×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
お久しぶりですこんばんは。
結局あの後更新もしないまま日本での滞在を終えて無事メルボルンに帰ってきました。
最終日は台風直前でしたがなんとか飛行機も飛び。とりあえずよかったです。
今回は色んなとこ行きましたねー。特に後半は友人2人と一緒だったのでかなり回りました。
ただ人と旅行して回るのは(家族だったりtwitter友達との悪巧みは例外として)それはそれでものすごく大変なことを実感しました。一人旅が一番楽ですな-。あとオーストラリアで会える友人とわざわざ会う必要もないということも痛感。まあそれも経験ということで。
あと今回Instagram投稿も(珍しく万年筆以外のことで)やろうと思ってたのに容量とか手間とかあって写真をPCに移し続けてしまい公開しても後の祭りに。城とか城とかあったのにー。
それも旅が終わってみれば積もり積もって結構大量になったのでまた今度紹介できるといいなー。(でもやっぱり面倒ではある)
ただお土産&物欲の写真はまとめて撮ったのでアップしてみました。
1枚目・・・の弁解的な何かについてはまた別エントリーで。ただ言っておきたいのは頼まれものも若干入ってるよー全部が全部自分のじゃないよーということで(ただし金額的にはほぼ私)。
戦国グッズは主に岐阜城とソラマチの戦国屋さん。だいたいお城にはお土産屋さんがあっても斎藤道三のグッズはこの2箇所でしか見つからなかった(なので特に岐阜城ではテンションあがって斎藤さんばっかり買った。かっこいい斎藤道三は是非岐阜城で。)。戦国おみくじは大阪城にて、明智光秀は中身はハズレっぽいけど光秀好きの友人によると「秀吉は光秀なしには天下取れなかったから大阪城的には光秀は当たり」(個人の見解です)とのことなのでちょっと嬉しい。
今回食器系は購入企画してなかったのですが叔母と一緒に常滑のセラモールで開催されてた常滑焼まつりに行ったら急須を買ってしまいました。(一応欠けていたので探してはいた)ほんといいですねあそこ、酒器から茶器から箸置きから色々買いたくなる。3枚目の写真でいうとあとは来年の手帳に初のほぼ日手帳、もっと色々包める運べる大きいサイズの風呂敷、奥飛騨酒造のウォッカ再び(濁り酒も美味しかったー)
5枚目の写真はいただきもののお土産。リピートお願いした五智果、唯一苦手な金柑(元々得意でない)を先に片付けようと今日早速食べたら美味しかったナイスサプライズ。金柑も行けるぞー!(嬉しい)
今回行った社寺で特に思い出に残ってるのは今回2度目の鞍馬~貴船の山歩き、岐阜城(徒歩)に行く前に寄った血天井のある崇福寺、そして黄泉へ通じる井戸があると有名な祇園の六道珍皇寺。とはいえ井戸が直接見られるのは特別公開のときだけ。しかも今回数日ずれて行ったのが惜しかった-。同じ時期らしいので次回は狙っていけるかなあ。
狙っていける、といえばロザンのトーク。ここで書くかというかというと書かないのですが色々と面白かったので漫才もいいけどトークのタイミングが合ったらトーク優先で行きたいです。
それからface to aceのライブも静岡で行ってよかったー。やっぱ音の良さも大切ですね。初日から移動+ライブはちょっとキツいものがあるけど全く後悔してない。体力が許す限り&そういうスケジュールになったら初日ライブも全然行ける。移動難度がちょっと上がるけど岐阜とか津のライブハウスも行ってみたい。
ちょっと話が戻りますが六道珍皇寺には水琴窟があったのも今回見逃したのが悔やまれる。というのも犬山城の近くの有楽苑だったり鞍馬寺の弁天様の祠だったりなにかと水琴窟に出会う機会が多かったので。探すともっとあるし今後下調べしてから行こうかな。
滞在中は仕事もちょっとしましたし録画のタビングも多々しました。もちろんリアルタイムで楽しめた番組もいくつか。ということで日常に戻ってゆっくりテレビみたり仕事したりピアノしたりの生活に戻ろうと思います。
とりあえずストレスか食生活の変化かでできた口内炎早く直ってくれー。
今日の一曲はまたお休み。ちなみにピアノでも特に新しいことはまだやってません。
結局あの後更新もしないまま日本での滞在を終えて無事メルボルンに帰ってきました。
最終日は台風直前でしたがなんとか飛行機も飛び。とりあえずよかったです。
今回は色んなとこ行きましたねー。特に後半は友人2人と一緒だったのでかなり回りました。
ただ人と旅行して回るのは(家族だったりtwitter友達との悪巧みは例外として)それはそれでものすごく大変なことを実感しました。一人旅が一番楽ですな-。あとオーストラリアで会える友人とわざわざ会う必要もないということも痛感。まあそれも経験ということで。
あと今回Instagram投稿も(珍しく万年筆以外のことで)やろうと思ってたのに容量とか手間とかあって写真をPCに移し続けてしまい公開しても後の祭りに。城とか城とかあったのにー。
それも旅が終わってみれば積もり積もって結構大量になったのでまた今度紹介できるといいなー。(でもやっぱり面倒ではある)
ただお土産&物欲の写真はまとめて撮ったのでアップしてみました。
