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昨日の続きといいますが↓の話。
米Goulet Pensからの戦利品+友人のインクサンプルを分けてもらった計23色。昨日Rhodiaの紙にざーっと試して使う・maybe・使わないに分けました。
オーストラリアではまだインクサンプルを販売してるとこがほとんどなくて(オンラインでも)、海外で購入(送料が高い)するか仲間内で分け合うかするしかないのでこうやって色々揃うことはものすごくありがたいです。
ありがたいのですが空容器の数が足りなくて友人に1色しか分けてあげられなかった(汗)また後日あげたい。
今回は「プラチナのセンチュリー(青)に入れる紫寄り・濃いめのブルー~ブルーブラック」と「とにかくいい緑をみつけたい」というテーマが一応あったのでそこら辺多めでした。
緑はみんな難しいって言ってるような気がします(facebookのコミュで一度スレがありましたが)。私が頭の中に描いてる「理想のグリーン」はアブサンの緑というかアルケミーゴシックのアブサンの緑なんですが、なかなかこれというのが見つからない。
ただ今回頼んだ中だとRobert OsterのEvergreen(そうなんです、オーストラリアのインクのサンプルをアメリカで買わざるを得なかったんです)がなかなかいい感じ。こんど実際使ってみたい。
「使う」カテゴリに入れたのは色彩雫の月夜と朝顔、Robert OsterのEvergreen、Midnight Sapphire、Cherry Blossom、そしてラメ入りのDiamine Enchanted Ocean。
Enchanted Oceanはラメインクにしてはちょっと渋めの緑めブルーグレーな色(結構月夜に似てると思う)なので楽しみな反面もっと派手な色が欲しくなるかもしれない気持ちも。シリーズ阿全13色だったかな?色々あるんで今回のサンプルでラメの挙動が分かればよりどりみどりですよ。
とりあえず前述センチュリーには朝顔を入れてみました。軸の色といい感じに合ってるのですが前使ってたスタンダードなブルーブラックと比べると大分明るい青紫なのでしっくりこなかったら暗いというか落ち着いた感じのMidnight Sapphireにするかなー。あれはインクを紙に乗せてから2回くらい色が変わったちょっと地味にびっくりインク。
友人は結構明るい&はっきりした色のインクが好きみたいなのですが私はもちょっと落ち着いた色味のが好きで。なのでRobert OsterのCherry Blossomみたいな渋めのニュアンスがすごいピンク好きです。日本の桜関係インクで狙ってるのあるのでそのうち比較してみたい。
Robert Osterは今回試した4色の他にも色んな良い色があって、とくにブルーグリーン~ターコイズ系のバラエティも多いのでオーストラリアでサンプル入手できるようになるといいなー。
Robert OsterといえばFire and Ice、国外でもかなり人気みたいですね。ROブランドの中だとぶっちぎり一位なんじゃないかな。そのFire and Iceがよく比較される対象のJ. Herbinのラメ入りインクEmerald of Chivorも変わらずの人気。いつか試してみたいですなあ。
他によく名前を聞くインクとしては日本ものだとセーラーの山鳥やパイロット色彩雫の山葡萄、KWZのHoneyやダイアミンのAncient CopperとかAsa Blue、Noodler'sだとAustralian Rosesを良く見るような。
私の手持ちのお気に入りの赤はダイアミンのRed Dragonなのですがダイアミンはとにかく色の数が多くて差も細かくて、だいたいみんなRed DragonかOxbloodかその辺りのどれかを使ってる印象。ちょっとの差でも(特に他の色が周りにあると)使う人には全然違う、こだわりの世界。
人気色は他にもあるようですが好みはみんなそれぞれで、「もしも3色しかインクを使っちゃいけなかったら」スレでも色々なインクの名前が出てきました。インク沼は深いだけでなく広いようですが(笑)色々まだ見ぬ色がたくさんあるので(今の分をなんとかしてから)また探検したいと思います。
今回もですが特に気に入ったインクなんかはまたなんかお試しお披露目したいなーと思ってます。一応インスタを万年筆・インク関係特化にしたのでとりあえずリンク。サイドバーにも貼っておこうかな。
今日の一曲: Silk Road Ensemble 「Going Home」
クラシックの有名曲として名高いドヴォルザークの交響曲9番ですが、色々なところで弾かれすぎというか聴かされすぎだったり、それとは別に「自分が好きな交響曲の性質」的なものに合わないこともあってそーんなに好きでない曲に分類されてます。
というか好みおいといてもそこまでの交響曲ではないよなあ、と。
特に第2楽章は日本で通ってた小学校で下校の音楽で毎日流れてたし(=毎日下校の音楽が流れるまで学校で遊んでた)、メロディーは美しいと思うながらももう聞き飽きた感が有り。
ただそんなこの楽章に改めて新しく懐かしさと美しさを感じさせてくれたのがこのSilk Road Ensembleのアレンジ。
割とクラシック音楽らしい原曲で、アレンジしてもそれは変わらないのですが楽器が減ってより室内楽的なintimacyがあるのと、それから歌が中国語で歌われてるのがすごいツボ。
中国語自体はわからないんで歌詞がなんて言ってるのかはわからないのですが、小さい頃は父の聞いてた中国語講座のテープとかで最後によく歌が入ってたのを聞いてたので特に懐かしく感じる・・・ということなのかな。曲の望郷的な思いを誘うなにかもものすごく強まります。
そもそもこのメロディーを中国語で歌ってもあんまり違和感ないのはドヴォルザークが五音音階(ペンタトニックスケール)をメロディーに多く使用してるのが関係してます。ペンタトニックスケールはアジアを始めいろんな文化の民族音楽で使われてるので色んな言語とマッチする&いろんな文化に「懐かしさ」を感じさせるメロディーになるポテンシャルがある・・・ということかな。そうだったら面白い。色んな文化の音楽をいろんなアレンジと言語で聞いてみたい。
そういうこともあってこの曲がSilk Road Ensembleのカバー楽曲として選ばれたってのもあるのかな。異文化交流の可能性、共通言語、などなど。
ついでにこの曲が収録されてる「Sing Me Home」はSilk Road Ensembleの映画と繋がってる(サントラではないけど)アルバムなので映画の方でテーマとなった異文化音楽交流だったり「帰るべき家」だったり、そういうことにも強く共鳴するし。
なので今回アルバムリンクしますが気持ち的にはドキュメンタリー映画「The Music of Strangers」とセットでおすすめしたいです。
(そういえば映画でも別の中国語の歌でものすごく懐かしさを感じたんだっけな)
