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またちょっと間があいてしまいました・・・
具合は相変わらず、ですがちょっとばかり調子は落ち着いてきた・・・というか慣れてきたというか。
ピアノとか仕事とか、なんとかやってます。
Facebookの方ではオーストラリアの友達(およびオーストラリアで知り合った日本在住の友達)とつながっているのですが、特に大学時代の音楽家友達・知り合いが多いです。
メルボルンで仕事・演奏したり、卒業した後国立アカデミーに行ったり、海外の大学に行ったり他の州や海外のオケで活躍したり、みんな色々なところで色々な形で音楽に携わっています。
そんななかオケのオーディションの話が出てくることもちょくちょくあります。
一般的にオーストラリアは若い人がオケに入るのはちょっと厳しいところがあって、Permanent positionではなくCasual position(コンサートごとの契約)を受ける場合が多いようです。
オケのオーディションについてよく話題になるのが「Orchestral Excerpts」。
オーディションではコンチェルトなどのソロレパートリーからの課題曲も必要になりますが、もちろんソロのスキルとオケのスキルはちょっと違うのでオケのレパートリーからの課題曲も必要になります。これがOrchestral Excerpts。
様々なオケ曲の一部(楽譜にして1ページもない長さ)を切り取って、いくつか(数はオケによるようです)課題としてオーディションで弾く、という仕組み。
最近ではインターネットで検索してみれば世界中のオケのオーディションで使われるExcerptsのリスト(曲・箇所)や楽譜が見れるところがありますし、Excerptsを集めた本、というか楽譜も売っています。5月に両親がこっちに来たときに父がトランペットのExcerptsをCD-ROMに集めたやつを買ってきましたしね!(演奏+楽譜pdf。他の楽器のコレクションももちろんあり)便利な世の中になってます。
たしか金管楽器とかはAMEBのExamでもExcerpts吹かなくちゃいけないんじゃなかったっけ・・・?(記憶あやふや)
回数は少ないながらもユースオケとかAustralian Youth Orchestraでチェロ・ピアノどちらもオケのオーディションを受けたことはあります。あとユースオケの最後の何年かはチェロのExcerptsを選ばせてもらったこともあります。
あとホルン友達でオーディションをちょこちょこ経験した人の話を聞いたことがあったりで、なのでチェロとホルンは比較的excerptsに馴染んでますが、他の楽器はちょろっと調べただけなのでちょっと自信がない。
でも普通に曲を聴いていても「あ、ここオーディションででるんじゃないか」みたいなとこはなんとなくわかります。
一つのオーディションに設定されたいくつかのExcerptsはもちろん奏者を評価するためのものなんで奏者を技巧的、音楽的に精査することができるパッセージが必要になるんですよね。
奏者としてもExcerptsを見て何が求められているのか理解する必要がある。
以前見て「へー」と思ったのですがが、フルートからファゴットまで木管ほぼ全部の楽器でメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」の「スケルツォ」がExcerptのリストに頻出するんですよね。これは軽やかで速い、技巧的なパッセージ。(実際のオケでの演奏だと木管全体のアンサンブルが問われる、とても難しいパッセージです)
フルートだと去年ユースオケでやったラヴェルの「ダフニスとクロエ」の後半の長ーいフルートソロもExcerptsとして出るらしいですね。音の美しさ、技巧、そして推測ですが「度胸」もものすごく重要になりそう。
チェロだとたいていモーツァルトとブラームスの交響曲から一つはでる印象が。
こないだメル響で聴いたモーツァルトの「ジュピター」(交響曲第41番)の第4楽章なんか実際の曲よりも「あ、これオーディションでやった」という印象が強い(笑)
ブラームスは交響曲第2番のスローな楽章とか交響曲第3番の第3楽章とかスローで歌わせるメロディーのExcerptsが常連ですね。難しいですがオケで弾いててものすごく気持ちいいパッセージ。
弾いたことがないですがシュトラウスの「英雄の生涯」の冒頭もチェロ・コントラバス・ホルンでよく出るらしいですね。
ホルンはちょっと特殊で、高音のパートと低音のパートで別にオーディションをやることがあって、Excerptsも高音用と低音用があるとのことです。(前も書いてると思いますがホルンは高音と低音で使う唇の筋肉が違うため得意不得意があるんですよね)
低音のExcerptにはほぼ間違いなくショスタコ5番の第1楽章(真ん中くらいかな、ピアノが入ってくるとこ)が出てくるので有名。
高音は記憶が定かではないのですが、こないだホルン友達がfacebookで「これ曲のどこらへん?録音聴いても分からないんだけど」と尋ねていたヤナーチェクの何らかのオペラ(覚えてない)の高音パッセージは私が見ても地獄としか言いようがなかったです。ものすごく音が高くて、ずっと高くて、しかもメロディーでもなんでもないという。
高音のホルンのExcerptsでラヴェルとかでるのかな。ラヴェル全般ホルンには恐ろしいですからね。
ピアノ・・・については未だに謎なところが。
私が1回AYOを受けたときはピアノのExcerptsはオケだけでなく室内楽のも入ってて、確かオケはショスタコ1番第4楽章だけだったような記憶が。
もともとの曲の数が少ないですし、オーディション以外のシステムでピアニスト・チェレスタ奏者をCasualで雇ってるオケも多いと思われるので比較的データが少なかったりします。
チェレスタについてはこの話は論外ですね、専攻する楽器ではないですから(でもチェレスタでExcerptリスト作っても面白・・・・くはないかなあ)
で、思うのはこういうExcerptsをオーディションに出てくるパッセージとして練習し学ぶのと、同じパッセージをオケのリハーサルを通じて、曲全体&オケ全体の中で体験するのはやっぱり違うだろうな、ということ。
なのでユースオケで様々なレパートリーを実際に弾いて体験する、というのは将来のオケ奏者を育てるのにとても貴重で有用なことだと思います。
(それからこのExcerptsはオーディションで「奏者の実際のオケ経験を測るため」のものでもあるってことなんですね)
先ほども書きましたように私はオケのオーディション経験が少ないですが、やっぱり憧れみたいなものもあってExcerptsというものが好きなんですよね。
それからExcerptsを通じて楽器の難しさ、奏者が向き合うものなどオケの「ミクロ」の部分、「人間個人」の部分を見るのが好きです。音楽を音楽として楽しむのとはまた違う楽しみで、違う考え方が必要で。それが面白い。
それを他の人に、オケの外にいる人にどうやって伝え表現したらいいのかはまだまだ悩んでいるところで、今日のエントリーもそのぐるぐるの中書いたものですっかり乱文と化してしまいましたがこれからもなんとか形にしようと試行錯誤していきたいと思います。
今日の一曲: リヒャルト・シュトラウス 「英雄の生涯」より「英雄」
シュトラウスといえばホルン!英雄の生涯での英雄はホルン!なんですが先ほども書いたようにこの冒頭の「英雄のテーマ」の部分はチェロとコントラバスも聴かせどころ。録音で聴くとコントラバスのごうごうした低音がかっこいいですし、生で見るとダイナミックな低音弦の動きがかっこいい!
同時代で何かと並べて語られる、というか似たもの扱いされるマーラーとの違い、というのがこの「英雄」の部分にものすごく現れてると思います。とにかく前向きで、半端ない推進力で、上に向かうパッセージの勢いの良さ。なんでしょうね、この男性ホルモンにあふれた感じ(笑)
(マーラーは基本根暗ですし、勝ち誇ったようなパッセージでももっとその場での満足みたいなベクトルが働くようです)
似たようなポジティブさはシュトラウスの書いた2つのホルン協奏曲でも見られます。どちらも名曲ですが、特に第2番がおすすめ。
この冒頭で聞こえる「英雄のテーマ」はこの曲を通じて様々な形で現れます。ときに戦い、時に内面を見つめ、でもこの上昇するアルペジオの勢いは誇り高く不滅というか、とにかくくじけない。
「英雄の生涯」はなんかこれぞ「人間の英雄」、というかこれぞ男、というか、ちょっとステレオタイプ化した感はあるながらもそんな夢とロマンと理想と希望を感じます。
特に若い音楽家に人気な曲なのは曲の完成度や弾いてて楽しいところだけじゃなく、そういう感じがあるからなのかな。
(逆にそういうところとかポジティブさとかが自分がこの曲をはじめシュトラウスの音楽をちょっと苦手としている理由なのですが・・・)
男の夢を語りたいとき、男性ホルモンをboostしたいとき(?)、若い心に戻りたいときなどにオススメ・・・・かな?
