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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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やっとお知らせ&ショッピングの話

演奏するすら言いながらちゃんとお知らせしてなかったので改めてお知らせ。
明日本番です。

St. Mark's in Recital
場所:St Mark's Spotswood
日時:11月13日(日)16時半~

Spotswoodとはこのブログであんまりでない地名ですが比較的近い西側です。大学の友人がそこに住んでてその教会に通ってて、年に一回人を集めてリサイタルを開催するのに混ぜてもらったという経緯。コンサートの後にはバーベキューディナーもあるそうですが天気はどうかな?

私が演奏するのはまなざし15番(ソロ)と友人の友人が歌う歌の伴奏。まだ会ってません。リハーサルは当日ちょっとやるだけですが割とストレートな曲なので多分大丈夫なはず。
メシアンは今回は楽譜ありで弾くのでページめくりもうまくいくといいんだけど。ほとんどの場合は暗譜で演奏するのでちょっとそこんとこ私が慣れてない。この曲に限らず20のまなざし全部弾く場合は楽譜有りと決めてるので(諸々考慮してそのほうがいいと結論に)ちょっと今回どういう感じになるかお試しです。もちろん一部弾くときとか暗譜で弾くほうが諸要素を考慮して望ましい場合は今後も暗譜で弾く予定。

そんなわけで明日はおとなしくしてようと思うのですが今日は仕事が早く終わったので妹とショッピングに行きました=妹のショッピングについてって自分も予定のものや予定外のものを買いました。
ファッションにはどっちかというと疎い方で(ただウィンドーショッピングしながら見るものなんでもとりあえず脳内で似合いそうな人物に着せてみたり、みたいなことはする)流行ものにはもっと疎いのですが、それでも最近色々見て色々面白いことが見えてくるような。

色の流行はなんとなくだけど見てわかるようになってきたかも。各種淡い緑、水色(デニム含む)、ピンクゴールド、レモンイエロー、あと紺(ネイビーブルー)の濃淡ひととおり。
どっかでみた季節に例えたパーソナルカラー的なものを色選びの参考にしてるのですが自分があてはまると思われるサマータイプの色が今かなり多くて。この機に黒以外の色も増やさなきゃなーと思ってます。

妹とか母とかがいると服はいつもより買う傾向があるのですが今回も一着買いました。よそ行きの(ドレス級の)スカート。どこに着ていくとか今の所予定ないですが今後これで困らないはず。あとは靴・・・靴は服より難しいんですよね、デザイン+サイズで考え時間が数割増し。

化粧品に関しても妹のオススメに従うケースがかなり多く。なので2人一緒の商品を使ってることも結構多いです。そんな2人共通で使ってるファンデーションがどうも品薄で(生産が終了してるぽい?)ただいま二人してファンデーション難民と化しています。どっかにないかいいファンデーション。

何はともあれ次の仕事も来ましたし明後日の前にちょっと息抜きできてよかったです。
次はコンサートの事後報告になるかな。適度に緊張を持って望みたいと思います。


今日の一曲はお休み。

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腕とか足とか
昨日も動き回りましたが今日も忙しかった!
そんなに予定がたくさんあったというわけではないのですが理学療法士アポの時間がちょっと厳しくて、今回枕を購入したのでどうしてもバレエの前に一回家に戻らなくちゃいけなかったため色々ぎりぎりになりました。旅もそうですが日常も急いで動くのはあんまり得意じゃない。ある程度ゆとりがないと何が何だか。

とはいえ理学療法士さんとのアポは今回でめでたくラストとなりました。ピアノの練習で椅子を高くして以来手首に問題は出てなくて前腕の筋肉にも緊張してるとこはなくなったらしく。でもまだ仕事環境・生活環境(睡眠だったり今こうやってブログ書いたり)の調整・姿勢の調整はこれから色々やっていかないと。たまに特になにもしてないのに肘周りが疲れて重くなったり痛くなったりするので色々他にも問題はあると思うんだ。(それ関連で上腕の三頭筋がちょっと硬くなってたらしくほぐされました。ほんと押されて痛いと思うまで気づかなかった-)
なくて七癖とはいいますがかなり気をつけて観察しないと。多分どっかで左腕だけ内転する癖があるんだと思うんだけどなあ。

