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大分ご無沙汰になってしまいました。
そしてその間に庭のジンチョウゲの第1世代(最初買った時からあった枝の方)も満開になり第2世代も風にやられなければ近いうちに咲くかな、という感じになり、ミモザの花(こちらでいうwattle flower)も咲き始め。咲き始めといってもほぼ一気に咲く印象ですが。
今年の冬は雨こそ少なかったようですが風が吹く吹く。夜中にどういう経緯で今こんなに風が強いの!?みたいな状態に突然なったり、昼間も風が吹いたりで寒い日が多めです。
編み物を始めてからというものこういう季節に街行く人々が身につけてる帽子やマフラーやショールが気になります。特に帽子。髪をショートにしてから色んな形の帽子があること、そして帽子で色々おしゃれが出来ることを知ってとにかく興味津々ステージです。
ショールもRavelryで編み方検索してみると色々な形・色のがあってずっと見てられる。そして編みたくなる。羽織るのも巻くのも厚いのも薄いのも。
今日はこれも毎年恒例の親友の実家近くの教会でのコンサートを聴きに行って来ました。
特に他の奏者の人々と話すとかそういうことはしないのですが数回聴きに行くと誰が誰かぼんやりと分かるようになってきて、特にホルンやクラリネットなど複数の楽器で毎回演奏してた方が最近亡くなったという話は心から残念だと思いました。コミュニティってきっとこういうこと。
でも毎回の事ながら若い子たちが(特に歌で)才能を披露したり今回はハープまでソロ・伴奏両方で参戦したり、そして例年通り聴衆含めみんなで歌う曲目もあり、賑やかで楽しいコンサートでした。
そして毎年言ってると思うのですがあの辺りは海が近いので風の強い日はどんどん海風が押し寄せてくる。天気が海の向こうから変わるのを電車から見るのは好きなのですが降りた途端の寒さは大変です。せめてもうちょっと風が和らげば海も楽しめるはずですが。
ただ気候は確かに春に向かっているようで日もだんだんと長くなってきているようで。近いうちに春からの3ヶ月?予報が出るのを心待ちにしています。とはいえ北半球の夏の厳しさの話を聞くとこっちも心してかからなきゃなあ・・・でもその前に日本の9月もあるし・・・
ちなみに夏は夏で編み物も続けたいですね。夏用ショールや帽子始め素材・デザインで色々使えるものあるはず。どっかに夏編み物特化のページとかRavelryの一部とか本とかないかしらん。まだまだこの手を止めたくない。
今日の一曲: ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン ピアノソナタ第8番「悲愴」第2楽章
今日親友がソロで弾いたのがこの曲でした。
街の向こうからリハーサルに通ったりなんだりで練習時間も少なく疲労もあってこのチョイス、だったそうなのですが中学生くらいの時からなんだかんだで20年も手札として安定して出せる曲があるのは凄いしその手札がこの曲であるのは便利だし音楽的にも素敵。
ベートーヴェンはこの手の「ゆっくり歩くくらいな2拍子でサビ的なところが2つくらいの別メロ(一つは短調に転調)を挟んでる」的な構成の緩徐楽章をいくつも書いてて、例えばシューベルト(の私が今弾いてる奇しくも悲愴と同じハ短調のソナタ)なんかも影響を受けて似たような感じの緩徐楽章を書いてますが知名度・音楽的な満足度はやっぱりこの悲愴の第2楽章が一番かなあ。緩徐楽章だけ弾ける曲ってのもちょこちょこありますがこれだけwholesomeな世界の完成度もちょっと珍しいかも。
とはいえやっぱり自分で弾くならシューベルトなんだよなあ。どうしてだか分からないのですがこの楽章と自分が弾いてるシューベルトの第2楽章を比較してみると手応えの質がなんだか違うような。素直?ひねくれてる?とかいう話でもなさそうなんだけど一体なんなんだろう。下手したら一生かけても分からないかもしれないこの手の疑問。
超有名な曲なのでリンクする録音に迷わないか、と思って検索したらほぼ最初に面白いものが引っかかりました。ギレリスとリヒテル、2人のピアニストが弾く悲愴を比較するという趣旨のアルバムです。シリーズぽい感じだったので改めて検索してみたらこんなにありました。このブログでは聴き広げの目的も込めて色々な他の曲が収録されてるアルバムを選ぶ方が良いなと思うのですがこういう聴き方&録音もありますよ、ということで。ユニークな演奏のグールドを他のピアニストと比べたり、春の祭典みたいな指揮者の好みもちょこちょこ影響する曲なんかが特に面白そう。オケのお国事情みたいなのも聞き分けたり、あと同じオケで違う指揮者というパターンもあるみたい。面白いものを見つけてしまった。
そしてその間に庭のジンチョウゲの第1世代(最初買った時からあった枝の方)も満開になり第2世代も風にやられなければ近いうちに咲くかな、という感じになり、ミモザの花(こちらでいうwattle flower)も咲き始め。咲き始めといってもほぼ一気に咲く印象ですが。
今年の冬は雨こそ少なかったようですが風が吹く吹く。夜中にどういう経緯で今こんなに風が強いの!?みたいな状態に突然なったり、昼間も風が吹いたりで寒い日が多めです。
編み物を始めてからというものこういう季節に街行く人々が身につけてる帽子やマフラーやショールが気になります。特に帽子。髪をショートにしてから色んな形の帽子があること、そして帽子で色々おしゃれが出来ることを知ってとにかく興味津々ステージです。
ショールもRavelryで編み方検索してみると色々な形・色のがあってずっと見てられる。そして編みたくなる。羽織るのも巻くのも厚いのも薄いのも。
今日はこれも毎年恒例の親友の実家近くの教会でのコンサートを聴きに行って来ました。
特に他の奏者の人々と話すとかそういうことはしないのですが数回聴きに行くと誰が誰かぼんやりと分かるようになってきて、特にホルンやクラリネットなど複数の楽器で毎回演奏してた方が最近亡くなったという話は心から残念だと思いました。コミュニティってきっとこういうこと。
でも毎回の事ながら若い子たちが(特に歌で)才能を披露したり今回はハープまでソロ・伴奏両方で参戦したり、そして例年通り聴衆含めみんなで歌う曲目もあり、賑やかで楽しいコンサートでした。
そして毎年言ってると思うのですがあの辺りは海が近いので風の強い日はどんどん海風が押し寄せてくる。天気が海の向こうから変わるのを電車から見るのは好きなのですが降りた途端の寒さは大変です。せめてもうちょっと風が和らげば海も楽しめるはずですが。
ただ気候は確かに春に向かっているようで日もだんだんと長くなってきているようで。近いうちに春からの3ヶ月?予報が出るのを心待ちにしています。とはいえ北半球の夏の厳しさの話を聞くとこっちも心してかからなきゃなあ・・・でもその前に日本の9月もあるし・・・