米Goulet Pensからの戦利品+友人のインクサンプルを分けてもらった計23色。昨日Rhodiaの紙にざーっと試して使う・maybe・使わないに分けました。
オーストラリアではまだインクサンプルを販売してるとこがほとんどなくて(オンラインでも)、海外で購入(送料が高い)するか仲間内で分け合うかするしかないのでこうやって色々揃うことはものすごくありがたいです。
ありがたいのですが空容器の数が足りなくて友人に1色しか分けてあげられなかった(汗)また後日あげたい。
今回は「プラチナのセンチュリー(青)に入れる紫寄り・濃いめのブルー~ブルーブラック」と「とにかくいい緑をみつけたい」というテーマが一応あったのでそこら辺多めでした。
緑はみんな難しいって言ってるような気がします(facebookのコミュで一度スレがありましたが)。私が頭の中に描いてる「理想のグリーン」はアブサンの緑というかアルケミーゴシックのアブサンの緑なんですが、なかなかこれというのが見つからない。
ただ今回頼んだ中だとRobert OsterのEvergreen(そうなんです、オーストラリアのインクのサンプルをアメリカで買わざるを得なかったんです)がなかなかいい感じ。こんど実際使ってみたい。
「使う」カテゴリに入れたのは色彩雫の月夜と朝顔、Robert OsterのEvergreen、Midnight Sapphire、Cherry Blossom、そしてラメ入りのDiamine Enchanted Ocean。
Enchanted Oceanはラメインクにしてはちょっと渋めの緑めブルーグレーな色(結構月夜に似てると思う)なので楽しみな反面もっと派手な色が欲しくなるかもしれない気持ちも。シリーズ阿全13色だったかな?色々あるんで今回のサンプルでラメの挙動が分かればよりどりみどりですよ。
とりあえず前述センチュリーには朝顔を入れてみました。軸の色といい感じに合ってるのですが前使ってたスタンダードなブルーブラックと比べると大分明るい青紫なのでしっくりこなかったら暗いというか落ち着いた感じのMidnight Sapphireにするかなー。あれはインクを紙に乗せてから2回くらい色が変わったちょっと地味にびっくりインク。
友人は結構明るい&はっきりした色のインクが好きみたいなのですが私はもちょっと落ち着いた色味のが好きで。なのでRobert OsterのCherry Blossomみたいな渋めのニュアンスがすごいピンク好きです。日本の桜関係インクで狙ってるのあるのでそのうち比較してみたい。
Robert Osterは今回試した4色の他にも色んな良い色があって、とくにブルーグリーン~ターコイズ系のバラエティも多いのでオーストラリアでサンプル入手できるようになるといいなー。
Robert OsterといえばFire and Ice、国外でもかなり人気みたいですね。ROブランドの中だとぶっちぎり一位なんじゃないかな。そのFire and Iceがよく比較される対象のJ. Herbinのラメ入りインクEmerald of Chivorも変わらずの人気。いつか試してみたいですなあ。
他によく名前を聞くインクとしては日本ものだとセーラーの山鳥やパイロット色彩雫の山葡萄、KWZのHoneyやダイアミンのAncient CopperとかAsa Blue、Noodler'sだとAustralian Rosesを良く見るような。
私の手持ちのお気に入りの赤はダイアミンのRed Dragonなのですがダイアミンはとにかく色の数が多くて差も細かくて、だいたいみんなRed DragonかOxbloodかその辺りのどれかを使ってる印象。ちょっとの差でも(特に他の色が周りにあると)使う人には全然違う、こだわりの世界。
人気色は他にもあるようですが好みはみんなそれぞれで、「もしも3色しかインクを使っちゃいけなかったら」スレでも色々なインクの名前が出てきました。インク沼は深いだけでなく広いようですが(笑)色々まだ見ぬ色がたくさんあるので(今の分をなんとかしてから)また探検したいと思います。
今回もですが特に気に入ったインクなんかはまたなんかお試しお披露目したいなーと思ってます。一応インスタを万年筆・インク関係特化にしたのでとりあえずリンク。サイドバーにも貼っておこうかな。
今日の一曲: Silk Road Ensemble 「Going Home」
クラシックの有名曲として名高いドヴォルザークの交響曲9番ですが、色々なところで弾かれすぎというか聴かされすぎだったり、それとは別に「自分が好きな交響曲の性質」的なものに合わないこともあってそーんなに好きでない曲に分類されてます。
というか好みおいといてもそこまでの交響曲ではないよなあ、と。
特に第2楽章は日本で通ってた小学校で下校の音楽で毎日流れてたし(=毎日下校の音楽が流れるまで学校で遊んでた)、メロディーは美しいと思うながらももう聞き飽きた感が有り。
ただそんなこの楽章に改めて新しく懐かしさと美しさを感じさせてくれたのがこのSilk Road Ensembleのアレンジ。
割とクラシック音楽らしい原曲で、アレンジしてもそれは変わらないのですが楽器が減ってより室内楽的なintimacyがあるのと、それから歌が中国語で歌われてるのがすごいツボ。
中国語自体はわからないんで歌詞がなんて言ってるのかはわからないのですが、小さい頃は父の聞いてた中国語講座のテープとかで最後によく歌が入ってたのを聞いてたので特に懐かしく感じる・・・ということなのかな。曲の望郷的な思いを誘うなにかもものすごく強まります。
そもそもこのメロディーを中国語で歌ってもあんまり違和感ないのはドヴォルザークが五音音階(ペンタトニックスケール)をメロディーに多く使用してるのが関係してます。ペンタトニックスケールはアジアを始めいろんな文化の民族音楽で使われてるので色んな言語とマッチする&いろんな文化に「懐かしさ」を感じさせるメロディーになるポテンシャルがある・・・ということかな。そうだったら面白い。色んな文化の音楽をいろんなアレンジと言語で聞いてみたい。
そういうこともあってこの曲がSilk Road Ensembleのカバー楽曲として選ばれたってのもあるのかな。異文化交流の可能性、共通言語、などなど。
ついでにこの曲が収録されてる「Sing Me Home」はSilk Road Ensembleの映画と繋がってる(サントラではないけど)アルバムなので映画の方でテーマとなった異文化音楽交流だったり「帰るべき家」だったり、そういうことにも強く共鳴するし。
なので今回アルバムリンクしますが気持ち的にはドキュメンタリー映画「The Music of Strangers」とセットでおすすめしたいです。
(そういえば映画でも別の中国語の歌でものすごく懐かしさを感じたんだっけな)
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寒い!雨に風に所によっては霰はしんどすぎ!
