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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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17年(だと思う)。
前回のエントリーに拍手ありがとうございます~
絶賛四天王にぶちのめされ中です。おのれドータクン(その先にもまだ色々控えてるし)。
そういえば初めて銀をプレイしたときも四天王のエスパー使いに苦しめられたなあ・・・

そんなこんなですが今日は3月24日。私が初めてオーストラリアに来た記念日です。
1996年にこちらに来て以来、すっかりメルボルンが自分にとっての「みやこ」になりました。
といっても今の生活ではほとんど家にいますが・・・(汗)

でもやっぱり音楽関連はメルボルンがいいですねー。
今週はPeter Hillのメシアンのコンサート、そしてほぼ立て続けにGrigoryan Brothersのコンサート、そしてメル響のアデス「Tevot」のコンサート。それから先のことも考えなきゃなあ。いろんな場所でいろんな聞き逃したくないコンサートがいつでもあるのは本当に贅沢なことです。

そういえば今週末はイースターの連休ですよ。
学校での連休(だいたい秋休みと重なる)と、実際に法律で定められてる休日と、いろんな種類の店が閉まったり開いたりしている日が違ったりしてややこしいですが、とりあえずGood Friday(金)とEaster Sunday(日)が一番休み、ということでいいはず。
基本的にオーストラリアでは正月、Good Friday、Easter Sunday、クリスマス、Boxing Dayのそれぞれの前の日にスーパーの買い物を済ませておくのが吉ですね。

あとイースターは毎年時期が変わるのが面白いですね。
(いや、そんなに面白いってことはないか。そして面倒、っていうほど面倒でもなかったり)
定義としてはEaster Sunday=「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」(wikipedia)なので、早い年は3月の下旬、去年のように遅い年は4月の下旬になるんですね。
(4月の下旬には25日にANZAC dayがあって去年はほぼ重なってました)

イースターに卵を塗ったり隠したり見つけたり、はしたことないですし、イースターエッグやうさぎ型のチョコレートも最近はそんなに食べませんが、Hot Cross Bunsは毎年何回か買いますね。
ちょうど朝も涼しくなり始め、朝ご飯にシリアルは冷たいなと思うこの時期、朝食べるのにちょうど良いのです。ただオレンジピールが苦手なのでいわゆるChoc Cross Buns(チョコチップが入ってる)が好きなのですが、今年はほろ苦いモカ味のHot Cross Bunsを食べました。なかなかよかったです。

で、日本で「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、メルボルンもある程度そういう目安がありまして。
例えば春だったらメルボルンカップ(11月第1火曜日)までには30度超えの日が1回以上あるのが普通ですし、秋だったら早い年でもイースターまでには涼しくなってるはず、みたいな。
今年はでもやっぱり3月もちょこちょこ暑い日があって、秋分の日は30度くらいでしたし、今度の火曜日水曜日も30度超え。いつもにも増して変わりやすい天気も含めてちょっと異常な秋ですね。
メルボルンに初めて来たときには割と穏やかな秋だった記憶がうっすらあるのですが・・・ものすごくびっくりはしなかったです。確実に。

なんかもうこれから涼しくなってくることに関してもあきらめはついてきましたが、まだまだちょっと精神が本調子じゃないのはなんとかならないかな。涼しくなったら低くなってもいいから落ち着いてほしいです。


今日の一曲: グスタフ・ホルスト 「聖ポール組曲」より「間奏曲」



ホルストといったら「惑星」、なのですがその印象が強すぎて(というか主に木星と火星)他にもいろいろ作品を残しているのに知られていない残念さ。(でも惑星の他の楽章も知ってほしい)

その中で小さいけどいい味を出していると思うのがこの「聖ポール組曲」。今でもイギリスで名門とされている女子校のために書かれた曲で、4つの短めの楽章からなる組曲です。
特に最終楽章はDargasonsといって吹奏楽のための組曲にも入っていてそれで聴いたことがある人も結構いるんじゃないかな(うちの両親がまずそうですが)。

でも今回は第3楽章。ホルストの作品としてもイギリス音楽としてもちょっと珍しくて不思議な感じの曲です。
メロディー(そして音階)がイギリス音楽じゃないんですよね、まず。どこのものとも言えないエキゾチックなメロディー。バイオリンのソロが主に奏でるのですが、その楽器のチョイス、それから歌の部分と踊り風の部分の所々の雰囲気がハンガリー風でもあり、でもちょっと違うようでもあり。不思議。

