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前回のエントリー、そしてビオラのエントリーに拍手ありがとうございます~
一昨日はこないだ届いたスコアを読みながらペルトのLamentateを通して聴きました。
そして昨日は夢でface to aceの「ヒグラシ」を編曲する夢を見ました(夢の中ではっきり、というかがんがん聞こえました)。
ということで今もまだこの2曲が頭と心の奥に濃く刻まれている状態なのですが、今回は全く別の曲について書きたいと思います。
今(練習時間短縮中ながら)練習しているプログラムってメシアンの鳥カタを除くとちょっと「じゃない芸人」的なところがあるような。
フォーレも前奏曲集は比較的地味で演奏頻度も低いようですし、ドビュッシーの「映像」も第2集は時間も短く色彩もちょっと地味だったり、ラフマニノフの練習曲集「音の絵」もop.39のセットは渋いですし。
ラフマニノフ、といえば若いときの作品、前奏曲嬰ハ短調(日本では「鐘」という愛称で知られていますね)やピアノ協奏曲第2番などが良く知られていますが、そういう映画音楽を思わせるようなロマンチックな曲ばっかり知られているのは日頃からちょっと勿体ないな、と思っていて。
そういうロマンチックな曲からはラフマニノフはチャイコフスキーのロシアの流れを継ぐ後期ロマン派の終わり近くの作曲家、みたいな印象を抱かれることが多いのですが、ちょっと外に出てみるとまた違った新鮮なスタイルの音楽があって、意外と新しい時代を彼なりに切り拓いているようなところもあったりするのです。
特にラフマニノフがアメリカに渡って演奏家としての活動を主とするようになる前あたり、後期の作品は本当に毛色が違って面白いです。
ピアノ音楽ひとつとっても前奏曲集(op.23, 32)と練習曲集「音の絵」(op.33, 39)を比べると色々違うところがあります。(さすがにスクリャービンみたいに「これ同一人物!?」というほどではないですが)
ラフマニノフを始めチャイコフスキーや後の時代のストラヴィンスキー、プロコフィエフなどもある程度そうですが、ロシアの音楽って三和音(ドミソ、とかレファラ、とか3つの音で出来る和音)をそのままの形で重ねて使う事が多くて、結果色彩としては原色使いみたいなことになるんですよね(お隣のフィンランドのシベリウスもそう)。反対にフランスとかは三和音に音を+αしてもっと微妙な色彩を作ることが多いです。
でもラフマニノフは練習曲集あたりからハーモニー、そして色彩のバラエティが広がってきて、「いつの間にこんな色使うようになったの!?」と驚くほどです。その傾向は特にop.39のセットで強くて、なんかちょっと別世界なんですよね。
それが結果ラフマニノフらしくないとも取れますし、地味になったとも取れますが(例えば絵画で原色使いから和風の色に変わったようなことなので、どう転んでも全体が地味な印象に映る)・・・
それから後期のラフマニノフの音楽って、元々彼の音楽を裏で支えてたメカニズムみたいなものが前に出てくる、というか。
ロマンチックな印象が先走っているけれど、とっても頭脳プレイというか機械部分までものすごく綿密に作ってあって、理論的に分析してもものすごく深い。
それが後期になってみるとその機械部分が表に出てきて、結果一見クールになったようにも思えるのですが、中身は同じラフマニノフ、ロシア音楽の独特な熱や厳しさや土臭さがちゃんと入ってて。
だから魂は有名どころの曲となんら変わりないのですが、それを表現する方法だったり手段だったりが年を重ねた結果がらっと変わって、それが面白いと思うんです。先ほど絵画にちょっと例えましたがそういう感じなんですよ。音楽って絵画よりも比べにくいのですが。
そしてそのスタイルだったり、新しい表現の方向性が同じ時代の他の作曲家と違って。過激な試みはしていないけれど独特で、確かに20世紀の表現。ラフマニノフの後期の音楽はちょっと不思議なポジションにあるんです。
さて、長くなってしまったのでここで一旦切ります。次回は後半としてラフマニノフの後期の作品の中でも今回書いた特徴というか魅力が強く見られる練習曲集「音の絵」のop.39のセットについて続けて書きたいと思っています。書きます。
今日の一曲は次回やりますー。
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前回のエントリーに拍手ありがとうございます!
なんとか明日から(今日もちょろっとやったのですが)仕事復帰。いつもより短く、休憩を挟みながらどんな進み具合になるかまずは様子見。
今日、やっと去年(12月)に注文した楽譜が届きました。内訳は以下の通り:
フォーレ 前奏曲集
プロコフィエフ ピアノソナタ第3番
メシアン 練習曲集
ペルト Lamentate (オケスコア)
フォーレは言わずもがな今弾いてるあれです。いつかは9曲全部そろえたいのでやっぱり手元に持っておきたい(ただし安いのを買ったので一応音のチェックはしておかないと)。
プロコフィエフ、メシアンはまだ弾いてないですが好きな曲。プロコフィエフは10分と短い単一楽章のソナタ(短いけどバラエティに富んでいる)なのでレパートリーに加えておきたいですし、メシアンもまずは「火の島」の2つを弾けるようにしたい。
メシアンですが、2008年に新しく出た版で綺麗なプレゼンテーションに作曲家の注釈入り。見ているだけでもわくわkします。
ペルトのLamentateは大学の図書館になくて、長年スコアを見てみたいと思っていた曲でした。
聞こえる音だけじゃなくて曲がベースとしているテキスト(ベースがあるなんてそもそも知らなかったのです)だったり、調号の差だったり、ぱらぱらめくるだけでも発見がいっぱい。
Lamentateは出会った時から何か特別に感じるものがあり、ピアノ協奏曲的なフォーマット(ピアノ+オケ)を取る曲の広大なレパートリーの中で自分が一番弾きたいと強く思う曲で。
特別な曲なので聴くのは稀なのですが、じっくりスコアと聞いてブログに一つエントリーをたてたいと思っています。
そんな中CDも頼んじゃいました。
メシアンの「ミのための詩」、「七つの俳諧」と「鳥たちの目覚め」をブーレーズ指揮で、そしてクラムのアメリカ歌曲集第1,3集(クラムの娘さんが歌っているのです)、それから前回の「今日の一曲」でリンクしたクラムのCD。
なんか遅れるらしくて2月前半には着く予定。その頃だと日本で頼んだface to aceの「NOSTALGIA」も着くかなー・・・
それからこないだの大晦日の諸々使い倒したのでipodに若干ガタが来ているようなので、今日apple storeで新しいのを買いました。ipod classicの160GBです。ケースとかスクリーンプロテクターが店になかったのでネットで探し中。
今使っているipod classic 80GBは・・・何年使ってきたのかな。大学1年生とかの時に第2世代を買って、これが2台目なので。
で、apple storeで買ったら旅館とかで下着とかアメニティとか入れるような袋(アップルのロゴ入り)に入れてくれましたよ。ちょっとびっくり。(だってこれ絶対次旅行行く時下着入れに使いますし)でもiphoneにしてもipodにしてもこれくらいのサイズだからちょうど良いのかな。
そしてそして!今日はWunderkammerで初めて買い物しましたよ!
