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早速ちょっと感想など。
今年はちょっと長さ抑えめ?でしたが(多分進行になれてきたのもあると思いますが)子供から大人まで色んな人が歌ったり楽器弾いたりするのを聴いてきました。
今回初の試みだったのが子供たちだけの合唱。可愛かったですねー。マイク付きだとみんなが一つのマイクの周りに固まって大変そうでしたが。中でもソロで歌うような子はほんと上手かったですしまだまだ伸びそう。是非通ってる学校でも応援して欲しいなあ。
親友は合唱やソロナンバーの伴奏、さらに自分のソロ出番に八面六臂の活躍でした。ソロで弾いたのはドビュッシーの「レントより遅く」とラフマニノフのパガニーニーの主題の第18変奏。やっぱ20世紀初頭のジャズっぽいのが似合うなあ。でもそれでもクラシック寄りかな。
前だぶってたラヴェルの楽譜を譲ったこともあるので今度ラヴェル弾いてみるといいよーとオススメしておきました。なにより私が聴きたい。
あと教会の合唱団っていいですね。上手い下手関わらず楽しそう。私ももしかしたらあんまりがんがんピアノとか弾けなくなったらそういうとこでまた違う形で音楽を楽しむのもありかなーとか考えたり。でもこういう場でも歌う前にまず弾きたいですが。
あと今回オルガンの演奏でイギリスの曲(ちなみに作曲家のWhitlockは鉄道オタクだったらしいです)が弾かれたのですがイギリスのオルガンソロ曲ってそんなに知らないような気が。誰が書いてる?ホルスト、ヴォーン=ウィリアムズ、ラターあたりかな?(惑星ではちょろっとパートがありますが)オルガンの音色とイギリスのノスタルジーと愛国と気品のある作風の融合はもっと聴いてみたいです。
そしてもちろん今年も聴衆参加ナンバーがありました。なんと4曲。知ってたのはSingin' in the rainとWouldn't it be loverly、知らなかったのがIsn't this a lovelyday to be caught in the rain?という歌。ここまでは古いミュージカルや映画でおなじみの曲。そして最後のEarly Grey Tea Songはもちょっと新しくたしかABCラジオ?でおなじみらしき曲。こないだ親友の家にゲームやりに行った時に流れてたのでかろうじて知ってました。面白い歌だったなあ。詳細は今日の一曲で。
今日の一曲: Enda Kenny 「The Earl Grey Tea Song」
(公式サイトの試聴リンク)
みなさんは紅茶が好きですか?紅茶の中でもアールグレイという種類の紅茶はお好きですか?
好きな人も嫌いな人も笑っちゃう、そんなアールグレイについての歌です。
歌い手はアールグレイのあの独特な香りが嫌いな人で、すごくこき下ろしてるのですがアールグレイ好きからしても頷かざるを得ないウィットとユーモアに満ちた歌詞。
英語ですが歌詞はこちら。言葉を濁す、までは行かないながらわりとすかした感じでけなすこともあればかなりストレートにDisってたりもう笑うしかない。私も歌いながら途中ちょっと笑っちゃいました。
とりあえず公式サイトらしきサイトに試聴リンクがあったのでリンク。Purchaseからアルバム購入にも飛べるみたい(アルバム名はBakers Dozen)。ところでこないだ小旅行の時に聴いた別フォークアーティストのイカの歌(あれも面白い)もそうですがアカペラだとなんか面白さが増すような気がするの気のせいかしらん。
一人暮らしだと何かとおかず残りが多くなってしまって中途半端に残った分も捨てたくなくてお腹に詰めてしまった結果。勿体ないとはいえ無理はいけませんな。