ちなみに夏は夏で編み物も続けたいですね。夏用ショールや帽子始め素材・デザインで色々使えるものあるはず。どっかに夏編み物特化のページとかRavelryの一部とか本とかないかしらん。まだまだこの手を止めたくない。
今日の一曲: ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン ピアノソナタ第8番「悲愴」第2楽章
今日親友がソロで弾いたのがこの曲でした。
街の向こうからリハーサルに通ったりなんだりで練習時間も少なく疲労もあってこのチョイス、だったそうなのですが中学生くらいの時からなんだかんだで20年も手札として安定して出せる曲があるのは凄いしその手札がこの曲であるのは便利だし音楽的にも素敵。
ベートーヴェンはこの手の「ゆっくり歩くくらいな2拍子でサビ的なところが2つくらいの別メロ(一つは短調に転調)を挟んでる」的な構成の緩徐楽章をいくつも書いてて、例えばシューベルト(の私が今弾いてる奇しくも悲愴と同じハ短調のソナタ)なんかも影響を受けて似たような感じの緩徐楽章を書いてますが知名度・音楽的な満足度はやっぱりこの悲愴の第2楽章が一番かなあ。緩徐楽章だけ弾ける曲ってのもちょこちょこありますがこれだけwholesomeな世界の完成度もちょっと珍しいかも。
とはいえやっぱり自分で弾くならシューベルトなんだよなあ。どうしてだか分からないのですがこの楽章と自分が弾いてるシューベルトの第2楽章を比較してみると手応えの質がなんだか違うような。素直?ひねくれてる?とかいう話でもなさそうなんだけど一体なんなんだろう。下手したら一生かけても分からないかもしれないこの手の疑問。
超有名な曲なのでリンクする録音に迷わないか、と思って検索したらほぼ最初に面白いものが引っかかりました。ギレリスとリヒテル、2人のピアニストが弾く悲愴を比較するという趣旨のアルバムです。シリーズぽい感じだったので改めて検索してみたらこんなにありました。このブログでは聴き広げの目的も込めて色々な他の曲が収録されてるアルバムを選ぶ方が良いなと思うのですがこういう聴き方&録音もありますよ、ということで。ユニークな演奏のグールドを他のピアニストと比べたり、春の祭典みたいな指揮者の好みもちょこちょこ影響する曲なんかが特に面白そう。オケのお国事情みたいなのも聞き分けたり、あと同じオケで違う指揮者というパターンもあるみたい。面白いものを見つけてしまった。
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仕事したり編み物したりご飯つくったりしながらあっという間に一週間。
特にこれといって単独でエントリーたてるほどの出来事はなかったのでちょこちょこずつ色々。
(1)編み物
やっぱり最近は主にこれです。何もせずに座ってることができないくらい。作り中の進捗管理はまだまだなのですが完成したものはRavelryに乗せてます(前も書いたと思いますが毛糸消費量から残りの長さを計算・管理できるのでやっとくにこしたことはないシステム)。ただ余りにも最近まで青っぽいものばっかり作ってたのもありもらいもののアルパカ毛糸でエメラルドグリーンのネックウォーマー、そしてこないだ買ったくすんだ紫系ピンクの木綿+ヤク毛糸で帽子を編んでみたり。
日本に行くときに編む用の何かも決めたり毛糸買ったりしたいなあ。
(2)一時帰国
今年も一時帰国決まりました。いつもより早めの9月、つまりまだまだ暑い時期になりそう。そしてその数週間早いだけで色々とパニクっていて大変。いつどこに行こう。例年の一人温泉旅行とか城めぐりとかライブとか友達と会ったりとかお仕事のご挨拶とか、あと日にち限定イベントとか。本拠の名古屋周りももっと探検したいし万年筆関連とかも。とりあえず姫路城は早いうちに(=まだ白いうちに)行っておきたいとは思ってますが・・・さてどうなる。
(3)バレエ
一時帰国が早くなった理由の一つがバレエの発表会が10月の終わりに決まってリハーサルに全部は無理でも巣週間出なきゃいけないため。10月の終わりだと前回みたいに待ってる間寒いとかはさすがにないかな?今年も出演者がたくさんあつまるといいなあ。
普段のレッスンもさすがに今の季節寒いです。体動かすと温まるとはいえずっと上に薄いニットですが着てないと汗の蒸発で奪われる熱がひどい。着てれば一気には奪われない。
トウシューズにも大分慣れてきました。むしろ普通のレッスンの方が悩みとか課題が多いです。
(4)サッカー
昨日までやってたワールドカップで久しぶりにサッカーを見ました。日本に住んでた頃は家族で観戦に行ったりしてたのですがあまりにも久しぶりすぎて目が追いつかなくなってました(単純に視力で言うとずっと悪くなってますがそれ以外にも)。これをきっかけにサッカーと、あとまだちゃんと見れてないラグビーの方をテレビ観戦復帰したいです。そこで「どこから勉強しよう」というのが自分の性根で。真面目にアプローチした方がうまくいきそうなのですが入り口を見つけるのはいつになるかな。
(5)日本のテレビ録画
こないだアデレード旅行で乗ったThe Overlandの会社から列車で旅するツアーパッケージとかの電子パンフが届いて「そういえば世界ふしぎ発見でザ・ガンの回あったよな」と思って色々探しているのですがかなり昔らしく見つかりません。そのついでにかなり昔のクイズとかバラエティとかを引っ張りだしてテレビ周りの床が大変なことになっています。
色々見てて一つ印象的だったのが富岡製糸場とか平泉とかが世界遺産になるだいぶ前・ちょっと前・なった後での知名度がかなり変わったこと。平泉があんまり知られてない時代もあったんだなー。大河題材前後で歴史上の人物の知名度が変わるのよりも場所の方が目立って変化してる気がするんだけど気のせいなのかしらん。
そろそろオーケストラの方も始動、と思ってましたが私の出番はもちょっと先になりそうです。
そちらでちょっと面白い&嬉しい話もあるので早く始まって欲しい。ただ実際弾くパートがどんなになってるかはまだ分からない。それもどっちに転んでも話のタネではありますが。
今日の一曲: アーロン・コープランド 「ディキンソンの12つの詩」より「I've heard an organ sometimes」
先日始まったBBC Proms、そしてメル響始めオーストラリアのオケのコンサートは今レナード・バーンスタインの生誕100年記念の諸々で盛り上がっています。
アメリカの音楽がこんなに短期間で色んなところで演奏されるってのはちょっとレアな気もします。
というのもそもそも映画音楽やウェストサイド・ストーリーみたいなポピュラー寄りの音楽ではないアメリカ音楽の評価がいわゆる「一般クラシック音楽レベル」ではまだちょっと定まってないようなところがあるのかなあ、というところもあり。
私もクラムをこよなく愛し、ジョン・アダムズを結構聞いたりしますがアメリカ音楽の歴史が比較的浅く、早いうちから多様化したようなところがあって色々目が届かなく感じることも。
ただアメリカ音楽の話を色々読むとコープランドはかなりキーな作曲家のようで。
