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いよいよ明日です!
<メルボルン・ユースオーケストラ コンサート4>
指揮者: Fabian Russell
[プログラム]
ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」
トマジ トランペット協奏曲 (トランペット:Josh Rogan)
(休憩)
ラヴェル 「ダフニスとクロエ」バレエ全曲
会場: Australian National Academy of Music (ANAM、国立音楽アカデミー(サウス・メルボルン))
10月16日 午後2:30開演
チケット: 大人$25、Concession(学生・高齢者など)$20、6歳未満の子供は無料。
(コンサートの詳細はMelbourne Youth Music公式サイトとFacebookにも)
昨日の夜と今日の午後は実際の会場であるアカデミーでリハーサルでした。
音響はいつものようにドライな曲調にはちょっと仇するもので、特にラヴェルが華やかな色彩を作るときに使うトランペットやタンバリンやシンバルやスネアドラムなどの音が増幅されて。
かなり耳に来るため今度こそ耳栓使いました。左耳だけ入れるとわりと楽です。(そしてトゥーランガリラの時みたいに自分の音が聞こえなくならない(笑))
ホールでいろんな音がいろんなところに反射する様子が面白いですね。実際に奏者が居る、楽器がある方向とは全然違う方向から聞こえてきたり。一番顕著だったのが昨日のコントラファゴット。楽器自体は私からみてステージの反対側、しかも音が出るのは前・下方向なのになぜか音が私の右後ろの壁から跳ね返ってくる、という現象に思わず笑いそうになりました。
ステージの反対側、といえばコントラバスの低音のピチカートがたまに床を伝って地響きとして足の裏に届くこともあります。くすぐったいですね(笑)
リハーサルは順調。昨日は珍しくラヴェルに予定以上の時間をかけてしまってトマジを押してしまったのですが、今日はラヴェルを最後にすることで解消。ラヴェルは軽く(=止めながらも)通す余裕までありました。
個々のパートもアンサンブルも難しい曲ですが大分細かい表現まで完成しつつあります。
そんななかめざましい活躍を見せているのが木管とホルン。
ホルンは1番の数々の超高音・超難関ソロの活躍だけでなくセクションとしてもものすごく優秀。楽器の性質をものともせず速いパッセージもがんがん前に進みますし、合唱のパートを受け持つ部分もとっても頼もしい(最後の方なんかオケの音と混ざって本当に声みたいに聞こえます)。
木管は本当にソロが多い。第1奏者だけでなく第2奏者、各種特殊楽器(ピッコロ、アルトフルートなど)も本当に目立つ部分がいっぱいで。
第1オーボエの男の子がびっくりするほど安定感あってすごいです。結構若いと思うんですが、第2と合わせるところも高音もソロもまあはずさない。それからコール・アングレは数年前ユースオケでオーボエのリーダーだった子で、こちらも実力は間違いないです。
あと格好いいな、と思うのはおもちゃのように小さなEs管クラリネット。オケの音を超えて甲高く響く様は実際にどこか文で伝えれたらいいのに、と思うのですが。
それからアルトフルート。なんでもメル響で吹いてる先生に見てもらいにいったら楽器の裏にBlu-tack(こういう粘着ラバー。壁にものを貼ったり、隙間埋めたり何にでも使える)を貼ってくれて、そしたら音がものすごく良くなったそうで。(確かに変わった!)不思議なもんですね!
生まれ変わったら木管楽器奏者になってダフニスとクロエとか春の祭典とか弾きたいな!
(今世で今から始めるとしたら以前やってたオーボエですが何年かかることやら・・・そんなお金も時間もないですし)
お隣のハープも頑張ってます。今日もリハーサルが始まる前に指揮者さんとちょっとさらったりなんだり。実はダフニスだけじゃなくてトマジでもなかなか難しいパートだそうで・・・
休憩中に色々ハープの事情について話も聞けました。ハープ奏者だったり、演奏のことだったり。なんでもオーストラリアでハープのメッカといえばキャンベラでものすごく良い先生がいるのでみんなそっちにいくのですが、向こうはオケはあんまりなくてソロ演奏にフォーカスするらしいです。
ピアノだからそういう事情はなんだかわかるなあ・・・やっぱりなんだかんだでソロは大切ですものね。
今日は結局ダフニスの最後の5拍子の部分、いきなりテンポアップすることになりました(というか今まで遅めにやってて通すときにいきなり本来のテンポになった、ということですね。今のテンポのほうが動きがいいですし)。
みんな速くしても弾けるんですがあらかじめ言ってもらわないとびっくりするし焦りますよ!ほとんどこのセクションで音がない私だってそうなんですから木管や打楽器奏者はもっとそうだったでしょうね・・・
でも今書きましたがそれでもみんな弾けますし新しいテンポに調整早いです。
私もそうですが若いうちからしっかり高い水準でオケの訓練されてますわー。
まだちょっと整えなくちゃいけないところはありますが、明日の本番には素晴らしい演奏になりそうです。
ダフニスとクロエは本当に音楽というよりは魔法そのものの様で。明日の演奏ではラヴェルの作った魔法が最大限に「本物」になるよう願っています。
ちょっと緊張してはいますが楽しみ!
今日の一曲: エクトル・ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」
リハーサルで聞いただけですがこれもちゃんと紹介しないと、ということで。
今回のコンサートで一番最初に演奏される曲です。
まあ派手でテンションが高い曲!(笑)エキサイティングなスターター曲ですね!
実はユースオケではここ数年の間にこの曲を複数回弾いているそうで、奏者たちからは「(指揮者さんが)この曲好きだよね-」という声がちらほら聞かれます。
私がチェロを弾いてた時代はもうちょっと前なんで弾いたことないです。でも私たちがやった同じベルリオーズのBenvenuto Celliniの序曲よりもずっと面白い曲ですよ。
クラシック史の中では様々な国の作曲家(イタリア自身を含む)がイタリアに関する曲を書いていますね。それはもう「みんなイタリア大好きだな!」と思うほど。
そしてそんな音楽の中でイタリアに関する魅力、というのは大分共通したところがあると思います。
それは明るい太陽、温暖な気候、明るく情熱的な人々、おいしい食べ物、鮮明な色彩。
そんな魅力がこの序曲の中にも満ちあふれています。
派手さとかにしてもしっかりベルリオーズなんですが、メロディーとかテンポの感じとかから本当にイタリアが伝わってきます!
こないだラヴェルはオーケストレーション、楽器使いが天才的だと言いましたがそれは一時代前のベルリオーズも同じで。
当時は奇抜だった、でもとても効果的な楽器の使い方はこの曲・・・・でも見れますが是非「幻想交響曲」の方をどうぞ(笑)
楽器使いと言えばこの序曲でシンバルがものすごい活躍してますね!あまりに活躍しすぎてベルリオーズで弾いてない奏者が待機してるときにバスクラの子がものすごい物真似してたほど(笑)
楽しいだけ、っちゃあそれまでなんですが少なくとも憎めない、魅力にあふれた序曲です。
(なんとなく言及しましたがこの序曲と幻想交響曲めっちゃどこでもカップリングされてるじゃないですか!)
