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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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先生のバースデーコンサート&パーティー
前回のエントリーに拍手ありがとうございます!
昨日は行ってきました私のピアノの先生、Stephen McIntyreのバースデーコンサート。
Melbourne Recital Centreの大きい方のホール、Elizabeth Murdoch Hallで開催されたのですがここは入るのも初めて。面白いホールですよ、ここのリンクのview allから見れるのですが。入るのは2階からなんですが、ホールのドアを閉めてしまうとまるで地中・地下にいるような感覚。
バルコニーは見えなかったのですがお客さんの入りもなかなかよかったようです。

プログラムは結構曲が多いのでこちらから。時系列に追って話します。
今回のコンサートは本来なら先生の70歳の誕生日にサプライズとして企画されたのですが、どこから漏れたのか先生の耳に伝わって、照れくさかったのか自分で主催・企画するとハイジャックしてしまったという経緯らしく(笑)
先生と縁の深いピアニスト達、そしてピアノ以外の音楽家(作曲家含む)が集まって先生の誕生日を祝うコンサートになりました。

最初のブロック(説明のために勝手にブロック分けしました)はシューベルト特集。
ピアノ連弾「人生の嵐」、シューベルトとシューマンの歌曲、シューベルト最後のピアノソナタ、そして有名な「鱒」。
最初の連弾以外では先生がピアノ弾いてました。
先生が一人で弾くのは見たことあるのですが歌曲の伴奏とか室内楽で弾くのは初めて見ました。
鱒についてはプログラムに先生の言葉で「(コントラバスの方とは)釣り教室を開けるくらいたくさん弾いた」そうで(笑)

休憩後の次のブロックは「About a Barcarolle」と名付けられた、先生の誕生日のために先生の好きなショパンの「舟歌」をモチーフにオーストラリアの作曲家達が音楽の寄せ書き(といえばいいのかな)として曲を書いたコレクション。
4者4様の舟歌連想の曲、どれも違った形でショパンのそれとつながってどれも魅力的でしたがとりあえず友人2人の作品について言及。
ピーターの書いた曲は今まで聴いたよりもシンプルというか素直というか、舟歌風伴奏とちょっとオーストラリアっぽいと思おうハーモニー(五度+五度がそうなのかな)。
マイケルの書いた曲はマズルカ風だけどがっつり濃くマイケルフレーバー(笑)彼が自分の曲を楽譜を見ながら弾いてるのを初めてみたいのですがなんだか「そうか、あの音楽は楽譜に物理的に書いてあるのか」と別の方向で驚きました。
で、このブロックは元のショパンの「舟歌」でしめ。

次のブロックは主にコメディーブロックと言いますか。
フルート、オーボエとピアノ(先生弾き)のトリオはかわいらしい小品。
そして次からコメディーショーの始まり。
ロッシーニの「猫の二重奏」では2人の歌手が茶目っ気&演技たっぷりに猫を演じ観客を沸かせ(ガチ猫→ガチ歌の間がコンマ数秒とかすごい(笑))、伴奏してるピアニストがオチを決めたり。
その次は1台のピアノに2人→3人→4人と一曲ずつピアニストが増えていくちょっとコミカルなプログラム。それも割と背の高い男性&女性が一つのピアノにぎゅうぎゅう詰めという大変な状態(笑)

そして最後には友達のピアノデュオによるラフマニノフ、そして2台ピアノ・4人ピアニストによるサン=サーンスの「死の舞踏」でエキサイティングにフィニッシュ。

がっつりクオリティの高い音楽を深く味わいながら、先生と周りの音楽家達のつながりを感じさせながら、結構エンターテインメント的なところもあってものすごく楽しかったです。
コンサートの終わりにはfoyerで先生がお客さんみんなに挨拶して回ってて。もう知ってる人いっぱいいて私もいろんなところで挨拶したりなんだり。先生のために、先生の誕生日を祝うためにこんなに人が集まって先生は幸せ者だな、としみじみ。

私は本来だったらここでお開きなのですが、後で先生の誕生日パーティーがあって、奏者とか招待客はパートナーだったりなんだったりプラスワン連れてきていいらしい、ということなのでプラスワンがいないピーターの好意に甘えて連れてってもらいました。
(1)パートナーでもないし(2)そもそもあの子は男の子が好きなのに、申し出て連れてっていただいて本当にありがたいのです。