1枚目・・・の弁解的な何かについてはまた別エントリーで。ただ言っておきたいのは頼まれものも若干入ってるよー全部が全部自分のじゃないよーということで(ただし金額的にはほぼ私)。
戦国グッズは主に岐阜城とソラマチの戦国屋さん。だいたいお城にはお土産屋さんがあっても斎藤道三のグッズはこの2箇所でしか見つからなかった(なので特に岐阜城ではテンションあがって斎藤さんばっかり買った。かっこいい斎藤道三は是非岐阜城で。)。戦国おみくじは大阪城にて、明智光秀は中身はハズレっぽいけど光秀好きの友人によると「秀吉は光秀なしには天下取れなかったから大阪城的には光秀は当たり」(個人の見解です)とのことなのでちょっと嬉しい。
今回食器系は購入企画してなかったのですが叔母と一緒に常滑のセラモールで開催されてた常滑焼まつりに行ったら急須を買ってしまいました。(一応欠けていたので探してはいた)ほんといいですねあそこ、酒器から茶器から箸置きから色々買いたくなる。3枚目の写真でいうとあとは来年の手帳に初のほぼ日手帳、もっと色々包める運べる大きいサイズの風呂敷、奥飛騨酒造のウォッカ再び(濁り酒も美味しかったー)
5枚目の写真はいただきもののお土産。リピートお願いした五智果、唯一苦手な金柑(元々得意でない)を先に片付けようと今日早速食べたら美味しかったナイスサプライズ。金柑も行けるぞー!(嬉しい)
今回行った社寺で特に思い出に残ってるのは今回2度目の鞍馬~貴船の山歩き、岐阜城(徒歩)に行く前に寄った血天井のある崇福寺、そして黄泉へ通じる井戸があると有名な祇園の六道珍皇寺。とはいえ井戸が直接見られるのは特別公開のときだけ。しかも今回数日ずれて行ったのが惜しかった-。同じ時期らしいので次回は狙っていけるかなあ。
狙っていける、といえばロザンのトーク。ここで書くかというかというと書かないのですが色々と面白かったので漫才もいいけどトークのタイミングが合ったらトーク優先で行きたいです。
それからface to aceのライブも静岡で行ってよかったー。やっぱ音の良さも大切ですね。初日から移動+ライブはちょっとキツいものがあるけど全く後悔してない。体力が許す限り&そういうスケジュールになったら初日ライブも全然行ける。移動難度がちょっと上がるけど岐阜とか津のライブハウスも行ってみたい。
ちょっと話が戻りますが六道珍皇寺には水琴窟があったのも今回見逃したのが悔やまれる。というのも犬山城の近くの有楽苑だったり鞍馬寺の弁天様の祠だったりなにかと水琴窟に出会う機会が多かったので。探すともっとあるし今後下調べしてから行こうかな。
滞在中は仕事もちょっとしましたし録画のタビングも多々しました。もちろんリアルタイムで楽しめた番組もいくつか。ということで日常に戻ってゆっくりテレビみたり仕事したりピアノしたりの生活に戻ろうと思います。
とりあえずストレスか食生活の変化かでできた口内炎早く直ってくれー。
今日の一曲はまたお休み。ちなみにピアノでも特に新しいことはまだやってません。
PR
先週の金曜日にメルボルンを出てシンガポールを経て日本に到着して静岡でライブ行ってから祖母の家に着いて(息継ぎ)そこから色々旅しています流 星姫です。
すでに城は犬山城・名古屋城と回り、買い物も名古屋・東京など出かけてます。さらに間を縫って仕事なども。
さらに自分の物だけでなくてお土産など持ってきた物頼まれたものやらとっちらかって大変なことに。明日は休みなので片付けの日です。
ということで取り急ぎ連絡だけ。明日元気あったらまたレポでも書きたいです。
すでに城は犬山城・名古屋城と回り、買い物も名古屋・東京など出かけてます。さらに間を縫って仕事なども。
さらに自分の物だけでなくてお土産など持ってきた物頼まれたものやらとっちらかって大変なことに。明日は休みなので片付けの日です。
ということで取り急ぎ連絡だけ。明日元気あったらまたレポでも書きたいです。
日常を過ごす中でたまに頭の中に流れる程度には軽くタコロスしております。
ここ数ヶ月のあいだ時間だけじゃなくて自分の頭の大部分を占めてたんだなあとしみじみ。
ほんとはコンサート前に行きたかったNGV Internationalの葛飾北斎展に今日行って来ました。
「北斎見ないと日本にいけないんだ!」というのはちょっと変な気もしますがそういう心意気で。
日本で見れるかは別として行って見てきてよかったです。
有名な波の描写を始めとした絵としてのすごさももちろんなのですがテンションが上がるのは日本で知ってる地名の景色の絵を見つけたときとか色が(万年筆のインクで欲しいくらい)ツボだったときとか、あと百人一首の挿絵(?)とか。最近百人一首を読んでたので「あーさらっとけばよかったー」ともどかしく思わずにさっと歌人から分かったりしてよかった。ナイスタイミング。
かなり多くの絵である程度日本の地理を知ってるのが助けになったとは思うのですが、私全体的に東京の地名とかあんまり知らないんですよねー。日本橋とか下目黒(寄生虫館の近くですよね?)とかくらいかな。地形は結構変わってるにしても日本に行ったときにちょっと意識して見てみたいです。
図鑑系というか生き物の絵とか見てると北斎の知識とカバー範囲の広さに圧倒されますね。
絵を描く人でそんなに手広い人ってダヴィンチとかそっちら辺じゃないのか(汗)
