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前回の記事に拍手どうもです!
こないだのマーラー3番で今年予約した分のメル響のコンサートもあと1つを残すのみとなりました。9月末のブラスフェスティバルとのタイアップのコンサートです。ものすごーく楽しみ。
そんな中来年のシーズンのプログラムがちょっと前に来たのでちょっと見てるところで。
つい最近メル響が30歳までならチケットが安くなるMusoというプログラムを始めたんですよ。コンサートのある程度前にお知らせがきて、加入メンバーとプラスワン(お連れ様)のチケットが30ドルで買えるシステム。安いし一応事前予約だけれどお知らせが来る前はその価格で買えない、ということですね。
せっかく若いんで(笑)今年はsubscribeする代わりにこっちのシステムを利用してみようかと思います。本拠がHamer Hallに戻ることですしちょっとやそっとじゃ事前に売り切れないはずですから。(Markus Stenzのラストコンサートの時くらいかな、事前売り切れだったのは)
とりあえず自分にとってのメル響2013年シーズンのハイライトをなるべく簡潔に紹介します。その他にもあるコンサートは今はこちらにあります~
<2月>
メル響は来年も2月に仕事始め。フィリップ島での演奏などがありますがやっぱり「今年もよろしく!」を実感するのは(去年は行きそびれた)Sidney Myer Bowlでの野外無料コンサート。2/13の第1コンサート、ドヴォルザーク(チェコ組曲)、バルトーク(ピアノ協奏曲第3番)、チャイコフスキー(交響曲第4番)の東欧くくりも良いですし、2/16のベートーヴェン交響曲第2番+ピアノ協奏曲第2番にバルトークの「中国の不思議な役人」組曲もいいですね~ピクニックと中国の不思議な役人の取り合わせ!(笑)
あと第3コンサートに今年もオーストラリア中心プログラムが入ってるのがいいですね♪
<3月>
3月でまず面白そうなのはモーツァルトのレクイエムのコンサートかな。まだ聴きにいくかどうかはわかりませんがワーグナーのマイスタージンガー序曲、バルトークの「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」とのプログラム。バルトークは聴きたいよなあ・・・(何よりも弾きたいですが)
そしてタウンホールでのオールフランスプログラム。ドビュッシーの牧神の午後の前奏曲、ラロのスペイン交響曲、ラヴェルの死せる王女のパヴァーヌ、サティのジムノペディ2つのドビュッシーによるオケ版、それからドビュッシーの「海」。これもまだ絶対に行きたい!と固まってないですねー・・・
<4月>
4月はMetropolisシリーズでアデズ祭り!Melbourne Recital CentreとHamer Hallでアデズや他の20世紀作曲家の音楽が存分楽しめます♪アデズは舞台系統の作品はまだ出会ってないので積極的に行きたいところ。
中でもHamer Hallでのコンサートでは以前言及しましたオーケストラ曲「Tevot」の演奏があるのでこれは絶対外せない!多分今一番楽しみなコンサートです。
<6月>
5月がちょっと気になるのコンサートが無かったので6月。
6月の最初のコンサートはコープランド(アパラチアの春組曲とディッキンソン歌曲)、Stanhopeのピッコロ協奏曲(!)(世界初演)、そしてストラヴィンスキーの「火の鳥」(組曲1919年版)。火の鳥も好きですがコープランドの歌曲が結構気になってます。
それからその次も凄い。ムソルグスキーのKhovanshchina前奏曲(何?)、プロコフィエフのSinfonia Concertante(チェロ協奏曲の中で一番難しいとされている曲です。チェロはヤン・パスカル・トルトゥリエ)、ムソルグスキーの「はげ山の一夜」に、スクリャービンの「法悦の詩」でしめるというオールロシアでもなかなかひねりのきいたプログラム。スクリャービンって割とオケだと生で聴ける機会が少ないので貴重ですね。
<7月>
やってきました、マーラーです。Simone Youngというオーストラリアの女性指揮者で5番を!さらにDeanの新作の初演もあると聞いちゃあ黙ってられません。バリトン歌手の名前があるのでオケ伴奏の歌曲とかオペラとかになるのかしら。
<8月>
2013年8月はなんといってもストラヴィンスキー祭り!
3つのコンサートで3大バレエ(火の鳥(組曲1945年版)、ペトルーシュカ、春の祭典)を演奏するだけでなく、バレエ/リュスつながりのドビュッシーの牧神の午後の前奏曲(あれ、また)、あの時代を語る上で欠かせなかったりするプロコフィエフの交響曲第1番「古典」などを交えたプログラム。
そしてアメリカのミニマル・ミュージック作曲家のJohn Adamsが来豪して自身の作品を指揮する月末のコンサートも面白そう。(でも「中国のニクソン」が入ってないのは惜しいな!彼の音楽の初心者として)
<9月>
9月はヴェルディのレクイエムに始まり、他にはオールハイドンプログラム、オールベートーヴェンプログラムなど早い時代の音楽が多いなかティペット(Little Music)、モーツァルトのピアノ協奏曲第25番、ブリテンの4つの海の間奏曲(ピーター・グライムスより)とエルガーのエニグマ変奏曲というイギリス周り中心のプログラムが小さいけれど魅力的な光を放ってますね。どうしよう、行けるかしら。
<10月>
・・・も実はあんまり心惹かれるコンサートがなかったり。
強いていえばメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」から序曲とスケルツォ、リヒャルト・シュトラウスのオーボエ協奏曲(書いてたんだ!)とメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア風」のコンサートかな。オーストラリアきっての素晴らしいオーボエ奏者が吹きますし、あと知り合いが指揮するのです(笑)
<11月>
11月は始めにいきなりIwaki Auditoriumで金管隊・打楽器軍団によるオーストラリア音楽のコンサートがあって結構これが面白そう。Edwards, Smeaton, Schulthorpe, Kats-CherninにWestlake。朝コンサートなんだけど行く価値はものすごくありそう。
あと楽しみにしているのは中旬のハチャトゥリアンのバイオリン協奏曲とショスタコ10番のコンサート。指揮者がMark Wigglesworthという方なのですが、この人のマーラーは6番、7番とも凄かったのでこの派手めのショスタコにも期待してます。
で、そこから数日経ったコンサートでSlava Grigoryanがアランフェス協奏曲を弾きにやってくる・・・といいたかったのですがこれは地方公演のみのプログラムの様子。残念!(行けないことはないけど!)
<12月>
12月は毎年コンサート1つ+ヘンデルのメサイアだけという感じですね。ちょっと行くのを悩んでるコンサートが1つ。
プログラムはストラヴィンスキーの詩編交響曲、メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲、そしてドヴォルザークの「新世界」。何が悩みかというとストラヴィンスキーは聞きたい、是非生で聴きたいけど後の曲は・・・うーむなところ。
そして来年は映画音楽コンサートのラインアップがなかなかすごい。
武侠映画の音楽(Crouching Tiger, Hidden Dragonの作曲家が来豪して彼が作曲した映画音楽を指揮するそうです)のコンサートだったり、指輪物語の「二つの塔」、ディズニーのファンタジアやパイレーツ・オブ・ザ・カリビアン。
来年は入ってないのですがSkyrimとかのゲーム音楽のコンサートがなかなか反響があったと思われたのでそういうのはまたやることがあるのかな・・・と。
ということで(やっぱりちょこちょこ保守的なレパートリーが増えたんじゃないかとは思われながら)来年もコンサートに行きたくなるラインアップです。そしてこれほどにもMetropolisが楽しみな年はこれまでなかった!(自分が20世紀以降の音楽に年を重ねるごとに明るくなっている、勉強の成果もあると思いたいです)
Musoプログラムのお知らせが来るのにやきもきすることもあると思いますがチケットが安く買えることで数を気にせず行けたらなあと願っています。
今日の一曲はおやすみです。次回は今日言及があった曲から選ぶかも・・・?
