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やったーーーー!!三國無双次回作に程普参戦決定だーーーーー!!!
しかも格好いい!シリアスでおそらくツッコミ役の老将大歓迎!
楽しみすぎるぞ無双8!!!
・・・と最近三國無双8の新情報に一通り最近テンション上がったりしてました。これで廖化が来てくれたらもう毎日祝杯ですよ。廖化でるかしらん。すでに老将でオーソドックスな感じのキャラが一人来てるけどまだまだ来てもいいのよ。逆にぶっとんでるキャラとか女性キャラもウェルカムですよ。武器も武器っぽいやつも好きだけどトンデモなやつも好きなので色々出るといーなー。
さてそんな報せが入ってきた夜私はオケのリハーサルに行って来ました。
Stonnington Symphonyが6月の頭にやるオールロシアンプログラムのコンサートです。
ということでお知らせ。
Stonnington Sympony Orchestraコンサート
6月4日(日)14時30分開演
Malvern Town Hall
指揮者: Patrick Miller
アレクサンドル・ボロディン 中央アジアの草原にて
セルゲイ・プロコフィエフ 「キージェ中尉」組曲(バリトン:Matthew Thomas)
アレクサンドル・ボロディン 「イーゴリ王子」序曲
ニコライ・リムスキー=コルサコフ シェヘラザード(バイオリン:Roy Theaker)
私が弾くのはキージェ中尉(ピアノ+チェレスタ)。第2,4,5楽章でトータル3分くらい弾いてるだけかな。キージェ中尉はこれで演奏するの3回目ですが(1回目はチェロで、多分ユースオケ入って初めて弾いた曲かも)、バリトン歌手が入るバージョンは初めて。オケのみバージョンの2楽章と4楽章からメロディーを引っこ抜いてバリトン歌手に歌わせた感じ(作曲プロセスとしては逆かな。私にとってはオケのみ版がデフォルトなので項感じる)。
今回はいつもの指揮者さんがシェヘラザードでバイオリンソロ担当で、指揮者はゲストの人なんですけどリハーサルの始めに定位置で待ってたら指揮者さんわざわざこっちまで挨拶に来てくれてものすごくびっくりしました。初めてお仕事する人なんですが気さくな感じよかったー。
でも私が参加するリハーサルは数少ないのが残念。オペラメインの人らしいですが今後もまたお仕事一緒にする機会があるといいなあ。
いつもながらピアノ・チェレスタはオケの端っこでホールのすきま風を受けることが多くて今の時期ホントに寒いです。そして弾かないことが多いのでじっとしてるとさらに寒い。
今年は、というかもうすぐ演奏服(上の方)を新調せねばなーと思ってるのですが「下にヒートテックなり他の何かなり一枚着れる黒のシャツか何か」を買わないとキージェは短いのでまあなんとかなるとしても9月の方のあれでステージ上で凍える可能性が。速いとこ調達しないと。
そして最近facebookの方で蜘蛛や蛇など一般には嫌われものの生物をフィーチャーして愛でる的なアカウントでいいとこいくつか見つけてちょこちょこテンション上がってました。
一般のニュースアカウントとかがそういう生物を取り上げると気持ち悪いだの家ごと燃やせだの心ないコメントが多数つくのですがこういうアカウントだとそれが比較的少なくて安心して見れたり、あと実際そういう生物を飼ってる人のちょっと面白い写真が見れたりエピソードとか聞けたり、飼育場のポイントとか注意事項とかも見れたり。世界規模で見れば蛇好きも蜘蛛好きも結構いるのが嬉しいです。
私にとって好きな生物トップ3が蛾・蛇・蜘蛛なのですがヘビは物心ついたころから好きだったような(動物全般にありそうな本能が一つ抜けてるのか)。蛾も小さい頃図鑑でオオミズアオとかあっちのでかいやつ(ヤママユガ科とかスズメガ科)を見て好きになって。蜘蛛はちょっと遅れてタランチュラとかちょっと変わった生態の蜘蛛がいるのを知ってからかな。
オーストラリアはヘビもほとんど強毒だしクモも危ないのがけっこういるしそういう意味では危険で厳しい大地なので(他にもサメとかクラゲとかとにかく危険なオーストラリア)比較的安全に飼育できるそういう生物を飼ってる人にちょっと憧れがあったり。他人様のヘビさんクモさんかわいいです。
さて明日もテンションが上がりそうなボードゲーム&ウィスキーなどなどの集まり。
最近昼は暖かくても夜はとにかく寒いので暖かくしていかないと。
今日の一曲: セルゲイ・プロコフィエフ 「キージェ中尉」組曲より第3楽章「キージェの結婚」
おっと自分が弾かない楽章だった。ただその理由で過去に紹介してないかも。
この楽章は繰り返しが多くて特に面白いこともないなーと思ってたら今回の指揮者さんが「これは式じゃなくて宴の方(ウォッカが入るやつ)」と説明してたので色々しっくり来ました。
つまりみんな酔っ払ってるから調が変にころころ変わるし、みんな酔っ払ってるから主賓が実は存在してないことにも気づかないという。お酒はほどほどに(違)。
あと指揮者さんがもう一つ言ってたのはこの組曲はプロコフィエフの他の作品とは大分性質が違うということ。確かに暗さだったり複雑さだったり重さだったりアグレッシブさはないですね。
ただだからといってこの曲が簡単なわけでは全くなく。シンプルだからこそオケの基礎力が問われるところはたくさんありますし、各楽器のソロも多いですし、この第3楽章の後半の弦楽器の跳ねるような伴奏とか明確に弦楽器を殺しにかかってる(ちょっと誇張気味かな)箇所もありますし。ユースオケとかでも是非やりたい曲ですね。
キージェには中学生くらいのときにはまって以来長い付き合いで、軽めで楽しいので聴く頻度も結構高いながら今でも楽しく聴いています。ちょうどこのリンクした録音で聞いてました、展覧会とハーリ・ヤーノシュとキージェのセット。3つの曲集とも各楽章のキャラクターが立ってて面白い、子供のころから聞くのもオススメのセットです。
しかも格好いい!シリアスでおそらくツッコミ役の老将大歓迎!
楽しみすぎるぞ無双8!!!