ピアノは姿勢を考えるときに椅子の高さしか変えられるものがないからある意味簡単ではあるのですが仕事環境はもうちょっと別キーボードを導入するとかPCをちょっと高い位置にするとか考慮しなきゃいけないようで。理想のPCの位置はモニターの一番上が頭のてっぺんと同じ高さになるように、とか。・・・えーと難しいなあ。少なくとも次回仕事PC買い換えるときは今の13インチよりも大きいサイズのやつにしたほうがいいのかも。仕事だから、ってのもそうですが大分長い間そうやって働いて過ごしますからね。

枕はまだ試してないのですがこういうやつです。形状記憶素材で出来ていて、両側のカーブが違った形になっているので首の形に対応、さらに中の部分を抜けば低く、波状の部分に挟まってる小さい部分(説明が下手)を抜くともうちょっと柔らかく沈むようになってるらしい。とにかく最近首が痛いので、というか長い間枕が合わないので使うのが楽しみです。

そんなこんなで急いでレッスン開始ぎりぎりにバレエに行ったのですがいやあ早めに来てウォームアップ(とはいえ自分でもよくやりかたが分かってないのであれですが)大切ですね。土曜からのふくらはぎ筋肉痛で4番のプリエ(回る準備の体勢としても使うポジション)が全くきかなかったのがレッスン後半では問題ない状態に戻ってたり。バレエ自体は小さいころもやってたので当たり前にやってるけど本当は筋肉のケアや使い方とかちゃんと考えないとなあ。

バレエもステップアップというほどじゃないけど土曜のクラスメインで行ってみようかなーともくろんでます。土曜日のクラスは進むのが速いからすることも多いってのが主な違いかな。自分の性格からするとじっくりやったほうがためになるような気もするのですがとにかく今は考えるのも動くのも量をこなしたい。本当は先生が言うように週2回がいいんだろうけどそうなると時間&お財布事情もすごく考えにゃならないので。とにかく今できる範囲でチャレンジ。
あと継続的にレッスン増やすのは難しくてもいつか自分のご褒美的な何かで個人レッスンを・・・とかも考えてます。

ということで目下の行動方針は「身体的により快適に」に自動設定された気がします。
あと時間の余裕も忘れずに。忙しいと心がわたわたするし周りが散らかるばかりなので。快適に暮らすぞ。


今日の一曲: Silk Road Ensemble & Chicago Symphony Orchestra「Ambush from Ten Sides for Pipa, Sheng, Guitar, Cello and Orchestra」



日本に持ってった音楽ラスト。またシルクロード・アンサンブルです。
1枚ずつ買って楽しみにしておくということがとにかくできない性質ですが買ってよかったー(毎回そう)
この曲も大好きですが他にもThe Silent Cityとかゴリホフの歌曲の別版とか良い曲楽しい曲いっぱい。

「Ambush from Ten Sides」、漢字で書くと「十面埋伏」。その四文字だったら三国演義の方を連想するのですが(調べてみると半兵衛さんも出てくるな)、この曲(元は古典の曲)が題材としてるのは劉邦と項羽の垓下の戦いの方。ちょうど日本に行く時に司馬遼太郎の「項羽と劉邦」kindleで購入して読んだのでタイミング良すぎ。

シルクロード・アンサンブルで中国琵琶を弾いてるWu Man(呉蛮)が古典レパートリーを中心演奏してるアルバムを前紹介しましたがそこで演奏されてる「覇王卸甲」も同じく垓下の戦いが題材の古典琵琶曲です。
劉邦はいわゆる人徳のリーダーで漢人の祖だから判官贔屓みたいなのがあるのかな、と思うのですが京劇でも「覇王卸甲」でも強者だけど最後に負けた項羽の方をロマンチックに描写する作品が多い印象。

