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待ち人ならぬ待ちものが色々まだまだこないようで今日も空のポストをのぞく日々。
クリスマス周りの郵送の諸々は過ぎたはずなんだけどなあ・・・どうしたことか。
それはそうと年末から書いてなかった音楽話2つほど書いておきたいやつをここで。
米クラシックラジオチャンネルWQXRの現代音楽チャンネルQ2 Musicが毎年現代音楽カウントダウンをやってるのですが(本家は本家でクラシック音楽全般のカウントダウンをやってるようです)、時差だったり忙しかったり聴けないながらもここ数年結果をちょっと気にしてて(ただ投票は今回忘れてしまいましたが・・・)。
今年も(向こうで)年が明けて見てみたらなんか面白いことになってました。
実際の50位から1位のリストはこんな感じ。過去20年の作品という縛りがありますが、作曲家の名前はもう色んなところで聴く、絶賛活躍中の人々ばかり。
やっぱり今年もアメリカ周りが多いなーと思いながらイギリスのアデスが大編成の曲3つランクインしててものすごい力を感じます(Tevot48位、Polaris18位、Asyla9位)。Asylaはちなみに1997年作曲なので今回で最後かな。
個人的には21位にゴリホフの「3つの歌曲」が入ってるのがとても嬉しい。現代にこんな歌曲が花咲かせてるのはほんと貴重で素晴らしい音楽。
最近勢いがある作曲家の代表格、John Luther Adamsも20位と5位という上の方に入ってきてますね。癒やし的な音楽の需要も高いだろうし今年も伸び続けるかな。
そしてこのカウントダウンで毎回注目すべきは女性作曲家の活躍。第1位に輝いたCaroline Shawを筆頭にかなりの数の女性が名を連ねています。この中だと巨匠級のKaija Saariahoは3曲ランクインしてるのが特に凄い。彼女の作品も比較的古いのは範囲外になってくのかもしれないけど後からもどんどん来てるようで。これも今後が楽しみです。
さて、ここからもう一つの音楽の話。
前も書いたのですがユースオケのサマーキャンプの指揮者育成のお手伝いのピアノ弾きのお仕事で、ピアノ編曲のpdfが一昨日来たので昨日今日と初見でそれはもうブルドーザーの様に弾き進めました。
なんてったってベートーヴェン7番が難しい(第1楽章のあのリズムがピアノだと弾きにくい)。そしてはげ山の一夜は音があっちらこっちら行くのでこれもピアノ向きではない。
他のほとんどの曲は知ってるってだけでなんとか特攻して最低限弾けるみたいなレベルでした。
来週本当に大丈夫かなあ。
そもそもが結構無茶振りの域に入ってる仕事だったような気がしないでもないですがまあしょうがない。
その中で「フィンランディア」の編曲がなんかものすごくピアノに向いてる感じでよかったです。チャイコ5番とシェヘラザードもちょこちょこ変えれば使える感じですがフィンランディアは今後また改めて弾きたいです。
ということで明日も明後日も小さいkindle Fire(6インチ)の画面を見て練習です。意外とそれでも音が分かるもんですがやっぱデジタルで楽譜見るなら新しいでかいiPadが良いようですね。
今日の一曲: オスバルド・ゴリホフ 「3つの歌曲」より「Lúa Descolorida」
ゴリホフの3つの歌曲はどれが一番好きと聞かれてもずっと悩んでられるくらいどれも違う感じで好きな曲で(ラヴェルの夜のガスパールとかと同じく)。クラムを介して現代の歌曲のレパートリーに出会って良かったなあーと心から思う歌曲です。
第1楽章のヘブライ+ラテンテイストが合わさった暗い情熱にも心揺さぶられますし、第3楽章のひたすら透明で静かな中の密かな震えも大好きですが、この第2楽章「Lúa Descolorida」の純粋な美しさにもたまらなく悶えます(心の中で)。
この曲の最初で、ソロを歌うDawn Upshawの歌声がもう液体かというほど溶けるのが素晴らしいです。人間が歌ってるってのがちょっと信じられないくらい自然に重力が働いている。
歌曲ってだいたいメロディーの存在感が強いですがこの曲に至ってはメロディーと歌声が曲の雰囲気を強く支配している?ようなところがあって人の声ってほんとすごい。
そしてやっぱり歌曲って(大編成であっても)intimateなところがあって、生で聴きたくなるんです。ゴリホフがオーストラリアで演奏されるようにならないかなあ。こっちで弾いたり歌ってりしてる人っているのかなあ。
あとそろそろゴリホフの作品も聴き広げたい所。大規模作品にも手を出したいぞー。
あ、そういえばシルクロード・アンサンブルのドキュメンタリー映画「The Music of Strangers」がこちらの映画館(Cinema Nova)で上映始まったのですが、ゴリホフさんも何回かちょろっと出てます。(最近のプレビューにも出てましたね)
文字で経緯を読むだけでもキャラの濃い人ですが映画で見て「キャラ濃いなー!」とさらに思いました。モノマネされてたし(映画の中で)。
そしてリンク探したら日本語のタイトルも色々ありましたね。まあいいや本文はこのままで。
クリスマス周りの郵送の諸々は過ぎたはずなんだけどなあ・・・どうしたことか。
それはそうと年末から書いてなかった音楽話2つほど書いておきたいやつをここで。
米クラシックラジオチャンネルWQXRの現代音楽チャンネルQ2 Musicが毎年現代音楽カウントダウンをやってるのですが(本家は本家でクラシック音楽全般のカウントダウンをやってるようです)、時差だったり忙しかったり聴けないながらもここ数年結果をちょっと気にしてて(ただ投票は今回忘れてしまいましたが・・・)。
今年も(向こうで)年が明けて見てみたらなんか面白いことになってました。
実際の50位から1位のリストはこんな感じ。過去20年の作品という縛りがありますが、作曲家の名前はもう色んなところで聴く、絶賛活躍中の人々ばかり。
やっぱり今年もアメリカ周りが多いなーと思いながらイギリスのアデスが大編成の曲3つランクインしててものすごい力を感じます(Tevot48位、Polaris18位、Asyla9位)。Asylaはちなみに1997年作曲なので今回で最後かな。
個人的には21位にゴリホフの「3つの歌曲」が入ってるのがとても嬉しい。現代にこんな歌曲が花咲かせてるのはほんと貴重で素晴らしい音楽。
最近勢いがある作曲家の代表格、John Luther Adamsも20位と5位という上の方に入ってきてますね。癒やし的な音楽の需要も高いだろうし今年も伸び続けるかな。