こないだのマーラー3番で今年予約した分のメル響のコンサートもあと1つを残すのみとなりました。9月末のブラスフェスティバルとのタイアップのコンサートです。ものすごーく楽しみ。
そんな中来年のシーズンのプログラムがちょっと前に来たのでちょっと見てるところで。
つい最近メル響が30歳までならチケットが安くなるMusoというプログラムを始めたんですよ。コンサートのある程度前にお知らせがきて、加入メンバーとプラスワン(お連れ様)のチケットが30ドルで買えるシステム。安いし一応事前予約だけれどお知らせが来る前はその価格で買えない、ということですね。
せっかく若いんで(笑)今年はsubscribeする代わりにこっちのシステムを利用してみようかと思います。本拠がHamer Hallに戻ることですしちょっとやそっとじゃ事前に売り切れないはずですから。(Markus Stenzのラストコンサートの時くらいかな、事前売り切れだったのは)
とりあえず自分にとってのメル響2013年シーズンのハイライトをなるべく簡潔に紹介します。その他にもあるコンサートは今はこちらにあります~
<2月>
メル響は来年も2月に仕事始め。フィリップ島での演奏などがありますがやっぱり「今年もよろしく!」を実感するのは(去年は行きそびれた)Sidney Myer Bowlでの野外無料コンサート。2/13の第1コンサート、ドヴォルザーク(チェコ組曲)、バルトーク(ピアノ協奏曲第3番)、チャイコフスキー(交響曲第4番)の東欧くくりも良いですし、2/16のベートーヴェン交響曲第2番+ピアノ協奏曲第2番にバルトークの「中国の不思議な役人」組曲もいいですね~ピクニックと中国の不思議な役人の取り合わせ!(笑)
あと第3コンサートに今年もオーストラリア中心プログラムが入ってるのがいいですね♪
<3月>
3月でまず面白そうなのはモーツァルトのレクイエムのコンサートかな。まだ聴きにいくかどうかはわかりませんがワーグナーのマイスタージンガー序曲、バルトークの「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」とのプログラム。バルトークは聴きたいよなあ・・・(何よりも弾きたいですが)
そしてタウンホールでのオールフランスプログラム。ドビュッシーの牧神の午後の前奏曲、ラロのスペイン交響曲、ラヴェルの死せる王女のパヴァーヌ、サティのジムノペディ2つのドビュッシーによるオケ版、それからドビュッシーの「海」。これもまだ絶対に行きたい!と固まってないですねー・・・
<4月>
4月はMetropolisシリーズでアデズ祭り!Melbourne Recital CentreとHamer Hallでアデズや他の20世紀作曲家の音楽が存分楽しめます♪アデズは舞台系統の作品はまだ出会ってないので積極的に行きたいところ。
中でもHamer Hallでのコンサートでは以前言及しましたオーケストラ曲「Tevot」の演奏があるのでこれは絶対外せない!多分今一番楽しみなコンサートです。
<6月>
5月がちょっと気になるのコンサートが無かったので6月。
6月の最初のコンサートはコープランド(アパラチアの春組曲とディッキンソン歌曲)、Stanhopeのピッコロ協奏曲(!)(世界初演)、そしてストラヴィンスキーの「火の鳥」(組曲1919年版)。火の鳥も好きですがコープランドの歌曲が結構気になってます。
それからその次も凄い。ムソルグスキーのKhovanshchina前奏曲(何?)、プロコフィエフのSinfonia Concertante(チェロ協奏曲の中で一番難しいとされている曲です。チェロはヤン・パスカル・トルトゥリエ)、ムソルグスキーの「はげ山の一夜」に、スクリャービンの「法悦の詩」でしめるというオールロシアでもなかなかひねりのきいたプログラム。スクリャービンって割とオケだと生で聴ける機会が少ないので貴重ですね。
<7月>
やってきました、マーラーです。Simone Youngというオーストラリアの女性指揮者で5番を!さらにDeanの新作の初演もあると聞いちゃあ黙ってられません。バリトン歌手の名前があるのでオケ伴奏の歌曲とかオペラとかになるのかしら。
<8月>
2013年8月はなんといってもストラヴィンスキー祭り!
3つのコンサートで3大バレエ(火の鳥(組曲1945年版)、ペトルーシュカ、春の祭典)を演奏するだけでなく、バレエ/リュスつながりのドビュッシーの牧神の午後の前奏曲(あれ、また)、あの時代を語る上で欠かせなかったりするプロコフィエフの交響曲第1番「古典」などを交えたプログラム。
そしてアメリカのミニマル・ミュージック作曲家のJohn Adamsが来豪して自身の作品を指揮する月末のコンサートも面白そう。(でも「中国のニクソン」が入ってないのは惜しいな!彼の音楽の初心者として)
<9月>
9月はヴェルディのレクイエムに始まり、他にはオールハイドンプログラム、オールベートーヴェンプログラムなど早い時代の音楽が多いなかティペット(Little Music)、モーツァルトのピアノ協奏曲第25番、ブリテンの4つの海の間奏曲(ピーター・グライムスより)とエルガーのエニグマ変奏曲というイギリス周り中心のプログラムが小さいけれど魅力的な光を放ってますね。どうしよう、行けるかしら。
<10月>
・・・も実はあんまり心惹かれるコンサートがなかったり。
強いていえばメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」から序曲とスケルツォ、リヒャルト・シュトラウスのオーボエ協奏曲(書いてたんだ!)とメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア風」のコンサートかな。オーストラリアきっての素晴らしいオーボエ奏者が吹きますし、あと知り合いが指揮するのです(笑)
<11月>
11月は始めにいきなりIwaki Auditoriumで金管隊・打楽器軍団によるオーストラリア音楽のコンサートがあって結構これが面白そう。Edwards, Smeaton, Schulthorpe, Kats-CherninにWestlake。朝コンサートなんだけど行く価値はものすごくありそう。
あと楽しみにしているのは中旬のハチャトゥリアンのバイオリン協奏曲とショスタコ10番のコンサート。指揮者がMark Wigglesworthという方なのですが、この人のマーラーは6番、7番とも凄かったのでこの派手めのショスタコにも期待してます。
で、そこから数日経ったコンサートでSlava Grigoryanがアランフェス協奏曲を弾きにやってくる・・・といいたかったのですがこれは地方公演のみのプログラムの様子。残念!(行けないことはないけど!)
<12月>
12月は毎年コンサート1つ+ヘンデルのメサイアだけという感じですね。ちょっと行くのを悩んでるコンサートが1つ。
プログラムはストラヴィンスキーの詩編交響曲、メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲、そしてドヴォルザークの「新世界」。何が悩みかというとストラヴィンスキーは聞きたい、是非生で聴きたいけど後の曲は・・・うーむなところ。
そして来年は映画音楽コンサートのラインアップがなかなかすごい。
武侠映画の音楽(Crouching Tiger, Hidden Dragonの作曲家が来豪して彼が作曲した映画音楽を指揮するそうです)のコンサートだったり、指輪物語の「二つの塔」、ディズニーのファンタジアやパイレーツ・オブ・ザ・カリビアン。
来年は入ってないのですがSkyrimとかのゲーム音楽のコンサートがなかなか反響があったと思われたのでそういうのはまたやることがあるのかな・・・と。
ということで(やっぱりちょこちょこ保守的なレパートリーが増えたんじゃないかとは思われながら)来年もコンサートに行きたくなるラインアップです。そしてこれほどにもMetropolisが楽しみな年はこれまでなかった!(自分が20世紀以降の音楽に年を重ねるごとに明るくなっている、勉強の成果もあると思いたいです)
Musoプログラムのお知らせが来るのにやきもきすることもあると思いますがチケットが安く買えることで数を気にせず行けたらなあと願っています。
今日の一曲はおやすみです。次回は今日言及があった曲から選ぶかも・・・?
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前回のエントリーに拍手ありがとうございます。
まだまだ創作文書きでこちらが空きがちになってます(汗)なんだか張り切っちゃってます。
そしてもちろん仕事もやってますし、ピアノもしっかり。なんとか。
今回バッハ(トッカータホ短調)を弾くに当たって、初めて弾いたとき(もう10年前になります)とは違う解釈というか、新しいイメージを持って弾きたいと思っていたのですが、それもなんとか定着して。
今バッハの作品でピアノで弾かれる曲って作曲された当時はピアノじゃなくて他の鍵盤楽器(主にハープシコード)で演奏されているんですよね。それを弾くときに意識するかどうか、改めて「今の」ピアノで弾く音楽として解釈するかってところはバッハを弾くときには毎回念頭に置く事項だったりします。
実際「現代に生きる私が解釈する、ピアノで弾くバッハ」みたいな弾き方もすることがあるのですがもう10年来このトッカータホ短調は自分にとってオルガンのイメージでした。
だから今回私が思い描くこの曲のイメージも教会のオルガンを舞台としています。
で、改めて映像的に自分の頭の中の「教会」をイメージしてみると実在の特定の教会のイメージがものすごく強く影響してるんですよね。それがこのBrightonにありますSt. Andrew's Church。
私が通ってた高校とその兄弟校の男子校がセレモニーやコンサートなどでよく使ってた教会です。在学中ここでオケの演奏もやりましたし、無伴奏でチェロの演奏やったことがあります(しかも退院後結構すぐ)。
改めて見てみると結構大きい教会で、天井も高いしオルガンも結構でかい。全体的にこういう形の建物で、二階のバルコニーにオルガンがあって、という自分の中の「教会」のイメージは確かにここがベースみたいですね。
そうして自分の頭の中の○○のイメージ、というのをちょっとその後考えてみました。
自分の中での「ホール」(演奏などのための)といったらどこなのか、と考えたら結果Hamer Hallでもメルボルンのタウンホールでも学校のホールでもなく、でも学校行事と縁の深いMonash UniversityのRobert Blackwood Hallの姿がデフォルトとして浮かびました。毎年の終わりのSpeech Nightという表彰式と卒業式を兼ねた行事でほぼ毎年行って(そして学校のオケで演奏して)たんですが、いつだったか親友がこのホールが「船みたいだ」といったのが強く印象に残ってますね。良い写真がなくてお見せできないのが残念なんですが、ちょうどホールの中の壁が内側にカーブするような角度が確かにちょっと船みたいかな。
創作でも使いたいと思いながらまだ使えてないネタです(笑)