「十面埋伏」はでも最後の戦い・劉邦の勝利を描いてる点でちょっと視点が違う曲になってるようです。琵琶一本ででそれを「物語的」に語るのも面白いですがこうやってオケで「映像的」に描いてみたアレンジもものすごく楽しいと思います。
いくつか違う曲調のセクションが連なる面白さはそのままに、中国の戦いらしくたくさん兵士が出てくるときにはフルオケで、とか弦楽器の駆けるような奏法とか、これはもうフルカラーの大スクリーン。中国古典の素晴らしさもありながら西洋とか他文化を交えた現代の感性と表現も面白くて。素晴らしくまとまってるなあ。

とにかくスピード感から色んな楽器の音が楽しめるから映画音楽的な仕上がりからものすごく楽しく聴ける曲です。
ちょっと注意しなきゃいけないのがこのシルクロード・アンサンブルの「New Impossibilities」というアルバムの中でもボーナストラックが入ってる版(複数版ある?)とそうでないのがあること。(この曲自体には影響ないですが手持ちのボーナストラックの一つが確か日本の曲だったような?)
手持ちのボーナス有りが見つからなかったのでとりあえず別版をリンク。

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毎度miscでとっちらかってますが
いつのまにかカウンターが30000になってた!数々のご訪問ありがとうございます!
いやあびっくり。日本にいる間はスパムアカウントも結構出てたりしたんだけどチェックしたら最近は諸々ジャンル検索からのアクセスも多かったようで。なんか色々あっちにいっちゃあこっちにいっちゃあでフォローアップなしのトピックも多くてすみません(汗)

特にAoW3は最近ほったらかしで。最近アップデートが来てたからまた遊びたいなあとは思ってるのですが3やる前にちょっと2とかShadow Magicの方も遊びたい。なんたってこれからポケモン新作がくるのでその前に少しだけでも。

最近はちょっと気になったことがあったのと友人に触発されてネクロダンサー再挑戦してました。ケイデンスのゾーン3で止まってるへっぽこです。リズムに乗るのがそもそもデフォルト行動だからか落ち着かないときに遊んでも意外と心が穏やかになります。多分音楽に心を一時的に移植する感じ?弾いてるときと似たような効果があるのかも。

今日はちょっと先生にワーグナー(愛の死)聴いてもらいに行きました。先生も弾いて好きな曲だからかいつもよりも大分饒舌でした(※あくまで普段の先生比)。色々先生の音楽性と経験とその他色々から勉強になっただけでなく自分が自分の演奏でわからなくてぐるぐるしてるのをかなりはっきり言葉と弾き方に明確にしてくれてなんかものすごくすっきりしました。普段ならここで「あとはそれが弾ければの話だけど」と続くのですがこればかりは今日やった分ちゃんとやればなんとかなるのがほぼ確定なので。新しいレパートリー導入までもうちょっと頑張ってみる。

で、そのついでにシティでウィンドウショッピングメインに歩き回ってみました。
日本で購入して以来こっちの万年筆事情が知りたいなーと思ってたのでそれもちょっと。なかなか日本みたいに気軽に買えるのは少ないですねー。高級品が圧倒的。日本のメーカーもいくつかありますがヨーロッパがメインかな。でもパイロットの和の色のインクとかも売ってたり。
うーん。誰かにカジュアルな感じの万年筆とカートリッジをプレゼントして引き込むとかそういうことを考え・・・たりはしてないですよ?多分。

他には無印良品がでかくなってたり回転寿司が増えてたり、Myerがすっかりクリスマス仕様になってたり(名物のクリスマスショーウィンドウはまだですが)、お茶屋さんを通り過ぎながらそろそろアイスティーにいいお茶を考えたいなーとか。
お茶といえば宇治で通り過ぎた「辻利」が堂々とSwanston Streetにできてました。冷たいスイーツといえば中国系が多かった中抹茶中心にソフトクリームやかき氷や和の甘味が楽しめるところができました。思わず抹茶ソフト頂いてしまった。暑くなったら宇治抹茶かき氷食べよう。

