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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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日本にて。
前回のエントリーに拍手どうもです!

色々ちょこちょこありながらも無事に昨日日本に着き、今のところゆったり満喫しています、という報告だけ今日は。
なんか天候と水分補給バランスが慣れてないのか頭がちと痛いです・・・(で、そんななか車のラジオが延々とワーグナーのタンホイザーでこれまた気候と頭痛と相性が良くない・・・ただやっぱり普段聴きませんし未だにあらすじもしらないのですが縁ということで)
明日は遊びに出かけるので楽しみ。レポも書けたらいいな。
あと仕事も無事来たのでちょこちょこやらないと。

それではまた後日ゆっくり。


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準備中。
日本に発つまであと1日ちょっと。
荷造り、そして日本に行く過程、行ってからの段取りが大変。

なんといっても父とメールのやりとりがスムーズにできないというのが大きな懸念材料。
昨夜出したメールの返信が今日帰ってきたと思ったら書き手があきらかに父ではなくて、でも事情を知ってないと答えられないような質問だったので困惑するばかり。
そもそも父は携帯いくつかもっててメールアドレスが3つとか4つとかあるのです。急ぎの用で電話すると出るんですがね・・・急ぎの用じゃなければ母経由で連絡してもらうのが一番確実だったり。
家族間の連携はなんとかスムーズに行って欲しいんですが、こういうときのためにも、そして非常時のためにも・・・
なんとか両親の家までたどり着けますように。

今回母がこれまで送ってくれたDVDを再利用するため持って帰らなきゃいけなくて、それもあってちとトランクが重い。
そんなに重くなることもないかな、と思って下から2番目の20kgにしたんですが・・・それにそれ以上重いとやっぱり運ぶにも重いですもんね。転がすにしても。
ちなみに以前チェロを飛行機に乗せたときは壊れないように詰め物などして10kgとかでした。

実は9日の昼以降の予定が全く決まってなかったり。
今回は前回よりも滞在期間も長く一人で色々移動したりするので日本に行ってから決めてもいいかなー・・・と思って居るのですが。訪れたいところ行きたいところいろいろ行けたらいいなー・・・

今日は手短にここまで。もしかしたら次の更新は日本かも・・・?
(そんなあ、色々書きたいトピックが残ってるし買ったCDの紹介もまだあるのに!)


今日の一曲もお休みです。

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新しい曲達&The Everleigh
前回のエントリーに拍手ありがとうございます!
リサイタルが終わって1週間、新しく弾き始める曲が決まり、本格的な練習が始まりました。
ピアノで曲を弾くこと、弾けることも楽しいですが「弾けない」状態、試行錯誤・暗中模索しているプロセスもものすごく楽しいので今はそれを満喫しています。(そしてもちろん技巧的な部分が固まって解釈を試したり探ったりするのも楽しい!)
そして今弾くことが固まった曲はこんな感じ:

メシアン 「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」 第13番「ノエル」
メシアン 「鳥のカタログ」 第3楽章「イソヒヨドリ」
ラヴェル 「水の戯れ」
ドビュッシー 「映像」第2集 「金色の魚」

どれもまっさら新しい、初めて弾く曲です。フランス音楽ばっかり!
イソヒヨドリも待ち遠しかったです。ちょっと長い曲だけど楽しく弾き進めています。
そしてメシアンは2曲。鳥カタを弾きながらまなざしも進めないと(まなざしの)ペース的に厳しいかな、と。20歳の時から弾き続けている20のまなざし、この第13番を弾いたらあと3つ!・・・なのですがその3つが長くてでかくて難しいのです。どれくらい時間がかかるのか見当もつかない。

そしてドビュッシー、映像の第1集・第2集それぞれから1曲ずつが未履修で、ついこないだまでどちらを弾こうか迷ってたのですがリサイタルが終わって数日後にどうしても「金色の魚」が弾きたくなって。素直に心に従うことにしました。
ついでながら「イソヒヨドリ」のちょっと東洋風な雰囲気があるところに「映像」の第2集の第2,3楽章の東洋モチーフは相性がよさそう。