といってもカードなのですが。本当は器具とか昆虫の標本とかも買いたい・・・
でもただのカードじゃないですよ。前回の「今日の一曲」でちょろっと言及しました、生物の進化をたどるカードのシリーズ。全部で9枚あって、絵がある程度(完全ではなさそう)繋がるようになっているので今回3枚買いました。
元絵は作者さんのブログに「Revolutions」シリーズとしてアップされています。
今回カンブリア紀、デボン紀とジュラ紀を買ったのですが見れば見るほどクラムのVox Balaenae。海の背景だったり、流れ方だったり。ブログにある鯨の絵も同じくVox Balaenaeを思います。
最近書き物も全くといって進んでないのですがこんなに物を買うのはインプット時期に向いている傾向なのか。
ちょこちょこ時間も空く予定なので上手く活用しながら音楽・創作のためのインプットに向けていければなあ・・・あんまりだらだらしないように。
今日の一曲: ジョン・タヴナー 「処女の最後の眠り」
前借りたCDから。タヴナーとペルトの弦楽四重奏のための作品(編曲込み)のCDに収録されていた曲です。
ヨーロッパのミニマルミュージックはペルトを始め結構好きなのですが、まだまだ勉強不足。全体的に器楽曲よりも声楽曲が多いのですがまだ全然足を踏み入れられていない(そして今日来たLamentateにペルトの他の器楽曲のリストとか乗ってるのですが知らない曲・持ってない曲いっぱいあった)・・・
その中でもタヴナーの作品は今回初めて出会いました。
イギリスの今も存命の作曲家で、大学ではヨーロッパのミニマルミュージックのくくりで習いましたがWikipeをちょろっと見たら神秘主義のくくりになってましたね。メシアンの影響が大きいとか(それはまだ自分はなんともいえないですが)。
でもこのCDのカップリングだったり、ペルトとのサウンドの類似、そして神秘主義というよりは題材がはっきり宗教的なところとかなんとなくやっぱりペルト寄りな印象がありますね。
ペルトの音楽と何が違うか、というと・・・なんでしょうね、どことなくやっぱりルネッサンス時代から続くイギリス独特の色がありますし、あと横の線を大事にするというか。この曲でも途中で独立した、ちょっと即興的なスタイルのソロ(バイオリン→チェロ→ビオラ)が出てきたりしますし。ペルトはもっと大きいstructureで成り立ってる様な気がします。
この曲も弦楽四重奏の透明な響きに加えてハンドベルの神秘的な響きが本当に、純粋に美しいです。
音響から言っても教会で演奏するのにものすごーく向いている。音の余韻が混じり合うのが良い方向に働く、その音響により何倍も美しさが増すような曲です。
ちょっと長い曲ですが(25分弱)、ゆっくりじっくり聞ける時間と空間が取れれば素敵な25分になると思います。とりあえず試聴どうぞ。
(ちなみにタイトル、The Last Sleep of the Virginを「処女の最後の眠り」と訳しているところが多かったのでそう記しましたがどっちかというと「聖母の最後の眠り」としたほうがいいかな・・・と思ってます。メシアンの諸々の訳にならって。どうなんだろう。)
なんとか明日から(今日もちょろっとやったのですが)仕事復帰。いつもより短く、休憩を挟みながらどんな進み具合になるかまずは様子見。
今日、やっと去年(12月)に注文した楽譜が届きました。内訳は以下の通り:
フォーレ 前奏曲集
プロコフィエフ ピアノソナタ第3番
メシアン 練習曲集
ペルト Lamentate (オケスコア)
フォーレは言わずもがな今弾いてるあれです。いつかは9曲全部そろえたいのでやっぱり手元に持っておきたい(ただし安いのを買ったので一応音のチェックはしておかないと)。
プロコフィエフ、メシアンはまだ弾いてないですが好きな曲。プロコフィエフは10分と短い単一楽章のソナタ(短いけどバラエティに富んでいる)なのでレパートリーに加えておきたいですし、メシアンもまずは「火の島」の2つを弾けるようにしたい。
メシアンですが、2008年に新しく出た版で綺麗なプレゼンテーションに作曲家の注釈入り。見ているだけでもわくわkします。
ペルトのLamentateは大学の図書館になくて、長年スコアを見てみたいと思っていた曲でした。
聞こえる音だけじゃなくて曲がベースとしているテキスト(ベースがあるなんてそもそも知らなかったのです)だったり、調号の差だったり、ぱらぱらめくるだけでも発見がいっぱい。
Lamentateは出会った時から何か特別に感じるものがあり、ピアノ協奏曲的なフォーマット(ピアノ+オケ)を取る曲の広大なレパートリーの中で自分が一番弾きたいと強く思う曲で。
特別な曲なので聴くのは稀なのですが、じっくりスコアと聞いてブログに一つエントリーをたてたいと思っています。
そんな中CDも頼んじゃいました。
メシアンの「ミのための詩」、「七つの俳諧」と「鳥たちの目覚め」をブーレーズ指揮で、そしてクラムのアメリカ歌曲集第1,3集(クラムの娘さんが歌っているのです)、それから前回の「今日の一曲」でリンクしたクラムのCD。
なんか遅れるらしくて2月前半には着く予定。その頃だと日本で頼んだface to aceの「NOSTALGIA」も着くかなー・・・
それからこないだの大晦日の諸々使い倒したのでipodに若干ガタが来ているようなので、今日apple storeで新しいのを買いました。ipod classicの160GBです。ケースとかスクリーンプロテクターが店になかったのでネットで探し中。
今使っているipod classic 80GBは・・・何年使ってきたのかな。大学1年生とかの時に第2世代を買って、これが2台目なので。
で、apple storeで買ったら旅館とかで下着とかアメニティとか入れるような袋(アップルのロゴ入り)に入れてくれましたよ。ちょっとびっくり。(だってこれ絶対次旅行行く時下着入れに使いますし)でもiphoneにしてもipodにしてもこれくらいのサイズだからちょうど良いのかな。
そしてそして!今日はWunderkammerで初めて買い物しましたよ!