・・・と最近三國無双8の新情報に一通り最近テンション上がったりしてました。これで廖化が来てくれたらもう毎日祝杯ですよ。廖化でるかしらん。すでに老将でオーソドックスな感じのキャラが一人来てるけどまだまだ来てもいいのよ。逆にぶっとんでるキャラとか女性キャラもウェルカムですよ。武器も武器っぽいやつも好きだけどトンデモなやつも好きなので色々出るといーなー。
さてそんな報せが入ってきた夜私はオケのリハーサルに行って来ました。
Stonnington Symphonyが6月の頭にやるオールロシアンプログラムのコンサートです。
ということでお知らせ。
Stonnington Sympony Orchestraコンサート
6月4日(日)14時30分開演
Malvern Town Hall
指揮者: Patrick Miller
アレクサンドル・ボロディン 中央アジアの草原にて
セルゲイ・プロコフィエフ 「キージェ中尉」組曲(バリトン:Matthew Thomas)
アレクサンドル・ボロディン 「イーゴリ王子」序曲
ニコライ・リムスキー=コルサコフ シェヘラザード(バイオリン:Roy Theaker)
私が弾くのはキージェ中尉(ピアノ+チェレスタ)。第2,4,5楽章でトータル3分くらい弾いてるだけかな。キージェ中尉はこれで演奏するの3回目ですが(1回目はチェロで、多分ユースオケ入って初めて弾いた曲かも)、バリトン歌手が入るバージョンは初めて。オケのみバージョンの2楽章と4楽章からメロディーを引っこ抜いてバリトン歌手に歌わせた感じ(作曲プロセスとしては逆かな。私にとってはオケのみ版がデフォルトなので項感じる)。
今回はいつもの指揮者さんがシェヘラザードでバイオリンソロ担当で、指揮者はゲストの人なんですけどリハーサルの始めに定位置で待ってたら指揮者さんわざわざこっちまで挨拶に来てくれてものすごくびっくりしました。初めてお仕事する人なんですが気さくな感じよかったー。
でも私が参加するリハーサルは数少ないのが残念。オペラメインの人らしいですが今後もまたお仕事一緒にする機会があるといいなあ。
いつもながらピアノ・チェレスタはオケの端っこでホールのすきま風を受けることが多くて今の時期ホントに寒いです。そして弾かないことが多いのでじっとしてるとさらに寒い。
今年は、というかもうすぐ演奏服(上の方)を新調せねばなーと思ってるのですが「下にヒートテックなり他の何かなり一枚着れる黒のシャツか何か」を買わないとキージェは短いのでまあなんとかなるとしても9月の方のあれでステージ上で凍える可能性が。速いとこ調達しないと。
そして最近facebookの方で蜘蛛や蛇など一般には嫌われものの生物をフィーチャーして愛でる的なアカウントでいいとこいくつか見つけてちょこちょこテンション上がってました。
一般のニュースアカウントとかがそういう生物を取り上げると気持ち悪いだの家ごと燃やせだの心ないコメントが多数つくのですがこういうアカウントだとそれが比較的少なくて安心して見れたり、あと実際そういう生物を飼ってる人のちょっと面白い写真が見れたりエピソードとか聞けたり、飼育場のポイントとか注意事項とかも見れたり。世界規模で見れば蛇好きも蜘蛛好きも結構いるのが嬉しいです。
私にとって好きな生物トップ3が蛾・蛇・蜘蛛なのですがヘビは物心ついたころから好きだったような(動物全般にありそうな本能が一つ抜けてるのか)。蛾も小さい頃図鑑でオオミズアオとかあっちのでかいやつ(ヤママユガ科とかスズメガ科)を見て好きになって。蜘蛛はちょっと遅れてタランチュラとかちょっと変わった生態の蜘蛛がいるのを知ってからかな。
オーストラリアはヘビもほとんど強毒だしクモも危ないのがけっこういるしそういう意味では危険で厳しい大地なので(他にもサメとかクラゲとかとにかく危険なオーストラリア)比較的安全に飼育できるそういう生物を飼ってる人にちょっと憧れがあったり。他人様のヘビさんクモさんかわいいです。
さて明日もテンションが上がりそうなボードゲーム&ウィスキーなどなどの集まり。
最近昼は暖かくても夜はとにかく寒いので暖かくしていかないと。
今日の一曲: セルゲイ・プロコフィエフ 「キージェ中尉」組曲より第3楽章「キージェの結婚」
おっと自分が弾かない楽章だった。ただその理由で過去に紹介してないかも。
この楽章は繰り返しが多くて特に面白いこともないなーと思ってたら今回の指揮者さんが「これは式じゃなくて宴の方(ウォッカが入るやつ)」と説明してたので色々しっくり来ました。
つまりみんな酔っ払ってるから調が変にころころ変わるし、みんな酔っ払ってるから主賓が実は存在してないことにも気づかないという。お酒はほどほどに(違)。
あと指揮者さんがもう一つ言ってたのはこの組曲はプロコフィエフの他の作品とは大分性質が違うということ。確かに暗さだったり複雑さだったり重さだったりアグレッシブさはないですね。
ただだからといってこの曲が簡単なわけでは全くなく。シンプルだからこそオケの基礎力が問われるところはたくさんありますし、各楽器のソロも多いですし、この第3楽章の後半の弦楽器の跳ねるような伴奏とか明確に弦楽器を殺しにかかってる(ちょっと誇張気味かな)箇所もありますし。ユースオケとかでも是非やりたい曲ですね。
キージェには中学生くらいのときにはまって以来長い付き合いで、軽めで楽しいので聴く頻度も結構高いながら今でも楽しく聴いています。ちょうどこのリンクした録音で聞いてました、展覧会とハーリ・ヤーノシュとキージェのセット。3つの曲集とも各楽章のキャラクターが立ってて面白い、子供のころから聞くのもオススメのセットです。
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日本がGWなので休みが多い今日この頃。
書類の処分をしてみたりお隣さんからもらった多肉類など植物を植えてみたり、休みながらもちょこちょこ動いてます。
昨日はまたボードゲーム集まりだったのでOfficeworksの(なぜかパイロットの安価な万年筆が売ってる)Fitzroyテンポでプレラを一本買ってからQueen of Spadesに行った・・・のですがそれでもちょっと速かったので有名なジェラート屋Messinaで洋梨+ルバーブのジェラート食べてきました。
Messinaは初だったのですが味のバラエティも面白かったですし選んだジェラートものすごくおいしかったです。やっぱルバーブいいなー。さすがは有名店。
今回は先に着いた友人と2人で久しぶりの囲碁(久しぶり過ぎてむちゃくちゃでした)からのSushi GoのちSeven Wondersでした。
Sushi Go(初)もSeven Wondersも手札からキープするカードを選んで残りを隣に回していくドラフトとよばれるタイプのゲームで、前者はクイック、後者はじっくりめなゲーム。
