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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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「Plexus Squared: The Launch」コンサート感想
前回のエントリーに拍手ありがとうございます。

今日は新しいPCを買いました。半月くらい悩んでたのでなんとかなってよかったー。
HPのEnvy(15インチ)なのですが、無双もAoW3もきれいに動くし赤壁・白帝城もストレスフリー。(ただしSacrificeはそれでもだめだったー・・・これはゲームが古いからなのか)
新旧PCまだまだ調整が色々必要ですがとりあえずゲームできるのでよかったです。安心。

さて、昨日はまたもやコンサートに行って来ました。友人のトリオPlexusの新シリーズ始まりのコンサート。これまでとは場所も変わって、ちょっと規模が大きいFederation SquareのDeakin Edge(旧:BMW Edge)でのコンサート。ここはホールの大部分がモザイク的なガラス張りになっていて、特に夜は雰囲気が素敵なホールです。こういう感じ
そして休憩には同じくFederation Squareにあるガラス作品ギャラリーKirraでreceptionもあったり。

ホールが少し大きいということでお客さんの入りも満員とはいかなかったですが、聴衆と奏者の間に距離があることがむしろよかったコンサートでした。

おっとプログラムを書き忘れた。
Plexus Squared: The Launch
バイオリン:Monica Curro、クラリネット:Philip Arkinstall、ピアノ:Stefan Cassomenos
Charles Hoag 「SweetMelancholy(lostyourdolly)SlowDragRag
フランシス・プーランク 「城への招待」(俳優:Helen Morse)
(休憩)
Jonathan Dreyfus 「Half-formed thoughts」(世界初演)
Samuel Dickenson 「Nightmares」(世界初演)
イーゴリ・ストラヴィンスキー 「兵士の物語」(俳優:Paul English)

以前のコンサートで聴いた曲、俳優がナレーションをつとめる作品、そして今活動中の作曲家の作品の初演と様々なレパートリーが楽しめました。

俳優さんとの共演だったプーランクとストラヴィンスキーではプーランクが面白かったですね。プーランクが題材に選ぶ作品ってなんだかよくセンスがわからなくて、この上流階級を皮肉ったコメディもなんだかなあと思ったのですが、実際の台本の言葉の美しさ、楽しさ(比喩が色々面白かった)に聞き入ってしまいました。
ナレーションをつとめた方はちっちゃいおばちゃんだったのですが劇中で完全に舞い上がってはしゃいでるおばちゃんの役は見てて楽しかった!さらにバイオリン奏者の方ももう一人のおばちゃんになってはしゃいだり歌ったりのシーンはびっくりしながらかなり笑いました。

ストラヴィンスキーは「作曲家によるトリオバージョン(一部のみ編曲)に英語の現代要素有りのナレーションをつけたもの」でした。つまり原曲とは物語もかなり違います。
演奏はものすごくよかったです。バイオリン奏者さんの音色の七変化、特にタンゴの部分がかっこよかった。そして俳優さんも素晴らしかったです。ちょっとオーストラリア訛りがあるしゃべりがこの版にはしっくりきたというか。なんかそれらしいというか、元の雰囲気に囚われすぎない物語と景色。(あともっと訛りがすごい人がやるとそれはそれでまた面白いかも)

そして初演の2曲はどちらも後期ロマン派の香りが強い作品ですが。前衛的な曲もオーストラリア味が強い曲も好きですが、こういう音楽ももちろん好き。(もちろんロマン派そのままじゃなくて現代ならではの洗練やロジックとかで磨き上げているのがいいのです)というか多様な音楽があふれているのが20世紀21世紀ですからね。
Dreyfusのタイトル通りの固まりきらない中を縫うような、実験していくような構成が室内楽の掛け合いと上手く絡む魅力も面白かったのですが、Dickensonのロマン派の三重奏曲みたいながっつりピアノパートもかっこよかったし、そういうピアノの役割にちょっと安心感を覚えたり。うーんもっと聴きたいなー。

いつもの1時間コンサートの世界とはちょっと違う構成がこれからのシリーズでどう展開していくのか楽しみです。
そして1時間コンサートのシリーズももちろん楽しみです。次は7月に。


今日の一曲はお休み。パソコン2台いじってきます。



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