伝統と自然と新しい表現の開拓、全部においてアメリカにおけるクラシック音楽の祖というか土台な位置づけです。
歌曲も民謡を歌曲に起こした(クラムが同じくしたように)ものだったり、この「ディキンソンの12つの詩」のように自国の詩人の作品を歌にしたものもあり。
音楽になりそうな、でも独特な雰囲気があるディキンソンの詩ですがコープランドはかなりシンプルに仕上げています。特にピアノの伴奏は例えばシューベルトとかクラムが描写的なテクスチャにするのとは大分違うスタイル。歌のパートと密に絡んでるわけでもない。でもそれが不思議としっくりくる。
ただこの楽章ではちょっと題名通りオルガンぽい和音はでてくるんですよね。でも淡々と和音。でも和音だけでもアメリカ音楽によくある新しさというかフレッシュさがあって、それと透き通った色彩と暖かい光が心地良い曲です。
アメリカの歌曲(女声)を誰の声で聴きたいか、というとやっぱりクラムのミューズだったJan DeGaetani、そしてDawn Upshawあたりかな。後者をリンクしようと思ったらまさかのこの楽章が入ってなかった(汗)ので手持ちの前者を。ちょっと古い録音ではあるのですがいい演奏です。
特にこれといって単独でエントリーたてるほどの出来事はなかったのでちょこちょこずつ色々。
(1)編み物
やっぱり最近は主にこれです。何もせずに座ってることができないくらい。作り中の進捗管理はまだまだなのですが完成したものはRavelryに乗せてます(前も書いたと思いますが毛糸消費量から残りの長さを計算・管理できるのでやっとくにこしたことはないシステム)。ただ余りにも最近まで青っぽいものばっかり作ってたのもありもらいもののアルパカ毛糸でエメラルドグリーンのネックウォーマー、そしてこないだ買ったくすんだ紫系ピンクの木綿+ヤク毛糸で帽子を編んでみたり。
日本に行くときに編む用の何かも決めたり毛糸買ったりしたいなあ。
(2)一時帰国
今年も一時帰国決まりました。いつもより早めの9月、つまりまだまだ暑い時期になりそう。そしてその数週間早いだけで色々とパニクっていて大変。いつどこに行こう。例年の一人温泉旅行とか城めぐりとかライブとか友達と会ったりとかお仕事のご挨拶とか、あと日にち限定イベントとか。本拠の名古屋周りももっと探検したいし万年筆関連とかも。とりあえず姫路城は早いうちに(=まだ白いうちに)行っておきたいとは思ってますが・・・さてどうなる。
(3)バレエ
一時帰国が早くなった理由の一つがバレエの発表会が10月の終わりに決まってリハーサルに全部は無理でも巣週間出なきゃいけないため。10月の終わりだと前回みたいに待ってる間寒いとかはさすがにないかな?今年も出演者がたくさんあつまるといいなあ。
普段のレッスンもさすがに今の季節寒いです。体動かすと温まるとはいえずっと上に薄いニットですが着てないと汗の蒸発で奪われる熱がひどい。着てれば一気には奪われない。
トウシューズにも大分慣れてきました。むしろ普通のレッスンの方が悩みとか課題が多いです。
(4)サッカー
昨日までやってたワールドカップで久しぶりにサッカーを見ました。日本に住んでた頃は家族で観戦に行ったりしてたのですがあまりにも久しぶりすぎて目が追いつかなくなってました(単純に視力で言うとずっと悪くなってますがそれ以外にも)。これをきっかけにサッカーと、あとまだちゃんと見れてないラグビーの方をテレビ観戦復帰したいです。そこで「どこから勉強しよう」というのが自分の性根で。真面目にアプローチした方がうまくいきそうなのですが入り口を見つけるのはいつになるかな。
(5)日本のテレビ録画
こないだアデレード旅行で乗ったThe Overlandの会社から列車で旅するツアーパッケージとかの電子パンフが届いて「そういえば世界ふしぎ発見でザ・ガンの回あったよな」と思って色々探しているのですがかなり昔らしく見つかりません。そのついでにかなり昔のクイズとかバラエティとかを引っ張りだしてテレビ周りの床が大変なことになっています。
色々見てて一つ印象的だったのが富岡製糸場とか平泉とかが世界遺産になるだいぶ前・ちょっと前・なった後での知名度がかなり変わったこと。平泉があんまり知られてない時代もあったんだなー。大河題材前後で歴史上の人物の知名度が変わるのよりも場所の方が目立って変化してる気がするんだけど気のせいなのかしらん。
そろそろオーケストラの方も始動、と思ってましたが私の出番はもちょっと先になりそうです。
そちらでちょっと面白い&嬉しい話もあるので早く始まって欲しい。ただ実際弾くパートがどんなになってるかはまだ分からない。それもどっちに転んでも話のタネではありますが。
今日の一曲: アーロン・コープランド 「ディキンソンの12つの詩」より「I've heard an organ sometimes」
先日始まったBBC Proms、そしてメル響始めオーストラリアのオケのコンサートは今レナード・バーンスタインの生誕100年記念の諸々で盛り上がっています。
アメリカの音楽がこんなに短期間で色んなところで演奏されるってのはちょっとレアな気もします。
というのもそもそも映画音楽やウェストサイド・ストーリーみたいなポピュラー寄りの音楽ではないアメリカ音楽の評価がいわゆる「一般クラシック音楽レベル」ではまだちょっと定まってないようなところがあるのかなあ、というところもあり。
私もクラムをこよなく愛し、ジョン・アダムズを結構聞いたりしますがアメリカ音楽の歴史が比較的浅く、早いうちから多様化したようなところがあって色々目が届かなく感じることも。
ただアメリカ音楽の話を色々読むとコープランドはかなりキーな作曲家のようで。
伝統と自然と新しい表現の開拓、全部においてアメリカにおけるクラシック音楽の祖というか土台な位置づけです。
歌曲も民謡を歌曲に起こした(クラムが同じくしたように)ものだったり、この「ディキンソンの12つの詩」のように自国の詩人の作品を歌にしたものもあり。
音楽になりそうな、でも独特な雰囲気があるディキンソンの詩ですがコープランドはかなりシンプルに仕上げています。特にピアノの伴奏は例えばシューベルトとかクラムが描写的なテクスチャにするのとは大分違うスタイル。歌のパートと密に絡んでるわけでもない。でもそれが不思議としっくりくる。
ただこの楽章ではちょっと題名通りオルガンぽい和音はでてくるんですよね。でも淡々と和音。でも和音だけでもアメリカ音楽によくある新しさというかフレッシュさがあって、それと透き通った色彩と暖かい光が心地良い曲です。
アメリカの歌曲(女声)を誰の声で聴きたいか、というとやっぱりクラムのミューズだったJan DeGaetani、そしてDawn Upshawあたりかな。後者をリンクしようと思ったらまさかのこの楽章が入ってなかった(汗)ので手持ちの前者を。ちょっと古い録音ではあるのですがいい演奏です。
さてさて旅ブログ続きです~