でもまあ5月も目前なのでそろそろ寒くなるのはしょうがない、避けられない現実として受け止めなければならないようで。明日こそは買い出しに行けるといいんだけど・・・
そんな完全籠城の今日でしたが昨日はちょっと一日休みで出かけてきました。
シティの北側、メルボルンの外縁が今ちょうど広がりつつある方に住んでる友達の家に遊びに行きました。
とにかく家が高いと言われるメルボルンですが北のあの辺りは結構買いがホットなエリアで、これから電車も通る(路線が延びる)予定だとか。行きの電車でも車で送ってもらった時もメルボルンの物理的な拡大をひしひし感じました。
そしてその友人は万年筆&インク沼の同志なので私の手持ちのインクを分けたり私も色々分けてもらったり。今回は米Gouletで共同で頼んだ諸々をピックアップしに行ったのですが、購入したサンプル6つ+サンプル入れセットが最終的にはこうなりました。
多い!今日の午前中全部試し書きしましたが結構時間かかっちゃったぜ、なくらいたくさんありました。これ使わないなーと思う物ももちろんありますがそれでもしばらくは色々遊べそう。
それが一段落したらボードゲームもやりました。
レーシングゲームFormula D(別名:Formula De)、そしてじっくり富国強兵のScythe。
Formula Dはダイスを振って進むところで運要素が強いですがギアチェンジだったりコーナーで決まったターンストップしなきゃならなかったり、戦略も必要なゲーム。というより「どこでどうリスクを冒すべきか」が大きい。私はそこらへん見誤って真っ先にクラッシュしましたが(笑)というか車同士がぶつかるよりも住宅地通ってるときに騒音反対で受けるダメージの方が大きいって(汗)住宅地の住民怖いっす。
ScytheはもともとKickstarterだったのかな?(今回一緒に遊んだ人で最近kickstarterに出てかなり人気になってたRising Sunってボードゲームに出資した人も居ましたがボードゲームは注目したいところ)
私がこれまで遊んできたゲームでいうと7 WondersとSettlers of Catanを組み合わせたみたいな感じかな。資源を稼いだり領土を広げたり他のプレイヤーと戦ったりしていくゲーム。
各プレイヤー(国)に特色があったり、戦闘すると戦闘力が減ったり、ゲーム終了のための目標だったり、アップグレード関係システムの合理的な感じだったり、同じ種類の行動を2ターン続けてできなかったり、各種イベントやボーナスなど複雑だけど色々スパイスがあってバラエティに富んだゲームプレイ。とはいえどうしても内政重視であんまり戦闘しないのがちょっと微妙なところかなー。中盤で隣接してるプレイヤーが邪魔だから戦うことはあるのですが戦争のデメリットも大きいし最終目標の一部でしかないし、終盤はその目標達成のためにもくもくと内政することになるし。面白いんだけどなんかひっかかる。
あとプレイが複雑なのがあってみんな自分のことばかり考えて他のプレイヤーの動向も含めて戦略を、ということになりにくかったり。私はNordic(バイキング風)だったのですが他のプレイヤーの国が何で特殊能力が何で、とか全然知らないで終わりました(汗)
でも内政好きなのでそこはほんと楽しかったですし、また今度はもうちょっと戦闘も含めてうまくやりたい、また遊びたいと思うゲームでした。
さてブログは書くことがない時は全くないのに最近なんかちょっと書きたいことが降ってきたので今回はここらで(&今日の一曲はお休みで)インクの話とかはまた次回にしたいと思います。
でもまあ5月も目前なのでそろそろ寒くなるのはしょうがない、避けられない現実として受け止めなければならないようで。明日こそは買い出しに行けるといいんだけど・・・
そんな完全籠城の今日でしたが昨日はちょっと一日休みで出かけてきました。
シティの北側、メルボルンの外縁が今ちょうど広がりつつある方に住んでる友達の家に遊びに行きました。
とにかく家が高いと言われるメルボルンですが北のあの辺りは結構買いがホットなエリアで、これから電車も通る(路線が延びる)予定だとか。行きの電車でも車で送ってもらった時もメルボルンの物理的な拡大をひしひし感じました。
そしてその友人は万年筆&インク沼の同志なので私の手持ちのインクを分けたり私も色々分けてもらったり。今回は米Gouletで共同で頼んだ諸々をピックアップしに行ったのですが、購入したサンプル6つ+サンプル入れセットが最終的にはこうなりました。
多い!今日の午前中全部試し書きしましたが結構時間かかっちゃったぜ、なくらいたくさんありました。これ使わないなーと思う物ももちろんありますがそれでもしばらくは色々遊べそう。
それが一段落したらボードゲームもやりました。
レーシングゲームFormula D(別名:Formula De)、そしてじっくり富国強兵のScythe。
Formula Dはダイスを振って進むところで運要素が強いですがギアチェンジだったりコーナーで決まったターンストップしなきゃならなかったり、戦略も必要なゲーム。というより「どこでどうリスクを冒すべきか」が大きい。私はそこらへん見誤って真っ先にクラッシュしましたが(笑)というか車同士がぶつかるよりも住宅地通ってるときに騒音反対で受けるダメージの方が大きいって(汗)住宅地の住民怖いっす。
ScytheはもともとKickstarterだったのかな?(今回一緒に遊んだ人で最近kickstarterに出てかなり人気になってたRising Sunってボードゲームに出資した人も居ましたがボードゲームは注目したいところ)
私がこれまで遊んできたゲームでいうと7 WondersとSettlers of Catanを組み合わせたみたいな感じかな。資源を稼いだり領土を広げたり他のプレイヤーと戦ったりしていくゲーム。
各プレイヤー(国)に特色があったり、戦闘すると戦闘力が減ったり、ゲーム終了のための目標だったり、アップグレード関係システムの合理的な感じだったり、同じ種類の行動を2ターン続けてできなかったり、各種イベントやボーナスなど複雑だけど色々スパイスがあってバラエティに富んだゲームプレイ。とはいえどうしても内政重視であんまり戦闘しないのがちょっと微妙なところかなー。中盤で隣接してるプレイヤーが邪魔だから戦うことはあるのですが戦争のデメリットも大きいし最終目標の一部でしかないし、終盤はその目標達成のためにもくもくと内政することになるし。面白いんだけどなんかひっかかる。
あとプレイが複雑なのがあってみんな自分のことばかり考えて他のプレイヤーの動向も含めて戦略を、ということになりにくかったり。私はNordic(バイキング風)だったのですが他のプレイヤーの国が何で特殊能力が何で、とか全然知らないで終わりました(汗)
でも内政好きなのでそこはほんと楽しかったですし、また今度はもうちょっと戦闘も含めてうまくやりたい、また遊びたいと思うゲームでした。