暑くなるにつれて(というか来週の本番終わってから)徐々にピアノも新しいレパートリーにしていきたいなーと思ってます。まずは新しいメシアンを!ですがラヴェルなんかも弾きたいし他にも書き出してみたら新旧色々かなりの数に。もちろん全部キープはできませんししませんが初見だけでも広くさらってみたいですね。
先生が私が弾くのを楽しみにしてくれてる、というのはなによりのモチベーションです。ピアノを弾くことに対するというか「とにかくピアノで面白いことをしてあわよくば驚かせる」みたいな意味で。新レパートリーもまたこちらで語りたい。

明日は予定の数ではなく時間のタイトさで突発的にわたわたしそうですがとりあえず諸々の予定に間に合いますように。


今日の一曲: セルゲイ・ラフマニノフ 「ヴォカリーズ」(チェロアンサンブル版)



このチェロアンサンブルのCDも一時帰国旅用に買ったものです。どこで知ったんだっけなあ、Twitterでどっか経由でこのCDが発売されることが流れてきて、そこそこ早い時期にウィッシュリスト入れてたはず。
フォーレやリゲティ、このラフマニノフみたいに超がつくほどの名曲の編曲とチェロアンサンブルオリジナルの曲がミックスで入ってるアルバムです。

ヴォカリーズは前も書きましたが元々声楽曲ですがオケ版他器楽版もものすごいたくさん編曲されています。その中でもチェロ版はトップ人気なんじゃないかな?チェロのレパートリーとして不可欠というかみんな弾いて愛して育ってるはず(個人差あり)。

それをメインだけじゃなく伴奏もみんなチェロで弾いちゃおうというのがこの編曲。
チェロのすごいところは音の美しさだけでなくものすごい音域の広さ。その気になればバイオリンの音域にも平気で入ってこれるくらい。さらにチェロ同士で音が溶け合いやすく、音質に深さとか分厚さもあるのでチェロだけでオケに匹敵するアンサンブルができるんです。つまりチェロ以外要らないと(暴言・過言)。
(ただチェロは一人一人が必要なスペースが全方向に広いのでステージでとにかく場所をとるのとお互い距離ができるのがちょっと難点)

暴言・過言とはいいましたがこのヴォカリーズのチェロアンサンブル版を聴くと「チェロ以外要らないな」って気分にそりゃなりますよ。ついでに別トラックのフォーレの「夢のあとに」も同じく。ほんとにチェロって限りなく美しくてポテンシャルがある楽器です。

チェロアンサンブルのアルバムを買ったのはこれが始めてかも?(ヴィラ=ロボスはヴィラ=ロボス集として買ってますし)もっと色んな曲をチェロアンサンブルで聴きたいなと思ってるのですがなかなかこれというCDに出会えず。ただこれは買って良かったと断言できます。

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何やら来る来る
大規模仕事が始まったり来週末にピアノ演奏控えたりしてるのにポケモンサンムーンの新情報にうわーとなったり三國志13の新情報にふおーとなったり色々盛り上がるささやかな忙しさもある今日この頃です。(ゲームが複数同時に発売じゃないくてよかったー)

待機中なのはゲーム発売の他にも色々あります。
以前クラウドファンディングでリニューアル復活を支援したAncient Domains of MysteryというローグライクRPGのゲームですがその寄付特典の中でも「物理的な特典」であるテーブルトップRPG用のADOMの本(ADOM RPG Liteという名称ですが通称「紙ADOM」と呼んでいます)がやっと発送されることになりました。

もちろん特典も特典以外のアップデートも本編のゲーム内のものが優先なので時間はかかるだろうなーと支援当時も思ってましたがまさかその間に引っ越ししちゃうとは(まあ結構そういう人いるみたいですが)。
この紙ADOMの制作でかなり苦労があったとのことも含めこういう「ADOMの物理的な物品」が出ることは今後もしかしたらないので届いたら大事にしたいと思います。(その前にまた念のため住所確認しておかないと)
実際にTRPGとして遊ぶ・・・のは中身を見てからですね。元のゲームがかなり複雑なのがどこまで入ってるか、TRPG完全なる初心者の私でも出来るか。何はともあれ楽しみです。