Sushi Goは日本の食文化が色々英語圏に浸透してるのを実感するゲームでした。
手札がプレイヤーの間を流れていくのを回転寿司のレーンに例えたゲームで、カードによって役を作ったりして点数を稼ぐという特徴があります。「刺身」は3つ揃えないと点にならなかったり、揃える枚数によって点数が指数関数的?に増えてく餃子、そしてゲーム(=3ラウンド)終了後に物をいうプリンだったり。シンプルながらも他プレイヤーの動向なども含めて戦略が問われます。
ちなみに友人の一人は「これ本物のお寿司でやると面白いかも」といったのですが巻き寿司たくさん食べなきゃいけないので却下したいです。それもまた違う戦略になりますが。あと握りにマグロがない。
Seven Wondersもちょっとぶりなので諸々勝手が思い出せなくてみんなもたつき気味だったかも。
Seven Wondersは内政・貿易が中心で戦闘自体が戦略ほとんどなのがある意味いいとこだと思います。各時代の終わりのそれぞれの軍事力を単純比較するだけなのですぐ済むのですが、ちゃんとそれなりに準備しないと負けますし最終的なスコアにも少なからず影響があるので戦闘は一応大切。でもそんなに労力とか時間を費やさなくていい。
Seven WondersやこないだのScytheみたいに最終的なスコアがいろんな要素で構成されてるゲームは好きです。運に左右される部分が少なくなるというか、色々道の切り開き方ができるというか。そうするとプレイヤー感で戦い合って削りあうよりも自分のとこに集中できますし。
Munchkinみたいにお互いつっかったり邪魔したりってのもたのしいのですが内政が充実してる系だと自国に集中したい。
さて、それで家に帰ってきたから万年筆に入れました。
エーデルシュタインのアクアマリンはラミーのサファリで(悪い意味で)水っぽい感じで不満だったのですがプレラに入れたらはっきり色が出るようになりました。めでたしめでたし。
しかも付属のコンバーターcon-50は市販の40より使い勝手が良い。ただしOfficeworksでは中字のみ。
ニブはコクーン(Metropolitan)と同じなので書き心地は似てるのですが、コクーンはメタルボディで重め、プレラは透明プラスチックで軽め&カクノより短めなのでお好みで、というとこですかね。私は結構プレラが手の収まりよくてOfficeworksの一部店舗で入手可能ということで複数持ちもあるかなと思ってます(ただし細字・カリグラフィ1.0mm?が国内では入手できない)。
今日の一曲はお休み。
書類の処分をしてみたりお隣さんからもらった多肉類など植物を植えてみたり、休みながらもちょこちょこ動いてます。
昨日はまたボードゲーム集まりだったのでOfficeworksの(なぜかパイロットの安価な万年筆が売ってる)Fitzroyテンポでプレラを一本買ってからQueen of Spadesに行った・・・のですがそれでもちょっと速かったので有名なジェラート屋Messinaで洋梨+ルバーブのジェラート食べてきました。
Messinaは初だったのですが味のバラエティも面白かったですし選んだジェラートものすごくおいしかったです。やっぱルバーブいいなー。さすがは有名店。
今回は先に着いた友人と2人で久しぶりの囲碁(久しぶり過ぎてむちゃくちゃでした)からのSushi GoのちSeven Wondersでした。
Sushi Go(初)もSeven Wondersも手札からキープするカードを選んで残りを隣に回していくドラフトとよばれるタイプのゲームで、前者はクイック、後者はじっくりめなゲーム。
Sushi Goは日本の食文化が色々英語圏に浸透してるのを実感するゲームでした。
手札がプレイヤーの間を流れていくのを回転寿司のレーンに例えたゲームで、カードによって役を作ったりして点数を稼ぐという特徴があります。「刺身」は3つ揃えないと点にならなかったり、揃える枚数によって点数が指数関数的?に増えてく餃子、そしてゲーム(=3ラウンド)終了後に物をいうプリンだったり。シンプルながらも他プレイヤーの動向なども含めて戦略が問われます。
ちなみに友人の一人は「これ本物のお寿司でやると面白いかも」といったのですが巻き寿司たくさん食べなきゃいけないので却下したいです。それもまた違う戦略になりますが。あと握りにマグロがない。
Seven Wondersもちょっとぶりなので諸々勝手が思い出せなくてみんなもたつき気味だったかも。
Seven Wondersは内政・貿易が中心で戦闘自体が戦略ほとんどなのがある意味いいとこだと思います。各時代の終わりのそれぞれの軍事力を単純比較するだけなのですぐ済むのですが、ちゃんとそれなりに準備しないと負けますし最終的なスコアにも少なからず影響があるので戦闘は一応大切。でもそんなに労力とか時間を費やさなくていい。
Seven WondersやこないだのScytheみたいに最終的なスコアがいろんな要素で構成されてるゲームは好きです。運に左右される部分が少なくなるというか、色々道の切り開き方ができるというか。そうするとプレイヤー感で戦い合って削りあうよりも自分のとこに集中できますし。
Munchkinみたいにお互いつっかったり邪魔したりってのもたのしいのですが内政が充実してる系だと自国に集中したい。
さて、それで家に帰ってきたから万年筆に入れました。
エーデルシュタインのアクアマリンはラミーのサファリで(悪い意味で)水っぽい感じで不満だったのですがプレラに入れたらはっきり色が出るようになりました。めでたしめでたし。
しかも付属のコンバーターcon-50は市販の40より使い勝手が良い。ただしOfficeworksでは中字のみ。
ニブはコクーン(Metropolitan)と同じなので書き心地は似てるのですが、コクーンはメタルボディで重め、プレラは透明プラスチックで軽め&カクノより短めなのでお好みで、というとこですかね。私は結構プレラが手の収まりよくてOfficeworksの一部店舗で入手可能ということで複数持ちもあるかなと思ってます(ただし細字・カリグラフィ1.0mm?が国内では入手できない)。
今日の一曲はお休み。
シーズン終わりで安くなってた白葡萄、どうもハズレを引いてしまったようです。
捨てクオリティの粒も多いしそうでなくても微妙な味のものが多く。
でもシーズン中たくさんおいしいブドウ食べたんでシーズンの終わりに悔いはありません。
ちょうどリンゴのシーズンが始まったのでしゃくしゃく齧るぞ~
さて昨日はMelbourne Recital CentreのSalonで私のピアノの先生のリサイタルに行って来ました。
タイトルは「Seven Sonatas」、つまり7つのソナタ。