もちろん冒頭だけじゃなく「英雄の生涯」通して聴いてくださいね♪
(録音によっては1トラックになってるもの、セクションで分かれてるものがあります)
具合は相変わらず、ですがちょっとばかり調子は落ち着いてきた・・・というか慣れてきたというか。
ピアノとか仕事とか、なんとかやってます。
Facebookの方ではオーストラリアの友達(およびオーストラリアで知り合った日本在住の友達)とつながっているのですが、特に大学時代の音楽家友達・知り合いが多いです。
メルボルンで仕事・演奏したり、卒業した後国立アカデミーに行ったり、海外の大学に行ったり他の州や海外のオケで活躍したり、みんな色々なところで色々な形で音楽に携わっています。
そんななかオケのオーディションの話が出てくることもちょくちょくあります。
一般的にオーストラリアは若い人がオケに入るのはちょっと厳しいところがあって、Permanent positionではなくCasual position(コンサートごとの契約)を受ける場合が多いようです。
オケのオーディションについてよく話題になるのが「Orchestral Excerpts」。
オーディションではコンチェルトなどのソロレパートリーからの課題曲も必要になりますが、もちろんソロのスキルとオケのスキルはちょっと違うのでオケのレパートリーからの課題曲も必要になります。これがOrchestral Excerpts。
様々なオケ曲の一部(楽譜にして1ページもない長さ)を切り取って、いくつか(数はオケによるようです)課題としてオーディションで弾く、という仕組み。
最近ではインターネットで検索してみれば世界中のオケのオーディションで使われるExcerptsのリスト(曲・箇所)や楽譜が見れるところがありますし、Excerptsを集めた本、というか楽譜も売っています。5月に両親がこっちに来たときに父がトランペットのExcerptsをCD-ROMに集めたやつを買ってきましたしね!(演奏+楽譜pdf。他の楽器のコレクションももちろんあり)便利な世の中になってます。
たしか金管楽器とかはAMEBのExamでもExcerpts吹かなくちゃいけないんじゃなかったっけ・・・?(記憶あやふや)
回数は少ないながらもユースオケとかAustralian Youth Orchestraでチェロ・ピアノどちらもオケのオーディションを受けたことはあります。あとユースオケの最後の何年かはチェロのExcerptsを選ばせてもらったこともあります。
あとホルン友達でオーディションをちょこちょこ経験した人の話を聞いたことがあったりで、なのでチェロとホルンは比較的excerptsに馴染んでますが、他の楽器はちょろっと調べただけなのでちょっと自信がない。
でも普通に曲を聴いていても「あ、ここオーディションででるんじゃないか」みたいなとこはなんとなくわかります。
一つのオーディションに設定されたいくつかのExcerptsはもちろん奏者を評価するためのものなんで奏者を技巧的、音楽的に精査することができるパッセージが必要になるんですよね。
奏者としてもExcerptsを見て何が求められているのか理解する必要がある。
以前見て「へー」と思ったのですがが、フルートからファゴットまで木管ほぼ全部の楽器でメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」の「スケルツォ」がExcerptのリストに頻出するんですよね。これは軽やかで速い、技巧的なパッセージ。(実際のオケでの演奏だと木管全体のアンサンブルが問われる、とても難しいパッセージです)
フルートだと去年ユースオケでやったラヴェルの「ダフニスとクロエ」の後半の長ーいフルートソロもExcerptsとして出るらしいですね。音の美しさ、技巧、そして推測ですが「度胸」もものすごく重要になりそう。
チェロだとたいていモーツァルトとブラームスの交響曲から一つはでる印象が。
こないだメル響で聴いたモーツァルトの「ジュピター」(交響曲第41番)の第4楽章なんか実際の曲よりも「あ、これオーディションでやった」という印象が強い(笑)
ブラームスは交響曲第2番のスローな楽章とか交響曲第3番の第3楽章とかスローで歌わせるメロディーのExcerptsが常連ですね。難しいですがオケで弾いててものすごく気持ちいいパッセージ。
弾いたことがないですがシュトラウスの「英雄の生涯」の冒頭もチェロ・コントラバス・ホルンでよく出るらしいですね。
ホルンはちょっと特殊で、高音のパートと低音のパートで別にオーディションをやることがあって、Excerptsも高音用と低音用があるとのことです。(前も書いてると思いますがホルンは高音と低音で使う唇の筋肉が違うため得意不得意があるんですよね)
低音のExcerptにはほぼ間違いなくショスタコ5番の第1楽章(真ん中くらいかな、ピアノが入ってくるとこ)が出てくるので有名。
高音は記憶が定かではないのですが、こないだホルン友達がfacebookで「これ曲のどこらへん?録音聴いても分からないんだけど」と尋ねていたヤナーチェクの何らかのオペラ(覚えてない)の高音パッセージは私が見ても地獄としか言いようがなかったです。ものすごく音が高くて、ずっと高くて、しかもメロディーでもなんでもないという。
高音のホルンのExcerptsでラヴェルとかでるのかな。ラヴェル全般ホルンには恐ろしいですからね。
ピアノ・・・については未だに謎なところが。
私が1回AYOを受けたときはピアノのExcerptsはオケだけでなく室内楽のも入ってて、確かオケはショスタコ1番第4楽章だけだったような記憶が。
もともとの曲の数が少ないですし、オーディション以外のシステムでピアニスト・チェレスタ奏者をCasualで雇ってるオケも多いと思われるので比較的データが少なかったりします。
チェレスタについてはこの話は論外ですね、専攻する楽器ではないですから(でもチェレスタでExcerptリスト作っても面白・・・・くはないかなあ)
で、思うのはこういうExcerptsをオーディションに出てくるパッセージとして練習し学ぶのと、同じパッセージをオケのリハーサルを通じて、曲全体&オケ全体の中で体験するのはやっぱり違うだろうな、ということ。
なのでユースオケで様々なレパートリーを実際に弾いて体験する、というのは将来のオケ奏者を育てるのにとても貴重で有用なことだと思います。
(それからこのExcerptsはオーディションで「奏者の実際のオケ経験を測るため」のものでもあるってことなんですね)
先ほども書きましたように私はオケのオーディション経験が少ないですが、やっぱり憧れみたいなものもあってExcerptsというものが好きなんですよね。
それからExcerptsを通じて楽器の難しさ、奏者が向き合うものなどオケの「ミクロ」の部分、「人間個人」の部分を見るのが好きです。音楽を音楽として楽しむのとはまた違う楽しみで、違う考え方が必要で。それが面白い。
それを他の人に、オケの外にいる人にどうやって伝え表現したらいいのかはまだまだ悩んでいるところで、今日のエントリーもそのぐるぐるの中書いたものですっかり乱文と化してしまいましたがこれからもなんとか形にしようと試行錯誤していきたいと思います。
今日の一曲: リヒャルト・シュトラウス 「英雄の生涯」より「英雄」
シュトラウスといえばホルン!英雄の生涯での英雄はホルン!なんですが先ほども書いたようにこの冒頭の「英雄のテーマ」の部分はチェロとコントラバスも聴かせどころ。録音で聴くとコントラバスのごうごうした低音がかっこいいですし、生で見るとダイナミックな低音弦の動きがかっこいい!
同時代で何かと並べて語られる、というか似たもの扱いされるマーラーとの違い、というのがこの「英雄」の部分にものすごく現れてると思います。とにかく前向きで、半端ない推進力で、上に向かうパッセージの勢いの良さ。なんでしょうね、この男性ホルモンにあふれた感じ(笑)
(マーラーは基本根暗ですし、勝ち誇ったようなパッセージでももっとその場での満足みたいなベクトルが働くようです)
似たようなポジティブさはシュトラウスの書いた2つのホルン協奏曲でも見られます。どちらも名曲ですが、特に第2番がおすすめ。
この冒頭で聞こえる「英雄のテーマ」はこの曲を通じて様々な形で現れます。ときに戦い、時に内面を見つめ、でもこの上昇するアルペジオの勢いは誇り高く不滅というか、とにかくくじけない。
「英雄の生涯」はなんかこれぞ「人間の英雄」、というかこれぞ男、というか、ちょっとステレオタイプ化した感はあるながらもそんな夢とロマンと理想と希望を感じます。
特に若い音楽家に人気な曲なのは曲の完成度や弾いてて楽しいところだけじゃなく、そういう感じがあるからなのかな。
(逆にそういうところとかポジティブさとかが自分がこの曲をはじめシュトラウスの音楽をちょっと苦手としている理由なのですが・・・)
男の夢を語りたいとき、男性ホルモンをboostしたいとき(?)、若い心に戻りたいときなどにオススメ・・・・かな?