ということでシティからそう遠くないとある方の家でパーティーに行って来ました。
といっても先生が70歳ということは先生と親しい人と、私たち生徒世代と親しい人というのは違うわけで。わりと生徒世代(主にコンサートでの奏者)でかたまって話してることが多かったです。(ピーターとはほぼずっと一緒だった(笑)人見知り同士なので)
美味しいワインと軽食(ただし北京ダックもあった!すごい!)をいただきながら音楽事情だったりそうでないことだったり色々話してました。
前も何回か言及しているようにうちの先生の生徒って二足のわらじというか、ピアノ・音楽以外でも力を入れてることがあったり、そしてなんかこう、一歩引いたクールな?とはちょっと違うかもしれないのですが共通の雰囲気・姿勢があるような気がするんですよね。

で、「若い衆」の中でも私と同期、といえば若い方で。たまに他から見て先生の生徒達が「ファミリー」扱いされることがあるのですが、そう考えるとピーターが末の弟になるなあ、とか思ったり。(ただし私よりも先に先生に習ってるので実は兄弟子だったりするんです)
彼は私と4歳違いで、共通の友達ってこないだまで少なかったのですがこのコンサートを通じてピーターも私と同期のピアニスト達と仲良くなっていて、それがなんだかものすごく嬉しかったです。

パーティー会場だった家には猫が2匹居たのですが人が多くてちと迷惑そうでしたね。若い衆から(特にピーター)猫と友達になろうとしてかまう人も出てくるし(笑)
ピーターが猫をかまうのは見てて大変ほほえましかったです(笑)
(そして結局かまわない人の方に猫が行く、というのはお約束)

今回同門の友達に会って「コンサートやろうと思ってる」と言ったらみんな「絶対行くよ」と言ってくれて、その応援が本当に心強かったです。
先生の誕生日にこうやってみんなが集まったのもそうですが、こうやって私を応援してくれる友達の存在を感じて思うのはピアニストはステージとか練習では一人だけれど、決して独りではないんだな、ということ。
素晴らしい先生と、素晴らしい仲間と一緒に音楽の世界(端っこですが)に居ることができて、本当に嬉しいし光栄です。

結局さんざん友達としゃべって酔っ払って帰ったのですが、なんだか大きな、ではないながらも奇跡のような一日でしたね。良い意味でとっても非日常な感じ。
こんな日はそんなに頻繁にないと思うので思い出を大事にしていきたいです。

(なんだか書き忘れたことがいろいろあるようなのですが思い出したらまた後日に・・・)


今日の一曲: フランツ・シューベルト ピアノソナタ D960 第1楽章



今回のコンサートで先生がソロで弾いた曲です。
シューベルトの最後のピアノソナタにしておそらく一番ピアニストに愛されているピアノソナタ。
私も前々からシューベルトのピアノソナタが弾きたいな、と思ってるのですがやっぱりこれが好きすぎて、偉大すぎて他のを弾く気になかなかなれないのが正直なところ。かといっていきなりこの曲を弾くのも以前のエントリーで書いた「いきなり晩年の音楽を弾く」問題とか、「シューベルトの晩年の不思議な枯れてる感じ」のあれとか、今弾くのはどうも自分が未熟なような気がするんです。どうしてもとっておきたい。

この第1楽章の穏やかなメロディーと自由に移り変わるハーモニーはまるで広い空をのんびり見上げているようで。
実際最初の方で音楽が一旦止まったときに左手に聞こえるのは遠雷だそうですね。
なにか悟ったような平安さ、すがすがしさは聴いていてものすごく幸せになります。派手な幸せでなく、果てしなく穏やかな幸せ。
先生が弾くとものすごい柔らかいタッチで、メロディーが本当にのびのびとして。(よくレッスンでもっとメロディーを際立たせなさいと言われるのですが今回の演奏で聴かされましたね!)こういう風な心と感性を持つよう歳を重ねたいなあ、と思うのです。

コンサートの最初に弾かれた同じシューベルトの「人生の嵐」も旅路的なところがあるのですが、この曲も歩んでいくようなところがあって。ただあちらは波瀾万丈の旅、こちらはゆっくり自分の足で杖をついて気ままに進む旅。
「冬の旅」もありますし「さすらい人」という曲も書いてますし、シューベルトの音楽って心をここではないどこかに連れてってくれるようなところがあるんですね。

先生のシューベルトのCDは残念ながらないみたいなのですが、世界のピアニストの中でもシューベルトといえばやっぱりブレンデル。後期の他のピアノソナタも(やっぱりこれには敵わないとはいっても)素晴らしい作品なので一緒にどうぞ。

拍手[1回]

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気分転換など
前回のエントリーに拍手どうもです!