プログラムはこんな感じでした。
Seven Sonatas
ピアノ:Stephen McIntyre
アレクサンドル・スクリャービン ピアノソナタ第4番
ドメニコ・スカルラッティ ピアノソナタK420, K9, K491, K513
フレデリック・ショパン ピアノソナタ第2番
セルゲイ・プロコフィエフ ピアノソナタ第7番
曲の並び(スカルラッティ以外)を見ると長めのリサイタルかな、と思うのですがなんかすごいあっという間でした。
7つのソナタほぼ全部が「典型的な」ソナタとは何かしら少し違うフレーバーの作品で。先生のリサイタルプログラムって毎回色々面白いなあ。ああいう感性とそれを実行する表現力が欲しいと思っちゃいます。
スカルラッティのソナタは大学時代に必ず弾かなきゃいけなかったような記憶があるのですが、最後のK513はそのイメージを覆すというか、epicなソナタでした(他のスカルラッティのソナタと比較して)。なんたって全660曲あるので出会いも難しいのですがちゃんと知ろうとすればぐっとくる曲も見つかるかも、みたいな気がしてきました。
先生のショパンも相変わらず好きなのですが今回のハイライトはプロコフィエフでしたね。
このソナタ7番は大学でよくみんな弾いててどっかんどっかんパワータイプな演奏がよく聴かれて、先生がこの曲を弾くのは珍しいなと思ってたのですがやっぱり先生の演奏は年の功というかひと味違いました。色々慎重なんですが慎重で内向的な分なんか奥の方の内臓に重くブローがくるタイプの演奏。それでなんかそんなに難しい曲に聞こえないのもすごい(本当はものすごく!難しいソナタなのですよ!)。
先生の演奏を聴いてたくさん学ぶこともあったけど同時に自分のピアノの諸々でなんか最近低迷というか迷走というか「迷」なのがさらにぐるぐるし始めた気もします。一人で悩むしかないところも一部ありながらやっぱり先生に聴いてもらった方がいいかなーと思い始めたり。
あと昨日はちょっとコンサート後で後からしんどいくらいワイン飲んでしまったのでそこんとこ反省。結構リカバリ力はあるんだけど肝臓を過信しちゃいけませんな。
今日の一曲: セルゲイ・プロコフィエフ ピアノソナタ第7番 第3楽章
20世紀になってから(特に複数楽章構成の曲の最終楽章として)Moto Perpetuo=常動曲の出番がぐっと増えた気がします。Moto Perpetuo自体は例えばパガニーニの作品とかでその前もあったのですが、増えたのはその止まらず一定の速いスピードで動き続けるのが産業革命らへんの機械のイメージもあるのかな。
このピアノソナタ7番第3楽章もそんな常動曲の一つ。しかも7拍子というトリッキーなリズムでなんとなくブギ的なファンキーなテイストの7拍子。
一定のリズムが続きはするのですがイレギュラーなエレメントもあり、どこか踊りのエレメントがあるように思われます。
この楽章を外向きな感じに弾くと(そのブギ的な感じと変ロ長調という調も手伝って)陽気な曲になっちゃうのですが今回先生が弾いたみたいな内向きな演奏だと決して陽気とはいえない、なんか別の爆発の仕方があります。
この曲が書かれたころプロコフィエフはスターリン支配下のソヴィエトにいて、ショスタコがそうであったように小規模の器楽曲に自分の思いを込めていたと思われる節があり。
そういう背景を考えるとこの曲を踊りと関連付けるのは「言葉にできない・ならない表現」として色々面白いなーと思うのです。
今回のリサイタルでショパンとスクリャービンは「自分の手で弾いてみたらもっと分かるのかも」と思いましたがこの曲に関しては「踊り・体の動きとして考えたらわかるのかも」。
踊るは踊るでまた弾くのと同じくらい難しそうですが。
プロコフィエフと同時代&ソヴィエトつながりでリヒテルの録音を選びましたが、リヒテルの録音は6,7,9番がセットなのが多いですね。プロコフィエフのピアノソナタは6,7,8が「戦争ソナタ」(第2次世界大戦時代に書かれたので)とまとめて称されるのでちょっとびっくりしたけど録音の長さとかもあるのかな。
ちなみにリヒテルの弾き方は外向きな感じですがかなり重い爆発力があって楽しくもがっつり聴けます。
捨てクオリティの粒も多いしそうでなくても微妙な味のものが多く。
でもシーズン中たくさんおいしいブドウ食べたんでシーズンの終わりに悔いはありません。
ちょうどリンゴのシーズンが始まったのでしゃくしゃく齧るぞ~
さて昨日はMelbourne Recital CentreのSalonで私のピアノの先生のリサイタルに行って来ました。
タイトルは「Seven Sonatas」、つまり7つのソナタ。
プログラムはこんな感じでした。
Seven Sonatas
ピアノ:Stephen McIntyre
アレクサンドル・スクリャービン ピアノソナタ第4番
ドメニコ・スカルラッティ ピアノソナタK420, K9, K491, K513
フレデリック・ショパン ピアノソナタ第2番
セルゲイ・プロコフィエフ ピアノソナタ第7番
曲の並び(スカルラッティ以外)を見ると長めのリサイタルかな、と思うのですがなんかすごいあっという間でした。
7つのソナタほぼ全部が「典型的な」ソナタとは何かしら少し違うフレーバーの作品で。先生のリサイタルプログラムって毎回色々面白いなあ。ああいう感性とそれを実行する表現力が欲しいと思っちゃいます。
スカルラッティのソナタは大学時代に必ず弾かなきゃいけなかったような記憶があるのですが、最後のK513はそのイメージを覆すというか、epicなソナタでした(他のスカルラッティのソナタと比較して)。なんたって全660曲あるので出会いも難しいのですがちゃんと知ろうとすればぐっとくる曲も見つかるかも、みたいな気がしてきました。
先生のショパンも相変わらず好きなのですが今回のハイライトはプロコフィエフでしたね。
このソナタ7番は大学でよくみんな弾いててどっかんどっかんパワータイプな演奏がよく聴かれて、先生がこの曲を弾くのは珍しいなと思ってたのですがやっぱり先生の演奏は年の功というかひと味違いました。色々慎重なんですが慎重で内向的な分なんか奥の方の内臓に重くブローがくるタイプの演奏。それでなんかそんなに難しい曲に聞こえないのもすごい(本当はものすごく!難しいソナタなのですよ!)。
先生の演奏を聴いてたくさん学ぶこともあったけど同時に自分のピアノの諸々でなんか最近低迷というか迷走というか「迷」なのがさらにぐるぐるし始めた気もします。一人で悩むしかないところも一部ありながらやっぱり先生に聴いてもらった方がいいかなーと思い始めたり。
あと昨日はちょっとコンサート後で後からしんどいくらいワイン飲んでしまったのでそこんとこ反省。結構リカバリ力はあるんだけど肝臓を過信しちゃいけませんな。