余談ですが、演奏とかで使うホールって外界が見えて繋がりが感じられるホール(Federation SquareのBMW Edgeはガラス張りで極端に外界に対してオープンですが、他にも窓がある教会やホールなど)と外界からまったく切り離されているホール(Hamer Hallや前述Robert Blackwood Hallなどホールを出てから外界までワンクッションあって、ホール自体にも窓の類が全くない)がありますね。例えばメシアンを弾くときだったら外界の鳥の声が聞こえると安心するかな、と思うのですがクローズドなホールはその中で奏者がまったく異世界を作ることができるのが面白そうです。
(ちなみにメルボルン・タウンホールは構造的にはクローズドなのですが外を通るトラムの音が聞こえるので完全にクローズドではないんですねー)
自分の頭の中の○○のイメージ、ちょっとジャンルを変えてみます。
メルボルンには様々な型のトラムが走っています。私がオーストラリアに初めて来てから随分増えましたね。Wikipediaの英語版で見るとこんな感じ。
お土産屋さんとかで見る「メルボルンのトラム」のイメージはWクラスやZクラスの緑と黄色(ゴールドと呼ばれる色)のものですね。この2色はオーストラリアのシンボルカラーですし、もともとはこのカラーリングのトラムが主に走ってました。
今は新しいCクラスやDクラスの登場もありますし、古いトラムも新しいトラムも結構広告で彩られたものが多くなりました(必ずしも嘆くことではないです。メル響トラムもありましたし)。
そんな中で自分の中での「メルボルンのトラム」といったらこの外見にどうやらなるみたいです。Zクラスの、トラム会社Yarra Tramsの公式(?)外見。私の使う路線はZクラスが多いんですよね。
自分の中でのイメージとは別に、好きなトラムはCity CircleなどであるWクラス(知ってる中だと一番古い型じゃないかな)です。エアコン皆無なのですが、夏でもそれくらいが良いと私は思います。
さらに本題から外れて「それなら自分の中での「ラーメン」はどんなになる」と自分に問うたところ頭の中に浮かんだのはメンマとチャーシューとネギともやしがのってる醤油ラーメンでした(笑)これはでも結構個人差が出そうだな。ホールや教会もそうですが育ちが大きく関係してそう。
あとこれも似たような話で自分の中で「コーヒー」っていったらどんなになる、と考えてみたら(何度も書いてますが自分ではあんまりコーヒーは飲まないんです)コーヒーカップに入ったラテになりました。ガラスのマグに入ってるFlat White(ラテの泡なし)も結構早く思い浮かびます。
コーヒーに関しては以前もここで書いてるんですがこっちと日本では文化やイメージするコーヒーの種類や容器とかが違うので、創作でちょこちょこ言及するときにはそういうところちょっと意識したりしてるんです。ちょっとそこはこだわるんです(笑)(ラーメンもちょこちょこ言及すればこだわるんですが未だに扱ったことないんで)
・・・と、最初のバッハの話から大分ずれましたがこういう頭の体操をしていたわけです。
考えが広がるのはいいんですがちゃんと頭も休ませないといけませんね。寝落ち癖の一番の要因です、きっと。
精神的に息切れしない程度にがんばります・・・
今日の一曲: 平沢進 「時間の西方へ」
(公式サイトの無料ダウンロードページ)
まだ聞き込み始めなのにちょっと無謀な(汗)なのでちょっと手短に。
Twitterでのフォロー先さんから平沢進の音楽をお薦めいただいて公式の無料ダウンロードの曲を何曲か聴いてみて今のところ一番自分に近く感じるのがこの曲だと思います。
聴いた中だとどっちかというと「男性的な」性格の音楽の方が強く響くし好きかなあ・・・
同時期に聴き始めた、前回紹介しましたGrigoryan Brothersには何よりも「オーストラリア」を感じたのが心地よかったのと対照的に平沢進の音楽には初めましてから強く「東洋」を感じました。
なんでしょうね、例えば弦楽器の弾き方のスタイルなんかは前から思ってたのですが、メロディー一つとっても東洋独特な、西洋音楽バックグラウンドだとなかなか思いつかない、お目にかかれないようなものがあるんですよね。(歌の部分に特に現れてる印象)
あと今手元にある曲で、特にこの曲で面白いなーと思ったのは音楽の組み立て方かな。聴いてると自然とこう、組み立てが聞こえてくるんですよね。音を重ねて音楽を作るというよりは音楽を重ねて音楽を作ってる感覚。
構造的に好き、というとなんか変だけどそういう表現がしっくりきます。
それから(これはこの曲にはそれほどあてはまらないですが)「聴きにくいエレメント」の使い方もツボってますねー。そういうところが実は特定の音楽に病みつきになるポイントだったりしますし、そこが作曲家の技量のバロメーターでもあると普段から思ってます。(そして最近の音楽で失われがちなエレメントだとも思います)
ということで(大分ぐるぐるした文章になりましたが)早速平沢進の音楽の魅力に惹かれはじめています。まだまだこれから聴き進めていきたいですね~
まだまだ創作文書きでこちらが空きがちになってます(汗)なんだか張り切っちゃってます。
そしてもちろん仕事もやってますし、ピアノもしっかり。なんとか。
今回バッハ(トッカータホ短調)を弾くに当たって、初めて弾いたとき(もう10年前になります)とは違う解釈というか、新しいイメージを持って弾きたいと思っていたのですが、それもなんとか定着して。
今バッハの作品でピアノで弾かれる曲って作曲された当時はピアノじゃなくて他の鍵盤楽器(主にハープシコード)で演奏されているんですよね。それを弾くときに意識するかどうか、改めて「今の」ピアノで弾く音楽として解釈するかってところはバッハを弾くときには毎回念頭に置く事項だったりします。
実際「現代に生きる私が解釈する、ピアノで弾くバッハ」みたいな弾き方もすることがあるのですがもう10年来このトッカータホ短調は自分にとってオルガンのイメージでした。
だから今回私が思い描くこの曲のイメージも教会のオルガンを舞台としています。
で、改めて映像的に自分の頭の中の「教会」をイメージしてみると実在の特定の教会のイメージがものすごく強く影響してるんですよね。それがこのBrightonにありますSt. Andrew's Church。
私が通ってた高校とその兄弟校の男子校がセレモニーやコンサートなどでよく使ってた教会です。在学中ここでオケの演奏もやりましたし、無伴奏でチェロの演奏やったことがあります(しかも退院後結構すぐ)。
改めて見てみると結構大きい教会で、天井も高いしオルガンも結構でかい。全体的にこういう形の建物で、二階のバルコニーにオルガンがあって、という自分の中の「教会」のイメージは確かにここがベースみたいですね。
そうして自分の頭の中の○○のイメージ、というのをちょっとその後考えてみました。
自分の中での「ホール」(演奏などのための)といったらどこなのか、と考えたら結果Hamer Hallでもメルボルンのタウンホールでも学校のホールでもなく、でも学校行事と縁の深いMonash UniversityのRobert Blackwood Hallの姿がデフォルトとして浮かびました。毎年の終わりのSpeech Nightという表彰式と卒業式を兼ねた行事でほぼ毎年行って(そして学校のオケで演奏して)たんですが、いつだったか親友がこのホールが「船みたいだ」といったのが強く印象に残ってますね。良い写真がなくてお見せできないのが残念なんですが、ちょうどホールの中の壁が内側にカーブするような角度が確かにちょっと船みたいかな。
創作でも使いたいと思いながらまだ使えてないネタです(笑)
余談ですが、演奏とかで使うホールって外界が見えて繋がりが感じられるホール(Federation SquareのBMW Edgeはガラス張りで極端に外界に対してオープンですが、他にも窓がある教会やホールなど)と外界からまったく切り離されているホール(Hamer Hallや前述Robert Blackwood Hallなどホールを出てから外界までワンクッションあって、ホール自体にも窓の類が全くない)がありますね。例えばメシアンを弾くときだったら外界の鳥の声が聞こえると安心するかな、と思うのですがクローズドなホールはその中で奏者がまったく異世界を作ることができるのが面白そうです。
(ちなみにメルボルン・タウンホールは構造的にはクローズドなのですが外を通るトラムの音が聞こえるので完全にクローズドではないんですねー)
自分の頭の中の○○のイメージ、ちょっとジャンルを変えてみます。
メルボルンには様々な型のトラムが走っています。私がオーストラリアに初めて来てから随分増えましたね。Wikipediaの英語版で見るとこんな感じ。
お土産屋さんとかで見る「メルボルンのトラム」のイメージはWクラスやZクラスの緑と黄色(ゴールドと呼ばれる色)のものですね。この2色はオーストラリアのシンボルカラーですし、もともとはこのカラーリングのトラムが主に走ってました。
今は新しいCクラスやDクラスの登場もありますし、古いトラムも新しいトラムも結構広告で彩られたものが多くなりました(必ずしも嘆くことではないです。メル響トラムもありましたし)。
そんな中で自分の中での「メルボルンのトラム」といったらこの外見にどうやらなるみたいです。Zクラスの、トラム会社Yarra Tramsの公式(?)外見。私の使う路線はZクラスが多いんですよね。
自分の中でのイメージとは別に、好きなトラムはCity CircleなどであるWクラス(知ってる中だと一番古い型じゃないかな)です。エアコン皆無なのですが、夏でもそれくらいが良いと私は思います。
さらに本題から外れて「それなら自分の中での「ラーメン」はどんなになる」と自分に問うたところ頭の中に浮かんだのはメンマとチャーシューとネギともやしがのってる醤油ラーメンでした(笑)これはでも結構個人差が出そうだな。ホールや教会もそうですが育ちが大きく関係してそう。
あとこれも似たような話で自分の中で「コーヒー」っていったらどんなになる、と考えてみたら(何度も書いてますが自分ではあんまりコーヒーは飲まないんです)コーヒーカップに入ったラテになりました。ガラスのマグに入ってるFlat White(ラテの泡なし)も結構早く思い浮かびます。
コーヒーに関しては以前もここで書いてるんですがこっちと日本では文化やイメージするコーヒーの種類や容器とかが違うので、創作でちょこちょこ言及するときにはそういうところちょっと意識したりしてるんです。ちょっとそこはこだわるんです(笑)(ラーメンもちょこちょこ言及すればこだわるんですが未だに扱ったことないんで)
・・・と、最初のバッハの話から大分ずれましたがこういう頭の体操をしていたわけです。
考えが広がるのはいいんですがちゃんと頭も休ませないといけませんね。寝落ち癖の一番の要因です、きっと。
精神的に息切れしない程度にがんばります・・・
今日の一曲: 平沢進 「時間の西方へ」
(公式サイトの無料ダウンロードページ)
まだ聞き込み始めなのにちょっと無謀な(汗)なのでちょっと手短に。
Twitterでのフォロー先さんから平沢進の音楽をお薦めいただいて公式の無料ダウンロードの曲を何曲か聴いてみて今のところ一番自分に近く感じるのがこの曲だと思います。
聴いた中だとどっちかというと「男性的な」性格の音楽の方が強く響くし好きかなあ・・・
