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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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あったかいn(略)
5月も今日で終わり、すっかり冬のメルボルンです。
寒いはもちろんなのですが(とはいえ日本から見ると寒いうちに入らないかな)雨が降ったり曇ったりが多くなってきました。
こたえるほどではないですがちょっと気分も沈み気味ではあるかな・・・?特にこれといって手を打つようなレベルでは全然ないのですが。

冬のメルボルンといえばフットボール(オージーフットボール)が一番盛んな季節でもあり、美術館やコンサートに人が集まりやすい季節でもあります。
寒くて湿気が強いといっても(それぞれの地域に住んでた友達など談によると)イギリス諸都市やドイツ北部などと比べると気候がマイルドで過ごしやすいせいか人々の活動はそんなに低くならないようで。

ただ寒いは寒いに変わりないのでメルボルンの冬を暖かく過ごすコツ、みたいなものは色々備えている様子。
私も19年住んでて(とはいえ家族と住んでる間はそんなに意識しなかった)、特に気分が落ち込みやすいこの季節に家にこもりっきりにならないよう対策を構築しつつあります。そんなフォーマルなものではないのですがここでちょっと紹介。

メルボルンの人は(前も書いたかな)家ではお茶をよく飲んで、外にいくとカフェとかではコーヒーを飲むことが多いので、どっちの文化も発達しています。
冬は特にチャイがおすすめ。カフェとかではチャイラテと頼めばミルクが入った状態で出てきます。T2のようなお茶葉が売ってるところではチャイのミックスが売っていたり(T2は今チャイの種類が多い!)、あと粉の状態のチャイなんかもあります。

そして私もすっかり「外ではコーヒー」派になりました。オーストラリア・ニュージーランドに独特の「Flat White」という入れ方で飲むのが一番多いかな。カフェラテに似てるのですが、上に乗ってる泡が少なく、ミルクに対してエスプレッソ分が多く、あとミルク分のテクスチャが違うとかなんとか。テイクアウトのカップだと上に乗ってる泡が少ないほうが飲みやすい気がするので。
たまに甘いものが飲みたいときはモカ(ココアとコーヒーのミックス)とかホットココアとか飲みますが自分でもびっくりなくらいFlat white率高いです。

カフェでご飯出してるとこだとだいたいメニューに「Soup of the day」=今日のスープなるメニューがあります。その名の通り日替わりメニューで、だいたいどこのカフェ行ってもおいしいスープ(+パン)が食べられるので迷ったらおすすめ。ついでにパンがおいしいカフェなんかもあります。カボチャとコリアンダーとか、カリフラワーベースとか、チキンとコーンとか。しかも分量が多め(かなり深いお皿に入ってる場合が多い)なのでおなかにも溜まるし、食べてて冷めにくい。

夜にお酒を飲みに行くと冷えた飲み物ばかり、という悩みも冬にはつきものですが、一部のバーではMulled wineなる飲み物を出してるところもあります。
Mulled wineは赤ワインにオレンジや各種スパイスなどを入れて暖め煮たワインです。私も片手で数えるくらいしか飲んだことないのですが、ほんと冬はこういうアルコール飲料がありがたいです。

カフェでもバーでもレストランでも、外にはだいたいガスバーナーがあって外に座っても寒くないようになってますし、中に暖炉がおいてあるところもあります。そういった暖かさを楽しみたくなるのもまた冬の良さ。
それから似たようなあれですがクラウン・カジノの外で夜に毎時炎がぶおってなるやつ、あれも冬に見に行って炎が出る柱の近くにいるとぶわっと暖かさを感じます。限定シチュエーションではありますがオススメの暖まり方の一つです。

メルボルンに来るなら夏に楽しくがベスト!!とは主張してますし実際そう思うのですが、秋冬のメルボルンもいいですよ。ちょっと静かな楽しみ方というか。
前も書いたと思いますが秋冬は落葉やちょっとした紅葉も見られますし、そんな中でも相変わらずいろんな花が咲いていたり。

メルボルンの天気はとにかく続かないところがいいところで、雨が降っても通り過ぎるので不快にならないというか(傘は持っておいた方がいいですが)。
冬の気温は日中だと10度を下回ることはないですし、都市部なら最低気温が氷点下になることもほとんどないのでものすごく分厚い服は要らないですが、コートとかジャケット、ネックウォーマーやマフラーは持っておきたいところです。雨が降ったり水が溜まったりするので足下もある程度しっかりしてた方がいいかも。
(もちろんMt. Dandenongとか山の方に行くともっと寒くなりますしもっと霧とか雲とか雨とか雪とか湿気がさらに増えます)

明日はまたもやバレエのレッスン。夜にはコーヒー買えるようなとこが開いてないのがほんと残念。反面そんなところがあったら日常生活におけるコーヒー摂取量が増えてしまうのでまあいいや。

うーむ、今日もなんとか絞り出したけどブログのトピックが枯渇気味な今日この頃。曲コレクション的なのいくつかメモってあるのですがいかんせん曲数が少ない。
なんとかせねば。


今日の一曲: Björk 「Virus」



Wiredかどっかで紹介されてたり新楽器Gameleste(ガムラン+チェレスタ)の存在だったりで気になり購入したBjörkのアルバム「Biophilia」からやっと紹介。
もちろんこの「Virus」もGamelesteさんが使われてる曲ですよー。

とりあえず「Biophilia」を何回か聴いて見て思ったのは、音楽の成り立ち方が面白いなーと。
あくまでも私の印象ですが、Björkの歌声とメロディーが音楽の核になっていて、その他の要素が惑星のようにその周りを回っている、そんな感じ。もちろん他にもメロディーが中心になってる音楽ってありますがこんなに強いのは珍しいと思います。

Gameleste(動画はこちら)は前述のとおりガムランとチェレスタのあいの子というか、ガムランのような金属楽器をチェレスタの鍵盤メカニズムで動かしている楽器ですが、このアルバムで音を聞いた限りガムラン的な要素はあんまりなくて「堅い音のチェレスタ」という印象が主です。あとピッチ自体がチェレスタより聞き取りにくいのでよけいに金属っぽい。オルゴールにも似てるけどそれよりもクリアでドライ。
チェレスタの(鍵盤で弾く)自由さと、きらきら光るような金属丸出しの堅い音がすてきです。たとえばこの楽器がクラムの「夏の夜の音楽」とかに入ってたらなーとか思っちゃいます。他に使ってるとこないのかな。誰か使わないかな。

そしてGamelesteのその堅い音がこの「Virus」の柔らかい曲調にいいことマッチするんですよね。歌声含め他の音が丸い感じなのとちょっとしたコントラストになって。
それから他にパーカッション成分がほとんどないのでチェレスタ的な動きだけでなく同時に金属打楽器(トライアングルとか)の役割も担っているようです。

同じアルバムだと「Crystalline」もGamelesteを使ってるのですが、曲としてはこっちの方が美しくてとっつきやすく、好みだったのでこっちにしてみました。アルバムの他の曲だと「Thunderbolt」や「Sacrifice」も好きです。他もこれから愛着がわくかな。

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