<メルボルン・ユースオーケストラ コンサート4>
指揮者: Fabian Russell
[プログラム]
ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」
トマジ トランペット協奏曲 (トランペット:Josh Rogan)
(休憩)
ラヴェル 「ダフニスとクロエ」バレエ全曲
会場: Australian National Academy of Music (ANAM、国立音楽アカデミー(サウス・メルボルン))
10月16日 午後2:30開演
チケット: 大人$25、Concession(学生・高齢者など)$20、6歳未満の子供は無料。
(コンサートの詳細はMelbourne Youth Music公式サイトとFacebookにも)
昨日の夜と今日の午後は実際の会場であるアカデミーでリハーサルでした。
音響はいつものようにドライな曲調にはちょっと仇するもので、特にラヴェルが華やかな色彩を作るときに使うトランペットやタンバリンやシンバルやスネアドラムなどの音が増幅されて。
かなり耳に来るため今度こそ耳栓使いました。左耳だけ入れるとわりと楽です。(そしてトゥーランガリラの時みたいに自分の音が聞こえなくならない(笑))
ホールでいろんな音がいろんなところに反射する様子が面白いですね。実際に奏者が居る、楽器がある方向とは全然違う方向から聞こえてきたり。一番顕著だったのが昨日のコントラファゴット。楽器自体は私からみてステージの反対側、しかも音が出るのは前・下方向なのになぜか音が私の右後ろの壁から跳ね返ってくる、という現象に思わず笑いそうになりました。
ステージの反対側、といえばコントラバスの低音のピチカートがたまに床を伝って地響きとして足の裏に届くこともあります。くすぐったいですね(笑)
リハーサルは順調。昨日は珍しくラヴェルに予定以上の時間をかけてしまってトマジを押してしまったのですが、今日はラヴェルを最後にすることで解消。ラヴェルは軽く(=止めながらも)通す余裕までありました。
個々のパートもアンサンブルも難しい曲ですが大分細かい表現まで完成しつつあります。
そんななかめざましい活躍を見せているのが木管とホルン。
ホルンは1番の数々の超高音・超難関ソロの活躍だけでなくセクションとしてもものすごく優秀。楽器の性質をものともせず速いパッセージもがんがん前に進みますし、合唱のパートを受け持つ部分もとっても頼もしい(最後の方なんかオケの音と混ざって本当に声みたいに聞こえます)。
木管は本当にソロが多い。第1奏者だけでなく第2奏者、各種特殊楽器(ピッコロ、アルトフルートなど)も本当に目立つ部分がいっぱいで。
第1オーボエの男の子がびっくりするほど安定感あってすごいです。結構若いと思うんですが、第2と合わせるところも高音もソロもまあはずさない。それからコール・アングレは数年前ユースオケでオーボエのリーダーだった子で、こちらも実力は間違いないです。
あと格好いいな、と思うのはおもちゃのように小さなEs管クラリネット。オケの音を超えて甲高く響く様は実際にどこか文で伝えれたらいいのに、と思うのですが。
それからアルトフルート。なんでもメル響で吹いてる先生に見てもらいにいったら楽器の裏にBlu-tack(こういう粘着ラバー。壁にものを貼ったり、隙間埋めたり何にでも使える)を貼ってくれて、そしたら音がものすごく良くなったそうで。(確かに変わった!)不思議なもんですね!
生まれ変わったら木管楽器奏者になってダフニスとクロエとか春の祭典とか弾きたいな!
(今世で今から始めるとしたら以前やってたオーボエですが何年かかることやら・・・そんなお金も時間もないですし)
お隣のハープも頑張ってます。今日もリハーサルが始まる前に指揮者さんとちょっとさらったりなんだり。実はダフニスだけじゃなくてトマジでもなかなか難しいパートだそうで・・・
休憩中に色々ハープの事情について話も聞けました。ハープ奏者だったり、演奏のことだったり。なんでもオーストラリアでハープのメッカといえばキャンベラでものすごく良い先生がいるのでみんなそっちにいくのですが、向こうはオケはあんまりなくてソロ演奏にフォーカスするらしいです。
ピアノだからそういう事情はなんだかわかるなあ・・・やっぱりなんだかんだでソロは大切ですものね。
今日は結局ダフニスの最後の5拍子の部分、いきなりテンポアップすることになりました(というか今まで遅めにやってて通すときにいきなり本来のテンポになった、ということですね。今のテンポのほうが動きがいいですし)。
みんな速くしても弾けるんですがあらかじめ言ってもらわないとびっくりするし焦りますよ!ほとんどこのセクションで音がない私だってそうなんですから木管や打楽器奏者はもっとそうだったでしょうね・・・
でも今書きましたがそれでもみんな弾けますし新しいテンポに調整早いです。
私もそうですが若いうちからしっかり高い水準でオケの訓練されてますわー。
まだちょっと整えなくちゃいけないところはありますが、明日の本番には素晴らしい演奏になりそうです。
ダフニスとクロエは本当に音楽というよりは魔法そのものの様で。明日の演奏ではラヴェルの作った魔法が最大限に「本物」になるよう願っています。
ちょっと緊張してはいますが楽しみ!
今日の一曲: エクトル・ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」
リハーサルで聞いただけですがこれもちゃんと紹介しないと、ということで。
今回のコンサートで一番最初に演奏される曲です。
まあ派手でテンションが高い曲!(笑)エキサイティングなスターター曲ですね!
実はユースオケではここ数年の間にこの曲を複数回弾いているそうで、奏者たちからは「(指揮者さんが)この曲好きだよね-」という声がちらほら聞かれます。
私がチェロを弾いてた時代はもうちょっと前なんで弾いたことないです。でも私たちがやった同じベルリオーズのBenvenuto Celliniの序曲よりもずっと面白い曲ですよ。
クラシック史の中では様々な国の作曲家(イタリア自身を含む)がイタリアに関する曲を書いていますね。それはもう「みんなイタリア大好きだな!」と思うほど。
そしてそんな音楽の中でイタリアに関する魅力、というのは大分共通したところがあると思います。
それは明るい太陽、温暖な気候、明るく情熱的な人々、おいしい食べ物、鮮明な色彩。
そんな魅力がこの序曲の中にも満ちあふれています。
派手さとかにしてもしっかりベルリオーズなんですが、メロディーとかテンポの感じとかから本当にイタリアが伝わってきます!
こないだラヴェルはオーケストレーション、楽器使いが天才的だと言いましたがそれは一時代前のベルリオーズも同じで。
当時は奇抜だった、でもとても効果的な楽器の使い方はこの曲・・・・でも見れますが是非「幻想交響曲」の方をどうぞ(笑)
楽器使いと言えばこの序曲でシンバルがものすごい活躍してますね!あまりに活躍しすぎてベルリオーズで弾いてない奏者が待機してるときにバスクラの子がものすごい物真似してたほど(笑)
楽しいだけ、っちゃあそれまでなんですが少なくとも憎めない、魅力にあふれた序曲です。
(なんとなく言及しましたがこの序曲と幻想交響曲めっちゃどこでもカップリングされてるじゃないですか!)
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前回のエントリーに拍手ありがとうございます。
明日・明後日・明明後日でもうコンサート。リハーサルは週末に限ってるので余計に早い!