そしてこのカウントダウンで毎回注目すべきは女性作曲家の活躍。第1位に輝いたCaroline Shawを筆頭にかなりの数の女性が名を連ねています。この中だと巨匠級のKaija Saariahoは3曲ランクインしてるのが特に凄い。彼女の作品も比較的古いのは範囲外になってくのかもしれないけど後からもどんどん来てるようで。これも今後が楽しみです。
さて、ここからもう一つの音楽の話。
前も書いたのですがユースオケのサマーキャンプの指揮者育成のお手伝いのピアノ弾きのお仕事で、ピアノ編曲のpdfが一昨日来たので昨日今日と初見でそれはもうブルドーザーの様に弾き進めました。
なんてったってベートーヴェン7番が難しい(第1楽章のあのリズムがピアノだと弾きにくい)。そしてはげ山の一夜は音があっちらこっちら行くのでこれもピアノ向きではない。
他のほとんどの曲は知ってるってだけでなんとか特攻して最低限弾けるみたいなレベルでした。
来週本当に大丈夫かなあ。
そもそもが結構無茶振りの域に入ってる仕事だったような気がしないでもないですがまあしょうがない。
その中で「フィンランディア」の編曲がなんかものすごくピアノに向いてる感じでよかったです。チャイコ5番とシェヘラザードもちょこちょこ変えれば使える感じですがフィンランディアは今後また改めて弾きたいです。
ということで明日も明後日も小さいkindle Fire(6インチ)の画面を見て練習です。意外とそれでも音が分かるもんですがやっぱデジタルで楽譜見るなら新しいでかいiPadが良いようですね。
今日の一曲: オスバルド・ゴリホフ 「3つの歌曲」より「Lúa Descolorida」
ゴリホフの3つの歌曲はどれが一番好きと聞かれてもずっと悩んでられるくらいどれも違う感じで好きな曲で(ラヴェルの夜のガスパールとかと同じく)。クラムを介して現代の歌曲のレパートリーに出会って良かったなあーと心から思う歌曲です。
第1楽章のヘブライ+ラテンテイストが合わさった暗い情熱にも心揺さぶられますし、第3楽章のひたすら透明で静かな中の密かな震えも大好きですが、この第2楽章「Lúa Descolorida」の純粋な美しさにもたまらなく悶えます(心の中で)。
この曲の最初で、ソロを歌うDawn Upshawの歌声がもう液体かというほど溶けるのが素晴らしいです。人間が歌ってるってのがちょっと信じられないくらい自然に重力が働いている。
歌曲ってだいたいメロディーの存在感が強いですがこの曲に至ってはメロディーと歌声が曲の雰囲気を強く支配している?ようなところがあって人の声ってほんとすごい。
そしてやっぱり歌曲って(大編成であっても)intimateなところがあって、生で聴きたくなるんです。ゴリホフがオーストラリアで演奏されるようにならないかなあ。こっちで弾いたり歌ってりしてる人っているのかなあ。
あとそろそろゴリホフの作品も聴き広げたい所。大規模作品にも手を出したいぞー。
あ、そういえばシルクロード・アンサンブルのドキュメンタリー映画「The Music of Strangers」がこちらの映画館(Cinema Nova)で上映始まったのですが、ゴリホフさんも何回かちょろっと出てます。(最近のプレビューにも出てましたね)
文字で経緯を読むだけでもキャラの濃い人ですが映画で見て「キャラ濃いなー!」とさらに思いました。モノマネされてたし(映画の中で)。
そしてリンク探したら日本語のタイトルも色々ありましたね。まあいいや本文はこのままで。
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2017年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
クリスマスから暑くなったり涼しくなったり雨が大量に降ったりとてもメルボルンらしい天気でしたが12月31日は清々しく晴れて海辺から真夜中の花火も見れて(とはいえみんなと車で出かけたらどこの人々も同じ事を考えてたらしく車をとめるとこがみつからなかったですが)。
いい年越しになってよかったー。
で、結局なにやってたかというと親友の実家で飲んだり食べたりsaucepanやったりcodenamesやったり。人数が結構多かったんでみんなで遊ぶには(チーム戦になる)ここらがいいかな。
特にsaucepanではそんなに知らない人同士だと自分とは全然違うボキャブラリーが鍋の中に入るからバラエティが広がって良い感じ。
以前両親が購入して私が持ち帰ってきた奥飛騨酒造の奥飛騨ウォッカもキンキンに冷やして友達と飲みました。最初は日本酒みたいな味と口当たりで後からスピリッツがカッカする感じでストレートで美味しく飲めました。ついでに瓶も綺麗と評判(とっておいたら使えるかな?花瓶とか)。
ということで特に旅行に行ったわけでないのに小旅行したような楽しみとくつろぎを後にお正月が終わり、今日からしっかり仕事始めてみました。
来週はユースオケのサマーキャンプの指揮者育成プログラムでのピアノ弾きお仕事があったり、今月後半にはちょろっとタスマニアに遊びに行く予定ができたり(半分一人旅)、早めに仕事始めしとくに超したことはない状況なので。
指揮者育成プログラムではオケ曲を色々ピアノで弾く予定でレパートリーのリストも来てるのですがその中にまさかのチャイコ5番。
物心ついた頃から聴いてる曲なんで飽きるとかそういうのはないのですが弾くのに関してはチェロで過去に4回弾いてます。そして他のチャイコの交響曲を弾いたことが全くない。なのにまた5番。なんか呪いがかかってるんじゃないですかねえこれ。それでもかなり楽しみですけど。
他にはシェヘラザードとかベートーヴェンの1番7番(でも第2楽章ない!)とエグモント序曲、ペールギュントの魔王の城とかこうもり序曲とかはげ山とかフィンランディア。ほとんどどっかで一回は弾いてる。
シェヘラザードが群を抜いて楽しみですがエグモントも楽しみ(最近あんまベートーヴェン弾く人じゃないなー自分と思ってましたがこれは多分別)。
タスマニア旅行についてはまた後日。行きの飛行機片道が余ってたのを親友がゆずってくれて昨日速攻で宿泊押さえて(多分何年も前に行った時と同じとこ)、今残りの諸々を考え中。
急に機会がきたのと正月だったのと元々こういう作業はパニックしやすいのでしっかり落ち着いて調整してから書けたらいいな。というかなんとかするから近日書く。
その前に次回はきっとQ2 Musicの(結局聴けなかった)カウントダウンについて書きたいです。
2017年いきなり色々始動して斜め上方向に忙しいですが更新は今年もそこそこにマイペースで行きますのでよろしくお願いします~
今日の一曲: ピョートル・チャイコフスキー 交響曲第5番 第1楽章
ということで来週弾く予定の曲から。前述経緯からして自分にとってはもう腐れ縁な曲なのですが、それでもやっぱり好きな曲。