今日の一曲: セルゲイ・プロコフィエフ ピアノソナタ第7番 第3楽章
20世紀になってから(特に複数楽章構成の曲の最終楽章として)Moto Perpetuo=常動曲の出番がぐっと増えた気がします。Moto Perpetuo自体は例えばパガニーニの作品とかでその前もあったのですが、増えたのはその止まらず一定の速いスピードで動き続けるのが産業革命らへんの機械のイメージもあるのかな。
このピアノソナタ7番第3楽章もそんな常動曲の一つ。しかも7拍子というトリッキーなリズムでなんとなくブギ的なファンキーなテイストの7拍子。
一定のリズムが続きはするのですがイレギュラーなエレメントもあり、どこか踊りのエレメントがあるように思われます。
この楽章を外向きな感じに弾くと(そのブギ的な感じと変ロ長調という調も手伝って)陽気な曲になっちゃうのですが今回先生が弾いたみたいな内向きな演奏だと決して陽気とはいえない、なんか別の爆発の仕方があります。
この曲が書かれたころプロコフィエフはスターリン支配下のソヴィエトにいて、ショスタコがそうであったように小規模の器楽曲に自分の思いを込めていたと思われる節があり。
そういう背景を考えるとこの曲を踊りと関連付けるのは「言葉にできない・ならない表現」として色々面白いなーと思うのです。
今回のリサイタルでショパンとスクリャービンは「自分の手で弾いてみたらもっと分かるのかも」と思いましたがこの曲に関しては「踊り・体の動きとして考えたらわかるのかも」。
踊るは踊るでまた弾くのと同じくらい難しそうですが。
プロコフィエフと同時代&ソヴィエトつながりでリヒテルの録音を選びましたが、リヒテルの録音は6,7,9番がセットなのが多いですね。プロコフィエフのピアノソナタは6,7,8が「戦争ソナタ」(第2次世界大戦時代に書かれたので)とまとめて称されるのでちょっとびっくりしたけど録音の長さとかもあるのかな。
ちなみにリヒテルの弾き方は外向きな感じですがかなり重い爆発力があって楽しくもがっつり聴けます。
日本はGWで仕事もあんまり来ないし月初めだったんで古い書類シュレッダーにかけて(音が苦手なのでデジ耳+ネクロダンサーBGMのコンボ使用)インクがなくなりそうだった万年筆を洗浄しました。こないだ届いた球形のシリンジ・注射器型シリンジどっちも大活躍。さっぱりしました。
メルボルンの気候の方は着実と冬に向かっていてヒーターを付ける時間がだいぶ長くなりました。
なんとか起床時間はキープしてますがドクターが言ってた通りタイマー付きのヒーターがあるといいのかも。
そんなタイミングでアメリカの双極性障害患者支援団体bphopeからのメルマガで、「How Can You Tell When You’re Well?」というタイトルのメールが送られてきました。
(アメリカの団体なんでちょっと予想外の時刻にメールが来るので「おっ」と注意をひかれます。あと双極性障害特化なので躁方面とかの話も多くて重宝してたり)
つまりこの質問は日本語に直すと「どういう時に調子が良いとわかるの?」という感じ。
メンタルヘルスに限らず短期的・長期的に病気を患ったりしているとどうしても調子が悪いことにフォーカスしてしまいますし、その病気が重いと調子が良い状態を想像することすらできなくなるもので。
ちなみに今回原文に「well」という言葉が使われてるので「相対的に調子が良くなった」状態でないのですが、双極性障害の話であることを考えると「健康な状態」みたいな言葉を使うのはちょっと躊躇われました。うーんやっぱり翻訳って難しい。
もちろん調子が良いと感じるときは人それぞれ、そして同じ人でも病気のステージにより変わってきます。
このメルマガで紹介されてた患者さんにとっては「広い範囲(スペクトラム)の感情を感じるようになったとき」と書いてありました。双極性障害は両極端な感情が特徴的な症状なので感情の幅については確かに広いのですが、その極端な部分だけでなくその間の様々な感情を感じることができる、というのは確かに大きいと思います。
うつや双極性障害の症状としては上記通り感情の症状がよく知られていますが、それだけでなく思考や行動(人間関係とか含む)にも影響がおよびます。
私の場合感情は概ねなんとかコントロール内なのと、感情は自分で結構アセスしにくいなーと感じることが多いので「行動」関連で調子の指標を設定することが多いです。
例えば起床時間はどうか、仕事とかピアノでの集中力はどうか、身の回りは片付けられてるかどうか、諸々行動するのに腰が重くなってないか。
特に身の回りが散らかるのは自分にとって余裕がないか調子が悪いかどっちかのサイン。逆に散らかってるのが気になって片付けずにはいられないのは余裕・調子が回復したサインです。
同じ行動関係でも食欲とか睡眠時間・質に関しては調子良いときも悪い時もあんまり変わらないことが多いので自分にとっては参考になりづらかったり。
自分の調子をモニタリングするにあたって「調子が悪いサイン」を知っておくのも大切ですが「調子が良いサイン」を知っておくのも同じくらい大切だと思います。
改善に向かっていくときも、降下に注意しなきゃいけないときも。今の自分だと「大丈夫かな?」と思ったときに「まだまだ大丈夫なんで通常運転キープでどうぞー」と確信を持って言えるのがありがたい。まだ調子が悪くないなら保守的になる必要はないですしそうしないほうがいいですし。
とはいえ調子が良いからって無理したり調子にのったりはいけませんね。
これからちょこちょこ忙しくなるので安全確認怠らないでいこうと思います。
今日の一曲: ジョージ・クラム マクロコスモス第2巻 第8楽章「A Prophecy of Nostradamus [Symbol]」
なんか久しぶりにクラムの公式サイトにこんにちわしに行ったら近いうちにクラムの新しいピアノ曲集の初演があるというお知らせが。しかもプレビュー動画をみたら「Book I」の文字(=続編あり!?)、そして各楽章が絵画にリンクしててダリとかシャガールとかクレーとか出てくるとか、俺得すぎて泣きながら爆発しそうでした。
クラムが元気でなにより、そしてピアノに帰ってきてくれて本当にありがたい。私もクラムにいずれ戻りたい。
ということで祝杯代わりにクラムの「前の」ピアノ曲集マクロコスモスから。マクロコスモスでピアノ1台のために書かれてるのは第1巻と第2巻。色々な意味で対になっている感がありますが私が弾いてて得意としてたのは第2巻。
それも技巧がどうとかいうよりは世界観だったり音楽外の色々が自分によりすっとくるというのが理由でした。クラムでそういう感覚ってすごい大事だと思います。