さてブログは書くことがない時は全くないのに最近なんかちょっと書きたいことが降ってきたので今回はここらで(&今日の一曲はお休みで)インクの話とかはまた次回にしたいと思います。
イースター休みもすっかり終わり秋になったと思ったら今日久しぶりにバレエやって意外と暑かったです。
1週間休みでも結構後戻りしちゃうし体に来ますねー。ほんと大変。
それがなくても毎週楽しいんでできるだけ欠かさず行きたいですし、欲を言うならもっと友人知り合いバレエやってほしいなー。
さて遡って一昨日。メルボルンには数は少ないのですが日本風のお風呂屋さんがあるというのは聴いていたので昨年度(日本基準)の疲れを落とすのも兼ねて行って来ました。
プライベートなお風呂もあるそうですが今回はpublicの方に入りました。お湯は熱くはなくて、サウナもマイルドめ。1時間予約だったのでどっちもゆっくり入りました。唯一一緒の時間にいた別のお客さんも初めてで、お風呂のあとマッサージも予約してたらしく。次回は私もそうしたい。
家にバスタブはあるのですが小さくて浅いのでたまにはお風呂屋さんに行くのもいいとは思いながら、家のお風呂ももうちょっと活用したいところ。小さくて浅いとはいえそもそも自分がミニサイズなのである程度はゆっくりできるので、あとは照明とかお風呂に浮かべるものとか音楽とか見るものとかそういうものをなんとか環境整えたいです。
シティのお風呂屋さんなのですがロケーション的に(困ったことに)Thomas' Musicにすごい近くて、ついでなので行って来ちゃいました。久しぶりに行った気がする。そして現代音楽ちょっと減ったような。うーむ。
一番探してたCDはなかったのでiTunesで後日購入予定ですがショスタコ14番の録音(2つめ)となんとノイマイヤーの「ヴェニスに死す」のDVD買っちゃいました。
それで一昨日夜中に見ちゃいました。長いそうですが長さはあんまり感じなかったです。というかオペラとかバレエとか小説とか映画とか交響曲とかみんなそれぞれのテンポがあって、この物語を「普通の」バレエのテンポで語ると駆け足的になるような。それぞれのセクションに「うおー」と悶絶しながら見るくらいがちょうど良さそう。
去年見た「ニジンスキー」(これDVDになれ!ほんと手元に欲しい!)と共通要素があるみたいでノイマイヤーのバレエ・振り付けの言語がわかるような気がしてきました。でもまだ分からないとこはたくさんあるし、なんとなく直感的に分かってるんだけど頭の中で形になってないところもたくさん。
あとノイマイヤーの振り付けはクラシックバレエのスタイルに重なってる部分もたくさんあるので「あー自分もああしなきゃな」とか勉強になることも。ニジンスキーもヴェニスに死すも背景でダンサーがゆっくり舞台を歩くのがあるのですが(そのエフェクト好きです)家で真似してみるとこれがものすごく難しい。ちょっとチャレンジとしてもっと練習してみようかと思ってます。あと先生からも色々聞きたいですしもっとノイマイヤーの作品が知りたい。モダンバレエの方にもちょっと行ってみたいよー
それで今日のバレエのレッスンにも若干気合いが入ったところもあり・・・ますがイマイチ「どこに」気合いを入れればいいかが分からない未熟者。とりあえず手の動きとかはちょっと意識するようになったくらい。
最近は土曜日のクラスも大分人数多いので(今日は特に多かった、月曜日の一番ビギナーのクラスも多いらしい)なかなか先生に詳しくは見てもらえないので今年は個人レッスンも視野に入れたほうが良いのかも。
さーて明日は筋肉痛だ。1週間あくときっついぞ-。
すでにふくらはぎに疲れが出てる感じがあります。明日お風呂だったらよかったのかな(汗)
今日の一曲はお休み。
1週間休みでも結構後戻りしちゃうし体に来ますねー。ほんと大変。
それがなくても毎週楽しいんでできるだけ欠かさず行きたいですし、欲を言うならもっと友人知り合いバレエやってほしいなー。
さて遡って一昨日。メルボルンには数は少ないのですが日本風のお風呂屋さんがあるというのは聴いていたので昨年度(日本基準)の疲れを落とすのも兼ねて行って来ました。
プライベートなお風呂もあるそうですが今回はpublicの方に入りました。お湯は熱くはなくて、サウナもマイルドめ。1時間予約だったのでどっちもゆっくり入りました。唯一一緒の時間にいた別のお客さんも初めてで、お風呂のあとマッサージも予約してたらしく。次回は私もそうしたい。
家にバスタブはあるのですが小さくて浅いのでたまにはお風呂屋さんに行くのもいいとは思いながら、家のお風呂ももうちょっと活用したいところ。小さくて浅いとはいえそもそも自分がミニサイズなのである程度はゆっくりできるので、あとは照明とかお風呂に浮かべるものとか音楽とか見るものとかそういうものをなんとか環境整えたいです。
シティのお風呂屋さんなのですがロケーション的に(困ったことに)Thomas' Musicにすごい近くて、ついでなので行って来ちゃいました。久しぶりに行った気がする。そして現代音楽ちょっと減ったような。うーむ。
一番探してたCDはなかったのでiTunesで後日購入予定ですがショスタコ14番の録音(2つめ)となんとノイマイヤーの「ヴェニスに死す」のDVD買っちゃいました。
それで一昨日夜中に見ちゃいました。長いそうですが長さはあんまり感じなかったです。というかオペラとかバレエとか小説とか映画とか交響曲とかみんなそれぞれのテンポがあって、この物語を「普通の」バレエのテンポで語ると駆け足的になるような。それぞれのセクションに「うおー」と悶絶しながら見るくらいがちょうど良さそう。
去年見た「ニジンスキー」(これDVDになれ!ほんと手元に欲しい!)と共通要素があるみたいでノイマイヤーのバレエ・振り付けの言語がわかるような気がしてきました。でもまだ分からないとこはたくさんあるし、なんとなく直感的に分かってるんだけど頭の中で形になってないところもたくさん。
あとノイマイヤーの振り付けはクラシックバレエのスタイルに重なってる部分もたくさんあるので「あー自分もああしなきゃな」とか勉強になることも。ニジンスキーもヴェニスに死すも背景でダンサーがゆっくり舞台を歩くのがあるのですが(そのエフェクト好きです)家で真似してみるとこれがものすごく難しい。ちょっとチャレンジとしてもっと練習してみようかと思ってます。あと先生からも色々聞きたいですしもっとノイマイヤーの作品が知りたい。モダンバレエの方にもちょっと行ってみたいよー
それで今日のバレエのレッスンにも若干気合いが入ったところもあり・・・ますがイマイチ「どこに」気合いを入れればいいかが分からない未熟者。とりあえず手の動きとかはちょっと意識するようになったくらい。
最近は土曜日のクラスも大分人数多いので(今日は特に多かった、月曜日の一番ビギナーのクラスも多いらしい)なかなか先生に詳しくは見てもらえないので今年は個人レッスンも視野に入れたほうが良いのかも。