母もよく言ってることなのですが世のクラシック音楽を扱った小説、漫画などの作品で「これはないよなー」と思うこと、現実的に納得できないことがあると結構萎えちゃう傾向にあり。
書いてる方はその畑の人じゃないので(といってもプロが監修してるのもありますがね)まあしょうがない、とは思いつつも遠ざかってしまう、という。
特に思うのが「オケ生活ってもっと楽しいんだぜー」という(笑)
色々ブログや書き物で自分でも書いてみても伝わる感触が全くないので、もういっそリハーサルからコンサートから打ち上げから見る物聴くもの全部お伝え配信できたらな、と思うほどです(笑)
そのなかでも指揮者の存在、というのは割と差が大きいところかな、と。
指揮者はそんなに孤高な存在でもないです。指揮を始める人は大学で一旦演奏を専攻してますし、なんせ業界が狭いんで指揮をやってる時点で奏者始め一緒に演奏してきた仲間ですから。
だから奏者はみんな厳しい目で見てますが本当に心から応援してますし、指揮者もいろいろ勝手が分かって信頼を寄せやすい環境です。
小学6年生でチェロを始めてすぐ学校のオケに入って、間があいたときも少しありながら、なんだかんだでオケ歴15年ほど(こればっかりは自慢していいと思うんです)。
その間に様々な指揮者さんのもとで弾いてきました。正確な数は分からないのですが他の学校との合同オケもありますしユースオケ・サマーキャンプなどもやってて20人超してちょっとしたところで数えられなくなりました。(音楽家はそもそも4まで数えれれば(後略))
そのたくさんの指揮者さんのほとんど、とくに大学に入って以降はレギュラーメンバーでも私みたいにたまーに呼ばれる奏者でもわりと奏者を大事にしてくれて、指揮台に立って居ながらも奏者と対等な立場で、こっちの声も聴いてくれていたわってくれて、一緒に音楽を作る、という姿勢で一緒にお仕事してくれる、と私は感じています。
(なので某漫画に出てくる指揮者を見ると大分胃が痛いのですよね・・・奏者として、マネージャーとして見て仕事一緒にできないタイプだなー・・・と)
今ユースオケで一緒にお仕事している指揮者さんとはもう数年のおつきあいになります。
その前もメル響でテューバを吹いてるのを何回も見たことありますし、指揮してるのを見たり、奏者である友達から色々話を聞いたりして。
ちょっとあの人強面で(昔コンサートの後低音奏者と一緒に飲んでてみんなちょっと強めの顔で黒ずくめでそれはもう面白い光景でした)厳しい人なので最初は金管以外の人はちょっと近寄りがたかったりしましたし、弦奏者の扱い方がちょっとあれだったのか最初は弦から不満の声もありましたが、それもすぐ変わりました。
そういう経緯を知って、今ユースオケとかで私よりもまだ若い人たちと談笑してるのを見てるとやっぱり指揮者ってそういうものなんだな、そういうのも大事なんだなと思いますもの。
親しみももちろんありながら、やはり指揮者としての彼の音楽の表現、演奏の運び方、リハーサルの裁き方、奏者との接し方や音楽との向き合い方、曲の選び方など素晴らしいものたくさんあって。(ちなみに奏者としてもものすごい人でした)
そしてやっぱりハープだったりチェレスタだったり、いつもいるわけじゃないメンバーにもものすごく気をかけてくれて、信頼して呼んでくれるのが嬉しいのです。
リハーサルで「チェレスタ」と呼ばれる(または名前で呼ばれる)ごとに、キューをくれるために目を合わせるごとにそれを感じます。
だから来年は本当に祈ってます(笑)また一緒にお仕事ができるように。あの人と弾きたい曲いっぱいあるんですよ!大学時代のあのコンサート前のおしゃべりのときみたいに「こんな曲が弾きたい」話がしたい~
ただ私はもう今週末で終わりですがあの指揮者さんは大学のオケで「春の祭典」振りに行くんですけどね(汗)結構タフな感じは外見じゃだけじゃないようです(汗)
ちなみに普段の人見知りが災い(?)してあんまり(今の指揮者さんを含め)リハーサル外でしゃべることって少ないんですよね・・・なのでリハーサルないとき何してるか、とかコンサート前どういう準備してるか、とかそういうことはほとんどしらなかったりします。Facebookでは今年一緒にお仕事した指揮者さん二人ともFriends登録してますがねー(笑)だからといって特にこれといってないですが(笑)
(実は一応昔は父も指揮やってたりしたんですがどっちかというと弾く方が優先だったような印象が。指揮者としての父は日本に置いてあるスコアからでしか知りません)
ということで結局何を言いたかったのか分からなくなりましたが(汗)
指揮者はそんなにお高い存在でもないですし、オーケストラも小説や漫画で読むよりももっと細部においてまでものすごーく楽しいところで。
星姫目線ストリーミング(笑)が実現するまではなんとか言葉(今自分の中で写真、って一瞬聞こえた)で伝えていきたいと思います。
さて、あとコンサート前に1回は更新できるかな・・・
今日の一曲: リヒャルト・シュトラウス 「ばらの騎士」組曲
今回お仕事している指揮者さんと始めてお仕事したコンサートで弾いた曲のうちの一つ。(ばらの騎士にもサロメにもチェレスタパートがあるラッキーなプログラムでした)
このコンサートはモーツァルトのホルンコンチェルトを吹いた友達が天才なのと、彼を含め9人のホルン奏者がシュトラウスの2曲でそろったなど、オーケストラ側も聴衆もものすごく盛り上がった賑やかなコンサートでした。
あとこの頃はまだマネージャーはやってなかったから気楽だった-(笑)
ばらの騎士、の元のオペラはヨーロッパの貴族階級の人間模様の話でちょっとモーツァルトを思わせるような風があります。
この時代の貴族の文化といえばウィンナーワルツ!そんなワルツがこの組曲の至る所に表れます。同じシュトラウスでもヨハン(血縁はない)のとは違った、ものすごく大げさな感じの(これはむしろおちょくってるところもある?)感じで。
ここでリハーサルエピソード一つ。
この曲の最初の方でホルンたちのちょっと特徴的な「ぱおっぱおっ」という音型があるのですが、ここは実は登場人物のベッドシーンで、この音は・・・・あえて言わないでおきますが。
下ネタ好きのうちのホルン奏者たちにはもう常識な知識らしく指揮者さんが「ここが何を表してるかはホルンに聴くと良い」と言ってジョークが分かる人たちで静かに大笑いしてたのが本当に忘れられません(笑)
こういうのも含めてやっぱりオケ生活めっちゃ好きだな!と。(大学時代は大分下ネタで育ちました、ええ)
明日・明後日・明明後日でもうコンサート。リハーサルは週末に限ってるので余計に早い!
母もよく言ってることなのですが世のクラシック音楽を扱った小説、漫画などの作品で「これはないよなー」と思うこと、現実的に納得できないことがあると結構萎えちゃう傾向にあり。
書いてる方はその畑の人じゃないので(といってもプロが監修してるのもありますがね)まあしょうがない、とは思いつつも遠ざかってしまう、という。
特に思うのが「オケ生活ってもっと楽しいんだぜー」という(笑)
色々ブログや書き物で自分でも書いてみても伝わる感触が全くないので、もういっそリハーサルからコンサートから打ち上げから見る物聴くもの全部お伝え配信できたらな、と思うほどです(笑)
そのなかでも指揮者の存在、というのは割と差が大きいところかな、と。
指揮者はそんなに孤高な存在でもないです。指揮を始める人は大学で一旦演奏を専攻してますし、なんせ業界が狭いんで指揮をやってる時点で奏者始め一緒に演奏してきた仲間ですから。
だから奏者はみんな厳しい目で見てますが本当に心から応援してますし、指揮者もいろいろ勝手が分かって信頼を寄せやすい環境です。
小学6年生でチェロを始めてすぐ学校のオケに入って、間があいたときも少しありながら、なんだかんだでオケ歴15年ほど(こればっかりは自慢していいと思うんです)。
その間に様々な指揮者さんのもとで弾いてきました。正確な数は分からないのですが他の学校との合同オケもありますしユースオケ・サマーキャンプなどもやってて20人超してちょっとしたところで数えられなくなりました。(音楽家はそもそも4まで数えれれば(後略))
そのたくさんの指揮者さんのほとんど、とくに大学に入って以降はレギュラーメンバーでも私みたいにたまーに呼ばれる奏者でもわりと奏者を大事にしてくれて、指揮台に立って居ながらも奏者と対等な立場で、こっちの声も聴いてくれていたわってくれて、一緒に音楽を作る、という姿勢で一緒にお仕事してくれる、と私は感じています。
(なので某漫画に出てくる指揮者を見ると大分胃が痛いのですよね・・・奏者として、マネージャーとして見て仕事一緒にできないタイプだなー・・・と)
今ユースオケで一緒にお仕事している指揮者さんとはもう数年のおつきあいになります。
その前もメル響でテューバを吹いてるのを何回も見たことありますし、指揮してるのを見たり、奏者である友達から色々話を聞いたりして。
ちょっとあの人強面で(昔コンサートの後低音奏者と一緒に飲んでてみんなちょっと強めの顔で黒ずくめでそれはもう面白い光景でした)厳しい人なので最初は金管以外の人はちょっと近寄りがたかったりしましたし、弦奏者の扱い方がちょっとあれだったのか最初は弦から不満の声もありましたが、それもすぐ変わりました。
そういう経緯を知って、今ユースオケとかで私よりもまだ若い人たちと談笑してるのを見てるとやっぱり指揮者ってそういうものなんだな、そういうのも大事なんだなと思いますもの。