本当にその不思議さを味わうだけの曲と言われてもしょうがない気もするのですが、面白くて独特な美しさがある曲です。そもそもバイオリンばっかりずるいなー、と元チェロ弾きとしては思うのですが。(というかそれよりビオラがこういうメロディーは得意かもしれないですね)

ということでこの曲だけでなくホルストの他の曲もちょっと聴いてほしいなーと思います。
ふと見つけたこの録音、演奏者も指揮者も申し分ないですね。知らない曲がいっぱい収録されてるので自分も勧めるだけじゃなくて聴いてみなければ。


拍手[1回]

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ポケモンも進んでます
前回のエントリーに拍手ありがとうございます。
今日もまだまだ調子悪し、不安定です。ピアノの練習は短め、仕事はゆっくりめで進めています。
なかなか落ち着きがなくメンタルがかなりぐらぐら来ていて集中力も低く。
いろんなことが苦ですがなんとかちょこちょこ。

ピアノはやっぱり一番大変ですね。タスクが複雑なので調子が悪いと一番最初に影響がでる。
仕事はそれに比べると大丈夫ですがなんせ時間が長いし朝の部もあります(起きる・始めるのもちょっと最近は遅め)。
書き物・創作系統もやりたい気持ちはあるものの完全に停滞中。

それに加えてAge of Wonders(Shadow Magic)も両ルートかなり複雑なシナリオ3に届いてしまったためなかなか手が出せず。ちなみにJuliaルートはいろんな種族が入り交じった混戦(おそらく一部とは同盟できるにしても勢力数がかなり多かった)、そしてKe-nanルートは(Juliaルート第1シナリオで敵だった、本シナリオでマップの大部分を占める)Vorsarと敵対・・・と思いきやいきなりShadow Demonsに対して不本意ながら共同戦線をはることに。冒頭の説明によるとVorsarも実は結構このあと大変なことが待ってるようで、こちらはストーリー展開的にものすごく楽しみです。

なので今やってて一番(比較的)楽なことといえばポケモンですね(笑)
ダイヤモンドはちょうどいま8つめにして最後のジム(ナギサシティ・でんきタイプ)を攻略中。
ハートゴールドは8つジムを攻略して、まいこはん5人抜き(8つめのジムリーダーのドラゴンたちも難しかったけどまいこはんも手強かった!)を経てなんとか伝説のポケモン、ホウオウをマスターボールを使わず捕獲、これからチャンピオンロード→四天王との対決へ向かうところ。
(ダイヤモンドもこのジムをクリアすると別地方ですがチャンピオンロード→四天王との対決というコースをたどります)

チャンピオンロード地味にめんどいんだよなー・・・(苦笑)
ここまでちゃんとジムをこなしてひでんわざ(バトル内だけでなくフィールドで障害物を越えられるよう使うわざ)をおぼえたポケモンを持っていかなくちゃ通れないようになってるので。
途中で回復できるポイントも難しいし、ちょこちょこアイテム取りに寄り道しなきゃいけなかったりするので(2回目からは「そらをとぶ」で直接行けるので)、結構時間がかかる。

各バージョンで自分のパーティーが四天王挑戦に準備万端か、といえばそうでもなかったり。(挑戦を始めたら途中でポケモンセンターに戻れないので4人+チャンピオンに勝つまでアイテム回復しかできません)
ハートゴールドに関しては8つめのジム・まいこはん5人ぬき・ホウオウとずっと苦労続きというか、力の差をものすごく感じ続けていたので。正直自信がない。
ハートゴールドはポケモン金のリメイクなのでそちらの四天王はゲームボーイ時代に何度も戦った相手である程度勝手は知ってるのですが。厳しい。

ハートゴールドのパーティーは、マグマラシ(最初に選んだポケモンの進化形)アリアドス、クロバット、ラプラス、ゴローン、ゴースト。
アリアドスとクロバットは序盤で育てるのにものすごく苦労したけれど今はだいぶ使い良くなりました。まだちょっと覚えてるわざが100%納得がいってない部分もあり。思い入れもあるし色々考えたいところ。