といってもカードなのですが。本当は器具とか昆虫の標本とかも買いたい・・・
でもただのカードじゃないですよ。前回の「今日の一曲」でちょろっと言及しました、生物の進化をたどるカードのシリーズ。全部で9枚あって、絵がある程度(完全ではなさそう)繋がるようになっているので今回3枚買いました。
元絵は作者さんのブログに「Revolutions」シリーズとしてアップされています。
今回カンブリア紀、デボン紀とジュラ紀を買ったのですが見れば見るほどクラムのVox Balaenae。海の背景だったり、流れ方だったり。ブログにある鯨の絵も同じくVox Balaenaeを思います。
最近書き物も全くといって進んでないのですがこんなに物を買うのはインプット時期に向いている傾向なのか。
ちょこちょこ時間も空く予定なので上手く活用しながら音楽・創作のためのインプットに向けていければなあ・・・あんまりだらだらしないように。
今日の一曲: ジョン・タヴナー 「処女の最後の眠り」
前借りたCDから。タヴナーとペルトの弦楽四重奏のための作品(編曲込み)のCDに収録されていた曲です。
ヨーロッパのミニマルミュージックはペルトを始め結構好きなのですが、まだまだ勉強不足。全体的に器楽曲よりも声楽曲が多いのですがまだ全然足を踏み入れられていない(そして今日来たLamentateにペルトの他の器楽曲のリストとか乗ってるのですが知らない曲・持ってない曲いっぱいあった)・・・
その中でもタヴナーの作品は今回初めて出会いました。
イギリスの今も存命の作曲家で、大学ではヨーロッパのミニマルミュージックのくくりで習いましたがWikipeをちょろっと見たら神秘主義のくくりになってましたね。メシアンの影響が大きいとか(それはまだ自分はなんともいえないですが)。
でもこのCDのカップリングだったり、ペルトとのサウンドの類似、そして神秘主義というよりは題材がはっきり宗教的なところとかなんとなくやっぱりペルト寄りな印象がありますね。
ペルトの音楽と何が違うか、というと・・・なんでしょうね、どことなくやっぱりルネッサンス時代から続くイギリス独特の色がありますし、あと横の線を大事にするというか。この曲でも途中で独立した、ちょっと即興的なスタイルのソロ(バイオリン→チェロ→ビオラ)が出てきたりしますし。ペルトはもっと大きいstructureで成り立ってる様な気がします。
この曲も弦楽四重奏の透明な響きに加えてハンドベルの神秘的な響きが本当に、純粋に美しいです。
音響から言っても教会で演奏するのにものすごーく向いている。音の余韻が混じり合うのが良い方向に働く、その音響により何倍も美しさが増すような曲です。
ちょっと長い曲ですが(25分弱)、ゆっくりじっくり聞ける時間と空間が取れれば素敵な25分になると思います。とりあえず試聴どうぞ。
(ちなみにタイトル、The Last Sleep of the Virginを「処女の最後の眠り」と訳しているところが多かったのでそう記しましたがどっちかというと「聖母の最後の眠り」としたほうがいいかな・・・と思ってます。メシアンの諸々の訳にならって。どうなんだろう。)
前回のエントリーに拍手ありがとうございます。
そして「精神の調子が悪いときの練習」についてのエントリーに拍手ありがとうございます!
あれは自分でも自信があるというか、自分ができることをなんとか形に出来たエントリーだったので。
少しでもヒントになれれば幸いです。
さて、無事日本からの年賀状も届き、お正月も終わり。
こないだPhysiotherapistに腕を診てもらいに行ったら腕(腱鞘炎)でなくて頸椎の神経のトラブルということでした。
首や首から腕へ繋がる神経のストレッチをしながらピアノも仕事も少なめ(しっかり休憩もとる)ということで当分は行くことになりました。
去年末にちょっと書きたかったことがあるのですが、時間が経ってしまったのである程度ざっくりした感じで書きます。
前回のエントリーで2011年の一時帰国の辺りから聴く音楽の幅が広がったと書きましたが(ボサノバ、聖飢魔II、アジアの民族音楽、などなど)、それとは別に同じ時期でクラシック音楽に関してもちょっと変化を感じたことがありまして。
それは自分が自発的に聞く音楽ではなく、メルボルン周辺で演奏されるレパートリーに関することで。
メルボルンでここ数年の間で20世紀以降の音楽の演奏頻度が大分多くなった気がするんですよね。
実際のところその変化は私が大学を卒業してから徐々に起こっていたはずなのですが、でも私が特に好きなメシアン、そしてクラムの演奏頻度は2011年から目立って増えてるような・・・気がするのです。
(もちろん2008年はメシアン・イヤーでアカデミーのメシアン祭りなどもありましたが)
あくまでも感覚的な話ですが(一度メルボルン各所で演奏されてるレパートリーを分析してみたいものです)。ただし卒業当時と比べると違いは明確です。
メシアンについてはこのブログで何度も書いているようにもうスタンダードなレパートリーの立派な一員だと思います。
去年ユースオケでトゥーランガリラを弾いたり、時の終わりの四重奏曲についてはここ2年で複数回演奏されていますし、オルガン作品もリサイタルなどで弾かれているようですし(ただフランスのオルガンとは楽器の違いもあって難しいところもあるんだろうな)。あとはフルートとピアノのための「Le Merle Noir」もちらほら。
20のまなざしとか鳥カタとかがっつり曲集全部演奏される機会、そして大編成の曲が演奏される機会というのはさすがに少ないですが、それはこれからかなあ・・・なんといっても奏者・聴衆の慣れ、そして奏者が練習などに費やす時間の関係がありますからね。
クラムは確かにここ2年で演奏機会が変わった作曲家だと思います。
2011年から2012年にかけて私が実際聴きに行っただけでもApparition、Black Angels、鯨の声、天体の力学。
Black Angelsは私が聴きに行ったコンサートの他にAustralian Chamber Orchestraが「The Reef」というコンサートで今年・来年と一部を抜粋して演奏していたり。
片手で数えられはしますが、今も生きている作曲家の中では割と演奏頻度が高いと思われます。