ホルン・チェロ弾きは第2楽章が一番盛り上がるし、その他だときっと第4楽章が盛り上がるし、バレエやる人としては第3楽章にくすぐられるところも多いんですがそれを超えて第1楽章がお気に入り。あの6/8拍子のリズムがたまらない。(ただそう思うのもこの曲が元凶である可能性大)
ところで指揮者育成のプログラムには第1楽章・第2楽章とあったけど実際指揮者の卵たちとどこら辺をどんな感じでワークショップするんだろう。他の曲はなんとなく想像つくんだけど、ちょっとチャイコフスキーだけ分からない。分かるような気もするんだけどうまく掴めない。
でも音楽のメリハリというかコントラストという面ではこの第1楽章は面白いかもしれない。曲調が色々変わるし、ぱっと違うことをしなくちゃいけない場面も少なくない。
ついでに曲自体が長いなかでそういうことの繰り返しだからちゃんと統一性もなきゃいけないのかな、とか。
ドラマチックでepicな性質がありながらも伝統の形式に則った、ある意味王道な交響曲の第1楽章。だからこそ指揮者にとって難しいところもあるのかなー。
リンクしたのはショルティ指揮のシカゴ響でチャイコの4,5,6番まとめてどーん!な録音。
寒々しさと暗い派手さがすごくロシアな4番、世界の広がりがとっても豊かな5番、そして悲痛さと渋さがたまらない6番。タイプは違うけどどれもロシアらしさ、後期ロマン派らしさ、そしてチャイコフスキーらしさがめいっぱい楽しめる曲です。
今年もよろしくお願いいたします。
クリスマスから暑くなったり涼しくなったり雨が大量に降ったりとてもメルボルンらしい天気でしたが12月31日は清々しく晴れて海辺から真夜中の花火も見れて(とはいえみんなと車で出かけたらどこの人々も同じ事を考えてたらしく車をとめるとこがみつからなかったですが)。
いい年越しになってよかったー。
で、結局なにやってたかというと親友の実家で飲んだり食べたりsaucepanやったりcodenamesやったり。人数が結構多かったんでみんなで遊ぶには(チーム戦になる)ここらがいいかな。
特にsaucepanではそんなに知らない人同士だと自分とは全然違うボキャブラリーが鍋の中に入るからバラエティが広がって良い感じ。
以前両親が購入して私が持ち帰ってきた奥飛騨酒造の奥飛騨ウォッカもキンキンに冷やして友達と飲みました。最初は日本酒みたいな味と口当たりで後からスピリッツがカッカする感じでストレートで美味しく飲めました。ついでに瓶も綺麗と評判(とっておいたら使えるかな?花瓶とか)。
ということで特に旅行に行ったわけでないのに小旅行したような楽しみとくつろぎを後にお正月が終わり、今日からしっかり仕事始めてみました。
来週はユースオケのサマーキャンプの指揮者育成プログラムでのピアノ弾きお仕事があったり、今月後半にはちょろっとタスマニアに遊びに行く予定ができたり(半分一人旅)、早めに仕事始めしとくに超したことはない状況なので。
指揮者育成プログラムではオケ曲を色々ピアノで弾く予定でレパートリーのリストも来てるのですがその中にまさかのチャイコ5番。
物心ついた頃から聴いてる曲なんで飽きるとかそういうのはないのですが弾くのに関してはチェロで過去に4回弾いてます。そして他のチャイコの交響曲を弾いたことが全くない。なのにまた5番。なんか呪いがかかってるんじゃないですかねえこれ。それでもかなり楽しみですけど。
他にはシェヘラザードとかベートーヴェンの1番7番(でも第2楽章ない!)とエグモント序曲、ペールギュントの魔王の城とかこうもり序曲とかはげ山とかフィンランディア。ほとんどどっかで一回は弾いてる。
シェヘラザードが群を抜いて楽しみですがエグモントも楽しみ(最近あんまベートーヴェン弾く人じゃないなー自分と思ってましたがこれは多分別)。
タスマニア旅行についてはまた後日。行きの飛行機片道が余ってたのを親友がゆずってくれて昨日速攻で宿泊押さえて(多分何年も前に行った時と同じとこ)、今残りの諸々を考え中。
急に機会がきたのと正月だったのと元々こういう作業はパニックしやすいのでしっかり落ち着いて調整してから書けたらいいな。というかなんとかするから近日書く。
その前に次回はきっとQ2 Musicの(結局聴けなかった)カウントダウンについて書きたいです。
2017年いきなり色々始動して斜め上方向に忙しいですが更新は今年もそこそこにマイペースで行きますのでよろしくお願いします~
今日の一曲: ピョートル・チャイコフスキー 交響曲第5番 第1楽章
ということで来週弾く予定の曲から。前述経緯からして自分にとってはもう腐れ縁な曲なのですが、それでもやっぱり好きな曲。
ホルン・チェロ弾きは第2楽章が一番盛り上がるし、その他だときっと第4楽章が盛り上がるし、バレエやる人としては第3楽章にくすぐられるところも多いんですがそれを超えて第1楽章がお気に入り。あの6/8拍子のリズムがたまらない。(ただそう思うのもこの曲が元凶である可能性大)
ところで指揮者育成のプログラムには第1楽章・第2楽章とあったけど実際指揮者の卵たちとどこら辺をどんな感じでワークショップするんだろう。他の曲はなんとなく想像つくんだけど、ちょっとチャイコフスキーだけ分からない。分かるような気もするんだけどうまく掴めない。
でも音楽のメリハリというかコントラストという面ではこの第1楽章は面白いかもしれない。曲調が色々変わるし、ぱっと違うことをしなくちゃいけない場面も少なくない。
ついでに曲自体が長いなかでそういうことの繰り返しだからちゃんと統一性もなきゃいけないのかな、とか。
ドラマチックでepicな性質がありながらも伝統の形式に則った、ある意味王道な交響曲の第1楽章。だからこそ指揮者にとって難しいところもあるのかなー。
リンクしたのはショルティ指揮のシカゴ響でチャイコの4,5,6番まとめてどーん!な録音。
寒々しさと暗い派手さがすごくロシアな4番、世界の広がりがとっても豊かな5番、そして悲痛さと渋さがたまらない6番。タイプは違うけどどれもロシアらしさ、後期ロマン派らしさ、そしてチャイコフスキーらしさがめいっぱい楽しめる曲です。
クリスマス以来夏がオンオフしています。
今日も暑かったのですがいきなり豪雨雷雨が通り過ぎてって冠水してる場所もある様子。
マジかよメルボルン、というよりはこれぞメルボルン、な天候です。
(とはいえそれもずっと家に居たから言えることですがね)
いつのまにか毎年恒例になってますがクリスマスは親友の実家の家族の集まりに混ぜてもらいました。クリスマスの日は暑くて天気がよかったから次の日(boxing dayでまた休日)に海に行くかーとゆっくり構えて遊んでたら次の日気温が下がって雨も降って。
