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相変わらず寒いです。
明らかに春に近づいている兆しはあるんですがそれでも全体的に寒い。
ただ気温とかだけじゃなく天候の動き方・変化がこれまでとは全然違ってきてるので確かにこれから暖かくなりそうだなという雰囲気はあります。
問題は夜なんですよね。私が外に出る夜は幸運にもそんなではない傾向にはあるのですが夜遅くなると風が吹き荒れたりなんだり。ちょっとでも風が吹くと寒くてたまらない。こないだ妹とサッカー見に行ったときは冬+夜+ちょっとした風がたまに吹く+雨が最近降った地面から伝わる冷たさのコンボがなかなかしんどかったです。
Aリーグはまだ開幕前でヴィクトリーはNPL(National Premier Leagueというセミプロのリーグ)のクラブと親善試合をしてます。先週見に行ったのはDandenong City、今日見に行けなかったのはOakleigh Cannons。大きく宣伝してはいなかったみたいですがどっちのNPLチームも「スタグル」=スタジアムグルメに特徴的なメニューがあったようで、ヴィクトリーのSNS担当の人がちょろっと紹介などしてました。
オーストラリアには移民によって設立されたサッカーチームが結構あって、特にクロアチア系とかイタリア系のクラブが多いという話を聞いています。ただ最近改正される前にあったルールによって特定の国籍をクラブ名に名乗ってはいけなかったらしく(制限的・排他的になるため、らしい)実際どんなクラブがあるかはwikipeとかで調べてみないとわからない。でもシンボルやユニフォームにチェック模様使ってるのはクロアチア系じゃないかな。
そのためクロアチア系のクラブと合併したDandenong CityはスタグルとしてCevapiのメニューがあったり、あとOakleigh Cannonsの本拠地あたりはギリシャ系移民が多いので試合は(ちゃんと回って炙られるタイプの)スヴラキが出てた様子。
Aリーグのときはfood truckで色々食べれるには食べれるけどこういう「ご当地感」があるわけじゃないから新鮮でちょっとわくわくしました。ついでにお腹も空きました。試合前がちょうど夕飯前なので。
軽食で特徴が出せるってすごいなあ、と最近思ったのは今年も参戦予定のWhite Night。夏の夜まるまる一晩ではなく今週末、つまり冬真っ盛りの木金土の夜午前0時まで開催という仕様変更。
実際どうなるか気になるところですが食べ物周りではちょっと面白い試みが。
特別コースは手が届かないのでもちろんパスなのですが今回軽食としてシティの加盟レストラン・バーがオリジナルトーストサンドイッチを出すそうで。値段設定はそれぞれの店によりけりなのですが甘いものからしょっぱい物までバラエティに富んだメニュー。しかもバーとかだとカクテルとのセットでお得なんてとこも。これはぜひ寄りたい。寄れるかな。そして今後もやってほしいこういう共同企画。
とかいって今月はリハーサルにかこつけたりなんだりして外食が多い。今週もWhite Nightとは別に夜に出かける用事があってアイリッシュシチューを食べることに決めていたり。(こればかりは冬のうちに、一番寒いときに食べておかなくちゃいけないやつ)
もともと冬期うつの影響もあって冬は睡眠時間が長くなりがち・食欲高まりがちではあるのですが(でも昔と比べると良くなったと思います、特に睡眠)今年はなぜか「外食欲」が突発的にやってくる。家で食べるご飯に不満があるわけでも料理することが億劫でもないのですが(多少面倒な気持ちはあるにしても)とにかく外で色んなものが食べてみたい。
結果多分お財布に響いてきてるので来月こそはなんとか元に戻したいです(汗)
今日の一曲: ガブリエル・フォーレ 前奏曲op.103 第9番
ほんとは前まとめて買った録音の紹介が終わってないのでそっちをやるべきなのですが最近ピアノで練習するレパートリーを(オケコンサートの終わりを機に)がらっと変えたのでそこからまず一曲。