親しみももちろんありながら、やはり指揮者としての彼の音楽の表現、演奏の運び方、リハーサルの裁き方、奏者との接し方や音楽との向き合い方、曲の選び方など素晴らしいものたくさんあって。(ちなみに奏者としてもものすごい人でした)
そしてやっぱりハープだったりチェレスタだったり、いつもいるわけじゃないメンバーにもものすごく気をかけてくれて、信頼して呼んでくれるのが嬉しいのです。
リハーサルで「チェレスタ」と呼ばれる(または名前で呼ばれる)ごとに、キューをくれるために目を合わせるごとにそれを感じます。
だから来年は本当に祈ってます(笑)また一緒にお仕事ができるように。あの人と弾きたい曲いっぱいあるんですよ!大学時代のあのコンサート前のおしゃべりのときみたいに「こんな曲が弾きたい」話がしたい~
ただ私はもう今週末で終わりですがあの指揮者さんは大学のオケで「春の祭典」振りに行くんですけどね(汗)結構タフな感じは外見じゃだけじゃないようです(汗)
ちなみに普段の人見知りが災い(?)してあんまり(今の指揮者さんを含め)リハーサル外でしゃべることって少ないんですよね・・・なのでリハーサルないとき何してるか、とかコンサート前どういう準備してるか、とかそういうことはほとんどしらなかったりします。Facebookでは今年一緒にお仕事した指揮者さん二人ともFriends登録してますがねー(笑)だからといって特にこれといってないですが(笑)
(実は一応昔は父も指揮やってたりしたんですがどっちかというと弾く方が優先だったような印象が。指揮者としての父は日本に置いてあるスコアからでしか知りません)
ということで結局何を言いたかったのか分からなくなりましたが(汗)
指揮者はそんなにお高い存在でもないですし、オーケストラも小説や漫画で読むよりももっと細部においてまでものすごーく楽しいところで。
星姫目線ストリーミング(笑)が実現するまではなんとか言葉(今自分の中で写真、って一瞬聞こえた)で伝えていきたいと思います。
さて、あとコンサート前に1回は更新できるかな・・・
今日の一曲: リヒャルト・シュトラウス 「ばらの騎士」組曲
今回お仕事している指揮者さんと始めてお仕事したコンサートで弾いた曲のうちの一つ。(ばらの騎士にもサロメにもチェレスタパートがあるラッキーなプログラムでした)
このコンサートはモーツァルトのホルンコンチェルトを吹いた友達が天才なのと、彼を含め9人のホルン奏者がシュトラウスの2曲でそろったなど、オーケストラ側も聴衆もものすごく盛り上がった賑やかなコンサートでした。
あとこの頃はまだマネージャーはやってなかったから気楽だった-(笑)
ばらの騎士、の元のオペラはヨーロッパの貴族階級の人間模様の話でちょっとモーツァルトを思わせるような風があります。
この時代の貴族の文化といえばウィンナーワルツ!そんなワルツがこの組曲の至る所に表れます。同じシュトラウスでもヨハン(血縁はない)のとは違った、ものすごく大げさな感じの(これはむしろおちょくってるところもある?)感じで。
ここでリハーサルエピソード一つ。
この曲の最初の方でホルンたちのちょっと特徴的な「ぱおっぱおっ」という音型があるのですが、ここは実は登場人物のベッドシーンで、この音は・・・・あえて言わないでおきますが。
下ネタ好きのうちのホルン奏者たちにはもう常識な知識らしく指揮者さんが「ここが何を表してるかはホルンに聴くと良い」と言ってジョークが分かる人たちで静かに大笑いしてたのが本当に忘れられません(笑)
こういうのも含めてやっぱりオケ生活めっちゃ好きだな!と。(大学時代は大分下ネタで育ちました、ええ)
前回のエントリーに拍手ありがとうございます♪最近ちょっとのろけてますすみませぬ(汗)
そしてカウンターも2500を回って大変ありがたいです!
これからもこんな調子で、続き物もまた扱ったりして続けていきたいと思います、今後もどうかよろしくお願いします♪
近づいてきてるのでお知らせから。
<メルボルン・ユースオーケストラ コンサート4>
指揮者: Fabian Russell
[プログラム]
ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」
トマジ トランペット協奏曲 (トランペット:Josh Rogan)
(休憩)
ラヴェル 「ダフニスとクロエ」バレエ全曲
会場: Australian National Academy of Music (ANAM、国立音楽アカデミー(サウス・メルボルン))
10月16日 午後2:30開演
チケット: 大人$25、Concession(学生・高齢者など)$20、6歳未満の子供は無料。
(コンサートの詳細はMelbourne Youth Music公式サイトとFacebookにも)
ダフニスとクロエ以前にラヴェルの音楽について熱く語ることって少なかったと自覚していますが、普段からラヴェルの音楽は多く弾いていますしものすごく好きです。
ただ自分にとってものすごく自然な、いろんな方面に申し訳ないとは思いながら自分の一部のような音楽で。
あと熱く語るような感じの音楽ではないかな、という感じもありますが・・・
ちょっとこれを機に書いてみようかなーという趣向で今日は。
フランスの作曲家、モーリス・ラヴェル。20世紀初頭においていわゆる印象派、そして新古典派などと呼ばれるスタイルの音楽を書いた作曲家。ピアノ音楽も有名ですが室内楽、さらにオーケストラの作品も書いています。
特にオーケストラの楽器使いは天才的で、自分で曲を書く、自分の曲をオケ編曲するだけでなく他の作曲家の曲の編曲でも素晴らしい作品を遺しています。その筆頭がムソルグスキーの「展覧会の絵」のオーケストラ版ですね。
フランスの作曲家と書きましたがラヴェルはなかなか面白いバックグラウンドを持っています。
彼の母はフランスの中でもスペイン文化が強いバスク地方の出身、そして父はスイス人でメカニック関係の仕事をする人だったそうで。
スペインの文化を独特の方法でとりいれたスタイル、それからストラヴィンスキーをして「スイスの時計職人」と言わしめた緻密で完璧な音の書き方がこのバックグラウンドですでに察することができると思います。
ラヴェルの音楽は全て計算されている様子がとても科学的、幾何学的で、まるでこの世界の全てを作っているミクロ・マクロのメカニズムそのものを手にしているようで。
やはり自身完璧主義なところもあったのでしょうか、書いた曲の数もかなり少なめです。
そういうところも全てひっくるめて本当に魅力あふれた作曲家だと思います。
ラヴェルの音楽は小さいときから聴いています。母が「死せる王女のためのパヴァーヌ」が好きで(もちろんというべきか、ホルンのソロで始まるオケ版です)。
実際に初めてピアノで弾いたのは11年生、VCEのリサイタルプログラムに「クープランの墓」の「フォルラーヌ」を入れて。
最初は苦戦しました。割と「不協和音的」な和音のタッチやバランスが分からなくて「こんな音じゃない!」と、それはまるで音が間違ってるかのように当時は聞こえてたのですが、徐々に耳と手が慣れたようで、以来ピアノを弾いている時はほとんどラヴェルを弾かないときはない、くらいに弾いてきました。
私がラヴェルの音楽を自然に感じるのはその音楽の性質、親しみだけではなくラヴェル自身の手の大きさが大分小さかったことも貢献してると思います。
ピアノ曲を弾くとすぐ分かるんですが、二つの手が重なりあうような、絡み合うような弾き方をさせられることが多くて。こういうのは手が大きいと自分の手や指が邪魔になるので、手が小さい方が有利。
ラヴェルというのはほとんど常にといっていいほど完璧な、非の打ち所のない音楽を書いて、あらゆる意味で器用な作曲家です。
だからダフニスとクロエでちょっとある下品さだったり、ボレロでみられるSleazyな感じだったり、そういうものもそつなくこなしてしまうんですが、それは眉をひそめるような下品さやエロじゃないんですよね。
そういうクールな感じがちょっと一部の人には物足りない、というか合わないという側面もあるかと思われます。
私が思うラヴェルの音楽の凄いところは一言で言うと「コロンブスの卵」だと思います。
誰もが思いつかなかったことをそれが当たり前のようにやってみせたり、今まであった物に新鮮で見たことのないような世界を与えたり。
そしてその「やってみせる」やり方が完璧で、華麗で。本当に創り出す、生み出す音楽家の最高峰にいると思います。
ラヴェルの音楽のすばらしさの最高峰はやっぱり「ダフニスとクロエ」だと思いますが、私は「マ・メール・ロワ」(オケ版・ピアノ連弾版)、ピアノのための「鏡」、そして完璧でないラヴェルとして「古風なメヌエット」なんかも特にプッシュしたいと思っています。
先ほど書きましたようにラヴェルの音楽は少数精鋭タイプで、どれをとっても間違いはないので・・・普段からあんまり個人的にプッシュしてはいませんがどんどん躊躇わずラヴェルの音楽を聴いて欲しいと真に思います。
今日の一曲: モーリス・ラヴェル 「ダフニスとクロエ」バレエ全曲 第2部
前回の続き。あらすじは再びこちらを。
第2部の主な舞台はクロエをさらった海賊達の本拠地。
海賊たちの力強い踊り、逃げようとするクロエの優しい踊り、そして彼女を助けようと表れるパンの神。
海賊の踊りが本当にかっこいい!