そしてただいま8つめのジムをクリアしたダイヤモンド版のパーティーは、エンペルト(最初に選んだポケモンの最終進化形)、ゴローン、トリトドン(にしのうみのピンクい子)、レントラー、ロゼリア、ヤミカラス。
エンペルト(みず・はがね)、トリトドン(みず・じめん)とゴローン(じめん・いわ)の棲み分けというのが未だにあやふやなままなのですが一応使い分けてはいる感じ。エンペルトは最終進化形になって「はがね」が追加されて、いろんなタイプに打たれ強くなって。はがねタイプはゲームボーイ時代はぱっとしなかったのですが改めてありがたさがわかるようになりましたね。
でもトリトドンも結構打たれ強くて安心感があります(前述ラプラスもそうですね。みず系統は打たれ強いとやっぱり頼もしいかな)。
こっちのパーティーの方が力はあるし、ここのところ苦労はしてないけれどこのバージョンの四天王と戦うのは初めてなのでなんとも言えないですな。

まだまだ出会ってないポケモンも多く、自分がどんなパーティーを最終的に組みたいかもわからないままですが、四天王クリアの後で色々ゆっくり見たり試したりするのは楽しみです。ポケモンの種類、わざだけじゃなく特性とか各種パラメータまで。
特にダイヤモンド版ではあんまり好きなむしポケモンいませんでしたからねー(ちなみにほのおポケモンの少なさがなにより異常だった)

結局のところ自分が好きなポケモンは以下のツボに絞られることが判明しました:
1)暗いポケモン(雰囲気・色など)
2)むしポケモン
3)長いポケモン(ドラゴンタイプもだいぶ増えましたが恐竜・怪獣風よりはやっぱり東洋の竜ですよ。あといもむしとか蛇とか)
ただこの好みだけでパーティーを組もうとするとだいぶ偏るような・・・(汗)
(あとリアルであんなに鳥鳥言ってるのにポケモンだとそんなに、だったり)

ということでこれからゆるゆる打倒四天王です。クリアしてもまだゲームは続き、お楽しみもたくさんまだまだ増えるので引き続き楽しみたいです。
そして何事もこだわりたくなる性分なので色々見て試してexploreし続けたいと思います。


今日の一曲: ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン ピアノソナタ第22番 第2楽章



こないだベートーヴェンのピアノソナタの話が出たときに好きで弾きたい気持ちはあると書いたような気がする曲です。
全部で32曲あるベートーヴェンのピアノソナタですが、この第22番は若干地味な印象が。それは全2楽章、所要時間10分強、しかも順番で言うと前には「ヴァルトシュタイン」、後には「熱情」という有名で、しかもベートーヴェンの情熱的なピアニズムを代表するようなソナタに挟まれているちょっと影が薄いソナタなのです。

ただ特にこの第2楽章はヴァルトシュタインに決して劣らないベートーヴェンらしさが見られます。
ベートーヴェンって以前書いたと思うのですが当時の音楽の常識を打ち破るようなこと、当時にしてみれば奇抜で信じられないような音楽を書いた人で。
それが初期のころはちょっと前に出てどやってる部分がなくもなく。

でも前回ベートーヴェンの話をしたときに紹介しましたヴァルトシュタインだったり、それからこの第22番を書いたときには音楽が熟して奇抜な表現とうまくとけあうようになって(あくまでも個人の見解です)。

この第2楽章では本当にびっくりするような調の変化、ハーモニーの移り変わりが出てきます。でもそれがなんとなく音楽的にしっくり来るような所もあり。びっくりするけど納得する、みたいな。
その調・色彩の変化だけでなく、曲の始まりから終わりまでずっと16分音符が走り続けるMoto Perpetuo(常動曲だそうです、日本語では)のスタイルに、さらに繰り返しがいくつかあったりして(聞こえるほどたくさんはない)、まるで迷路の中をめぐっているような感覚。

それがなんとなーく最近じわじわ来てるんですよね、自分の中に。ただ弾くとなると結構難しそうでもあるのですが。
なのでそのうちベートーヴェンのソナタを弾くならおそらくこれ・・・・か、第31番か。そんなところでしょうか。いつになるかはわかりませんが・・・


拍手[1回]

メシアンとオーストラリア(先生が話してくれたことのちょっとしたまとめ)
前回のエントリーに拍手ありがとうございました~
(だいぶちらかったので次回は要改善ですね)

ちょっとここ数日精神が故障気味です。おそらく季節の変わり目。
しかし気分が沈むのに加えて情緒不安定というか易刺激性・軽躁の傾向・不安などがやってくるのが厄介。今を乗り切るのもそうですがこれからの季節をなんとかsurviveしなきゃいけないので、なかなか今の不調は悩みどころ。