フォーレの前奏曲は(そもそもフォーレ自体ピアノではそんなに演奏頻度高くはないのですが)ちょっとレアもの扱いというか、曲の規模も小さいし地味ではあったり、そんなに存在感は大きくない作品なように思えます。
自分にとっては元々晩期フェチ的なのもあってなんとなく通じ合うところが?あるような感じでこれまでに何曲かリサイタルで弾いたこともあり。何が何でもコンプリートしたい!という感じでは全然ないのですがちょっと思うところがあるときにゆるゆると手持ちを増やしていきたいなあ、という心持ちで今回この最後の前奏曲を弾くことにしました。
同じ曲集の他の8つの前奏曲はまあまあしっかり伝統的な調の範囲で書かれているのですがこの最後の前奏曲はちょっと違う。もちろん十二音技法とかそういうことでは全然ないし無調でもなくて、シンプルに説明するなら「浮動調」というかなんというか。一応「ホ短調」という名目で最後は「ホ長調」に落ち着くのですがその過程であんまりホ短調もホ長調も意識されずしっかりした軸もなくふわふわと色んなハーモニーの中を揺れ動いていく感覚。
フォーレなりに実験していたんだろうなあ、調から離れて色んなハーモニーの動きを。
その感覚がまるでメルボルンの冬から春に至る時期の雲が速く流れて天気がめまぐるしくかわってそれを窓から差す光の強さの変化で感じる、みたいなのにすごく似てると思いまして(それで今日優先的に紹介したのですが)。こないだも夕方近くなってカーテン開けていたら見る間に曇って暗くなって慌てて部屋の電気を付けたり、なんてこともあったり。
確かに予想することはできないしつかみどころがまったくない空なんだけど、でもまあこんなものだよね、どんどん変わっていくよねと受け入れてしまう、そこまで含めて間隔が似てる。
リンクしたのはコラールによる演奏の録音・・・ということで選んだのですがなんだこのてんこ盛りどころか全部乗せ的な録音は(汗)これでだいたい全部フォーレの作品カバーできてるんじゃないか?くらい。そしてこれだけ集めると余計にこの前奏曲集、そして特にこの9番の異様さが際立ちそう(良い意味で)。
フォーレの作品だとそんな当たり外れは激しくない中やっぱりピアノ四重奏曲第1番やレクイエム、ラシーヌ賛歌、ドリー組曲、そしてチェロの名曲「エレジー」も外せないですね。さらに他にもちらほら。日本の秋に聴くのに良い曲調と思うのでこれからの季節にいかがでしょう。
明らかに春に近づいている兆しはあるんですがそれでも全体的に寒い。
ただ気温とかだけじゃなく天候の動き方・変化がこれまでとは全然違ってきてるので確かにこれから暖かくなりそうだなという雰囲気はあります。
問題は夜なんですよね。私が外に出る夜は幸運にもそんなではない傾向にはあるのですが夜遅くなると風が吹き荒れたりなんだり。ちょっとでも風が吹くと寒くてたまらない。こないだ妹とサッカー見に行ったときは冬+夜+ちょっとした風がたまに吹く+雨が最近降った地面から伝わる冷たさのコンボがなかなかしんどかったです。
Aリーグはまだ開幕前でヴィクトリーはNPL(National Premier Leagueというセミプロのリーグ)のクラブと親善試合をしてます。先週見に行ったのはDandenong City、今日見に行けなかったのはOakleigh Cannons。大きく宣伝してはいなかったみたいですがどっちのNPLチームも「スタグル」=スタジアムグルメに特徴的なメニューがあったようで、ヴィクトリーのSNS担当の人がちょろっと紹介などしてました。
オーストラリアには移民によって設立されたサッカーチームが結構あって、特にクロアチア系とかイタリア系のクラブが多いという話を聞いています。ただ最近改正される前にあったルールによって特定の国籍をクラブ名に名乗ってはいけなかったらしく(制限的・排他的になるため、らしい)実際どんなクラブがあるかはwikipeとかで調べてみないとわからない。でもシンボルやユニフォームにチェック模様使ってるのはクロアチア系じゃないかな。
そのためクロアチア系のクラブと合併したDandenong CityはスタグルとしてCevapiのメニューがあったり、あとOakleigh Cannonsの本拠地あたりはギリシャ系移民が多いので試合は(ちゃんと回って炙られるタイプの)スヴラキが出てた様子。