同時期に聴き始めた、前回紹介しましたGrigoryan Brothersには何よりも「オーストラリア」を感じたのが心地よかったのと対照的に平沢進の音楽には初めましてから強く「東洋」を感じました。
なんでしょうね、例えば弦楽器の弾き方のスタイルなんかは前から思ってたのですが、メロディー一つとっても東洋独特な、西洋音楽バックグラウンドだとなかなか思いつかない、お目にかかれないようなものがあるんですよね。(歌の部分に特に現れてる印象)
あと今手元にある曲で、特にこの曲で面白いなーと思ったのは音楽の組み立て方かな。聴いてると自然とこう、組み立てが聞こえてくるんですよね。音を重ねて音楽を作るというよりは音楽を重ねて音楽を作ってる感覚。
構造的に好き、というとなんか変だけどそういう表現がしっくりきます。
それから(これはこの曲にはそれほどあてはまらないですが)「聴きにくいエレメント」の使い方もツボってますねー。そういうところが実は特定の音楽に病みつきになるポイントだったりしますし、そこが作曲家の技量のバロメーターでもあると普段から思ってます。(そして最近の音楽で失われがちなエレメントだとも思います)
ということで(大分ぐるぐるした文章になりましたが)早速平沢進の音楽の魅力に惹かれはじめています。まだまだこれから聴き進めていきたいですね~
前回のエントリーに拍手ありがとうございます~
まだちょっとメル響関係まとまりません・・・
というのもどうやら春が来たようです。暦の上ではまだちょっと早いですし、気候的にもまだまだっぽいですが、自分の中のホルモンやなんやらがもう春が来る予感をしきりに訴えています。
まだ「軽躁」という程度ではないみたいです。まだSeroquelは飲まなくていいと思う・・・
だけれどテンションの上がり方とか興奮の性質とか(もうすでにちょっと自分の動きに踊り入ってる)、ちょっと気をつけた方がよさそう。モニタリングに気をつけるだけじゃなくてそのうちまた聖飢魔IIを若干控えたりした方がいいのかも・・・とかいいながら今日夕飯前に妹が去年のTribute to JapanミサのDVDを見始めてしまった!そういえば去年の軽躁のときもそうだったな・・・(日本から帰ってきてDVDが来たばっかりだったので)
今日はマッサージに行きました。ラベンダーとイランイランとゼラニウムの珍しく甘い香りのブレンドで(在庫が切れてたブレンドが多かったため)、ちょっと残り香にちょっと自分でびっくうりしているのですがたまにはこういうのも悪くないですね。
ゼラニウムというと植物自体の香りはあんまり好きではないのでアロマオイルでもあんまり手に取ったり使ったり選んだりはないのですが。
やっぱりすっきりした香りが好き、というか選びやすいですね。部屋で(相変わらずティッシュに垂らして)使っているベルガモットから始めてレモンバームとかセージとか、ユーカリとか。
ちょこちょこ使ってる香水はちなみに以前買いましたダリの「Sea and Sun」。これもちょっとオレンジ系の香りとフローラル系が混ざったような、夏の香りと思いきや不思議な暖かみもあって秋冬もあんまり違和感ないような。(出会ったら試してみるのおすすめです。なかなか面白いです)
それにしても今の自分は気分が刺激に応じて急激に上がりやすい状態にあるながらもマッサージだったりアロマだったり音楽だったりそういう落ち着ける方向の刺激にも反応して落ち着きやすい状態でもあるんだとおもいます、まだ。軽躁になればこう簡単に落ち着いてくれないですからね。
そういうまだ軽躁まで行かない状態の今の自分には今年は強い味方になってくれるのではないかと思われるのがface to aceの5枚のCDとここ1年で大分増えたクラシカルギターの曲とか(笑)先ほども書きましたがいつも以上に音楽に反応しやすくなってるのでやっぱり自分の心の諸々には音楽で対応するのがいいかな、と。今のうちは。ある程度は。
幸い仕事も来ているし、書き物にも精が出るし、あとはピアノとリサイタル企画周りでちゃんとやってかないとですね。体力・精神力を変なところで使っちゃわないようにとか、軽躁になる前からちょこちょこ自分でコントロールできるところはしないと。軽躁までいかずに食い止められたら万々歳ですしね(難しそうだけど!できるか自信ないけど!まだ2回目の春ですからね、軽躁が起こって)。
とにかく今ちょうど書き物をどんどん進めたい気分なんですよね。(仕事もタイピングなんであんまり調子のらないようにしないと・・・気分が上がると疲れとか痛みも気づき・感じにくいですし)
だからって同じ精神状態でピアノにもおんなじように打ち込めるか、といったらそうとは限らなさそうなのが心配・・・
でもそれはまあ、明日練習してみてからですね。
(チラシ置いてもらうことを含む集客もなんとかせねば!)
今日の一曲: Grigoryan Brothers 「From a Dream」
Last.fmでの「From a Dream」の試聴
Which Way Musicでのアルバム情報・購入
(iTunes storeでも試聴・購入できます)
数日前にダウンロードした曲からまずはこちら。
Grigoryan BrothersとはSlava Grigoryan(兄)とLeonard Grigoryan(弟)というカザフスタン生まれのオーストラリア人兄弟によるギターデュオ。クラシックを中心にそれ以外のジャンルも弾いてるみたい。
兄のSlavaが先にソロ活動していたことは結構前から聴いてたのですが今は弟のLeonard(なんと私と同い年みたいです)と一緒に演奏することが多いみたいです。さらにオーストラリア内外の他のギタリストやミュージシャンとも兄弟で共演したりもしています。(それに普通のギター以外のギター族楽器を使ったりもしているよう)
最近ではオーストラリアでツアーをやったり、アデレードの国際ギターフェスティバルで演奏したり新しいアルバム(チャイコフスキーのピアノのための「四季」のギターデュエット版)を出したり精力的に活動中。
そんな2人が(あとSlavaがソロで)出したCDからいくつかmyspaceで聴いて見たのですが(今ちょっと曲の調整中なのかこないだ聴いたやつが聴けないんですよねー)、「Distance」というアルバムからまず3曲ダウンロードしていました。結構ツボにはいったのでいずれはアルバムコンプリートしてもいいかな、と思ってます。
ちなみにこのDistanceでは2人のご両親がバイオリン・ビオラを弾いているらしいです。すごいな音楽一家・・・
そんな中でもこの「From a Dream」には速攻でやられた!こういう曲大好き!
ワルツはワルツでもウィンナーワルツは好きではないのですが、フランスを始め20世紀風に、モダンな都会風に洗練されてひねさせたようなワルツが好きで。それに加えて拍子がころころ変わるイレギュラーなのも大好き!
(イレギュラーではないですがチャイコフスキーの交響曲第6番の第2楽章の5拍子のワルツもいいですね)
この曲でリズムとハーモニーが変わっていく様はまるで夢の中で見知ったとも見知らぬとも分からない路地を曲がって歩いて行くような感じ。
こういう変拍子というかイレギュラーなリズムってオーストラリアっぽいところがあるんですよね。
この曲に限っては躍動的、というのは正確なのかわからないですがちょっとアンバランスなところが不思議な魅力とmomentumを生み出すような。
同じアルバムの他の曲でもそれは感じられますし、他の2曲で特に見られる乾いた感じの曲調や色彩の変わり方、そして2人のギターの音色が本当にオーストラリア!って感じで本当にat homeで愛しい!
オーストラリアの音楽って他の色んな文化にちょっと似てるような特徴があるけれど、でもそれでもオーストラリアの音楽以外の何物でも無いような独特さを持ち合わせていて。それがたった3曲で味わえるのは嬉しいなあ。心地良いですしいつでも新鮮。
ギターで表現するオーストラリアは本当に素晴らしいです。是非是非Grigoryan Brothersの作る音楽を聴いてみてください。
まだちょっとメル響関係まとまりません・・・
というのもどうやら春が来たようです。暦の上ではまだちょっと早いですし、気候的にもまだまだっぽいですが、自分の中のホルモンやなんやらがもう春が来る予感をしきりに訴えています。
まだ「軽躁」という程度ではないみたいです。まだSeroquelは飲まなくていいと思う・・・
だけれどテンションの上がり方とか興奮の性質とか(もうすでにちょっと自分の動きに踊り入ってる)、ちょっと気をつけた方がよさそう。モニタリングに気をつけるだけじゃなくてそのうちまた聖飢魔IIを若干控えたりした方がいいのかも・・・とかいいながら今日夕飯前に妹が去年のTribute to JapanミサのDVDを見始めてしまった!そういえば去年の軽躁のときもそうだったな・・・(日本から帰ってきてDVDが来たばっかりだったので)
今日はマッサージに行きました。ラベンダーとイランイランとゼラニウムの珍しく甘い香りのブレンドで(在庫が切れてたブレンドが多かったため)、ちょっと残り香にちょっと自分でびっくうりしているのですがたまにはこういうのも悪くないですね。
ゼラニウムというと植物自体の香りはあんまり好きではないのでアロマオイルでもあんまり手に取ったり使ったり選んだりはないのですが。
やっぱりすっきりした香りが好き、というか選びやすいですね。部屋で(相変わらずティッシュに垂らして)使っているベルガモットから始めてレモンバームとかセージとか、ユーカリとか。
ちょこちょこ使ってる香水はちなみに以前買いましたダリの「Sea and Sun」。これもちょっとオレンジ系の香りとフローラル系が混ざったような、夏の香りと思いきや不思議な暖かみもあって秋冬もあんまり違和感ないような。(出会ったら試してみるのおすすめです。なかなか面白いです)
それにしても今の自分は気分が刺激に応じて急激に上がりやすい状態にあるながらもマッサージだったりアロマだったり音楽だったりそういう落ち着ける方向の刺激にも反応して落ち着きやすい状態でもあるんだとおもいます、まだ。軽躁になればこう簡単に落ち着いてくれないですからね。
そういうまだ軽躁まで行かない状態の今の自分には今年は強い味方になってくれるのではないかと思われるのがface to aceの5枚のCDとここ1年で大分増えたクラシカルギターの曲とか(笑)先ほども書きましたがいつも以上に音楽に反応しやすくなってるのでやっぱり自分の心の諸々には音楽で対応するのがいいかな、と。今のうちは。ある程度は。
幸い仕事も来ているし、書き物にも精が出るし、あとはピアノとリサイタル企画周りでちゃんとやってかないとですね。体力・精神力を変なところで使っちゃわないようにとか、軽躁になる前からちょこちょこ自分でコントロールできるところはしないと。軽躁までいかずに食い止められたら万々歳ですしね(難しそうだけど!できるか自信ないけど!まだ2回目の春ですからね、軽躁が起こって)。
とにかく今ちょうど書き物をどんどん進めたい気分なんですよね。(仕事もタイピングなんであんまり調子のらないようにしないと・・・気分が上がると疲れとか痛みも気づき・感じにくいですし)
だからって同じ精神状態でピアノにもおんなじように打ち込めるか、といったらそうとは限らなさそうなのが心配・・・
でもそれはまあ、明日練習してみてからですね。
(チラシ置いてもらうことを含む集客もなんとかせねば!)