そんな中ピアノのレッスンに行ってきました。
およそ半年ぶり、今やってるプログラムを初めて先生に聞かせるレッスンでした。
今日はドビュッシーとフォーレをちょこちょこっと弾いたのですが(まあそこそこに弾けました。そして色々アドバイスをいただきました)、メシアンの話もしました。

先生がメシアンを弾いたのを聴いたことはないのですが、「20のまなざし」からはいくつか弾いているらしいんですよね。
そして先生はメシアンに会ってる(少なくとも直接みている)とのことで。
そのことは前からちょこちょこ聞いていたのですが今日は改めてまとめてみたいと思います。

メシアンがオーストラリアに来たのはオーストラリア建国200周年の1988年。
メシアンは旅するときは必ずマダム・ロリオと一緒だった・・・というのをどこかで読みましたが来豪のときも一緒だったそう。
で、そのときにメルボルンに来て、メルボルン大学のMelba Hallでコンサートが開かれ、ロリオ夫人が弾いたりメシアンが話したりしたのを先生が聴きに行ったそうです。
1988年というとメシアンはちょうど80歳。先生は去年70歳の誕生日コンサートをやったということは当時47歳。

メシアンは作曲家・オルガニストであり、敬虔なクリスチャン(基本カトリックで自然信仰など主流のキリスト教の信仰とは違う部分もあります)であり、そして鳥類学者でもありました。
彼が住んでいたフランスのみならず世界のいろんな場所で鳥の鳴き声を楽譜に起こして記録し、例えば「鳥のカタログ」(フランスの鳥たち)や「七つの俳諧」(日本の鳥たち)などの作品に取り入れたのです。

オーストラリアというのはコアラ、カンガルーなどの有袋類に限らず独特の生物(植物・動物)が独自の生態系を作り上げています。もちろん生息している鳥の種類も独特。ワライカワセミとかコトドリとか、それからセキセイインコを始めとするペットとして知られるインコ・オウム類の多くはオーストラリアが原産だったり。
(逆にその独特な種類のためメシアンが曲に使う鳥の多くはこちらでは直接見る・聴くことができないです)

なのでメシアンはオーストラリアの鳥たちに興味津々だったそうです。
(Melba Hallで話したときも「私は鳥が本当に好きで」みたいなことを言ったら先生始め聴衆が「うんうん、知ってるー」みたいなリアクションだったそうです)
ネットで探したらメシアンが来豪したのは冬周りだったため、多くの鳥の繁殖期から外れていて落胆した、との話もありましたが先生の話によるとフランスで聴くのとはかなり違う種類の鳥の声が聞けて興味深かった、と話していたそう。
(メシアンがマグパイの声を聴いてどう思ったのかが知りたかったな-。ちなみにオーストラリアでいうマグパイ(≠カササギ)の鳴き声はここの動画・音声で。私が知っている鳥の鳴き声では美しさのトップクラスです)

メシアンはメルボルンでは、というか郊外になりますがMt. DandenongのSherbrooke Forestに行ってコトドリ(Lyrebird)の鳴き声を聞いたそうです(野生で姿を見るのは難しいですが声だけならそんなに珍しくはないです)。コトドリは他の鳥の声やその他いろんな音(人工音まで)を物まねすることで有名ですが、メシアンはどんなコトドリの歌を聴いたのか気になりますね。
ちなみに私がSherbrooke Forestでコトドリの鳴き声を聞いたときはワライカワセミの鳴き声を真似してました(本物も聞こえました)。

そんなオーストラリアから持ち帰った鳥の声はメシアンが最後に完成させたオケ曲「彼方の閃光」(フランス語で「Eclairs sur l'Au-dela...」、1987~1991年作曲)に織り込まれています。
第3楽章の「コトドリと結婚の都」という楽章ではそのタイトル通りコトドリの鳴き声、それからワライカワセミの鳴き声(すぐわかります)も聞こえます。調べてみるとどうやらメシアンはこの曲の初演を聴くことがなかったようなのが残念。

ちなみにこのブログでも書いてるかもしれませんが去年メル響で以前首席指揮者を務めていたMarkus Stenzのカムバックミニシリーズで、プログラムが秘密になっていた最終コンサート(Act Three)ではこの「彼方の閃光」が演奏されました。(メル響とAustralian Youth Orchestraのコラボでこの大編成&複雑な名曲を演奏したのですが、私はラジオで聴いてるだけでした)
メルボルンに縁のある曲というのは結構少ないので(笑)とっても貴重なレパートリーだと思います。