Aリーグのときはfood truckで色々食べれるには食べれるけどこういう「ご当地感」があるわけじゃないから新鮮でちょっとわくわくしました。ついでにお腹も空きました。試合前がちょうど夕飯前なので。
軽食で特徴が出せるってすごいなあ、と最近思ったのは今年も参戦予定のWhite Night。夏の夜まるまる一晩ではなく今週末、つまり冬真っ盛りの木金土の夜午前0時まで開催という仕様変更。
実際どうなるか気になるところですが食べ物周りではちょっと面白い試みが。
特別コースは手が届かないのでもちろんパスなのですが今回軽食としてシティの加盟レストラン・バーがオリジナルトーストサンドイッチを出すそうで。値段設定はそれぞれの店によりけりなのですが甘いものからしょっぱい物までバラエティに富んだメニュー。しかもバーとかだとカクテルとのセットでお得なんてとこも。これはぜひ寄りたい。寄れるかな。そして今後もやってほしいこういう共同企画。
とかいって今月はリハーサルにかこつけたりなんだりして外食が多い。今週もWhite Nightとは別に夜に出かける用事があってアイリッシュシチューを食べることに決めていたり。(こればかりは冬のうちに、一番寒いときに食べておかなくちゃいけないやつ)
もともと冬期うつの影響もあって冬は睡眠時間が長くなりがち・食欲高まりがちではあるのですが(でも昔と比べると良くなったと思います、特に睡眠)今年はなぜか「外食欲」が突発的にやってくる。家で食べるご飯に不満があるわけでも料理することが億劫でもないのですが(多少面倒な気持ちはあるにしても)とにかく外で色んなものが食べてみたい。
結果多分お財布に響いてきてるので来月こそはなんとか元に戻したいです(汗)
今日の一曲: ガブリエル・フォーレ 前奏曲op.103 第9番
ほんとは前まとめて買った録音の紹介が終わってないのでそっちをやるべきなのですが最近ピアノで練習するレパートリーを(オケコンサートの終わりを機に)がらっと変えたのでそこからまず一曲。
フォーレの前奏曲は(そもそもフォーレ自体ピアノではそんなに演奏頻度高くはないのですが)ちょっとレアもの扱いというか、曲の規模も小さいし地味ではあったり、そんなに存在感は大きくない作品なように思えます。
自分にとっては元々晩期フェチ的なのもあってなんとなく通じ合うところが?あるような感じでこれまでに何曲かリサイタルで弾いたこともあり。何が何でもコンプリートしたい!という感じでは全然ないのですがちょっと思うところがあるときにゆるゆると手持ちを増やしていきたいなあ、という心持ちで今回この最後の前奏曲を弾くことにしました。
同じ曲集の他の8つの前奏曲はまあまあしっかり伝統的な調の範囲で書かれているのですがこの最後の前奏曲はちょっと違う。もちろん十二音技法とかそういうことでは全然ないし無調でもなくて、シンプルに説明するなら「浮動調」というかなんというか。一応「ホ短調」という名目で最後は「ホ長調」に落ち着くのですがその過程であんまりホ短調もホ長調も意識されずしっかりした軸もなくふわふわと色んなハーモニーの中を揺れ動いていく感覚。
フォーレなりに実験していたんだろうなあ、調から離れて色んなハーモニーの動きを。
その感覚がまるでメルボルンの冬から春に至る時期の雲が速く流れて天気がめまぐるしくかわってそれを窓から差す光の強さの変化で感じる、みたいなのにすごく似てると思いまして(それで今日優先的に紹介したのですが)。こないだも夕方近くなってカーテン開けていたら見る間に曇って暗くなって慌てて部屋の電気を付けたり、なんてこともあったり。
確かに予想することはできないしつかみどころがまったくない空なんだけど、でもまあこんなものだよね、どんどん変わっていくよねと受け入れてしまう、そこまで含めて間隔が似てる。
リンクしたのはコラールによる演奏の録音・・・ということで選んだのですがなんだこのてんこ盛りどころか全部乗せ的な録音は(汗)これでだいたい全部フォーレの作品カバーできてるんじゃないか?くらい。そしてこれだけ集めると余計にこの前奏曲集、そして特にこの9番の異様さが際立ちそう(良い意味で)。