オーストラリアという一番小さい大陸かつ一番大きい島で都市間を旅するとなるとやはり飛行機が主流ですが一部都市間は電車もあります。
特にGreat Southern Rail管轄のThe Overland(アデレード~メルボルン)、The Ghan(アデレード~ダーウィン)、The Indian Pacific(シドニー~パース)は観光要素もある長距離列車。後者2つは数日がかり・食事や観光込みの旅だそうで。
今回の旅行では行き・帰りともにThe Overlandに乗りました。
どちら方向の旅も朝早くに出発して夕方くらいに着くスケジュール。ちなみにアデレードはメルボルンと比べて時差が30分(遅い)あります。
席はRed serviceとRed premiumの2種類。今回乗ったちょっとお高めの後者では席がちょっと広い他、自分の席でご飯が食べられるのと車内で回ってくる&食堂車での飲み物(アルコール以外)が込みなとこ。
席が通路はさんで2席・1席になってるので一人旅にも良いですし、食堂車は特にご飯時は混んだりするのでPremiumがオススメです。
景色はまあオーストラリアの田舎なのでだいたいこんな感じ。といっても町をつないでいくのでちょこちょこ面白いものもあります。特に州境あたりは小麦の産地で小麦の山や関連施設が見れたり。
ヴィクトリア州側は写真の様に平たい地形で遠ーーーくの方にGrampians辺りの山脈が見える程度ですが南オーストラリア州は特にアデレードに近づくと日当たりの良いなだらかな丘が連なってさすがはワインの産地(ワイナリーも見えます)。
ただずっと景色見てるのは大変なので本なりゲームなり何かするものを持ってった方がよいです。
ただボードゲームはちょっと向いてないかな。折りたたみテーブルがあんまり大きくないのと数時間おきに食事とかがくるので。
Premiumでの車内のご飯は朝ご飯→昼ご飯+デザート→おやつのコース。途中で暖かい飲み物も回ってきます。
ご飯はおいしかったですね。The Overlandでこれなら寝台列車の他2つのご飯どんだけのクオリティになるんだろう!?と思うくらいには。
メニューは行き帰り同じですが毎食3つくらいから選べるようになっててどれもおいしそう(さらにアレルギーなどのメニュー調整は予約時に指定できます)。
写真は昼食のムサカ。パンはSourdoughです。今回食べたなかで一番でした。
あと朝食(他はどうだっただろう)のときのホットドリンクはでっかい重いマグ(揺れるので)で出てくるのが嬉しい。
ただ電車に乗ってるととにかく体を動かさないので特にランチ→デザート→おやつの後半はちょっとお腹のキャパ的にオーバーキルな感が。おいしいんだけど。
ということで長い旅でしたし早起きも大変でしたが楽しい電車旅でした。
そして次はいつかThe Ghanの方(2泊3日コースから)に乗ってみたくなりました。あちらはシーズンによって価格が違ったり、あと今回乗ったのもそうですが早めに予約すると安くなる場合もあるのでじっくり練って行きたいです。
今日の一曲: Peter Sculthorpe 「Great Sandy Islands」より「The Sea Coast」
最近この曲集からちらほらiPodでシャッフル再生してるときに回ってきて気になってるのもあり。
そしてなにより今回の電車旅で散々見た「平たい大地オーストラリア」が目に見えるような音楽なのでチョイス。
何回も書いてると思いますが音楽が書かれた土地の地形とか気候とかってやっぱりその曲に現れることが多いです。いつも思うのですが例えばシュトラウスのアルプス交響曲みたいな曲はなかなかオーストラリアでは生まれないだろうし、あと真・三國無双8の地形を見てQigang Chenの曲に仙人の山を探したり。
特にオーストラリアの作曲家はこの地の自然にインスピレーションを得ることが多いのでその空気だったり植生だったり広がる大地と空だったりが音楽に織り込まれてそれがものすごく私は好きです。
耳が慣れたからかもしれませんがオーストラリアの音楽で使われる和音って協和音と不協和音の間みたいな響きが多い気がします。この曲の弦とかトランペットの和音なんかいい例じゃないかな。それがオーストラリアの自然独特の色彩を表しているようで。
以前どこかでRobert Osterのインクの色合いをこのSculthorpeの音楽のようだと評してた人がいましたがほんとそれも独特なパレットなんですよね。描写するのが難しい渋みのある色とか、はたまたそこ抜けて明るい色とか。
特に観光資料とかのオーストラリアの写真や映像だと後者のような色が使われることが多い分、もっともっと複雑な自然の色をRobert OsterのインクやSculthorpeの音楽と一緒に知ってもらいたいなあと時々思います。
他の楽章も合わせると自由なリズム、変わるリズム、イギリス音楽から来ているような弦の和音、など「ラリアらしさ」が色々楽しめます。もっともっと色んなオーストラリアに出会いたいし出会ってほしい。
そんな思いが通じてしまったのかリンク先の録音はSculthorpeてんこ盛りです。手持ちのCDにも収録されてるレクイエムもオススメ。
オーストラリアという一番小さい大陸かつ一番大きい島で都市間を旅するとなるとやはり飛行機が主流ですが一部都市間は電車もあります。
特にGreat Southern Rail管轄のThe Overland(アデレード~メルボルン)、The Ghan(アデレード~ダーウィン)、The Indian Pacific(シドニー~パース)は観光要素もある長距離列車。後者2つは数日がかり・食事や観光込みの旅だそうで。
今回の旅行では行き・帰りともにThe Overlandに乗りました。
どちら方向の旅も朝早くに出発して夕方くらいに着くスケジュール。ちなみにアデレードはメルボルンと比べて時差が30分(遅い)あります。
席はRed serviceとRed premiumの2種類。今回乗ったちょっとお高めの後者では席がちょっと広い他、自分の席でご飯が食べられるのと車内で回ってくる&食堂車での飲み物(アルコール以外)が込みなとこ。
席が通路はさんで2席・1席になってるので一人旅にも良いですし、食堂車は特にご飯時は混んだりするのでPremiumがオススメです。
景色はまあオーストラリアの田舎なのでだいたいこんな感じ。といっても町をつないでいくのでちょこちょこ面白いものもあります。特に州境あたりは小麦の産地で小麦の山や関連施設が見れたり。
ヴィクトリア州側は写真の様に平たい地形で遠ーーーくの方にGrampians辺りの山脈が見える程度ですが南オーストラリア州は特にアデレードに近づくと日当たりの良いなだらかな丘が連なってさすがはワインの産地(ワイナリーも見えます)。
ただずっと景色見てるのは大変なので本なりゲームなり何かするものを持ってった方がよいです。
ただボードゲームはちょっと向いてないかな。折りたたみテーブルがあんまり大きくないのと数時間おきに食事とかがくるので。