今日の一曲: Grigoryan Brothers 「From a Dream」
Last.fmでの「From a Dream」の試聴
Which Way Musicでのアルバム情報・購入
(iTunes storeでも試聴・購入できます)
数日前にダウンロードした曲からまずはこちら。
Grigoryan BrothersとはSlava Grigoryan(兄)とLeonard Grigoryan(弟)というカザフスタン生まれのオーストラリア人兄弟によるギターデュオ。クラシックを中心にそれ以外のジャンルも弾いてるみたい。
兄のSlavaが先にソロ活動していたことは結構前から聴いてたのですが今は弟のLeonard(なんと私と同い年みたいです)と一緒に演奏することが多いみたいです。さらにオーストラリア内外の他のギタリストやミュージシャンとも兄弟で共演したりもしています。(それに普通のギター以外のギター族楽器を使ったりもしているよう)
最近ではオーストラリアでツアーをやったり、アデレードの国際ギターフェスティバルで演奏したり新しいアルバム(チャイコフスキーのピアノのための「四季」のギターデュエット版)を出したり精力的に活動中。
そんな2人が(あとSlavaがソロで)出したCDからいくつかmyspaceで聴いて見たのですが(今ちょっと曲の調整中なのかこないだ聴いたやつが聴けないんですよねー)、「Distance」というアルバムからまず3曲ダウンロードしていました。結構ツボにはいったのでいずれはアルバムコンプリートしてもいいかな、と思ってます。
ちなみにこのDistanceでは2人のご両親がバイオリン・ビオラを弾いているらしいです。すごいな音楽一家・・・
そんな中でもこの「From a Dream」には速攻でやられた!こういう曲大好き!
ワルツはワルツでもウィンナーワルツは好きではないのですが、フランスを始め20世紀風に、モダンな都会風に洗練されてひねさせたようなワルツが好きで。それに加えて拍子がころころ変わるイレギュラーなのも大好き!
(イレギュラーではないですがチャイコフスキーの交響曲第6番の第2楽章の5拍子のワルツもいいですね)
この曲でリズムとハーモニーが変わっていく様はまるで夢の中で見知ったとも見知らぬとも分からない路地を曲がって歩いて行くような感じ。
こういう変拍子というかイレギュラーなリズムってオーストラリアっぽいところがあるんですよね。
この曲に限っては躍動的、というのは正確なのかわからないですがちょっとアンバランスなところが不思議な魅力とmomentumを生み出すような。
同じアルバムの他の曲でもそれは感じられますし、他の2曲で特に見られる乾いた感じの曲調や色彩の変わり方、そして2人のギターの音色が本当にオーストラリア!って感じで本当にat homeで愛しい!
オーストラリアの音楽って他の色んな文化にちょっと似てるような特徴があるけれど、でもそれでもオーストラリアの音楽以外の何物でも無いような独特さを持ち合わせていて。それがたった3曲で味わえるのは嬉しいなあ。心地良いですしいつでも新鮮。
ギターで表現するオーストラリアは本当に素晴らしいです。是非是非Grigoryan Brothersの作る音楽を聴いてみてください。
前回のエントリーに拍手ありがとうございます~
最近ちょっと創作の方に書きたい欲というか考えたい欲が向いてしまってこちらがすっかりご無沙汰に。
思いつく、ひらめく、つながる、さらには戴く(!)のはほんとうにわくわくしますね。「創作」とぼんやり考えただけで若干興奮気味。嬉しい悩みです。いろいろまとまるといいな。
ピアノの練習も最近すっかり細部を詰めるような練習に変わってきました。長く弾いて来ましたから(ちょっと慎重になりすぎたかな、と思うくらい)ここから何かが大きく変わったり大きく改善したりすることはないでしょうし、それを覚悟するとちょっと辛抱強くなれるかな・・・
こういう練習のフォーカスのしかたって演奏してない間は全くといってしてませんでしたし、独特の心持ちとか考え方が必要なので、飽きっぽくなったり行き詰まったりしてストレス溜まるかなーとか思ってたんですがそんなでもなかったですね。
細かく詰めていく作業ははまればぐいぐいはまる性格ではあるので、たまには自分を調子に乗せたりとかしながら、息切れしない程度になんとかやっていきたいです。
まだリサイタルのプログラムなども載せてませんが(もうちょっと後で・・・)、このリサイタルでやりたいことをちょっと。
まずは演奏することに自信を持ちたいし、ピアノを弾くことだけでなくリサイタルのプログラムを一つの表現としてプレゼンすることもできるようになりたい。
そしてピアノとその曲、曲の連なりを使って空間・時間を操るというか、一つの世界を作り上げたい。
そして演奏のみに限っていうならやっぱりメシアンですね。特別なメシアンを弾きたい。自分のメシアンの演奏が特別でありたい、そしてメシアンを改めて自分のものにしたい。
これから後もまた人前で弾きたいですし、もっとメシアンを弾くために、今後につなげるため。
ここ1~2週間ほど大分くたくたで、大変申し訳ないことに深夜ネットで友達と話していて寝落ちする率がものすごく高く。
昼に寝たりなんだりもしてちょっとは回復しつつはありますが、やっぱり創作とかピアノとかからの頭の疲れが大きいのかな。(ピアノにしても創作にしてもそのプロセスで興奮してさらに疲れを増しているような気が)
あとまた最近(誕生日後の期間と比べると規模は小さいですが)新しい音楽を求めて聴いて、というフェーズに入ってもいるのでそれもあるかも。Slava Grigoryan(およびGrigoryan Brothers)の曲をトラック単位でいくつかダウンロードしたり、フォロー先さんお薦めの平沢進の楽曲で無料ダウンロードのものをいくつか聴いてみたり。(近いうち今日の一曲で扱います)
なんかこう、頭の中が動くのと興奮するので忙しいながらも楽しい。楽しいから自分をついつい疲れさせてしまう。
興奮する、といえばやっぱりそろそろ春に近づいているのかもしれませんね。1週間前は暖かくなっても体(というか脳)が「まだ冬だぜ!」と鬱気味な調子にしていたのですが、ここ数日はそうでもないみたい。このざわざわは(外からの刺激もありますが、そういう刺激を求めたくなっている、刺激に反応しやすくなっているの両方を含めて)春に向かって心の調子が変わってきてるのかな。
(調子が良くなるのは歓迎なんですが運転とかリサイタルとかあるのでなるべくSeroquel飲まなくてすむようには願っています)
おお、そういえばメル響の2013年シーズンにもいくつかめぼしいコンサートがあったので紹介したいですね。それに日本の予定がなんとかなったらそちらも。なんとかなれば。
今日の一曲: セルゲイ・プロコフィエフ バレエ「ロミオとジュリエット」より「少女ジュリエット」
クラシックから「今日の一曲」を選ぶと自分が好きな作曲家やなじみ深い作曲家は逆に忘れがちになってしまうような印象があるので、「あー最近プロコフィエフやってねえなー」と気づいた曲が選び時です。
そういえばこのシェークスピア原作の「ロミオとジュリエット」って物語全体が1週間とかそれくらいのスパンで起こってるんですよね。その中で何転もするドラマとか、そういうのもある意味この物語がすごいと思われる理由の一つなんですが、その1週間で少女が女になって、それだけじゃなく結婚してさらに死んでしまう、というのはやっぱり衝撃(汗)
この「少女ジュリエット」はまだロミオにも会っていなく、まだ婚約者となるパリスにもあっていなければ婚約の話をも聞かされてないまっさらな少女のままのジュリエット。推定年齢14歳(年齢の裏付け本文にありましたっけ?)。
両親に愛され育てられ、家で開かれたり余所で開かれているパーティーに参加して、パーティーといえば綺麗な可愛いドレスが着れる(そしてドレスや容貌を親戚などに褒められる、というか本人はそれもわからないだろうけどお世辞言われている)、くらいの認識くらいしかないんじゃないかな。
ハ長調というシャープもフラットもない調のものすごい速い音階やアルペジオ(どっちも音楽の基本のエレメント)を用いて少女であるジュリエットが明るく無垢にはしゃぐ様子を表します。ハ長調のなかでもめまぐるしくハーモニーが変わるのがやっぱり女の子っぽいところがあり。
このものすごい速いパッセージはほんと難しいことで有名です。バイオリンを始め弦楽器のオケオーディションの課題なんかにも一部使いますし、実際にオケで弾くときもちょっとのずれから全体がぐちゃぐちゃになりかねない危険をはらんだ音楽なんです。
ジュリエットは無邪気にはしゃいでいるけど奏者は(彼女の周りの人並みには)ものすごくひやひやしてるんだ!
