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一時帰国もコンサート本番も迫ってるのでまずはお知らせから。
Zelman Symphony Orchestraコンサート
「From the Old World to the New」
場所:Xavier College、日時:9月1日午後8時開演
指揮者:Rick Prakhoff
アントニン・ドヴォルザーク 組曲「アメリカ」
サミュエル・バーバー 弦楽のためのアダージョ
サミュエル・バーバー オーボエと弦楽のためのカンツォネッタ(オーボエ:Thomas Hutchinson)
ボフスラフ・マルティヌー オーボエ協奏曲(オーボエ:Thomas Hutchinson)
Chris Pickering 「The Straightened Arrow」
アントニン・ドヴォルザーク 交響曲第8番
コンサートの心構えは個人的になんとかなってますが(マルティヌーはちょっと驚くほど上手く進んでる感があります。やきもきするのは他の曲で・・・)一時帰国の心構えはまだまだ。一応荷物作り的なことは始めてるし色々済ませたことも多くはあるのですが最近はとにかく心が趣味に逃避がち。
特に一番新しい趣味であるサッカー方面は他と違ってリアルタイムでニュースを気にしたり情報収集しながら勉強することが求められるなと思いいくつかアプリをDLしたり。
DLしたはいいんですけどiPhoneのシステム言語に自動で合わせちゃう公式アプリとかもあって色々悩むところ。システム言語は日本語がいいんだけど分野によって言語の得意不得意があるから個別で設定するかアプリを選べるかできるのが大事なんですよう。
と悩んだところでふと分野によって言語の得意不得意が変わってくることに改めて気づき実際自分の中でどうなってるんだろう、と考えを巡らせてみたら結構バリエーションがあったのでこれは面白いとブログトピックにしてみました。ざっとですがこんな感じ。
仕事(医薬化学+周辺分野の技術翻訳)→ 日本語50:英語50
50&50というと語弊がありますね。前も書いてると思いますが特に技術文書では「読むには日本語がすらすら、書くには英語が比較的容易」がかなりはっきり分かれます。つまり逆にすると0&0にちょっと近くなるような(汗)
音楽 → 日本語30:英語70
なんでもカタカナばっかりだと読みにくくはなりますが、まあクラシック世界で一般的な作曲家とかならそれでもなんとか。ただ現代に近づくと英語ソースで知ることになった音楽も多く英語で見るのが楽。あと英語だとイタリア語・フランス語・ドイツ語など音楽で使う他の言語につなげやすくなったりもする。そもそも大学がこっちだったので音楽仲間と話したり英語の使用頻度は明らかに多いはず。
三國志関連(無双主だけどそれに限らず) → 日本語60:英語40
これが意外なやつでもっと日本語が強いかといえばそうでもない。無双でモブな武将も割とたくさん英語ですぐに名前が出てくる人結構います。無双7猛将伝、三國志13少し、あとスマホの無双・斬は特に抵抗なく英語プレイできたり。一応演義も英語で読んだことある。
料理 → 日本語90:英語10
一応英語でレシピも読めるようになったけど最近はあんまり英語で新しいレシピに挑戦してないなー。苦手意識、というよりはまだまだ直感的なペースで読んで理解できてないかも、というのが多い。慣れで今後変わるかも
万年筆周辺 → 日本語50:英語50
情報収集も実際万年筆使って書くのも(別ジャンルにした方がよかったかもしれない)特にどちらに偏ってるということなく。購入する万年筆・インクも日本製海外製どちらもあり。もちろん試筆するときもなるべくどっちも書くようにしてます。
編み物 → 日本語20:英語80
最初は日本語頼りだったのですが編み方の読み方を学んでRavelryを積極的に活用するようになってからは英語が大幅に加速(料理も似た感じで英語が伸びて欲しいとは思っています)。いやあもはやRavelryなしでは生きていけない。
バレエ → 日本語30:英語70
これがちょっと難しいやつで。普段は英語でレッスン受けてるのですが先生が日本人なので私には日本語で話してくれたりすることもありバレエ用語がほとんどフランス語なのですがフランス語の発音の関係から日本語の発音に落とし込みにくいものもあり逆にアルファベットで綴りがよく分からないものもあり。どっちでもなんとなくなんとかなってるけど思考プロセス込みで英語多めにしてみました。
サッカー → 日本語30:英語70
アプリでデータとかニュースとか見てると英語の方が格段に読みやすい。文体とかもあるのかな。様々な国の人名も基本アルファベットで書いてある方がわかりやすいのですが発音となると色々難しいのでカタカナ表記を参照することもあり。
他の人とコミュニケーションするならそうはいきませんが自分が情報収集・活用したり勉強する際に自分の都合と対象の性質に合わせて言語が選べるってのは確かに便利かも。そしてやっぱりいい感じで?混ざってる感が。どっちの言語も維持してて良かったと改めて思います。
あと関係ないですがサッカーは欧州中心に見てるので(豪はまだオフシーズン)時差が痛いです。リアルタイムで試合が見れるケースは少ないのでスコアネタバレをどうするかとかそういう方針もこれから決めてかないと、というのが目下の課題です。なんでもシステムが確立すると落ち着く人間なのでそれさえなんとかなれば・・・(汗)頑張ることでもないですが頑張ります。
今日の一曲: アントニン・ドヴォルザーク 交響曲第8番 第4楽章
先ほど音楽は30:70だと書きましたがiPodに関してはほんとはトラック名英語で統一したいのが正直なところ。検索するのに大変なので。うちのiPodライブラリは音楽聴き機だけじゃなくてデータベースとしても重宝してるのです。
さて今回のZelman Symphonyのコンサートで演奏されるドヴォルザークの8番。決して巨大な交響曲ではありませんがコンパクトでもなくリハーサル時間が他の曲とあんまり変わらないのが見ててちょっと心配だったり。
私は弾いたこと全くなかったりします、8番。7番と9番は初見的なシチュエーションでやったことがありますが(意外とユースではやらなかったんだなあドヴォルザーク)。
8番は前と後の2つの交響曲と比べてとにかく明るいし外向きな音楽。だからこそ特にこの最終楽章は爆発するとこは爆発させたいしホルンのトリルも遠慮無く前に出て欲しいし。同時にそれは穏やかなところをしっかり穏やかさせることもあり。チェロ弾きとしては穏やかなセクションに聞かせどころが多くて色々おいしいです。
この曲の明るさ・前向きさは今回のプログラムでいうとマルティヌーのオーボエ協奏曲にちょっと似てると思いますが他にもフレッシュさだったり田舎風味もありながらも洗練された感じの新しさもあり、というのも似てたり。田園ぽいとこもあるような、と一瞬思いながらやっぱり田園じゃないなあ、と思う不思議な2曲です。いい組み合わせ。ドボ8は決して演奏機会少なくないんですがこんなコンビを見てしまうと他で何と一緒に聴いたか想像がつかなくなってしまう。