先生のバースデーコンサート、いよいよ明日です!
色んな音楽(主にシューベルト)を聴いて、色んな人と会って先生の誕生日を祝うのが楽しみ。
なのでコンサートだけでなくあとで飲み会みたいのもあるかな、とちょっと期待。きっと寒くて雨降りなんであったかいところでどこか・・・(笑)

そんななか今日もちょろっとロケハン。
教会なんかは今はほとんどどこでもホームページを持ってて写真が見れたりメールで連絡がとれたりできるのですが、どうもそのホームページが例えば「church melbourne」とかいうキーワードで検索してもgoogle mapに連動してでてきたりとかしなかったり、普通のgoogle検索でもイエローページみたいなディレクトリのページが先に出てきたり、どうも不便。
なのでMelwayの索引の「places of worship」のセクションを一つずつ見て該当する地域の教会を一つ一つ検索して。
で、ホームページまでたどり着いてもコンサートを開いてるかどうか、規模はどれくらいか、ピアノなどの設備があるかどうかというのがぱっと見つけられなかったりするので(教会の中の写真を調べてピアノが見つかることも)また大変。
でもいいですね、最近は写真が一杯載ってるホームページもあって、建物の中やステンドグラス、パイプオルガンなどの写真も見られて。古い教会も新しい教会もほんとに惚れ惚れするような建物がたくさんあります。素敵だな~

それから今日はちょっとこれから数週間どんな曲を気分転換に弾くかさらってみたり。
今基礎みたいなものをカバーするような目的でモンポウの「歌と踊り」第5,6番をちょっと弾いてるのと、あとニシコウライウグイスもキープして。(反面嬰ニ短調のバッハと最近あんまり弾かなくなってたプロコフィエフはまたの機会に、とさよならに)
やっぱりカバレフスキーは(特にこの期間では)外せない。去年弾かなかったものをいくつか。
あと数ヶ月前に見つけたシマノフスキの初期の練習曲(Op.4-3)もやってみようかな、と。
それから前から何回も弾いているラフマニノフの練習曲「音の絵」op.39-4。

できればあとは(この期間では習得できない曲の)初見をちょこちょこ混ぜたり、あとフォーレを一曲試してみたいですね。前回の今日の一曲を選んだ前後からちょっと気になってて、というかやっぱりやらなくちゃと思って。
フォーレなんですがね、やっぱりどうしても晩期のを選びたくなってしまう。どんな作曲家でも晩年の作品が好きで、時代的にも、そして自分の弾く他のフランス音楽との相性を考えても晩年の作品を弾いた方がいいのかなあ、とは思うのですが・・・
でも音楽って人間そのものと同じで良いこと悪いこと・続けたもの捨てたもの全部ひっくるめて若いときから積み重ねてきた経験とか色々があってこそ晩年のそれがあると思うんですよ。
それもあって、そして自分がまだ若いのもあってなんかこう気持ち的に最初の作品をすっとばしていきなり晩年の作品を弾いちゃう、というのはどうもためらわれるのです。

それを考慮していろいろフォーレを聴いてみても「これだ!」とぱっと捕まれるものはないんですよね。それはシューベルトも一緒で(ピアノソナタの初期~中期の楽譜を借りてきているのですが・・・)。
弾くレパートリーを広げるってなかなか大変。その多くが自分の音楽的な偏食によるものなのですが・・・

いろいろ広げたい方向はありますが、是非ともフランスの方でもちょっと広げられれば、と思ってはいるんです。フォーレ方向なり、プーランク方向なり、はたまたブーレーズ方向なり。
というのも今企画してるコンサートが上手くいったら、次はフランス音楽を中心のプログラムを!と思っているので(鬼が大笑いしそうですが・・・何事も今回のを乗り越えてからですね!)。
ドビュッシー、ラヴェル、メシアンだけじゃちょっと・・・と思うので。今日前弾いた曲とかをさらってたらどうやら水関連の曲が多くなりそう。

弾きたいものがたくさんある!という焦燥感に常に追われているような気がするのですが、今日その一部が理解できたような気がします。
要するに過去に弾いた曲がすっかり弾けなくなっているかもしれない、という自分への不信感だったようで。
実際今日ドビュッシーなりラヴェルなり色々弾いてみて「意外とちゃんと弾けるな!」とものすごく驚いて同時に安心したのですよね。もっと自分が習得した曲をmaintainできる能力を信じてやれよ!と自分で思いますもん。
そりゃあ前弾いたときにちゃんと弾けてなかったとこは今も弾けませんし、細かいところは指が上手く回らなかったりするとこもありますが、大まかな流れ、和音進行、手や指の動きやタッチなどは案外覚えてますし、そんな何ヶ月もかけて再習得しなくちゃいけないものでは全然ないんだ、と。
そこをちゃんと踏まえて自分は今なにを弾くべきか、ちゃんと考えていかないとと思います。