もちろん冒頭だけじゃなく「英雄の生涯」通して聴いてくださいね♪
(録音によっては1トラックになってるもの、セクションで分かれてるものがあります)
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ちょっと更新してない間に訪問ありがとうございます~
そしていつもある程度そうなんですが最近specificな検索キーワードで来てる方が結構居て、なんだかお求めのものが提供できてなくてすみません・・・(汗)
最近ちょっと調子が下降気味なので更新頻度も低めになるかも。
でも今日はちょっと元気がでました。寒い中ロルカでHuevos al la Flamenca食べて(口の中やけどして)、Thomas' MusicでCD買いました。
前回のエントリーで友達からアドバイスいただいたアンネ=ゾフィー・ムター演奏のブラームスのバイオリンソナタ(10ドルでした)。
そして後はどうしようかなーと30分ほどぐるぐる回って悩んだ結果最初に知ってからもう何年も経ってしまったアルヴォ・ペルトの「Tabula Rasa」、そしてふと手に取ったショスタコーヴィチの交響曲第10番(まだ6番も8番もちゃんと聴いてないけど!)。
今回なるべく聞いたことのない曲を買う、と決めてたのが長く悩んだ要因ですね。持ってる曲の別の録音、とか前借りた録音を実際に入手する、というのならこんなには迷わない(笑)
でも今日ブラームスとペルトを聞いて「出会って良かった!」と本当に思いました。新しく友達ができるのもいいけれど、新しくいい音楽に合うのも本当に心に良いです。
もちょっと聴いてからここでも紹介してきますね。日本で頼んだCDもいずれこちらに来るので楽しみ。そしてiTunes storeでも買う予定があるのでもうちょっと先に。
そして昨日、胃の内視鏡検査に関する書類が届きました。
質問票とか同意文書とか、そういう似たものを仕事で扱ったことがあるのでまず書体というか文書に興味津々。
そうそう、今回胃カメラを飲む(そうです、口からです。鼻から入れるタイプもあると聞いたことがありますが)に当たって、短時間の全身麻酔みたいなもの(sedativesと説明しましたが)を使うそうです。全身麻酔とはちょっと違うみたいで、ちょっとの間眠ってるようになるらしく、処置は感じず覚えてない、という感じだそうで(そうですよね、食道の動きとかも見なくちゃいけないですから全部寝ちゃいけませんもんね)。
そういうこともあってか質問票もかなり詳しいです。気をつけて記入しなきゃ。
で、入院は3~4時間くらいの時間なんですが、その短時間麻酔があるために処置の後一人で帰っちゃいけないらしいです。タクシーでも付き添いで、ということで。ちょうど近くで働いてる妹の都合がつくかどうか・・・そういうところ不便だなあ。
ちなみにオーストラリアでは一般的に親知らずを抜くとき全身麻酔ですがそのときもそうなのかな。(私は矯正の前に奥歯を局所麻酔で抜いたのですが親知らずは抜いてない)
そして処置後はその日いっぱい休め、とのことです。きっとその件については大丈夫。
とにかく色々興味津々ですよ、この内視鏡を巡る諸々。
先ほど書きました文書についてはもちろん、麻酔についてももっと知りたいですし、それからこういう検査に用いるこういう機器についても仕事で扱ったことがあるので(仕事ディスクに一件見つかったんですが他にもあったはず)、それも興味津々です。「こんなの入れます」って見せてもらえるのかな。聞いたら見せてくれるかな(笑)
母の話だと内視鏡もメイド・イン・ジャパンが多いらしいです。オリンパスの世界シェアが7割、ということらしいです。
あと今回の検査では内視鏡で見るだけじゃなくてピロリウイルスの検査もやるはずなので、生検(組織の一部を採取すること)もやるはず。内視鏡と一緒に入れる生検鉗子も見れるかな。わくわく。
検査を受けることも大事ですが、同時に貴重な機会でもあります。
実は今はそこまで胃・食道が悪いわけじゃないのですが、それでもやっぱり日本人はピロリ感染ならびに胃がんのリスクが高いのでやっぱりやっておかないと。(ちなみに看護師をやっている親友によるとオーストラリア人は肉食文化なので大腸がんが多いそうです。皮膚がんも少なくなってきてるけどまだまだ多い、という話で皮膚がんの転移箇所4つを教えてもらったのですがもう忘れちゃった・・・)
ともかくまた逆流が起きないように検査で原因がわかるといいなと思います。
そしてこの冬は心身諸々気をつけます。
今日の一曲: イーゴリ・ストラヴィンスキー 「火の鳥」組曲より「序曲」
つい昨日ちょっとコントラバスのことを考えていて。実はファゴットとコントラバスはソロレパートリーを手元に一つも持ってないのですが(ヒンデミット狙い目?)、オケではどこで活躍してるかな、と思ってたのですが。
コントラバスがかっこいいところってマーラー1番やキージェのソロももちろんですが、もっと目立たない、メロディーとかソロとかないところでも結構あるな、と思ったのです。ごうごういう、アクティブな面。
そうやって「コントラバスの活躍」を追ってると割と作曲家が偏る感じがあるんですよね。マーラーとか、ストラヴィンスキー、リヒャルト・シュトラウス、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ、クラムあたり。
そんな中でもコントラバスが密かになかなかいい味だしているんじゃないか、と思うのがこの曲。
魔王と火の鳥が住む気味悪い暗い森を表す、「火の鳥」の物語の最初のシーンを描写する音楽です。
ストラヴィンスキーは「春の祭典」でその前衛的・革命的な音楽スタイルが話題になりましたが、でもその前の前に書かれたこの「火の鳥」でも、特にこの序曲はかなり革新的な作曲テクニックと描写法が使われてると思います。(もっとも「春の祭典」のスキャンダルは主に振り付けの方がターゲットでしたが)
7つフラットの変イ短調という調に始まり、進む方向の定まらないハーモニー、弦の特殊奏法(ハーモニクス、耳を澄ましてると高音で突然聞こえますよ)、などなど。
そんななかコントラバスはずっとベースラインを淡々と担っています。たいしたことないっちゃあないのかもしれませんが、でもこの森の暗さと不気味さはコントラバスの低いピッチとうなるような音色があってこそ。
しかもコントラバスのセクションが2つのパートに分かれて、同じパッセージを弓を使って&ピチカートで(弦を弾いて)弾いてる、という仕組み。
ストラヴィンスキーはオケのものすごく細部までこだわることで有名ですが、この「序曲」一つとってもそのこだわりと匠の技の片鱗というか、そういうものが見てとれますね。
これはもちろん「序曲」ですので組曲通して、そしてできればバレエ全曲通して(組曲の方が一般に演奏されます)聞いてストラヴィンスキーの色彩・オケ技・おとぎ話の世界を味わってもらいたいと思います。
ちなみに「火の鳥」(そして他の一部のストラヴィンスキーの楽曲)は複数版があって、私の印象だと初期の版はちょっとウェットな感じ、後の版はドライでちょっとトリッキーな印象があります。でもどれも素晴らしいので全部まとめておすすめです。
そしてリンクした録音はなぜか「火の鳥」がホルストの「惑星」とカップリングされている、という面白い録音(火の鳥は1919版、早い版です)。試聴があったのでリンクしました。
色彩のあふれ方とかアプローチしやすさのレベルとか、確かにちょっと似たところはあるかも?
そしていつもある程度そうなんですが最近specificな検索キーワードで来てる方が結構居て、なんだかお求めのものが提供できてなくてすみません・・・(汗)
最近ちょっと調子が下降気味なので更新頻度も低めになるかも。
でも今日はちょっと元気がでました。寒い中ロルカでHuevos al la Flamenca食べて(口の中やけどして)、Thomas' MusicでCD買いました。
前回のエントリーで友達からアドバイスいただいたアンネ=ゾフィー・ムター演奏のブラームスのバイオリンソナタ(10ドルでした)。
そして後はどうしようかなーと30分ほどぐるぐる回って悩んだ結果最初に知ってからもう何年も経ってしまったアルヴォ・ペルトの「Tabula Rasa」、そしてふと手に取ったショスタコーヴィチの交響曲第10番(まだ6番も8番もちゃんと聴いてないけど!)。
今回なるべく聞いたことのない曲を買う、と決めてたのが長く悩んだ要因ですね。持ってる曲の別の録音、とか前借りた録音を実際に入手する、というのならこんなには迷わない(笑)
でも今日ブラームスとペルトを聞いて「出会って良かった!」と本当に思いました。新しく友達ができるのもいいけれど、新しくいい音楽に合うのも本当に心に良いです。
もちょっと聴いてからここでも紹介してきますね。日本で頼んだCDもいずれこちらに来るので楽しみ。そしてiTunes storeでも買う予定があるのでもうちょっと先に。
そして昨日、胃の内視鏡検査に関する書類が届きました。
質問票とか同意文書とか、そういう似たものを仕事で扱ったことがあるのでまず書体というか文書に興味津々。
そうそう、今回胃カメラを飲む(そうです、口からです。鼻から入れるタイプもあると聞いたことがありますが)に当たって、短時間の全身麻酔みたいなもの(sedativesと説明しましたが)を使うそうです。全身麻酔とはちょっと違うみたいで、ちょっとの間眠ってるようになるらしく、処置は感じず覚えてない、という感じだそうで(そうですよね、食道の動きとかも見なくちゃいけないですから全部寝ちゃいけませんもんね)。
そういうこともあってか質問票もかなり詳しいです。気をつけて記入しなきゃ。
で、入院は3~4時間くらいの時間なんですが、その短時間麻酔があるために処置の後一人で帰っちゃいけないらしいです。タクシーでも付き添いで、ということで。ちょうど近くで働いてる妹の都合がつくかどうか・・・そういうところ不便だなあ。
ちなみにオーストラリアでは一般的に親知らずを抜くとき全身麻酔ですがそのときもそうなのかな。(私は矯正の前に奥歯を局所麻酔で抜いたのですが親知らずは抜いてない)
そして処置後はその日いっぱい休め、とのことです。きっとその件については大丈夫。
とにかく色々興味津々ですよ、この内視鏡を巡る諸々。
先ほど書きました文書についてはもちろん、麻酔についてももっと知りたいですし、それからこういう検査に用いるこういう機器についても仕事で扱ったことがあるので(仕事ディスクに一件見つかったんですが他にもあったはず)、それも興味津々です。「こんなの入れます」って見せてもらえるのかな。聞いたら見せてくれるかな(笑)
母の話だと内視鏡もメイド・イン・ジャパンが多いらしいです。オリンパスの世界シェアが7割、ということらしいです。
あと今回の検査では内視鏡で見るだけじゃなくてピロリウイルスの検査もやるはずなので、生検(組織の一部を採取すること)もやるはず。内視鏡と一緒に入れる生検鉗子も見れるかな。わくわく。
検査を受けることも大事ですが、同時に貴重な機会でもあります。
実は今はそこまで胃・食道が悪いわけじゃないのですが、それでもやっぱり日本人はピロリ感染ならびに胃がんのリスクが高いのでやっぱりやっておかないと。(ちなみに看護師をやっている親友によるとオーストラリア人は肉食文化なので大腸がんが多いそうです。皮膚がんも少なくなってきてるけどまだまだ多い、という話で皮膚がんの転移箇所4つを教えてもらったのですがもう忘れちゃった・・・)