Premiumでの車内のご飯は朝ご飯→昼ご飯+デザート→おやつのコース。途中で暖かい飲み物も回ってきます。
ご飯はおいしかったですね。The Overlandでこれなら寝台列車の他2つのご飯どんだけのクオリティになるんだろう!?と思うくらいには。
メニューは行き帰り同じですが毎食3つくらいから選べるようになっててどれもおいしそう(さらにアレルギーなどのメニュー調整は予約時に指定できます)。
写真は昼食のムサカ。パンはSourdoughです。今回食べたなかで一番でした。
あと朝食(他はどうだっただろう)のときのホットドリンクはでっかい重いマグ(揺れるので)で出てくるのが嬉しい。
ただ電車に乗ってるととにかく体を動かさないので特にランチ→デザート→おやつの後半はちょっとお腹のキャパ的にオーバーキルな感が。おいしいんだけど。
ということで長い旅でしたし早起きも大変でしたが楽しい電車旅でした。
そして次はいつかThe Ghanの方(2泊3日コースから)に乗ってみたくなりました。あちらはシーズンによって価格が違ったり、あと今回乗ったのもそうですが早めに予約すると安くなる場合もあるのでじっくり練って行きたいです。
今日の一曲: Peter Sculthorpe 「Great Sandy Islands」より「The Sea Coast」
最近この曲集からちらほらiPodでシャッフル再生してるときに回ってきて気になってるのもあり。
そしてなにより今回の電車旅で散々見た「平たい大地オーストラリア」が目に見えるような音楽なのでチョイス。
何回も書いてると思いますが音楽が書かれた土地の地形とか気候とかってやっぱりその曲に現れることが多いです。いつも思うのですが例えばシュトラウスのアルプス交響曲みたいな曲はなかなかオーストラリアでは生まれないだろうし、あと真・三國無双8の地形を見てQigang Chenの曲に仙人の山を探したり。
特にオーストラリアの作曲家はこの地の自然にインスピレーションを得ることが多いのでその空気だったり植生だったり広がる大地と空だったりが音楽に織り込まれてそれがものすごく私は好きです。
耳が慣れたからかもしれませんがオーストラリアの音楽で使われる和音って協和音と不協和音の間みたいな響きが多い気がします。この曲の弦とかトランペットの和音なんかいい例じゃないかな。それがオーストラリアの自然独特の色彩を表しているようで。
以前どこかでRobert Osterのインクの色合いをこのSculthorpeの音楽のようだと評してた人がいましたがほんとそれも独特なパレットなんですよね。描写するのが難しい渋みのある色とか、はたまたそこ抜けて明るい色とか。
特に観光資料とかのオーストラリアの写真や映像だと後者のような色が使われることが多い分、もっともっと複雑な自然の色をRobert OsterのインクやSculthorpeの音楽と一緒に知ってもらいたいなあと時々思います。
他の楽章も合わせると自由なリズム、変わるリズム、イギリス音楽から来ているような弦の和音、など「ラリアらしさ」が色々楽しめます。もっともっと色んなオーストラリアに出会いたいし出会ってほしい。
そんな思いが通じてしまったのかリンク先の録音はSculthorpeてんこ盛りです。手持ちのCDにも収録されてるレクイエムもオススメ。
今カウンター見たら35000アクセス超えてましたね、いつも訪問&拍手ありがとうございます!
最近更新頻度が減ってますがこれからもたまに書いていく予定ですのでよろしくです。
さて行ってきました小旅行アデレードまで。旅の目的の半分は長距離列車The Overlandに乗ることだったのですがそれについてはまた次のエントリーで。
電車移動が片道それぞれ○1日だったのでアデレード自体には2日の滞在。短いといえば短かったですがまったり過ごしました。
アデレードはメルボルンと同じくいろいろ古い建物があったりで雰囲気も似てたりするのですが人口は少なめだったかな。アジア化の雰囲気もありましたがメルボルンほどではなく。
メルボルンと違って道路の真ん中のスペースというか公園みたいなエリアの使い方が印象的でした(ロンドンとかでよくあるスタイルですね)。あとシティをぐるっと囲む公園類(特にポケGOで見るとちょっと異様に見えます)。
街中での交通機関が主にバスなのもあって(トラムも1路線くらいある)車が多く感じました。全体的に道路が広い。道路に限らずゆったり空間を使ってるなと思うところも多く。ただ信号は短い。一気に全部渡らせないために半分だけ歩行者信号青になるとことかもありました。
観光もちょこちょこしましたよー。
まずはシティ南にある姫路日本庭園。周りの公園はオーストラリア的な植物が生えてるのにここはちゃんと日本風。
でも松の木になってる松ぼっくりはこぶし2つ分はあるオージーサイズ。そこはしょうがない。
この日は天気もよくて枯山水のとこは座れることもあってゆっくりしてきました。
そしてオーストラリアの動物園としては唯一パンダがいるアデレード動物園にも行って来ました。
偽物っぽいけど本物です(あとオマケのレッサーパンダ)。ジャイアントパンダは家系図があって2代上とかはもう野生の個体とかすごいなあ。今回見たのは2頭だけど繁殖はやってるんだろうか。
もちろんオーストラリアの動物も見れます。タスマニアデビルは見るの大分久しぶり。コトドリはいつ見てもこっちに尻向けて穴掘るので全体像を撮るのが難しい。一応巣作りの季節で実際巣がどっかにあるらしかったけど見つからなかった。ついでにアオアズマヤドリも見つからなかった残念。
動物園っていっても自分の興味が主に鳥類爬虫類に偏ってるので写真もそちらばっかりです。
爬虫類に関してはガラスを叩かないように設置された柵をめいっぱい乗り出して楽しんで来ました。もう何十年もこんな感じです。
動物園ではないですがこの日どれくらい寒かったかはこの写真を見てもらうとわかるかと。
滞在中の最高気温は毎日メルボルンよりわずかに高かったのですが雨が降ったり風が吹くとメルボルンと同じですねー。
そんな中まずは美術館の印象派展に。光の描き方とか雪の表現とか点々作画のスタイルや奥行きの出し方とかいろんなテーマでまとまってましたが常設展示の方は時代や文化が入り交じるようなちょっぴりカオスな展示方法が面白い。
さらにその隣の博物館にも足を伸ばしてみました。
最初の写真はこれで正解だったのだろうか・・・?(たまに変な剥製ってありますし)
原住民文化や地理的に近い太平洋の色んな民族の文化に大きくスペースをとって色々紹介してたり、それからオパールに関する展示も力が入ってました。写真2枚目はオパール化した貝の化石、そして3枚目はなんとイクチオサウルス(海の恐竜)の背骨のなかがオパール化したもの。(私は高い金太郎飴と言いましたが母が描写した栗羊羹の方が的確ですね)
南オーストラリア州の名物といえばやっぱりワイン!なのですが今回街中だけだったのでワイナリーとかテイスティングも行かなかったですしなんたって普通に州外でも手に入るのでお土産にも買わなかった。もっと時間があったら郊外の方もゆっくり。地形的にもメルボルンよりなだらかな丘が連なってたりして景色も良さそうですし。