当然私はこれらの変化を好ましいものだと思っています。
自分が大好きな(そして素晴らしいと信じている)音楽を生で聞く機会が増えること、そういった音楽の話をする仲間が増えることも嬉しいですし、奏者だけでなく聴衆にもそういった音楽が受け入れられ愛されるのも嬉しいですし。
現代音楽って難しいようで本当はそんなに難しくないし、独特の言語ながらも独特の美しさや表現があって面白いものだということが奏者に、そして聴き手に伝わりつつあるのは素晴らしいことだと思います。
前なんかのコンサートの前でマイケルが話していたのですが、ポピュラーな、聴衆に受けの良い音楽ばかりを提供することは奏者にとっても、音楽にとっても、そして聴衆にとっても良いことではないんです。
音楽によって新しい世界を拓くのは奏者が担うべき責任で、奏者は演奏を以て常に先頭に立って道を拓かなくちゃいけないと私は思っていて。(自分が出来てるかというとあれなんですが)
それは弾き手・聴き手にとって大変なことだけれどとっても大事なこと。
なかなかその奏者の意識も難しいです。私と一緒に大学を卒業したピアニストたちで海外に留学に行った友達がいるのですが、そのうち何人かは向こうで現代音楽をアクティブに弾くようになってるんですよね。(アカデミーに進学した友達もしかり)
つまり、メルボルン大学音楽科においての現代音楽に関する教育(特にピアニストの)はどうもいかんですよ。
(それはまあクラムの音楽を実験音楽扱いしていたことを始め在学中もうすうす気づいていたのですが)
それからマイケルの話でちょろっと聞いたのが世界の色んなところでクラシック音楽の新しい音楽の作曲・演奏活動が推進力を失って来ている、ということで。マイケルのがんばりなどもありオーストラリア(特に南部)はまだまだmomentumを持っているとのことですが・・・
それは先ほど書いた「受けの良い」音楽への偏り(もちろんお客さん集めて稼がなくちゃいけないのですが、それでも一般への浸透も合わせて諸々)、奏者の教育(奏者の質は高くなっているのに)など色々要因があって。
演奏の形態を工夫したり、色々試行錯誤がなされているのですが・・・
そんな中メシアンとかクラムは(現代音楽でも)必ずしも前衛的な音楽ではなくて、抽象的だけれど音楽的・イメージ的にとっかかりがある、現代音楽におけるゲートウェイとしてのポテンシャルがあると思うのです。
(マリファナがゲートウェイ・ドラッグと言われるのと重ねてしまった(汗))
だからメシアンやクラムの作品がその前の時代の作品と組み合わせられたり、もっと前衛的な作品と組み合わせられたりすることで奏者・聴衆共に道を拓くきっかけになると思いたいんです。
(クラムの作品は踊りや照明など演出のポテンシャルもありますし、それにどちらも室内楽でちょっと変わった組み合わせの楽器を使ってたりとかして、それでもレパートリー組みの可能性が広がりますしね)
だから純粋にもっとメシアンが聞きたい、クラムが聞きたい、というだけじゃなくてさらに向こうへの広がりもあるといいな、と思っています。
もちろん自分でもメシアン、クラムを弾いてそしてそこから20・21世紀音楽のレパートリーを広げていかないと、ですね。
今日の一曲: ジョージ・クラム 「鯨の声」 第四変奏 「中生代」
今日はメルボルン、最高気温が41度でした。暑くなるとクラムが聞きたくなりますが、特に最近海を思うことが多くなり、海が恋しくなるとやっぱり「鯨の声」(Vox Balaenae)が恋しくなります。
このブログでも何度か話が出ていますがこの「鯨の声」はフルート、チェロ、ピアノのために書かれた曲で、時の始まりから時の終わりまでの海、そして時代と共にその海で生命をはぐくむ生物たちの栄枯盛衰を描いた作品です。
作曲家クラムがザトウクジラの声をテープで聴いたのがきっかけでこの曲を書いたんだとか。
どこまでこの曲が科学的な諸々を反映しているかは分かりませんが(それに1971年作曲ですから新しい発見によって変わってることもいっぱいあるかも)、地学周りで調べて見ると面白いものがいっぱい出てきますね。
私がお気に入りに入れてるページにこういうサイトがあるのですが、割と「鯨の声」に対応するところがあって活用しています。
第4変奏の「中生代」は爬虫類、特に恐竜が地球に君臨した時代です。
気候は温暖で多湿、海は低酸素だったそう。爬虫類は地上だけでなく海にも生息していて、その鱗と牙を持った「竜」たちの繁栄をこの「中生代」の賑やかでメタリックな音から連想します。
(ちなみに金属音はピアノの特殊奏法によるもの。彫刻刀を使ったりしてるはず)
この「中生代」でフルートとチェロが奏でるエキゾチックなメロディーだったり、波のしぶきを思わせるピアノの5連符の音だったり、ダイナミックな曲調が私がこの曲を好きになったきっかけで。(あとは小さいころ恐竜が好きだったのもかなりイメージに影響してるかも)
やっぱりこの変奏はピアノ無双ですから(笑)フルートがかっこいい変奏も、チェロがかっこいい変奏もあって、全員それぞれ見せ場があるのもいいですね。楽しそう。難しそうですが。
そして以前書いているのですがこの曲、割とクラムの愛好家でない音楽家にも人気なんですよ。フルート奏者での人気は言わずもがなですがこれでクラムに興味を持ち始める人がちらほら。
そんなには不協和音的ではないですし、割と伝統的な「美しさ」も持ち合わせているのでクラムをあんまり聞いたことがない、という場合でもお薦めです。
なんか書いてたらこないだWunderkammerで見た各時代(古生代・中生代など)のカードを買いたくなりましたね。楽譜がなぜかちょろっとついてるやつ。ぴったりじゃないですか、この曲に。
こんど買ってこようかな。
リンクしたのは手元にある録音。Zizi Muellerのフルートがかっこいいんだ!(Idyll for the Misbegottenでも)
そしてMadrigalsを歌ってるのはJan DeGaetani!さらにジャケットもかっこいい(笑)
これも大学図書館コピーなのでそのうち(リンクしたのはmp3ですがCDとして)入手したいです。
そして「精神の調子が悪いときの練習」についてのエントリーに拍手ありがとうございます!