(しかもあんま関係ないですが動画サイトで見たプロダクションで海賊の娘たちの衣装がめちゃくちゃかわいかった!)
不協和音の使い方で緊張と力強さを生み出すのも見事ですが、なんといっても強弱の変化が身震いするほど(誇張無し)素晴らしいんです。盛り上げるクレッシェンドからすっと引くディミヌエンド、緊張を保つppなどなど。
そして海賊の踊りで格好いいのはなんといっても木管のソロ。シェヘラザードにも似たような、狂おしい速いソロの踊りが迫力満点。ピッコロやクラリネット、オーボエの高音の勇ましさだったり、アルトフルートの低音の暗さだったり、魅力たくさんのセクションです。
クロエの嘆願の踊りの部分ではコール・アングレのソロが格好いいのもありますが、弦やハープの「ふわっ」としたエフェクトも凄い(これが「コロンブスの卵」の良い例ではないかと)。
あと聞いて欲しいのがウィンドマシーンの音。まんま風の音なんですぐ分かると思います。特に第2部の終わりでオーケストラ全体がこの風の巻き起こる音を描写する、エフェクトのみながら肌で感じるような、まるで映像があるようなリアルさ。
このバレエ全体一人の人間が書いたとはなかなか思えないんですよね-・・・
ちなみに私がダフニスとクロエのなかで一番好きなセクションはまだ第3部です。こうご期待を(?)
そしてカウンターも2500を回って大変ありがたいです!
これからもこんな調子で、続き物もまた扱ったりして続けていきたいと思います、今後もどうかよろしくお願いします♪
近づいてきてるのでお知らせから。
<メルボルン・ユースオーケストラ コンサート4>
指揮者: Fabian Russell
[プログラム]
ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」
トマジ トランペット協奏曲 (トランペット:Josh Rogan)
(休憩)
ラヴェル 「ダフニスとクロエ」バレエ全曲
会場: Australian National Academy of Music (ANAM、国立音楽アカデミー(サウス・メルボルン))
10月16日 午後2:30開演
チケット: 大人$25、Concession(学生・高齢者など)$20、6歳未満の子供は無料。
(コンサートの詳細はMelbourne Youth Music公式サイトとFacebookにも)
ダフニスとクロエ以前にラヴェルの音楽について熱く語ることって少なかったと自覚していますが、普段からラヴェルの音楽は多く弾いていますしものすごく好きです。
ただ自分にとってものすごく自然な、いろんな方面に申し訳ないとは思いながら自分の一部のような音楽で。
あと熱く語るような感じの音楽ではないかな、という感じもありますが・・・
ちょっとこれを機に書いてみようかなーという趣向で今日は。
フランスの作曲家、モーリス・ラヴェル。20世紀初頭においていわゆる印象派、そして新古典派などと呼ばれるスタイルの音楽を書いた作曲家。ピアノ音楽も有名ですが室内楽、さらにオーケストラの作品も書いています。
特にオーケストラの楽器使いは天才的で、自分で曲を書く、自分の曲をオケ編曲するだけでなく他の作曲家の曲の編曲でも素晴らしい作品を遺しています。その筆頭がムソルグスキーの「展覧会の絵」のオーケストラ版ですね。
フランスの作曲家と書きましたがラヴェルはなかなか面白いバックグラウンドを持っています。
彼の母はフランスの中でもスペイン文化が強いバスク地方の出身、そして父はスイス人でメカニック関係の仕事をする人だったそうで。
スペインの文化を独特の方法でとりいれたスタイル、それからストラヴィンスキーをして「スイスの時計職人」と言わしめた緻密で完璧な音の書き方がこのバックグラウンドですでに察することができると思います。
ラヴェルの音楽は全て計算されている様子がとても科学的、幾何学的で、まるでこの世界の全てを作っているミクロ・マクロのメカニズムそのものを手にしているようで。
やはり自身完璧主義なところもあったのでしょうか、書いた曲の数もかなり少なめです。
そういうところも全てひっくるめて本当に魅力あふれた作曲家だと思います。
ラヴェルの音楽は小さいときから聴いています。母が「死せる王女のためのパヴァーヌ」が好きで(もちろんというべきか、ホルンのソロで始まるオケ版です)。
実際に初めてピアノで弾いたのは11年生、VCEのリサイタルプログラムに「クープランの墓」の「フォルラーヌ」を入れて。
最初は苦戦しました。割と「不協和音的」な和音のタッチやバランスが分からなくて「こんな音じゃない!」と、それはまるで音が間違ってるかのように当時は聞こえてたのですが、徐々に耳と手が慣れたようで、以来ピアノを弾いている時はほとんどラヴェルを弾かないときはない、くらいに弾いてきました。
私がラヴェルの音楽を自然に感じるのはその音楽の性質、親しみだけではなくラヴェル自身の手の大きさが大分小さかったことも貢献してると思います。
ピアノ曲を弾くとすぐ分かるんですが、二つの手が重なりあうような、絡み合うような弾き方をさせられることが多くて。こういうのは手が大きいと自分の手や指が邪魔になるので、手が小さい方が有利。
ラヴェルというのはほとんど常にといっていいほど完璧な、非の打ち所のない音楽を書いて、あらゆる意味で器用な作曲家です。
だからダフニスとクロエでちょっとある下品さだったり、ボレロでみられるSleazyな感じだったり、そういうものもそつなくこなしてしまうんですが、それは眉をひそめるような下品さやエロじゃないんですよね。
そういうクールな感じがちょっと一部の人には物足りない、というか合わないという側面もあるかと思われます。
私が思うラヴェルの音楽の凄いところは一言で言うと「コロンブスの卵」だと思います。
誰もが思いつかなかったことをそれが当たり前のようにやってみせたり、今まであった物に新鮮で見たことのないような世界を与えたり。
そしてその「やってみせる」やり方が完璧で、華麗で。本当に創り出す、生み出す音楽家の最高峰にいると思います。
ラヴェルの音楽のすばらしさの最高峰はやっぱり「ダフニスとクロエ」だと思いますが、私は「マ・メール・ロワ」(オケ版・ピアノ連弾版)、ピアノのための「鏡」、そして完璧でないラヴェルとして「古風なメヌエット」なんかも特にプッシュしたいと思っています。
先ほど書きましたようにラヴェルの音楽は少数精鋭タイプで、どれをとっても間違いはないので・・・普段からあんまり個人的にプッシュしてはいませんがどんどん躊躇わずラヴェルの音楽を聴いて欲しいと真に思います。
今日の一曲: モーリス・ラヴェル 「ダフニスとクロエ」バレエ全曲 第2部
前回の続き。あらすじは再びこちらを。
第2部の主な舞台はクロエをさらった海賊達の本拠地。
海賊たちの力強い踊り、逃げようとするクロエの優しい踊り、そして彼女を助けようと表れるパンの神。
海賊の踊りが本当にかっこいい!