冬の間恋しかったラヴェルですが、「水の戯れ」を弾く予定はありませんでした。そんなにラヴェルの曲のなかだと好きな曲ではないのですが、「水」をテーマにリサイタルを組むに当たってやっぱり外せない曲ですし、なんとなくしっくりくるものがあったのでいい機会だと思って弾くことにしました。
こういうきっかけでもなかったらなかなか弾いてなかったと思うのでこれも縁だと思って大事にしたいです。

もちろんこれからも前弾いた曲・新しい曲ちょこちょこレパートリーに組み入れていきますが、とりあえずはこれくらいがちょうどいいかな。

そして話は変わり。
木曜日に友達からちょっと良さげなバーを紹介してもらいました。
Fitzroyの南側、Gertrude StreetにあるThe Everleighというバー。
別のレストラン?の上の階にあるバーで、いわゆる「隠れ家的」なバーです(実際に隠れ家括りなんですって)。
立ち飲みスタイルは全くなしで、フロントで席に案内されてテーブルで注文するスタイル。
そしてトイレとかにちょっとお客さんに対して酔って暴れないようにとか注意書きが書いてあったりするようなところ。
要するにちょっとおしゃれなバーなんです。

友達によるとThe Everleighのすごいところというか目玉というかはカクテルリストの最後にある「Bartender's Choice」。注文を聞いてくれるお姉さんがお客さんの好みを聞いてそこからバーテンダーがそれに合ったカクテルを作ってくれる、というメニューです。
今回5人で行って、みんなそれで頼んだのですがメモもとらなくて覚えててすごい!(きっとお姉さんが注文を聞いた時点で決めてるんじゃないかな)
私のカクテルはMonkey's glandに近いジンベース、アブサンちょびっと+ザクロシロップ+ちょろっとレモンのカクテルでした。注文はアブサンが好き、柑橘系が好き、というのでその後「ジンとかラムは好き?」(ラムはだめ)→「甘い方が良い?酸っぱい方が良い?」(甘い方)など聞かれた結果。酸っぱい方だったらどうなってたんだろう。

そのBartender's Choiceシステムはもちろんですが、座って落ち着いて飲める、他の客が絡んでこない&酔っ払った客が転がり込んでこない、などの性質から一人飲みにも良さそうです。行きたい。
そして私は飲まないものですがスカッチのリストがものすごく長かった。産地別にリストしてあったり。なのでスカッチ好きにもお薦めです。

色々メルボルンで食べるところとか飲むところとか着実に増やせて最近なんか嬉しいです。
これからの季節はまたrooftop bar系統もいくつか行けると良いな。あとアブサン。


今日の一曲: Brett Dean 12人のチェロのための「Twelve Angry Men」

(米AmazonのCD、試聴あり)

こないだABC Shopで買ったオーストラリア音楽のCDからまず一つ。
以前書きましたがチェロは音域の広さや器用さ、響きの豊かさなどから同じ楽器をあつめて弾くことでオケにも匹敵するほどのスケール、複雑さのアンサンブルになります。
一般的に人数は複数で、例えばヴィラ=ロボスのブラジル風バッハ第1番、第5番では8人のチェリストがアンサンブルで弾くよう書かれています。

この Brett Deanの作品はそれをさらに上回る12人!
オケでは大体12人チェロが居たらいい感じのサイズのセクションですが、チェロアンサンブルでは各々が違うパートを弾きます。さらにステージの上では半円を描く様に陣取るのですが、チェロという楽器は前後左右に大きなスペースを必要する楽器なのでかなりお互い離れて座らなきゃいけない。
それにもちろん実用的な、というかリハーサル場所・時間などの問題も出てきますし、人間関係の問題も生じたり。

そんな12人のチェロが奏でるTwelve Angry Men。
タイトルからしてなんかチェロにぴったりですね。楽器と性格のエントリーでも書いたような激情型でがんこな性格だったり、楽器の音がかなり荒々しくできること(インドの虎狩り?)だったり、それからチェロって本当に物理的に弓を「ぶつける」アクションが可能で、それが似合うのもあり。