最近特に癒やしを求めているとかそういうわけではないのですが虫とかは虫類とかそういう生物に特化したfacebookページに和んでます。前も書いたと思うんですが普通のニュースサイトだとかなり嫌悪寄りのコメントが付きやすいのですが特化ページだと可愛いとかうちの子はこんなだ(写真付き)とかわいわい盛り上がってる場合が多いんですよね。一種のsafe space。
そうやってコメント諸々を見てると好き嫌い怖い平気って人それぞれで色々複雑だなーと思います。
は虫類が好きでも蜘蛛は絶対ダメ!な人は多いですし虫でもやっぱり昆虫類よりは足の多い「その他の虫」が嫌われやすい傾向。
ただ蜘蛛でも「ハエトリは大丈夫だけど大きいのはダメ」な人も居れば「逆にタランチュラとかでも毛が生えてるのはオーケー」とかいう人も居ますし。あと「蜘蛛全般ダメでも一つ要素があれば大丈夫に思える」というパターンも多い。色が綺麗(コバルト系のタランチュラとか)とか、形が丸いとか、ふさふさに毛が生えてるとか、意外と一つ要素があるだけで印象が変わるみたいなのが面白い。
蜘蛛は飼ってる人も含めコアなファンもいるのでまあポジティブなコメントが多いのですがムカデが丸まって真っ白い透き通ったちびムカデを抱えてる写真はもう圧倒的にネガティブなコメントが多かったですね。残念だなあと思うのですが足の多い毒虫+小さいのうじゃうじゃのコンビネーションはかなり強烈だったか。もしかしたらゴキブリとちびゴキブリたちよりも座布団が飛んでたかもしれない。
蜘蛛についてはfacebookのそういうアカウントを通じて飼育してる人の話を読んで学ぶことたくさん。たとえば地上でなく木の上に住むタランチュラは歩くとき足を高く上げるような不思議な動きで歩くとか、なんか自分の足を自分で踏んづけることもあったりとか(そして頭を抱えてしばらく動かなくなる)。
それから蜘蛛について研究で新しく分かったこととかも流れてくるので面白いです。最近でいうとハエトリグモは蜘蛛には珍しく目がいいのですがなんでもお月様とかも見えるとかいう話が出てきたり。創作脳で考えると天体が見えれば航海術とか宗教とかに繋がる可能性が出てきますからね。色んな種類の蜘蛛の色んなスキルを考えるとそういう意味でわくわくします。
様々な生物の中でも蜘蛛は怖い人にはものすごく怖いもので。たださっき書いたみたいな生物アカウントにはちらほら恐怖を克服しようとしてる人もやってきます。自己流?でネットでどれくらいできるものなんだろう、と不思議にはなりますが。メルボルン動物園では過去にクモ恐怖症克服プログラムみたいのをやってましたし、タスマニア大学がオンラインでのプログラムもお試しでやってたみたいですし。
怖いのはしょうがないけどそういう生物の写真にあんまり「燃やせ」とか「潰せ」とかそういうコメントをわざわざ付けるのはどうかなーと思いますよやっぱり。そういうのを見てるとやっぱり社会の縮図というか、人間同士の諸々でヘイトが絶えないのと一緒だなと。
ヘビも蜘蛛も(特にオーストラリアでは!)他の害虫・害獣なんかを食してくれたりもするし、飼う人は色々安全を考えて軽率なことはしないようにしてるはずなので。必要以上に攻撃的にならないで欲しいなあ、と日々思ってます。
ちなみに私がオススメの「変な生物系」facebookアカウントNo. 1は「Cute Nopes」です。ヘビから蜘蛛から陸海空の色んな変な生物を手広く扱ってるサイト。虫系が結構充実してるけど虫系は他に専門アカウントも多いのでよりどりみどりかな。
あと個人的なツボは蛇専門の「Snek」、蜘蛛専門の「Spidder」。ミーム的な投稿も多くて笑い要素にも和みます。