ともかくまた逆流が起きないように検査で原因がわかるといいなと思います。
そしてこの冬は心身諸々気をつけます。
今日の一曲: イーゴリ・ストラヴィンスキー 「火の鳥」組曲より「序曲」
つい昨日ちょっとコントラバスのことを考えていて。実はファゴットとコントラバスはソロレパートリーを手元に一つも持ってないのですが(ヒンデミット狙い目?)、オケではどこで活躍してるかな、と思ってたのですが。
コントラバスがかっこいいところってマーラー1番やキージェのソロももちろんですが、もっと目立たない、メロディーとかソロとかないところでも結構あるな、と思ったのです。ごうごういう、アクティブな面。
そうやって「コントラバスの活躍」を追ってると割と作曲家が偏る感じがあるんですよね。マーラーとか、ストラヴィンスキー、リヒャルト・シュトラウス、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ、クラムあたり。
そんな中でもコントラバスが密かになかなかいい味だしているんじゃないか、と思うのがこの曲。
魔王と火の鳥が住む気味悪い暗い森を表す、「火の鳥」の物語の最初のシーンを描写する音楽です。
ストラヴィンスキーは「春の祭典」でその前衛的・革命的な音楽スタイルが話題になりましたが、でもその前の前に書かれたこの「火の鳥」でも、特にこの序曲はかなり革新的な作曲テクニックと描写法が使われてると思います。(もっとも「春の祭典」のスキャンダルは主に振り付けの方がターゲットでしたが)
7つフラットの変イ短調という調に始まり、進む方向の定まらないハーモニー、弦の特殊奏法(ハーモニクス、耳を澄ましてると高音で突然聞こえますよ)、などなど。
そんななかコントラバスはずっとベースラインを淡々と担っています。たいしたことないっちゃあないのかもしれませんが、でもこの森の暗さと不気味さはコントラバスの低いピッチとうなるような音色があってこそ。
しかもコントラバスのセクションが2つのパートに分かれて、同じパッセージを弓を使って&ピチカートで(弦を弾いて)弾いてる、という仕組み。
ストラヴィンスキーはオケのものすごく細部までこだわることで有名ですが、この「序曲」一つとってもそのこだわりと匠の技の片鱗というか、そういうものが見てとれますね。
これはもちろん「序曲」ですので組曲通して、そしてできればバレエ全曲通して(組曲の方が一般に演奏されます)聞いてストラヴィンスキーの色彩・オケ技・おとぎ話の世界を味わってもらいたいと思います。
ちなみに「火の鳥」(そして他の一部のストラヴィンスキーの楽曲)は複数版があって、私の印象だと初期の版はちょっとウェットな感じ、後の版はドライでちょっとトリッキーな印象があります。でもどれも素晴らしいので全部まとめておすすめです。
そしてリンクした録音はなぜか「火の鳥」がホルストの「惑星」とカップリングされている、という面白い録音(火の鳥は1919版、早い版です)。試聴があったのでリンクしました。
色彩のあふれ方とかアプローチしやすさのレベルとか、確かにちょっと似たところはあるかも?
マーラー4番のコンサートのエントリーに拍手&コメントありがとうございます!
(お返事済です~)
今日はユースオケのマネージャーをやっている友達から「2005年の「春の祭典」のコンサートのチェロセクションに名前があったけどまだチェロ弾いてる?今度のユースオケでやるベルリオーズのレクイエムで弾けない?」という内容のメールが来ました。
まあ昔のもんが出てきますね!びっくりして笑いました!ユースオケでチェロを弾いた最後のコンサートでした、春の祭典。火の鳥に始まって春の祭典で終わったんです。
もちろんもう何年もチェロ弾いてないのでベルリオーズの件はお断りしたのですが、なんだか不思議な感覚でした。
先週・今週と国立音楽アカデミー(ANAM)で友達のリサイタルに行って来ました。
(一応アカデミーのカリキュラムの一環で採点される課題でもありますが、同時に公的なコンサート・イベントでもありましたので彼女はちゃんと奏者として名前出しますね)
リサイタルは1時間、室内楽とソロどっちもありのコンサートでした。プログラムはこんな感じ:
<ANAMリサイタルシーズン2: Emma Hunt>
Emma Hunt(バイオリン)
モーツァルト ピアノ四重奏曲第1番ト短調 K.478
ブラームス バイオリンソナタ第1番ト長調 op.78 (日本語では「雨の歌」という通称がついてるみたいですね)
エマとは大学時代から仲が良くて、室内楽で一緒に弾いたことも何回かあって。
だからプログラムを最初みたとき曲のチョイスがものすごく彼女らしくてちょっと笑いそうになりました。
得意なのはロマン派以前、ショーピース的なものは嫌いでじっくり真面目に音楽に向き合いたいタイプで、感情をがっつりぶつけるような曲も大好き。
私との音楽の好みは接点がある程度はあるものの、結構違うところが多かったりします。
そんなエマのブラームスト長調が聞いてみたい、とずっと思ってたのでこのコンサートは願ったり叶ったりでした。行かないわけがない。
モーツァルトはアカデミーの仲間達との演奏でした。面白い曲ですね。
プログラムノートにもwikipediaにも出版社から「こんな難解な曲は売れない」って言われたらしいのですが確かにこう、モーツァルトにしては玄人向けというか、しっかり系というか。
で、この演奏を聴いていて思ったのはピアノ四重奏曲って作曲家によって楽器の使い方というか組み合わせ方に差がでるな、と。フォーレは弦vsピアノ(ピアノ五重奏みたいな)みたいな印象、ブラームスはもっと複雑な細工をちょこちょこしてる印象がありますが、モーツァルトはバイオリンとビオラにタッグを組ませるんですよね。第1バイオリン&第2バイオリンのように。元々モーツァルトもビオラ弾き(&バイオリン弾き)でしたし、ビオラのパートがかなり複雑でバイオリンに寄り添うようなパート。今回の演奏でエマはいい(ビオラの)友達を持ったな、と思いました。
ブラームスはエマももちろんですがピアノの伴奏をやっていた方の演奏も良かったです。最初の和音から暖かみがこぼれるこぼれる。
昔よく近くで聴いていたバイオリンの音色はあの頃よりずっと強くなって、弓のコントロールもしっかりして。体とバイオリンがものすごく自然に繋がっているというか、体の動きが無駄なく音になる感じ。
なんか「メロディーを歌い上げるために生まれた人っているんだなあ」と思いました。音楽家って様々な分野やスキルに秀でた、向いた人っているんですがバイオリンでこれでもかとメロディーを聴かせる存在感がエマにはあって。
特に第2楽章のスローなのが本当に、本当にdivineとしか言い様のない演奏でした。
で、実は演奏中にらしくない音程の外れが結構あるな、と思ってたら、後で「数日前にバイオリンにひびが入って友達のを借りた」ということが判明し。そのことを差し引いても本人は色々満足いってないところが多かったようなのですが・・・
いざリサイタルの数日前でそんなことが起こってここ何日かきっとものすごいストレスを感じてたでしょうし、楽器も心配ですし修理にはなかなかお金もかかりますし。
でもそれを後で知るとあのブラームスの第2楽章は本当に奇跡の演奏でしたね。ダブルストップ(2つの音を同時に弾く)がものすごく多い楽章なんですよ、あれ。
そしてコンサートの後は聴衆ともども飲み会へ。エマはいつも通ってる教会の友達などもいるので友達の年齢層が広いなあ、と改めて。
そして改めてもう一つ、大学からの友達で今回集まったのは女の子が多かったですね。あの子はかわいらしい子で(小柄で金髪でりんごほっぺ、はもちろん性格も)とにかく愛らしい存在で特に女の子に愛されるんだな、と。
まあとにかく女の子中心の年齢幅広い20人ほどのあつまりがサウスメルボルンのHoney Barになだれこんだらお店の方が普段パーティー用に貸し出してる2階をセットアップしてくれました。(そうそう、ここにいる間に地震があったらしくfacebookではネタを主に騒ぎになってましたが、トラムが通る道とトラムが通る道の角なのでトラムかと思ったし、チェロも倒れませんでしたしねー)
コンサートが6時だったんで飲むだけじゃなくて食べました。私は控えめにサガナキ食べましたが(ご飯と言うよりおつまみですねー)、エマを始め私と同じくらいの体格の女の子でも高さ20cmくらいのビーフバーガー食べててなんか敗北感(笑)
ピアノ四重奏でビオラ弾いてた可愛い女の子とお知り合いになりましたよー♪綾瀬はるかにちょっと似た?アジアと白人ハーフの子(割とハーフの子多いんですよね、知り合いに。特にアカデミー周りは密度高いような)。こんなに小柄で顔も小さいのにビオラを持っても不自然に見えないのが不思議。(小さいビオラなのかなあ)
あと同じくピアノ四重奏のチェロ弾きの男の子ともお知り合いになりましたがあんまりお話できませんでした。また別の機会に。
今回何年も合ってなかった大学の友達に何人も再会できたのも嬉しかったです。
その中の一人はバイオリンの女の子で(彼女もハーフなんですよね)、もう高校の頃から10年間も慢性疲労症候群を患っていて大学でも例えば大学のオケでは弾かなかったり、色々支障があったみたいなのですが今は演奏も含めて自分に合ったライフスタイルを送っているようでなにより。持病の性質は違ってもちょっと通じるところがあって(彼女も冬つらいらしいです)、心強い存在です。
友達みんな、こないだfacebookでお知らせした誕生日drinksのことも気にとめて、今度リサイタルやると言ったら(周りに言わないとびびって逃げるおそれあり)背中を押してくれて応援してくれて。
最近冬に負けてちょっとめげ気味なところがあるので本当に、本当に嬉しかったです。これを糧としてもうちょっとがんばれる気がします。
今日の一曲: ヨハネス・ブラームス バイオリンソナタ第1番 第2楽章
今回のリサイタルで最高だと思ったこの楽章を。
ブラームスは3つバイオリンソナタ(+α)を書いていてこのop.78が第1番。結構後期に寄ってるんですよね。ビオラソナタはもっと遅いですが。
ト長調のソナタの真ん中の楽章が変ホ長調、とちょっと変わった取り合わせ(ブラームスはでもそういうことよくやってるかも)。でも変ホ長調は同じブラームスだったらドイツレクイエムの第4楽章とかホルン三重奏曲とかでも使われている、独特の暖かみを表現する調。
バイオリンはあんなに小さな楽器なのにどんな大きな(音量以外の意味で!)音がでるか、というのを思い知る楽章です。
あんな小さなボディにこんなにも人間の思いや感情を凝縮することができる、本当に見かけ以上のものを持っている楽器。
ブラームスはビオラソナタやチェロソナタでみられる豊かな音色をさらに小さいこのバイオリンで再現するすばらしさ。G弦が本当にうなります。泣きます。
その豊かさのエレメントの一つがさっきも言いましたダブルストップの響きで。ピアノの伴奏があればバイオリンはメロディーに専念してハーモニーは担当する必要はない、という単純な話ではなく、バイオリンの音を重ねることによる音色、響き、独特の緊張感とか、本当にpreciousです。
(でも私はチェロを弾いてたときはダブルストップ大嫌いでした。手が小さいと余計に音程とるのが難しい!)