(しかもあんま関係ないですが動画サイトで見たプロダクションで海賊の娘たちの衣装がめちゃくちゃかわいかった!)
不協和音の使い方で緊張と力強さを生み出すのも見事ですが、なんといっても強弱の変化が身震いするほど(誇張無し)素晴らしいんです。盛り上げるクレッシェンドからすっと引くディミヌエンド、緊張を保つppなどなど。
そして海賊の踊りで格好いいのはなんといっても木管のソロ。シェヘラザードにも似たような、狂おしい速いソロの踊りが迫力満点。ピッコロやクラリネット、オーボエの高音の勇ましさだったり、アルトフルートの低音の暗さだったり、魅力たくさんのセクションです。
クロエの嘆願の踊りの部分ではコール・アングレのソロが格好いいのもありますが、弦やハープの「ふわっ」としたエフェクトも凄い(これが「コロンブスの卵」の良い例ではないかと)。
あと聞いて欲しいのがウィンドマシーンの音。まんま風の音なんですぐ分かると思います。特に第2部の終わりでオーケストラ全体がこの風の巻き起こる音を描写する、エフェクトのみながら肌で感じるような、まるで映像があるようなリアルさ。
このバレエ全体一人の人間が書いたとはなかなか思えないんですよね-・・・
ちなみに私がダフニスとクロエのなかで一番好きなセクションはまだ第3部です。こうご期待を(?)
昨日は夜にメルボルン大学音楽科の作曲科4年生の最終コンサートがありました。
というのもトゥーランガリラでピアノを弾いた彼からのお誘いがあったので、結構好みや感性が似てる彼がどんな音楽を書くか気になって聴きに行きました。
作曲科とは在学中少なからず縁があり。
2年生から作曲科に進むシステムで、分かれた後はほとんど演奏周りの人たちと作曲の人たちは共通する授業がほとんどといってないのですが作曲科に友達はいましたし。
なので作曲科のコンサートも行ったことはありますし、チェロで弾いたこともありますし。
大学のオケが年一回作曲科4年生の曲を弾くときにはマネージャーとしてプレイヤー確保に奔走したり、チェレスタ奏者として素敵なパートを書いてもらったり。
でも3つ下となるともう作曲・演奏知ってる人なかなか居ないですね(笑)
といっても今年は作曲科の4年生は全部で3人。私たちの時は4~5人だったかな。
3人が様々な楽器の組み合わせのための曲を全部で8曲披露しました。
それぞれの曲についてはバックグラウンドもあまり知らないのであまり書きませんが、どれも面白かったです。(プログラムによると中には別の場所ですでに公演されている作品もあったようです)
本当に3人3様、いろんな音楽のとらえ方、表現の仕方、感じ方考え方がありますね。そもそも作曲家は演奏する人とはまた違う音のとらえ方だな、という印象です。
フラクタルみたいな映像と組み合わせた電子音楽だったり、ダンサーのパフォーマンスを伴ったものがあったり、ジャンルが私が関わってたときより広がってる感じ。
大学のMelba Hallでダンスは初めてみたかも。そんなにステージも大きくないしちょっと大変なのかな、とふと。
作曲科のコンサートって照明とか録音とかステージのセットアップ(毎曲ころころ変わる!)とか全て自分たちでなんとかしなくちゃいけない、というのも久しぶりに思い出したことの一つでした。
書かれた曲の完成度ももちろんでしたが奏者たちも短い時間で馴染みない(必然的に)レパートリーに取り組んで仕上げたのは本当に素晴らしいです。特にバスクラのソロがかっこよかった!
在学中に知り合った作曲科の友達(実は高校は私たちの学校の兄弟校だった)が評するところにはトゥーランガリラの彼の書いた音楽が3人の中で一番ロジカルだ、と。
確かにそうなんですよね。初めて聴く音楽だけれど、どういう思考でそういう音を紙にのせることになったか、という経緯が少し見えてくるというか・・・
あとはピアノとかで好きな作曲家がちょっと見えてくるんですよね~
なんというか、そういう面も知ってよかったなあ、と思います。
コンサートあとにちょっと彼に挨拶しました。
日本からのお土産、常滑焼のお茶碗を渡しました。焼き物好きだそうで、あとお姉さんがお茶とかそういうの好きらしいそうで。喜んでもらえてよかったです♪
ダフニスのコンサートにも来るらしいですし、月末近くの彼のソロのコンサートにいくつもりではいますが、やっぱり今はお互いゆっくり話す時間ないのでまたゆっくり・・・と彼が言い出してくれたのが嬉しかったですね。義理堅い優しい子です。
(ちなみに多忙なのであとで仲間達と飲みには行かなかったようです(笑)お疲れです。)
作曲もピアノもすごいし私のずっと先を行く人だなーとうらやましくは思いますが一緒にいるときはそんな思いもふっとぶくらい心地良いし幸せで。
向こうもコンサートに私が来たこと、お土産のことも喜んでくれたみたいなので音楽でもそれ以外でも良い友達でいれたら、と思います。
あの才能だとどっか羽ばたいていってもおかしくないですからね~
今日の一曲: 聖飢魔II 「Go Ahead!」
最近ダフニスとクロエをリハーサルした後は特に聖飢魔IIの音楽が聴きたくなるのが一番の謎です。
なにかのバランスを取ろうとしていることは確かなんですが突き詰めて実際に「何」というのがわからない。
どっちもクオリティの高い音楽ではありますがものすごく性質が違うんですよね。ダフニスのあとはエレキとベースが欲しくなる、きっと「綺麗」だけでは自分は生きられない何かがあるのでは、と(笑)
日本から帰ってきて、精神的に落ち着いてきてから聖飢魔IIの音楽もゆっくり楽しめるようになりました。(焦燥・軽躁は音楽を感じるにおいて敵ですね~)
意識的にそうしているのではないのですが一曲ずつフォーカスして好きになりつつあります。
そんななか自分にとっての聖飢魔II Unholy TrinityといえばHoly Blood、Fire after Fire、そしてこのGo Aheadで固まりつつあります。
聖飢魔IIの音楽全般クラシック好きに訴えるところはありますが、この3つは特にその傾向が強いですね。
Go Aheadのハーモニー(減7和音の使い方)がベートーヴェンに通じるところがあったり、Bitonality(2調同時)使いだったり5拍子のところとか、本当に魅力にあふれていて。クオリティ高いぜ!