メシアンも最近はここらではそんなにキワモノ扱いされなくなってきたというか玄人好みのコアなレパートリーに入って来た印象があるのですが、今日先生に聞いたら先生の生徒でメシアンを弾いてるピアニストはいないそうで(常に勧めてはいるとのことです)。
若いころにロマン派の情熱的な音楽に共感したり、ピアノを極めるピアニズムの王道を進んでいるとなかなかとっつきづらいものなのかなあ。曲自体の難しさ・複雑さ(技巧だけでなく頭での部分も)もあるのですが。

先生だけでなくラリアで一番クレイジーなピアニストである我らが(?)Michael Kieran Harveyもまたメシアンの音楽を愛する一人。私が在学中に「鳥のカタログ」を弾いてた以来彼がメシアンを弾くのを聴いていませんが、やっぱりこの国でメシアンといったらマイケル、なんですよね。

そしてメシアンを弾く人はいてもそのほとんどが「20のまなざし」を弾いてて、「鳥のカタログ」に関してはマイケルと自分以外で弾いてる人に出会ったことがない、という状態。鳥カタはピアノの曲としてはまた別のものが求められてそれが難しかったりするし、鳥カタが求めてるものをなかなかピアニストが求めないというか・・・うーん。

だからもっとオーストラリアのピアニストはメシアンを弾くといいと思うんですよ。
そして日本に関しても、メシアンの宗教観というか思想というか、自然に対するアプローチは日本の伝統的なそれとものすごく近いものがあるので、もっとメシアンに近づいてほしい、と思うのです。
(「七つの俳諧」がメシアン玄人でもとっつきにくい曲であるということのネガティブインパクトはあれど)

そんなことを自分の中で叫んでいたら今月末(イースター前)に国立アカデミーであるメシアンのコンサートのチケットが届きましたよ。
イギリスのメシアン弾き、Peter Hillを迎えて国立アカデミーの生徒たちとメシアンを中心にしたプログラムのコンサート。楽しみ!
9時コンサートで8時にトークがあるそうなので是非トークから聴きに行きたいです。

大学時代は私といったらメシアン、という認識が直接の知り合いに限らず結構広まってたみたいで、その特別な感じというか独占感もなんとなく気持ちいいですし、リストとかベートーヴェンみたいにものすごく伝統がしっかり根付いてたり、ピアニスト同士の競争があったり、そういうことがない自分のフィールドとしてあるのもいいのですが・・・
たまーにやっぱり寂しくなりますし、あと単純に素晴らしい音楽だからもっと弾かれて、もっと広い層の人の耳に入る&馴染むようになってほしいですよ。
クラムもそうですが(クラム同士はいつでも大歓迎)メシアンも本当にそう。

もっとメシアンの音楽が愛されるように、南半球の片隅で私もちょこちょこやってきます。


今日の一曲: クロード・ドビュッシー 「映像」第2集 「葉ずえを渡る鐘」

先生が弾いてる録音リンク

こんだけメシアンひっぱっといてなんですが、今日レッスンで弾いた曲から。
ドビュッシーの「映像」第2集は全3曲から成っていますが、その内の2曲が東洋モチーフ。で、この第1曲「葉ずえを渡る鐘」だけが東洋じゃない。おそらく西洋。

ただこの最初の全音階(=西洋の伝統的な音階とは違う)の鐘の響きだったり、ドビュッシー得意のどの調でもない曖昧なハーモニーなんかを聴くとどうも西洋の教会の鐘の音を連想するのが容易ではない。で、ちょうど他の2曲が東洋風だからイメージがそっちに引っ張られてしまう。
そんな経緯で未だにこの曲の「イメージ」(映像=Images、なのですが)がつかめていないわけです。

先生が言うにこれの第3曲の「金色の魚」をドビュッシー展で実際に見たように視覚的な「絵」をどこかで探してみればいいんじゃないか、と。ドビュッシーが意図した視覚的イメージじゃなくても
自分のこの曲の解釈を表すような画像をどこかで探してみたら良いんじゃないかと言われ。
(おそらくぐーぐるさんにお世話になるかと)