とにかくこの数週間リフレッシュして、ここ数ヶ月弾いてきた曲で得るものとは違うものを得て、場所決めて、集中して演奏の準備をしなくちゃですね。(暗譜のことあんまり考えてないんですが大丈夫かな・・・)
企画のほうはまあ腰が重かったりするところもあるのですが弾くサイドに関してはいつも楽しんでいられるようちょこちょこ配慮したりなんだりして。

とりあえず明日は祝うぞー!(笑)
先生と友達と楽しい時間が過ごせますように。


今日の一曲: face to ace 「SMILE」



借りた・買ったコレクションラストです。(思いの外かかったなあ)
この曲は日本で注文したミニアルバム「風と貝がら」からの一曲。このCDは夏に関わる、夏を連想させる曲が6曲入ったアルバムです。
「SMILE」は毎週楽しみに聴いているface to aceのお二人がパーソナリティーのFM軽井沢の番組「碓氷峠音楽堂本舗」のエンディングで流れるので一部ながら毎週1回は(再聴するのでたいてい週2回)聴いています。
(ちなみに番組が始まったときの最新アルバムがこれだったからなのかな、オープニング曲「風と貝がら」、第2部の前の挿入曲「CARNAVAL」もこのアルバムからなのです)
暖かいながらも切ないところがあるのがエンディングにぴったり(笑)

その暖かさっていうのがギターの音色だったり、ロ長調というキーだったり、アレンジだったり、あとACEさんの歌声だったり、歌詞だったり、本当に隅々まで暖かいのですね。
歌詞といえば私は耳だけで歌詞を拾うのがものすごく苦手なのですが、「鬼灯色の風」というのが最初耳に入ってきたときはもうなんとも言えない気持ちになりました!色!色彩!もう!

この曲はACEさん作曲ですが、私にとって歌声とメロディーを楽しむイメージがある曲はジャケットで確認してみるとACEさんの曲が多かったりするのですね(歌い手ですから自然なことなんでしょうけどね)。
これと、あと「Peaks」の方の「月華抄」がその方向では今のところ最高峰だと思います。

そんなこんなでここ数ヶ月毎週複数回聴いているにも関わらず毎回毎回タイトルの通り笑顔になってしまう優しい曲です。(ほんとこういう音楽がピンポイントで欲しくなる、必要なときってありますからねー)

今回私が購入した「Peaks」も「風と貝がら」も、face to aceのmyspaceで何曲か一部を試聴することができるんです。
普段この「今日の一曲」では試聴できる録音を優先的に選んでるのに今回(そしてpeaksの時も)myspaceに試聴がない曲を選んでしまいました(汗)
ということで改めて先ほどのリンク先の曲リストの下にある「See all featured」で7曲試聴できますよ、とここに記しておきます。そしてものすごくおすすめしておきます。
また他の曲も後日紹介していきますね。

拍手[2回]

バーチャルロケハン中。
前回のエントリーに拍手ありがとうございます!

昨日一昨日とコンサート場所をネットで探し始めて頭がすっかりそっちにしか向かなくなってたのでこれは困ったと思い今日は(また仕事がこなかったので)書き物に頭を向けることに集中しました。どれだけ成果があったかは別として(苦笑)、創作に心を向けるのも楽しいですしちょっと安心するところもありますね。

今日は先生とレッスンを予約しようとしてまたもや先生がホリデーに入る前のタイミングを逃して7月の終わりまでレッスンできないことになってちょっと脱力しておりました。(その間に先輩とかに聴いてもらったりするのももちろん可能なんですが)
今からいつになるかわからない本番まで今の曲を維持するのもしんどいだろうし、それじゃあ今からちょっとしばらく全く別の、前弾いてたり弾いてなかったりする曲を弾こうかなあ・・・と。
明日大学の図書館でちょろっと楽譜を借りてきたりなんだりして考える予定。

それでコンサートのロケーションハンティングはまだまだやることいっぱい。
でも既に候補とできるかな、な場所もいくつかでてきましたし、逆にここは違うなあ、というところも出てきましたし。
まず地域で絞って、地域の役所というかのページだったり、Melwayの索引だったりで貸しホールを探したり、それから一部学校だったり、あとは教会もホームページがあるところは調べてみたり。

メルボルンは至る所に大小様々な、古いものから新しいまでいろいろな宗派の教会があります。
礼拝や集会が行われたり、合唱団が活動したり、教会によってコンサートや結婚式、お葬式など様々なイベントに貸し出されることもあり。
パイプオルガン(これも規模は様々)があるところもありますし、そうでないところもあります。ピアノはないところも結構あるみたいですね。
こないだアドバイスをもらったときに言われたのは教会とかの場合、録音機器などに使うコンセントがあるか、ちゃんと仕えるような位置にあるか、とかいうことも考慮する必要があるそうで。