間奏部分がやっぱり一番聴き応えあるのですが、歌詞もまた良いですね。本当に奮い立ちます。
あーどっかでゆっくり一回歌ってみたいなあ~
というのもトゥーランガリラでピアノを弾いた彼からのお誘いがあったので、結構好みや感性が似てる彼がどんな音楽を書くか気になって聴きに行きました。
作曲科とは在学中少なからず縁があり。
2年生から作曲科に進むシステムで、分かれた後はほとんど演奏周りの人たちと作曲の人たちは共通する授業がほとんどといってないのですが作曲科に友達はいましたし。
なので作曲科のコンサートも行ったことはありますし、チェロで弾いたこともありますし。
大学のオケが年一回作曲科4年生の曲を弾くときにはマネージャーとしてプレイヤー確保に奔走したり、チェレスタ奏者として素敵なパートを書いてもらったり。
でも3つ下となるともう作曲・演奏知ってる人なかなか居ないですね(笑)
といっても今年は作曲科の4年生は全部で3人。私たちの時は4~5人だったかな。
3人が様々な楽器の組み合わせのための曲を全部で8曲披露しました。
それぞれの曲についてはバックグラウンドもあまり知らないのであまり書きませんが、どれも面白かったです。(プログラムによると中には別の場所ですでに公演されている作品もあったようです)
本当に3人3様、いろんな音楽のとらえ方、表現の仕方、感じ方考え方がありますね。そもそも作曲家は演奏する人とはまた違う音のとらえ方だな、という印象です。
フラクタルみたいな映像と組み合わせた電子音楽だったり、ダンサーのパフォーマンスを伴ったものがあったり、ジャンルが私が関わってたときより広がってる感じ。
大学のMelba Hallでダンスは初めてみたかも。そんなにステージも大きくないしちょっと大変なのかな、とふと。
作曲科のコンサートって照明とか録音とかステージのセットアップ(毎曲ころころ変わる!)とか全て自分たちでなんとかしなくちゃいけない、というのも久しぶりに思い出したことの一つでした。
書かれた曲の完成度ももちろんでしたが奏者たちも短い時間で馴染みない(必然的に)レパートリーに取り組んで仕上げたのは本当に素晴らしいです。特にバスクラのソロがかっこよかった!
在学中に知り合った作曲科の友達(実は高校は私たちの学校の兄弟校だった)が評するところにはトゥーランガリラの彼の書いた音楽が3人の中で一番ロジカルだ、と。
確かにそうなんですよね。初めて聴く音楽だけれど、どういう思考でそういう音を紙にのせることになったか、という経緯が少し見えてくるというか・・・
あとはピアノとかで好きな作曲家がちょっと見えてくるんですよね~
なんというか、そういう面も知ってよかったなあ、と思います。
コンサートあとにちょっと彼に挨拶しました。
日本からのお土産、常滑焼のお茶碗を渡しました。焼き物好きだそうで、あとお姉さんがお茶とかそういうの好きらしいそうで。喜んでもらえてよかったです♪
ダフニスのコンサートにも来るらしいですし、月末近くの彼のソロのコンサートにいくつもりではいますが、やっぱり今はお互いゆっくり話す時間ないのでまたゆっくり・・・と彼が言い出してくれたのが嬉しかったですね。義理堅い優しい子です。
(ちなみに多忙なのであとで仲間達と飲みには行かなかったようです(笑)お疲れです。)
作曲もピアノもすごいし私のずっと先を行く人だなーとうらやましくは思いますが一緒にいるときはそんな思いもふっとぶくらい心地良いし幸せで。
向こうもコンサートに私が来たこと、お土産のことも喜んでくれたみたいなので音楽でもそれ以外でも良い友達でいれたら、と思います。
あの才能だとどっか羽ばたいていってもおかしくないですからね~
今日の一曲: 聖飢魔II 「Go Ahead!」
最近ダフニスとクロエをリハーサルした後は特に聖飢魔IIの音楽が聴きたくなるのが一番の謎です。
なにかのバランスを取ろうとしていることは確かなんですが突き詰めて実際に「何」というのがわからない。
どっちもクオリティの高い音楽ではありますがものすごく性質が違うんですよね。ダフニスのあとはエレキとベースが欲しくなる、きっと「綺麗」だけでは自分は生きられない何かがあるのでは、と(笑)
日本から帰ってきて、精神的に落ち着いてきてから聖飢魔IIの音楽もゆっくり楽しめるようになりました。(焦燥・軽躁は音楽を感じるにおいて敵ですね~)
意識的にそうしているのではないのですが一曲ずつフォーカスして好きになりつつあります。
そんななか自分にとっての聖飢魔II Unholy TrinityといえばHoly Blood、Fire after Fire、そしてこのGo Aheadで固まりつつあります。
聖飢魔IIの音楽全般クラシック好きに訴えるところはありますが、この3つは特にその傾向が強いですね。
Go Aheadのハーモニー(減7和音の使い方)がベートーヴェンに通じるところがあったり、Bitonality(2調同時)使いだったり5拍子のところとか、本当に魅力にあふれていて。クオリティ高いぜ!
間奏部分がやっぱり一番聴き応えあるのですが、歌詞もまた良いですね。本当に奮い立ちます。
あーどっかでゆっくり一回歌ってみたいなあ~
今日もリハーサルでした。ちょっと予期せず疲れが来て(というか予期すべきでしたね)途中で少し寝てしまいました(汗)
眠っていても音楽は聞こえるので弾くところになるまでに余裕で起きましたが・・・
帰ってきてからもこんこんと眠って改めて自分の疲れの全貌を知るというていたらくで。環境もそうですがオケマネージャーをやってたころの疲れ方と似てる感じだなあー、という印象。
今週はもちょっと自分をいたわっていきたいと思います。
今朝はメルボルン国際マラソン大会が朝行われていました。
コースはいくつかありましたが、全て公式サイトのコース情報で見られるようです。とてもScenicなコース。
ユースオケのマネージャーさんを含め何人か知り合いで参加した人がいたようですが、楽しかったと聞いています。
そんななか一日リハーサルでした。
朝はトマジのトランペット協奏曲。ソリストの男の子の演奏良かったですね-。
年の割には、といったらいいのか覇気のあるひたすら前向きな音と言うよりもわりと安定した感じで。(こないだの賞をもらったときに「これからどうなるのかなー」としんみりつぶやいていたのがなにかとしっくり)
曲もとっても魅力的なコンチェルトです。アンリ・トマジはフランスの作曲家で、フランスのあのちょっとひねた軽快さ、ドライでスタイリッシュなスタイルが表れる中ちょっとソヴィエトのユーモアを思わせるような曲調もあり。
ちなみにちょっと向こうにいる木琴奏者はトゥーランガリラで鉄琴を弾いた(大学からの知り合いの)男の子。今回も頼りにさせてもらってます。
「ダフニスとクロエ」のリハーサルも順調。
ラヴェルの音楽全体について言えることですが指揮者さん曰く「この曲の美しさを最大限に発揮するにはディテールの細部の細部まで突き詰めなくちゃいけない」ということで。
(ディテールと言えばそういう細部までのラヴェルの細工を見逃さないためにもスコアをリハーサルに持参するのは必要ですね。もちろんトゥーランガリラや惑星もそうなのですが、ダフニスの場合もっとさりげないことがいっぱいあるので)
2回目のフルリハーサルでそういう話・練習をするところまでこぎつけたのは素晴らしいですが、この曲はこれからの道のりが長いのです。
ラヴェルの音楽とのつきあいが深く長くともこの曲を素晴らしく演奏するにはたくさんのもの(努力、センスを含む)が必要で。
とりあえずなるべくテンパらず(汗)自分の楽器の魅力とこの曲への愛を表現したいです(笑)
今回のプログラムではチェレスタのキーを「ひく」ではなく「はじく」ほうの弾く、みたいなタッチが多いです。(たまにさらに「ひっかく」ようなタッチも)
ものすごくクリアなアタックが必要で、基本全てスタッカートで弾いてペダルで響かせることが多いです。
割と速いところも一見レガートのメロディーもスタッカートで弾かなくちゃいけなかったりして、こういう感覚はピアノで弾くのとは大分違うのでまた金曜日になんとかしたいですねー。
ちょっと指先が痛くなるのです・・・
「ダフニスとクロエ」で第1ファゴットを吹いてるのも大学オケ時代の友達。
木管のパート全般ものすごくこの曲は難しいのですがファゴットは比較的楽だそうで。周りはものすごく苦戦してるのになんだか申し訳ないなーと思うのは私も似たような境遇で共感(私の場合お隣さんはハープがものすごく難しいパートを弾いてます)。
これから一週間お互いがんばらなきゃねー、としみじみ。
本当は今日ラヴェルの音楽についていろいろ書きたかったのですが疲労とリハーサルのつもる話で結局書けず。一応メモしてあるのでまたこんどチャレンジします。
そういえば今日は日曜日なのでオケがベルリオーズやってる間昼ご飯ついでにアートセンター周りのサンデーマーケットを覗いてきました。いまHamer Hallとその周りが工事中で縮小版になってるようなのですがいいお店ありますよー。
特に私がイチオシなのが瑪瑙などの鉱物を使った万華鏡。お値段はしますが憧れますね!