まだ蛾とかの癒やし用アカウント見つけてないのですが今週はアメリカでNational Moth Weekなのでタグで写真見つけてなごむだけじゃなくてフォローor定期的に周回するページに出会えるといいな。
今日の一曲: レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ 「ヨブ」より「エリフの若さと美の踊り」
ヴォーン=ウィリアムズの音楽を紹介するとき自分の話を要約すると(1)ヴォーン=ウィリアムズって美しいだけじゃなくて激しい音楽もすごいんだぜ(2)でもやっぱり美しい部分はほんと美しいんだぜ(3)総じてほんとヴォーン=ウィリアムズ大好き・・・になるんですが今回も大体それにまとまりそうです(汗)
ヨブはでもなぜかちょっと紹介しにくい感があるんですよね。交響曲でも協奏曲でもその他のまとまって感じの楽曲でもなく。構造が似てるのはラヴェルの「ダフニスとクロエ」かなあ。軽く思いついて言ってはみたけど結構似てるかもしれない。
ヴォーン=ウィリアムズの作品って協奏曲以外もソロ楽器が活躍することが多いです。例えば揚げひばりのバイオリン、タリス幻想曲のビオラ、富めるラザロのハープとチェロ、交響曲第3番の歌手、などなど。ヨブではこの「エリフの若さと美の踊り」でバイオリンのソロがあります。揚げひばりとタリスを足して2で割った感じ・・・というと身も蓋もないですが。要するにヴォーン=ウィリアムズ通常運転なソロです。(でもほんとはこれビオラだったらよかったのになーと思ったり。ただのビオラ贔屓です気にしないでください)
でもそういう諸々言いたいことも実際この曲を聴くとその圧倒的な美しさに何も言う気が失せますね。なんか・・・美しけりゃいいですもう。ヴォーン=ウィリアムズの美しさはものすごく純粋だったりノスタルジーがあったり心を洗いながら懐かしさでいっぱいにする、ほんと罪な音楽です。
イギリスではBBC Promsが始まってメルボルンに来たりイギリスに行ったりしてる?と思われるSir Andrew Davisの指揮のを選んでみました。カップリング曲のウォルトンは私は知らない曲です。でもタイトルはちょこちょこ聞くというか多分これも英国文化圏で有名な曲かな?
そして改めてトラックリスト見るとヨブには色んなダンスの種類が出てきますね。もちろん元の形式にすごく忠実にって感じではないですが。元が「仮面劇」なのですが踊りの映像も見てみたい。
相変わらずの寒さでなかなか動きがのろいです(更新も含め)。
ただここ数日暖かい風が午前中吹いたり変な変わりやすい天気(ある意味通常運転)があったりちょっと春に向かってるかな?というような気がします。
ちょっと振りに家周りより遠くに出たらミモザの花(wattle flower)も咲いていて、やっと冬も後半にさしかかったなという感じ。
そしてうちのこれもやっと開花。
夏の終わりに買ったジンチョウゲ2号。背はあんまり伸びてないようですが花はいっぱい付いてます。上に固まって咲くタイプでなくちょっと大きめの花のクラスタが幹の色んなところに付く品種だそうです。花に付いてたタグに写真があるのですがなんか異様。満開になったら改めて写真撮りたいです。
ただローズマリーとラベンダーは他のうちで咲いててもうちのは花咲く兆しが全く見えない。
品種の違いもありそうだけどちょっと気になる。ただローズマリーは花咲かなさそうなんでちょっと使っちゃいました。といってもローズマリークッキーに失敗したので使っても食べてはいないんですが。うちのオーブンやっぱ使いにくいなー。また電気切れたし。
また早く伸びてくれるといいなあローズマリー。わずかな可食部分はおいしかったので。