さーて明日は筋肉痛だ。1週間あくときっついぞ-。
すでにふくらはぎに疲れが出てる感じがあります。明日お風呂だったらよかったのかな(汗)
今日の一曲はお休み。
さーて昨日の続きです。昨日これ周りで一通りテンションが上がって落ち着きましたがそれでもやります。
マーラー6番とハンマーの話。
マーラー6番とは19世紀後半~20世紀初頭に活躍したオーストリアの作曲家、グスタフ・マーラーの交響曲第6番のこと。マーラーの交響曲は9つ(とあと10番途中までとか交響曲っぽい歌曲とか)あって、どれもベートーヴェンあたりと比べると長め(1時間弱~1時間半強とか)でオケ編成がでっかい、音楽的な世界観がとにかくものすごい名曲揃い。
その中でもマーラー6番は暗くて激しいのが特徴的で、何かと最後は明るい光の中終わることが多いマーラーの交響曲の中でも異色のバッドエンド。そんな最終楽章の第4楽章で活躍することでちょっと有名なのが木でできたハンマーです。
ハンマーは第4楽章で2回打ち鳴らされるようになってて、3回から減った(本当はもっと多かった?)などのエピソードもあり「運命のハンマー」などと象徴付けられる事も多いです。
実際使ってるハンマーは打楽器扱いでワーグナーの指輪サイクルとかでも登場するらしいのですが、マーラー自身は「これじゃなくちゃだめ!」見たいなことは言ってなくて一言二言こんな音が欲しいぞ的なことを残してるのみなので録音・演奏によって使ってるハンマーは色々みたい。
ようつべで調べてみると(というかこんなハンマー総集プレイリスト作ってる人までいる)打ち出の小槌みたいな形なのもあれば柄が長くて全身で持ち上げて振り下ろすのもあり、はたまたギロチン式だったりそれカナヅチだろとしか言いようのないものもあり。
そのハンマーをどこに振り下ろすかというと大体なんらかの木の箱・台みたいなものみたいですね。音が響くよう(で○じろう先生の空気砲みたいに)穴が開いてたり、クッションが敷いてあったり、粉がはたいてあったり。音はもちろんハンマー×台の組み合わせによるのですが「どんっ」と鈍い重い音がしたり、それに「かちっ」という木と木がぶつかる音がしたり。少なくとも1回はオケがでかい音出してるタイミングですが、それでも結構聞こえます。
打楽器はオケの一番後ろに普段いますが、ハンマーはその中でも左端に陣取ってることがほとんどですね。生で聴く機会があるときはバルコニーから見えるはず。マーラー6番は打楽器が多くて(というかマーラー全般か)、ステージ裏にカウベルがあったりなんだりで打楽器奏者が動き回ることがかなり多いのですが、ハンマーの出番の前には担当の人(カウベルとかトライアングルとか兼任してるかな)余裕をもってその場に立つことが多いですし、柄が長いハンマーの場合持ち上げた状態でしばらく居たりするので分かりやすいかも。
やっぱり男性が担当することが多いか、と思ったらちょこちょこ女性がハンマー(しかもでかい重いタイプ)を担当してる動画もありました。さすがは重いもの運びが日常の力持ちな打楽器軍団。かっこいい。実際のハンマーの使い方は種類・形によるそうですが昨日見たコンサートなど長い柄のハンマーだと持ち上げて待機→振り下ろす前につま先立ちになる→主に重力で落とすみたいなアクションに見えました。もっと短いハンマーだともっと振り下ろす感が強い。
出番は2回だしそんなにリハーサルで何回もやる箇所じゃないですが腰と背中に優しい動作でないと危ないですしそこんとこはどうなんだろう。
打楽器だと大体楽器の扱い方とかちょっとしたコツとかは先生から生徒に直接受け継がれてることが多いのでこれも例外じゃなさそう。
さきほどの動画プレイリストだったり、「女性がハンマー」の動画でトップコメントがハンマー打撃のタイミングだったり、結構このマーラー6番のハンマー2回ってのはこの曲を知る人にとってツボなことも多く。曲の盛り上がってちょうどいいところで打ちのめすような打撃が来てすっごいいいエフェクトというのもありますし、「運命の」と言われるようないわくつきなエピソードもありますし、その奏者のでっかいジェスチャーとある意味楽器としては異質な音の効果だったり、単純に画になったり、全部ひっくるめて「すげぇ・・・」となります。
ハンマーがこの交響曲の魅力の全てではないですが、やっぱり音楽の世界観の中で重要な鍵だと思いますし、あと生でこの曲を聴くときに視覚的な楽しみとしてすごいオススメです。(他の時はだいたいホルン見てるのがオススメ)
なんだか勢いにまかせてハンマー萌えを語っちゃいましたがこういうピンポイントな曲の魅力、また勢いが出てきちゃったらいつかやりたいと思ってます。他にはなにかなあ、ブラームスレクイエムのトロンボーン萌えとかそういうの?改めてネタ探ししないと。
今日の一曲: グスタフ・マーラー 交響曲第6番 第4楽章
昨日のコンサートは14時半開演で終わるときにちょうど4時の鐘がなった=演奏時間90分くらいでした。同じマーラーでは3番だと最初の楽章が長いのですが6番で長いのは最終楽章。手持ちの録音だと30分前後ってとこかな。
でも昨日聴いたときは交響曲全体がほんとあっという間に過ぎてしまって。こんなに暗くて長くて重い(全部褒め言葉)曲がそんなに短く感じる演奏って色々なかなかですよ(語彙は失われた)。
特に日本では伝統音楽・ポップ通じてメロディーがものすごく重要なので日本人の耳って特にメロディーを聴くことになれてるのかなーとたまに思うのですが、この曲(特に最終楽章)ではメインのメロディー以外のところに萌えポイントが多々ある気がします。そもそもメロディーが続いてる感覚がそんなに濃くないですが。
たとえば(交響曲を通じて出てくる)長調→短調和音のモチーフだったり、なんかホルンがトリルしてたりかっこいいリズムを弾いてたり、モチーフをオケの色んな楽器間でリレーしてたり、耳さえなれれば色んなことが聞こえてきて、その地味に見える色んなことがいちいち、というか全てかっこよく聞こえてくる。ほんとマーラーはどこまでもディテールに妥協しない作曲家なんです。
そしてこの最終楽章のもう何度も何度もこれでもかというそのまた後も打ちのめされる感覚。ほんとマーラーって容赦ないし、世界の諸々が容赦ないことをよーく知ってるなーと。そしてそれでも毎回立ち上がる信じられない強さ。5番みたいな眩しい光を見ることはないかもしれないけど別の力を感じます。
さっきの「女性がハンマー」の動画を昨日見てたら「あーやっぱりハイティンクのマーラーいいなー」と思ったのでリンク先録音はハイティンクにしました。うちは5番はハイティンク持ってるのですが6番はアバドとテンシュテットのみ。ハイティンクのマーラーはすっきりさがあって間違いないと思うのです。もっと重いのがよければテンシュテット。逆におすすめしないのはアシュケナージ(テンポが全体的に速くて重さが足りない印象。N響アワーの放送時間にフィットしてる時点でちと疑問が)。あとどこかの動画で見たマゼールの指揮のは2回目のハンマーの前に『死ぬほど』溜めてて他の箇所がどうなってるか怖い物見たさ(聴きたさ)で一度見てみたい。