でも最終的には教会で演奏したいな、と思ってます。弾く曲が結構宗教フレーバーありますしね。
あとちょっと寒いかもしれないけれどピアノのあるような教会だったら音響の心配はそれほどないかな、と。(アドバイスをくれた友達のデュオコンサートのときは管理はシンプルに鍵を渡してくれるだけだったらしいですし、そういうところ教会はゆるくて助かることもあるのかな)
天井が高いのとか、ステンドグラスがあったりするのはなんかいいな、と思いますし。

昔学校のコンサートでチェロ(無伴奏!)を教会で弾いたことありますよ。学校(と兄弟校)の最寄りの教会でBrighton のSt Andrews Church(宗派はアングリカン)、今調べて見てみるとキャパが400人とローカルにしちゃ結構でかい教会なんですよね。よくそんなところで弾いたな。しかも退院すぐ後に。
あそこは学校内外のイベントで何度も行ってて、無神論者なんで行きつけのってわけではないながらもものすごく馴染みのある教会です。音響も大聖堂らしい良い感じで、建物としても古くて美しいです。在学中はほんと当たり前に思ってましたけど。

もちろんシティの街中にも(二つの大聖堂を含め)いろんな教会があります。コンサートなどを聴きにいった場所もいくつか。
ここ10年で新しく開発されたDocklandsにも教会あるみたいですしね~

シティの中、ではないんですがそれに近いところでちょっと「ここで弾けたらいいなー」って教会は見つけてます。
現実的にちゃんと考えなくちゃいけないのは重々承知なのですが、たまにはちょっと夢も見てみたい。といってもそんなにでっかい場所ではないですよ。
St. Johns Southgate(宗派はルター派)という教会なのですが、その名の通りサウスバンクでよくご飯とかジェラートとか食べてるSouthgateの裏にひっそりと(?)ある教会。トップページの「バレリーナのスカート」と一緒に写っている写真がそのロケーションをよく表しています。(だからアクセスも良いんですよ)
Hamer Hall(改装中)やState Theatreなどメジャーで大きな演奏・芸術ロケーションが多くある中にこのひっそり感。
モダンなデザインでキャパシティは200人、グランドピアノ、楽譜立て、録音機材や暖房が完備とコンサートに向いている場所で、実際ここにアンサンブルのコンサートを聴きに来たこともあり。
今回は(集客に全く自信がなく予測がつかないので)だめでもいつか!と夢見ています(笑)

それはともかくなんとか今回のこれをなんとかせねば、とまた明日から色々探してみなければ。
絞ったところで連絡とったり質問したりとかでまたぐずぐずしそうですが、そのぐずぐずを考慮して「ハンティング」の部分をてきぱきしたいところです・・・


今日の一曲: ガブリエル・フォーレ 前奏曲第3番



これは母に買ったフォーレピアノ作品全集(ジャン=フィリップ・コラール演奏)から。4枚組のCDでフォーレばっかり&ピアノばっかり、ということで実はまだあんまりしっかり聴いていないのです(汗)あとフォーレは心にがちっとくるような音楽ではないため、という言い訳も・・・

一応チェリスト時代にフォーレはメジャーな何曲か(エレジーとシシリエンヌ)弾いてますが、ピアノではまだまだ。
なんというか、フォーレって時代的にもスタイル的にもざっくり言えばショパンとドビュッシーの間、みたいな印象で、あんまり強く「これ弾きたい!」と思ったこともなくなんとなーく素通りしている次第。

ショパンとドビュッシーの間、はでもそう的外れでないと思います。
実際フォーレの初期の作品ってショパンのスタイルにものすごく似てますし(ショパンがフランスに住んでてフランスのスタイルの影響を受けたのも大きいですが)、あと単純にこの全集4枚組の曲名のラインアップをみると舟歌やノクターン、前奏曲やマズルカ(1曲ですが)など「ジャンル」が両者結構似通ってる印象を受けます。

そんななかこの前奏曲集は晩年の作品(作品番号=op. 103です)。全部で9曲あるのですが、ショパンの影響と各曲違うキーで書いてあることを考慮するともしかしたら全部違う調で24つ書きたかったのかもしれませんね(推測)。フォーレは同じ「舟歌」のくくりでも初期から晩年まで様々なタイミングで書いてたりしますし。

今回今日の一曲を選ぶに至ってちょこちょこいろんな曲集からフォーレの曲を聴いてみたわけですが、特にこの曲には惹かれるものを感じましたね。(ただし英語のwikipedia行ったら前奏曲集はマイナーだと言われた・・・ただこの曲はその中でも取っつきの良い方だそうで)
フォーレの比較的初期の作品を聴いて知っているとものすごく新鮮ですよ。なんかワインが成熟してものすごい違う味になったみたいな驚き。