そして昨日はオケのリハーサルでした。ちょっとこないだ右人差し指の関節を変な方向に引っ張った?かなんかして炎症起こしてて(良くはなってますが)ピアノの練習はちょっと慎重にやってますが(当社比)リハーサルは普通に弾いてきました。
あの小さいチェレスタがHamer Hallのどこまで響いてくれるかってのがやっぱり目下の悩みです。結構強弱を強い方に変えて弾いてはいるんですが、うーん。所によっては突き指しないかちょっと心配になるくらいのタッチ。
あと7月の万年筆コミュでの一日一筆も毎日分続いてます(=必ずしも毎日書いてるわけじゃないけど全部のお題をこなしてます)。後半からなんか三国志方面が多くなりましたがまあそれは趣味なんでしょうがない。そのうち何枚かブログにもアップしようかな(基本横のリンクにあるInstagramの方にアップしてますが)。
その調べ物してる途中でなんか司馬遷の「史記」が全部英語に翻訳されないという話をみてびっくり。中英翻訳だったら一枚噛みたかった-。というか三国志とか中国史周りの和英翻訳とかないのかな。結構そそられるんだけど。
ちょこちょこ色んな媒体で読む限り「史記」は歴史の「三国志」よりも物語的な感じが好き。ただ歴史の「三国志」は「歴史書」としての書かれ方・過程もすっごく面白い。そういう色々な要素があってやっぱり中国史は長いこと好きです。
あと一日一筆ももう数日で終わるのですがコンサートのお知らせなんかもちょっと歌詞一部手書きしてみようかなーと思ってます。ただ書くだけよりも+αしたいんですがアイディアを思いつくかどうか。そちらもお楽しみに。
今日の一曲: Danny Baranowsky 「Crypt of the Necrodancer Amplified」サウンドトラックより「Steinway to Heaven(Frankensteinway fight)」
Bandcampでのオリジナルサウンドトラックのリンク
ネクロダンサーのAmplified DLCが正式発表になりましたぞー!
といっても今月12日のことなので遊ぶのがちょっと遅れました。ただ遅れましたが遊んでます。
新しいボスキャラに新しいプレイヤーキャラ(メアリーものすごく可愛いですよ)、そしてサントラも追加があります。リミックス分はまだ全部は揃ってないようですが。
新しいボスキャラとしてゾーン5に固定になったのが今回紹介する曲のFrankensteinway。仮で入ってたFortissimoleは大分ぬるかったかも(汗)求められるタスクがちょっと自分の慌てた脳には複雑で。
Frankensteinwayはその名の通りピアノのモンスターなのでサントラもピアノが活躍。とはいえもっと活躍してもいいのよ?という感じ。ジャズピアノみたいなセッティングなのでここからどんどんアドリブ足してけば理想のFrankensteinwayになるかも?
でもネクロダンサーのサントラはオリジナル版は明快でキャラ立っててシンプル・イズ・ベスト的な側面もあるのでリミックスでどう化けるかも楽しみ。
そしてネクロダンサーのサントラでいつも思うのがプレイ中の体感テンポとこうやってサントラで聞いた時の体感テンポの差。やっぱり遊んでるとパニクるから速くきこえてるんだろうなあ。ipodで聞くと速いテンポでもまあ心地よいビート。もうちょっと余裕を持って遊べるようになりたいものだけど。
あ、あとオリジナルのBaranowsky版のゾーン5サントラに店主が歌ってるバージョンも追加されてますよー。これまでの楽曲よりも店主ソロパートが伴奏から独立して自由にやってる感がかっこいいです。しばらく店主なしver.聞いてたので予想外のとこに歌が出てきてびっくりしました。
それからサントラのトラック名で大ボスのネタバレになってるとこは気にしないでおきましょう。
仕事が来たー!