と語ってしまいましたが個人的なドヴォルザーク交響曲の圧倒的お気に入りは第7番なのでリンク先録音も7番とのカップリング。9番はどこでも聴くしここで紹介しなくていいでしょう。
コンサートの心構えは個人的になんとかなってますが(マルティヌーはちょっと驚くほど上手く進んでる感があります。やきもきするのは他の曲で・・・)一時帰国の心構えはまだまだ。一応荷物作り的なことは始めてるし色々済ませたことも多くはあるのですが最近はとにかく心が趣味に逃避がち。
特に一番新しい趣味であるサッカー方面は他と違ってリアルタイムでニュースを気にしたり情報収集しながら勉強することが求められるなと思いいくつかアプリをDLしたり。
DLしたはいいんですけどiPhoneのシステム言語に自動で合わせちゃう公式アプリとかもあって色々悩むところ。システム言語は日本語がいいんだけど分野によって言語の得意不得意があるから個別で設定するかアプリを選べるかできるのが大事なんですよう。
と悩んだところでふと分野によって言語の得意不得意が変わってくることに改めて気づき実際自分の中でどうなってるんだろう、と考えを巡らせてみたら結構バリエーションがあったのでこれは面白いとブログトピックにしてみました。ざっとですがこんな感じ。
仕事(医薬化学+周辺分野の技術翻訳)→ 日本語50:英語50
50&50というと語弊がありますね。前も書いてると思いますが特に技術文書では「読むには日本語がすらすら、書くには英語が比較的容易」がかなりはっきり分かれます。つまり逆にすると0&0にちょっと近くなるような(汗)
音楽 → 日本語30:英語70
なんでもカタカナばっかりだと読みにくくはなりますが、まあクラシック世界で一般的な作曲家とかならそれでもなんとか。ただ現代に近づくと英語ソースで知ることになった音楽も多く英語で見るのが楽。あと英語だとイタリア語・フランス語・ドイツ語など音楽で使う他の言語につなげやすくなったりもする。そもそも大学がこっちだったので音楽仲間と話したり英語の使用頻度は明らかに多いはず。
三國志関連(無双主だけどそれに限らず) → 日本語60:英語40
これが意外なやつでもっと日本語が強いかといえばそうでもない。無双でモブな武将も割とたくさん英語ですぐに名前が出てくる人結構います。無双7猛将伝、三國志13少し、あとスマホの無双・斬は特に抵抗なく英語プレイできたり。一応演義も英語で読んだことある。
料理 → 日本語90:英語10
一応英語でレシピも読めるようになったけど最近はあんまり英語で新しいレシピに挑戦してないなー。苦手意識、というよりはまだまだ直感的なペースで読んで理解できてないかも、というのが多い。慣れで今後変わるかも
万年筆周辺 → 日本語50:英語50
情報収集も実際万年筆使って書くのも(別ジャンルにした方がよかったかもしれない)特にどちらに偏ってるということなく。購入する万年筆・インクも日本製海外製どちらもあり。もちろん試筆するときもなるべくどっちも書くようにしてます。
編み物 → 日本語20:英語80
最初は日本語頼りだったのですが編み方の読み方を学んでRavelryを積極的に活用するようになってからは英語が大幅に加速(料理も似た感じで英語が伸びて欲しいとは思っています)。いやあもはやRavelryなしでは生きていけない。
バレエ → 日本語30:英語70
これがちょっと難しいやつで。普段は英語でレッスン受けてるのですが先生が日本人なので私には日本語で話してくれたりすることもありバレエ用語がほとんどフランス語なのですがフランス語の発音の関係から日本語の発音に落とし込みにくいものもあり逆にアルファベットで綴りがよく分からないものもあり。どっちでもなんとなくなんとかなってるけど思考プロセス込みで英語多めにしてみました。
サッカー → 日本語30:英語70
アプリでデータとかニュースとか見てると英語の方が格段に読みやすい。文体とかもあるのかな。様々な国の人名も基本アルファベットで書いてある方がわかりやすいのですが発音となると色々難しいのでカタカナ表記を参照することもあり。
他の人とコミュニケーションするならそうはいきませんが自分が情報収集・活用したり勉強する際に自分の都合と対象の性質に合わせて言語が選べるってのは確かに便利かも。そしてやっぱりいい感じで?混ざってる感が。どっちの言語も維持してて良かったと改めて思います。
あと関係ないですがサッカーは欧州中心に見てるので(豪はまだオフシーズン)時差が痛いです。リアルタイムで試合が見れるケースは少ないのでスコアネタバレをどうするかとかそういう方針もこれから決めてかないと、というのが目下の課題です。なんでもシステムが確立すると落ち着く人間なのでそれさえなんとかなれば・・・(汗)頑張ることでもないですが頑張ります。
今日の一曲: アントニン・ドヴォルザーク 交響曲第8番 第4楽章
先ほど音楽は30:70だと書きましたがiPodに関してはほんとはトラック名英語で統一したいのが正直なところ。検索するのに大変なので。うちのiPodライブラリは音楽聴き機だけじゃなくてデータベースとしても重宝してるのです。
さて今回のZelman Symphonyのコンサートで演奏されるドヴォルザークの8番。決して巨大な交響曲ではありませんがコンパクトでもなくリハーサル時間が他の曲とあんまり変わらないのが見ててちょっと心配だったり。
私は弾いたこと全くなかったりします、8番。7番と9番は初見的なシチュエーションでやったことがありますが(意外とユースではやらなかったんだなあドヴォルザーク)。
8番は前と後の2つの交響曲と比べてとにかく明るいし外向きな音楽。だからこそ特にこの最終楽章は爆発するとこは爆発させたいしホルンのトリルも遠慮無く前に出て欲しいし。同時にそれは穏やかなところをしっかり穏やかさせることもあり。チェロ弾きとしては穏やかなセクションに聞かせどころが多くて色々おいしいです。
この曲の明るさ・前向きさは今回のプログラムでいうとマルティヌーのオーボエ協奏曲にちょっと似てると思いますが他にもフレッシュさだったり田舎風味もありながらも洗練された感じの新しさもあり、というのも似てたり。田園ぽいとこもあるような、と一瞬思いながらやっぱり田園じゃないなあ、と思う不思議な2曲です。いい組み合わせ。ドボ8は決して演奏機会少なくないんですがこんなコンビを見てしまうと他で何と一緒に聴いたか想像がつかなくなってしまう。
と語ってしまいましたが個人的なドヴォルザーク交響曲の圧倒的お気に入りは第7番なのでリンク先録音も7番とのカップリング。9番はどこでも聴くしここで紹介しなくていいでしょう。