感情表現だったり、色彩だったりハーモニーの変化がものすごく複雑で、たとえさっき書いたように24つ前奏曲がそろったとしても24keysvirusでキャラクター付けするにはものすごく難しそうな。
とにかく様々な意味でニュアンスと色彩が渋くて、奥深くて、素晴らしい微妙さで。
20世紀のフランス音楽を拠点としてる私から見て「うわあこれフランスだなあ」と思うような(笑)色はドビュッシーにも通じるけれど感情表現はプーランクにも似てるところがあったり。
いやこれが弾けたら大人ですね。なんだかそう思います。

メルボルンの今の季節、つまり秋から冬に入るようなときがこういう曲はおすすめかな。
ちょっと先になっちゃいますが(汗)大人の味わいを是非。

拍手[1回]

まだまだゆっくり。
前回のエントリーに拍手ありがとうございます~
母(昔ホルンを吹いていました)にメル響のホルン奏者さんたちがものすごく気さくだったという話をしたら「ホルン奏者はたいていそうだ」と言われました。そうだよなあ。
なんか私が知ってる限りでもホルン奏者で気むずかしい人っていないみたいんですよね。母曰くちょっとシャイな人はいたりするし(私:そういう場合は酒を飲ませてみよう)、よくしゃべる人はいたりするけれど、ものすごく神経質な人とかはいないみたい。
「楽器と性格」でも書いてますがホルンってのは音が当たり前のように外れる楽器なので(ホルン奏者が音が外れる話をするのを聴くのが好きです)、神経質だとやってけないところがあるんでしょうね。

そうそう、今度の日曜のバースデーコンサートに関して新聞(The Age)に先生の記事が載ってましたよー!
先生がこんど70歳になることをここで初めて知る、という(笑)ただ正確な誕生日は今も分からず。
インタビューもちょこちょこ載ってたり。奏者・作曲家としてマイケルの名前、そして作曲家としてピーターの名前も載ってます。(コンサートの一部として先生の好きなショパンの「舟歌」をテーマに曲を作曲家達がプレゼントという企画があるんです。)

記事にある先生の言葉によると日曜日のコンサートは別れではなく 「ゼロ歳の誕生日」らしくて。「コンサートに向けた準備の過程で経験する緊張はあるけれど、それでもこれからまた70年(ピアノを)弾き続けても全然いいと思う」という思いが表れているそうです。
あと「新しい曲を始めるには若いほうがいい」「最初うまくいかなくともそれから10年も弾いていれば大幅に上達するからね」の言葉は先生らしくて笑い転げました。

そういえばこのコンサートのプログラムはシューベルトが多いですね。フランス印象派が得意、というイメージがあったのですが最近はオーストリアでシューベルト関係のフェスティバルに行ったり割合がぐんと大きくなったみたい。そのうちシューベルトを弾いてレッスンしてもらいたいですね。

昨日、今日とリサイタルをやるための場所を確保すべくインターネットとMelway(メルボルンと郊外の地図、とにかく最強)を駆使して候補を探していました。
地域でしぼって、あとはホールの類だったり、学校で一般にホールなどを貸してるところ、ギャラリー的な場所、教会などから探してます。(教会は明日から検索する予定)
まずはある程度のピアノ(グランドは必須)があるところで、大きすぎない場所。できたら音響も考慮したい。
理想的には教会がいいな、と思ってます。天井も高いですし、プログラムにも合うかな、と。
こんなところでやってみたいなーというところはいくつかあるのですが(そんなに大きくない場所で、ですよ)、まだまだだなーと。でもいつかは。
色々心にハードルはあるながらもなるべく早く決めたいと思います。

さて、今日は妹が仕事から帰って来るなりシティで買ってきた戦利品を見せてきました。
聖飢魔IIの創始者であるダミアン浜田陛下が愛用している(していた)のと似たような虎縞柄のレギンズ!
(そこで見せながら陛下の台詞「私はアニマルプリントが好きなのだ」と言ってきたので私も同じく「なかなかよい」と陛下返ししました)
妹のことなのでもちろんがっつり意識して買ったんですよ。早速Satan All StarsのDVDでの登場シーンをかけて衣装をチェックしながらプチコスプレしてましたよ(笑)私の服も引っ張り出してきて(黒い服はやっぱり私の方が多いですからね)。
そんな話から今日の一曲に続きます。


今日の一曲: 聖飢魔II 「野獣」



別に今日前述のことがあって選んだのではなくて買った物・借りた物シリーズの順番でちょうど今日になったところにああいう流れがありまして(汗)
妹が購入しました聖飢魔IIの「メフィストフェレスの肖像」という大教典(アルバム)収録の曲で、作曲・作詞はダミアン浜田陛下(当時は殿下。この大教典発布までには・・・というか地球デビュー前に抜けてるのですが)です。