海に行って泳ぎましたけどね、それでも。その前に何日か暑い日が続いたので海水の温度はすごく暖かかったです。私が泳ぐのはちょっと珍しいんですが(他のみんなが頻繁に泳ぐだけ?)水が温かいと確信出来たので。
クリスマスの次の日から親友の両親がハイキングに出かけて留守にするので旅行先の借り家的に使ってもいいよーという話だったので27日まで滞在しました。クリスマス終わりで友達も何人か来て泊まったりなんだり。もちろんアナログなゲームで盛り上がりました。
みんなで囲んで結局全部は解けなかったcryptic crossword、感性のゲームというよりはまさかそんなストレートなのが来るとは思わなくて裏読み過ぎで外したDixit、いい勝負だったcodenames(なんかいい具合に出来てるんだよなーあのゲーム)、3人対決で着実に勝ったMunchkin、それから今回新しく紹介するSaucepan。
ゲーム自体は結構前から普通にあるのかな。今回初めて(2回)遊びました。鍋みたいな深い入れ物とある程度のスペースとストップウォッチがあれば誰でも簡単に遊べます。
ただ人数は「演じる」1人+当てる数人が2チームという構成なのでそれなりの人数が必要。
最初に各プレイヤーが紙3枚それぞれに単語(名詞に限らず)を書いて半分に折り、鍋の中に入れる。(=鍋の中には人数分×3枚単語があります)
それをまず先行チームの「演じる人」が一つずつ引いて決まった方法(後述)で伝え、チームメイトが当てていきます。当たった分の単語はキープ、パスしたらその分は鍋に戻す。
タイムリミット(今回は1分でした)が来たら残りの単語をもう一つのチームが同じく伝えて当てて行きます。
鍋が空になったらそのラウンドは終わり。鍋が空になっても時間が残ってたら次のラウンドは時間が途中だったチームから再開します。
そうなんです複数ラウンドがあるんです。最初のラウンドはお題の単語を使わず言葉で説明、2ラウンド目は一つの単語で説明、3ラウンド目は絵で(=pictioneryと同じ)、4ラウンド目はジェスチャー(=charadeと同じ)、そして5ラウンド目は言葉以外の音(擬音語はダメ、どうしても演じて動いちゃうので当てる方は目を閉じる)で伝えます。
最初に鍋に入れた単語のセットを全ラウンド通して使うので、伝えるのがものすごく難しい第5ラウンドでも鍋にどんな単語が入ってたかが前の4ラウンドで覚えてきてるのである程度当てて行ける部分もあるのが面白いところ。あと絵が下手でもジェスチャーは得意だったり、色んな得意分野と苦手分野が活きるゲームです。
それから鍋に入る単語のチョイスもこのゲームを面白くする大事な要素。単語を書くときはみんなお互いに見えないようにするのですがそれでもこのゲームを遊ぶに十分な人数があれば単語もいい感じにばらけますし、同じカテゴリから2つとかちょうどいい偏りもでてきます。
あと特にそういうルールはないのですがその集まりでさっきしてた会話から言葉を選んだり(ひらめきやすい)、会話の中で出てきた聞き慣れない言葉を入れてみたり(番狂わせ的な感じになったり、後からその言葉が身につきやすくなったり)、そういう傾向もありますね。
クリスマス~Boxing Dayでこのsaucepanを2回遊びましたが言葉が面白くなるゲームですね。
例えば「リンゴ」と「ザクロ」が鍋に入ってた場合どうやってその違いを伝えるか(特にラウンド2,3,4、5はもう工夫のしようがあるのか難しいレベル)。「後悔」をどうやって絵やジェスチャーで表すか、「Paraphernelia」や「cinchona」みたいなさっき知ったばかりの言葉をいかに短期記憶から引き出すか(かなりのラグが生じます)。
個人的なお気に入りは「resting bitch face」(特別不機嫌でもないのにぼーっとしてるだけで不機嫌に見られてしまう顔の表情を指す最近のフレーズ)。伝えるのが特別難しいわけではないですがちょっとした工夫で伝わると面白い。
あと一つ発見したのは鍋に「singing」って入れておくと普段歌わないような人でもラウンド5で演じる番になったら歌わざるを得ないということ。親友のお父さんが歌ったことに親友姉妹がものすごく驚いてました(聴いたことなかったらしい)
友達同士でも家族同士でも、そしてどんな言語で遊んでもボキャブラリーの勉強に使えるかも。
(例えば鍋に入れるのは英単語でラウンド1と2は日本語で伝える、とかいうバリエーションもありですね。もちろん全部英語で遊ぶレベルアップも)
そして年末年始も引き続き・再び親友の実家に遊びに行きます。またsaucepanもやるかも。
年末年始辺りは気温が下がるらしいので海で遊ぶのはさてどうかな。
今日の一曲: オリヴィエ・メシアン 前奏曲第8番「風の反映」
今年の〆曲はこれにしてみました。ちょうど今日さらってみてた曲です(細かいとこはあれですが思ったよりはずっと覚えてました)。
メシアンの曲って意外とストレートな格好良さが特徴な曲が少ないのですがこれはすかっとする格好良さがあって〆にいい感じ。ちょうど前奏曲集の最後ですし、これ単品でもアンコールとか使えそう。いつか人前で弾きたいな。
タイトルはなんかドビュッシーから持ってきたみたいな感じですが(参照:映像第1集「水の反映」)この「まなざし」以前のメシアンの曲って独特の音楽言語を確立しながらフランス印象派の影響も色々見えてきます。弾いてみるとドビュッシーよりもラヴェルみたいなパッセージや響きがたくさん。リズムはメシアンっぽいとこあるけど和音の色彩に関してはこの曲は先人寄りかなー(第5番6番あたりはどっぷりメシアンなのでお好きな方はそちらへ)。
そもそも全体的にドライな感じがラヴェル似なのかな。少なくとも私がラヴェルで好きなのがそういうところなので。あとメシアンの速い曲はパワータイプが多いので軽めの純粋なスピードタイプは新鮮かつラヴェル的というのもあるのかと。
メシアンらしくない、というのとは違うかもしれませんがメシアンに抵抗がある人(特に弾く人で)だったら比較的伝統的なフランスの感性が強いこの曲でアプローチしてみるのもいいのかも。そして難しいこと抜きにしてカッコイイ曲です。
リンクした録音はミシェル・ベロフ演奏。なんかこれ意外の録音聴いたことがないなあ(結構弾いてるから自分の頭の中のバージョン+1で十分になってるのか)。
ベロフの演奏はとにかくクリーンな音が好きです(20のまなざしでも)。
今日も暑かったのですがいきなり豪雨雷雨が通り過ぎてって冠水してる場所もある様子。
マジかよメルボルン、というよりはこれぞメルボルン、な天候です。
(とはいえそれもずっと家に居たから言えることですがね)