今ブログに検索かけてみたらマーケットについての記事がなかったのでこんど特集くもうと思います♪
明日はなんとか回復して、夜いきたいコンサートがあるので。
それについては(行っても行かなくても)また後ほど。
あんまり無理はしないようにしますが、仕事のスケジュールは大丈夫なので行けたら行きたいです。
今日の一曲: アンリ・トマジ トランペット協奏曲 第2楽章
ダフニスとクロエの続きももちろんやりたいですがこれも忘れちゃいけません。
トマジの協奏曲でがっつり惚れたのがこの第2楽章。
最近(というか元々?)20世紀音楽の「夜想曲」だったり夜に関する曲に惚れやすい傾向がありますがこの曲もそんな音楽に共通する魅力があります。
なんといってもちゃんとチェレスタが「闇のチェレスタ」として使われてるところが素敵!
あとハープやコントラバスなど、小編成ながらも本当に夜の深さを見事に表現する音の集まりがいいです♪
そして正義の味方的キャラのトランペットもこの楽章では少し妖しく、深くなめらかに。
こういう風に歌うトランペットも好きですよー♪
金管奏者以外にはあまり知られてない作曲家で、曲もあまり有名ではないものと思われますが聞きにくいわけではないですし(短くて要点に単刀直入ですし)、協奏曲全楽章を通してトランペット、そしてオケ(特に木琴!)の魅力が味わえますので是非是非聴いてみてください。
気軽に楽しめる曲ですよ~
眠っていても音楽は聞こえるので弾くところになるまでに余裕で起きましたが・・・
帰ってきてからもこんこんと眠って改めて自分の疲れの全貌を知るというていたらくで。環境もそうですがオケマネージャーをやってたころの疲れ方と似てる感じだなあー、という印象。
今週はもちょっと自分をいたわっていきたいと思います。
今朝はメルボルン国際マラソン大会が朝行われていました。
コースはいくつかありましたが、全て公式サイトのコース情報で見られるようです。とてもScenicなコース。
ユースオケのマネージャーさんを含め何人か知り合いで参加した人がいたようですが、楽しかったと聞いています。
そんななか一日リハーサルでした。
朝はトマジのトランペット協奏曲。ソリストの男の子の演奏良かったですね-。
年の割には、といったらいいのか覇気のあるひたすら前向きな音と言うよりもわりと安定した感じで。(こないだの賞をもらったときに「これからどうなるのかなー」としんみりつぶやいていたのがなにかとしっくり)
曲もとっても魅力的なコンチェルトです。アンリ・トマジはフランスの作曲家で、フランスのあのちょっとひねた軽快さ、ドライでスタイリッシュなスタイルが表れる中ちょっとソヴィエトのユーモアを思わせるような曲調もあり。
ちなみにちょっと向こうにいる木琴奏者はトゥーランガリラで鉄琴を弾いた(大学からの知り合いの)男の子。今回も頼りにさせてもらってます。
「ダフニスとクロエ」のリハーサルも順調。
ラヴェルの音楽全体について言えることですが指揮者さん曰く「この曲の美しさを最大限に発揮するにはディテールの細部の細部まで突き詰めなくちゃいけない」ということで。
(ディテールと言えばそういう細部までのラヴェルの細工を見逃さないためにもスコアをリハーサルに持参するのは必要ですね。もちろんトゥーランガリラや惑星もそうなのですが、ダフニスの場合もっとさりげないことがいっぱいあるので)
2回目のフルリハーサルでそういう話・練習をするところまでこぎつけたのは素晴らしいですが、この曲はこれからの道のりが長いのです。
ラヴェルの音楽とのつきあいが深く長くともこの曲を素晴らしく演奏するにはたくさんのもの(努力、センスを含む)が必要で。
とりあえずなるべくテンパらず(汗)自分の楽器の魅力とこの曲への愛を表現したいです(笑)
今回のプログラムではチェレスタのキーを「ひく」ではなく「はじく」ほうの弾く、みたいなタッチが多いです。(たまにさらに「ひっかく」ようなタッチも)
ものすごくクリアなアタックが必要で、基本全てスタッカートで弾いてペダルで響かせることが多いです。
割と速いところも一見レガートのメロディーもスタッカートで弾かなくちゃいけなかったりして、こういう感覚はピアノで弾くのとは大分違うのでまた金曜日になんとかしたいですねー。
ちょっと指先が痛くなるのです・・・
「ダフニスとクロエ」で第1ファゴットを吹いてるのも大学オケ時代の友達。
木管のパート全般ものすごくこの曲は難しいのですがファゴットは比較的楽だそうで。周りはものすごく苦戦してるのになんだか申し訳ないなーと思うのは私も似たような境遇で共感(私の場合お隣さんはハープがものすごく難しいパートを弾いてます)。
これから一週間お互いがんばらなきゃねー、としみじみ。
本当は今日ラヴェルの音楽についていろいろ書きたかったのですが疲労とリハーサルのつもる話で結局書けず。一応メモしてあるのでまたこんどチャレンジします。
そういえば今日は日曜日なのでオケがベルリオーズやってる間昼ご飯ついでにアートセンター周りのサンデーマーケットを覗いてきました。いまHamer Hallとその周りが工事中で縮小版になってるようなのですがいいお店ありますよー。
特に私がイチオシなのが瑪瑙などの鉱物を使った万華鏡。お値段はしますが憧れますね!
今ブログに検索かけてみたらマーケットについての記事がなかったのでこんど特集くもうと思います♪
明日はなんとか回復して、夜いきたいコンサートがあるので。
それについては(行っても行かなくても)また後ほど。
あんまり無理はしないようにしますが、仕事のスケジュールは大丈夫なので行けたら行きたいです。
今日の一曲: アンリ・トマジ トランペット協奏曲 第2楽章
ダフニスとクロエの続きももちろんやりたいですがこれも忘れちゃいけません。
トマジの協奏曲でがっつり惚れたのがこの第2楽章。
最近(というか元々?)20世紀音楽の「夜想曲」だったり夜に関する曲に惚れやすい傾向がありますがこの曲もそんな音楽に共通する魅力があります。
なんといってもちゃんとチェレスタが「闇のチェレスタ」として使われてるところが素敵!
あとハープやコントラバスなど、小編成ながらも本当に夜の深さを見事に表現する音の集まりがいいです♪
そして正義の味方的キャラのトランペットもこの楽章では少し妖しく、深くなめらかに。
こういう風に歌うトランペットも好きですよー♪
金管奏者以外にはあまり知られてない作曲家で、曲もあまり有名ではないものと思われますが聞きにくいわけではないですし(短くて要点に単刀直入ですし)、協奏曲全楽章を通してトランペット、そしてオケ(特に木琴!)の魅力が味わえますので是非是非聴いてみてください。
気軽に楽しめる曲ですよ~