1週間でも仕事が来ないと続きがあると確定しててもやっぱり落ち着かないものですね。
特に寒い+出費控え目にしてると時間の過ごし方も限られてきたり。
でも夜は通常運転でゲームなどやってます。引き続きポケナガ。
ポケモンだけでなく様々なブショーが進化してなんかSFな感じの衣装になってるのに驚いたりしながら一番破壊力があったのがランマルのランク2の姿。
普段はケモミミに特に萌えるとかないですし(そもそも基本ほ乳類<ほ乳類以外)、ショタ好きでもないのですが・・・あれはすごかった。しかも英語版だから日本語版での台詞を見てまたやられた。
ところでポケナガにはパスワード入力でちょっとレア目のポケモンを出現させる機能があってその(英語版での)パスワードをネットで調べてたら英語のフォーラムとか複数の場で「ポケナガの男主人公=浅井長政説」がまことしやかに噂されてたり。少なくとも日本語での掲示板とかよりも割と「あり」な感じで話されててびっくり。なーんだーそれだったら男主人公にしてもよかったかなーとかちょっと思ってしまう。
基本ゲームで主人公を選べるシステムになってるときは女の子選びますね。自分が女だから、以外の理由が多いですけど。
実際に仕様に違いがあるのはAge of Wonders 3のカスタムキャラ(パーツの種類が全体で多いはず)だったりポケモンXY(着せ替えの数が段違い)、それからAncient Domains of Mystery(男女で特定のNPCの反応が違ったり、あえていうなら男の方が有利かも?)あたりかな。
あ、あと結婚機能を活用するなら三国志13は登録武将女性でプレイする方が色々選択肢がありますね。顔グラも可愛いのが多いし。
あとはポケモンサン・ムーンのリーリエとかブラック・ホワイトのベル、それからポケナガのオイチみたいに主人公の傍に親しい女の子キャラがいるシチュエーションだとかわいい女の子同士できゃっきゃうふふしてる感じが好きなので女主人公の方がよかったりします(そういう意味ではサンムーン大変ごちそうさまでした)。ポケモンはそもそもストーリー的に(後から考えてみると)主人公が女の子の方がストーリーがしっくり来るような・・・というのは私の個人的な見方ですが。なんでそういう風に思うのか自分でもよくわからないです。やっぱりそう意識してなくても同性のほうが共感・思い入れしやすいのかな。
とはいえカスタマイズできない・選択肢がない場合とかで男主人公を使うことに関しては特に抵抗はなかったり。無双だとストーリーモード・フリーモード共にストーリーと環境を一番に考慮して武将を選びます。やっぱ合肥(魏)は張遼で駆け回りたいです。特に7で歴史を変えられるオプションがあったりするとキープレイヤーで歴史を変えてみたいですし。8も色々ミッション的なものがあるけどif的エレメントは入ってくるのかなあ。
そういえば全く初めましての世界のゲーム、新しい主人公カスタムシステムとかに出会ってないなあ・・・とは思うけどなかなかそこまでは手が回らない。だってその前にストリートファイターの新しいのとか戦国無双とかオロチとか信長の野望とかの方が遊びたい。でもそれまでもなかなかたどり着かない。
でも「システム」に出会うのは作品自体に出会うのと同じくらい大切ですよね。特に創作方面に活かすとなるとゲームに限らずシステムとか仕組みとか世界観とかにもっと触れたくなるのですが。
完全に脱線しましたので脱線ついでですがどうもsteamにボードゲームシミュレーターなるものがあるということを最近知りました。つまりリモートでもsteamのアプリケーションを通じてボードゲームができるツール。見たら結構対応してるゲームが多いようでちょっと心惹かれてます。前友達の家で遊んだScytheだったり、その友達が向こうでの集まりで遊んでるZombicideだったり、個人的にかなり気になってるThree Kingdoms Reduxだったり。特に値段が結構する・かさばる・海外取り寄せになるようなボードゲームだとこういうとこで試したりできると便利だよなあ。でも遊ぶ人と時間がないとだめだよなあ。ということで迷い中です。