いつのまにか毎年恒例になってますがクリスマスは親友の実家の家族の集まりに混ぜてもらいました。クリスマスの日は暑くて天気がよかったから次の日(boxing dayでまた休日)に海に行くかーとゆっくり構えて遊んでたら次の日気温が下がって雨も降って。
海に行って泳ぎましたけどね、それでも。その前に何日か暑い日が続いたので海水の温度はすごく暖かかったです。私が泳ぐのはちょっと珍しいんですが(他のみんなが頻繁に泳ぐだけ?)水が温かいと確信出来たので。
クリスマスの次の日から親友の両親がハイキングに出かけて留守にするので旅行先の借り家的に使ってもいいよーという話だったので27日まで滞在しました。クリスマス終わりで友達も何人か来て泊まったりなんだり。もちろんアナログなゲームで盛り上がりました。
みんなで囲んで結局全部は解けなかったcryptic crossword、感性のゲームというよりはまさかそんなストレートなのが来るとは思わなくて裏読み過ぎで外したDixit、いい勝負だったcodenames(なんかいい具合に出来てるんだよなーあのゲーム)、3人対決で着実に勝ったMunchkin、それから今回新しく紹介するSaucepan。
ゲーム自体は結構前から普通にあるのかな。今回初めて(2回)遊びました。鍋みたいな深い入れ物とある程度のスペースとストップウォッチがあれば誰でも簡単に遊べます。
ただ人数は「演じる」1人+当てる数人が2チームという構成なのでそれなりの人数が必要。
最初に各プレイヤーが紙3枚それぞれに単語(名詞に限らず)を書いて半分に折り、鍋の中に入れる。(=鍋の中には人数分×3枚単語があります)
それをまず先行チームの「演じる人」が一つずつ引いて決まった方法(後述)で伝え、チームメイトが当てていきます。当たった分の単語はキープ、パスしたらその分は鍋に戻す。
タイムリミット(今回は1分でした)が来たら残りの単語をもう一つのチームが同じく伝えて当てて行きます。
鍋が空になったらそのラウンドは終わり。鍋が空になっても時間が残ってたら次のラウンドは時間が途中だったチームから再開します。
そうなんです複数ラウンドがあるんです。最初のラウンドはお題の単語を使わず言葉で説明、2ラウンド目は一つの単語で説明、3ラウンド目は絵で(=pictioneryと同じ)、4ラウンド目はジェスチャー(=charadeと同じ)、そして5ラウンド目は言葉以外の音(擬音語はダメ、どうしても演じて動いちゃうので当てる方は目を閉じる)で伝えます。
最初に鍋に入れた単語のセットを全ラウンド通して使うので、伝えるのがものすごく難しい第5ラウンドでも鍋にどんな単語が入ってたかが前の4ラウンドで覚えてきてるのである程度当てて行ける部分もあるのが面白いところ。あと絵が下手でもジェスチャーは得意だったり、色んな得意分野と苦手分野が活きるゲームです。
それから鍋に入る単語のチョイスもこのゲームを面白くする大事な要素。単語を書くときはみんなお互いに見えないようにするのですがそれでもこのゲームを遊ぶに十分な人数があれば単語もいい感じにばらけますし、同じカテゴリから2つとかちょうどいい偏りもでてきます。
あと特にそういうルールはないのですがその集まりでさっきしてた会話から言葉を選んだり(ひらめきやすい)、会話の中で出てきた聞き慣れない言葉を入れてみたり(番狂わせ的な感じになったり、後からその言葉が身につきやすくなったり)、そういう傾向もありますね。
クリスマス~Boxing Dayでこのsaucepanを2回遊びましたが言葉が面白くなるゲームですね。
例えば「リンゴ」と「ザクロ」が鍋に入ってた場合どうやってその違いを伝えるか(特にラウンド2,3,4、5はもう工夫のしようがあるのか難しいレベル)。「後悔」をどうやって絵やジェスチャーで表すか、「Paraphernelia」や「cinchona」みたいなさっき知ったばかりの言葉をいかに短期記憶から引き出すか(かなりのラグが生じます)。
個人的なお気に入りは「resting bitch face」(特別不機嫌でもないのにぼーっとしてるだけで不機嫌に見られてしまう顔の表情を指す最近のフレーズ)。伝えるのが特別難しいわけではないですがちょっとした工夫で伝わると面白い。
あと一つ発見したのは鍋に「singing」って入れておくと普段歌わないような人でもラウンド5で演じる番になったら歌わざるを得ないということ。親友のお父さんが歌ったことに親友姉妹がものすごく驚いてました(聴いたことなかったらしい)
友達同士でも家族同士でも、そしてどんな言語で遊んでもボキャブラリーの勉強に使えるかも。
(例えば鍋に入れるのは英単語でラウンド1と2は日本語で伝える、とかいうバリエーションもありですね。もちろん全部英語で遊ぶレベルアップも)
そして年末年始も引き続き・再び親友の実家に遊びに行きます。またsaucepanもやるかも。
年末年始辺りは気温が下がるらしいので海で遊ぶのはさてどうかな。
今日の一曲: オリヴィエ・メシアン 前奏曲第8番「風の反映」
今年の〆曲はこれにしてみました。ちょうど今日さらってみてた曲です(細かいとこはあれですが思ったよりはずっと覚えてました)。
メシアンの曲って意外とストレートな格好良さが特徴な曲が少ないのですがこれはすかっとする格好良さがあって〆にいい感じ。ちょうど前奏曲集の最後ですし、これ単品でもアンコールとか使えそう。いつか人前で弾きたいな。
タイトルはなんかドビュッシーから持ってきたみたいな感じですが(参照:映像第1集「水の反映」)この「まなざし」以前のメシアンの曲って独特の音楽言語を確立しながらフランス印象派の影響も色々見えてきます。弾いてみるとドビュッシーよりもラヴェルみたいなパッセージや響きがたくさん。リズムはメシアンっぽいとこあるけど和音の色彩に関してはこの曲は先人寄りかなー(第5番6番あたりはどっぷりメシアンなのでお好きな方はそちらへ)。
そもそも全体的にドライな感じがラヴェル似なのかな。少なくとも私がラヴェルで好きなのがそういうところなので。あとメシアンの速い曲はパワータイプが多いので軽めの純粋なスピードタイプは新鮮かつラヴェル的というのもあるのかと。
メシアンらしくない、というのとは違うかもしれませんがメシアンに抵抗がある人(特に弾く人で)だったら比較的伝統的なフランスの感性が強いこの曲でアプローチしてみるのもいいのかも。そして難しいこと抜きにしてカッコイイ曲です。
リンクした録音はミシェル・ベロフ演奏。なんかこれ意外の録音聴いたことがないなあ(結構弾いてるから自分の頭の中のバージョン+1で十分になってるのか)。
ベロフの演奏はとにかくクリーンな音が好きです(20のまなざしでも)。
夏がクリスマスに間に合った!