でも最初の音から容赦なく激しい音を投げ合いながら、お互いの音を注意深く聴いて(アンサンブルですから)、冷静に全体の音楽を見渡しているのも、音のまっすぐさや濃さ、そしてその音の絡み合いの緻密さもまたチェロっぽい。

ちょっと聞きにくい音楽ではありますがBrett Deanの音楽の魅力の一部を濃く表していると思いますし、なんといってもチェロって綺麗なだけじゃない、こんな激しくてこんなパワフルな面もあるんだぞ、チェロってすごい楽器なんだぞ、というのが分かる作品なのでちょろっと聞いてみてください。
それからこれも聞きやすいとは言えないのですがDean自身が演奏する楽器であるビオラ作品(Intimate Decisions、ビオラ協奏曲)も同じCDに収録されていて、こちらもこのホームグラウンドである楽器のMasteryが存分に体感できる名曲として、ビオラのための素晴らしいレパートリーとしておすすめです。

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メル響「Enigma Variations」感想
前回のエントリーに拍手ありがとうございます~
日本に行く前に、と色々外に出ることが多く、それからピアノも新しく曲を始めたりして書きたいことも色々ありますがまずはコンサートの感想から。

今年予約したメル響のコンサートではラスト、そして同時にメルボルン国際ブラスフェスティバルのラストでもあります。
ブラスフェスティバルについては以前のエントリーでも書きましたように今年は開催が最後の年、ラストのラストで。
いつもはバンドやソリスト集まって派手なでっかい音のコンサートという形だったのが最後の最後がこういう形で正直実感がなかったり。

そんなコンサートのプログラムがこちら:
指揮者: Christopher Seaman
コダーイ・ゾルターン 「くじゃく」による変奏曲
レイフ・ヴォーン=ウィリアムス テューバ協奏曲(テューバ:Oystein Baadsvik)
(休憩)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト ホルン協奏曲第2番(ホルン:Rodovan Vlatkovic)
エドワード・エルガー エニグマ変奏曲
アンコール: ベンジャミン・ブリテン 「青少年のための管弦楽入門」のフーガ(フィナーレ)

最初と最後が変奏曲で全体的にイギリス色が強いプログラムでした。
コダーイのみ初めて聞く曲でしたが、出会って良かったです。同時代でハンガリー中心に民族音楽を専門としていたり何かとバルトークとコダーイは一緒の括りにされますが作風は違うな、と改めて。(もちろん今年弾いた「ハーリ・ヤーノシュ」もそうですが)
ハンガリーの景色や歴史を強く感じるような曲でしたね。あとちょっと中国っぽいところがあるパートもあって、フン族=匈奴説を思ってにやりしたり。あとコールアングレのソロとか、木管楽器の活躍がすごかったです。

ヴォーン=ウィリアムスのテューバ協奏曲では先日リサイタルで聞いたOysteinの素晴らしい演奏が聴けました。
第1,3楽章のテンポが持ってる録音よりも速いのはやっぱり彼の超人的な技巧だからなせる技で。彼の演奏は毎回「テューバってこんな器用な楽器だったか!?」と思わせるような、全てがびっくりするような表現の幅広さと自然さ。
ところどころのトリルとかビブラートとか、あと第2楽章で豊かに歌うテューバが美しかったです。

モーツァルトのホルン協奏曲は4つあるうち第2,3,4番はキーも同じで曲調も(奏者がこんがらがるほど)似ているのですが、そんな中どうやら第2番がメル響のプログラムからあぶれてしまったようで今回が初演とのこと(!)。
私にとっては大学で友達がソロやって親しみが深い曲なのでちょっと意外でした。
今回のソリストの方はクロアチアのホルン奏者で、初めて聞く方だったのですが(リサイタルが生配信されなかったのです!)、面白い音でした。前述ソロを弾いた友達と似た、爆発するようなエッジを持った音ながら暖かい柔らかさがあって、そのバランスが音楽に応じて変わるのがまた面白く。