あとお岩さんとお菊さんも来てましたね、日本のホラー系統絵はそれだけで一つ企画展できちゃいそうですがそういうのもいつかやらないかなー。
ちなみにその後でピアノのレッスンに行ってシューベルトの「水の上で歌う」の水のイメージがしっかり北斎の水のスタイルに思えちゃったのはまあしょうがないということで。ちょい苦戦したレッスンですがこれからの練習につながる諸々でした。
さてZelman Symphonyは来年から指揮者が変わるということでこないだオケのリハーサルで候補の人がヴェルディのナブッコ序曲を振ったのですがその時にいい指揮者ってどういうことだろうと改めて考えたり。
もちろん実際の指揮のテクニック、明確さもそうなのですがリハーサルの運びとか話術とかも重要だなーと。
今の指揮者さん(ショスタコを振った人)はリハーサルでなにかあってもダメ出しとして指摘するのではなく(これはアマチュアオケは特に大事かな)、こうしたらどうかなというような話し方が多い印象。ちょっとこぼれ気味なところを(本番でも)拾ってフォローしたり、夜遅くのリハーサルでも士気を保つ・上げる話術を身につけてる気がするんですよね。
今年の1月の指揮者育成プログラムでも教えて身につけることができる指揮の基礎的なテクニックだけでなくそういうリハーサルの姿勢とか、指揮の教育についてのアプローチも良かったですし。
三国志の武将パラメータでいうと武力以外全部が物を言う職業なんですよね。統率が一番分かりやすいのですが他にも知力、政治、そして魅力の大切さ。ある程度揃った上で各パラメータのバランスで指揮者の性質が違ってくるのも面白い。今のZelmanの指揮者さんは統率そこそこ、政治力高め+魅力高い感じかな。武力(!)が高めの指揮者さんも知ってますし、政治が目立って高そうな人も思いつく。
まだじっくり考えたわけではないのですが、例えば統率が高い指揮者だと演奏が安定しやすかったり、知力が高い指揮者だと音楽の解釈とかが面白かったり、魅力が高いとリハーサルがスムーズに行きやすかったりするのかな?あくまでも推測。
今年は私のオケ参戦は終わりのようですが今年&今の指揮者さんでラストのコンサートも上手く行くといいなと思ってますし指揮者交代もスムーズに行って今年の士気とレベルを維持して新たな年を迎えられるといいなと思ってます。
今日の一曲: リヒャルト・シュトラウス 「アルプス交響曲」より「夜」&「日の出」
日本に行ったら更新も今日の一曲も減ると思うので今のうちに。北斎だったり友人合流後離脱しての山登りの話をしてたので最近聞いてないけどこの曲を。
聞いた(読んだ)話だとシュトラウスは若い頃体が弱くてそのリハビリ的なトレーニング的な何かで山に登っていたらしく。ただドイツの山々とこの曲に描写される山を思うとそれキツくない?みたいなとこが気になるのですが実際どうなんだろう。
ブリテンと「ピーター・グライムズ」での海の話もよくしますがこの曲にもシュトラウスが山をいかに近しく、そして愛しく思っていたかを感じます。この交響曲は山の描写だけでなく人間が山を登るのが描かれてるから余計にそう思うかな。さらにその道のりが必ずしも順調じゃないのもプラスで。
今日北斎の絵を見て富士山の位置と空の色彩を合わせると自分のいる場所がなんとなく分かったり富士山の色味で季節も結構分かる、みたいなケースは結構あったのですが山の景色に空の色って相性がいいだけでなく本当に大事ですね。Contextというか世界観。それだけでなくこの曲のこの最初の夜が明けていく音楽描写(そしてそれと対称になってる最後の夜になる描写)が見事で。理屈で説明できるのかなーこれ。できるんだろうけど言葉にしないでおきたくなっちゃう。
Amazonで録音を探すとジャケットにヨーロッパのアルプスの山と思われる写真が色々出てきます。えーっと正解の山(ツークシュピッツェ)ってこのなかにあるのかな。結構冠雪してるのも見られるけど。富士山と違って見る方角で全然違うから分からないなあ。
ここ数ヶ月のあいだ時間だけじゃなくて自分の頭の大部分を占めてたんだなあとしみじみ。
ほんとはコンサート前に行きたかったNGV Internationalの葛飾北斎展に今日行って来ました。
「北斎見ないと日本にいけないんだ!」というのはちょっと変な気もしますがそういう心意気で。
日本で見れるかは別として行って見てきてよかったです。
有名な波の描写を始めとした絵としてのすごさももちろんなのですがテンションが上がるのは日本で知ってる地名の景色の絵を見つけたときとか色が(万年筆のインクで欲しいくらい)ツボだったときとか、あと百人一首の挿絵(?)とか。最近百人一首を読んでたので「あーさらっとけばよかったー」ともどかしく思わずにさっと歌人から分かったりしてよかった。ナイスタイミング。
かなり多くの絵である程度日本の地理を知ってるのが助けになったとは思うのですが、私全体的に東京の地名とかあんまり知らないんですよねー。日本橋とか下目黒(寄生虫館の近くですよね?)とかくらいかな。地形は結構変わってるにしても日本に行ったときにちょっと意識して見てみたいです。
図鑑系というか生き物の絵とか見てると北斎の知識とカバー範囲の広さに圧倒されますね。
絵を描く人でそんなに手広い人ってダヴィンチとかそっちら辺じゃないのか(汗)