ブラームスの生きていた時代をロマン派、と言いますが、これはドイツの文学分野から広がった傾向で、ざっくり言えば人間の感情や苦悩、とにかく人間性というか人間の人間らしいところを素直に美しく表現するような芸術の傾向で。
この曲を聴くとやっぱりブラームスっていいなあ、だけじゃなくバイオリンっていいなあ、ドイツ音楽っていいなあ、ロマン派っていいなあ、そして挙げ句の果てには人間っていいなあ、と思えてしまうんですよね(笑)
ブラームスのバイオリンソナタは今自分の手元に録音がなくて(大学からも借りれないんですよ)、前々からなんとかしなくちゃなとおもったら昨日「アンネ=ゾフィー・ムターの演奏が一番」とのアドバイスをいただいたので今回リンクしてみました。お墨付き、ということで。
私も買いにいかないと。(そして本当はチェロソナタ、ビオラソナタも手元にちゃんとCDとして必要なんだけどな・・・)
(お返事済です~)
今日はユースオケのマネージャーをやっている友達から「2005年の「春の祭典」のコンサートのチェロセクションに名前があったけどまだチェロ弾いてる?今度のユースオケでやるベルリオーズのレクイエムで弾けない?」という内容のメールが来ました。
まあ昔のもんが出てきますね!びっくりして笑いました!ユースオケでチェロを弾いた最後のコンサートでした、春の祭典。火の鳥に始まって春の祭典で終わったんです。
もちろんもう何年もチェロ弾いてないのでベルリオーズの件はお断りしたのですが、なんだか不思議な感覚でした。
先週・今週と国立音楽アカデミー(ANAM)で友達のリサイタルに行って来ました。
(一応アカデミーのカリキュラムの一環で採点される課題でもありますが、同時に公的なコンサート・イベントでもありましたので彼女はちゃんと奏者として名前出しますね)
リサイタルは1時間、室内楽とソロどっちもありのコンサートでした。プログラムはこんな感じ:
<ANAMリサイタルシーズン2: Emma Hunt>
Emma Hunt(バイオリン)
モーツァルト ピアノ四重奏曲第1番ト短調 K.478
ブラームス バイオリンソナタ第1番ト長調 op.78 (日本語では「雨の歌」という通称がついてるみたいですね)
エマとは大学時代から仲が良くて、室内楽で一緒に弾いたことも何回かあって。
だからプログラムを最初みたとき曲のチョイスがものすごく彼女らしくてちょっと笑いそうになりました。
得意なのはロマン派以前、ショーピース的なものは嫌いでじっくり真面目に音楽に向き合いたいタイプで、感情をがっつりぶつけるような曲も大好き。
私との音楽の好みは接点がある程度はあるものの、結構違うところが多かったりします。
そんなエマのブラームスト長調が聞いてみたい、とずっと思ってたのでこのコンサートは願ったり叶ったりでした。行かないわけがない。
モーツァルトはアカデミーの仲間達との演奏でした。面白い曲ですね。
プログラムノートにもwikipediaにも出版社から「こんな難解な曲は売れない」って言われたらしいのですが確かにこう、モーツァルトにしては玄人向けというか、しっかり系というか。
で、この演奏を聴いていて思ったのはピアノ四重奏曲って作曲家によって楽器の使い方というか組み合わせ方に差がでるな、と。フォーレは弦vsピアノ(ピアノ五重奏みたいな)みたいな印象、ブラームスはもっと複雑な細工をちょこちょこしてる印象がありますが、モーツァルトはバイオリンとビオラにタッグを組ませるんですよね。第1バイオリン&第2バイオリンのように。元々モーツァルトもビオラ弾き(&バイオリン弾き)でしたし、ビオラのパートがかなり複雑でバイオリンに寄り添うようなパート。今回の演奏でエマはいい(ビオラの)友達を持ったな、と思いました。
ブラームスはエマももちろんですがピアノの伴奏をやっていた方の演奏も良かったです。最初の和音から暖かみがこぼれるこぼれる。
昔よく近くで聴いていたバイオリンの音色はあの頃よりずっと強くなって、弓のコントロールもしっかりして。体とバイオリンがものすごく自然に繋がっているというか、体の動きが無駄なく音になる感じ。
なんか「メロディーを歌い上げるために生まれた人っているんだなあ」と思いました。音楽家って様々な分野やスキルに秀でた、向いた人っているんですがバイオリンでこれでもかとメロディーを聴かせる存在感がエマにはあって。
特に第2楽章のスローなのが本当に、本当にdivineとしか言い様のない演奏でした。
で、実は演奏中にらしくない音程の外れが結構あるな、と思ってたら、後で「数日前にバイオリンにひびが入って友達のを借りた」ということが判明し。そのことを差し引いても本人は色々満足いってないところが多かったようなのですが・・・
いざリサイタルの数日前でそんなことが起こってここ何日かきっとものすごいストレスを感じてたでしょうし、楽器も心配ですし修理にはなかなかお金もかかりますし。
でもそれを後で知るとあのブラームスの第2楽章は本当に奇跡の演奏でしたね。ダブルストップ(2つの音を同時に弾く)がものすごく多い楽章なんですよ、あれ。
そしてコンサートの後は聴衆ともども飲み会へ。エマはいつも通ってる教会の友達などもいるので友達の年齢層が広いなあ、と改めて。
そして改めてもう一つ、大学からの友達で今回集まったのは女の子が多かったですね。あの子はかわいらしい子で(小柄で金髪でりんごほっぺ、はもちろん性格も)とにかく愛らしい存在で特に女の子に愛されるんだな、と。
まあとにかく女の子中心の年齢幅広い20人ほどのあつまりがサウスメルボルンのHoney Barになだれこんだらお店の方が普段パーティー用に貸し出してる2階をセットアップしてくれました。(そうそう、ここにいる間に地震があったらしくfacebookではネタを主に騒ぎになってましたが、トラムが通る道とトラムが通る道の角なのでトラムかと思ったし、チェロも倒れませんでしたしねー)
コンサートが6時だったんで飲むだけじゃなくて食べました。私は控えめにサガナキ食べましたが(ご飯と言うよりおつまみですねー)、エマを始め私と同じくらいの体格の女の子でも高さ20cmくらいのビーフバーガー食べててなんか敗北感(笑)
ピアノ四重奏でビオラ弾いてた可愛い女の子とお知り合いになりましたよー♪綾瀬はるかにちょっと似た?アジアと白人ハーフの子(割とハーフの子多いんですよね、知り合いに。特にアカデミー周りは密度高いような)。こんなに小柄で顔も小さいのにビオラを持っても不自然に見えないのが不思議。(小さいビオラなのかなあ)
あと同じくピアノ四重奏のチェロ弾きの男の子ともお知り合いになりましたがあんまりお話できませんでした。また別の機会に。
今回何年も合ってなかった大学の友達に何人も再会できたのも嬉しかったです。
その中の一人はバイオリンの女の子で(彼女もハーフなんですよね)、もう高校の頃から10年間も慢性疲労症候群を患っていて大学でも例えば大学のオケでは弾かなかったり、色々支障があったみたいなのですが今は演奏も含めて自分に合ったライフスタイルを送っているようでなにより。持病の性質は違ってもちょっと通じるところがあって(彼女も冬つらいらしいです)、心強い存在です。
友達みんな、こないだfacebookでお知らせした誕生日drinksのことも気にとめて、今度リサイタルやると言ったら(周りに言わないとびびって逃げるおそれあり)背中を押してくれて応援してくれて。
最近冬に負けてちょっとめげ気味なところがあるので本当に、本当に嬉しかったです。これを糧としてもうちょっとがんばれる気がします。
今日の一曲: ヨハネス・ブラームス バイオリンソナタ第1番 第2楽章
今回のリサイタルで最高だと思ったこの楽章を。
ブラームスは3つバイオリンソナタ(+α)を書いていてこのop.78が第1番。結構後期に寄ってるんですよね。ビオラソナタはもっと遅いですが。
ト長調のソナタの真ん中の楽章が変ホ長調、とちょっと変わった取り合わせ(ブラームスはでもそういうことよくやってるかも)。でも変ホ長調は同じブラームスだったらドイツレクイエムの第4楽章とかホルン三重奏曲とかでも使われている、独特の暖かみを表現する調。
バイオリンはあんなに小さな楽器なのにどんな大きな(音量以外の意味で!)音がでるか、というのを思い知る楽章です。
あんな小さなボディにこんなにも人間の思いや感情を凝縮することができる、本当に見かけ以上のものを持っている楽器。
ブラームスはビオラソナタやチェロソナタでみられる豊かな音色をさらに小さいこのバイオリンで再現するすばらしさ。G弦が本当にうなります。泣きます。
その豊かさのエレメントの一つがさっきも言いましたダブルストップの響きで。ピアノの伴奏があればバイオリンはメロディーに専念してハーモニーは担当する必要はない、という単純な話ではなく、バイオリンの音を重ねることによる音色、響き、独特の緊張感とか、本当にpreciousです。
(でも私はチェロを弾いてたときはダブルストップ大嫌いでした。手が小さいと余計に音程とるのが難しい!)