ということで次のエントリーでは電車旅の感想を。長いけと面白かったですよー。
今日の一曲: フランツ・シューベルト 「冬の旅」より「おやすみ」
今回旅用に新しくこないだのリスト(巡礼の年全部)とコープランドの歌曲集とか買ったのですがそちらの紹介はまた今度。
美術館・博物館周りで外を歩いて冷たい風に当てられながら「これシューベルトの『冬の旅』ぽいなー」と思ったので。
前シューベルトのソナタでの曲調の変化がメルボルンぽい、と書きましたがオーストリアの冬の冷たさ・寒さも性質としてはオーストラリア南部の冬に似てるのかなあ。
天候との連想もそうですがこの曲にあるような、そしてシューベルトの作品の多くで使われる短調→長調の光の変化、またかよーって思うこともあるのですがシューベルトの手にかかると本当に繊細でconvincingで。手法としてはシンプルだけど特に弾くときは大切にしなきゃなあと思うのです。
とはいえ今回の旅における心境はこの歌に歌われてるものとは全く異なるもので。
ただ冬の寒さに独りで、という環境では考えと思いが色々流れていくのもちょっと分かるかな。
なんとなくやっぱりシューベルトの音楽は自分に近いところがあるなあ、と思います。細く長く弾き続けて行きたいです。歌曲集のピアノ版もいずれ増やそう。うん。
リンク先はやっぱりフィッシャー=ディスカウさん。手持ちもそうだし検索するとそればっかり出てくる。
最近更新頻度が減ってますがこれからもたまに書いていく予定ですのでよろしくです。
さて行ってきました小旅行アデレードまで。旅の目的の半分は長距離列車The Overlandに乗ることだったのですがそれについてはまた次のエントリーで。
電車移動が片道それぞれ○1日だったのでアデレード自体には2日の滞在。短いといえば短かったですがまったり過ごしました。
アデレードはメルボルンと同じくいろいろ古い建物があったりで雰囲気も似てたりするのですが人口は少なめだったかな。アジア化の雰囲気もありましたがメルボルンほどではなく。
メルボルンと違って道路の真ん中のスペースというか公園みたいなエリアの使い方が印象的でした(ロンドンとかでよくあるスタイルですね)。あとシティをぐるっと囲む公園類(特にポケGOで見るとちょっと異様に見えます)。
街中での交通機関が主にバスなのもあって(トラムも1路線くらいある)車が多く感じました。全体的に道路が広い。道路に限らずゆったり空間を使ってるなと思うところも多く。ただ信号は短い。一気に全部渡らせないために半分だけ歩行者信号青になるとことかもありました。
観光もちょこちょこしましたよー。
まずはシティ南にある姫路日本庭園。周りの公園はオーストラリア的な植物が生えてるのにここはちゃんと日本風。
でも松の木になってる松ぼっくりはこぶし2つ分はあるオージーサイズ。そこはしょうがない。
この日は天気もよくて枯山水のとこは座れることもあってゆっくりしてきました。
そしてオーストラリアの動物園としては唯一パンダがいるアデレード動物園にも行って来ました。
偽物っぽいけど本物です(あとオマケのレッサーパンダ)。ジャイアントパンダは家系図があって2代上とかはもう野生の個体とかすごいなあ。今回見たのは2頭だけど繁殖はやってるんだろうか。
もちろんオーストラリアの動物も見れます。タスマニアデビルは見るの大分久しぶり。コトドリはいつ見てもこっちに尻向けて穴掘るので全体像を撮るのが難しい。一応巣作りの季節で実際巣がどっかにあるらしかったけど見つからなかった。ついでにアオアズマヤドリも見つからなかった残念。
動物園っていっても自分の興味が主に鳥類爬虫類に偏ってるので写真もそちらばっかりです。
爬虫類に関してはガラスを叩かないように設置された柵をめいっぱい乗り出して楽しんで来ました。もう何十年もこんな感じです。
動物園ではないですがこの日どれくらい寒かったかはこの写真を見てもらうとわかるかと。
滞在中の最高気温は毎日メルボルンよりわずかに高かったのですが雨が降ったり風が吹くとメルボルンと同じですねー。
そんな中まずは美術館の印象派展に。光の描き方とか雪の表現とか点々作画のスタイルや奥行きの出し方とかいろんなテーマでまとまってましたが常設展示の方は時代や文化が入り交じるようなちょっぴりカオスな展示方法が面白い。
さらにその隣の博物館にも足を伸ばしてみました。
最初の写真はこれで正解だったのだろうか・・・?(たまに変な剥製ってありますし)
原住民文化や地理的に近い太平洋の色んな民族の文化に大きくスペースをとって色々紹介してたり、それからオパールに関する展示も力が入ってました。写真2枚目はオパール化した貝の化石、そして3枚目はなんとイクチオサウルス(海の恐竜)の背骨のなかがオパール化したもの。(私は高い金太郎飴と言いましたが母が描写した栗羊羹の方が的確ですね)
南オーストラリア州の名物といえばやっぱりワイン!なのですが今回街中だけだったのでワイナリーとかテイスティングも行かなかったですしなんたって普通に州外でも手に入るのでお土産にも買わなかった。もっと時間があったら郊外の方もゆっくり。地形的にもメルボルンよりなだらかな丘が連なってたりして景色も良さそうですし。
ということで次のエントリーでは電車旅の感想を。長いけと面白かったですよー。
今日の一曲: フランツ・シューベルト 「冬の旅」より「おやすみ」
今回旅用に新しくこないだのリスト(巡礼の年全部)とコープランドの歌曲集とか買ったのですがそちらの紹介はまた今度。
美術館・博物館周りで外を歩いて冷たい風に当てられながら「これシューベルトの『冬の旅』ぽいなー」と思ったので。
前シューベルトのソナタでの曲調の変化がメルボルンぽい、と書きましたがオーストリアの冬の冷たさ・寒さも性質としてはオーストラリア南部の冬に似てるのかなあ。
天候との連想もそうですがこの曲にあるような、そしてシューベルトの作品の多くで使われる短調→長調の光の変化、またかよーって思うこともあるのですがシューベルトの手にかかると本当に繊細でconvincingで。手法としてはシンプルだけど特に弾くときは大切にしなきゃなあと思うのです。
とはいえ今回の旅における心境はこの歌に歌われてるものとは全く異なるもので。
ただ冬の寒さに独りで、という環境では考えと思いが色々流れていくのもちょっと分かるかな。
なんとなくやっぱりシューベルトの音楽は自分に近いところがあるなあ、と思います。細く長く弾き続けて行きたいです。歌曲集のピアノ版もいずれ増やそう。うん。
リンク先はやっぱりフィッシャー=ディスカウさん。手持ちもそうだし検索するとそればっかり出てくる。
今年の冬は楽しむ!アクティブに!が実現しつつあるようです。
火曜日はシティで友達の編み物しながらしゃべる会、英語で通称Stich 'n' Bitchにご一緒させてもらって今日も同じ友達の誘いでボードゲーム集まりに行って来ました。