ホルン奏者には有名な話だそうですが(母によると)、モーツァルトは友達にホルン奏者がいて、その友人のために協奏曲を書いたそうなのですが、モーツァルトは書き上げたスコアをばらばらにして拾わせたり、楽譜にいろんな変な書き込みをしたりして意地悪していたそうです。その意地悪は書かれた音楽(ホルンのソロパート)にも及んでいて、速い音階パッセージとか今の楽器でも難しいのに当時のナチュラルホルン(バルブなし)では本当に恐ろしかったものと思われます。

そしてエニグマ変奏曲。真ん中ほどに位置している第9変奏「ニムロッド」が有名なのもあってオーストラリアではやっぱり愛されている曲ですね。
オケ全体だとちょっとゆるいというか、ちょっと演奏やアンサンブルで納得いかなかったりするところはありましたがチェロがすごかったですね。歌わせるところ、主役になるところは大々的に前にでて歌わせるのが気持ち良かった!やっぱチェロは楽しいですね(笑)
それからなんといってもこの曲はティンパニが花形なんですね!ものすごくかっこよかったですよ!聴くのもそうですが奏者の姿を見るのもまた格好いい(ちなみにメル響のティンパニ奏者は女性です)。

このプログラムでまさかアンコールがあるとは思わなかったのですが上記のとおりあったんですよ。
エニグマの最後も盛り上がるのですが、このブリテンが入ったことでさらに爽快なエンディングになりましたし、後から振り返ってみるとコンサート全体のイギリス色の印象が強まるというか。
ただメインのプログラムよりもこのブリテンの方が演奏難易度が高いというか、リハーサルに労力を要するような・・・特にハープのパートに関して言うとメインのプログラムの10倍難しい、という点についてはつっこんでおかないといけないと思いまして。
このフーガではものすごいスピードの主題で各楽器が入ってくるのですがハープの登場のかっこよさはもちろん、コントラバスが入ってきたときがすごかったです。地響きを立てて疾走している!(笑)驚きであんぐりしそうだったり笑いそうになったり。

楽しいコンサートでした。特に金管のソリストの演奏は聴けて良かった!と思います。先ほども書きましたが、’なんだか普通にメル響のコンサートで「ブラスフェスティバルがこれで終わり」という感じは薄くて。
ブラスフェスティバルは10年続いてきましたが、金管友達ができてその存在を知ってからは毎年楽しみなイベントになっていました。毎年1つはコンサートに行って演奏を楽しむだけでなく、自分のルーツを確認したり友達と遊んだり、金管奏者ならではの場の雰囲気などを味わったりして。毎年楽しみでした。
奏者のみなさん、そして色々教えてくれたり一緒に遊んだりしてくれた友達にも感謝していますが、なによりも10年マスタークラスやコンサートなどのプログラム、コンクールなどを参加者にとって有意義なものにするため世界で一流の奏者を呼んだりフェスティバルの質を維持してくれた運営の皆さんには本当に感謝しています。
関係者・奏者・参加者などいろんなところから復活を望む声が上がっていて、何らかの形でなにか起こるのではないかとは思ってますが・・・とりあえずのところは指をクロスしています。それがコンサート一つだとしても再開したらまた行きたいです。


今日の一曲: エドワード・エルガー エニグマ変奏曲 第12・13変奏曲



これまで紹介してこなかったので今日はエニグマを。
自分自身そんなに思い入れも強くなく(弾いたことないんですよねー)、それからここで紹介するときにどこでくぎるのかが難しいので紹介してこなかった、という経緯なんですが。

そもそもこのエニグマ変奏曲には「エニグマ」=謎が2つあるんです。
一つは各変奏曲につけられている副題やイニシャル。これはエルガーの友人たちを指していて、それぞれの変奏曲が対象人物の特徴や性格などを表しているのです(クラムのマクロコスモス第1,2巻も似たようなシステム)。
もう一つはこの変奏曲のテーマ(主題)。エルガーはこの主題は「ある主題のバリエーションであるメロディー」と言っていたそうなのですが、実際の元ネタについては推測が飛び交うばかりで答えが出ていないそうです。