クラウドファンディングといえば以前も紹介しましたがKickstarterで偶然見つけた(んだったかな)Fidget Cubeの企画もキャンペーン期間が最近満了になりました。
Fidget cubeは心を落ち着けたり集中力を上げるための「手遊び」に特化したツールで、一つで様々な手遊びのタイプに対応してたり大きさや触感などもしっかり考えて計算してデザインされてます。
似たようなツールのプロジェクトはkickstarterでもいくつかありますがとにかくこのFidget cubeは寄付額の伸びがすごかった。ネットメディアのどっかで紹介されてたのかな?最終的な寄付額は目標額の400倍超えというものすごい結果に。

企画ページ見ると分かると思いますが複数注文してる人もものすごく居るんですよ。自分にスペアも、とか周りの人にも、とか広めたい、という理由の他に注意力の障害などを持つ子供たちの教室用に、という理由もあるみたい。

私も(前回紹介する前に)1つ注文しました。海外発送なので送料が高いのがちょっとだけ頭痛い(まあオーストラリアからこうやってクラウドファンディング企画見つけると大体そうなんですよね・・・ADOMは幸い込みでしたが。込みだよね?)。
本体がちょっと高いという声も少なからずありますがそれはまたこれから安くできる可能性も出てくるだろうし、となんとなく思ってます。あとこないだ日本で買ったセーラームーンの食玩の内蓋くるくる回して手遊びしてたときに「あーこれfidget cube案件だ、壊すことを心配しないで手遊びできるってやっぱ望ましいよなあ」と思ったりもしたので。ちゃんと壊れないようにデザインされてる特化ツールはありがたい。

ただそれだけするんでなくさないようにはしないと。キーホルダーアイディアなんかもありましたが制作側はどういう考えでいるのかな。
なので何かと黒っぽいものを好む傾向がある私ですがfidget cubeはその「なくさない」重視で色選ぼうと思ってます。蛍光緑が入ってるやつとか。

あ、ちなみにクラウドファンディング以外でも発達障害児支援団体のショップとかでもこういう手遊び用のおもちゃとかツールが売ってたりするようです。たまたま今回これが目に入ったのとデザインが気に入ったのと自分にもぴったりと思ったのとで支援したくなったという事だったのでこれがあらゆる人にとってベストというわけではないです。
手遊びツールにかかわらず、日常アイテムでも色んな人が新しいデザインとか機能性とか考えて形してるんだなーというのが見れるという意味でもクラウドファンディングは面白いですね。

他にもこんど(音楽家特化の)理学療法士さんところで調節可枕を購入するのが楽しみだったり(やっぱりちょこちょこ首が痛い・・・)、ネットを新しくしたり(速くなるかも?)、色々あれもこれも待機状態ですがゲームもその他も届いたらまたちょっとずつ書きたい&書くことになるかな。続報をご期待。


今日の一曲: シルクロード・アンサンブル「St. James Infirmary Blues」



日本に行く前に一気に2枚買っちゃいましたシルクロード・アンサンブルのCD。この曲が入ってる方の「Sing Me Home」(リンク先試聴なしでした)がこないだ見に行ったドキュメンタリー映画「The Music of Strangers」のカップリングCDと宣伝されてたのですがその他のアルバムでも映画で聴いて&初めて試聴して聴きたいと思った曲があったのでこれはしょうがない(と自分にいいきかせる)。

シルクロード・アンサンブルは世界的チェリスト、ヨーヨー・マを中心に世界の色んな国から集まって色んな国の楽器を弾く音楽家たちが世界のいろんな国で色んな文化の音楽を演奏するプロジェクト。このCDも様々な国の音楽が収録されています。