それからこの曲と同じく複数の種類の鐘の音をモチーフとしたラヴェルの「鏡」の最終楽章「鐘の谷」との比較も先生と話してました。先生曰くこっち(ドビュッシー)の方が「Imaginative」だと。確かにそうなんですよね。ラヴェルの方は割とリアルというか、鐘の音を重ねることで風景を描写するけれど、その他の風景の描写をしていないというか。この曲は割と鐘の音以外の部分も描き入れている感じ。
(ただ自分はその「いかに鐘の音だけで」みたいな部分だったり、響きだけで色々表現の実験ができる余裕があるラヴェルの方が好きだったりします)

ということでちょっと不思議な曲なのですが、後半の鐘の音が輝きながらころころと下降する部分の美しさったらたまらないです。なんというかやっぱり「映像」はドビュッシーの良いところが味わえるなあ、と。

そしてどれも長い曲ではないので「映像」第2集の他の2曲、さらに「映像」第1集の全3曲もおすすめ。先生の録音リンクしちゃいます。試聴がある第1集の「水の反映」はこのCDの中で自分的にベスト。

拍手[1回]

もっとチェロを好きになってくれ、な10曲コレクション
また間が開きました-。
例によってゲームです。そして書き物も進めています。ただやっぱりゲームです。
ポケモンダイヤモンドではディアルガを捕まえ(伝説のポケモンのはずなんですが一発で捕まってしまって)、Age of Wonders: Shadow MagicではJuliaルートシナリオ2を終えてKe-nanルートシナリオ2へ。
AoWはたまにマップ制覇でなくてシナリオ内のミッションをクリア=シナリオクリアという場合があるのでちょっと攻略調べてたら今後Julia, Ke-nanのルート(各3シナリオ)をクリアしたらダークエルフのMeandorのルートも出てくるようで大変楽しみ。前作までの経緯を見て彼のことはもっと知りたいと思っていたので。

さて、本題へ。
音楽に関して、楽器に関して色々考えを巡らせることが多いのですが、よく思うのは自分が特定の楽器で好きなところだったり魅力だったり、そういうものを伝えるにはどんな曲を聴いてもらったらいいだろう、ということ。
音楽に関しちゃ言葉だけじゃやっぱり伝わらないことも多いですしね。
ということで特にその「魅力を伝えたい!」という思いが強いいくつかの楽器についてお試しで10曲ずつ選んでみることにしました。理想としてはCD1枚にまとめて渡せるようにすることですが、とりあえず今回は時間は気にせず。
今回の楽器はチェロ。一番近い、一番知ってるはずのところから。お試し。

1)ドヴォルザーク チェロ協奏曲第1番
絶対王者ですからね。まずはこれです。チェロがいかに表現が豊かで、幅が広くて、1人でもオケに対等であることが分かって。音とか音楽自体だけではなくチェロを弾く作法とか、チェロの佇まい、気品というか、そういうものが感じられるという意味でもトータルで「これぞチェロ」みたいなところがある曲です。そして音楽自体も素晴らしい。ソロのパートだけでなくオケのパートも交響曲と同じくらいの内容の充実ですよ。特に第2楽章いいですね。

2)ベートーヴェン チェロソナタ第3番
チェロの豊かに歌い上げる音、その人間の声に似た暖かさを味わうのにはやっぱこの曲でしょう。時に甘く、時に激しく、そしてピアノとのアンサンブルも絶妙。チェロの魅力を味わうのなら第1楽章、ですが曲としては第2楽章が好き。そして第3楽章は本当に(聞いてても弾いてても)楽しい!

3)ショスタコーヴィチ チェロ協奏曲第1番
チェロは歌い上げるのが得意な楽器ですが、あんまりそっち系の曲ばっかり選んでもいられない。チェロ独特の暗い魅力やパワーなんかもカバーしてきたいのです。ということでチェロをよく知りチェロを愛した(と思われる)ショスタコ。第1楽章の更新での和音ばっかりのソロのかっこよさだったり、スローな第2楽章の狂おしいクライマックス、たった一人のカデンツァにブルドーザー級(!?)のラスト。かっこいい悪役なチェロが聞けます。

4)ブラームス チェロソナタ第1番
ブラームスは2つチェロソナタを書いていてどちらも甲乙つけがたいのですがチェロらしさを追求するならこっちかな。第1楽章での深く暗くてEarthyな、どこまでも内側に潜るような激しい情熱を持ったキャラクターだったり、第3楽章の男性的なパワフルさだったり。それにしてもブラームスは(ソナタ含めた)室内楽がとんでもなく素晴らしい。もっとブラームスを聴こうよみんな。そしてチェロソナタ第1番から始めてくださいな。