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Facebookでフォローしている爬虫類系・蜘蛛系のアカウントのグループに入会したらニュースフィードが爬虫類とか虫とかであふれかえっているだけではなくてTwitter以上にネタ投稿が飛び交うようになってなんだかちょっとびっくりしながらも楽しい今日この頃。入会といってもいいねするにも追いつかないくらいの幽霊部員ですがのんびりlurkerでいる予定です。
最近はマルティヌーを筆頭にどちらかというと軽めの音楽に触れることが多かったようでどうももっと重厚でシリアスな音楽を半分無意識に求める動きがあり。メタモルフォーゼン聴きたいなーブラームスの交響曲が聴きたいなーと思ってたどストライクのこのコンサートが目に入り。ちょっと高めの席しか残ってなかったのですがたまらず行ってきました。
コンサートの概要はこちら。
Australian National Academy of Music (ANAM)
"Simone Young Conducts Brahms"
指揮:Simone Young
ヴォルフガング・リーム 「厳粛な歌」
リヒャルト・シュトラウス 「メタモルフォーゼン~23の独奏弦楽器のための習作」
(休憩)
ヨハネス・ブラームス 交響曲第3番
アンコール:ヨハネス・ブラームス ハンガリー舞曲第5番
リームは数曲録音を持ってて聴くと好きなのですがあんまり知らない作曲家。なんと1952年生まれなんですね(厳粛な歌が書かれたのは1996年でこれもちょっとびっくり)。バイオリンを抜いたり20世紀以降ではよくある変則的なオケ未満サイズのアンサンブルなのですが大きいホールだとなかなかバランスが難しい。弦がどうしても弱め。でも曲は面白かったです。
シュトラウスは作曲の経緯も含めて真っ直ぐに聴くと本当に色んな感情がわき起こる曲。ただ今回は5+5+5+3編成ではなく「23の独奏弦楽器」として個々のパートを分析するように聴いてみました。生で音楽を聴くときは臨場感とかも貴重ですがこうやって演奏してるのを見ながら音楽を分解できるのも同じくらい貴重。実は後ろの方の奏者も同楽器の他の奏者と独立して動いてたり、前から後ろまでしっかりしてなきゃいけないすごい弦のパート。
ブラームスの交響曲では多分今回で3番が聴いたの最多かな(近いうちに覆ると思いますが)。
短くまとまってるし書くのもかなり速くて色々思い切ったなブラームスという印象、でも決して他のじっくり書いた曲に劣るところは一つもない(つまりいつもが悩みすぎ疑惑)。ぎゅっと詰まった感がいいんですよねこの曲は。最初の特徴的なテーマからずっとパワフル続きで爽快な演奏でした。
今回指揮したSimone Youngはオーストラリア人指揮者として、そして女性指揮者として世界的にものすごい人で、略歴をwikipediaなんかで読むだけで色々出てきます(女性初、が多いのは彼女の実力ももちろんありますがまだまだ男性中心が根強いエリアだということも同時に示していたり)。国立アカデミーでこうやって世界で活躍している偉大な音楽家・指揮者と一緒に音楽を作る機会が最近特に増えてるようでなによりです。いいなあ若い人達。
今回のコンサートでいうと彼女は音楽を動かすmomentum、そして変化させる部分の引っ張りの強さがものすごく印象的。アンコールのハンガリー舞曲も巷で聴くのより10倍以上エキサイティングな演奏でした。私もあのバトンで弾く経験がしてみたい。
ということで聴衆としてですが貴重な体験が出来たいいコンサートでした。曲目当てで行ったけどそれ以上のものを得られた感じでほくほく。
日本に行く前に(弾くやつ以外だと)あと1回コンサート聴きにいく予定があるのでそちらも楽しみです。
今日の一曲: ヨハネス・ブラームス 交響曲第3番 第4楽章
なんだかんだでみんなブラームス好きなんですよね。今回のコンサートで会った大学時代の友人も当時はブラームス嫌いだったのがすっかり(?)丸くなってましたし、シュトラウスやシェーンベルク、ヴェーベルンやリームみたいな比較的先進的な印象のあるドイツ周りの作曲家も(後から別の方向に羽ばたく場合でも)ブラームスを通ってきていたり。
ドイツの偉大な作曲家といえばバッハやベートーヴェンを筆頭にあげたくはなりますがこの二人はそれぞれ自分の完成された世界を持ってるなーと思うこともありドイツを代表する、ドイツらしい音楽を書く作曲家といえばブラームスをまず推したくなるのです。だからこそ、といえばいいのかメタモルフォーゼンとの共鳴もものすごいです。少なくとも自分の中では。
さて、交響曲にしろソナタにしろ複数楽章の作品をどうしめるか、というのは色々難しいところもあり。ブラームスの交響曲でいうと第1番の最終楽章は若干迷路的というか結構色んなところに旅する楽章で、後半での伏線回収の諸々に「がんばれー」とにやにやしちゃったりするのですがこの第3番の最終楽章はどこに向かってるかはっきり分かってて突き進む印象。目線がものすごく真っ直ぐしててブラームスどうした!?というかかなり新鮮。かっこいいぞブラームス。
今回の指揮者Simone Youngはワーグナーとかブルックナーなどが得意みたいですが(それもすごいなあ)ブラームスの録音もありました。4番とカップリングおいしいですねー。
そのうち何かSimone Young指揮の録音を入手したいなあ。もう持ってる曲も多いけどワーグナーとかマーラーとか・・・あとブルックナーにまだはまってないのでそちらを冒険するきっかけになるかしらん。
最近はマルティヌーを筆頭にどちらかというと軽めの音楽に触れることが多かったようでどうももっと重厚でシリアスな音楽を半分無意識に求める動きがあり。メタモルフォーゼン聴きたいなーブラームスの交響曲が聴きたいなーと思ってたどストライクのこのコンサートが目に入り。ちょっと高めの席しか残ってなかったのですがたまらず行ってきました。
コンサートの概要はこちら。
Australian National Academy of Music (ANAM)
"Simone Young Conducts Brahms"
指揮:Simone Young
ヴォルフガング・リーム 「厳粛な歌」
リヒャルト・シュトラウス 「メタモルフォーゼン~23の独奏弦楽器のための習作」
(休憩)
ヨハネス・ブラームス 交響曲第3番
アンコール:ヨハネス・ブラームス ハンガリー舞曲第5番
リームは数曲録音を持ってて聴くと好きなのですがあんまり知らない作曲家。なんと1952年生まれなんですね(厳粛な歌が書かれたのは1996年でこれもちょっとびっくり)。バイオリンを抜いたり20世紀以降ではよくある変則的なオケ未満サイズのアンサンブルなのですが大きいホールだとなかなかバランスが難しい。弦がどうしても弱め。でも曲は面白かったです。
シュトラウスは作曲の経緯も含めて真っ直ぐに聴くと本当に色んな感情がわき起こる曲。ただ今回は5+5+5+3編成ではなく「23の独奏弦楽器」として個々のパートを分析するように聴いてみました。生で音楽を聴くときは臨場感とかも貴重ですがこうやって演奏してるのを見ながら音楽を分解できるのも同じくらい貴重。実は後ろの方の奏者も同楽器の他の奏者と独立して動いてたり、前から後ろまでしっかりしてなきゃいけないすごい弦のパート。