マクロコスモス第1・2巻は各12曲で構成されてるのですが、この曲は第2巻の激しいセンターピースのトリを飾る曲。タイトル(これ英語的に「the」じゃなくて「a」なのを深読みすべきなのか今改めて迷ってます)と曲調から曲が示すところは割とはっきりわかりますし、構成もシンプルで(上下対称で)和音もほぼ全部普通の短和音と、聞いたそのまま全部目の前にある感が強くて、in your faceなパワフルさがあって。
その真ん中にTema Enigmaticoの部分(ご存じDies Irae)がぽっかり空くエフェクトも好きです。いかにこれを「謎」に聞かせるか、考えてみたいんだけどなー。
数の勘定が合わないのですがマクロコスモスの各曲はタロットカードにも似た象徴とか不思議とかがあって。この楽章はまず間違いなく「審判」でしょうね。絵面もかなり似てると思います。
そうやって音楽以外のジャンルにも想像を広げていくのが楽しくなるのもクラムの音楽の魅力だと思いますし、弾くだけじゃなくそういう事も含めクラム復帰したいです。
リンクはMargaret Leng Tanの演奏を。先ほどの新曲の初演を手がけ、プレビューでも弾いてました。いつもかっこいいなあ、憧れの魔術師(クラムを弾く人を私はこう呼ぶ)です。
メルボルンの気候の方は着実と冬に向かっていてヒーターを付ける時間がだいぶ長くなりました。
なんとか起床時間はキープしてますがドクターが言ってた通りタイマー付きのヒーターがあるといいのかも。
そんなタイミングでアメリカの双極性障害患者支援団体bphopeからのメルマガで、「How Can You Tell When You’re Well?」というタイトルのメールが送られてきました。
(アメリカの団体なんでちょっと予想外の時刻にメールが来るので「おっ」と注意をひかれます。あと双極性障害特化なので躁方面とかの話も多くて重宝してたり)
つまりこの質問は日本語に直すと「どういう時に調子が良いとわかるの?」という感じ。
メンタルヘルスに限らず短期的・長期的に病気を患ったりしているとどうしても調子が悪いことにフォーカスしてしまいますし、その病気が重いと調子が良い状態を想像することすらできなくなるもので。
ちなみに今回原文に「well」という言葉が使われてるので「相対的に調子が良くなった」状態でないのですが、双極性障害の話であることを考えると「健康な状態」みたいな言葉を使うのはちょっと躊躇われました。うーんやっぱり翻訳って難しい。
もちろん調子が良いと感じるときは人それぞれ、そして同じ人でも病気のステージにより変わってきます。
このメルマガで紹介されてた患者さんにとっては「広い範囲(スペクトラム)の感情を感じるようになったとき」と書いてありました。双極性障害は両極端な感情が特徴的な症状なので感情の幅については確かに広いのですが、その極端な部分だけでなくその間の様々な感情を感じることができる、というのは確かに大きいと思います。
うつや双極性障害の症状としては上記通り感情の症状がよく知られていますが、それだけでなく思考や行動(人間関係とか含む)にも影響がおよびます。
私の場合感情は概ねなんとかコントロール内なのと、感情は自分で結構アセスしにくいなーと感じることが多いので「行動」関連で調子の指標を設定することが多いです。
例えば起床時間はどうか、仕事とかピアノでの集中力はどうか、身の回りは片付けられてるかどうか、諸々行動するのに腰が重くなってないか。
特に身の回りが散らかるのは自分にとって余裕がないか調子が悪いかどっちかのサイン。逆に散らかってるのが気になって片付けずにはいられないのは余裕・調子が回復したサインです。
同じ行動関係でも食欲とか睡眠時間・質に関しては調子良いときも悪い時もあんまり変わらないことが多いので自分にとっては参考になりづらかったり。
自分の調子をモニタリングするにあたって「調子が悪いサイン」を知っておくのも大切ですが「調子が良いサイン」を知っておくのも同じくらい大切だと思います。
改善に向かっていくときも、降下に注意しなきゃいけないときも。今の自分だと「大丈夫かな?」と思ったときに「まだまだ大丈夫なんで通常運転キープでどうぞー」と確信を持って言えるのがありがたい。まだ調子が悪くないなら保守的になる必要はないですしそうしないほうがいいですし。
とはいえ調子が良いからって無理したり調子にのったりはいけませんね。
これからちょこちょこ忙しくなるので安全確認怠らないでいこうと思います。
今日の一曲: ジョージ・クラム マクロコスモス第2巻 第8楽章「A Prophecy of Nostradamus [Symbol]」
なんか久しぶりにクラムの公式サイトにこんにちわしに行ったら近いうちにクラムの新しいピアノ曲集の初演があるというお知らせが。しかもプレビュー動画をみたら「Book I」の文字(=続編あり!?)、そして各楽章が絵画にリンクしててダリとかシャガールとかクレーとか出てくるとか、俺得すぎて泣きながら爆発しそうでした。
クラムが元気でなにより、そしてピアノに帰ってきてくれて本当にありがたい。私もクラムにいずれ戻りたい。
ということで祝杯代わりにクラムの「前の」ピアノ曲集マクロコスモスから。マクロコスモスでピアノ1台のために書かれてるのは第1巻と第2巻。色々な意味で対になっている感がありますが私が弾いてて得意としてたのは第2巻。
それも技巧がどうとかいうよりは世界観だったり音楽外の色々が自分によりすっとくるというのが理由でした。クラムでそういう感覚ってすごい大事だと思います。
マクロコスモス第1・2巻は各12曲で構成されてるのですが、この曲は第2巻の激しいセンターピースのトリを飾る曲。タイトル(これ英語的に「the」じゃなくて「a」なのを深読みすべきなのか今改めて迷ってます)と曲調から曲が示すところは割とはっきりわかりますし、構成もシンプルで(上下対称で)和音もほぼ全部普通の短和音と、聞いたそのまま全部目の前にある感が強くて、in your faceなパワフルさがあって。
その真ん中にTema Enigmaticoの部分(ご存じDies Irae)がぽっかり空くエフェクトも好きです。いかにこれを「謎」に聞かせるか、考えてみたいんだけどなー。
数の勘定が合わないのですがマクロコスモスの各曲はタロットカードにも似た象徴とか不思議とかがあって。この楽章はまず間違いなく「審判」でしょうね。絵面もかなり似てると思います。
そうやって音楽以外のジャンルにも想像を広げていくのが楽しくなるのもクラムの音楽の魅力だと思いますし、弾くだけじゃなくそういう事も含めクラム復帰したいです。
リンクはMargaret Leng Tanの演奏を。先ほどの新曲の初演を手がけ、プレビューでも弾いてました。いつもかっこいいなあ、憧れの魔術師(クラムを弾く人を私はこう呼ぶ)です。
オケの仕事が入ってきましたよ!