5)ヴィラ=ロボス ブラジル風バッハ第1番 第1楽章
1台だけでも十分いろんなことがカバーできるチェロをたくさん集めるとどうなるか。いろんな役割を分担して、まるでオーケストラのようなアンサンブルになります。それがこのブラジル風バッハ第1番。8~12人のチェロがパワフルに、そして一糸乱れぬチームワークで動き回ります。冒頭からのブラジル独特のリズムの躍動感がたまらないですねー。

6)エルガー エニグマ変奏曲 第12変奏
チェロのためのレパートリー以外でもチェロは色々なところで活躍しています。今回選んだのは変奏曲の途中で短いためちょっとだけ見過ごされがちなチェロのセクションソロ。イギリスらしい哀愁を帯びたメロディーをセクション全員で歌い上げる、目まぐるしい変奏曲の中でもひときわ美しいひとときです。

7)日本民謡 知覧節(ヨーヨー・マ演奏)
ちょっと変わり種を一つ。ヨーヨー・マが日本民謡を弾くJapanese MelodiesというCD収録の一曲。元々日本の音楽はメロディーに重心が大きくて、それをチェロで歌い上げると深みがぐんと増すのですが、この曲には特別ななにかを感じます。西洋の楽器と東洋のメロディーの組み合わせで、チェロの音色の美しさと日本のメロディーの柔軟さが不思議な音楽を作り出すような。

8)ショスタコーヴィチ 交響曲第5番
オケでチェロが一番輝いてるのっていつだろう、と思ったらこの曲にたどり着きました。いろんな楽器でいろんな良いとこがあって、チェロがものすごく目立つわけじゃないですが色々活躍場所はありますよ。冒頭とか(力強いところは一般的にチェロの貢献度が高い)、そしてスローな第3楽章は地味ながらも結構活躍してます。特にクライマックスで奏でる、諸刃の剣のようなメロディーは他の楽器じゃまねできない。

9)ピアソラ 「Le Grand Tango」
これはベートーヴェンとかブラームスとか伝統的なレパートリーに比べて若干演奏頻度は少ないように思われますが、チェロという楽器の性質を濃く表している曲だと思います。なんてったって情熱的。暗い。狂う。ただ暖かくて深くて歌うのではなく、「闇」はチェロの性質の大事なところを担っていると思います。とにかく最後の1/3での盛り上がりというか発狂が最高です。

10)クラム 弦楽四重奏曲「Black Angels」より「God-music」
クラム贔屓なのは差し引いてもこのGod-musicはチェロが活躍する曲としてもっともっと知られてほしく、評価してほしい曲ですね。チェロの音は地に足が着いたような安定感があるのですが、この曲ではそれも残しながらどこか浮遊しているような、伝統的なチェロのイメージからいろいろ解き放たれたようなところもあって(前述知覧節に似たような)。とにかくこのヘブライ風メロディーが美しくて、グラスハーモニカと音響が不思議な雰囲気を出して、本当に特別な空間と時間を作る曲です。

うーん、曲のチョイス・・・もうちょっとオケ周りでなんとかならないか。あと室内楽でももっと活躍してるはずなんだけどなあ・・・
レパートリーの幅は決して小さくはないけれど、ものすごく大きいわけでもないので取り残しはあんまりないはずなんですが。
とりあえずお試し、ということで。次回はもうちょっとだけでもうまく・・・なったらいいけど。
ちなみに他の楽器ではビオラとかチェレスタとか途中まで考えてありますが、なんとかまとまるといいな。


今日の一曲はお休みです。

拍手[1回]

引き続きゲーム三昧。
前回のエントリーに拍手どうもです~
なんだか間がちょっと開いていますが調子が悪いとかそういうことは全然なく仕事・ピアノ・ゲーム(そして書き物)にいそしんでいてじっくり考えることをしていないので・・・
とりあえず(借り物オンリーの)ダイヤモンドバージョンを一周したい!一周して色々他のバージョンに転送できるようにしたい!