ブラームスの交響曲では多分今回で3番が聴いたの最多かな(近いうちに覆ると思いますが)。
短くまとまってるし書くのもかなり速くて色々思い切ったなブラームスという印象、でも決して他のじっくり書いた曲に劣るところは一つもない(つまりいつもが悩みすぎ疑惑)。ぎゅっと詰まった感がいいんですよねこの曲は。最初の特徴的なテーマからずっとパワフル続きで爽快な演奏でした。
今回指揮したSimone Youngはオーストラリア人指揮者として、そして女性指揮者として世界的にものすごい人で、略歴をwikipediaなんかで読むだけで色々出てきます(女性初、が多いのは彼女の実力ももちろんありますがまだまだ男性中心が根強いエリアだということも同時に示していたり)。国立アカデミーでこうやって世界で活躍している偉大な音楽家・指揮者と一緒に音楽を作る機会が最近特に増えてるようでなによりです。いいなあ若い人達。
今回のコンサートでいうと彼女は音楽を動かすmomentum、そして変化させる部分の引っ張りの強さがものすごく印象的。アンコールのハンガリー舞曲も巷で聴くのより10倍以上エキサイティングな演奏でした。私もあのバトンで弾く経験がしてみたい。
ということで聴衆としてですが貴重な体験が出来たいいコンサートでした。曲目当てで行ったけどそれ以上のものを得られた感じでほくほく。
日本に行く前に(弾くやつ以外だと)あと1回コンサート聴きにいく予定があるのでそちらも楽しみです。
今日の一曲: ヨハネス・ブラームス 交響曲第3番 第4楽章
なんだかんだでみんなブラームス好きなんですよね。今回のコンサートで会った大学時代の友人も当時はブラームス嫌いだったのがすっかり(?)丸くなってましたし、シュトラウスやシェーンベルク、ヴェーベルンやリームみたいな比較的先進的な印象のあるドイツ周りの作曲家も(後から別の方向に羽ばたく場合でも)ブラームスを通ってきていたり。
ドイツの偉大な作曲家といえばバッハやベートーヴェンを筆頭にあげたくはなりますがこの二人はそれぞれ自分の完成された世界を持ってるなーと思うこともありドイツを代表する、ドイツらしい音楽を書く作曲家といえばブラームスをまず推したくなるのです。だからこそ、といえばいいのかメタモルフォーゼンとの共鳴もものすごいです。少なくとも自分の中では。
さて、交響曲にしろソナタにしろ複数楽章の作品をどうしめるか、というのは色々難しいところもあり。ブラームスの交響曲でいうと第1番の最終楽章は若干迷路的というか結構色んなところに旅する楽章で、後半での伏線回収の諸々に「がんばれー」とにやにやしちゃったりするのですがこの第3番の最終楽章はどこに向かってるかはっきり分かってて突き進む印象。目線がものすごく真っ直ぐしててブラームスどうした!?というかかなり新鮮。かっこいいぞブラームス。
今回の指揮者Simone Youngはワーグナーとかブルックナーなどが得意みたいですが(それもすごいなあ)ブラームスの録音もありました。4番とカップリングおいしいですねー。
そのうち何かSimone Young指揮の録音を入手したいなあ。もう持ってる曲も多いけどワーグナーとかマーラーとか・・・あとブルックナーにまだはまってないのでそちらを冒険するきっかけになるかしらん。
タイトル通りの状況で。
だんだん春が近づいてきたかな、という感じはしますが昼でも家の中が妙に寒い、というか耳が冷たいのが変に気になることもありこないだ作ったこれを愛用しています。
実物はこれよりもっとピンクめの色です。Rowan Softyak DKというヤクの毛とコットンをブレンドした毛糸をかぎ編みで。これはこれで可愛い形なのですがぐるっと編むならやっぱり棒編みの方が楽ですね(と別件で帽子を編みながら思います)。
ちょっと伸びてしまった感はあるのですがそれでもslouch hatなので多少の変化は許容範囲、なにより耳まですっぽりかぶれるのは嬉しいです。
とはいえ外用の帽子を家でかぶるのももったいないので来年は外用も家用もまた帽子を増やしたいところ。あと夏用の帽子も作りたい。
最近サッカーを見はじめました。日本に居た頃はJリーグが始まった時期で家族で試合も見に行ったりしたのですが長いこと追っかけてなかった時期を経て今年のワールドカップ後半からじわじわとまた見たいなあと思って今ちょうどシーズンが始まる欧州の諸々をちょこちょこ観ています。携帯・インターネットの会社がスポーツ放送の契約とかやっててここで得するとは。
とはいえサッカー自体のルールとか試合全体の見方をちょろっと知ってるだけで勉強することは色々。あと(追っかけ再生あるとはいえ)時差も関係してくるので無理なく続けたいところです。
勉強といえば最近三國志11に戻って決戦制覇モード(有名な戦いを戦う色々パズル的要素や縛りのあるステージ)を攻略してるのですがこういう制限のある環境での戦いではゲームシステムや武将の特性などをフル活用しなきゃいけないんだなーと今更思ってwikiを読み込んでます。これもプレイしてない時期がしばらくあったので細かいことは結構忘れてましたね。こういう効率上げたり無駄を省いたりの運用はメインステージにも活かせたらいいんだけどどうしてもだらだらやってしまう。
そして君主以外でもプレイしたくなって13にも目を向け・・・ながらも戦闘が苦手でなかなか腰が重い。軍師のポジションがちょうどいいんだけどたまに采配任せられちゃうとどうするべきか分からなくて。コツが欲しい。内政は色々楽しいのに。
そして明日はバレエ。毎週バレエがあるのは色々と自分の軸になってます。最近は(トウシューズでのレッスン始めて以来)足が強くなったり体幹を使うようになったり(そこはまだ強くなったとは言えない)上達に近いものが見えてきています。日本に行ってる間はお休みなのでそれまでにしっかりやって帰ってきたら発表会の練習頑張れるようにしなければ。
今日の一曲: サミュエル・バーバー 弦楽のためのアダージョ
映画「プラトゥーン」で世界的に有名になった曲ですが今回のZelman Symphonyのコンサートではこの曲とドヴォルザーク8番がいわゆる客呼びレパートリーというかメジャーで愛される曲として引っ張ってってます。他三曲は比較的マイナー、というか世界初演もあります。こういうプログラムもなかなか珍しい、でもメルボルンの聴衆には十分通じるみたいな印象ももあります。
そんな有名な曲ですから弦楽器やってる人は1,2回このアダージョを弾いた経験もある人もかなり多いはず。私も2回は弾いてます(もちろんチェロで)。なので今回もリハーサル時間は短めで済んでるはず・・・と思いたい。(弦だけなので最後にリハーサルしてるため私は聴いてないのです)