そしてちょっとテンポが穏やかになってクラリネットで奏でられるのが「ドレスのテーマ」。こんどの舞踏会で着ることになったドレスをジュリエットが愛で見せびらかすシーン。ちょっと音楽が落ち着くのはこのドレスを着て婚約者に会うことで大人になっていく、垣間見える女の顔を示唆してたりもするのかな?
1週間で女になる、と書きましたがほんとうに紙一重のこの「少女」と「ドレスのテーマ」の対比が素晴らしい。女の子っていいですね!(違)
ドレスと言えば伝統的に「ロミオとジュリエット」をバレエでも劇でもやるときってモンタギュー家の衣装が青、キャピュレット家の衣装が赤と統一されてることが多いような気がします。(分かりやすいですしね。ゼフィレッリ監督の映画もそうだったはず)
ジュリエットは作品・シーンによって大人っぽく見える赤のドレスを着ているか無垢を洗わす白のドレス(下着っぽいもの?)を着ているか、のような印象が。機会があったら要チェックですね。
「ロミオとジュリエット」というのは舞台の演目、ロマンス作品としてはもう「ベタ」な類に入るのは否めないと思います。このプロコフィエフに限ってもバレエでも結構やってますし、オケ曲としても組曲があったり演奏頻度は低くない。
でもバレエ音楽ってダンサーにとっては質が高くともオケのパートはそうでもないとか、そういう作品が数ある中でこのプロコフィエフの作品は踊りもオケも、そしてその連携もかなり高いレベルになってるのが本当に特徴的。弾いてて楽しい観て楽しい。
そしてベタついでなのですが、やっぱりロマンチックだったらマゼールの指揮の演奏が分かりやすくストレートにロマンチックでいいです。オーバー・・・ではないはず。ものすごく盛り上がりますよ。
最近ちょっと創作の方に書きたい欲というか考えたい欲が向いてしまってこちらがすっかりご無沙汰に。
思いつく、ひらめく、つながる、さらには戴く(!)のはほんとうにわくわくしますね。「創作」とぼんやり考えただけで若干興奮気味。嬉しい悩みです。いろいろまとまるといいな。
ピアノの練習も最近すっかり細部を詰めるような練習に変わってきました。長く弾いて来ましたから(ちょっと慎重になりすぎたかな、と思うくらい)ここから何かが大きく変わったり大きく改善したりすることはないでしょうし、それを覚悟するとちょっと辛抱強くなれるかな・・・
こういう練習のフォーカスのしかたって演奏してない間は全くといってしてませんでしたし、独特の心持ちとか考え方が必要なので、飽きっぽくなったり行き詰まったりしてストレス溜まるかなーとか思ってたんですがそんなでもなかったですね。
細かく詰めていく作業ははまればぐいぐいはまる性格ではあるので、たまには自分を調子に乗せたりとかしながら、息切れしない程度になんとかやっていきたいです。
まだリサイタルのプログラムなども載せてませんが(もうちょっと後で・・・)、このリサイタルでやりたいことをちょっと。
まずは演奏することに自信を持ちたいし、ピアノを弾くことだけでなくリサイタルのプログラムを一つの表現としてプレゼンすることもできるようになりたい。
そしてピアノとその曲、曲の連なりを使って空間・時間を操るというか、一つの世界を作り上げたい。
そして演奏のみに限っていうならやっぱりメシアンですね。特別なメシアンを弾きたい。自分のメシアンの演奏が特別でありたい、そしてメシアンを改めて自分のものにしたい。
これから後もまた人前で弾きたいですし、もっとメシアンを弾くために、今後につなげるため。
ここ1~2週間ほど大分くたくたで、大変申し訳ないことに深夜ネットで友達と話していて寝落ちする率がものすごく高く。
昼に寝たりなんだりもしてちょっとは回復しつつはありますが、やっぱり創作とかピアノとかからの頭の疲れが大きいのかな。(ピアノにしても創作にしてもそのプロセスで興奮してさらに疲れを増しているような気が)
あとまた最近(誕生日後の期間と比べると規模は小さいですが)新しい音楽を求めて聴いて、というフェーズに入ってもいるのでそれもあるかも。Slava Grigoryan(およびGrigoryan Brothers)の曲をトラック単位でいくつかダウンロードしたり、フォロー先さんお薦めの平沢進の楽曲で無料ダウンロードのものをいくつか聴いてみたり。(近いうち今日の一曲で扱います)
なんかこう、頭の中が動くのと興奮するので忙しいながらも楽しい。楽しいから自分をついつい疲れさせてしまう。
興奮する、といえばやっぱりそろそろ春に近づいているのかもしれませんね。1週間前は暖かくなっても体(というか脳)が「まだ冬だぜ!」と鬱気味な調子にしていたのですが、ここ数日はそうでもないみたい。このざわざわは(外からの刺激もありますが、そういう刺激を求めたくなっている、刺激に反応しやすくなっているの両方を含めて)春に向かって心の調子が変わってきてるのかな。
(調子が良くなるのは歓迎なんですが運転とかリサイタルとかあるのでなるべくSeroquel飲まなくてすむようには願っています)
おお、そういえばメル響の2013年シーズンにもいくつかめぼしいコンサートがあったので紹介したいですね。それに日本の予定がなんとかなったらそちらも。なんとかなれば。
今日の一曲: セルゲイ・プロコフィエフ バレエ「ロミオとジュリエット」より「少女ジュリエット」
クラシックから「今日の一曲」を選ぶと自分が好きな作曲家やなじみ深い作曲家は逆に忘れがちになってしまうような印象があるので、「あー最近プロコフィエフやってねえなー」と気づいた曲が選び時です。
そういえばこのシェークスピア原作の「ロミオとジュリエット」って物語全体が1週間とかそれくらいのスパンで起こってるんですよね。その中で何転もするドラマとか、そういうのもある意味この物語がすごいと思われる理由の一つなんですが、その1週間で少女が女になって、それだけじゃなく結婚してさらに死んでしまう、というのはやっぱり衝撃(汗)
この「少女ジュリエット」はまだロミオにも会っていなく、まだ婚約者となるパリスにもあっていなければ婚約の話をも聞かされてないまっさらな少女のままのジュリエット。推定年齢14歳(年齢の裏付け本文にありましたっけ?)。
両親に愛され育てられ、家で開かれたり余所で開かれているパーティーに参加して、パーティーといえば綺麗な可愛いドレスが着れる(そしてドレスや容貌を親戚などに褒められる、というか本人はそれもわからないだろうけどお世辞言われている)、くらいの認識くらいしかないんじゃないかな。
ハ長調というシャープもフラットもない調のものすごい速い音階やアルペジオ(どっちも音楽の基本のエレメント)を用いて少女であるジュリエットが明るく無垢にはしゃぐ様子を表します。ハ長調のなかでもめまぐるしくハーモニーが変わるのがやっぱり女の子っぽいところがあり。
このものすごい速いパッセージはほんと難しいことで有名です。バイオリンを始め弦楽器のオケオーディションの課題なんかにも一部使いますし、実際にオケで弾くときもちょっとのずれから全体がぐちゃぐちゃになりかねない危険をはらんだ音楽なんです。
ジュリエットは無邪気にはしゃいでいるけど奏者は(彼女の周りの人並みには)ものすごくひやひやしてるんだ!
そしてちょっとテンポが穏やかになってクラリネットで奏でられるのが「ドレスのテーマ」。こんどの舞踏会で着ることになったドレスをジュリエットが愛で見せびらかすシーン。ちょっと音楽が落ち着くのはこのドレスを着て婚約者に会うことで大人になっていく、垣間見える女の顔を示唆してたりもするのかな?
1週間で女になる、と書きましたがほんとうに紙一重のこの「少女」と「ドレスのテーマ」の対比が素晴らしい。女の子っていいですね!(違)
ドレスと言えば伝統的に「ロミオとジュリエット」をバレエでも劇でもやるときってモンタギュー家の衣装が青、キャピュレット家の衣装が赤と統一されてることが多いような気がします。(分かりやすいですしね。ゼフィレッリ監督の映画もそうだったはず)
ジュリエットは作品・シーンによって大人っぽく見える赤のドレスを着ているか無垢を洗わす白のドレス(下着っぽいもの?)を着ているか、のような印象が。機会があったら要チェックですね。
「ロミオとジュリエット」というのは舞台の演目、ロマンス作品としてはもう「ベタ」な類に入るのは否めないと思います。このプロコフィエフに限ってもバレエでも結構やってますし、オケ曲としても組曲があったり演奏頻度は低くない。
でもバレエ音楽ってダンサーにとっては質が高くともオケのパートはそうでもないとか、そういう作品が数ある中でこのプロコフィエフの作品は踊りもオケも、そしてその連携もかなり高いレベルになってるのが本当に特徴的。弾いてて楽しい観て楽しい。
そしてベタついでなのですが、やっぱりロマンチックだったらマゼールの指揮の演奏が分かりやすくストレートにロマンチックでいいです。オーバー・・・ではないはず。ものすごく盛り上がりますよ。
前回のエントリーに拍手ありがとございますー♪
行って来ました昨日!メルボルンの最大コンサートホールにして音楽・文化の中心であるHamer Hallが改装後再開され、それとともにメル響の本拠がHamer Hallに戻ったことを祝うコンサートシリーズの第1弾!