マーラー6番とハンマーの話。
マーラー6番とは19世紀後半~20世紀初頭に活躍したオーストリアの作曲家、グスタフ・マーラーの交響曲第6番のこと。マーラーの交響曲は9つ(とあと10番途中までとか交響曲っぽい歌曲とか)あって、どれもベートーヴェンあたりと比べると長め(1時間弱~1時間半強とか)でオケ編成がでっかい、音楽的な世界観がとにかくものすごい名曲揃い。
その中でもマーラー6番は暗くて激しいのが特徴的で、何かと最後は明るい光の中終わることが多いマーラーの交響曲の中でも異色のバッドエンド。そんな最終楽章の第4楽章で活躍することでちょっと有名なのが木でできたハンマーです。
ハンマーは第4楽章で2回打ち鳴らされるようになってて、3回から減った(本当はもっと多かった?)などのエピソードもあり「運命のハンマー」などと象徴付けられる事も多いです。
実際使ってるハンマーは打楽器扱いでワーグナーの指輪サイクルとかでも登場するらしいのですが、マーラー自身は「これじゃなくちゃだめ!」見たいなことは言ってなくて一言二言こんな音が欲しいぞ的なことを残してるのみなので録音・演奏によって使ってるハンマーは色々みたい。
ようつべで調べてみると(というかこんなハンマー総集プレイリスト作ってる人までいる)打ち出の小槌みたいな形なのもあれば柄が長くて全身で持ち上げて振り下ろすのもあり、はたまたギロチン式だったりそれカナヅチだろとしか言いようのないものもあり。
そのハンマーをどこに振り下ろすかというと大体なんらかの木の箱・台みたいなものみたいですね。音が響くよう(で○じろう先生の空気砲みたいに)穴が開いてたり、クッションが敷いてあったり、粉がはたいてあったり。音はもちろんハンマー×台の組み合わせによるのですが「どんっ」と鈍い重い音がしたり、それに「かちっ」という木と木がぶつかる音がしたり。少なくとも1回はオケがでかい音出してるタイミングですが、それでも結構聞こえます。
打楽器はオケの一番後ろに普段いますが、ハンマーはその中でも左端に陣取ってることがほとんどですね。生で聴く機会があるときはバルコニーから見えるはず。マーラー6番は打楽器が多くて(というかマーラー全般か)、ステージ裏にカウベルがあったりなんだりで打楽器奏者が動き回ることがかなり多いのですが、ハンマーの出番の前には担当の人(カウベルとかトライアングルとか兼任してるかな)余裕をもってその場に立つことが多いですし、柄が長いハンマーの場合持ち上げた状態でしばらく居たりするので分かりやすいかも。
やっぱり男性が担当することが多いか、と思ったらちょこちょこ女性がハンマー(しかもでかい重いタイプ)を担当してる動画もありました。さすがは重いもの運びが日常の力持ちな打楽器軍団。かっこいい。実際のハンマーの使い方は種類・形によるそうですが昨日見たコンサートなど長い柄のハンマーだと持ち上げて待機→振り下ろす前につま先立ちになる→主に重力で落とすみたいなアクションに見えました。もっと短いハンマーだともっと振り下ろす感が強い。
出番は2回だしそんなにリハーサルで何回もやる箇所じゃないですが腰と背中に優しい動作でないと危ないですしそこんとこはどうなんだろう。
打楽器だと大体楽器の扱い方とかちょっとしたコツとかは先生から生徒に直接受け継がれてることが多いのでこれも例外じゃなさそう。
さきほどの動画プレイリストだったり、「女性がハンマー」の動画でトップコメントがハンマー打撃のタイミングだったり、結構このマーラー6番のハンマー2回ってのはこの曲を知る人にとってツボなことも多く。曲の盛り上がってちょうどいいところで打ちのめすような打撃が来てすっごいいいエフェクトというのもありますし、「運命の」と言われるようないわくつきなエピソードもありますし、その奏者のでっかいジェスチャーとある意味楽器としては異質な音の効果だったり、単純に画になったり、全部ひっくるめて「すげぇ・・・」となります。
ハンマーがこの交響曲の魅力の全てではないですが、やっぱり音楽の世界観の中で重要な鍵だと思いますし、あと生でこの曲を聴くときに視覚的な楽しみとしてすごいオススメです。(他の時はだいたいホルン見てるのがオススメ)
なんだか勢いにまかせてハンマー萌えを語っちゃいましたがこういうピンポイントな曲の魅力、また勢いが出てきちゃったらいつかやりたいと思ってます。他にはなにかなあ、ブラームスレクイエムのトロンボーン萌えとかそういうの?改めてネタ探ししないと。
今日の一曲: グスタフ・マーラー 交響曲第6番 第4楽章
昨日のコンサートは14時半開演で終わるときにちょうど4時の鐘がなった=演奏時間90分くらいでした。同じマーラーでは3番だと最初の楽章が長いのですが6番で長いのは最終楽章。手持ちの録音だと30分前後ってとこかな。
でも昨日聴いたときは交響曲全体がほんとあっという間に過ぎてしまって。こんなに暗くて長くて重い(全部褒め言葉)曲がそんなに短く感じる演奏って色々なかなかですよ(語彙は失われた)。
特に日本では伝統音楽・ポップ通じてメロディーがものすごく重要なので日本人の耳って特にメロディーを聴くことになれてるのかなーとたまに思うのですが、この曲(特に最終楽章)ではメインのメロディー以外のところに萌えポイントが多々ある気がします。そもそもメロディーが続いてる感覚がそんなに濃くないですが。
たとえば(交響曲を通じて出てくる)長調→短調和音のモチーフだったり、なんかホルンがトリルしてたりかっこいいリズムを弾いてたり、モチーフをオケの色んな楽器間でリレーしてたり、耳さえなれれば色んなことが聞こえてきて、その地味に見える色んなことがいちいち、というか全てかっこよく聞こえてくる。ほんとマーラーはどこまでもディテールに妥協しない作曲家なんです。
そしてこの最終楽章のもう何度も何度もこれでもかというそのまた後も打ちのめされる感覚。ほんとマーラーって容赦ないし、世界の諸々が容赦ないことをよーく知ってるなーと。そしてそれでも毎回立ち上がる信じられない強さ。5番みたいな眩しい光を見ることはないかもしれないけど別の力を感じます。
さっきの「女性がハンマー」の動画を昨日見てたら「あーやっぱりハイティンクのマーラーいいなー」と思ったのでリンク先録音はハイティンクにしました。うちは5番はハイティンク持ってるのですが6番はアバドとテンシュテットのみ。ハイティンクのマーラーはすっきりさがあって間違いないと思うのです。もっと重いのがよければテンシュテット。逆におすすめしないのはアシュケナージ(テンポが全体的に速くて重さが足りない印象。N響アワーの放送時間にフィットしてる時点でちと疑問が)。あとどこかの動画で見たマゼールの指揮のは2回目のハンマーの前に『死ぬほど』溜めてて他の箇所がどうなってるか怖い物見たさ(聴きたさ)で一度見てみたい。
行って来ましたマーラー6番!