ブラームスの生きていた時代をロマン派、と言いますが、これはドイツの文学分野から広がった傾向で、ざっくり言えば人間の感情や苦悩、とにかく人間性というか人間の人間らしいところを素直に美しく表現するような芸術の傾向で。
この曲を聴くとやっぱりブラームスっていいなあ、だけじゃなくバイオリンっていいなあ、ドイツ音楽っていいなあ、ロマン派っていいなあ、そして挙げ句の果てには人間っていいなあ、と思えてしまうんですよね(笑)
ブラームスのバイオリンソナタは今自分の手元に録音がなくて(大学からも借りれないんですよ)、前々からなんとかしなくちゃなとおもったら昨日「アンネ=ゾフィー・ムターの演奏が一番」とのアドバイスをいただいたので今回リンクしてみました。お墨付き、ということで。
私も買いにいかないと。(そして本当はチェロソナタ、ビオラソナタも手元にちゃんとCDとして必要なんだけどな・・・)
土曜の朝に仕事が終わったため月曜日の朝までは休みになってすっかりだらだらしてる流 星姫です。
最近とにかく調子が重い&悪いのでちょっとだけだらだらなペースで進めてたんですが(でも大分納期前に納品できてるのですが)、通常なら金曜日に終わったかも・・・といっても金曜日に仕事が来たかどうかも分からないんですが(どっちにしろ来てなかったような)。
外に出かけた後とか、出かけなかった午後とか昼寝することが多いのですがこれはこれで体が冷えたり疲れたりするのでやっぱり仕事してた方が楽なのかしらん。
仕事で一日が詰まってないと遅めに起きてピアノを朝に、というスケジュールになることが多いです。
でもやっぱり冬の朝は一番精神的にしんどいので(最近深夜もしんどいですが)、練習の最初の方はどうも骨が折れます。こういう調子だと2時間半、というのもお腹的に&集中力的に重い。ここ2日くらい2時間にしたら負担は大分軽減したのですが、でもやっぱり心の奥底では2時間半やりたいですし、2時間半にそこそこ耐えられるようになりたいですし。
本当にしんどいときなら2時間にしてもいいかなと。でも前言ってた3時間に増やす話はもちょっと先になるかなあ・・・
ちょっと活動量が減って腰が重くなったり、そんな感じでいるのですがピアノの練習はある程度楽しめてますし、テレビを見たりご飯を食べたり楽しみはあります。
妹がバイト朝早かったんで特番の録画が見れずたまりまくってますが(笑)
そんな中ささやかな楽しみが。
こないだ日本で注文したface to aceのセルフカバーアルバム「fuse」が両親の家に着いたのですが(「Promised Melodies」と「Fiesta」はまだ!)父がそれを見て「弦楽五重奏とのコラボ」というところになにか興味を持って先に聴いてみたみたいで。
昨日ネット電話(映像付き)で話した時に感想を聞いてみた結果あんまり食いつきは良くなかったのですが(弦が結構少なかったそうで。そうかーそれは事前に聞いてもちょっと残念だった)、父ならもちょっと最近の曲の方がいいだろうなあ(あとバンドの方がいいかもしれない)とは思ってたので今度来る方のCDも聞いてみなよーと薦めてみました。
以前、碓氷峠音楽堂本舗第150回でACEさんと、ゲストに岸部眞明さんが出演なさった回で岸部さんの音楽を聴いて「これ父さんも好きかもな」と思って父に送ったのですが、結構反応が良かったのでACEさんと岸部さんの7月のライブの情報(名古屋・東京)を送って「行ったらどうかな」と促したりもしています(笑)
そもそもが私のギター好きは父の影響が強いので、こうやってface to aceの音楽などを薦めてるのはある意味逆輸入みたいなもんで。(ただしftaの音楽において私が好きな理由というか、その大体は父から由来するものではないような気もする)
実際父に薦めてface to aceの音楽を好きになるかはちょっと自信がないところですし(ここまでの反応、あとクラシックでの好みを考慮すると)、父とそこで共通の好みができたとしてもそれで一緒に盛り上がるようなことはあんまり想像できないんですが。あと父がライブに本当に行くかどうかもあんまり期待はしていない。
でも興味を持ったら面白いなあ、と思うんですよね。ホントにライブに行ったら面白いなあ、と。
あんまり期待せずにおもしろがり半分でおすすめしてるんですが、さてどうなるか。
さて、仕事が来ないならCDでも買いに行ってしまおうか。ロルカでランチして。アルケミーゴシックをちょっと見て。なんかもう毎度になってますがやっぱり外出の楽しみです。もっと外に出ないと。冬のメルボルンを楽しまないと。
某所へのお便りのネタも外に出ないとなんとかなりませんしね。
今日の一曲: リゲティ・ジェルジュ 練習曲第8番 「Fem」
久しぶりのリゲティですね。好きなんだけどあんまり紹介してない。好きなんだけどそんなに詳しくは知らないためなんです。
で、一番馴染みが深いのはこのピアノのための練習曲集なんですが、その中でもなぜか一番最初に食いついたのがこの第8番でした。
その後にこの曲集のなかでもっとリゲティらしい曲、すごい曲良い曲を色々見つけてはいるのですが、なんか愛着がある曲で、数年前は携帯電話の着信音に使っていました(リゲティの練習曲は結構着信音向きですね、全般的に)。
リゲティの練習曲集って元から色んな言語でタイトルがついてるのでちょっと迷うのですが、この練習曲のタイトルは「Fem」=「鉄」ということらしいです。
縦方向には五度の音程をベースにした、リズミカルで無機質(音の流れも強弱もとってもメカニカル)な曲です。後半の遅いセクションは3倍遅くしたレガートバージョンとなっております。
この曲の何が私にとって魅力的だったかというと、その純粋に幾何学的な性質だと思います。美しい結晶を見てるような、その中にうごめく音楽を感じているような。規則的で、無限で、共鳴している感じ。
それがなんかピアノで表現できるって面白いなあ、素晴らしいなあといつも思うのです。
この曲の魅力はなんかささやかで他の練習曲に埋もれかねないような気がするのですが、この練習曲も、ほかのリゲティの練習曲も合わせておすすめです。演奏はやっぱりエマールだと思います。
聞くのはもちろん、携帯の着信音にも。
最近とにかく調子が重い&悪いのでちょっとだけだらだらなペースで進めてたんですが(でも大分納期前に納品できてるのですが)、通常なら金曜日に終わったかも・・・といっても金曜日に仕事が来たかどうかも分からないんですが(どっちにしろ来てなかったような)。
外に出かけた後とか、出かけなかった午後とか昼寝することが多いのですがこれはこれで体が冷えたり疲れたりするのでやっぱり仕事してた方が楽なのかしらん。
仕事で一日が詰まってないと遅めに起きてピアノを朝に、というスケジュールになることが多いです。
でもやっぱり冬の朝は一番精神的にしんどいので(最近深夜もしんどいですが)、練習の最初の方はどうも骨が折れます。こういう調子だと2時間半、というのもお腹的に&集中力的に重い。ここ2日くらい2時間にしたら負担は大分軽減したのですが、でもやっぱり心の奥底では2時間半やりたいですし、2時間半にそこそこ耐えられるようになりたいですし。
本当にしんどいときなら2時間にしてもいいかなと。でも前言ってた3時間に増やす話はもちょっと先になるかなあ・・・
ちょっと活動量が減って腰が重くなったり、そんな感じでいるのですがピアノの練習はある程度楽しめてますし、テレビを見たりご飯を食べたり楽しみはあります。
妹がバイト朝早かったんで特番の録画が見れずたまりまくってますが(笑)
そんな中ささやかな楽しみが。
こないだ日本で注文したface to aceのセルフカバーアルバム「fuse」が両親の家に着いたのですが(「Promised Melodies」と「Fiesta」はまだ!)父がそれを見て「弦楽五重奏とのコラボ」というところになにか興味を持って先に聴いてみたみたいで。
昨日ネット電話(映像付き)で話した時に感想を聞いてみた結果あんまり食いつきは良くなかったのですが(弦が結構少なかったそうで。そうかーそれは事前に聞いてもちょっと残念だった)、父ならもちょっと最近の曲の方がいいだろうなあ(あとバンドの方がいいかもしれない)とは思ってたので今度来る方のCDも聞いてみなよーと薦めてみました。