場所は以前も行きましたが彼女の住んでるシティの北電車で1時間くらいにあるとあるパブ。
元はEpping Lineと呼ばれてた路線がここ数年でSouth Morangまで延長(ちなみに終点が変わると路線名も変わります)、それがちょうど今さらに延長の工事真っ最中のエリアです。
つまりはまだ電車が通ってないので電車で終点までいってさらにバス。さらに今週末がかなり大きい工事だったようで電車がほとんど代わりのバスでした。長旅の友に編み物持ってったのですがバスではちょっと無理。(帰りは別の路線まで送ってもらいました)
今回の集まりはそういう絶賛開発中の住宅エリアの果てのボードゲームコミュニティの2週間に1回集まるイベントでした。親子連れなんかもいたり常に複数ゲームが同時進行しててなかなか賑やか。
結構色んなボードゲーム持ってる人が何人も居て(友人宅含む)さらにこないだのセールでかなり買い足したらしく色々ゲームがそろった中、今回私は4種類遊ばせてもらいました(正午から午後4時の間)。そのうち3種類が初めて遊ぶゲーム。
最初遊んだのがAzulというゲーム。これは実はシティなんかをぶらぶらしててふと目に止まって以来気になってたのですがたまたま友達のパートナーが件のセールで入手したラッキー。
プレイ中みんな昼ごはん食べてて写真が撮れなかったのですが色んなタイルをそろえたり並べたりする、基本ルールは至ってシンプルなゲーム。使うものにほとんど文字が書いてないので説明だけできれば言語問わず遊べそう。
分かりやすくて進めやすくて楽しいゲームでしたがまだまだ戦略がどうとかまではみんな思考が行きませんでしたね。しかも他のゲームだと「あそこでああしてたら」みたいに後から考えることがあるのですがこれはちょっとそういうのもなく。ただひたすら繰り返し遊んで学ぶものらしいです。
あと余談ですが(このパッケージにもなってる)ゲームで使うタイル、チョコレートとして出ないかなあ(笑)
次に遊んだのが写真でAzulの隣にあるBananagrams(パーティver.)。これは以前も遊んだことがあります。文字のタイルを並べてクロスワードを作るScrabbleと似たゲームですがBananagramsはなんといってもスピードが問われるのである意味別ゲーともいえるかも。パーティver.は取ったら特殊な行動(一種の「縛り」もありますがちょっと違うものも)をしなきゃいけないパーティタイルがいくつかあって、以前も言いましたがプレイ環境によって何を入れるか入れないか決められるのが面白い。例えば今回テーブルが長かったり人が周りに居たりで「テーブルの周りを一周する」タイルは抜いておいたり。プレイ時間が短いゲームなので何回か遊びましたが今日Bananagrams初勝利しました。運は大きかったとは思いますが。
そして初対面の人と遊んだCitadels。こちらは施設建設系のゲームでした。最初に説明するにはちょっと手間がかかりますがいざ遊び始めてみると結構わかりやすい。同系統の他のゲームと比べてちょっと特殊なのは職業システム。各プレイヤーが決まった職業で特殊能力を駆使してゲームを進めるのですがその職業が毎ラウンド選び直されること。そこからちょこちょこ派生して戦略がちょっと特殊なプランニングになるのが面白いゲームでした。
さらに他のプレイヤーを直接邪魔したりできるので特に終盤の緊張で盛り上がりましたねー。
最後にちょっと短めのプレイ時間のを、と遊んだのがSagrada。サイコロの色と目の数を規則通りに組み合わせてステンドグラスを作るゲームです。
終わりの形がこんな風。隣り合う色とか数について決まりが色々あるのをあれこれするだけでも大変で最終スコアを少しでも高くなんてことはなかなか考えられない。シンプルだけど難しい。
そしてこのゲームの面白いとこは各プレイヤーに渡される(それぞれのプレイヤーだけしか見ることができない)個人ターゲット、写真奥に写ってる共通ターゲット、そしてその左に見切れてお助けスキルがランダムで変わること。特にターゲットが変化すると最終スコアの計算方法も変わるので何回遊んでも戦略がフレッシュになりそう。
あとこのゲームはAzul以上にカラフルで遊びながら見てて楽しいです。
あと自分では遊ばなかったのですがRhino Hero Super Battleというカードを壁や床として立体に組み立てていくゲームが面白そうでした。というか5階くらいまで積み上げてから崩れるときのすごさ。遊ぶときは猫などのいないロケーションを選ぶ必要がありそう。
ということで移動時間が長いながら満喫してきました。そしていいコミュニティだった。また日曜日一日空いたら遊びに行きたいです(ただ1日空けてピアノも休まなきゃいけないのが難点ではある)。
そして明後日からちょいと旅行です。のんびり旅ですがアクティブに、そして写真も色々撮りたいです。早起きせねば。でも楽しみ。
今日の一曲: セルゲイ・プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番第3楽章
偶然にもプロコのピアノ協奏曲「第3番」の「第3楽章」は「3拍子」とトリプル3になってます。
3拍子フィニッシュ、しかもこれはワルツとみなしてもいいのかな?でのフィニッシュは多くはない印象がありますが実際どうなんでしょう。
ワルツ・・・だと思うんですよね。3拍子でまあそれくらいの範囲のテンポで。でもワルツというのは3拍子の最初の拍が重くて残りの2拍が軽めで、というのが特徴なのですがこの楽章は全部の拍が同じ強さ。全部重い。結果全体的に重い。そこがいい。拍に強弱つけたら曲が成り立たないと思われます。
しかもこの協奏曲は第1楽章が軽めで第2楽章がちょっと重みのあるスローな楽章でそこからこれ、と進むにつれてだんだん重くなってきてるんですよね。それを第3楽章ではしっかり各拍どれも重いように書かれてプロコフィエフほんと容赦ない。バレエを書く人がこれ?ではなくてバレエを書く人だからその裏腹もお手の物なのか。
そして最後の方のピアノソロの和音がんがん繰り返し打ち付けるのは聞いてて楽しいのと大変なのが70%ずつ。プロコフィエフは細やかな動き・パワフルでも細やかさもかなりある動き・パワフルな動きが全部とにかく難しいのですが全種類ここまでに詰め込んでからの最後まで(というかどこから?)力を抜けないこのエンドは鬼畜レベルに入るんじゃないかな。
こういう曲を例えばブロンフマンが演奏すると簡単そうに聞こえそうで(3番はもってないのですが2番はブロンフマンの演奏で録音持ってます。あとブラームス2番の演奏も聞いたことあり)。
プロコフィエフに関してはちょっと苦しさが聞こえるみたいな音の方が好きだったりします。
あと洗練した音よりはがっつり&ざらざらな鋼むき出しの音が理想。
理想かどうかは試聴程度じゃわからないですが重さが大変好みなアルゲリッチの録音をリンク。