フォーレの作品だとそんな当たり外れは激しくない中やっぱりピアノ四重奏曲第1番やレクイエム、ラシーヌ賛歌、ドリー組曲、そしてチェロの名曲「エレジー」も外せないですね。さらに他にもちらほら。日本の秋に聴くのに良い曲調と思うのでこれからの季節にいかがでしょう。
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弾いてきましたー
Stonnington Symphony Orchestra
Sunday Series 2
2019年8月11日14:30開演
Malvern Town Hall
指揮:Rick Prakhoff
Matan Franco 「Only the Potential」(世界初演)
サミュエル・バーバー「ノックスヴィル、1915年の夏」(ソプラノ:Rebecca Rashleigh)
(休憩)
セルゲイ・プロコフィエフ 交響曲第5番
いやあ寒かった。夜のリハーサルのときよりなぜ昼の本番が寒いのか分からないですがステージの上一人で寒かったです。
サウンドチェック終わりに近くのカフェでいただいたフレンチオニオンスープのあったかさがほんとありがたかったのですがなかなかコンサート後半までは続かない。
コンサート、概ね良かったと思いました。ただリハーサル・演奏の場所だったホールの音響でお互いの音が聞こえにくく結局合ってるか合ってないかもよくわからない状態だった箇所も多々ありました。そういうときこそ指揮者を見なきゃいけないんですけど耳が別のこと言ってくるとやっぱり難しい。
「Only the Potential」、オケが全員で弾いてお互いがだいたいどんなパートを弾いてくるか分かってくる過程で印象がぐんと×2アップしました。ピアノパートだとよくわからなかったとこも全体と合わせてみると役割がはっきりして分かりやすいし魅力が出てくる。メロディーなんていらないよーと思ったけどあの箇所であの風に乗れたのはすごく楽しかったですしありがたかったです。あとリハーサル時間がおそらく一番少なかった(しかもリハーサルが始まる前みんなこの曲を少しも知らなかった)中でかなりの出来の演奏だったと思います。
私が弾かなかったバーバー、舞台裏で聴いてて美しかったです。この曲、歌詞が日常のささやかな奇跡を噛みしめるみたいなフレーバーがあって詩だけでも素敵なのですがやっぱ歌いいですね。こういう歌は込めすぎると曲や詩の雰囲気を損なうリスクがありそうですが今回の演奏はシンプルさもある、のびのびした歌声でした(舞台裏から聞いてですが)。
アメリカの歌曲はオケでもそれ以外でもさりげなく色んな所に露出が増えるといいなあ。(私はクラムが好きですがそれだけじゃないですよ、バーバーもそうですしコープランドもそうですし)
プロコフィエフはもう予想通り難しかったです。最後までなんとかびしっと決まらなかったところも本番になって突然ぶりかえした不安定さもあって、しかも上記音響の影響をもろ受ける曲だったのでほぼ余裕がなかったかも。でも全体としてはなんとか良い感じに仕上がったかな。パワフルではあったはず。
限られたリハーサル時間だったけどほんとにこの曲を弾けて楽しかったです。私だけじゃ無くて他の楽器の人もそう言ってるのを聞きました。(ただ一番楽しかったのはテューバの人かも。私よりももしかしたら楽しかったんじゃないかな。)
いつもオケでチェレスタやピアノを弾く時に半分無意識に、というか周りの音質や音量に合わせて工夫してるタッチがソロで弾いてる時にできないのが謎というか悩みなのですが(謎ではないか、周りの環境に対するリアクションだから)、今回プロコフィエフで出したような金属的な思いタッチや爆音(笑)はもうしばらく出せないだろうなあ。でもせめて何かつなぎとめておきたい気持ちみたいなものがあるのかプロコフィエフのピアノソナタ第3番弾くことにしました。果たして生かせるものはあるかな。
ショスタコ13番の最終楽章の時も思ったのですがプロコフィエフ5番の冒頭の変ロ長調のあの響きを聞くとロシアの冬が終わって春がやってくるときこういう感じなのかな、と思います。メルボルンも木蓮が咲き桜が咲きハナモモが咲きそろそろ春が近づいてきている・・・と思いたい。
