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こないだメルボルンの冬を過ごす話をしておきながら冬の初めになぜか到来した寒波に音を上げている流 星姫です。このタイミングでこの寒さはちょっと異常。
さすがに今のメルボルンは旅行するにはちょっとはずれかなー・・・
そんなメルボルンですが今年もこの時期がやってきました。豪ABC Classic FMによるカウントダウン100の放送が今日から始まりました。
以前も紹介しましたが今回のテーマはSwoon。投票時に書いたこちらのエントリーにあるように恍惚の音楽、時が止まるような音楽のコレクションです。
今日から4日間、ABC Classic FM(ネットではこちら)にて日本時間午前8時から午後3時まで放送。今日は100位から75位まで放送、カウントダウンはこちらのページに発表されています。
バッハのG線上のアリアやシューベルトのアヴェマリアなど有名どころが並んでますね。ここからさらに上位を予想するという観点でみるとサティの「Gnossienne」(ジムノペディやJe te veuxがさらに上に来る?)とかモーツァルトのランクイン曲はちょっと気になるところ。正直モーツァルトに関してクラリネット協奏曲はもっと上位に入ると思ってました。他にどんな曲が上に入ってくるんだろう。
それから全く知らない曲も入ってました。第86位のコルンゴルト「死の都」からのアリア。ちょっと聴いた限りいい曲だったんで要フォローアップ。コルンゴルトは全く知ってる曲がないのですがバイオリン協奏曲をおすすめされたこともあります。
そしてオーストラリアの作曲家の作品もランクイン。第91位のSculthorpeの小組曲、聴いてて楽しかったです。こういう手のひらサイズのミニチュア世界は愛せずにはいられない。そしてオーストラリアからさらにランクインするかな?ロス・エドワーズかWestlakeあたり入ってきそうな気がするのですが。というか入ってきてくれ。
話は変わって、そのロス・エドワーズの話。
地球の裏側アメリカのヒューストン・バレエが今Stanton Welch(オーストラリアのダンサー・振り付け師だそうです)のもと「Zodiac」という作品を世界初演したそうなのですが、この作品にロス・エドワーズの音楽が使われてると聞いてものすごく興味津々です。
ようつべにインタビュー動画とプレビュー動画がありました。音楽はプレビュー動画で主に聞こえます。
現代のバレエ!というのとオーストラリアの音楽がまた一つ海を渡った!という喜びもありますが興味ポイントは他にも。
この「Zodiac」、インタビュー動画によると十二星座のそれぞれをイメージした12つの踊りから構成されているそうで。それぞれの星座がどんな踊りになってるか、そしてロス・エドワーズがどんな音楽を書いてるか、そういうところが気になります。
だって十二星座ということはつまり構成としてはクラムのマクロコスモス第1巻・第2巻と同じなわけで。さらに踊りまでついてくるとなればこちらがどんな作品になってるか興味がわかずにいられない。
そしてリズムが強く特徴的なオーストラリアの音楽の中でもロス・エドワーズの音楽は特にバレエに向いてる音楽だと個人的に常日頃から思ってるのです。弧を描くような、跳ねるような音の形・流れが他のダンススタイルよりも描く線が丸いバレエ(モダン寄りな感じで)に似合っているような。
ただインタビューで言ってたように拍子が常に変わるのは難しそう。踊るのにも振り付けを考えるのにもこういう拍子の変わり方に体の動きが自然に合うようにできるのかな。
ということでなんか動画とか録画とか、はたまたCDで音楽だけでも味わってみたい作品です。
さらなる情報求む!
さあ明日も朝からカウントダウン聴きながら仕事だ。面白い曲入ってますように。
今日の一曲: ロス・エドワーズ バイオリン協奏曲「Maninyas」 第1楽章
絶対紹介してるだろうなーと思ってブログ内検索したら20エントリー目とかで紹介していたのでまあいいやと再び紹介。
ロス・エドワーズの音楽を広めるならまずこれを紹介したい!というオススメナンバーワンな曲です。
ロス・エドワーズの音楽は虫の声や大地など自然のエレメント、神秘や儀式的なエレメントを取り入れた作品が多いです。雰囲気だったりタイトルだったり、決して何を指してるかはっきり言うことはありませんがそういう雰囲気が漂っていて。(それが新神話主義でいうmythicalということなんですね、きっと)
だからくるくる変わる拍子に合わせた踊りは人間のそれというよりは精霊だったり自然だったり、人間とそれらのつながりだったり、そういった不思議な儀式における踊りのイメージが強いです。
中でも「Maninyas」の第1楽章は一つの曲で様々なキャラクターが楽しめる、ロス・エドワーズの楽しいところが全部聴けるような曲です。大海原のようにゆったりした音楽や、飛び跳ねるような音楽、そしてバイオリンの機動力と回転の速さが生きる素早い踊り、どれもが魅力的。そしてどれもがオーストラリアらしい。
バイオリン協奏曲なのでバイオリンはもちろんかっこいいのですが、後半でのボンゴのスーパー活躍も聞き逃せません。原始的な雰囲気に拍車がかかる、エキサイティングなセクションです。
ロス・エドワーズはオケ作品、室内楽など結構広く作品書いてて、聞きやすい作品が多いので気軽に聞いてみてください~と言いたいです。
他にも木管楽器独奏のUlpirraとかバイオリンorビオラのためのEnyato IIの第2楽章「White Cockatoo Spirit Dance」、それから「The Heart of Night」をはじめとした尺八を使った作品も面白いですよ。
リンクしたのは手持ちの録音。録音も少ないみたいだけど豪内外で増えるといいな。