6月に一つ、そしてどうしても弾きたいと思ってた9月のショスタコも確定です。
詳細はまたリハーサルが始まったりなんだりしたときに。9月のコンサートはなんとHamer Hallでなのでリアルでも、というかこっちでもがんがん宣伝しないと。
さて毎年恒例、豪ABC Classic FMのカウントダウンの季節になったようです。
その前に世界の裏側、イギリスのClassic FMのカウントダウンについて少し。
向こうでのカウントダウンはちょっと前にやってたのですが、2017年の結果はこんな感じでした。
1位~5位の揚げひばり、ラフマニノフピアノ協奏曲第2番、ヴォーン=ウィリアムズのタリス幻想曲、エニグマ変奏曲、そしてベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」が前回から順位が変わってないとか、ベートーヴェンとかモーツァルトを押さえて上位にヴォーン=ウィリアムズ他イギリスの作曲家ががんがんランクインしてくるのとか、色々ありますがとにかく何より揚げひばり強すぎ!私はタリス幻想曲とか他にもヴォーン=ウィリアムズでもっと好きな曲があるのですがとにかく毎年ひばりが当たり前のように揚がるのがすごい。勝てる気がしない。
(でも300位まであるんだから同じイギリスで現在超活躍中のアデスも一曲ぐらい入ってほしかったー)
さて南半球に戻ってきてABC Classic FMのカウントダウン。
今年は「Love~Music of Passion and Heartbreak~」がテーマ。明日の真夜中まで曲のノミネート(何曲でもいいみたい)を受け付けていて、その中から選ばれた曲のリストから5月12日から21日まで投票、そして6月10日と11日にカウントダウン放送です(この週末はうちの州は連休なので12日の月曜日にハイライトの放送もあるらしい)。
採用されるかわかりませんがとりあえず5曲ほど貢献してきました。
まずは多くのメシアンファンにとって「愛」の究極といえばこれ!と思われ・・・てるかどうかわかりませんが「トゥーランガリラ交響曲」。同じメシアンの愛の音楽で「ハラウィ」とか誰か入れてくれ!という思いも込めて。
個人的に一番好きなロマンステーマの作品としてラヴェルの「マ・メール・ロワ」。第4楽章が美女と野獣、そして第5楽章が目覚める姫であんまりロマンス的な要素は注目されにくいものの外しちゃいけない曲だと思います。
あとは恋愛に限らない「愛」代表としてWestlakeの「Compassion」(入るといいな)、passionもheartbreakもぴったりなグラナドスの「Goyescas」、そしてheartbreak部分がかなり多めのシューベルトの「冬の旅」。
まだ投票が始まるのは先ですがどうやって投票しようかということも結構考えたりしてます。好きな曲に純粋に愛の一票を入れるはもちろんですが、100位ちょい下にあるような曲の応援だったり、上の中・下くらいにあるであろう曲のブーストだったり、できればそこらへんもちょちょっと。逆にどの曲が自分の応援は要らないだろうとか(イゾルデさんは他に任せようと思ってます)。
あと単純に曲調がロマンチックな曲よりも曲の元の内容がテーマに合う曲が上位に押し上がって欲しいとは思ってます。はたしてそうなるかは難しいかと思いますが。
ということでまた投票が始まったら&カウントダウン後にまた状況などこちらで書きたいと思います。今は自分が入れた5曲がメインのリストに入ってくれることを願うだけ。
そしてカウントダウンではないですがまたイギリスに戻って、夏の毎日毎日音楽の祭典、BBC Promsのプログラムが発表されたようです。
こないだざっとみたらヴォーン=ウィリアムス9番と惑星というイギリス変則プログラム、チェコあたりの反骨愛国精神100%!みたいなプログラムもありましたし、マーラー未完成+シューベルト未完成、ショスタコ11番とブリテンのRussian Funeral(どっちも同じメロディーを使ってる)の組み合わせなんかもあったり、すでに工夫が楽しすぎる。
あと合唱入り・歌付きの大規模曲を(ミュージカル)どっかんどっかんやってるのもすごい。こっちでそんなに大盤振る舞いの音楽フェスティバルがあったらいいのになー。
去年も一昨年もPromsでは新しく曲に出会ってすごい好きになってる(ただし録音がない曲もある)ので今年もまたいい音楽の出会いに恵まれるといいな。期間限定の後から視聴、なるべく多く聞きたいです。
今日の一曲: エンリケ・グラナドス 組曲「ゴイェスカス」から「エピローグ」
ゴイェスカス、弾きたいなーと思いながら弾いてみると案外音楽的に合わなくて・・・みたいなことがあって、でもイマイチ諦めきれずにいるピアノ弾きがここにいます。今冬もちょっとトライしてみるかなー。
クラシック音楽でもやっぱりスペインは情熱の国で。ただスペインの音楽物語というとカルメンを筆頭にスペインでなく他の国(主にフランス)の作曲家により書かれた曲が多く、なのでネイティブなスペインの愛と情熱がカウントダウンのリストにものるといいなーと思って今回ノミネートしました。
ネタバレという自覚はありますがゴイェスカスは悲劇の愛の物語。男女の間に燃え上がる愛、そして運命に引き裂かれる愛。組曲には6曲入ってるのですが主人公の2人が一緒にいる楽章でもあらゆるところに愛の儚さというかいずれ失われる予兆みたいな感覚がずっと漂っているのが特徴的であり、多分そこが自分がこの組曲に惹かれる一番の要因かな。
その中でも最終楽章である「エピローグ」は男性主人公が決闘で死んだあと一人で踊る女性主人公の元に彼の霊が現れて共に踊り、朝が訪れると消えてしまうという場面。あたかも消えていたような情熱が途中で踊りがデュエットになってふわーっと盛り上がるのも好きですし最後にギターの開放弦の音を残して消えてしまうのも好きですし。むしろ踊りたいけどやっぱり弾きたい。
これとは別にグラナドスのオペラで「ゴイェスカス」もあるみたいだしググると出てくる動画のバレエもそっちの音楽を使ってるのかな?ピアノ版でバレエやったら面白そうなんだけど見つかってないだけか。
とりあえず私と同じくらい手が小さいらしいアリシア・デ・ラローチャの録音をリンク。とりあえず手が小さいからという言い訳はできなさそうです。