第12変奏曲はチェロ弾きの友人に捧げられ、チェロのソロ、そしてセクション全体がものすごく活躍します。ロマンチックで哀愁を帯びたメロディーを高らかに奏でる喜び!チェロ弾きとしてはyummyな瞬間ですよ。
(他にも主題とかちょこちょこチェロがメロディーだったりカウンターメロディーだったりを歌わせる部分があって、さすがはあのチェロ協奏曲を書いたエルガーだなと。結構イギリス音楽ってチェリストにはおいしいんですよ)

そして第13変奏曲を捧げられた相手はエルガーの友人(女性)で、なんとオーストラリアに渡った人なんだそう。
その船旅を表すのにこの変奏曲には「海」「船旅」を表す曲が引用されているとプログラムに書いてありました。
光と影のコントラスト、その表現のイギリス風味も好きですが、やっぱりイギリスの海関係音楽はとにかく愛しいです。どこか暗さがある、オーストラリアでの太陽にあふれた海とは違うイメージです。

先ほど書いたように第9変奏曲の「ニムロッド」が有名でそれだけで弾かれたり、それが終わったらちょっと聴き手の気が抜けるところが若干あるんではないかと思ってるのですが今回紹介したこの2つの変奏曲、そしてその後のフィナーレもまた素晴らしい音楽ですので是非最後までしっかり聴いてくださいね!

そしてやっぱりイギリス音楽はイギリスのオケで!エルガーの他の作品、さらにヴォーン=ウィリアムスの作品も一緒に楽しめる録音をリンク。同じ国の違う作曲家の音楽の似ているところ(=お国柄)、そして違うところ(個々の作曲家のスタイル)を聞き比べてみるのもおすすめの聴き方です。

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MNOZIL Brass Unravels Blofeld感想!
前回の記事に拍手どうもですー♪
今日は先日のリサイタルの録音が届きました。ちょこちょこっと聴いた感じでは割と上出来だと思います(本番の時の印象はそんなに変わらなかったです)。
でもやっぱりテンポがところどころ速い、というか全体的にせっかちな感が。危なっかしい感はそんなにないですし、弾いてるといつもと変わらないのですがどうしても本番にそういう差はでてきてしまう。それを認識すること、そして人前での演奏経験を重ねることでもっと広がる空間を演出できたらな。

さて、昨日はこちらに行って来ました。
MNOZIL Brass - Blofeld第10回にして最後となるメルボルン国際ブラスフェスティバル、今回もやつらが帰ってきた!
オーストリアの金管軍団MNOZIL Brassです。
彼らはみんな演奏がピカイチなだけでなく、歌ったり踊ったりコントをやったりとにかく芸達者なおじさん達で、ただ楽器を演奏するだけでなくかなりコメディー要素の強い(金管奏者らしいユーモアを含んだ)ショーをくりひろげるのです。
これまで何度もメルボルンのブラスフェスティバルで演奏しに来てくれて、さらにトロンボーン奏者の一人はその縁でメルボルンの金管奏者と結婚してますしねー(今年は子どもも産まれたみたいです)。

(ここから内容についてのネタバレあります、注意!)
そんなMNOZIL Brassの今年のショー「Blofeld」。金管楽器のパワー、超人技も味わえたんですが、なんといってもものすごく笑わせてもらいました!
Early birdでチケットをとったため良い席に座ってました。Hamer Hallの一番下の階、ホールのほぼど真ん中。
舞台から遠ざかるに従って少しずつ床が上がってるのであそこらへんはちょうど金管楽器の朝顔(ベル)がこっちにまっすぐ向いている状態で。彼らの音量がすごいもので、正直ガチでうるさかったところも結構ありました(笑)
それにしてもあの音量、技巧、テンションなどを短い休憩1回はさんで2時間のショーで維持するってのもまた驚き。