あとお岩さんとお菊さんも来てましたね、日本のホラー系統絵はそれだけで一つ企画展できちゃいそうですがそういうのもいつかやらないかなー。
ちなみにその後でピアノのレッスンに行ってシューベルトの「水の上で歌う」の水のイメージがしっかり北斎の水のスタイルに思えちゃったのはまあしょうがないということで。ちょい苦戦したレッスンですがこれからの練習につながる諸々でした。
さてZelman Symphonyは来年から指揮者が変わるということでこないだオケのリハーサルで候補の人がヴェルディのナブッコ序曲を振ったのですがその時にいい指揮者ってどういうことだろうと改めて考えたり。
もちろん実際の指揮のテクニック、明確さもそうなのですがリハーサルの運びとか話術とかも重要だなーと。
今の指揮者さん(ショスタコを振った人)はリハーサルでなにかあってもダメ出しとして指摘するのではなく(これはアマチュアオケは特に大事かな)、こうしたらどうかなというような話し方が多い印象。ちょっとこぼれ気味なところを(本番でも)拾ってフォローしたり、夜遅くのリハーサルでも士気を保つ・上げる話術を身につけてる気がするんですよね。
今年の1月の指揮者育成プログラムでも教えて身につけることができる指揮の基礎的なテクニックだけでなくそういうリハーサルの姿勢とか、指揮の教育についてのアプローチも良かったですし。
三国志の武将パラメータでいうと武力以外全部が物を言う職業なんですよね。統率が一番分かりやすいのですが他にも知力、政治、そして魅力の大切さ。ある程度揃った上で各パラメータのバランスで指揮者の性質が違ってくるのも面白い。今のZelmanの指揮者さんは統率そこそこ、政治力高め+魅力高い感じかな。武力(!)が高めの指揮者さんも知ってますし、政治が目立って高そうな人も思いつく。
まだじっくり考えたわけではないのですが、例えば統率が高い指揮者だと演奏が安定しやすかったり、知力が高い指揮者だと音楽の解釈とかが面白かったり、魅力が高いとリハーサルがスムーズに行きやすかったりするのかな?あくまでも推測。
今年は私のオケ参戦は終わりのようですが今年&今の指揮者さんでラストのコンサートも上手く行くといいなと思ってますし指揮者交代もスムーズに行って今年の士気とレベルを維持して新たな年を迎えられるといいなと思ってます。
今日の一曲: リヒャルト・シュトラウス 「アルプス交響曲」より「夜」&「日の出」
日本に行ったら更新も今日の一曲も減ると思うので今のうちに。北斎だったり友人合流後離脱しての山登りの話をしてたので最近聞いてないけどこの曲を。
聞いた(読んだ)話だとシュトラウスは若い頃体が弱くてそのリハビリ的なトレーニング的な何かで山に登っていたらしく。ただドイツの山々とこの曲に描写される山を思うとそれキツくない?みたいなとこが気になるのですが実際どうなんだろう。
ブリテンと「ピーター・グライムズ」での海の話もよくしますがこの曲にもシュトラウスが山をいかに近しく、そして愛しく思っていたかを感じます。この交響曲は山の描写だけでなく人間が山を登るのが描かれてるから余計にそう思うかな。さらにその道のりが必ずしも順調じゃないのもプラスで。
今日北斎の絵を見て富士山の位置と空の色彩を合わせると自分のいる場所がなんとなく分かったり富士山の色味で季節も結構分かる、みたいなケースは結構あったのですが山の景色に空の色って相性がいいだけでなく本当に大事ですね。Contextというか世界観。それだけでなくこの曲のこの最初の夜が明けていく音楽描写(そしてそれと対称になってる最後の夜になる描写)が見事で。理屈で説明できるのかなーこれ。できるんだろうけど言葉にしないでおきたくなっちゃう。
Amazonで録音を探すとジャケットにヨーロッパのアルプスの山と思われる写真が色々出てきます。えーっと正解の山(ツークシュピッツェ)ってこのなかにあるのかな。結構冠雪してるのも見られるけど。富士山と違って見る方角で全然違うから分からないなあ。
長かったオケのコンサートの期間が無事終わりました。
Zelman Memorial Symphony Orchestraコンサート
2017年9月17日(日)午後2時開演
Hamer Hall
指揮:Mark Shiell
合唱指揮:Nicholas Cowall
ゲスト・コンサートマスター:Wilma Smith
プログラム:
Harry Sdraulig オーケストラのための「Crossway」(世界初演)
Elena Kats-Chernin フルート協奏曲「Night and Now」(フルート:Sally Walker)
(休憩)
メモリアルセレモニー(後述)
ドミトリ・ショスタコーヴィチ 交響曲第13番「バビ・ヤール」(バス・バリトン:Adrian Tamburini)
朝からリハーサルに行く途中に腹を壊すなどのアクシデントもありましたが無事到着&回復しました。(あと本番前に隣の隣でやってるNGV北斎展見るつもりでしたがさすがに日曜日は混んでたー明日行けるかな)
Hamer Hallは何年ぶりだろう、少なくとも改装前になるので色々新鮮でした。なんか自分にとっては「ひみつきち」なんですよね。わくわくするし心地よい場所。これから戻ってくることはあるのかどうか。(あとArts Centre各施設は裏舞台ツアーなんかもあるのですがHamer Hallもあったっけ)