このSt. James Infirmary Bluesは元はアメリカの民謡で全体的なスタイルはジャズ・ブルースなのですがシルクロード・アンサンブルなので「純粋」なアメリカ音楽ではありません。
それがこのアンサンブルの素晴らしいところで、どんな文化の楽器・音楽でも溶け合ってまた新しい魅力がたくさん産まれて。
この曲で私が個人的にツボなのがクラシック音楽でいうところのツィンバロン(ハンガリーだけでなくイランや中国などにも似たような楽器がありますが実際ここで使ってるのはどれなのかな)の音。いつも弾くわけではなく要所要所で聞こえる、明らかに異質でエキゾチックな雰囲気。ただ完全に異質というわけでもなく、特に後半でヘブライ・クレズマー系のスタイルが入ってくるときなんかクラリネットの音とものすごく相性がよかったり。

それからこの曲を歌ってるRhiannon Giddensという女性歌手の声もものすごく好きです。太すぎず細すぎず、ちょうどいいまっすぐさがあるような。最近デビューアルバムを他で(Nonesuchだったかな、また縁がつながった)出したそうなので要フォローアップですね。

前述ドキュメンタリー映画「The Music of Strangers」ですが最近公式サイトをチェックしたら世界各国での上映予定のページができてました。詳細未定ですがラリアにも日本にも来るみたい。おすすめです&また見に行くぞー!


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ACO「Slava, Rodrigo & Beethoven VII」
何日も特に書くことがなかったので更新してなかったらまたコンサート感想になっちゃいました。
仕事とピアノ意外にもしてることはしてたんですが。久しぶりに三国志13挑戦してみたり(そういえばPCのバッテリーが故障気味でいきなり三国志プレイ中にシャットダウンされてプレイ記録が飛びました。セーブは残ってるのですが諸々の解除した武将が・・・)、改装&増築になったChadstone Shopping Centre(南半球最大のショッピングモール)に行って人混みに若干目を回したり。
それでも大体ははっきりした目的・時間制限があって動いてたことがほとんどだったので昨日今日みたいにある程度の余裕があって動いたのはちょっとぶりだったかも。

さて、昨日のコンサートは珍しくAustralian Chamber Orchestra(ACO)のコンサートでした。去年友人(学校でバイオリン弾いてた&Richard Tognetti好き)の30歳の誕生日プレゼントにACOのコンサートのvoucherをあげたので今年一緒に行こうといってたのが実現したという経緯。
なので珍しくコンサート前に軽く飲んだりもなんだりしました。なんかものすごくメルボルン。メルボルン万歳。

しかも今回はギター奏者Slava Grigoryanがソリストとして参加ということで私にとってもいいチョイスでした。(あっしまったGrigoryan BrothersのCDまだ買ってなかった)
プログラムはこんな感じでした:

Slava, Rodrigo & Beethoven VII
Artistic Director/バイオリン:Richard Tognetti
Gordon Kerry 「So dream thy sails」(バイオリン:Helena Rathbone)(世界初演)
ホアキン・ロドリーゴ アランフェス協奏曲(ギター:Slava Grigoryan)
(休憩)
ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン 交響曲第7番

Artistic Directorとありますがちょっと説明。TognettiさんはACOのコンサートの舞台ではコンサートマスターを務めながら指揮者のような役割もあって(あと裏方では企画とかそういうこともおそらくやっててACOの大体の方向性とかプログラムとかある程度決めてるんじゃないかな)、今回はKerryの曲でバイオリン持たずに指揮、他の2曲ではバイオリン持って指揮したり弾きながらリーダーとして合図したりしてました。Kerryに関しては複雑な曲だし自身・オケ両方のためにも指揮に専念するのがベターだったという解釈でいいのかな。

ちなみにACOでは大体指揮者が存在しない「室内アンサンブル」としての性質もあって座らなきゃ行けないチェロとかギターとか以外全員立って演奏してます。ファゴットとか重みもあるしちょっと大変そう(ハーネスは着用してましたが)。