6月に一つ、そしてどうしても弾きたいと思ってた9月のショスタコも確定です。
詳細はまたリハーサルが始まったりなんだりしたときに。9月のコンサートはなんとHamer Hallでなのでリアルでも、というかこっちでもがんがん宣伝しないと。
さて毎年恒例、豪ABC Classic FMのカウントダウンの季節になったようです。
その前に世界の裏側、イギリスのClassic FMのカウントダウンについて少し。
向こうでのカウントダウンはちょっと前にやってたのですが、2017年の結果はこんな感じでした。
1位~5位の揚げひばり、ラフマニノフピアノ協奏曲第2番、ヴォーン=ウィリアムズのタリス幻想曲、エニグマ変奏曲、そしてベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」が前回から順位が変わってないとか、ベートーヴェンとかモーツァルトを押さえて上位にヴォーン=ウィリアムズ他イギリスの作曲家ががんがんランクインしてくるのとか、色々ありますがとにかく何より揚げひばり強すぎ!私はタリス幻想曲とか他にもヴォーン=ウィリアムズでもっと好きな曲があるのですがとにかく毎年ひばりが当たり前のように揚がるのがすごい。勝てる気がしない。
(でも300位まであるんだから同じイギリスで現在超活躍中のアデスも一曲ぐらい入ってほしかったー)
さて南半球に戻ってきてABC Classic FMのカウントダウン。
今年は「Love~Music of Passion and Heartbreak~」がテーマ。明日の真夜中まで曲のノミネート(何曲でもいいみたい)を受け付けていて、その中から選ばれた曲のリストから5月12日から21日まで投票、そして6月10日と11日にカウントダウン放送です(この週末はうちの州は連休なので12日の月曜日にハイライトの放送もあるらしい)。
採用されるかわかりませんがとりあえず5曲ほど貢献してきました。
まずは多くのメシアンファンにとって「愛」の究極といえばこれ!と思われ・・・てるかどうかわかりませんが「トゥーランガリラ交響曲」。同じメシアンの愛の音楽で「ハラウィ」とか誰か入れてくれ!という思いも込めて。
個人的に一番好きなロマンステーマの作品としてラヴェルの「マ・メール・ロワ」。第4楽章が美女と野獣、そして第5楽章が目覚める姫であんまりロマンス的な要素は注目されにくいものの外しちゃいけない曲だと思います。
あとは恋愛に限らない「愛」代表としてWestlakeの「Compassion」(入るといいな)、passionもheartbreakもぴったりなグラナドスの「Goyescas」、そしてheartbreak部分がかなり多めのシューベルトの「冬の旅」。
まだ投票が始まるのは先ですがどうやって投票しようかということも結構考えたりしてます。好きな曲に純粋に愛の一票を入れるはもちろんですが、100位ちょい下にあるような曲の応援だったり、上の中・下くらいにあるであろう曲のブーストだったり、できればそこらへんもちょちょっと。逆にどの曲が自分の応援は要らないだろうとか(イゾルデさんは他に任せようと思ってます)。
あと単純に曲調がロマンチックな曲よりも曲の元の内容がテーマに合う曲が上位に押し上がって欲しいとは思ってます。はたしてそうなるかは難しいかと思いますが。
ということでまた投票が始まったら&カウントダウン後にまた状況などこちらで書きたいと思います。今は自分が入れた5曲がメインのリストに入ってくれることを願うだけ。
そしてカウントダウンではないですがまたイギリスに戻って、夏の毎日毎日音楽の祭典、BBC Promsのプログラムが発表されたようです。
こないだざっとみたらヴォーン=ウィリアムス9番と惑星というイギリス変則プログラム、チェコあたりの反骨愛国精神100%!みたいなプログラムもありましたし、マーラー未完成+シューベルト未完成、ショスタコ11番とブリテンのRussian Funeral(どっちも同じメロディーを使ってる)の組み合わせなんかもあったり、すでに工夫が楽しすぎる。
あと合唱入り・歌付きの大規模曲を(ミュージカル)どっかんどっかんやってるのもすごい。こっちでそんなに大盤振る舞いの音楽フェスティバルがあったらいいのになー。
去年も一昨年もPromsでは新しく曲に出会ってすごい好きになってる(ただし録音がない曲もある)ので今年もまたいい音楽の出会いに恵まれるといいな。期間限定の後から視聴、なるべく多く聞きたいです。
今日の一曲: エンリケ・グラナドス 組曲「ゴイェスカス」から「エピローグ」
ゴイェスカス、弾きたいなーと思いながら弾いてみると案外音楽的に合わなくて・・・みたいなことがあって、でもイマイチ諦めきれずにいるピアノ弾きがここにいます。今冬もちょっとトライしてみるかなー。
クラシック音楽でもやっぱりスペインは情熱の国で。ただスペインの音楽物語というとカルメンを筆頭にスペインでなく他の国(主にフランス)の作曲家により書かれた曲が多く、なのでネイティブなスペインの愛と情熱がカウントダウンのリストにものるといいなーと思って今回ノミネートしました。
ネタバレという自覚はありますがゴイェスカスは悲劇の愛の物語。男女の間に燃え上がる愛、そして運命に引き裂かれる愛。組曲には6曲入ってるのですが主人公の2人が一緒にいる楽章でもあらゆるところに愛の儚さというかいずれ失われる予兆みたいな感覚がずっと漂っているのが特徴的であり、多分そこが自分がこの組曲に惹かれる一番の要因かな。
その中でも最終楽章である「エピローグ」は男性主人公が決闘で死んだあと一人で踊る女性主人公の元に彼の霊が現れて共に踊り、朝が訪れると消えてしまうという場面。あたかも消えていたような情熱が途中で踊りがデュエットになってふわーっと盛り上がるのも好きですし最後にギターの開放弦の音を残して消えてしまうのも好きですし。むしろ踊りたいけどやっぱり弾きたい。
これとは別にグラナドスのオペラで「ゴイェスカス」もあるみたいだしググると出てくる動画のバレエもそっちの音楽を使ってるのかな?ピアノ版でバレエやったら面白そうなんだけど見つかってないだけか。
とりあえず私と同じくらい手が小さいらしいアリシア・デ・ラローチャの録音をリンク。とりあえず手が小さいからという言い訳はできなさそうです。