ただ決して簡単な曲ではないです。5つ♭の変ロ短調での音程だったり長い音の弓のコントロールだったりかなり遅いテンポで全員きっちり一緒のタイミングで進んだり強弱のコントロール(主に前半なるべく弱音で我慢するところ)だったり。有名な曲だからとちれないってのもちょっとあり。そういう様々なこともあってか弾いてて緊張感が半端ない曲なんですよね。弦でこれだから自分の声で歌うAgnus Deiバージョンでの緊張感はさらに上なんじゃないかと(汗)
以前のお知らせでも書きましたが今回演奏されるバーバーの作品はこのアダージョだけでなくオーボエと弦楽のためのカンツォネッタもあります。ちょっと聴いたところこれまた違う曲調の作品で面白そう。今年はバーンスタイン生誕100周年でバーンスタインの作品が国内外でよく演奏されてますが他のアメリカの作曲家も(ついでに?ではないですが)演奏機会が増えるとちょっと嬉しいかも。
これから本番までどれくらい更新するかわかりませんがなんせ曲の多いコンサートなので今日の一曲では毎回今回のコンサートのちょっと変わったレパートリーを紹介していきたいと思います。
だんだん春が近づいてきたかな、という感じはしますが昼でも家の中が妙に寒い、というか耳が冷たいのが変に気になることもありこないだ作ったこれを愛用しています。
実物はこれよりもっとピンクめの色です。Rowan Softyak DKというヤクの毛とコットンをブレンドした毛糸をかぎ編みで。これはこれで可愛い形なのですがぐるっと編むならやっぱり棒編みの方が楽ですね(と別件で帽子を編みながら思います)。
ちょっと伸びてしまった感はあるのですがそれでもslouch hatなので多少の変化は許容範囲、なにより耳まですっぽりかぶれるのは嬉しいです。
とはいえ外用の帽子を家でかぶるのももったいないので来年は外用も家用もまた帽子を増やしたいところ。あと夏用の帽子も作りたい。
最近サッカーを見はじめました。日本に居た頃はJリーグが始まった時期で家族で試合も見に行ったりしたのですが長いこと追っかけてなかった時期を経て今年のワールドカップ後半からじわじわとまた見たいなあと思って今ちょうどシーズンが始まる欧州の諸々をちょこちょこ観ています。携帯・インターネットの会社がスポーツ放送の契約とかやっててここで得するとは。
とはいえサッカー自体のルールとか試合全体の見方をちょろっと知ってるだけで勉強することは色々。あと(追っかけ再生あるとはいえ)時差も関係してくるので無理なく続けたいところです。
勉強といえば最近三國志11に戻って決戦制覇モード(有名な戦いを戦う色々パズル的要素や縛りのあるステージ)を攻略してるのですがこういう制限のある環境での戦いではゲームシステムや武将の特性などをフル活用しなきゃいけないんだなーと今更思ってwikiを読み込んでます。これもプレイしてない時期がしばらくあったので細かいことは結構忘れてましたね。こういう効率上げたり無駄を省いたりの運用はメインステージにも活かせたらいいんだけどどうしてもだらだらやってしまう。
そして君主以外でもプレイしたくなって13にも目を向け・・・ながらも戦闘が苦手でなかなか腰が重い。軍師のポジションがちょうどいいんだけどたまに采配任せられちゃうとどうするべきか分からなくて。コツが欲しい。内政は色々楽しいのに。
そして明日はバレエ。毎週バレエがあるのは色々と自分の軸になってます。最近は(トウシューズでのレッスン始めて以来)足が強くなったり体幹を使うようになったり(そこはまだ強くなったとは言えない)上達に近いものが見えてきています。日本に行ってる間はお休みなのでそれまでにしっかりやって帰ってきたら発表会の練習頑張れるようにしなければ。
今日の一曲: サミュエル・バーバー 弦楽のためのアダージョ
映画「プラトゥーン」で世界的に有名になった曲ですが今回のZelman Symphonyのコンサートではこの曲とドヴォルザーク8番がいわゆる客呼びレパートリーというかメジャーで愛される曲として引っ張ってってます。他三曲は比較的マイナー、というか世界初演もあります。こういうプログラムもなかなか珍しい、でもメルボルンの聴衆には十分通じるみたいな印象ももあります。
そんな有名な曲ですから弦楽器やってる人は1,2回このアダージョを弾いた経験もある人もかなり多いはず。私も2回は弾いてます(もちろんチェロで)。なので今回もリハーサル時間は短めで済んでるはず・・・と思いたい。(弦だけなので最後にリハーサルしてるため私は聴いてないのです)
ただ決して簡単な曲ではないです。5つ♭の変ロ短調での音程だったり長い音の弓のコントロールだったりかなり遅いテンポで全員きっちり一緒のタイミングで進んだり強弱のコントロール(主に前半なるべく弱音で我慢するところ)だったり。有名な曲だからとちれないってのもちょっとあり。そういう様々なこともあってか弾いてて緊張感が半端ない曲なんですよね。弦でこれだから自分の声で歌うAgnus Deiバージョンでの緊張感はさらに上なんじゃないかと(汗)
以前のお知らせでも書きましたが今回演奏されるバーバーの作品はこのアダージョだけでなくオーボエと弦楽のためのカンツォネッタもあります。ちょっと聴いたところこれまた違う曲調の作品で面白そう。今年はバーンスタイン生誕100周年でバーンスタインの作品が国内外でよく演奏されてますが他のアメリカの作曲家も(ついでに?ではないですが)演奏機会が増えるとちょっと嬉しいかも。
これから本番までどれくらい更新するかわかりませんがなんせ曲の多いコンサートなので今日の一曲では毎回今回のコンサートのちょっと変わったレパートリーを紹介していきたいと思います。
日本に行く準備(主に買い物)で忙しいかと思えば仕事が来なくて家でばたばたしたりよくわからない状態のこの頃です。結局今日のSecret Symphonyも行かなかった。
だいたい最近の行動は:
(1)仕事が来ないけど来てくれなきゃ困る
(2)三國志11決戦制覇モードどう攻略する
(3)真・三國無双斬海外版を始めてみたはいいものの時間と労力の使い方がまだわからない
(4)膝掛け編んでるやつどれくらいの大きさにすればいいか(一部限りがある毛糸もあり)
で
(5)日本に行くのに夏服買い足さないとなんだけどいつもより早い旅なのでまだメルボルンが冬服
(6)マルティヌーがトリッキー
(7)ジンチョウゲ第2波がなかなか咲かない
(8)ご飯どうする
くらいを高速サイクルでぐるぐるしている感じです。
そう考えると全く止まってるわけでもないんですがほぼ座ってるアクティビティでもあり。
前も書いたと思いますが今年の冬はとにかく風が強く、特に夜中の風が強いのが夜間のお出かけを躊躇う理由でもあり(行きは良くても帰りに突風吹いたら大変)。
例年より雨が少ないな、と思ってたらNSW州では州全体が干魃指定されたとかいうニュースが入ってきてこちらも近いうちに似たような状況になってもおかしくないかも。そして北半球と同じく夏は異常な暑さになるのか、去年みたいな湿気の多い日も来るのか、やはり心配になります。
もちろんその前に日本の9月の暑さも心配。なんとか適切な服を(こちらでも日本でも)調達しないと。
夏は夏で編み物続ける予定でいます。