さっき観てたSatan All Starsでは「野獣」は残念ながら演奏されてないのですが、デーモン閣下とダミアン殿下との対談のシーンで言及がある曲だったりします。
ダミアン殿下が聖飢魔IIのために書かれた曲でどれが一番思い入れが深いか、との質問にはっきりと「野獣」と答えてるのですが、その答えを聞いたときの閣下の様子がものすごく驚いたというか、ちょっと笑い混じりで、というかで前々から私も妹も不思議に思っていたのです。
(ちなみにそのとき理由を聞かれて「私はアニマルプリントが好きなのだ」と言ってたのもまた謎・・・)
Wikipediaで読んだのかな、他の構成員様たちも「なんで野獣なんだろう」(もっと良い曲も書いてるのに、というのもあった)と思っているらしい、色々と謎のある曲。

私は普通に好き、というか結構好きな曲なんですよね、野獣。
というかダミアン陛下の曲全般、テイストが自分にとってものすごく馴染みやすいというかネイティブ言語に近いものがあります。(変ロ短調だしなあ)
その中でもメロディーだったりリズムだったりものすごく好きですし、あと間奏のギターのデュエット素晴らしすぎますよ!
(あと解散の前でダミアン陛下がまた帰ってきたときこの曲をやった周りの一連の演奏(映像)も大好きです。)

それからこの「メフィストフェレスの肖像」という大教典も私は大変好きです。曲のラインアップがとにかくツボ直撃ですし (暗い激しい色彩が多いですからねー)、CD1枚としてなんか世界観が好きで。
あと「ボーナストラック」にほくほく(笑)そのうちそれも含めてもっと紹介しますよー。

それから今Amazonでリンク用のを探してて思ったんですがなんでAmazonのこの大教典の試聴のとこ、英語のタイトルが全部カタカナ表記なんだろう・・・(汗)

拍手[1回]

Melburnian Nighttime Adventures
いきなりあれですが・・・いやあメルボルン寒いですね!
外に出てるのは朝とか夜とかだったので余計に・・・
幸い雨に降られたりとかはなくて。一応傘は持ってますし降られたってどうってことないのですがね。(そこまで良い服着たりしてるわけでもないですし)
でも不思議と外を歩いていろんなものを見て回ったりしてると心地いい寒さに思えるのが不思議です。まだまだ平気ってことですかね。

昨日はマレーシアから帰ってきてるホルン友達とまた遊びに行きました。彼はメル響のコンサートの最終公演があったのでその後に。
シティのWestinホテルの下にあるワインバー(La Vita Buona)に居る、というので行ってみたら共通の友達一人とメル響のホルンセクションで飲んでました。店内はこじんまりとしてるのですがボトルキープしてるワインもあったりボトルがいっぱい飾ってあったり。サイトをみるとワインショップもあるみたいですね。
そこでもう一杯飲んでから別の友達も合流して、ラストドリンクだと店の人もいってたんで移動しよう、ということになり。
コンサート組はどうやらごはんを食べていなかったようなので軽い物でも食べながら飲もうということになりました。

メル響のホルンの紅一点のお姉さん(聞くところによると「音楽家一族」だとか)の薦めで「居酒屋 伝」に行こうとしたのですがこちらもラストドリンクの時間で。前々から名前は聞いてたんですがどこかわからなかったので、こんな形で出会うとは思ってませんでした。こんど行こう。

で、チャイナタウンで水餃子やってるとこなら開いてるんじゃないか、ということでチャイナタウンをうろつき。
でもこの時点で午後11時過ぎてるんでさすがのチャイナタウンでもほとんど店は閉まって・・・ましたが、裏道にある見かけちょっとぼろっちい中国料理店がどうやら見覚えがあるとのことで入ってみました。(BYO用にワインを2本持って)
ほんと見かけによらず、な店でしたね。Supper Innっていうところなんですが後でみたらレビューも良いみたいですし。
そこで7人でワイン2本を空けて、そしてアサリ、椎茸と野菜、タコとクラゲ、鴨とあとなんだったかな、で合計5皿プラスご飯を頼みました(笑)お酒が入ってると満腹中枢が壊れるらしく結構食べましたよ私も・・・
途中隣のテーブルで真夜中になるとともにハッピーバースデーの歌が始まったので乗っかりましたよ!なんだか25歳の誕生日みたいでした。中国料理店でもみんな歌いますね、楽しかったです。