いつものリハーサル場所からHamer Hallだとものすごい音響に差があったりそういうとこで戸惑うことも多々あったのですが(ミクロレベルでいうと私もパートのキューを書き換えたりしてました)、本番ではびっくりするくらいの仕上がりに。
音響に慣れたってのもあると思うのですが上記メモリアルセレモニーも一役買ってるんじゃないかと思われ。
メモリアルセレモニーというのは今回弾いたショスタコの交響曲の題材となったバビ・ヤールの虐殺に対してのものでした。
今回のこのコンサートにその虐殺の数少ない生存者(オーストラリアに住んでるそう)が来ていることへのacknowledgement、その事件の経緯についての話、それから第1楽章の歌詞にもなっているYevgeny Yevteshenkoの詩「バビ・ヤール」の朗読、そして死者を弔うユダヤ教の祈り「カディッシュ」をラヴェルが音楽にしたものの演奏という流れでした。
伝統的にカディッシュの詠唱(でいいのかな)の時は起立するそうで起立して聴いたのですがものすごいパワフルでしたね。曲は知ってるのですがバイオリン版、フルート版、ソプラノ版しか聴いたことがなくて今回はバス版だったのですが、音域・調・声質の関係でものすごいヘブライ風味が強くてintenseで。多分これでオケと合唱と一つになったんじゃないのかな、と思ってます。
自分の演奏の方はというとCrosswayでなぜか一オクターブ低く始めようとしたり最後のチェレスタのソロもうちょっと音量だせたかもしれなかったことなどありましたがだいたい良かったです。でもショスタコがもう終わりだということがちょっと信じられないくらいで。合唱とのリハーサルが2回しかなかったってのも大きいのかな。ちょっと寂しいしもっとショスタコ弾きたいです。
そして今回ピアノとチェレスタのパートが弾けたという貴重な機会だけでなく人間が移動して伝え影響する人生と文化の縁の交差点(「Crossway」ですね)に居ることができたのが不思議で。自分の人生の中でも無二の経験だと思います。
次オケで弾けるのはいつかなーと思いつつとりあえず次は日本の旅の準備。こっちも色々内容たっぷりになりそうなので楽しみです。詳細はまたおいおい。
今日の一曲: ラヴェル 「2つのヘブライ歌曲」より第1曲「カディッシュ」
ラヴェルといえばスペインへの音楽的コネが印象強くてこの2つの歌曲以外でユダヤ方面の影響は見られないこともあって前々からこの曲ってユダヤ文化の人達にはどうなんだろう?と思ってたのですが今回のコンサートで演奏というよりはユダヤ教の「祈り」という形でそのコミュニティの人によって演奏されてなんかほっとしました。
ラヴェルはこの「弔いの祈り」にどういうシチュエーションで出会ったのか、とにかく特別に響いたものだったのかなあ。
特にバイオリン版とフルート版は楽器の性質なのかラヴェル風味がユダヤ風味よりずっと強くて。今回聴いてほんとこれは「歌曲」が本来正解なんだなとしみじみ。もちろん器楽版もいいですけどね(といいながらピアノ独奏版をIMSLPで探すピアニストがここに)。
そのラヴェル風味 vs ユダヤ風味のバランスを決めるのは多分ハーモニーの色彩(強いとラヴェル風味)だったりメロディーのいわゆるコブシ的な部分(強いとユダヤ風味)だったり歌詞のヘブライ語の発音だったり(強いとユダヤ風味)するんじゃないかなーと思ってます。エキゾチックなメロディーもいいけどやっぱり贔屓したくなるのがシンプルな伴奏の中に現れる繊細な色彩。なので器楽版も声楽版も合わせて楽しみたいですね。
色々アレンジはありますが今ピアノ独奏版を見つけたIMSLPだとテノール+弦楽四重奏だったりチェロ版なんかもある様子。チェロはユダヤ音楽とほんと相性がいいですね、ブロッホなんかもその組み合わせで作品を残してますし。コンサートでやる人いないかな。
とりあえず男性が歌ってるバージョンがAmazonに一つしか録音なかったのでそれをリンク。ラヴェルの歌曲、少しは知ってるのは多いけどよく知ってるのは少ないなあ・・・(汗)
メモリアルセレモニー(後述)
ドミトリ・ショスタコーヴィチ 交響曲第13番「バビ・ヤール」(バス・バリトン:Adrian Tamburini)
朝からリハーサルに行く途中に腹を壊すなどのアクシデントもありましたが無事到着&回復しました。(あと本番前に隣の隣でやってるNGV北斎展見るつもりでしたがさすがに日曜日は混んでたー明日行けるかな)
Hamer Hallは何年ぶりだろう、少なくとも改装前になるので色々新鮮でした。なんか自分にとっては「ひみつきち」なんですよね。わくわくするし心地よい場所。これから戻ってくることはあるのかどうか。(あとArts Centre各施設は裏舞台ツアーなんかもあるのですがHamer Hallもあったっけ)
いつものリハーサル場所からHamer Hallだとものすごい音響に差があったりそういうとこで戸惑うことも多々あったのですが(ミクロレベルでいうと私もパートのキューを書き換えたりしてました)、本番ではびっくりするくらいの仕上がりに。
音響に慣れたってのもあると思うのですが上記メモリアルセレモニーも一役買ってるんじゃないかと思われ。