オーストラリアではクリスマスは夏ですがメルボルンでは必ずしも暑いとは限りません。
ただ今年は絵に描いたような(?)夏のクリスマス。明日が29℃予報でそこから30℃超えの日が来週水曜日まで続くそう。
楽しみは楽しみですがリチウム飲んでる身としては脱水症状にいつもの数倍気をつけなければいけないですね。(ついでにじゃないですが庭の植物の脱水にも気をつけなきゃ・・・)
全部が全部じっくり読んでるわけではないのですがこちらの(主にメルボルン周りの)メンタルヘルス支援団体のメルマガに登録してるのですが年末年始は全体的にメール配信がちょっとだけ増えますね。普通の企業と何ら変わりなく年末年始はお休みのとこもありますしスタッフが減ってるとこもありますし、そういう意味での業務連絡ももちろんあり、そして声かけの意味もあり。
それに加えて年末年始ならではのストレスだったり問題だったりもあります。特に摂食障害に関しては色んな人と一緒に食事をする機会が増える年末年始は普段と違うレベルで大変なこともあるそうです。
そうでなくても忙しくなったり、普段日常を共にしてる人でない人に色々会ったり、日常外の場所に行ったり旅行の諸々があったりで、健康な人でもストレスに感じることは多い時期。
私自身は毎年比較的ゆっくりな年末年始を過ごせてるのですがそれでも気をつけなくちゃいけないことは色々あります。なのでこれを機にちょっとまとめてみようかと。
まず一番大事なのがお医者さんと薬。ドクターのお休み期間だったり時間外の連絡先や代わりのドクターの連絡先もあれば確認、もしものときのために緊急の場合の連絡手順なんかもチェックしておいた方が良いかも(旅行に行く場合は旅行先のも合わせて)。
同じく薬に関しても薬屋さんが閉まってる時間や期間、処方箋が年末年始ちょっと長めに見積もって足りるかどうかも要確認。旅行に行く際には薬が足りるかだけじゃなく生活リズムが毎日忘れずに飲む工夫も考えておかないと(←忘れやすい人)
生活リズムも大事ですね。多少崩れるのはしょうがないにしても日夜逆転とか大きな変化は避けたいところ。なんたって生活のリズムを元に戻すことくらい大変なことはそうそうないですからね。ついでにいえば適度な運動もそこにちょっと加えておきたい。
そして前述の「普段と違う人達(多め)に会うこと」関連も色々。
私も結構苦手な分野ですが「人の話をさらっとかわす」ためのちょっとした準備とスキルってのは大事だそうです。そんなに頻繁に会うような人じゃないのなら難しく考えず適当に繕うのが一番・・・とはどこでも読むけど実際は難しいよなあ。
家族の集まりとかだと大人として色々動き回ったり会話をしたりすることも多くなって、ついつい無理をしてしまうこともあるかと思いますがそういう時はメンタルの事情をある程度知ってる親しい人(シチュエーションによっては友人)にあらかじめ言っておいてちょっとだけ気をつけてもらって無理をしてるように見えたら声かけしてもらう、みたいなことも有効かも。
さらに基本的なことですが人がそうやってたくさん居る場ではちょこちょこ息抜きというか自分だけの時間と空間を確保するのほんと大事です。誰だってそう(一見平気でも後で燃え尽き気味だったりってことも結構ありそうです)。
そういう人が集まる場に行った時はしんどくなる前にそういうレスキュー場を見つけておくのが吉ですね。
年末年始に限りませんがなんでも「しんどくなる前に考えておく」は一番大事なことだと思います。事前に手を打つことによる確実さもそうですが準備してあるということで気持ちがちょっと楽になるはずなので。
あと旅行とか年末年始のついでにちょっと一歩自分のゾーンから出てみるというか、旅行で知らないとこに行ってみたり新しい何かを初めて見たり、ちょっとキャパを広げてみるいい機会でもあると思います。新年の抱負は、とかいう話になるかもしれませんがそこまでなくてもちょっとずつ始めたり伸ばしたりしてみるのはどうでしょう。
ということで良くも悪くも年末年始、できるとこはストレスをなるべく軽減して、味方につけて楽しむ方向にもっていきたいですね。
(というとなんか今年〆な感じに聞こえてきましたがまだ今年が終わるまでに1回は更新したいですよーまだ2016年終わらないよー)
今日の一曲: モーリス・ラヴェル 「夜のガスパール」より「オンディーヌ」
前回もラヴェルだったけど気にしない。あれは別枠。
自分にとって日常で諸々の小さなひずみ(というかclutterという言葉を使いたい)を結晶の形に直してくれる、PCでいうと断片化を解消して最適化してくれるのがラヴェルの音楽です。聴いてもそうですが、弾くほうがじっくり向き合えて良い。
あと夏になると弾きたくなるんですよね、ラヴェルは。特に水モチーフのこの曲は乾燥したメルボルンの夏に猛烈に欲してしまう音楽。
ちょっと前まで夏を欲してこの曲の水の感じを欲して、その結果かポケモンでシズクモを捕まえた際にニックネームに悩んで「Ondine」と名付けてしまいました。オニシズクモになってこの曲とは真逆な重火力アタッカーに成長するとは思いもせず・・・(笑)
ラヴェルの音楽って技巧的に難しいのはもちろんですが、聴いてる側としてはものすごく透明にクリアで明確である種のシンプルさがあって、つまりは弾いてるときにごちゃごちゃしちゃいけないのも難しさだったりします。
また別趣味での例えになりますが最近割と高級な万年筆の写真を色々見てるとその洗練された美しさというかシンプルなラインのデザインのすごさが見えるようになってきて、同時にこの曲で求められるのも似たようなものなんだなーと気づき。まだ弾くのは先が長いなあと思いました。
(ただこの目が慣れるプロセス、音楽で耳が慣れるプロセスと同じでものすごく好きです)
難しいからごちゃごちゃ考えちゃうし弾くにもごちゃごちゃなっちゃうけど、本当はシンプルでストレートで。そのシンプルなところに落とし込むプロセスが弾き手・聞き手として思考のどこかにあって、だから自分にとってラヴェルは最適化な作曲家なのかなー。多分そういうことなんだと思います。
リンクしたのは私の先生の先生の録音。(これはもってないですが手持ちには先生の録音もあります)ちょっと気むずかしめな感じが手持ちのどれとも違うのでちょっと欲しくなる。
聞いた話によると限られたレパートリーしか弾かなかった人らしいので(ちょっと親近感を感じます)アルバムに収録されてる曲も作曲家がバラバラだったりすることも多い様子。いい感じの曲の組み合わせで録音入手したいです。
オーストラリアではクリスマスは夏ですがメルボルンでは必ずしも暑いとは限りません。
ただ今年は絵に描いたような(?)夏のクリスマス。明日が29℃予報でそこから30℃超えの日が来週水曜日まで続くそう。
楽しみは楽しみですがリチウム飲んでる身としては脱水症状にいつもの数倍気をつけなければいけないですね。(ついでにじゃないですが庭の植物の脱水にも気をつけなきゃ・・・)
全部が全部じっくり読んでるわけではないのですがこちらの(主にメルボルン周りの)メンタルヘルス支援団体のメルマガに登録してるのですが年末年始は全体的にメール配信がちょっとだけ増えますね。普通の企業と何ら変わりなく年末年始はお休みのとこもありますしスタッフが減ってるとこもありますし、そういう意味での業務連絡ももちろんあり、そして声かけの意味もあり。