以前、碓氷峠音楽堂本舗第150回でACEさんと、ゲストに岸部眞明さんが出演なさった回で岸部さんの音楽を聴いて「これ父さんも好きかもな」と思って父に送ったのですが、結構反応が良かったのでACEさんと岸部さんの7月のライブの情報(名古屋・東京)を送って「行ったらどうかな」と促したりもしています(笑)
そもそもが私のギター好きは父の影響が強いので、こうやってface to aceの音楽などを薦めてるのはある意味逆輸入みたいなもんで。(ただしftaの音楽において私が好きな理由というか、その大体は父から由来するものではないような気もする)
実際父に薦めてface to aceの音楽を好きになるかはちょっと自信がないところですし(ここまでの反応、あとクラシックでの好みを考慮すると)、父とそこで共通の好みができたとしてもそれで一緒に盛り上がるようなことはあんまり想像できないんですが。あと父がライブに本当に行くかどうかもあんまり期待はしていない。
でも興味を持ったら面白いなあ、と思うんですよね。ホントにライブに行ったら面白いなあ、と。
あんまり期待せずにおもしろがり半分でおすすめしてるんですが、さてどうなるか。
さて、仕事が来ないならCDでも買いに行ってしまおうか。ロルカでランチして。アルケミーゴシックをちょっと見て。なんかもう毎度になってますがやっぱり外出の楽しみです。もっと外に出ないと。冬のメルボルンを楽しまないと。
某所へのお便りのネタも外に出ないとなんとかなりませんしね。
今日の一曲: リゲティ・ジェルジュ 練習曲第8番 「Fem」
久しぶりのリゲティですね。好きなんだけどあんまり紹介してない。好きなんだけどそんなに詳しくは知らないためなんです。
で、一番馴染みが深いのはこのピアノのための練習曲集なんですが、その中でもなぜか一番最初に食いついたのがこの第8番でした。
その後にこの曲集のなかでもっとリゲティらしい曲、すごい曲良い曲を色々見つけてはいるのですが、なんか愛着がある曲で、数年前は携帯電話の着信音に使っていました(リゲティの練習曲は結構着信音向きですね、全般的に)。
リゲティの練習曲集って元から色んな言語でタイトルがついてるのでちょっと迷うのですが、この練習曲のタイトルは「Fem」=「鉄」ということらしいです。
縦方向には五度の音程をベースにした、リズミカルで無機質(音の流れも強弱もとってもメカニカル)な曲です。後半の遅いセクションは3倍遅くしたレガートバージョンとなっております。
この曲の何が私にとって魅力的だったかというと、その純粋に幾何学的な性質だと思います。美しい結晶を見てるような、その中にうごめく音楽を感じているような。規則的で、無限で、共鳴している感じ。
それがなんかピアノで表現できるって面白いなあ、素晴らしいなあといつも思うのです。
この曲の魅力はなんかささやかで他の練習曲に埋もれかねないような気がするのですが、この練習曲も、ほかのリゲティの練習曲も合わせておすすめです。演奏はやっぱりエマールだと思います。
聞くのはもちろん、携帯の着信音にも。
前回のエントリーに拍手ありがとです~
昨日は鴨ラーメン食べてメル響のコンサートに行って来ました。
3公演あって今日もこうやって書いてる今まさに演奏中(&ラジオで放送中)だそうです。
プログラムはこんな感じ:
指揮者: Benjamin Northey
ショスタコーヴィチ バイオリン協奏曲第1番 (バイオリン: Julian Rachlin)
(休憩)
マーラー 交響曲第4番 (ソプラノ: Emma Matthews)
ショスタコ&マーラー合わせると三度の飯より好きです(笑)
闇と光、対照的なようでちょっと似たところもある2曲(それも大きめの協奏曲+マーラーとしては小さめな交響曲)の組み合わせ、プログラムとして結構興味深いです。
今回来るはずだった指揮者のかたがキャンセルになってメル響のAssociate Conductor Chairのポジションにある若いBen Northeyがピンチヒッターとしてこのプログラムを振ることになったそうです。どちらの曲も指揮者にとって、しかも短い期間ではものすごく大変です。ショスタコの第2楽章とかちょっと心配なとこもありましたがとっても良いコンサートになりました。関係あるかわからないのですが昨日の演奏の後から今日もfacebookに各方向からコメント、写真がいつも以上に上がってて関係者面白いテンションになっています(笑)
ショスタコのバイオリン協奏曲はものすごく好きなバイオリン協奏曲です。後期独特のあの迷路のような闇が現れる第1楽章に始まって(ただし「暗くてうじうじしてわかりにくい」とも言える)、激しいスケルツォの第2楽章、悲痛なパッサカリアの第3楽章→カデンツァ→勢いの良い第4楽章、かなりがっつりメニューです。
今回ソリストの方の弓の毛が切れまくりだったので第2楽章の後に変えるんじゃないかと思ったほどでした(弓は変えてませんでしたが第2楽章と第3楽章の間に再チューニングしてました。それだけ激しいのです)。
ソリストの方の音は決して太い、豊かな音とは違うのですがものすごく強くてまっすぐな、鋼鉄の線のような音で。なかなかこういう音聴けないんですよね、ものすごく好きな音です。
生で聴いて、だけじゃなくて見てよかったな、と思うのが弓使いがじっくり見れたことですね。弓の先端側をぶつけるアタックだったり、カデンツァとかで上半分の使い方だったり、弓テクニックの多様さに(元弦楽器奏者ですが)ものすごく驚きました。
そしてこんな小さな楽器(ちなみにストラディヴァリウスだそうで)とあんな細い弓からこんなにも強烈な音がでるのか、と。繊細な楽器ながらとってもタフな楽器ですね。
この協奏曲で私が特に好きなのが第2,3楽章。
これまで聴いてきた演奏では第2楽章は爆発的な、炎のような勢いを持った演奏だったのですが昨日のはショスタコらしい&ソヴィエトらしい大分重めのステップで。
第3楽章は最初のホルンセクションのすばらしさ(でも前に座ってたんで見えなかった!)もそうでしたし最初から最後まで良い演奏でした。なかなかそれを言葉で表現するのが難しいですが。
そして今回のコンサートで第4楽章を前より好きになれたのが大きな収穫だと思います。今度からもっと聴こう。
マーラーは・・・4番ってこんなに変な曲だった!?と思いましたね。
特に後半の第3,4楽章の曲調の変化の激しさとかかなりびっくり。他のマーラーの交響曲と比べるとスケールは各方向ちょっと小さめなのですが、5番とか6番とかがおとなしく見えるような豹変ぶり。
ちなみに第2楽章のスケルツォでコンマスが変則調弦のバイオリンに持ち変えるのですが、見えましたよ~ピアノの椅子に乗せてありました。これでソロを弾くときは「友ハイン」=死神のバイオリンとしてキャラ付けしてたのが印象深かったです。(持ってる録音はトゥッティと聞き分けられないので・・・)
そして第2楽章といえばホルンのソロが元気良かったですね。コンマスのソロとのデュエットのときも一歩も譲らない音量で(笑)ソロが多いのは知ってましたが終始ソロですね、ホルンは。さすがマーラー。ホルンに惚れさせてくれます。
第3楽章はチェロセクションがおいしいですね~こんなに素晴らしいパートだったんだ。
メロディーも内声もカウンターメロディーもなんかチェロ!って感じで。
そして第4楽章はソプラノのソロ入りの楽章(第3楽章の途中でこっそり登場してました)。
マーラーの4番はソプラノのソロ、と覚えてはいたんですが実際歌声を聞いたときは「あれ、メゾソプラノだっけ?」と思ってしまいました。
それはマーラーのこのパートの書き方もそうなのですが、今回のソリストの方の声の暖かみだったり深みだったり、高音の柔らかさとかがメゾソプラノっぽかったです。こんなソプラノ歌手聴いたことないです。こういう声が好みなんだけどなあ、でもきっとオペラとかではもちょっと違うスタイルで歌うんだろうなあ。
ちなみにソリストの方のドレスは黒と灰色の、裾もあんまり広がってない控えめなドレス。まだ写真は上がってないのですが大変私の好みのドレスでした♪でもこの曲の歌詞からだったら色のドレスかと思ったのです。どっちかというとブリテンの「戦争レクイエム」に似合う感じの印象でした。やっぱりこっそり入ってくる登場もあるのかな?