メモリアルセレモニーというのは今回弾いたショスタコの交響曲の題材となったバビ・ヤールの虐殺に対してのものでした。
今回のこのコンサートにその虐殺の数少ない生存者(オーストラリアに住んでるそう)が来ていることへのacknowledgement、その事件の経緯についての話、それから第1楽章の歌詞にもなっているYevgeny Yevteshenkoの詩「バビ・ヤール」の朗読、そして死者を弔うユダヤ教の祈り「カディッシュ」をラヴェルが音楽にしたものの演奏という流れでした。
伝統的にカディッシュの詠唱(でいいのかな)の時は起立するそうで起立して聴いたのですがものすごいパワフルでしたね。曲は知ってるのですがバイオリン版、フルート版、ソプラノ版しか聴いたことがなくて今回はバス版だったのですが、音域・調・声質の関係でものすごいヘブライ風味が強くてintenseで。多分これでオケと合唱と一つになったんじゃないのかな、と思ってます。
自分の演奏の方はというとCrosswayでなぜか一オクターブ低く始めようとしたり最後のチェレスタのソロもうちょっと音量だせたかもしれなかったことなどありましたがだいたい良かったです。でもショスタコがもう終わりだということがちょっと信じられないくらいで。合唱とのリハーサルが2回しかなかったってのも大きいのかな。ちょっと寂しいしもっとショスタコ弾きたいです。
そして今回ピアノとチェレスタのパートが弾けたという貴重な機会だけでなく人間が移動して伝え影響する人生と文化の縁の交差点(「Crossway」ですね)に居ることができたのが不思議で。自分の人生の中でも無二の経験だと思います。
次オケで弾けるのはいつかなーと思いつつとりあえず次は日本の旅の準備。こっちも色々内容たっぷりになりそうなので楽しみです。詳細はまたおいおい。
今日の一曲: ラヴェル 「2つのヘブライ歌曲」より第1曲「カディッシュ」
ラヴェルといえばスペインへの音楽的コネが印象強くてこの2つの歌曲以外でユダヤ方面の影響は見られないこともあって前々からこの曲ってユダヤ文化の人達にはどうなんだろう?と思ってたのですが今回のコンサートで演奏というよりはユダヤ教の「祈り」という形でそのコミュニティの人によって演奏されてなんかほっとしました。
ラヴェルはこの「弔いの祈り」にどういうシチュエーションで出会ったのか、とにかく特別に響いたものだったのかなあ。
特にバイオリン版とフルート版は楽器の性質なのかラヴェル風味がユダヤ風味よりずっと強くて。今回聴いてほんとこれは「歌曲」が本来正解なんだなとしみじみ。もちろん器楽版もいいですけどね(といいながらピアノ独奏版をIMSLPで探すピアニストがここに)。
そのラヴェル風味 vs ユダヤ風味のバランスを決めるのは多分ハーモニーの色彩(強いとラヴェル風味)だったりメロディーのいわゆるコブシ的な部分(強いとユダヤ風味)だったり歌詞のヘブライ語の発音だったり(強いとユダヤ風味)するんじゃないかなーと思ってます。エキゾチックなメロディーもいいけどやっぱり贔屓したくなるのがシンプルな伴奏の中に現れる繊細な色彩。なので器楽版も声楽版も合わせて楽しみたいですね。
色々アレンジはありますが今ピアノ独奏版を見つけたIMSLPだとテノール+弦楽四重奏だったりチェロ版なんかもある様子。チェロはユダヤ音楽とほんと相性がいいですね、ブロッホなんかもその組み合わせで作品を残してますし。コンサートでやる人いないかな。
とりあえず男性が歌ってるバージョンがAmazonに一つしか録音なかったのでそれをリンク。ラヴェルの歌曲、少しは知ってるのは多いけどよく知ってるのは少ないなあ・・・(汗)
あとは本番だけ、となりました。
Zelman Memorial Symphony Orchestraコンサート
2017年9月17日(日)午後2時開演
Hamer Hall
指揮:Mark Shiell
合唱指揮:Nicholas Cowall
ゲスト・コンサートマスター:Wilma Smith
プログラム:
Harry Sdraulig オーケストラのための「Crossway」(世界初演)
Elena Kats-Chernin フルート協奏曲「Night and Now」(フルート:Sally Walker)
ドミトリ・ショスタコーヴィチ 交響曲第13番「バビ・ヤール」(バス・バリトン:Adrian Tamburini)
火曜日は風邪気味+その他+蓄積した疲労でかなり調子が悪いリハーサルでしたが頭ではしっかり分かってる!と自信を持つようにしています。
本番の朝のサウンドチェック(ゲネプロ)は音響とかに加えてDVD撮影関連にも比重が大きくなると思われるのでそんなたくさんはチェレスタパートらへんのリハーサルもできないかな。でもそれはそれでちょっと楽しみというかどんな感じか興味があったり。
ほんと今日夕方休むまで2週間くらいは何も入ってない半日がなかったり、一日休みもそこそこなかったり。今年はオーストラリアでインフルエンザ流行が酷かったのをうまくかわしてからのこのタイミングで風邪というのは完全に疲れですね。(あとこないだの合唱とのリハーサルに行く途中でふたもしないで盛大に咳してた人とすれ違ったのも一つの関連要素かと)
