き取りにくい人は)最大効果が得られないんだろうなあ、こういうの。
ただ汽車の音とかサイレンの音とかは知らなくても伝わるものがあるのかな。
「WTC 9/11」もそうですがライヒがこういうパワフルな歴史政治的題材を(ミニマル・ミュージックの手法の繰り返しを有効に使って)音楽に仕立てるのはすごいなあと思います。
ただそのパワフルさゆえにいつでもどこでも気軽に聴ける曲でないことも確かで。
それでも一聴の価値はもちろんあると思います。音楽作品としてものすごくて、確かに心を打つものがあって。20世紀の重要音楽作品ですね。
もしも「Different Trains」が強烈だなーと思いましたらリンク先(この曲はクロノス・カルテット演奏)と同じCDに収録されてる「Electric Counterpoint」をおすすめ。こちらPat Methenyが演奏してるエレキギターのためのミニマル・ミュージック。気軽に聴けるやつです。
(うーむ、もうちょっとちゃんとした紹介がしたかった・・・)
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昨日更新したばかりですがちょっと報告。
15年ぶりにバレエ始めてみました。
そもそもまずバレエをやってたという話から。6歳から15歳くらいまで(日本→オーストラリア)バレエを習ってたことがあり。
とはいえ得意ではなかったこともあり思春期諸々を超えて続けられなかったりで。
それがなんだか大小色々な伏線があり、しばらく悩んだ結果今回実際再開しようと踏み切ってみたわけです。
伏線としては友人のとこのちびさんがバレエを始めたことだったり、ピアノ友人の友人でバレエ方面の研究をしている人と話したことだったり、いくつかバレエ関連の漫画作品(およびその巻末漫画)だったり、ほんとに色んなところにあるものなのですが、もしかしたら最初の最初は「クラムのLux Aeternaってモダンバレエ方面の振り付けすると素敵だろうなー」だったかもしれない。
まあそんなわけですっかり運動不足で体も硬いのですが近くにある大人のカジュアルレッスンやってる教室(先生が日本人でした)でベーシックビギナーのクラスに行って来ました。
ちなみに服装は自由ということだったのでTシャツとかレギンスとかほとんどユニクロで揃えて、タイツ靴下とシューズ、巻きスカートはバレエ用品店で買ってきました。
ちなみにオンラインでみたらモダンバレエはここの2段目以降みたいな形のシューズ(?)を履くことがあるみたいです。裸足に見えてるのはみんなこれなんだ。面白い。そして店頭に出向いたときたまたまそれ買ってる人がいてちょっと感動しました。それにしてもダンスウェアって可愛らしいなあ。グッズも素敵。
そして初レッスン。なかなか大変でした。運動してるしてないじゃなくて、(ある程度予想はしたのですが)足の先ともう一つの足と手の先と肩と背中とお腹と頭とetc. etc.に全部同時に集中するのは難しい!しかも動きながら!脳がものすごくこんがらがりました。今日のレッスン終わりでその感覚にやっと慣れ始めてきたくらいかなー。
少なくとも基本の姿勢(背筋とかお腹とか)は自然に維持して最小限意識する方向にもっていかないと。
それからちょっと忘れてたけどバレエってバーもフロアも大体右側でやったことは左側でもやるんですよね。自分のこの見事な非対称にびっくりですよ。(とはいえできる側でもそんなにできているわけじゃない)
そしてピルエット(回るやつ)の壊滅的なできなさはそこそこショックでした。
ただ基本的な用語とか動きとか、あと基本の動きをするときに気をつけることとか、前習ってたときから本能的に覚えてる部分もあったり。それはそれでまたびっくり。
そして(ピアノで録音して練習する大切さを知るのも大学に入ってからですが)バレエで鏡でチェックする大切さをこの年で痛感。
とりあえず行ってよかったです。そして続けます。基礎からしっかり、体への意識の向け方とか動かしかたとかきっちりして。とりあえずは体がちゃんと動かせるようになりたいです。
始めたのはクラシックバレエですが、いずれはモダンやってみたいなあと思っています。
やっぱりバレエ・リュス辺りが好きだったり自分がピアノで弾く音楽が20世紀以降だったり、バレエでも男性的・中性的な振り付けが好きなので。あと上記クラム。
多分自分が求めてるのはそこらへんだろうな。
ただまずは基礎です。その大事さはものすごくわかってますし、それが楽しくもあるので。
ということで来週まで頑張ってストレッチなどします。
今日の一曲: スティーヴ・ライヒ 「Different Trains」
最近iTunes storeで買った3枚から紹介。大学の授業でミニマル・ミュージックについて学ぶ際の課題曲としても使われてた(はずの)曲です。
スティーブ・ライヒの作品で一番有名な曲なんじゃないかな?
この曲は弦楽四重奏と録音テープのために書かれてます。テープの音の情報量が多いんで楽器もそれ以上居るような錯覚に陥りますが4人だけなんです。
3楽章構成になっていて、ライヒが幼少時代に乗ったアメリカ大陸を横断する汽車、そしてユダヤ系であるライヒが「もし」ヨーロッパで生きていたら乗っていたかもしれない、ホロコーストの中で強制収容所に向かう汽車を題材にしています。
曲中で切り貼りされてる人間の声は上記題材それぞれに関するインタビューからとったものだそう。
ミニマル・ミュージックという音楽スタイルは繰り返しが特徴であることが多いです。この曲も弦楽四重奏が絶え間なく続く電車の音のようなリズムを続ける上に人の言葉やそれを真似た弦楽器の音が繰り返されるフォーマットになっています。
この「声のリズムとイントネーションを真似た弦楽器の音」ってのが曲者で、録音した声を繰り返す効果を増大したり、弦楽器の音と人間の声をつなぐ役目をしていて。
そして声の一部だけ抜き出すのもすごい効果なんですよね。それは文の一部だったり、数字だったり(数字は思いの外怖い感じがする)。英語ネイティブでないと(あと私みたいに音楽の言葉がとにかく聞き取りにくい人は)最大効果が得られないんだろうなあ、こういうの。
ただ汽車の音とかサイレンの音とかは知らなくても伝わるものがあるのかな。
「WTC 9/11」もそうですがライヒがこういうパワフルな歴史政治的題材を(ミニマル・ミュージックの手法の繰り返しを有効に使って)音楽に仕立てるのはすごいなあと思います。
ただそのパワフルさゆえにいつでもどこでも気軽に聴ける曲でないことも確かで。
それでも一聴の価値はもちろんあると思います。音楽作品としてものすごくて、確かに心を打つものがあって。20世紀の重要音楽作品ですね。
もしも「Different Trains」が強烈だなーと思いましたらリンク先(この曲はクロノス・カルテット演奏)と同じCDに収録されてる「Electric Counterpoint」をおすすめ。こちらPat Methenyが演奏してるエレキギターのためのミニマル・ミュージック。気軽に聴けるやつです。
(うーむ、もうちょっとちゃんとした紹介がしたかった・・・)