こないだ7番聴きに行ったのはメル響のマーラーサイクルですが今回はなんと10年くらいぶりに復活したThe Orchestra Project。メルボルン(他からも来てるのかな)の若い音楽家たちが指揮者Fabian Russellの指揮の下に2日集中的なリハーサルでオケの大曲を演奏する、というプロジェクト。前は他にも「英雄の生涯」とか「アルプス交響曲」、プロコフィエフの5番なんかもやってはず。
学生の頃は本当にわくわくするプロジェクトだったのですが10年も経ってみるともうオケに知ってる人がほとんどいない!時の流れを痛感したというかなんというか。きっと私のちょっと下の世代だったら海外に行ったりしてる人も多いんだろうな-。そもそももうその世代でも「ユース」扱いにはならないのか。
特にバイオリンはかなり若そうな子たちも混ざってましたが、こんな難しい(バイオリンにとってもすごい難しい)曲を2日のリハーサルだけでこんなに仕上げられるものか!と久しぶりの感覚にびっくりしました。音楽的なすごさはこれから語るとして、次の世代への期待ぐんぐん上がってすごい嬉しく思います。
(ちなみにオケ弾き友達も言ってましたがこういう難しい大曲は若い頃に1回やっておくとプロになってそういう曲に出会ってもちょっと楽になるはずなので今回の貴重な体験だけでなく未来にもつながると言う意味でも大事なプロジェクトですね)
演奏、ほんとすごかったです。爆発力がある中にちゃんと精密さもあるというか。
暗くて重くてパワーがあって、自分がマーラー6番に求める全てのものが凝縮されてた感じ。
今回演奏場所がSouth Melbourne Town Hallで、あそこはちょっとこのスケールのオケ・曲には小さい上に音の響き方がクリアじゃないのが残念なのですがそれでも多くの物がそれを貫通して響いてきました。
やっぱりマーラーといえばホルン最重視したいですし今回も最高の活躍だったのですが、打楽器と低音楽器全般(特にトロンボーンとかテューバ)が曲のダークな部分をいいこと強調しててかっこよかった。特に第2楽章とか第4楽章の低音楽器だけのところでちょっとぞくぞく感じたり。それからこの交響曲に関してはチェレスタの存在と活躍も嬉しいハイライト。ほんとは弾きたいんですけど聴いてるだけでもテンション上がる。今回もハープ・鉄琴どちらとも違う輝きで聞こえてよかったよー。
さらにマーラー6番といえば第4楽章で2回鳴らされる(演奏によっては3回目も入る)「運命のハンマー」が有名です。今回1階席の後ろの方で(この曲に関しては音量の関係で後ろの方で聴きたかった)聴いてたのですがハンマーの準備・振り下ろされるとこははっきり見えました。元々この曲&打楽器の「萌えポイント」ではありますが今回見て改めて「これはいい萌えだ」と思いました(笑)実際の音もものすごいインパクトがあって、特に2回目はオケとのアンサンブルがぴったりだったのか想像を超える響きでみぞおちにストレートで来ました。
もともとこの曲は聴いた後しばらく余韻で戦慄的な感覚があるのですが今日は内臓にショックがすごかったです。
前この曲をThe Orchestra Projectで聴いたのも何年も前のことですし、Fabianの指揮で弾いたり聴いたりしたのもちょっと久々なのですがなんとなく前回のマーラー6番の記憶も蘇るとこもあり。
そうして思って見るとメルボルンで演奏されるこのマーラー6番が自分にとっての王道で、The Orchestra Projectがあるメルボルンが自分にとってhomeなんだなーと。
常にオケにチャレンジがあって、素晴らしい音楽が演奏されて、そして若い世代が育つメルボルンであって欲しいと切に願っています。
そして弾くチャンスがあるかどうかは分からないながらも何度もマーラー6番(そして他のマーラーの交響曲)に出会い続けたいです。聴いてる側として「挑む」というのもちょっと変にも思えますがそういう感覚。
さて私はこれからハンマー萌えの探検に行って来ます。次回ちょっとそこら辺書いてみようかな。(ネタがまとまれば)
今日の一曲: グスタフ・マーラー 交響曲第6番 第1楽章
ハンマー萌えをやったら第4楽章を紹介しなきゃいけないので今回は別の楽章。
まずはここから始めましょうか。
マーラー7番の感想の時に第1楽章のリズムのタイトさってほんと大事!という話をちょろっとしましたがそれは6番にも言えること。ほぼ現代的な(ショスタコとかみたいな)ミリタリーな行進曲と付点付きのリズム、スネアドラムがしっかりそれを支えてるその「リズムだけでの快感」というのが第1楽章は強い気がします。
そしてこの交響曲を通じて繰り返される長調→短調の和音のモチーフ。なんでも音の物理のメカニズムにより人間の耳には長調の方が自然で聞こえるため普通音楽では短調→長調の方が音の緊張的にも良く聞こえる、それを逆に利用するという。しかもこのモチーフはかならず大人数木管or金管が担当してしっかり繋がって聞こえるようになってる徹底ぶり。
マーラーの音楽全般で凄いのはしっかり重要なところ前に出しながらその他のパートも内容ぎちぎちに詰めてくるとこだと思います。聞き手に全部聞こえない、聞こえ得ないことを分かっててもディテールに妥協しない。耳のチューニングを変えると色んなとこから無限に音が出てきます。
オケの音に慣れてない人はこの音の洪水が苦手な人もかなり居ると聞きますがマーラー6番は慣れててもまだ洪水。でもそれがすごいし心地良い。
やっぱりマーラー6番は暗い重い演奏の方がいいなーということでテンシュテット指揮の録音をリンク。毎日聴くような曲ではないし実際生で聴きに行くときくらいしか聴いてないのですが本当に好きな曲です。そしてかなり好きな録音。
長いですしヘビーな曲ですが生で聞いて音の洪水を味わうのもオススメです。