あれは自分でも自信があるというか、自分ができることをなんとか形に出来たエントリーだったので。
少しでもヒントになれれば幸いです。
さて、無事日本からの年賀状も届き、お正月も終わり。
こないだPhysiotherapistに腕を診てもらいに行ったら腕(腱鞘炎)でなくて頸椎の神経のトラブルということでした。
首や首から腕へ繋がる神経のストレッチをしながらピアノも仕事も少なめ(しっかり休憩もとる)ということで当分は行くことになりました。
去年末にちょっと書きたかったことがあるのですが、時間が経ってしまったのである程度ざっくりした感じで書きます。
前回のエントリーで2011年の一時帰国の辺りから聴く音楽の幅が広がったと書きましたが(ボサノバ、聖飢魔II、アジアの民族音楽、などなど)、それとは別に同じ時期でクラシック音楽に関してもちょっと変化を感じたことがありまして。
それは自分が自発的に聞く音楽ではなく、メルボルン周辺で演奏されるレパートリーに関することで。
メルボルンでここ数年の間で20世紀以降の音楽の演奏頻度が大分多くなった気がするんですよね。
実際のところその変化は私が大学を卒業してから徐々に起こっていたはずなのですが、でも私が特に好きなメシアン、そしてクラムの演奏頻度は2011年から目立って増えてるような・・・気がするのです。
(もちろん2008年はメシアン・イヤーでアカデミーのメシアン祭りなどもありましたが)
あくまでも感覚的な話ですが(一度メルボルン各所で演奏されてるレパートリーを分析してみたいものです)。ただし卒業当時と比べると違いは明確です。
メシアンについてはこのブログで何度も書いているようにもうスタンダードなレパートリーの立派な一員だと思います。
去年ユースオケでトゥーランガリラを弾いたり、時の終わりの四重奏曲についてはここ2年で複数回演奏されていますし、オルガン作品もリサイタルなどで弾かれているようですし(ただフランスのオルガンとは楽器の違いもあって難しいところもあるんだろうな)。あとはフルートとピアノのための「Le Merle Noir」もちらほら。
20のまなざしとか鳥カタとかがっつり曲集全部演奏される機会、そして大編成の曲が演奏される機会というのはさすがに少ないですが、それはこれからかなあ・・・なんといっても奏者・聴衆の慣れ、そして奏者が練習などに費やす時間の関係がありますからね。
クラムは確かにここ2年で演奏機会が変わった作曲家だと思います。
2011年から2012年にかけて私が実際聴きに行っただけでもApparition、Black Angels、鯨の声、天体の力学。
Black Angelsは私が聴きに行ったコンサートの他にAustralian Chamber Orchestraが「The Reef」というコンサートで今年・来年と一部を抜粋して演奏していたり。
片手で数えられはしますが、今も生きている作曲家の中では割と演奏頻度が高いと思われます。
当然私はこれらの変化を好ましいものだと思っています。
自分が大好きな(そして素晴らしいと信じている)音楽を生で聞く機会が増えること、そういった音楽の話をする仲間が増えることも嬉しいですし、奏者だけでなく聴衆にもそういった音楽が受け入れられ愛されるのも嬉しいですし。
現代音楽って難しいようで本当はそんなに難しくないし、独特の言語ながらも独特の美しさや表現があって面白いものだということが奏者に、そして聴き手に伝わりつつあるのは素晴らしいことだと思います。
前なんかのコンサートの前でマイケルが話していたのですが、ポピュラーな、聴衆に受けの良い音楽ばかりを提供することは奏者にとっても、音楽にとっても、そして聴衆にとっても良いことではないんです。
音楽によって新しい世界を拓くのは奏者が担うべき責任で、奏者は演奏を以て常に先頭に立って道を拓かなくちゃいけないと私は思っていて。(自分が出来てるかというとあれなんですが)
それは弾き手・聴き手にとって大変なことだけれどとっても大事なこと。
なかなかその奏者の意識も難しいです。私と一緒に大学を卒業したピアニストたちで海外に留学に行った友達がいるのですが、そのうち何人かは向こうで現代音楽をアクティブに弾くようになってるんですよね。(アカデミーに進学した友達もしかり)
つまり、メルボルン大学音楽科においての現代音楽に関する教育(特にピアニストの)はどうもいかんですよ。
(それはまあクラムの音楽を実験音楽扱いしていたことを始め在学中もうすうす気づいていたのですが)
それからマイケルの話でちょろっと聞いたのが世界の色んなところでクラシック音楽の新しい音楽の作曲・演奏活動が推進力を失って来ている、ということで。マイケルのがんばりなどもありオーストラリア(特に南部)はまだまだmomentumを持っているとのことですが・・・
それは先ほど書いた「受けの良い」音楽への偏り(もちろんお客さん集めて稼がなくちゃいけないのですが、それでも一般への浸透も合わせて諸々)、奏者の教育(奏者の質は高くなっているのに)など色々要因があって。
演奏の形態を工夫したり、色々試行錯誤がなされているのですが・・・
そんな中メシアンとかクラムは(現代音楽でも)必ずしも前衛的な音楽ではなくて、抽象的だけれど音楽的・イメージ的にとっかかりがある、現代音楽におけるゲートウェイとしてのポテンシャルがあると思うのです。
(マリファナがゲートウェイ・ドラッグと言われるのと重ねてしまった(汗))
だからメシアンやクラムの作品がその前の時代の作品と組み合わせられたり、もっと前衛的な作品と組み合わせられたりすることで奏者・聴衆共に道を拓くきっかけになると思いたいんです。
(クラムの作品は踊りや照明など演出のポテンシャルもありますし、それにどちらも室内楽でちょっと変わった組み合わせの楽器を使ってたりとかして、それでもレパートリー組みの可能性が広がりますしね)
だから純粋にもっとメシアンが聞きたい、クラムが聞きたい、というだけじゃなくてさらに向こうへの広がりもあるといいな、と思っています。
もちろん自分でもメシアン、クラムを弾いてそしてそこから20・21世紀音楽のレパートリーを広げていかないと、ですね。
今日の一曲: ジョージ・クラム 「鯨の声」 第四変奏 「中生代」