今回のこれでマーラーの交響曲、生で聞いた&記憶に残ってるのは1,2,3,4,5,6,7,9番。つまり8と10以外。
今年はこれに加えて8月に以前メル響を指揮していたMarkus Stenzを迎えて3番もやりますからね!チケットとってあります!楽しみ!
やっぱり聞き逃せないですね、毎回。
今日の一曲: グスタフ・マーラー 交響曲第4番 第3楽章
ショスタコは好きすぎて紹介できないです(笑)そしてマーラーは2楽章は以前紹介したような気がするので(してなくても今でなくてもいいかな、と)これを。
以前も書いてますがマーラーは普段は指揮の仕事に忙しく、作曲は主に夏の間に別荘で行っていました。
だから特にスローな楽章は夏の夜を思わせるような曲調が多いです。
この楽章もそのテイストが強くて、最初の方なんか穏やかでコンパクトで夜空に星が輝いて湖があって、みたいな感じなんですが曲が進むごとに先が全く予測不可能になる不思議。
マーラーの音楽って聴く方の感覚としては音楽を超えた「魔法」に近い何かがあるような気がします。
言い方はあれですが、良い意味でディズニーのアニメーションに通じるところがあるような。動きのなめらかさとかあふれる動き、色彩、音、広がる魔法。
マーラーのオケ作品って本当に構成も色彩もものすごく複雑で、ただただ洪水なんですよね。
そして先ほども書きましたがチェロが美味しい嬉しい(笑)
優しいチェロから情熱的なチェロまで、そして前に出て目立つパートから支えるパートまでチェロの魅力と能力をあますことなく使うマーラーのチェロ使いが大好きです。マーラーのホルンも間違いなく素晴らしいですがチェロもいい勝負ですよ!
そして5番のスローな楽章(第4楽章)でも見られるロマンチックさがまたにくいです。春とか夏の夜、休日の夜なんかに聴くといいですねー♪
あ、あと録音のリンクの試聴を見るとわかると思うのですが、この交響曲の全部の楽章にテンポ指示として「ゆっくり」「急がず」的なことが書いてあるのが面白いですね。さすがはバカンスの交響曲(笑)
昨日は鴨ラーメン食べてメル響のコンサートに行って来ました。
3公演あって今日もこうやって書いてる今まさに演奏中(&ラジオで放送中)だそうです。
プログラムはこんな感じ:
指揮者: Benjamin Northey
ショスタコーヴィチ バイオリン協奏曲第1番 (バイオリン: Julian Rachlin)
(休憩)
マーラー 交響曲第4番 (ソプラノ: Emma Matthews)
ショスタコ&マーラー合わせると三度の飯より好きです(笑)
闇と光、対照的なようでちょっと似たところもある2曲(それも大きめの協奏曲+マーラーとしては小さめな交響曲)の組み合わせ、プログラムとして結構興味深いです。
今回来るはずだった指揮者のかたがキャンセルになってメル響のAssociate Conductor Chairのポジションにある若いBen Northeyがピンチヒッターとしてこのプログラムを振ることになったそうです。どちらの曲も指揮者にとって、しかも短い期間ではものすごく大変です。ショスタコの第2楽章とかちょっと心配なとこもありましたがとっても良いコンサートになりました。関係あるかわからないのですが昨日の演奏の後から今日もfacebookに各方向からコメント、写真がいつも以上に上がってて関係者面白いテンションになっています(笑)
ショスタコのバイオリン協奏曲はものすごく好きなバイオリン協奏曲です。後期独特のあの迷路のような闇が現れる第1楽章に始まって(ただし「暗くてうじうじしてわかりにくい」とも言える)、激しいスケルツォの第2楽章、悲痛なパッサカリアの第3楽章→カデンツァ→勢いの良い第4楽章、かなりがっつりメニューです。
今回ソリストの方の弓の毛が切れまくりだったので第2楽章の後に変えるんじゃないかと思ったほどでした(弓は変えてませんでしたが第2楽章と第3楽章の間に再チューニングしてました。それだけ激しいのです)。
ソリストの方の音は決して太い、豊かな音とは違うのですがものすごく強くてまっすぐな、鋼鉄の線のような音で。なかなかこういう音聴けないんですよね、ものすごく好きな音です。
生で聴いて、だけじゃなくて見てよかったな、と思うのが弓使いがじっくり見れたことですね。弓の先端側をぶつけるアタックだったり、カデンツァとかで上半分の使い方だったり、弓テクニックの多様さに(元弦楽器奏者ですが)ものすごく驚きました。
そしてこんな小さな楽器(ちなみにストラディヴァリウスだそうで)とあんな細い弓からこんなにも強烈な音がでるのか、と。繊細な楽器ながらとってもタフな楽器ですね。
この協奏曲で私が特に好きなのが第2,3楽章。
これまで聴いてきた演奏では第2楽章は爆発的な、炎のような勢いを持った演奏だったのですが昨日のはショスタコらしい&ソヴィエトらしい大分重めのステップで。
第3楽章は最初のホルンセクションのすばらしさ(でも前に座ってたんで見えなかった!)もそうでしたし最初から最後まで良い演奏でした。なかなかそれを言葉で表現するのが難しいですが。
そして今回のコンサートで第4楽章を前より好きになれたのが大きな収穫だと思います。今度からもっと聴こう。
マーラーは・・・4番ってこんなに変な曲だった!?と思いましたね。
特に後半の第3,4楽章の曲調の変化の激しさとかかなりびっくり。他のマーラーの交響曲と比べるとスケールは各方向ちょっと小さめなのですが、5番とか6番とかがおとなしく見えるような豹変ぶり。
ちなみに第2楽章のスケルツォでコンマスが変則調弦のバイオリンに持ち変えるのですが、見えましたよ~ピアノの椅子に乗せてありました。これでソロを弾くときは「友ハイン」=死神のバイオリンとしてキャラ付けしてたのが印象深かったです。(持ってる録音はトゥッティと聞き分けられないので・・・)
そして第2楽章といえばホルンのソロが元気良かったですね。コンマスのソロとのデュエットのときも一歩も譲らない音量で(笑)ソロが多いのは知ってましたが終始ソロですね、ホルンは。さすがマーラー。ホルンに惚れさせてくれます。
第3楽章はチェロセクションがおいしいですね~こんなに素晴らしいパートだったんだ。
メロディーも内声もカウンターメロディーもなんかチェロ!って感じで。
そして第4楽章はソプラノのソロ入りの楽章(第3楽章の途中でこっそり登場してました)。
マーラーの4番はソプラノのソロ、と覚えてはいたんですが実際歌声を聞いたときは「あれ、メゾソプラノだっけ?」と思ってしまいました。
それはマーラーのこのパートの書き方もそうなのですが、今回のソリストの方の声の暖かみだったり深みだったり、高音の柔らかさとかがメゾソプラノっぽかったです。こんなソプラノ歌手聴いたことないです。こういう声が好みなんだけどなあ、でもきっとオペラとかではもちょっと違うスタイルで歌うんだろうなあ。
ちなみにソリストの方のドレスは黒と灰色の、裾もあんまり広がってない控えめなドレス。まだ写真は上がってないのですが大変私の好みのドレスでした♪でもこの曲の歌詞からだったら色のドレスかと思ったのです。どっちかというとブリテンの「戦争レクイエム」に似合う感じの印象でした。やっぱりこっそり入ってくる登場もあるのかな?
今回のこれでマーラーの交響曲、生で聞いた&記憶に残ってるのは1,2,3,4,5,6,7,9番。つまり8と10以外。
今年はこれに加えて8月に以前メル響を指揮していたMarkus Stenzを迎えて3番もやりますからね!チケットとってあります!楽しみ!
やっぱり聞き逃せないですね、毎回。
今日の一曲: グスタフ・マーラー 交響曲第4番 第3楽章
ショスタコは好きすぎて紹介できないです(笑)そしてマーラーは2楽章は以前紹介したような気がするので(してなくても今でなくてもいいかな、と)これを。
以前も書いてますがマーラーは普段は指揮の仕事に忙しく、作曲は主に夏の間に別荘で行っていました。
だから特にスローな楽章は夏の夜を思わせるような曲調が多いです。
この楽章もそのテイストが強くて、最初の方なんか穏やかでコンパクトで夜空に星が輝いて湖があって、みたいな感じなんですが曲が進むごとに先が全く予測不可能になる不思議。
マーラーの音楽って聴く方の感覚としては音楽を超えた「魔法」に近い何かがあるような気がします。
言い方はあれですが、良い意味でディズニーのアニメーションに通じるところがあるような。動きのなめらかさとかあふれる動き、色彩、音、広がる魔法。
マーラーのオケ作品って本当に構成も色彩もものすごく複雑で、ただただ洪水なんですよね。
そして先ほども書きましたがチェロが美味しい嬉しい(笑)
優しいチェロから情熱的なチェロまで、そして前に出て目立つパートから支えるパートまでチェロの魅力と能力をあますことなく使うマーラーのチェロ使いが大好きです。マーラーのホルンも間違いなく素晴らしいですがチェロもいい勝負ですよ!
そして5番のスローな楽章(第4楽章)でも見られるロマンチックさがまたにくいです。春とか夏の夜、休日の夜なんかに聴くといいですねー♪
あ、あと録音のリンクの試聴を見るとわかると思うのですが、この交響曲の全部の楽章にテンポ指示として「ゆっくり」「急がず」的なことが書いてあるのが面白いですね。さすがはバカンスの交響曲(笑)