火曜日はシティで友達の編み物しながらしゃべる会、英語で通称Stich 'n' Bitchにご一緒させてもらって今日も同じ友達の誘いでボードゲーム集まりに行って来ました。
場所は以前も行きましたが彼女の住んでるシティの北電車で1時間くらいにあるとあるパブ。
元はEpping Lineと呼ばれてた路線がここ数年でSouth Morangまで延長(ちなみに終点が変わると路線名も変わります)、それがちょうど今さらに延長の工事真っ最中のエリアです。
つまりはまだ電車が通ってないので電車で終点までいってさらにバス。さらに今週末がかなり大きい工事だったようで電車がほとんど代わりのバスでした。長旅の友に編み物持ってったのですがバスではちょっと無理。(帰りは別の路線まで送ってもらいました)
今回の集まりはそういう絶賛開発中の住宅エリアの果てのボードゲームコミュニティの2週間に1回集まるイベントでした。親子連れなんかもいたり常に複数ゲームが同時進行しててなかなか賑やか。
結構色んなボードゲーム持ってる人が何人も居て(友人宅含む)さらにこないだのセールでかなり買い足したらしく色々ゲームがそろった中、今回私は4種類遊ばせてもらいました(正午から午後4時の間)。そのうち3種類が初めて遊ぶゲーム。
最初遊んだのがAzulというゲーム。これは実はシティなんかをぶらぶらしててふと目に止まって以来気になってたのですがたまたま友達のパートナーが件のセールで入手したラッキー。
プレイ中みんな昼ごはん食べてて写真が撮れなかったのですが色んなタイルをそろえたり並べたりする、基本ルールは至ってシンプルなゲーム。使うものにほとんど文字が書いてないので説明だけできれば言語問わず遊べそう。
分かりやすくて進めやすくて楽しいゲームでしたがまだまだ戦略がどうとかまではみんな思考が行きませんでしたね。しかも他のゲームだと「あそこでああしてたら」みたいに後から考えることがあるのですがこれはちょっとそういうのもなく。ただひたすら繰り返し遊んで学ぶものらしいです。
あと余談ですが(このパッケージにもなってる)ゲームで使うタイル、チョコレートとして出ないかなあ(笑)
次に遊んだのが写真でAzulの隣にあるBananagrams(パーティver.)。これは以前も遊んだことがあります。文字のタイルを並べてクロスワードを作るScrabbleと似たゲームですがBananagramsはなんといってもスピードが問われるのである意味別ゲーともいえるかも。パーティver.は取ったら特殊な行動(一種の「縛り」もありますがちょっと違うものも)をしなきゃいけないパーティタイルがいくつかあって、以前も言いましたがプレイ環境によって何を入れるか入れないか決められるのが面白い。例えば今回テーブルが長かったり人が周りに居たりで「テーブルの周りを一周する」タイルは抜いておいたり。プレイ時間が短いゲームなので何回か遊びましたが今日Bananagrams初勝利しました。運は大きかったとは思いますが。
そして初対面の人と遊んだCitadels。こちらは施設建設系のゲームでした。最初に説明するにはちょっと手間がかかりますがいざ遊び始めてみると結構わかりやすい。同系統の他のゲームと比べてちょっと特殊なのは職業システム。各プレイヤーが決まった職業で特殊能力を駆使してゲームを進めるのですがその職業が毎ラウンド選び直されること。そこからちょこちょこ派生して戦略がちょっと特殊なプランニングになるのが面白いゲームでした。
さらに他のプレイヤーを直接邪魔したりできるので特に終盤の緊張で盛り上がりましたねー。
最後にちょっと短めのプレイ時間のを、と遊んだのがSagrada。サイコロの色と目の数を規則通りに組み合わせてステンドグラスを作るゲームです。
終わりの形がこんな風。隣り合う色とか数について決まりが色々あるのをあれこれするだけでも大変で最終スコアを少しでも高くなんてことはなかなか考えられない。シンプルだけど難しい。
そしてこのゲームの面白いとこは各プレイヤーに渡される(それぞれのプレイヤーだけしか見ることができない)個人ターゲット、写真奥に写ってる共通ターゲット、そしてその左に見切れてお助けスキルがランダムで変わること。特にターゲットが変化すると最終スコアの計算方法も変わるので何回遊んでも戦略がフレッシュになりそう。
あとこのゲームはAzul以上にカラフルで遊びながら見てて楽しいです。
あと自分では遊ばなかったのですがRhino Hero Super Battleというカードを壁や床として立体に組み立てていくゲームが面白そうでした。というか5階くらいまで積み上げてから崩れるときのすごさ。遊ぶときは猫などのいないロケーションを選ぶ必要がありそう。
ということで移動時間が長いながら満喫してきました。そしていいコミュニティだった。また日曜日一日空いたら遊びに行きたいです(ただ1日空けてピアノも休まなきゃいけないのが難点ではある)。
そして明後日からちょいと旅行です。のんびり旅ですがアクティブに、そして写真も色々撮りたいです。早起きせねば。でも楽しみ。
今日の一曲: セルゲイ・プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番第3楽章
偶然にもプロコのピアノ協奏曲「第3番」の「第3楽章」は「3拍子」とトリプル3になってます。
3拍子フィニッシュ、しかもこれはワルツとみなしてもいいのかな?でのフィニッシュは多くはない印象がありますが実際どうなんでしょう。
ワルツ・・・だと思うんですよね。3拍子でまあそれくらいの範囲のテンポで。でもワルツというのは3拍子の最初の拍が重くて残りの2拍が軽めで、というのが特徴なのですがこの楽章は全部の拍が同じ強さ。全部重い。結果全体的に重い。そこがいい。拍に強弱つけたら曲が成り立たないと思われます。
しかもこの協奏曲は第1楽章が軽めで第2楽章がちょっと重みのあるスローな楽章でそこからこれ、と進むにつれてだんだん重くなってきてるんですよね。それを第3楽章ではしっかり各拍どれも重いように書かれてプロコフィエフほんと容赦ない。バレエを書く人がこれ?ではなくてバレエを書く人だからその裏腹もお手の物なのか。
そして最後の方のピアノソロの和音がんがん繰り返し打ち付けるのは聞いてて楽しいのと大変なのが70%ずつ。プロコフィエフは細やかな動き・パワフルでも細やかさもかなりある動き・パワフルな動きが全部とにかく難しいのですが全種類ここまでに詰め込んでからの最後まで(というかどこから?)力を抜けないこのエンドは鬼畜レベルに入るんじゃないかな。
こういう曲を例えばブロンフマンが演奏すると簡単そうに聞こえそうで(3番はもってないのですが2番はブロンフマンの演奏で録音持ってます。あとブラームス2番の演奏も聞いたことあり)。
プロコフィエフに関してはちょっと苦しさが聞こえるみたいな音の方が好きだったりします。
あと洗練した音よりはがっつり&ざらざらな鋼むき出しの音が理想。
理想かどうかは試聴程度じゃわからないですが重さが大変好みなアルゲリッチの録音をリンク。