今日はメルボルン、最高気温が41度でした。暑くなるとクラムが聞きたくなりますが、特に最近海を思うことが多くなり、海が恋しくなるとやっぱり「鯨の声」(Vox Balaenae)が恋しくなります。
このブログでも何度か話が出ていますがこの「鯨の声」はフルート、チェロ、ピアノのために書かれた曲で、時の始まりから時の終わりまでの海、そして時代と共にその海で生命をはぐくむ生物たちの栄枯盛衰を描いた作品です。
作曲家クラムがザトウクジラの声をテープで聴いたのがきっかけでこの曲を書いたんだとか。
どこまでこの曲が科学的な諸々を反映しているかは分かりませんが(それに1971年作曲ですから新しい発見によって変わってることもいっぱいあるかも)、地学周りで調べて見ると面白いものがいっぱい出てきますね。
私がお気に入りに入れてるページにこういうサイトがあるのですが、割と「鯨の声」に対応するところがあって活用しています。
第4変奏の「中生代」は爬虫類、特に恐竜が地球に君臨した時代です。
気候は温暖で多湿、海は低酸素だったそう。爬虫類は地上だけでなく海にも生息していて、その鱗と牙を持った「竜」たちの繁栄をこの「中生代」の賑やかでメタリックな音から連想します。
(ちなみに金属音はピアノの特殊奏法によるもの。彫刻刀を使ったりしてるはず)
この「中生代」でフルートとチェロが奏でるエキゾチックなメロディーだったり、波のしぶきを思わせるピアノの5連符の音だったり、ダイナミックな曲調が私がこの曲を好きになったきっかけで。(あとは小さいころ恐竜が好きだったのもかなりイメージに影響してるかも)
やっぱりこの変奏はピアノ無双ですから(笑)フルートがかっこいい変奏も、チェロがかっこいい変奏もあって、全員それぞれ見せ場があるのもいいですね。楽しそう。難しそうですが。
そして以前書いているのですがこの曲、割とクラムの愛好家でない音楽家にも人気なんですよ。フルート奏者での人気は言わずもがなですがこれでクラムに興味を持ち始める人がちらほら。
そんなには不協和音的ではないですし、割と伝統的な「美しさ」も持ち合わせているのでクラムをあんまり聞いたことがない、という場合でもお薦めです。
なんか書いてたらこないだWunderkammerで見た各時代(古生代・中生代など)のカードを買いたくなりましたね。楽譜がなぜかちょろっとついてるやつ。ぴったりじゃないですか、この曲に。
こんど買ってこようかな。
リンクしたのは手元にある録音。Zizi Muellerのフルートがかっこいいんだ!(Idyll for the Misbegottenでも)
そしてMadrigalsを歌ってるのはJan DeGaetani!さらにジャケットもかっこいい(笑)
これも大学図書館コピーなのでそのうち(リンクしたのはmp3ですがCDとして)入手したいです。
前回のエントリーに拍手どうもですー
相変わらず大事を取って腕休暇中ですが明けましたので新年のご挨拶、去年の振り返りと昨日の冒険をまとめたいです。
ということで。
新年明けましておめでとうございます。
新しい年が皆様にとって幸多きなりますよう、そして今年もこのブログ共々よろしくおねがいします。
2012年・・・は悔しさの残る年末年始ではあったもののいい年だったことは変わりないですね。
リサイタルに一時帰国に諸々創作活動、仕事などいろいろ楽しいこと良かったこと達成したこといっぱいで。
精神面でも大きな問題はなかったですし、季節とともに変化する精神状態に対する事前の対策・心構えもドクターと話し合いましたし。
それから2012年は弾く音楽の幅がちょっと広がり、聴く音楽の幅がかなり広がった年でした。
もともとは2011年後半の一時帰国の頃に父のCDコレクションに手を出し始めたり、聖飢魔IIの音楽を聴くようになってface to aceの音楽を好きになったり、そこから続いてですね。
それから国立アカデミーのAustralian Voicesシリーズを通じてオーストラリアの音楽を聴く頻度もぐんとあがりました。
まだまだいろんな音楽をこれから広く深く知りたいと思っているのでそれは今年も引き続き出会いを広げていきたいと思います。
2013年の抱負のようなものも一応ちょこちょこ考えています。そんなに大きいものはないですが。
とりあえずまずは一日でも早くピアノが弾きたいのですが、それは短期間のあれなので・・・
まずは某本舗に出すお便りを書くのに1週間とか2週間とかかけない、とか。
あとはもちょっと運転なり公共交通機関で外に出かけるとか。
もうちょっと創作周り、書き始めないものをまとめていくとか。
それから自分の都合以外の部分が大きくてどうなるかわからないものとしては今年父と一緒にACEさんと岸部さんのコンサート聴きにいけたらなあ、と思うのです。父の予定とか一時帰国のタイミングとか諸々難しいので実現はさて、ですが。
さて、話変わって昨日は一日外で過ごしました。
結構閉まってる店も多いのですが開いてる店も多いですね。そしてクリスマスと正月はひとくくりで「Holiday」なのでどこにいってもクリスマスの飾り付け続行中。
まずはMount DandenongあたりにあるSassafrasのMiss Marple's Tea Roomでスコーンをいただいて(混んでた!でも一人だったからすぐ入れた)、周りの店を見て。お隣のお茶屋でお茶買ってしまった。
それからこのSassafrasとOlindaにちょっと古い感じのお菓子やさんがあるのですが、そこで懐かしのユーカリキャンディーを買いました。
それから近くで森の中に入る道があったのでちょっとばかり散歩・・・のはずが戻りがずっと上り坂でかなり体力消耗。(情けない・・・)
そしてそこから晴れた山からの良い景色を見ながらバスで下山、シティ周りに。
お目当ては美術館(National Gallery of Victoria)のバレエとファッションの展示。小さい展示だったので常設展も見ました。前NHKのニュースかなんかで読んだのかな、この美術館のアジアの作品を展示してあるところに日本の美術品を特集したところがあるのでそれも見ました。北斎の漫画とかありましたね。
その後はシティでショッピングセンターを回って、そしてDocklandsのNew Quayに。
そうそう、シティサークル(シティをぐるっと回る無料のトラム)は大晦日は夕方で終わりなんですね。初めて知った。