リハーサルが終わって夜のお出かけも減る、と思ってたら手帳をみるとどうやらそうでもないようなので引き続き寒さに耐えて頑張ります。
今日の一曲: セルゲイ・プロコフィエフ 交響曲第5番 第2楽章
この交響曲で一番好きな楽章は、となるとやっぱり2か3なんですよねー。キャラクターがはっきりしているし楽しい。特にこの第2楽章は華やかさもあり悪意もありのスケルツォ風、ロミジュリで培われた?イタリア的な色彩もありでとにかく楽しい。
ただ日曜日のコンサートでは一番ひやひやした楽章でもありました。始まってから大分長い間テンポが落ち着かない!八分音符のpulseを刻む楽器が頻繁に交代するので余計に落ち着けるのが大変なのですがそれでも各担当楽器がなんとかしっかり安定させようとしているのが感じられました。
理想としては聴衆には楽しく楽に聴いてもらいたいですね。ちょっと気がはやるような前半部分、お祭りのような華やかさの中間部、そして一点して不安になるような闇属性の再現部。楽譜に書いてある「音」自体だけじゃなくて細かいアーティキュレーションや強弱などディテールをきちっと正確にやることによってどんどんキャラクターが生きてくる、楽しくなる。各楽器が色んな場所に配置される適材適所感もすごい。
このコンサートに向けて家で練習するときに色んな録音と合わせて通す練習を多々しましたがこの第2楽章の再現部のテンポの扱い方がそれぞれ違って何も知らない状態でぶっつけで合わせるのがものすごく楽しかったです。再現部始めのテンポをどれだけ遅くするか、どこの時点でどれくらい速くしていくか、デフォルトのテンポに届いてからのテンポをどうするか。必ずしも楽譜に書いてあること通りに解釈しないことも多くて好みの分だけバリエーションがある。ちょっとした聴き所だと思います。
リンクしたのはやっぱり一番馴染みがあって好きな手持ちの録音。(ただカップリング曲が違うみたいです)
結構録音の数は多いので「これぞ全体的に好み!」という演奏にいつか出会いたいです。とはいえそこまで考えるにはかなりこだわることになりそうなのでこだわり一部省略コースであればこの第2楽章だけ比べてみるのも一つの手段だと思います(多分一番キャラの差がある楽章なので)。
いやあ寒かった。夜のリハーサルのときよりなぜ昼の本番が寒いのか分からないですがステージの上一人で寒かったです。
サウンドチェック終わりに近くのカフェでいただいたフレンチオニオンスープのあったかさがほんとありがたかったのですがなかなかコンサート後半までは続かない。
コンサート、概ね良かったと思いました。ただリハーサル・演奏の場所だったホールの音響でお互いの音が聞こえにくく結局合ってるか合ってないかもよくわからない状態だった箇所も多々ありました。そういうときこそ指揮者を見なきゃいけないんですけど耳が別のこと言ってくるとやっぱり難しい。
「Only the Potential」、オケが全員で弾いてお互いがだいたいどんなパートを弾いてくるか分かってくる過程で印象がぐんと×2アップしました。ピアノパートだとよくわからなかったとこも全体と合わせてみると役割がはっきりして分かりやすいし魅力が出てくる。メロディーなんていらないよーと思ったけどあの箇所であの風に乗れたのはすごく楽しかったですしありがたかったです。あとリハーサル時間がおそらく一番少なかった(しかもリハーサルが始まる前みんなこの曲を少しも知らなかった)中でかなりの出来の演奏だったと思います。
私が弾かなかったバーバー、舞台裏で聴いてて美しかったです。この曲、歌詞が日常のささやかな奇跡を噛みしめるみたいなフレーバーがあって詩だけでも素敵なのですがやっぱ歌いいですね。こういう歌は込めすぎると曲や詩の雰囲気を損なうリスクがありそうですが今回の演奏はシンプルさもある、のびのびした歌声でした(舞台裏から聞いてですが)。
アメリカの歌曲はオケでもそれ以外でもさりげなく色んな所に露出が増えるといいなあ。(私はクラムが好きですがそれだけじゃないですよ、バーバーもそうですしコープランドもそうですし)