それに加えて年末年始ならではのストレスだったり問題だったりもあります。特に摂食障害に関しては色んな人と一緒に食事をする機会が増える年末年始は普段と違うレベルで大変なこともあるそうです。
そうでなくても忙しくなったり、普段日常を共にしてる人でない人に色々会ったり、日常外の場所に行ったり旅行の諸々があったりで、健康な人でもストレスに感じることは多い時期。
私自身は毎年比較的ゆっくりな年末年始を過ごせてるのですがそれでも気をつけなくちゃいけないことは色々あります。なのでこれを機にちょっとまとめてみようかと。
まず一番大事なのがお医者さんと薬。ドクターのお休み期間だったり時間外の連絡先や代わりのドクターの連絡先もあれば確認、もしものときのために緊急の場合の連絡手順なんかもチェックしておいた方が良いかも(旅行に行く場合は旅行先のも合わせて)。
同じく薬に関しても薬屋さんが閉まってる時間や期間、処方箋が年末年始ちょっと長めに見積もって足りるかどうかも要確認。旅行に行く際には薬が足りるかだけじゃなく生活リズムが毎日忘れずに飲む工夫も考えておかないと(←忘れやすい人)
生活リズムも大事ですね。多少崩れるのはしょうがないにしても日夜逆転とか大きな変化は避けたいところ。なんたって生活のリズムを元に戻すことくらい大変なことはそうそうないですからね。ついでにいえば適度な運動もそこにちょっと加えておきたい。
そして前述の「普段と違う人達(多め)に会うこと」関連も色々。
私も結構苦手な分野ですが「人の話をさらっとかわす」ためのちょっとした準備とスキルってのは大事だそうです。そんなに頻繁に会うような人じゃないのなら難しく考えず適当に繕うのが一番・・・とはどこでも読むけど実際は難しいよなあ。
家族の集まりとかだと大人として色々動き回ったり会話をしたりすることも多くなって、ついつい無理をしてしまうこともあるかと思いますがそういう時はメンタルの事情をある程度知ってる親しい人(シチュエーションによっては友人)にあらかじめ言っておいてちょっとだけ気をつけてもらって無理をしてるように見えたら声かけしてもらう、みたいなことも有効かも。
さらに基本的なことですが人がそうやってたくさん居る場ではちょこちょこ息抜きというか自分だけの時間と空間を確保するのほんと大事です。誰だってそう(一見平気でも後で燃え尽き気味だったりってことも結構ありそうです)。
そういう人が集まる場に行った時はしんどくなる前にそういうレスキュー場を見つけておくのが吉ですね。
年末年始に限りませんがなんでも「しんどくなる前に考えておく」は一番大事なことだと思います。事前に手を打つことによる確実さもそうですが準備してあるということで気持ちがちょっと楽になるはずなので。
あと旅行とか年末年始のついでにちょっと一歩自分のゾーンから出てみるというか、旅行で知らないとこに行ってみたり新しい何かを初めて見たり、ちょっとキャパを広げてみるいい機会でもあると思います。新年の抱負は、とかいう話になるかもしれませんがそこまでなくてもちょっとずつ始めたり伸ばしたりしてみるのはどうでしょう。
ということで良くも悪くも年末年始、できるとこはストレスをなるべく軽減して、味方につけて楽しむ方向にもっていきたいですね。
(というとなんか今年〆な感じに聞こえてきましたがまだ今年が終わるまでに1回は更新したいですよーまだ2016年終わらないよー)
今日の一曲: モーリス・ラヴェル 「夜のガスパール」より「オンディーヌ」
前回もラヴェルだったけど気にしない。あれは別枠。
自分にとって日常で諸々の小さなひずみ(というかclutterという言葉を使いたい)を結晶の形に直してくれる、PCでいうと断片化を解消して最適化してくれるのがラヴェルの音楽です。聴いてもそうですが、弾くほうがじっくり向き合えて良い。
あと夏になると弾きたくなるんですよね、ラヴェルは。特に水モチーフのこの曲は乾燥したメルボルンの夏に猛烈に欲してしまう音楽。
ちょっと前まで夏を欲してこの曲の水の感じを欲して、その結果かポケモンでシズクモを捕まえた際にニックネームに悩んで「Ondine」と名付けてしまいました。オニシズクモになってこの曲とは真逆な重火力アタッカーに成長するとは思いもせず・・・(笑)
ラヴェルの音楽って技巧的に難しいのはもちろんですが、聴いてる側としてはものすごく透明にクリアで明確である種のシンプルさがあって、つまりは弾いてるときにごちゃごちゃしちゃいけないのも難しさだったりします。
また別趣味での例えになりますが最近割と高級な万年筆の写真を色々見てるとその洗練された美しさというかシンプルなラインのデザインのすごさが見えるようになってきて、同時にこの曲で求められるのも似たようなものなんだなーと気づき。まだ弾くのは先が長いなあと思いました。
(ただこの目が慣れるプロセス、音楽で耳が慣れるプロセスと同じでものすごく好きです)
難しいからごちゃごちゃ考えちゃうし弾くにもごちゃごちゃなっちゃうけど、本当はシンプルでストレートで。そのシンプルなところに落とし込むプロセスが弾き手・聞き手として思考のどこかにあって、だから自分にとってラヴェルは最適化な作曲家なのかなー。多分そういうことなんだと思います。
リンクしたのは私の先生の先生の録音。(これはもってないですが手持ちには先生の録音もあります)ちょっと気むずかしめな感じが手持ちのどれとも違うのでちょっと欲しくなる。
聞いた話によると限られたレパートリーしか弾かなかった人らしいので(ちょっと親近感を感じます)アルバムに収録されてる曲も作曲家がバラバラだったりすることも多い様子。いい感じの曲の組み合わせで録音入手したいです。
今日は今年最後のバレエレッスンでしたー・・・といっても教室は来週木曜までやってるそうなので都合が付けば火曜の夜も行きたいと思ってますが。
すっかりバレエが好きで休むのが勿体ない、行ってない間に色々忘れるのがいやだなーと思ってしまう位です。
自分にとって今年を漢字一文字で表すなら「踊」だろうなあ、と思うくらいには踊りが日常に入ってきてます(笑)家がちょこちょこ踊れる広さでよかった。といってもちょっとしたステップだったりちょっと足を上げたりつま先立ちだったりするくらいですが。でも意識すると大分違います。
バレエを始めてこれで1年半になりますかね。だいぶ上達してきたとは思います。
全般的で基本的なバレエの動き・ふるまいは大分自然にできるようになってきたかな。あと体幹もかなり働くようになってきて(なのでピルエットも2種類とも安定して出来るようになってきました)。
ただ足と腕と首の動きがうまくつながってなくて変なところあったり、まだまだ「常に足と腕の先まで注意する」ってとこまで頭が回らないことも。
あとまだまだ右と左が分からない(笑)今のクラスだと同じ踊りを右左どっちもやるだけでなく前バージョンと後ろバージョンもやったりするので盛大にこんがらがります。でも右左・前後どっちにしても動く前に(ほぼ動きながらですが)頭のなかでもっとはっきり(かつ素早く)自分の動きのビジョンをイメージできるようになるといいんだろうな。