Docklandsは開発失敗とかなんとか言われてますが夏の海沿い、ハーバーがあって花火もやるとなるとそこそこ活気にあふれますね。
そこからトラム沿いに歩いて南下、Docklands Park(お気に入りのスポットなのです)を通ってSouth Wharfへ、そして東に向かってクラウン・カジノで鴨ラーメン。
鴨ラーメン、いつもより混んでた中で急いで食べたのですが肉がちょっとぱさぱさして骨からはがれにくく、さらに骨髄を食べられる部分が少なくちょっと残念だったものの、久しぶりに食べれて&2012年最後の夕飯として食べれてよかったー。
しかもサウスバンクでいつものTutto Beneにいったらライチ味のジェラートあったんですよ。濃いからなのか不思議な風味がして(間違いなくライチの風味なのですが)ものすごく不思議でしたね。
いやあジェラートもっと食べたい。もちょっと長くいたらもう一杯食べてたかも(汗)さすがに朝早くて疲れたんで花火が始まる前に帰ってきてしまったのですが。
ちなみに花火は9時半開始だったそうです。日没が9時とかですからね。
・・・ということで2012年の大晦日も楽しかったです。一日にこの日くらいは街で集まる人の活気に当てられるのもいいですね。今年の大晦日はどう過ごせるかな。
今日の一曲: ロス・エドワーズ 尺八とオーケストラのための「The Heart of Night」
(Australian Music Centreでの録音リンク、試聴あり)
こないだ借りたCDから一つ。ロス・エドワーズはオーストラリアの作曲家ですが尺八を使った作品を書いているんですよ、ということは借りた当時に書いています。
あれから改めて聴いてみたのですが面白い曲だな、と思いました。本当に面白い。美しいはもちろんなのですが。
尺八に限らず西洋文化の楽器にその外の楽器を混ぜるとまず出てくる問題が音程の問題。
この曲ではバックがオーケストラということもあり西洋音階・西洋音程で終始統一しています。
それから東アジアのリズムの感覚って西洋とはかなり違って、そこのところの歩み寄りも難しいのですが、この曲は日本の音楽のリズムの自由さを最大限生かすフリーなリズムで書かれています。
(それが結果オーストラリアの原住民の音楽に少しフィーリングが近い感じに思えるのは私だけかしら)
尺八はいわゆる木管楽器で、オケの木管楽器ともものすごく親和性が高いことにこの曲で本当に感動しました。バスクラとかファゴット、コントラファゴットが同じくフリーな感じのソロを奏でたり、下でDroneとして尺八の音を支えたり、その溶け合い具合が独特で素晴らしいですね。
そしてそれはオケの他の楽器でも言えることですね。割といいこと溶け合うじゃないですか。
曲全体としてはこういう一見盛り上がりとか方向性の弱い曲が好きになれない人もいるとは思うのですが、バルトークやマーラーから続く「夜の音楽」のスピリット、それからオーストラリア原住民の「Dreamtime」のコンセプトから繋がるものがあり、そして日本の文化についてはよく知らないのですが確かにそちらからの支流もあるような気がして。
日本・西洋・オーストラリアのエッセンスが入ってると思うんですよね。
ということで美しく、かつ面白い曲として、そして日本とオーストラリアを繋ぐ曲としておすすめです。
ちなみにこの曲を演奏しているRiley Leeは尺八奏者としてオーストラリアでは有名な方だそうです。
ロス・エドワーズの他の尺八作品も今年聞いてみたいです。
そしてロス・エドワーズはバイオリン協奏曲「Maninyas」を始め美しくて面白い、聞きやすくてオーストラリアの音楽に特徴的な感じの曲を色々残しています。もっと聞かれて知られて欲しいなあ!
相変わらず大事を取って腕休暇中ですが明けましたので新年のご挨拶、去年の振り返りと昨日の冒険をまとめたいです。
ということで。
新年明けましておめでとうございます。
新しい年が皆様にとって幸多きなりますよう、そして今年もこのブログ共々よろしくおねがいします。
2012年・・・は悔しさの残る年末年始ではあったもののいい年だったことは変わりないですね。
リサイタルに一時帰国に諸々創作活動、仕事などいろいろ楽しいこと良かったこと達成したこといっぱいで。
精神面でも大きな問題はなかったですし、季節とともに変化する精神状態に対する事前の対策・心構えもドクターと話し合いましたし。
それから2012年は弾く音楽の幅がちょっと広がり、聴く音楽の幅がかなり広がった年でした。
もともとは2011年後半の一時帰国の頃に父のCDコレクションに手を出し始めたり、聖飢魔IIの音楽を聴くようになってface to aceの音楽を好きになったり、そこから続いてですね。
それから国立アカデミーのAustralian Voicesシリーズを通じてオーストラリアの音楽を聴く頻度もぐんとあがりました。
まだまだいろんな音楽をこれから広く深く知りたいと思っているのでそれは今年も引き続き出会いを広げていきたいと思います。
2013年の抱負のようなものも一応ちょこちょこ考えています。そんなに大きいものはないですが。
とりあえずまずは一日でも早くピアノが弾きたいのですが、それは短期間のあれなので・・・
まずは某本舗に出すお便りを書くのに1週間とか2週間とかかけない、とか。
あとはもちょっと運転なり公共交通機関で外に出かけるとか。
もうちょっと創作周り、書き始めないものをまとめていくとか。
それから自分の都合以外の部分が大きくてどうなるかわからないものとしては今年父と一緒にACEさんと岸部さんのコンサート聴きにいけたらなあ、と思うのです。父の予定とか一時帰国のタイミングとか諸々難しいので実現はさて、ですが。
さて、話変わって昨日は一日外で過ごしました。
結構閉まってる店も多いのですが開いてる店も多いですね。そしてクリスマスと正月はひとくくりで「Holiday」なのでどこにいってもクリスマスの飾り付け続行中。
それからこのSassafrasとOlindaにちょっと古い感じのお菓子やさんがあるのですが、そこで懐かしのユーカリキャンディーを買いました。
それから近くで森の中に入る道があったのでちょっとばかり散歩・・・のはずが戻りがずっと上り坂でかなり体力消耗。(情けない・・・)
そしてそこから晴れた山からの良い景色を見ながらバスで下山、シティ周りに。