風邪も一日未満でうまく食い止めたのですが鼻の中と気管にaftereffectが残ってひりひり&重い。
そんな状態だったのですが火曜日のリハーサルで休憩中にバリトンソリストの方がチェレスタパートが気になって遊びで弾きにきてくれたり。気さくだし興味を持ってくれて嬉しいなあ。それにタコは14番も好きと話しててそれになにより舞い上がったり。あの声で14番のDelvigとか聴けたらそりゃー幸せなので誰かやってください(チェレスタもパートあるので弾きたいけどこの際聴衆でも良い)。
毎回チェレスタを弾く度に思うのですが(量的に)ちょろっと弾くだけでみんなに覚えてもらえて声かけてもらえて、というのは決して人嫌いではないしオケで人といるのが好きだけどなかなか人には声かけられない身としては大変コミュニケーション効率が良くて助かります。
聞いてもらえたり興味を持ってもらえたり頼りにしてもらえたり、我ながら不思議な立場にいるものだと思いますがそういうオケピアノ・チェレスタのポジションがものすごく好き。
ショスタコ・・・もっと弾きたいなあ。5番もピアノ・チェレスタでは弾いてないし(チェロでは弾きましたしあのパートはものすごくよかった)、前述14番も本当に好きで弾きたいし、15番でも13番に似たような目立ち方だし。晩年のショスタコが、という話をするときは大体ソナタとかカルテットの話をすることが多いのですがちょっと違った平面のそこらオケ曲ももっと近くに感じたい。
前も書いたかもですが好きな曲は録音も生でも聞きたいしスコアも読みたいし実際に弾きたいし歌うパートがあったら歌いたいし振り付けがあるかどうかに関わらずリズムが踊りに向いてたら踊りたいしバレエ作品があったりしたら見たいし。なるべく色んな角度から攻めたい、もとい知りたい&楽しみたい。
特にショスタコの作品はそういう作品が多いです。コンサートで聴いたことあるのも5,7,9,10、11くらいかな?1番は弾いたけど聴いてないはず。最後の3つも今回13番弾く以外はほんと機会が無で。
今回のコンサートは弾く方にも歌う方にも聴く方にも本当に貴重な機会ですし、プラスその元になった歴史的惨事やそこから現在のオーストラリアに繋がるリンクもあって本当にお得というか特別なコンサートになる予定。私達は何より合唱とソリストと力を合わせて音楽を届けるのが一番の役目。しっかり調子整えてがんばらないとですね。
そういえば今回オケピアノ・チェレスタ奏者としては超がつくほど珍しく「コンサートの一番最初の音」から「コンサートの2番目に最後の音」まで弾くという手広いパートを担当してることに気づきました。ただもちろんその分間の休みの量もすごいですけどね(笑)
聴衆がみんなチェレスタの音(と最後の鐘の音)を耳に印象に残して帰ってくれるといいな。そこが今回の一番の目標です。
コンサート前にもう一回更新できるかどうか?できない場合は本番の向こう側で。
今日の一曲: ドミトリ・ショスタコーヴィチ 交響曲第13番「バビ・ヤール」 第1楽章「バビ・ヤール」
いつもの万年筆コミュの一日一筆(最近はかなり書き&撮り溜めてる)とは別にインスタで宣伝とまではいかないのですがコンサートのお知らせやってました。この交響曲の各楽章の歌詞(詩:Yevgeny Yevteshenko)を一部ちょっとした工夫も加えて書き出してコンサートの日時とかも書いたり。
個人的には第4楽章の「ロシアでは恐怖が死に絶えつつある」のインパクトが絶大なのですが(ロシア語歌詞も英語アルファベットで手書きしたおかげでそこだけ歌えるようになりました)、やっぱりこの交響曲を代表する楽章は第1楽章なので一番最後にとっておきました。これ書き終わったら作成予定です。
バビ・ヤールの虐殺そのものを直接的に扱う詩でどこをとっても強烈なメッセージになるような歌詞なのですが書き出すのは(wikipe参照)「ここへやってくるのか?」からの部分。臨場感がすごい歌詞、不安なチェレスタのソロ、オケの扉をたたき壊す音からのAll Hell Breaks Looseなクライマックスがもうこんな音楽が存在し得るのか耳を疑うくらいに強烈で。
なんかこの楽章に関してはオケのここを聴け!みたいなところがないなあ。全体としてオケを聴いて欲しいし、合唱とオケも一続きだし合唱とソロも一続きみたいなところがあって。でもあえて言うならバスクラとかコントラファゴットとか下で支えてる楽器の力持ちなところを聴いて欲しいかな。この二つの低音木管は低音であることは共通してますが楽器の音としてはかなり違う印象なのでそこんとこもっと多くの人に知ってもらいたい。
リンクしたのはこないだ14番を同じシリーズで購入した録音(それが関係有るかはまあおいといて)。私が最初に14番をBordersで注文した頃から比べるとラスト3つ交響曲の録音もかなり増えましたね。これに続く感じでコンサートでの演奏も増えないかなあ。
火曜日は風邪気味+その他+蓄積した疲労でかなり調子が悪いリハーサルでしたが頭ではしっかり分かってる!と自信を持つようにしています。
本番の朝のサウンドチェック(ゲネプロ)は音響とかに加えてDVD撮影関連にも比重が大きくなると思われるのでそんなたくさんはチェレスタパートらへんのリハーサルもできないかな。でもそれはそれでちょっと楽しみというかどんな感じか興味があったり。