ポケモンは奇しくもハートゴールド・ダイヤモンド両方6つジムバッジ獲得後あくのそしきとの最終バトルにさしかかっています。(ただしハートゴールドはゲームの全体が長いので相対的には進んでないことになる)
だんだん日本語と英語でポケモンの名前も覚えてきましたし、アイテム等もなじんできて。

それにしてもポケモンは翻訳が大変だろうな。ポケモンの名前、人名、地名、などなどはもちろん、技の名前とか台詞にちょっと日本語特有のだじゃれだったり独特の由来だったりで英語にすると違和感とかつっこみどころとかあるフレーズだったり。
それから多数でてくるトレーナーの、その特徴にあった台詞だったり、楽しそうだけれど大変だよなあ・・・と。
特にゲームを進める上でキーとなるジムリーダーたちは一回会ってバトルするだけなんだけどその後もずっと忘れないようなキャラに作ってあるから、翻訳するときもそのキャラクターを削らないように気をつけるんだろうなあ。

それはポケモンに限らずの話ですけどね。例えばSacrificeの5柱の神々(そして仕えるwizard達)の個性の強烈さったらものすごいですからね。あれは台詞が吹き込んであって聞こえるので余計にですが。
ゲームでも映画でも小説でも、翻訳される課程でそのキャラクターの魅力が失われるのは英語のほうが表現豊かな言語とか、日本語のほうが表現豊かな言語とか、そういう話ではないんですよね。

(ただしポケモンに関しては英語版だとマチスのアメリカンなあれがどうしても普通になってしまうというか・・・しょうがないんですが)

自分の書いたものを翻訳したり、はたまた仕事でちょっと柔らかい文書を訳したりするとき実感するんですがなかなか自分はそういうセンスがないなあ・・・と思いますね。
なかなか転がりがいい独特のフレーズとか言い回しとか、そういうものを生み出すのが難しい。

名前をつけるのは好きですけどね。センスがあるかどうかは別として、少なくとも時と共に自分になじむような。できれば地名でも人名でもその他固有名詞でもその性質と名前がお互い働き合うみたいな、そういう名前をつけたいと思います。

名前をつけることに関してはポケモンでの固有名詞の英語化は結構好きです。
基本そこらで出会うトレーナーの名前はそのタイプ(エリートトレーナーとかピクニックガールとか)になんとなーく合ってる場合が多いですし、街の名前とかも全般的にいい感じのが多いですし。
中でもダイヤモンド版にでてくるシロナさんが英語でCynthiaになってたのはものすごく納得がいきました。

さて、今日はAge of Wonders: Shadow MagicのKe-nanルートにも取りかかりたいのでここらへんで。そのうちまじめに書きます~


今日の一曲: Cafe Tacuba 「12/12」(クロノス・カルテット版)



入手しました!クロノス・カルテットのCD!
中でもこないだのコンサートの最後(=アンコール前)に聴いた「12/12」が収録されているということで「Nuevo」は手に入ってうれしい!

「Nuevo」はクロノス・カルテットが様々なラテン・アメリカのアーティストと共演した、民族色が大変強いアルバム。
以前このブログにも書いてますが私は父の影響でラテン系の音楽には結構なじみが良くて。ただクラシック音楽サイドでのラテン作品が大部分なのでこういうフォーク系(ただしジャンルとしてはそれに限らず)の、よりrawなラテンのキャラクターが聴けるのはうれしいです。

その中でもこの「12/12」。メキシコのロックバンド(フォークなども入ってるみたい)、Cafe Tacubaの曲です。
カトリック系のクリスチャンの国はクリスマスとかイースターだけでなく諸聖人の祭日なんかがあったりして、テレビなどでその祭りの様子をちらほら見たりするのですが、この12/12=12月12日もそういう祭りの一つだったはず。コンサートのプログラムによると。

イッテQのお祭り男を見てても思うのですが世界のいろんな国でいろんな性質のお祭りがあっても、人が集まって盛り上がるお祭りには共通する精神みたいなものがあるみたいで。祭りの音楽に関してもこの曲の冒頭とか、日本の祭りの音楽と根底にあるものが似ているような気が少しします。ごく自然に祭りを思って、その高揚を連想するくらいには。

歌うメロディーや躍動するリズムももちろんですが、バンド演奏の伴奏に回ったり、あと弦楽器らしい技巧を見せるところとか、12分弱の曲の至る所でクロノス・カルテットの演奏が楽しめます。
特に後半の第1バイオリンのソロ(でいいのかな)がかっこいい!クラシック外でも妥協しないがっつりバイオリンです。

ちなみに「12/12」はiTunes storeだと単独では買えません。アルバム丸ごとのみ購入可。ただ試聴はあります。
でもCD全体楽しく聞ける(そしてまだじっくり聞けてませんがじっくりクロノスのディテールも楽しめる)ので丸ごとおすすめです。この曲の後に入ってる最初の曲のダンスミックスもなんかとっても楽しいです(笑)

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