こないだ7番聴きに行ったのはメル響のマーラーサイクルですが今回はなんと10年くらいぶりに復活したThe Orchestra Project。メルボルン(他からも来てるのかな)の若い音楽家たちが指揮者Fabian Russellの指揮の下に2日集中的なリハーサルでオケの大曲を演奏する、というプロジェクト。前は他にも「英雄の生涯」とか「アルプス交響曲」、プロコフィエフの5番なんかもやってはず。
学生の頃は本当にわくわくするプロジェクトだったのですが10年も経ってみるともうオケに知ってる人がほとんどいない!時の流れを痛感したというかなんというか。きっと私のちょっと下の世代だったら海外に行ったりしてる人も多いんだろうな-。そもそももうその世代でも「ユース」扱いにはならないのか。
特にバイオリンはかなり若そうな子たちも混ざってましたが、こんな難しい(バイオリンにとってもすごい難しい)曲を2日のリハーサルだけでこんなに仕上げられるものか!と久しぶりの感覚にびっくりしました。音楽的なすごさはこれから語るとして、次の世代への期待ぐんぐん上がってすごい嬉しく思います。
(ちなみにオケ弾き友達も言ってましたがこういう難しい大曲は若い頃に1回やっておくとプロになってそういう曲に出会ってもちょっと楽になるはずなので今回の貴重な体験だけでなく未来にもつながると言う意味でも大事なプロジェクトですね)
演奏、ほんとすごかったです。爆発力がある中にちゃんと精密さもあるというか。
暗くて重くてパワーがあって、自分がマーラー6番に求める全てのものが凝縮されてた感じ。
今回演奏場所がSouth Melbourne Town Hallで、あそこはちょっとこのスケールのオケ・曲には小さい上に音の響き方がクリアじゃないのが残念なのですがそれでも多くの物がそれを貫通して響いてきました。
やっぱりマーラーといえばホルン最重視したいですし今回も最高の活躍だったのですが、打楽器と低音楽器全般(特にトロンボーンとかテューバ)が曲のダークな部分をいいこと強調しててかっこよかった。特に第2楽章とか第4楽章の低音楽器だけのところでちょっとぞくぞく感じたり。それからこの交響曲に関してはチェレスタの存在と活躍も嬉しいハイライト。ほんとは弾きたいんですけど聴いてるだけでもテンション上がる。今回もハープ・鉄琴どちらとも違う輝きで聞こえてよかったよー。
さらにマーラー6番といえば第4楽章で2回鳴らされる(演奏によっては3回目も入る)「運命のハンマー」が有名です。今回1階席の後ろの方で(この曲に関しては音量の関係で後ろの方で聴きたかった)聴いてたのですがハンマーの準備・振り下ろされるとこははっきり見えました。元々この曲&打楽器の「萌えポイント」ではありますが今回見て改めて「これはいい萌えだ」と思いました(笑)実際の音もものすごいインパクトがあって、特に2回目はオケとのアンサンブルがぴったりだったのか想像を超える響きでみぞおちにストレートで来ました。
もともとこの曲は聴いた後しばらく余韻で戦慄的な感覚があるのですが今日は内臓にショックがすごかったです。
前この曲をThe Orchestra Projectで聴いたのも何年も前のことですし、Fabianの指揮で弾いたり聴いたりしたのもちょっと久々なのですがなんとなく前回のマーラー6番の記憶も蘇るとこもあり。
そうして思って見るとメルボルンで演奏されるこのマーラー6番が自分にとっての王道で、The Orchestra Projectがあるメルボルンが自分にとってhomeなんだなーと。
常にオケにチャレンジがあって、素晴らしい音楽が演奏されて、そして若い世代が育つメルボルンであって欲しいと切に願っています。
そして弾くチャンスがあるかどうかは分からないながらも何度もマーラー6番(そして他のマーラーの交響曲)に出会い続けたいです。聴いてる側として「挑む」というのもちょっと変にも思えますがそういう感覚。
さて私はこれからハンマー萌えの探検に行って来ます。次回ちょっとそこら辺書いてみようかな。(ネタがまとまれば)
今日の一曲: グスタフ・マーラー 交響曲第6番 第1楽章
ハンマー萌えをやったら第4楽章を紹介しなきゃいけないので今回は別の楽章。
まずはここから始めましょうか。
マーラー7番の感想の時に第1楽章のリズムのタイトさってほんと大事!という話をちょろっとしましたがそれは6番にも言えること。ほぼ現代的な(ショスタコとかみたいな)ミリタリーな行進曲と付点付きのリズム、スネアドラムがしっかりそれを支えてるその「リズムだけでの快感」というのが第1楽章は強い気がします。
そしてこの交響曲を通じて繰り返される長調→短調の和音のモチーフ。なんでも音の物理のメカニズムにより人間の耳には長調の方が自然で聞こえるため普通音楽では短調→長調の方が音の緊張的にも良く聞こえる、それを逆に利用するという。しかもこのモチーフはかならず大人数木管or金管が担当してしっかり繋がって聞こえるようになってる徹底ぶり。
マーラーの音楽全般で凄いのはしっかり重要なところ前に出しながらその他のパートも内容ぎちぎちに詰めてくるとこだと思います。聞き手に全部聞こえない、聞こえ得ないことを分かっててもディテールに妥協しない。耳のチューニングを変えると色んなとこから無限に音が出てきます。
オケの音に慣れてない人はこの音の洪水が苦手な人もかなり居ると聞きますがマーラー6番は慣れててもまだ洪水。でもそれがすごいし心地良い。
やっぱりマーラー6番は暗い重い演奏の方がいいなーということでテンシュテット指揮の録音をリンク。毎日聴くような曲ではないし実際生で聴きに行くときくらいしか聴いてないのですが本当に好きな曲です。そしてかなり好きな録音。
長いですしヘビーな曲ですが生で聞いて音の洪水を味わうのもオススメです。