コットン毛糸で帽子作ったりとか、ショールだったりボレロだったり夏に使えるものは色々あるみたいです。ボレロとか「服」物になると色々測ったりサイズの正確さが求められるので難易度さらにアップ。でもセーターとかよりはなんとかなるか。
ボレロもあんまり気に入ったの・サイズが合うのが店で見つからなかったりなので自分で作れるようになると便利かな。
ピアノもお出かけやらオケレパートリーやらあって練習がごちゃっとしてますがオケのコンサートが終わって日本に行って帰ってからのレパートリーのことも考え始めてます。日本で楽譜調達して新しいものに挑戦したいというのともっと演奏できるレパートリーを増やしたいというのと。前回の演奏のときの曲のチョイスが自分に甘かったと思うことがあり次人前で弾く機会ができたら喜びのまなざしかラヴェルは弾きたいなと思ってるのですがどうなるか。やっぱり時間の都合とかありますし難しいかもですがなるべくチャレンジしたい。
そして帰ってきてもまたオケですよ。今回のが終わるまで曲名はあれですがものすごく楽しみな曲です。さすがに出番だったり目立ち具合は今回のコンサートほどじゃないですが、一生に一度は弾いておきたい曲の一つです。
さらに帰ってきたらバレエの発表会に向けたリハーサルなどもあり。こちらもものすごく楽しみ。こちらは去年よりちょっと遅めの時期(10月の終わり)なので前回みたいに本番前に凍えることもなさそう。むしろ異常に暑い日に当たる可能性も(ちょっと前に戻る)
ということで文章から分かるように(全く動いてないわけでもないですが)動かないと落ち着かなくなりますがこういうときは黙々とピアノ・編み物・ゲームを進めながら日本の予定だったりこないだ来たThe Ghan他電車旅の分厚いパンフレットを眺めながら過ごすしかないですね。
もちょっと次回はまとまった何かを書けるといいなあ。
今日の一曲: フランツ・シューベルト ピアノソナタ第19番D.958 第4楽章
自分にとって割と特別で大きなプロジェクトだったこのソナタももう第4楽章。この最終楽章がメインディッシュ的な心持ちですが難しさも他の楽章よりちょっと抜きんでてる感じです。
なんせ長い!聴くより楽譜をめくって見ると感じる長さ。めくれどもめくれども全然終わらないタランテラ&ロンドの迷路。しかも転調が多い上に斜め上な感じの転調がかなり出てくるため初回で使った運指が他の似た箇所で使えないことも珍しくない。ええいめんどくさい、と思うこともしばしば。
そういう曲だからこそ(そして前に3つ楽章があった後だからこそ)どんどん前に前に進んでかなきゃならないんですがそうやって前進していくとなんか機械的な感じになると思うのは私だけかな。というかタランテラが元々そういうdriving forceのある機械みたいな側面を持ち合わせてるような。少なくとも「人間味」とは違う気がします。やっぱそういう曲が好きなのか自分。
シューベルト、とりあえず第1楽章かこの楽章を単独で演奏するとか全部まとめて演奏するとかそういうことも将来考えるとしてレパートリーを広げるのに次どっち方向に行こうかというのは悩み所だったりします。できるだけ後期の方に浸かっていたいなあ。このソナタを弾いてると(どの楽章も!)こんなに自分に合うソナタはないんじゃないかとも思えるので。そのうちベートーヴェンにも戻りたいですがいつになるかなーそして何になるかなー。やっぱりシューベルト寄りのになるんだろうか。
リンク先演奏は手持ちと同じの。やっぱりブレンデルさん。そして最後のソナタ、第21番もセットて推しておきたい。弾くにはまだまだちょっとピアノの腕と人間的な諸々が、と思うのですがいつか先生のように(かな?)弾けるようになりたいこれもちょっと違う意味で特別な曲です。
だいたい最近の行動は:
(1)仕事が来ないけど来てくれなきゃ困る
(2)三國志11決戦制覇モードどう攻略する
(3)真・三國無双斬海外版を始めてみたはいいものの時間と労力の使い方がまだわからない
(4)膝掛け編んでるやつどれくらいの大きさにすればいいか(一部限りがある毛糸もあり)
で
(5)日本に行くのに夏服買い足さないとなんだけどいつもより早い旅なのでまだメルボルンが冬服
(6)マルティヌーがトリッキー
(7)ジンチョウゲ第2波がなかなか咲かない
(8)ご飯どうする
くらいを高速サイクルでぐるぐるしている感じです。
そう考えると全く止まってるわけでもないんですがほぼ座ってるアクティビティでもあり。
前も書いたと思いますが今年の冬はとにかく風が強く、特に夜中の風が強いのが夜間のお出かけを躊躇う理由でもあり(行きは良くても帰りに突風吹いたら大変)。
例年より雨が少ないな、と思ってたらNSW州では州全体が干魃指定されたとかいうニュースが入ってきてこちらも近いうちに似たような状況になってもおかしくないかも。そして北半球と同じく夏は異常な暑さになるのか、去年みたいな湿気の多い日も来るのか、やはり心配になります。
もちろんその前に日本の9月の暑さも心配。なんとか適切な服を(こちらでも日本でも)調達しないと。
夏は夏で編み物続ける予定でいます。
コットン毛糸で帽子作ったりとか、ショールだったりボレロだったり夏に使えるものは色々あるみたいです。ボレロとか「服」物になると色々測ったりサイズの正確さが求められるので難易度さらにアップ。でもセーターとかよりはなんとかなるか。
ボレロもあんまり気に入ったの・サイズが合うのが店で見つからなかったりなので自分で作れるようになると便利かな。
ピアノもお出かけやらオケレパートリーやらあって練習がごちゃっとしてますがオケのコンサートが終わって日本に行って帰ってからのレパートリーのことも考え始めてます。日本で楽譜調達して新しいものに挑戦したいというのともっと演奏できるレパートリーを増やしたいというのと。前回の演奏のときの曲のチョイスが自分に甘かったと思うことがあり次人前で弾く機会ができたら喜びのまなざしかラヴェルは弾きたいなと思ってるのですがどうなるか。やっぱり時間の都合とかありますし難しいかもですがなるべくチャレンジしたい。
そして帰ってきてもまたオケですよ。今回のが終わるまで曲名はあれですがものすごく楽しみな曲です。さすがに出番だったり目立ち具合は今回のコンサートほどじゃないですが、一生に一度は弾いておきたい曲の一つです。
さらに帰ってきたらバレエの発表会に向けたリハーサルなどもあり。こちらもものすごく楽しみ。こちらは去年よりちょっと遅めの時期(10月の終わり)なので前回みたいに本番前に凍えることもなさそう。むしろ異常に暑い日に当たる可能性も(ちょっと前に戻る)
ということで文章から分かるように(全く動いてないわけでもないですが)動かないと落ち着かなくなりますがこういうときは黙々とピアノ・編み物・ゲームを進めながら日本の予定だったりこないだ来たThe Ghan他電車旅の分厚いパンフレットを眺めながら過ごすしかないですね。
もちょっと次回はまとまった何かを書けるといいなあ。