頭の中身を動かす、という意味では今のクラスはいいのかも。今の先生はアダージュ系統が全然ゆっくりじゃなくて(笑)音楽をめいっぱい使って止まらないように動くとある程度の遅さは確保できるのですが考えるスピードとしてはかなり速い。でも足の先・手の先まで行き届くようにするにはいい修行(?)なのかも。
来年の目標は・・・とりあえず上半身かなあ。姿勢キープだったり腕と上体の動きのなめらかさだったり足とうまく合うのとかもそうですし、首・頭の動きがまだまだなところが多くて。
ポーズや踊りを自然で美しく見せるためとか表現的なことだけでなく、体の動きをもっと全体として考えてイメージするのには首と頭の向きや動きってものすごく大切そう。
・・・とはいえレッスンが休みの数週間どうするかなあ。一応どんなことを気をつけなきゃいけないかちょっとしたノートをとり始めたのですがそれを参考にちょこちょこ練習するだけでもなあ・・・ちと心配。
今日の一曲: モーリス・ラヴェル 「ボレロ」
今日のレッスンでご自由に持ってっていいカレンダーがあったので何かと思ったらジャール・バレエ・ローザンヌのカレンダーだったのでありがたくいただいてきました。各ページ各作品素晴らしい。永久保存版です(ただし祝日が書いてないのでリビングには既に買ってあるカンディンスキーの方を飾る予定)
ベジャール振り付けで有名なのは「ボレロ」ですがそれも入ってたので今日の一曲はボレロに。
ちなみにカレンダーには最後のとこを上から撮った写真が載ってます。
バレエでもオケと同じように一人の踊りから始まってだんだん人が増えていってフォーメーションの妙を交えながらだんだん盛り上がるようになってますが、あれだけシンプルな音楽だと他にやりようってないのかもしれないなあ。音楽って不思議。
そして弾くのも踊るのもシンプルだからこそ難しいってのもこの曲に共通してるかもしれないなあ。
うちにあるNHKのスーパーバレエレッスンの録画でのベジャール振り付けの回を見ると難しいけど一つ一つの動きが明確で基本がしっかりしてないと様にならないんだろうなーと。
オケでは例えばピチカートはきちっと揃えるの(弓で弾くより)難しいしずれたらすぐ分かるとか。あとあんまり音が飛んだりとかしないシンプルなメロディーだからこそさらっと吹かなきゃいけないとか。
そもそもラヴェルの書く曲って多くの根本はそうなんですよね。シンプルだしさらっと弾かなきゃいけないけどものすごく難しいとか。今ピアノで弾いてる夜のガスパールとかみたいに見て複雑で難しいと分かっちゃうものの方が少ないんじゃないかな。
だから弾くにも踊るにも飾り無しで体一つで挑むようなところがありますね。それを奏者・踊り手に要求するラヴェルはやっぱ手強いです。
まあでもボレロも色んなところで使われていやになるほどあの繰り返されるメロディーを聴いていると思うので今回はベジャールのバレエとしてのDVDをリンク。ベジャールに限らずバレエのDVD欲しいなあ。モダンバレエあたりがいいよー。近場で売ってればいいんだけど。
すっかりバレエが好きで休むのが勿体ない、行ってない間に色々忘れるのがいやだなーと思ってしまう位です。
自分にとって今年を漢字一文字で表すなら「踊」だろうなあ、と思うくらいには踊りが日常に入ってきてます(笑)家がちょこちょこ踊れる広さでよかった。といってもちょっとしたステップだったりちょっと足を上げたりつま先立ちだったりするくらいですが。でも意識すると大分違います。
バレエを始めてこれで1年半になりますかね。だいぶ上達してきたとは思います。
全般的で基本的なバレエの動き・ふるまいは大分自然にできるようになってきたかな。あと体幹もかなり働くようになってきて(なのでピルエットも2種類とも安定して出来るようになってきました)。
ただ足と腕と首の動きがうまくつながってなくて変なところあったり、まだまだ「常に足と腕の先まで注意する」ってとこまで頭が回らないことも。
あとまだまだ右と左が分からない(笑)今のクラスだと同じ踊りを右左どっちもやるだけでなく前バージョンと後ろバージョンもやったりするので盛大にこんがらがります。でも右左・前後どっちにしても動く前に(ほぼ動きながらですが)頭のなかでもっとはっきり(かつ素早く)自分の動きのビジョンをイメージできるようになるといいんだろうな。
頭の中身を動かす、という意味では今のクラスはいいのかも。今の先生はアダージュ系統が全然ゆっくりじゃなくて(笑)音楽をめいっぱい使って止まらないように動くとある程度の遅さは確保できるのですが考えるスピードとしてはかなり速い。でも足の先・手の先まで行き届くようにするにはいい修行(?)なのかも。
来年の目標は・・・とりあえず上半身かなあ。姿勢キープだったり腕と上体の動きのなめらかさだったり足とうまく合うのとかもそうですし、首・頭の動きがまだまだなところが多くて。
ポーズや踊りを自然で美しく見せるためとか表現的なことだけでなく、体の動きをもっと全体として考えてイメージするのには首と頭の向きや動きってものすごく大切そう。
・・・とはいえレッスンが休みの数週間どうするかなあ。一応どんなことを気をつけなきゃいけないかちょっとしたノートをとり始めたのですがそれを参考にちょこちょこ練習するだけでもなあ・・・ちと心配。
今日の一曲: モーリス・ラヴェル 「ボレロ」
今日のレッスンでご自由に持ってっていいカレンダーがあったので何かと思ったらジャール・バレエ・ローザンヌのカレンダーだったのでありがたくいただいてきました。各ページ各作品素晴らしい。永久保存版です(ただし祝日が書いてないのでリビングには既に買ってあるカンディンスキーの方を飾る予定)
ベジャール振り付けで有名なのは「ボレロ」ですがそれも入ってたので今日の一曲はボレロに。
ちなみにカレンダーには最後のとこを上から撮った写真が載ってます。
バレエでもオケと同じように一人の踊りから始まってだんだん人が増えていってフォーメーションの妙を交えながらだんだん盛り上がるようになってますが、あれだけシンプルな音楽だと他にやりようってないのかもしれないなあ。音楽って不思議。
そして弾くのも踊るのもシンプルだからこそ難しいってのもこの曲に共通してるかもしれないなあ。
うちにあるNHKのスーパーバレエレッスンの録画でのベジャール振り付けの回を見ると難しいけど一つ一つの動きが明確で基本がしっかりしてないと様にならないんだろうなーと。
オケでは例えばピチカートはきちっと揃えるの(弓で弾くより)難しいしずれたらすぐ分かるとか。あとあんまり音が飛んだりとかしないシンプルなメロディーだからこそさらっと吹かなきゃいけないとか。
そもそもラヴェルの書く曲って多くの根本はそうなんですよね。シンプルだしさらっと弾かなきゃいけないけどものすごく難しいとか。今ピアノで弾いてる夜のガスパールとかみたいに見て複雑で難しいと分かっちゃうものの方が少ないんじゃないかな。
だから弾くにも踊るにも飾り無しで体一つで挑むようなところがありますね。それを奏者・踊り手に要求するラヴェルはやっぱ手強いです。
まあでもボレロも色んなところで使われていやになるほどあの繰り返されるメロディーを聴いていると思うので今回はベジャールのバレエとしてのDVDをリンク。ベジャールに限らずバレエのDVD欲しいなあ。モダンバレエあたりがいいよー。近場で売ってればいいんだけど。