さすがに今のメルボルンは旅行するにはちょっとはずれかなー・・・
そんなメルボルンですが今年もこの時期がやってきました。豪ABC Classic FMによるカウントダウン100の放送が今日から始まりました。
以前も紹介しましたが今回のテーマはSwoon。投票時に書いたこちらのエントリーにあるように恍惚の音楽、時が止まるような音楽のコレクションです。
今日から4日間、ABC Classic FM(ネットではこちら)にて日本時間午前8時から午後3時まで放送。今日は100位から75位まで放送、カウントダウンはこちらのページに発表されています。
バッハのG線上のアリアやシューベルトのアヴェマリアなど有名どころが並んでますね。ここからさらに上位を予想するという観点でみるとサティの「Gnossienne」(ジムノペディやJe te veuxがさらに上に来る?)とかモーツァルトのランクイン曲はちょっと気になるところ。正直モーツァルトに関してクラリネット協奏曲はもっと上位に入ると思ってました。他にどんな曲が上に入ってくるんだろう。
それから全く知らない曲も入ってました。第86位のコルンゴルト「死の都」からのアリア。ちょっと聴いた限りいい曲だったんで要フォローアップ。コルンゴルトは全く知ってる曲がないのですがバイオリン協奏曲をおすすめされたこともあります。
そしてオーストラリアの作曲家の作品もランクイン。第91位のSculthorpeの小組曲、聴いてて楽しかったです。こういう手のひらサイズのミニチュア世界は愛せずにはいられない。そしてオーストラリアからさらにランクインするかな?ロス・エドワーズかWestlakeあたり入ってきそうな気がするのですが。というか入ってきてくれ。
話は変わって、そのロス・エドワーズの話。
地球の裏側アメリカのヒューストン・バレエが今Stanton Welch(オーストラリアのダンサー・振り付け師だそうです)のもと「Zodiac」という作品を世界初演したそうなのですが、この作品にロス・エドワーズの音楽が使われてると聞いてものすごく興味津々です。
ようつべにインタビュー動画とプレビュー動画がありました。音楽はプレビュー動画で主に聞こえます。
現代のバレエ!というのとオーストラリアの音楽がまた一つ海を渡った!という喜びもありますが興味ポイントは他にも。
この「Zodiac」、インタビュー動画によると十二星座のそれぞれをイメージした12つの踊りから構成されているそうで。それぞれの星座がどんな踊りになってるか、そしてロス・エドワーズがどんな音楽を書いてるか、そういうところが気になります。
だって十二星座ということはつまり構成としてはクラムのマクロコスモス第1巻・第2巻と同じなわけで。さらに踊りまでついてくるとなればこちらがどんな作品になってるか興味がわかずにいられない。
そしてリズムが強く特徴的なオーストラリアの音楽の中でもロス・エドワーズの音楽は特にバレエに向いてる音楽だと個人的に常日頃から思ってるのです。弧を描くような、跳ねるような音の形・流れが他のダンススタイルよりも描く線が丸いバレエ(モダン寄りな感じで)に似合っているような。
ただインタビューで言ってたように拍子が常に変わるのは難しそう。踊るのにも振り付けを考えるのにもこういう拍子の変わり方に体の動きが自然に合うようにできるのかな。
ということでなんか動画とか録画とか、はたまたCDで音楽だけでも味わってみたい作品です。
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さあ明日も朝からカウントダウン聴きながら仕事だ。面白い曲入ってますように。
今日の一曲: ロス・エドワーズ バイオリン協奏曲「Maninyas」 第1楽章
絶対紹介してるだろうなーと思ってブログ内検索したら20エントリー目とかで紹介していたのでまあいいやと再び紹介。
ロス・エドワーズの音楽を広めるならまずこれを紹介したい!というオススメナンバーワンな曲です。
ロス・エドワーズの音楽は虫の声や大地など自然のエレメント、神秘や儀式的なエレメントを取り入れた作品が多いです。雰囲気だったりタイトルだったり、決して何を指してるかはっきり言うことはありませんがそういう雰囲気が漂っていて。(それが新神話主義でいうmythicalということなんですね、きっと)
だからくるくる変わる拍子に合わせた踊りは人間のそれというよりは精霊だったり自然だったり、人間とそれらのつながりだったり、そういった不思議な儀式における踊りのイメージが強いです。
中でも「Maninyas」の第1楽章は一つの曲で様々なキャラクターが楽しめる、ロス・エドワーズの楽しいところが全部聴けるような曲です。大海原のようにゆったりした音楽や、飛び跳ねるような音楽、そしてバイオリンの機動力と回転の速さが生きる素早い踊り、どれもが魅力的。そしてどれもがオーストラリアらしい。
バイオリン協奏曲なのでバイオリンはもちろんかっこいいのですが、後半でのボンゴのスーパー活躍も聞き逃せません。原始的な雰囲気に拍車がかかる、エキサイティングなセクションです。
ロス・エドワーズはオケ作品、室内楽など結構広く作品書いてて、聞きやすい作品が多いので気軽に聞いてみてください~と言いたいです。
他にも木管楽器独奏のUlpirraとかバイオリンorビオラのためのEnyato IIの第2楽章「White Cockatoo Spirit Dance」、それから「The Heart of Night」をはじめとした尺八を使った作品も面白いですよ。
リンクしたのは手持ちの録音。録音も少ないみたいだけど豪内外で増えるといいな。
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