今日の一曲: フランツ・シューベルト ピアノソナタ第19番D.958 第4楽章
自分にとって割と特別で大きなプロジェクトだったこのソナタももう第4楽章。この最終楽章がメインディッシュ的な心持ちですが難しさも他の楽章よりちょっと抜きんでてる感じです。
なんせ長い!聴くより楽譜をめくって見ると感じる長さ。めくれどもめくれども全然終わらないタランテラ&ロンドの迷路。しかも転調が多い上に斜め上な感じの転調がかなり出てくるため初回で使った運指が他の似た箇所で使えないことも珍しくない。ええいめんどくさい、と思うこともしばしば。
そういう曲だからこそ(そして前に3つ楽章があった後だからこそ)どんどん前に前に進んでかなきゃならないんですがそうやって前進していくとなんか機械的な感じになると思うのは私だけかな。というかタランテラが元々そういうdriving forceのある機械みたいな側面を持ち合わせてるような。少なくとも「人間味」とは違う気がします。やっぱそういう曲が好きなのか自分。
シューベルト、とりあえず第1楽章かこの楽章を単独で演奏するとか全部まとめて演奏するとかそういうことも将来考えるとしてレパートリーを広げるのに次どっち方向に行こうかというのは悩み所だったりします。できるだけ後期の方に浸かっていたいなあ。このソナタを弾いてると(どの楽章も!)こんなに自分に合うソナタはないんじゃないかとも思えるので。そのうちベートーヴェンにも戻りたいですがいつになるかなーそして何になるかなー。やっぱりシューベルト寄りのになるんだろうか。
リンク先演奏は手持ちと同じの。やっぱりブレンデルさん。そして最後のソナタ、第21番もセットて推しておきたい。弾くにはまだまだちょっとピアノの腕と人間的な諸々が、と思うのですがいつか先生のように(かな?)弾けるようになりたいこれもちょっと違う意味で特別な曲です。
前回のエントリーに拍手ありがとうございます~
やっと書く事が出来ました。全部音楽関連です。
まずはリハーサルが始まったのでお知らせから。
Zelman Symphony Orchestraコンサート
「From the Old World to the New」
場所:Xavier College、日時:9月1日午後8時開演
指揮者:Rick Prakhoff
アントニン・ドヴォルザーク 組曲「アメリカ」
サミュエル・バーバー 弦楽のためのアダージョ
サミュエル・バーバー オーボエと弦楽のためのカンツォネッタ(オーボエ:Thomas Hutchinson)
ボフスラフ・マルティヌー オーボエ協奏曲(オーボエ:Thomas Hutchinson)
Chris Pickering 「The Straightened Arrow」
アントニン・ドヴォルザーク 交響曲第8番
今回もですが曲数の多さ!今回でいうと弦楽だけの曲が2曲+マルティヌーもそんなに大きいオケじゃなかったりで金管打楽器の負担は少ないですが弦は音も多いし大変。大丈夫かなリハーサル時間。
このコンサートのオーボエ2曲は実は別のソリストが弾く予定だったのですが怪我のため6月にStonnington Symphonyの方でソリストだった方がピンチヒッターのソリストになったそうで。来年のメル響の室内楽コンサートにも名前載ってたし今本当に売れてるオーボエ奏者なんですねえ。
そして私はこのプログラムの中ではマルティヌーでピアノ、そしてPickeringでチェレスタを弾くことになってます。後者は(去年もありましたが)若い作曲家による初演となる作品。なんでもオケ曲を書くのは始めてという話でなかなかまだちょっと要調整だったりその楽器にそれ弾かせるの大丈夫か気になったり色々考え直して欲しかったりするところあり。そりゃあ頭の中でイメージするだけじゃなかなか難しいですしね。オケと作曲家と協力して作品をよりよくしていけたらなあ。私のパートも色々ディスカッションが必要なところあり。いいとこはいいんですけどね、勿体ないとこはものすごく勿体ない。
マルティヌーは色々すごかった。パートがキューやら印刷間違い直しやらで鉛筆書き込みがいっぱい。そして弾く音の数もなかなか。さらにリズムが色々オケ内でずれるように書かれてたり細かいレベルで難しい。しかもオーボエソロのカデンツァで一緒に弾く部分もあって変なプレッシャー。とりあえずフルスコア貸してくれてありがたいので今週がりがり練習せねば。大変です。
でも曲は好きです。変じゃないようで変ですが。前回マルティヌーの作品を弾いたのが14年くらい前のマドリガルソナタでしたが決してとっつきやすさで超難なわけじゃないしむしろoptimisticなのが楽しいのですがやっぱり言語としては独特。勘頼りはできないぞー。
最近あまり仕事が来てなくてBBC Proms聞くのがどんどん遅れてるのですが今年のフィーチャー作曲家の1人、というか2人、ブーランジェ姉妹の作品を初めて今日聴きました。というか妹のリリ・ブーランジェの方ですが。
二人合わせて映画になるような生涯だったり、19世紀末のフランス辺りというかなりストライクゾーンに入ってる時代と作風だったり、ちょっとこれはもっと聴いてみたいぞと思い始めてます。色々と面白い。ただ妹の方は夭折したのですが姉の方がかなり長生きしてまだ著作権が切れてないため楽譜がなかなか見つからない。一応ピアノ作品もあるようなのですが。
そして来年のメル響シーズンの発表がさっきありました。千人の交響曲は今年もないぽい・・・?サー・アンドリュー・デイヴィスのメル響ラストイヤーとかいう話らしいけどマーラーサイクルは完成ならずか。ざっと見て気になる曲名はちょこちょこありましたが一番テンションが上がったのはヴォーン=ウィリアムズの5番!大学のオケがやったのを(パートがないので弾いてないながら)聴いたっきりなのでこれは嬉しい。そんなに頻繁には聴かなくてもいいですがたまには聴きたいと思ってたところで。絶対聴き逃さない(という心持ちでいます)。
あとはもうすぐSecret Symphonyがあるようですが行くか行けるかまだ未定です。もちろん行ったらこちらで感想を書く予定。最近行ってないからなあ。夜だから寒いしビタミンDの足しにならないけど行きたい。
今日の一曲: ボフスラフ・マルティヌー オーボエ協奏曲 第1楽章
マルティヌーはなかなか世間一般のクラシック音楽の範囲どころか玄人でも楽器によってはなかなか出会わない作曲家です。多分木管楽器だとかなりエンカウントする。ピアノだと(木管の人と弾かない限り)一生出会わないことも珍しくない。
まあ下の名前でなんとなくぼんやり「ヨーロッパのあっちらへんの作曲家かな」というのは分かるかと思います。ただ調べてみるとマルティヌーはパリやアメリカにも渡っててそういう要素もしっかり作風に現れてます。この曲でいうと軽快さやリズムのトリッキーなとこはフランスがちょい入ってて、明るさ(音楽的に、というか曲の性格というか方向性が)はアメリカぽかったり。