今回お会いしたメル響のホルン奏者たちは気さくないい人ばっかりですね。ホルン奏者の苦労だとか偉大なホルン奏者たちの話(どんなに偉大な奏者でも調子良いときと悪い時の差はすごいんだぞ、とか)など音楽に関する話から、下ネタジョークから(女性まで・・・)、本当にくだらないなんでもない話をしたり。ユースからプロまでホルン奏者はどうやらユーモアのレベルは一定、ということで。
私のホルン友達は「ホルンがとちってるところ」の真似がすごいです(笑)どうしても「fl」の音が入るんですよね、音を外すと。

酔っ払ってくるとほんとうにどうでもいい話とか突拍子もない話がでてくるんですよね。マレーシアにはちゃんとしたスブラキがない→向こうでそれでビジネスを始めればいい→スブラキでギリシャの経済危機を救うプロジェクト、とか(笑)
で、それを超えるさらなるプロジェクトとして鯨の養殖を始める、とか(笑)
酔っ払いの話なので何一つ本気にしてはいけません・・・(ただスブラキをマレーシアに、は賛成)

で、マレーシアに「ちゃんとした」スブラキがないもんですから私のホルン友達は次の日の朝食+向こうに戻る飛行機で食べる用にStalactitesで2つスブラキを買っていきました。その時点で今回はお開きに。
次来れるのはまたメル響とお仕事があるとき、という話でしたが来年くらいは向こうに遊びに行けるといいなあ・・・

そしてこないだのユースオケで裏方をやってお世話になった友達も一緒だったのですが、こないだ会ったとき「在学中にメルボルン一のチェレスタ弾きといってくれたのを今も糧にしている、ありがとう」と言うの忘れたな、と思って「いつか(酒が入ると言っとかなきゃ、と思いやすいらしいようで)。
結果お酒がお互い入ってるのでなんか「今もそうだよ」とか色々褒められまくりましたよ(笑)本当に優しい友達です。
やっぱり馬鹿騒ぎも音楽のことも、大学時代の友達と一緒に楽しむのが本当に好きで楽しいです。
あんまり頻繁にはこんな夜に飲んで食べて騒いでタクシーで帰ってなんてできませんが楽しさと友達とのつながり、感謝を忘れずまたこういう時間を過ごせたらな、と思います。

とりあえず土曜の朝も今朝も二日酔いにならなかったし、今朝歯医者でも異常なしだったとは言え肝臓を始め生活リズムまでちゃんと体をいたわっていかないとですね(汗)


今日の一曲: モーリス・ラヴェル 「序奏とアレグロ」



今回はまた借りたものコレクションから。
これも両親の好みの関係だと思われるのですがうちはフルート曲のCDがあんまりないんですよね。父が買ったベートーヴェンのフルート関係の曲、あとは木管アンサンブル関連以外はほとんど・・・
なので前々からちょこちょこ大学の図書館で借りたりして手持ちを増やしてたのですが、とくにドビュッシーのフルート、ビオラとハープのソナタとかこの曲とかがないのが気がかりで。
で、大学で探してみた結果なんだかいろんな時代のフルートレパートリーを集めてみました、みたいなCDセットでしか手に入らなかったわけです。
こういう「集めた」CDって録音がちょっと良くない場合がちょくちょくあるんですよねえ・・・

さて、この「序奏とアレグロ」はちょっと変わった楽器編成。ハープ、フルート、クラリネット、それに弦楽四重奏という大分変則な七重奏。
聞いてみると室内楽、というのとはちょっと違うんですよね。時間的に移り変わる構成はラプソディー的で、ハープのパートから見てみるとどっちかというと小協奏曲みたいな性格で。
だからハープはソリスト的な役割で、フルートとクラリネットはその次に位置して独立したパートを吹いて、さらに弦楽四重奏はそれで独自にまとまってる感じかな(同じラヴェルの弦楽四重奏にも通じるものがあるし、それだけでオケになるようなところさえある)。
全体像を捉えるのはなかなか難しい。きっとラヴェルも実験的に書いてみたんじゃないかなあ・・・

正直ラヴェルの作品として考えるとそんなにぱっとする曲ではないのですが(まあラヴェルは他の曲の水準がものすごく高いですし)、でもハープの入る曲と考えるとなかなか聴き応えもある良い曲だと思います。
ダフニスとクロエを弾いたときハープパートはなかなか苦労してましたがこの曲でそれより簡単なパートになるとはとうてい思えないですし、「普通の」室内楽でいえばピアノに匹敵する役割のボリュームあるパートですからね。大変なんじゃないかなあ。

ということでフルートの曲、というよりもラヴェルの室内楽作品、というよりもハープの活躍するレパートリーとしてこの曲はおすすめです。
リンクするCDもハープ中心にまとめたもので。ドビュッシーの2作品(フルート、ビオラとハープのソナタ、そして2つの舞曲)もおすすめです。

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