ほんと今日夕方休むまで2週間くらいは何も入ってない半日がなかったり、一日休みもそこそこなかったり。今年はオーストラリアでインフルエンザ流行が酷かったのをうまくかわしてからのこのタイミングで風邪というのは完全に疲れですね。(あとこないだの合唱とのリハーサルに行く途中でふたもしないで盛大に咳してた人とすれ違ったのも一つの関連要素かと)
風邪も一日未満でうまく食い止めたのですが鼻の中と気管にaftereffectが残ってひりひり&重い。
そんな状態だったのですが火曜日のリハーサルで休憩中にバリトンソリストの方がチェレスタパートが気になって遊びで弾きにきてくれたり。気さくだし興味を持ってくれて嬉しいなあ。それにタコは14番も好きと話しててそれになにより舞い上がったり。あの声で14番のDelvigとか聴けたらそりゃー幸せなので誰かやってください(チェレスタもパートあるので弾きたいけどこの際聴衆でも良い)。
毎回チェレスタを弾く度に思うのですが(量的に)ちょろっと弾くだけでみんなに覚えてもらえて声かけてもらえて、というのは決して人嫌いではないしオケで人といるのが好きだけどなかなか人には声かけられない身としては大変コミュニケーション効率が良くて助かります。
聞いてもらえたり興味を持ってもらえたり頼りにしてもらえたり、我ながら不思議な立場にいるものだと思いますがそういうオケピアノ・チェレスタのポジションがものすごく好き。
ショスタコ・・・もっと弾きたいなあ。5番もピアノ・チェレスタでは弾いてないし(チェロでは弾きましたしあのパートはものすごくよかった)、前述14番も本当に好きで弾きたいし、15番でも13番に似たような目立ち方だし。晩年のショスタコが、という話をするときは大体ソナタとかカルテットの話をすることが多いのですがちょっと違った平面のそこらオケ曲ももっと近くに感じたい。
前も書いたかもですが好きな曲は録音も生でも聞きたいしスコアも読みたいし実際に弾きたいし歌うパートがあったら歌いたいし振り付けがあるかどうかに関わらずリズムが踊りに向いてたら踊りたいしバレエ作品があったりしたら見たいし。なるべく色んな角度から攻めたい、もとい知りたい&楽しみたい。
特にショスタコの作品はそういう作品が多いです。コンサートで聴いたことあるのも5,7,9,10、11くらいかな?1番は弾いたけど聴いてないはず。最後の3つも今回13番弾く以外はほんと機会が無で。
今回のコンサートは弾く方にも歌う方にも聴く方にも本当に貴重な機会ですし、プラスその元になった歴史的惨事やそこから現在のオーストラリアに繋がるリンクもあって本当にお得というか特別なコンサートになる予定。私達は何より合唱とソリストと力を合わせて音楽を届けるのが一番の役目。しっかり調子整えてがんばらないとですね。
そういえば今回オケピアノ・チェレスタ奏者としては超がつくほど珍しく「コンサートの一番最初の音」から「コンサートの2番目に最後の音」まで弾くという手広いパートを担当してることに気づきました。ただもちろんその分間の休みの量もすごいですけどね(笑)
聴衆がみんなチェレスタの音(と最後の鐘の音)を耳に印象に残して帰ってくれるといいな。そこが今回の一番の目標です。
コンサート前にもう一回更新できるかどうか?できない場合は本番の向こう側で。
今日の一曲: ドミトリ・ショスタコーヴィチ 交響曲第13番「バビ・ヤール」 第1楽章「バビ・ヤール」
いつもの万年筆コミュの一日一筆(最近はかなり書き&撮り溜めてる)とは別にインスタで宣伝とまではいかないのですがコンサートのお知らせやってました。この交響曲の各楽章の歌詞(詩:Yevgeny Yevteshenko)を一部ちょっとした工夫も加えて書き出してコンサートの日時とかも書いたり。
個人的には第4楽章の「ロシアでは恐怖が死に絶えつつある」のインパクトが絶大なのですが(ロシア語歌詞も英語アルファベットで手書きしたおかげでそこだけ歌えるようになりました)、やっぱりこの交響曲を代表する楽章は第1楽章なので一番最後にとっておきました。これ書き終わったら作成予定です。
バビ・ヤールの虐殺そのものを直接的に扱う詩でどこをとっても強烈なメッセージになるような歌詞なのですが書き出すのは(wikipe参照)「ここへやってくるのか?」からの部分。臨場感がすごい歌詞、不安なチェレスタのソロ、オケの扉をたたき壊す音からのAll Hell Breaks Looseなクライマックスがもうこんな音楽が存在し得るのか耳を疑うくらいに強烈で。
なんかこの楽章に関してはオケのここを聴け!みたいなところがないなあ。全体としてオケを聴いて欲しいし、合唱とオケも一続きだし合唱とソロも一続きみたいなところがあって。でもあえて言うならバスクラとかコントラファゴットとか下で支えてる楽器の力持ちなところを聴いて欲しいかな。この二つの低音木管は低音であることは共通してますが楽器の音としてはかなり違う印象なのでそこんとこもっと多くの人に知ってもらいたい。
リンクしたのはこないだ14番を同じシリーズで購入した録音(それが関係有るかはまあおいといて)。私が最初に14番をBordersで注文した頃から比べるとラスト3つ交響曲の録音もかなり増えましたね。これに続く感じでコンサートでの演奏も増えないかなあ。