新古典派みたいな要素も多々ある中ものすごく新しくて前向きでフレッシュな感じがあるのはきっとアメリカ影響。今回のコンサートで共に演奏されるドヴォルザークのアメリカ関連諸作品もそういうとこあるような気がします。
ということで難しくはあるのですがこの曲は決してとっつきにくいことはないです。むしろ第1楽章はかなり聴きやすい(私調べ)。バロックとか古典時代みたいなコンパクトなオーケストラにのってオーボエのパートが歌ったり踊ったりその半々ミックスな感じで弾いたり。録音で聴いてみるとソロのパートほんと楽しそう。でもオケパートは軽そうでかなり大変。
あんまりオーボエのソロレパートリーは知らないのですがシュトラウスの協奏曲と一緒に収録されてるアルバムがいいなあ、となんとなく思い探してみました。前回Stonnington Symphonyでやったヴォーン=ウィリアムズの協奏曲も入ってる。奏者に関してもあんまり知らないけどやっぱり色々スタイルや好みの違いは色々あるんだろうなあ。やっぱり楽器変われば世界も変わる。
やっと書く事が出来ました。全部音楽関連です。
まずはリハーサルが始まったのでお知らせから。
Zelman Symphony Orchestraコンサート
「From the Old World to the New」
場所:Xavier College、日時:9月1日午後8時開演
指揮者:Rick Prakhoff
アントニン・ドヴォルザーク 組曲「アメリカ」
サミュエル・バーバー 弦楽のためのアダージョ
サミュエル・バーバー オーボエと弦楽のためのカンツォネッタ(オーボエ:Thomas Hutchinson)
ボフスラフ・マルティヌー オーボエ協奏曲(オーボエ:Thomas Hutchinson)
Chris Pickering 「The Straightened Arrow」
アントニン・ドヴォルザーク 交響曲第8番
今回もですが曲数の多さ!今回でいうと弦楽だけの曲が2曲+マルティヌーもそんなに大きいオケじゃなかったりで金管打楽器の負担は少ないですが弦は音も多いし大変。大丈夫かなリハーサル時間。
このコンサートのオーボエ2曲は実は別のソリストが弾く予定だったのですが怪我のため6月にStonnington Symphonyの方でソリストだった方がピンチヒッターのソリストになったそうで。来年のメル響の室内楽コンサートにも名前載ってたし今本当に売れてるオーボエ奏者なんですねえ。
そして私はこのプログラムの中ではマルティヌーでピアノ、そしてPickeringでチェレスタを弾くことになってます。後者は(去年もありましたが)若い作曲家による初演となる作品。なんでもオケ曲を書くのは始めてという話でなかなかまだちょっと要調整だったりその楽器にそれ弾かせるの大丈夫か気になったり色々考え直して欲しかったりするところあり。そりゃあ頭の中でイメージするだけじゃなかなか難しいですしね。オケと作曲家と協力して作品をよりよくしていけたらなあ。私のパートも色々ディスカッションが必要なところあり。いいとこはいいんですけどね、勿体ないとこはものすごく勿体ない。
マルティヌーは色々すごかった。パートがキューやら印刷間違い直しやらで鉛筆書き込みがいっぱい。そして弾く音の数もなかなか。さらにリズムが色々オケ内でずれるように書かれてたり細かいレベルで難しい。しかもオーボエソロのカデンツァで一緒に弾く部分もあって変なプレッシャー。とりあえずフルスコア貸してくれてありがたいので今週がりがり練習せねば。大変です。
でも曲は好きです。変じゃないようで変ですが。前回マルティヌーの作品を弾いたのが14年くらい前のマドリガルソナタでしたが決してとっつきやすさで超難なわけじゃないしむしろoptimisticなのが楽しいのですがやっぱり言語としては独特。勘頼りはできないぞー。
最近あまり仕事が来てなくてBBC Proms聞くのがどんどん遅れてるのですが今年のフィーチャー作曲家の1人、というか2人、ブーランジェ姉妹の作品を初めて今日聴きました。というか妹のリリ・ブーランジェの方ですが。
二人合わせて映画になるような生涯だったり、19世紀末のフランス辺りというかなりストライクゾーンに入ってる時代と作風だったり、ちょっとこれはもっと聴いてみたいぞと思い始めてます。色々と面白い。ただ妹の方は夭折したのですが姉の方がかなり長生きしてまだ著作権が切れてないため楽譜がなかなか見つからない。一応ピアノ作品もあるようなのですが。
そして来年のメル響シーズンの発表がさっきありました。千人の交響曲は今年もないぽい・・・?サー・アンドリュー・デイヴィスのメル響ラストイヤーとかいう話らしいけどマーラーサイクルは完成ならずか。ざっと見て気になる曲名はちょこちょこありましたが一番テンションが上がったのはヴォーン=ウィリアムズの5番!大学のオケがやったのを(パートがないので弾いてないながら)聴いたっきりなのでこれは嬉しい。そんなに頻繁には聴かなくてもいいですがたまには聴きたいと思ってたところで。絶対聴き逃さない(という心持ちでいます)。
あとはもうすぐSecret Symphonyがあるようですが行くか行けるかまだ未定です。もちろん行ったらこちらで感想を書く予定。最近行ってないからなあ。夜だから寒いしビタミンDの足しにならないけど行きたい。
今日の一曲: ボフスラフ・マルティヌー オーボエ協奏曲 第1楽章
マルティヌーはなかなか世間一般のクラシック音楽の範囲どころか玄人でも楽器によってはなかなか出会わない作曲家です。多分木管楽器だとかなりエンカウントする。ピアノだと(木管の人と弾かない限り)一生出会わないことも珍しくない。
まあ下の名前でなんとなくぼんやり「ヨーロッパのあっちらへんの作曲家かな」というのは分かるかと思います。ただ調べてみるとマルティヌーはパリやアメリカにも渡っててそういう要素もしっかり作風に現れてます。この曲でいうと軽快さやリズムのトリッキーなとこはフランスがちょい入ってて、明るさ(音楽的に、というか曲の性格というか方向性が)はアメリカぽかったり。
新古典派みたいな要素も多々ある中ものすごく新しくて前向きでフレッシュな感じがあるのはきっとアメリカ影響。今回のコンサートで共に演奏されるドヴォルザークのアメリカ関連諸作品もそういうとこあるような気がします。
ということで難しくはあるのですがこの曲は決してとっつきにくいことはないです。むしろ第1楽章はかなり聴きやすい(私調べ)。バロックとか古典時代みたいなコンパクトなオーケストラにのってオーボエのパートが歌ったり踊ったりその半々ミックスな感じで弾いたり。録音で聴いてみるとソロのパートほんと楽しそう。でもオケパートは軽そうでかなり大変。
あんまりオーボエのソロレパートリーは知らないのですがシュトラウスの協奏曲と一緒に収録されてるアルバムがいいなあ、となんとなく思い探してみました。前回Stonnington Symphonyでやったヴォーン=ウィリアムズの協奏曲も入ってる。奏者に関してもあんまり知らないけどやっぱり色々スタイルや好みの違いは色々あるんだろうなあ。やっぱり楽器変われば世界も変わる。