2時間のショーの前半後半で共通してる伏線とか、ちょこちょこ拾っていくことがあったりコントとしてもよく出来てました。
なんといってもバストランペット&トロンボーン担当の方が登場から終始悪党に徹していたのがよかった(笑)ちょい悪のトロンボーン奏者もいる中、ものすごく「悪党」だったのにずっとにやにやしてました。
ネタのなかで長い部分ではそれぞれの奏者が交互にソロを務めるジェームス・ボンドメドレー、後半のオリンピックコント、そしてなんと言ってもテューバ奏者の方が調子にのっている中後ろで色々起こっているコント。
MNOZILのショーって同時に複数のことが起こってて見ててどーする!?ということがちょくちょくあります。

それにしてもまさか火を使うとは。あと唾(楽器の唾抜きネタはもちろん、ほんまもんの唾まで)。禁じ手じゃないですが「それ大丈夫か!?」と思うことあり。他にも「そのまま!?」とか「その状態で!?」と思う展開たくさん。
テューバにピアニカとコイン数枚入れて踊ったり動いたりながら吹いても異音を立てないのはものすごく不思議です。
それからまさかの「トキエさん」出演(参照:すべらない話)。金管奏者なので下ネタが出るのは想定済ですがなかなかこのくだり良かったです。

演奏に関して好きだったのはハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」からのワルツですね。ピアニカ演奏から始まって、全員が円になって楽器とともに回りながら回り、演奏するところのちょっとした美しさ!
そうそう、ピアニカといえば別のところで見た「ピアニカを吹く人と弾く人が別」という技(?)も。

あと第2トランペット(でいいのかな?)の方がとにかくかっこいい(笑)ルックスももちろんなのですが演奏も含めて!前回MNOZILを見たときには彼がキル・ビルの「Green hornet」でソロを演奏したときのかっこよさったらもう。
第1トランペットの方のほうが音量だったり高音の出だったり、「すげー!」と驚くことが多いのですが、たたずまいとか演奏とかだと第2トランペットの方が「格好いい」。

今回のショーではアンコールが2曲ありました。最後は「曲」でしたが最初のアンコールはしっかりコント仕立てでものすごくほくほくしました。もう面白すぎる。公演一回で一生分笑えますね!
ブラスフェスティバルは一応今回で最終回ということになってますが新しい形でリスタートしてもしなくてもまた近いうちにMNOZIL Brassがメルボルンに来てくれることを願ってます。

そして日本にMNOZIL Brassが公演に来るようなことがあれば(2009年に来日したみたいですが)是非彼らのショーを見に行ってください。言語の違いは関係ない(実際ちょろっとドイツ語で話すこともありますが分からなくても問題ない)、最高に楽しいパフォーマンスが味わえること間違い無しですよ!


今日の一曲: 「Age of the Wonders: Shadow Magic」サウンドトラックより「Desert Moon」

とりあえずYoutubeに録音がありました

こないだSteamでダウンロードしたちょっと懐かしいゲーム、Age of Wondersシリーズ。Shadow Magicは第3作です。
このゲームはTriumph Studio制作のターン制ファンタジー戦略ゲームで、シリーズ3作をまとめて買うとサントラ集がついてくる!という特典あり。
第1作目から第2作目にちょっと間があいてて、ゲームシステム・雰囲気ががらっと変わりましたがゲーム音楽の作りもまた大きく変わりましたね。
第1作は全部デジタルだったのが第2作以降は実際の楽器演奏も入って、さらに民族音楽・民族楽器の影響が多々見られるのが特徴的。

まだ本作をちゃんとプレイしてないんで詳しくは分からないのですが、第3作目は新しく「Nomads」という砂漠の遊牧民族を種族として選択することができるので「Desert Moon」はそこら関連の音楽かな。
でもメインとなる笛のメロディーはアラビア系の影響だけでなくちょっと南米っぽいところがあるのも面白い。
他には爪の音の入るギターの音色、そして力強いエスニックな太鼓の音が良い感じです。

ゲーム自体の紹介もそのうち(ちゃんとプレイしてから)したいですが、サントラもまだまだ聞き込む余地があります。今のところの印象だとSacrificeのサントラみたいな奇抜さを備えた完成度、ゲームの風景との融合感は感じないのですが、ゲーム音楽として良いですし、そこはやっぱりゲームを進めながら味わわないと。

 

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