Gordon Kerryはオーストラリアの(そしてメルボルン郊外が拠点の)作曲家で、今までPlexusのコンサートとかでちょこちょこ作品聴く機会がありましたが今回の曲は作曲家のスタイルと曲と題材のイメージが上手く合って面白かったです。ものすごく流動的でつかみどころのない感じの音楽が得意なんですね、彼は。オーストラリア色々あれどちょっと珍しい作風かも?それが今回の曲の波と風の描写にぴったりで。欲を言えばHamer Hallでなくもっと奏者と近い演奏場所で音をもっと近くで聴きたかったかな。浴びる&飲み込まれるくらいの距離が理想。

Slava Grigorianは相変わらずの音でしたね。なんでクラシックギターの音があんなdecayの仕方になるんだろう。彼の音は古き良きクラシックギターの、例えばセゴヴィアとかジョン・ウィリアムスとかの指の腹で弾く暖かい音とはかなり違う、どこか神経質なところがある音なのですが、それがまた好きで。ACOの演奏とも相性がいいんですよね、そういうとこが。

で、そんなACOの演奏の面白さがベートーヴェンの7番で思いっきり楽しめました。何の変哲もなく普通な感じで演奏されても充分楽しい曲なのですが、ACOの伝統的・王道にちょこちょこ独特な尖った何かを加えてくるのが新鮮で。アンサンブルのタイトさがその音楽の鋭さとあらゆるところに現れる踊りのリズムの躍動感を倍増させる感じ。
第2楽章も1拍子が1ビートになるくらい速いテンポだったのですが室内楽的な複雑なアンサンブルと横方向の絡み合いが強調されてまた別の美しさがあって。自分にとってのベストなテンポとは離れてるけどこういう演奏も好き。
ベートーヴェンの7番は巷の色んなところで頻繁に耳にする機会があるのですがたまーに良い演奏をちゃんと聴いたほうが楽しめると思います。次聴く機会まで大事にとっておこう。

ここ最近でもっとコンサートも行きたいな、という音楽畑以外の友達がちらほらいるので来年の色々コンサートを見ておかないとですね。一人でコンサート行くのも楽しいですがプログラムによっては友達と楽しんでも楽しいものもありますし。もうちょっと検討しよう。


今日の一曲: ホアキン・ロドリーゴ アランフェス協奏曲 第1楽章



今回演奏されたアランフェスとベートーヴェン7番ってなんか相性よかった気がします。目が見えない作曲家&耳が聞こえない作曲家という偶然のつながりもあるのかもしれませんがなんとなくよく似た明るさだったり軽さだったり踊りっぽいリズムだったり、文化圏も時代も違えどなんか心に明るさをもたらす似通った何かがあるような気がします。

あとは日常・非日常のバランスもそうかな?ものすごく親しみが持てる距離とテンションだけど日常というにはちょっと特別な感じがあって。特にアランフェスのこの第1楽章はちょっと聞き流すとそんなに大きく盛り上がることもなく日常の範囲に思われるかもしれないけど耳を澄まして聴き込むとこんなにも愛しい小さな幸せがあるのかとびっくりします。
とにかく耳を傾けて心を音楽に向けることが第一歩であり何よりも大事な曲かも。

この曲(第1楽章)は以前書いた創作ストーリーの一場面のイメージ曲として使ったり、日常的にも結構の頻度で聴いてますが自分にとって曲が「すり減る」ようなことはあんまりなかったりする不思議。創作に関しては今後別の物語を書いてこの曲がイメージ曲として使いたくなったらまた使いたいかも。(結構イメージとしては汎用的な感じがあるかな)

日本の中学校の音楽の教科書(少なくとも私がこっちで領事館から入手して使ってたの)に載ってたのは第2楽章で、有名なジャズアレンジなんかもあって耳にする機会は多いですが第1楽章・第3楽章も素敵な曲なのでまとめてオススメしたいです。

リンク先はジョン・ウィリアムスの演奏。手持ちではないのですが(手持ちはジュリアン・ブリーム)、手持ちと同じくヴィラ=ロボスのギター協奏曲が入ってるのでチョイス。そっちもまあ素晴らしい曲です。第2楽章特に推し。もう美しい。


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