このシリーズは1998年から2004年までメル響の首席指揮者を務めメルボルンの人々に愛された指揮者Markus Stenzがを迎えての特別なプログラム。ダブルの意味でWelcome back & Welcome homeですね。
割と現代音楽も積極的に振るMarkusですが(wikipeにはヘンツェの作品の指揮で知られているとあります)、メルボルンにおいてはマーラーのイメージが強く、メル響での最後のコンサートはマーラーの交響曲第2番「復活」を振った印象も強いです。なので今回 最初のコンサートでマーラーを振る、とあっては行かないわけにはいかない。
・・・とわくわくして行った昨日のコンサートのプログラムはこんな感じ:
ロス・エドワーズ 「Water Spirit Song」(チェロ独奏のための曲。チェロ: David Berlin)
トーマス・アデス 「Polaris」
(休憩)
グスタフ・マーラー 交響曲第3番
(第1楽章の後に休憩あり)
結構長い(3時間弱)プログラムで、中身もしっかりがっつり、割となんといいますか聴くにも上級者向けのプログラムですね。ただこの機会でこの指揮者だったこともあってお客さんはかなり入ってました。
改装されたホールなんですが、もとの面影も多々ありながら色々びっくりするような変化も。まず全部の階のfoyerにバーが装備されている!(コンサート前とか休憩中とか後とかに飲むんですよね、結構みんな。雇用も目に見えて増えてます)新しいレストランやちょっとしたお集まりスペースだったり(昨日は色々使われてました)。
ホールの中も色々変わってましたね。ホールの一番下の階(バルコニーは3層だったっけ?)の前の隅に座ってたため音響の違いはよく分からないのですが、オルガンが無くなってたり(新しいのをそのうち入れるかも、とラジオで言ってました)、壁の形とかステージの高さ?とか目に見えて変わったところがちょこちょこ。
そんな新しいホールで一番最初に聴いたのがオーストラリアの作曲家、ロス・エドワーズによるチェロ独奏のための「Water Spirit Song」。彼の作品の中でもバイオリン(or ビオラ)独奏のための「White Cockatoo Spirit Dance」とどうしてもイメージが対になりますね、楽器とか歌と踊りとかで。
ものすごく神話的というか、即興的で儀式的のようでもあって、不思議な音階の成す神秘的な色彩がもうツボです。美しい。どこか東洋的でもあるんですよね(エドワーズは尺八とか琴とか日本の楽器を使うこともあって、その音楽的な親和性が分かるような気がしました)。
そしてこれまた存命中の作曲家、トーマス・アデス(表記は日本語だとこうのようなので以降こちらで)による「Polaris」。この曲はオーストラリア初演だそうです。Tal Rosnerによる映像とのコラボとして演奏されました・・・が、正直音楽聴いてる時って映像見ている余裕がないのです(特に複雑な音楽とか初めて聴く曲のときは)。
曲は本当に良かったです。アデスの曲で好きじゃない曲なんてないんですよね。今41歳だそうですが、20代の作品から本当に驚くようなことをやってのけて。新古典派っぽい曲やテクノ・ダンスミュージックを取り入れた曲(Asyla)とか、でもどれも独特の透明度と表現があって。
このPolarisはちょっとミニマルミュージックのエレメントを取り入れたようなところがあって、そしてどこかホルストの「惑星」を思わせるような響きもあって、複雑だけどとてつもない音楽、美しい音楽に心を掴まれる感が凄い。
アデズの音楽って全部が全部聴きやすい音ではないんだけれど、聴きやすいと聴きにくいのバランスが自分にとって絶妙だと思います。これくらい聴きにくいエレメントが入った方が聴き応えがあるというか。もう大好き。来年のMetropolisシリーズでのアデス祭りがさらに楽しみになりました。
さて、マーラー3番。先ほど第1楽章の後で休憩が入った、と書きましたがこの交響曲の長さ!第1楽章だけで30分超、全体で90分超というのは(長いでかい交響曲を書くことで有名なマーラーにしても)破格のスケール。
なんか第1楽章を最後に書いたらしく、「頭から書いてたら絶対終わりまでたどり着かなかった」と自分で言ってたらしく。長さもそうですが濃さ・厚さ・複雑さも合わせて「この人(天才ならではの)ものすごい馬鹿なんじゃないか」と思うほどです。この全6楽章を(休憩をはさんで)一つの交響曲として理解・消化するのは至難の業ですよ・・・
でも音楽は本当に素晴らしい。最初のホルン軍団(9人!)のソロから始まり、トロンボーンやチューバの活躍、第3楽章のちょっとユダヤ風な雰囲気とポストホルンのソロや第4楽章のメゾソプラノ(急遽歌手が交替したそうで誰かわからないので上に名前書いてません)の楽章の闇とか、そして最終楽章の純粋な美しさ。座ってるとこから第1バイオリンの楽譜が見えるのですがもう3時間くらいホールにいるのに最後のページになるのが見えると「もう終わっちゃうの!?」と心から残念に思うくらい。
やっぱりステージの近くにいると弦のアンサンブルの崩れとかやっぱり耳に入っちゃうんですが、でも全体としては本当に素晴らしい演奏でした。 Markusがメル響を振ってたころってあんまり覚えてないんですが、でもこうやって彼のマーラーを聴いてると解釈に一つも違和感がないというか、自分にとってのマーラーってこういうものだな、というのが感じられて。やっぱりこれで育ってる(笑)
あとオーボエの第3楽章だったかな?でのグリッサンドすごかったです。あんなグリッサンドする楽器じゃないですもん、あれは。毎回ほとんどパーフェクトにスライドしてたのもすごい(完璧じゃないときの音でどうやってるのか、というのもちょっと解るのでそれもありがたかったり)。
マーラーもアデスもオケをオケ以上のものに、音楽を音楽以上のものにする魔法をもってる作曲家で、その「世界」の作り方が最高に愛しくて、憧れです。
余談ですがクラムはマーラーに影響を受けていると語っているのですが、それもやっぱり「音楽で世界を創る」ところじゃないかと私は思います。それを主にピアノでどうやるか、となると特殊奏法を使ったり、曲の組み合わせなんかも合わせて創りだしていかなくちゃいけないのかな、と。目指すところというか表現したいものというか、そういうところにクラムもマーラーへの憧れみたいなものを私は見ます。
今回のコンサート、長かったのもそうですし、ホールが新しくなったわくわくもそうですが、なによりも音楽を通じてとてつもない体験をしました。ものすごい濃い経験。だからダメージも0じゃないけれど、得る物はかけがえないものでしたね。こんなコンサート今後あるかどうか、と思われるほど。
あ、あとコンサート終わりにピアノの先生に会いました。先生この手の音楽苦手じゃないか(長い・遅い)?と心の中でつっこみたかったですが先生も楽しんでたといいな。
で、このコンサート(Act 1)は今日の公演もあって、ラジオの生放送で今これを書きながらちょうどマーラー3番が流れているところです。まだ今月はAct 2が2公演(ベートーヴェンの田園とワーグナーのワルキューレ第1幕)、秘密のAct 3が1公演あるのでメル響も指揮者さんも大変です!
でも本当にいいプロジェクトで、最初のコンサートも大盛況で本当になにより。たくさんのただいまとおかえりでHamer Hallが満たされてよかった。
今日の一曲: トーマス・アデス 「Polaris」
iTunes Storeでの録音
マーラーも良いんですけど(それでもやっぱり3番は自分の好みだとそう上位には・・・なんですよね)やっぱりこの曲に出会えたのがこのコンサートで一番幸せでした。
アデスが2010年に作曲したこの曲は(プログラムの記述によると)2000年に作曲された「Asyla」、2007年に作曲された「Tevot」という2つのオケ作品と同じようなくくりというか方向性をもった作品だそうで。調べてみると確かに「とてつもなく巨大で複雑な世界のなかでどこかを目指し向かっている」共通点はちょっと見でも見えますね。
(ちなみにAsylaは2004年にメル響・Markusの指揮で生で聴きました。Tevotは来年のアデス祭りでやるそうなので楽しみ!)
先ほどミニマルミュージックの影響が見える、と書きましたがプログラムを読み込んでみると12音技法を独自の方法で応用してたりもするみたいで、先ほど書きました新古典やダンスミュージックなどの取り入れも含めてなんて器用な人なんだ、と。過去も現在も未来も音楽を通して見据えて抱くような作曲家はどんな時代でも希有な存在だと思います。
海を表すような音型の複雑さ(四重奏曲Arcadianaでの水の描写とはひと味違いますね)や音楽のうねりもそうですが、アデスに独特なテューバの超低音の使い方とか、不思議な透明感、不協和音のぶつけ方とか、意外でユニークで天才的で、だけど抵抗がそんなにないというか。そんなアデスの楽器での表現が大好きです。
この曲の最後はものすごい不協和音で終わるんですが、ホールで生で聴くとこの和音の余韻の最後にこの曲を通して主音となっている「ラ」の音の響きがかすか残るのがすごかったです。これもまさか計算済?ラジオだと味わえなくて残念。
Polarisは今のところニューヨークフィルで一つ録音がでているそうです。カップリング曲はなんとマーラー9番。昨日のコンサートもそうでしたがなかなかの大物にぶつけてきますね。なにかとマーラーと相性がいいところあるのかも。
行って来ました昨日!メルボルンの最大コンサートホールにして音楽・文化の中心であるHamer Hallが改装後再開され、それとともにメル響の本拠がHamer Hallに戻ったことを祝うコンサートシリーズの第1弾!