お目当ては美術館(National Gallery of Victoria)のバレエとファッションの展示。小さい展示だったので常設展も見ました。前NHKのニュースかなんかで読んだのかな、この美術館のアジアの作品を展示してあるところに日本の美術品を特集したところがあるのでそれも見ました。北斎の漫画とかありましたね。
そうそう、シティサークル(シティをぐるっと回る無料のトラム)は大晦日は夕方で終わりなんですね。初めて知った。
Docklandsは開発失敗とかなんとか言われてますが夏の海沿い、ハーバーがあって花火もやるとなるとそこそこ活気にあふれますね。
そこからトラム沿いに歩いて南下、Docklands Park(お気に入りのスポットなのです)を通ってSouth Wharfへ、そして東に向かってクラウン・カジノで鴨ラーメン。
鴨ラーメン、いつもより混んでた中で急いで食べたのですが肉がちょっとぱさぱさして骨からはがれにくく、さらに骨髄を食べられる部分が少なくちょっと残念だったものの、久しぶりに食べれて&2012年最後の夕飯として食べれてよかったー。
いやあジェラートもっと食べたい。もちょっと長くいたらもう一杯食べてたかも(汗)さすがに朝早くて疲れたんで花火が始まる前に帰ってきてしまったのですが。
ちなみに花火は9時半開始だったそうです。日没が9時とかですからね。
・・・ということで2012年の大晦日も楽しかったです。一日にこの日くらいは街で集まる人の活気に当てられるのもいいですね。今年の大晦日はどう過ごせるかな。
今日の一曲: ロス・エドワーズ 尺八とオーケストラのための「The Heart of Night」
(Australian Music Centreでの録音リンク、試聴あり)
こないだ借りたCDから一つ。ロス・エドワーズはオーストラリアの作曲家ですが尺八を使った作品を書いているんですよ、ということは借りた当時に書いています。
あれから改めて聴いてみたのですが面白い曲だな、と思いました。本当に面白い。美しいはもちろんなのですが。
尺八に限らず西洋文化の楽器にその外の楽器を混ぜるとまず出てくる問題が音程の問題。
この曲ではバックがオーケストラということもあり西洋音階・西洋音程で終始統一しています。
それから東アジアのリズムの感覚って西洋とはかなり違って、そこのところの歩み寄りも難しいのですが、この曲は日本の音楽のリズムの自由さを最大限生かすフリーなリズムで書かれています。
(それが結果オーストラリアの原住民の音楽に少しフィーリングが近い感じに思えるのは私だけかしら)
尺八はいわゆる木管楽器で、オケの木管楽器ともものすごく親和性が高いことにこの曲で本当に感動しました。バスクラとかファゴット、コントラファゴットが同じくフリーな感じのソロを奏でたり、下でDroneとして尺八の音を支えたり、その溶け合い具合が独特で素晴らしいですね。
そしてそれはオケの他の楽器でも言えることですね。割といいこと溶け合うじゃないですか。
曲全体としてはこういう一見盛り上がりとか方向性の弱い曲が好きになれない人もいるとは思うのですが、バルトークやマーラーから続く「夜の音楽」のスピリット、それからオーストラリア原住民の「Dreamtime」のコンセプトから繋がるものがあり、そして日本の文化についてはよく知らないのですが確かにそちらからの支流もあるような気がして。
日本・西洋・オーストラリアのエッセンスが入ってると思うんですよね。
ということで美しく、かつ面白い曲として、そして日本とオーストラリアを繋ぐ曲としておすすめです。
ちなみにこの曲を演奏しているRiley Leeは尺八奏者としてオーストラリアでは有名な方だそうです。
ロス・エドワーズの他の尺八作品も今年聞いてみたいです。
そしてロス・エドワーズはバイオリン協奏曲「Maninyas」を始め美しくて面白い、聞きやすくてオーストラリアの音楽に特徴的な感じの曲を色々残しています。もっと聞かれて知られて欲しいなあ!
前回のエントリーに拍手ありがとうございますー
いきなりですが本題から。
ちょっとこのブログの更新が年末年始滞ります。
何か手というか腕というかちょっとやっちゃったみたいで。腱鞘炎再発かも。
ということで新年一番に診てもらいにいく予定ですが少なくともそれまでは仕事、ピアノ、書き物、ブログお休みします。
仕事は既にリピーターのクライアントさんの案件をお断りしなくちゃいけなくて大変心苦しいのですがここで無理するわけにはいけなく。
それにピアノでも常にやりたいこと弾きたいことありますし、書き物も滞らせたくないですし。ここでも書きたいこと色々。
ただやっぱりここは大事をとって、ということでちょっとの間様子見&療養です。
ちょこちょこっとTwitterでつぶやいたり、創作の一部のメモはちょこっとずつ進められるのでそこでなんとか心持ちの折り合いはつけていこうかと。
今日も南のSorrentoの方まで行って来たのですがそのレポも書けず。でもピアノも仕事も休み、季節は夏と言うことでちょっと遠出してみようかと思っています(大晦日のプランも合わせて)。
ということで少しの間お休みかな。また追って状況を連絡などします。
皆様良いお年を!
いきなりですが本題から。
ちょっとこのブログの更新が年末年始滞ります。
何か手というか腕というかちょっとやっちゃったみたいで。腱鞘炎再発かも。
ということで新年一番に診てもらいにいく予定ですが少なくともそれまでは仕事、ピアノ、書き物、ブログお休みします。
仕事は既にリピーターのクライアントさんの案件をお断りしなくちゃいけなくて大変心苦しいのですがここで無理するわけにはいけなく。
それにピアノでも常にやりたいこと弾きたいことありますし、書き物も滞らせたくないですし。ここでも書きたいこと色々。
ただやっぱりここは大事をとって、ということでちょっとの間様子見&療養です。
ちょこちょこっとTwitterでつぶやいたり、創作の一部のメモはちょこっとずつ進められるのでそこでなんとか心持ちの折り合いはつけていこうかと。
今日も南のSorrentoの方まで行って来たのですがそのレポも書けず。でもピアノも仕事も休み、季節は夏と言うことでちょっと遠出してみようかと思っています(大晦日のプランも合わせて)。
ということで少しの間お休みかな。また追って状況を連絡などします。
皆様良いお年を!