今日の一曲はお休み。用意してなかった(前回のショスタコのあとの油断)。
9月にオケで弾きますよー。
まずは詳細から。
Zelman Memorial Symphony Orchestraコンサート
2017年9月17日(日)午後2時開演
Hamer Hall
指揮:Mark Shiell
合唱指揮:Nicholas Cowall
ゲスト・コンサートマスター:Wilma Smith
プログラム:
Harry Sdraulig オーケストラのための「Crossway」(世界初演)
Elena Kats-Chernin フルート協奏曲「Night and Now」(フルート:Sally Walker)
ドミトリ・ショスタコーヴィチ 交響曲第13番「バビ・ヤール」(バス・バリトン:Adrian Tamburini)
第2次世界大戦中に起きた虐殺事件、バビ・ヤールの虐殺から75年の追悼の意を込めなかなかここらで演奏されることがないショスタコ13番を、しかもHamer Hallで演奏するコンサート。
ちなみに第2次世界大戦あたりでヨーロッパ諸国からオーストラリアに渡ってきた人って(特にユダヤ人周りでは)結構いるらしいのですが、最初の曲の作曲家(以前友人のトリオで作品が弾かれましたね)のおじいさんもポーランド人で当時向こうにいたとか。ついでにいえば時代はちょっと後になりますがElenaもだいたいあそこら辺のエリアが出身だそうで、オーストラリアという場所ならでは?な縁のあるコンサートとなってます。
今回私が弾くのはショスタコでピアノ+チェレスタ・・・もそうなのですがなんか昨日初リハーサル行ったら「Crossway」でもパートがあることが判明。しかもピアノとチェレスタ両方。ありがとうHarry。リハーサルに来たときには是非お礼を言いたいと思います。もっとチェレスタパートをみんな書いてくれー。
ショスタコに関しては私がいつも言ってるとおり(声に出して・文字にして言ったことがあるかどうかは不明)チェレスタパートは音は少ないですが弾く音の大切さとインパクトはものすごい。楽器が古い型で小さいので心配ですがHamer Hallの一番後ろまでショスタコの書くチェレスタの音を届けたい、というのが今回のなによりの目標。
特に第5楽章(最終楽章)の最後の最後のソロは聴衆の心に残るソロであって欲しい。がんばりまっせ。
ほんと難しい交響曲ではあるのですが最初のリハーサルはまずまずの出来でした(まだ第3楽章までしか言ってない)。低音金管がいなかったのは大変残念ですが・・・パートがどうとかいう話でなく個人の好みといいますか、この曲の雰囲気としてあそこらの楽器があるとないとでは大違いなので。
特に第2楽章とか(私は弾かない楽章)弾き手目線で見るとそこらじゅうに罠が仕掛けてあって初見ではすっごい難しい。フレーズの長さとか拍子とかいきなりイレギュラーに変わったりするんですが、聴き手目線だとわりと自然に聞き流せるのが不思議。
それにしてもリハーサルで諸々やってて思うのはとにかくみんなもっと曲の録音を聴こうよ、ということで。曲全体をあるていど把握してると間違えないとことかわざわざリハーサルで労力と時間を割く必要がないとことかいっぱい出てきて。ショスタコ全般そうなんですよね、しっかり録音聞いて(できればスコアも参照して)れば意外と分かりやすいこといっぱいある。ユースオケで11番やったときも言ったはずこれ。
バレエの発表会のリハーサルではそこんとこみんなちゃんと気をつけてるんですよね。自分が踊ってないときの他の人の踊りもある程度気をつけて見るし、舞台全体での位置とか並びとか、あと曲の録音も先生にもらったりしますし。オケの方もそれが当たり前みたいにならないかなあ。特にユースの段階でそういうことの大切さをもっと学べないものかと。
あと教育関係の話になったので一つ。今回のコンサートでHamer Hallといういつもより大幅に大規模な場所での演奏なのですが、もちろんお客さんにたくさん来てもらわないといけないという話もあるのですがなんか寄付があって学校から生徒に来てもらうのに使うという話もあり。