このシリーズは1998年から2004年までメル響の首席指揮者を務めメルボルンの人々に愛された指揮者Markus Stenzがを迎えての特別なプログラム。ダブルの意味でWelcome back & Welcome homeですね。
割と現代音楽も積極的に振るMarkusですが(wikipeにはヘンツェの作品の指揮で知られているとあります)、メルボルンにおいてはマーラーのイメージが強く、メル響での最後のコンサートはマーラーの交響曲第2番「復活」を振った印象も強いです。なので今回 最初のコンサートでマーラーを振る、とあっては行かないわけにはいかない。
・・・とわくわくして行った昨日のコンサートのプログラムはこんな感じ:
ロス・エドワーズ 「Water Spirit Song」(チェロ独奏のための曲。チェロ: David Berlin)
トーマス・アデス 「Polaris」
(休憩)
グスタフ・マーラー 交響曲第3番
(第1楽章の後に休憩あり)
結構長い(3時間弱)プログラムで、中身もしっかりがっつり、割となんといいますか聴くにも上級者向けのプログラムですね。ただこの機会でこの指揮者だったこともあってお客さんはかなり入ってました。
改装されたホールなんですが、もとの面影も多々ありながら色々びっくりするような変化も。まず全部の階のfoyerにバーが装備されている!(コンサート前とか休憩中とか後とかに飲むんですよね、結構みんな。雇用も目に見えて増えてます)新しいレストランやちょっとしたお集まりスペースだったり(昨日は色々使われてました)。
ホールの中も色々変わってましたね。ホールの一番下の階(バルコニーは3層だったっけ?)の前の隅に座ってたため音響の違いはよく分からないのですが、オルガンが無くなってたり(新しいのをそのうち入れるかも、とラジオで言ってました)、壁の形とかステージの高さ?とか目に見えて変わったところがちょこちょこ。
そんな新しいホールで一番最初に聴いたのがオーストラリアの作曲家、ロス・エドワーズによるチェロ独奏のための「Water Spirit Song」。彼の作品の中でもバイオリン(or ビオラ)独奏のための「White Cockatoo Spirit Dance」とどうしてもイメージが対になりますね、楽器とか歌と踊りとかで。
ものすごく神話的というか、即興的で儀式的のようでもあって、不思議な音階の成す神秘的な色彩がもうツボです。美しい。どこか東洋的でもあるんですよね(エドワーズは尺八とか琴とか日本の楽器を使うこともあって、その音楽的な親和性が分かるような気がしました)。
そしてこれまた存命中の作曲家、トーマス・アデス(表記は日本語だとこうのようなので以降こちらで)による「Polaris」。この曲はオーストラリア初演だそうです。Tal Rosnerによる映像とのコラボとして演奏されました・・・が、正直音楽聴いてる時って映像見ている余裕がないのです(特に複雑な音楽とか初めて聴く曲のときは)。
曲は本当に良かったです。アデスの曲で好きじゃない曲なんてないんですよね。今41歳だそうですが、20代の作品から本当に驚くようなことをやってのけて。新古典派っぽい曲やテクノ・ダンスミュージックを取り入れた曲(Asyla)とか、でもどれも独特の透明度と表現があって。
このPolarisはちょっとミニマルミュージックのエレメントを取り入れたようなところがあって、そしてどこかホルストの「惑星」を思わせるような響きもあって、複雑だけどとてつもない音楽、美しい音楽に心を掴まれる感が凄い。
アデズの音楽って全部が全部聴きやすい音ではないんだけれど、聴きやすいと聴きにくいのバランスが自分にとって絶妙だと思います。これくらい聴きにくいエレメントが入った方が聴き応えがあるというか。もう大好き。来年のMetropolisシリーズでのアデス祭りがさらに楽しみになりました。
さて、マーラー3番。先ほど第1楽章の後で休憩が入った、と書きましたがこの交響曲の長さ!第1楽章だけで30分超、全体で90分超というのは(長いでかい交響曲を書くことで有名なマーラーにしても)破格のスケール。
なんか第1楽章を最後に書いたらしく、「頭から書いてたら絶対終わりまでたどり着かなかった」と自分で言ってたらしく。長さもそうですが濃さ・厚さ・複雑さも合わせて「この人(天才ならではの)ものすごい馬鹿なんじゃないか」と思うほどです。この全6楽章を(休憩をはさんで)一つの交響曲として理解・消化するのは至難の業ですよ・・・
でも音楽は本当に素晴らしい。最初のホルン軍団(9人!)のソロから始まり、トロンボーンやチューバの活躍、第3楽章のちょっとユダヤ風な雰囲気とポストホルンのソロや第4楽章のメゾソプラノ(急遽歌手が交替したそうで誰かわからないので上に名前書いてません)の楽章の闇とか、そして最終楽章の純粋な美しさ。座ってるとこから第1バイオリンの楽譜が見えるのですがもう3時間くらいホールにいるのに最後のページになるのが見えると「もう終わっちゃうの!?」と心から残念に思うくらい。
やっぱりステージの近くにいると弦のアンサンブルの崩れとかやっぱり耳に入っちゃうんですが、でも全体としては本当に素晴らしい演奏でした。 Markusがメル響を振ってたころってあんまり覚えてないんですが、でもこうやって彼のマーラーを聴いてると解釈に一つも違和感がないというか、自分にとってのマーラーってこういうものだな、というのが感じられて。やっぱりこれで育ってる(笑)
あとオーボエの第3楽章だったかな?でのグリッサンドすごかったです。あんなグリッサンドする楽器じゃないですもん、あれは。毎回ほとんどパーフェクトにスライドしてたのもすごい(完璧じゃないときの音でどうやってるのか、というのもちょっと解るのでそれもありがたかったり)。
マーラーもアデスもオケをオケ以上のものに、音楽を音楽以上のものにする魔法をもってる作曲家で、その「世界」の作り方が最高に愛しくて、憧れです。
余談ですがクラムはマーラーに影響を受けていると語っているのですが、それもやっぱり「音楽で世界を創る」ところじゃないかと私は思います。それを主にピアノでどうやるか、となると特殊奏法を使ったり、曲の組み合わせなんかも合わせて創りだしていかなくちゃいけないのかな、と。目指すところというか表現したいものというか、そういうところにクラムもマーラーへの憧れみたいなものを私は見ます。
今回のコンサート、長かったのもそうですし、ホールが新しくなったわくわくもそうですが、なによりも音楽を通じてとてつもない体験をしました。ものすごい濃い経験。だからダメージも0じゃないけれど、得る物はかけがえないものでしたね。こんなコンサート今後あるかどうか、と思われるほど。
あ、あとコンサート終わりにピアノの先生に会いました。先生この手の音楽苦手じゃないか(長い・遅い)?と心の中でつっこみたかったですが先生も楽しんでたといいな。
で、このコンサート(Act 1)は今日の公演もあって、ラジオの生放送で今これを書きながらちょうどマーラー3番が流れているところです。まだ今月はAct 2が2公演(ベートーヴェンの田園とワーグナーのワルキューレ第1幕)、秘密のAct 3が1公演あるのでメル響も指揮者さんも大変です!
でも本当にいいプロジェクトで、最初のコンサートも大盛況で本当になにより。たくさんのただいまとおかえりでHamer Hallが満たされてよかった。
今日の一曲: トーマス・アデス 「Polaris」
iTunes Storeでの録音
マーラーも良いんですけど(それでもやっぱり3番は自分の好みだとそう上位には・・・なんですよね)やっぱりこの曲に出会えたのがこのコンサートで一番幸せでした。
アデスが2010年に作曲したこの曲は(プログラムの記述によると)2000年に作曲された「Asyla」、2007年に作曲された「Tevot」という2つのオケ作品と同じようなくくりというか方向性をもった作品だそうで。調べてみると確かに「とてつもなく巨大で複雑な世界のなかでどこかを目指し向かっている」共通点はちょっと見でも見えますね。
(ちなみにAsylaは2004年にメル響・Markusの指揮で生で聴きました。Tevotは来年のアデス祭りでやるそうなので楽しみ!)
先ほどミニマルミュージックの影響が見える、と書きましたがプログラムを読み込んでみると12音技法を独自の方法で応用してたりもするみたいで、先ほど書きました新古典やダンスミュージックなどの取り入れも含めてなんて器用な人なんだ、と。過去も現在も未来も音楽を通して見据えて抱くような作曲家はどんな時代でも希有な存在だと思います。
海を表すような音型の複雑さ(四重奏曲Arcadianaでの水の描写とはひと味違いますね)や音楽のうねりもそうですが、アデスに独特なテューバの超低音の使い方とか、不思議な透明感、不協和音のぶつけ方とか、意外でユニークで天才的で、だけど抵抗がそんなにないというか。そんなアデスの楽器での表現が大好きです。
この曲の最後はものすごい不協和音で終わるんですが、ホールで生で聴くとこの和音の余韻の最後にこの曲を通して主音となっている「ラ」の音の響きがかすか残るのがすごかったです。これもまさか計算済?ラジオだと味わえなくて残念。
Polarisは今のところニューヨークフィルで一つ録音がでているそうです。カップリング曲はなんとマーラー9番。昨日のコンサートもそうでしたがなかなかの大物にぶつけてきますね。なにかとマーラーと相性がいいところあるのかも。