その時にオケのマネージャーやってる人が「音楽やってる生徒だけでなくこのコンサートは歴史を勉強している生徒にも来てもらわないと」と言ってて。
これは聞いてはっとしましたね。高校の時の第2次世界大戦だとちょうど映画「パール・ハーバー」が出たときで学級でそれを見にいったのですが(私はちょっと日本人なんで遠慮しますって言って行かなかったんですが)コンサートでも同じように歴史の学びの場になり得るわけですよね。
個人的にこの曲に限らずショスタコの音楽は歴史資料として扱われるといいなと思ってますしもっと彼の音楽とそれに込められた思いだったり生き様が知られるようになるといいなと思ってるのでこのコンサートを通じてそれをどうやって実現すればいいかの答えが一つ二つ見えてくるといいなーと思います。
兎にも角にもこれから毎週ではないものの寒い中でリハーサルに通ってロシアの冬を象徴するような寒い曲をリハーサルしてくる予定です。曲がまとまってくるのが楽しみ。そしてハープ(4人!)が隣にくるのも楽しみ。またこちらでも経過など書きますのでお楽しみに。
今日の一曲: ドミトリ・ショスタコーヴィチ 交響曲第13番「バビ・ヤール」 第2楽章「ユーモア」
ショスタコは15つ交響曲を書いててこれは13番目。立派に後期の分類に入る難解さのある作品ですがまだまだ晩期のあのアブストラクトな透明な闇には届いてないくらい。実際14番・15番は交響曲としてスケールがぐっと小さくなるのである意味これが最後のショスタコの交響曲らしい交響曲・・・といえるかなあ。難しいところ。
でもこの曲ってショスタコのショスタコらしい諸々が無駄なく100%詰まってる気がします。どこを見てもショスタコらしい&完成されたショスタコの魅力。ずっとショスタコ。
この第2楽章も明るいけれど心の底から明るいわけじゃない、ショスタコ流の皮肉がたっぷり詰まったスケルツォ。ちなみにショスタコの音楽をもっと知って欲しい、ってのは彼がソヴィエト政府からの抑圧の中でどう表現したかっていうことだけでなく彼の音楽が本当に「こんな感情の音楽があるんだ!」という広がりも広めたくて。この曲もほんとそう。こんなに明るく痛烈に皮肉が刺さる音楽が他にありますか。
でもその魅力が弾き手にとっては難しさの元になったり。途中でなんか木管楽器がみんなアンサンブルとして延々と拍子変わったりなんだりを超えてパワフルなソロ弾いてる部分は聞いててちょっと大変そうでした。なかなかそういう木管パートって少ないような(あくまでも個人的な印象ですが)。でもかっこよかった。そもそもショスタコってソロもアンサンブルも木管パートよく格好いいことが多い。
この楽章の歌詞はエフゲニー・エフトゥシェンコの詩「ユーモア」でユーモアは屈服させることができないみたいな感じの歌詞なのですが、そのテーマも痛快ながら曲自体にもそれと同じくらいの痛快さがあって聞いててすごく楽しいです。この楽章だけ聴くのも十分可能ですが他の楽章も(特に3,4楽章の難解さすごいけど)是非聴いてほしいなあ。
やっぱりまずは第1楽章がこの交響曲のシンボルなので一番にオススメ、そして聴きやすいし痛快な第2楽章。その先にとっつくためのお手伝いはまた別の時にしようと思います。(恒例ですがコンサート終わりましたエントリーまでに全楽章紹介する予定)
リンクした録音はちょっと探してみてよさげなのをチョイスしました。やっぱり全体的に軽くない、というかちゃんと重さがある演奏がいいですし、第1楽章の鐘の音もこだわりたくなっちゃう(鐘フェチ)のですが、なかなかこれ!という録音はちょこっと検索しただけじゃ見つかりませんね。ただようつべとかにも色々演奏ありますので(実際の演奏してる映像付きのもオススメ)色々見てみると面白いかもです。昨日指揮者さんが言ってたのですがいくつか演奏動画を見比べてると難所なんかも見えてくるそうなのでそういうとこに注目するのも一つの楽しみ方。