プロコフィエフはもう予想通り難しかったです。最後までなんとかびしっと決まらなかったところも本番になって突然ぶりかえした不安定さもあって、しかも上記音響の影響をもろ受ける曲だったのでほぼ余裕がなかったかも。でも全体としてはなんとか良い感じに仕上がったかな。パワフルではあったはず。
限られたリハーサル時間だったけどほんとにこの曲を弾けて楽しかったです。私だけじゃ無くて他の楽器の人もそう言ってるのを聞きました。(ただ一番楽しかったのはテューバの人かも。私よりももしかしたら楽しかったんじゃないかな。)
いつもオケでチェレスタやピアノを弾く時に半分無意識に、というか周りの音質や音量に合わせて工夫してるタッチがソロで弾いてる時にできないのが謎というか悩みなのですが(謎ではないか、周りの環境に対するリアクションだから)、今回プロコフィエフで出したような金属的な思いタッチや爆音(笑)はもうしばらく出せないだろうなあ。でもせめて何かつなぎとめておきたい気持ちみたいなものがあるのかプロコフィエフのピアノソナタ第3番弾くことにしました。果たして生かせるものはあるかな。
ショスタコ13番の最終楽章の時も思ったのですがプロコフィエフ5番の冒頭の変ロ長調のあの響きを聞くとロシアの冬が終わって春がやってくるときこういう感じなのかな、と思います。メルボルンも木蓮が咲き桜が咲きハナモモが咲きそろそろ春が近づいてきている・・・と思いたい。
リハーサルが終わって夜のお出かけも減る、と思ってたら手帳をみるとどうやらそうでもないようなので引き続き寒さに耐えて頑張ります。
今日の一曲: セルゲイ・プロコフィエフ 交響曲第5番 第2楽章
この交響曲で一番好きな楽章は、となるとやっぱり2か3なんですよねー。キャラクターがはっきりしているし楽しい。特にこの第2楽章は華やかさもあり悪意もありのスケルツォ風、ロミジュリで培われた?イタリア的な色彩もありでとにかく楽しい。
ただ日曜日のコンサートでは一番ひやひやした楽章でもありました。始まってから大分長い間テンポが落ち着かない!八分音符のpulseを刻む楽器が頻繁に交代するので余計に落ち着けるのが大変なのですがそれでも各担当楽器がなんとかしっかり安定させようとしているのが感じられました。
理想としては聴衆には楽しく楽に聴いてもらいたいですね。ちょっと気がはやるような前半部分、お祭りのような華やかさの中間部、そして一点して不安になるような闇属性の再現部。楽譜に書いてある「音」自体だけじゃなくて細かいアーティキュレーションや強弱などディテールをきちっと正確にやることによってどんどんキャラクターが生きてくる、楽しくなる。各楽器が色んな場所に配置される適材適所感もすごい。
このコンサートに向けて家で練習するときに色んな録音と合わせて通す練習を多々しましたがこの第2楽章の再現部のテンポの扱い方がそれぞれ違って何も知らない状態でぶっつけで合わせるのがものすごく楽しかったです。再現部始めのテンポをどれだけ遅くするか、どこの時点でどれくらい速くしていくか、デフォルトのテンポに届いてからのテンポをどうするか。必ずしも楽譜に書いてあること通りに解釈しないことも多くて好みの分だけバリエーションがある。ちょっとした聴き所だと思います。
リンクしたのはやっぱり一番馴染みがあって好きな手持ちの録音。(ただカップリング曲が違うみたいです)
結構録音の数は多いので「これぞ全体的に好み!」という演奏にいつか出会いたいです。とはいえそこまで考えるにはかなりこだわることになりそうなのでこだわり一部省略コースであればこの第2楽章だけ比べてみるのも一つの手段だと思います(多分一番キャラの差がある楽章なので)。
明日なのでまずはお知らせから。
とんでもなく寒い上に天気もよろしくないメルボルンですがもうすぐ冬も終わりに近づく・・・と思いたいです。(とにかくリハーサル帰りどころか行きまでがっつり寒いのはほんと大変でした)
単純な気温の低さはまあ良いとして風が辛い・・・あと気道が苦しいの嫌だ・・・
とかいいながら外に出る用事があればモチベーションは少なからず上がるのが今年の冬の良いところ。バレエだったりリハーサルだったりサッカー練習横目で見ながら散歩だったり気分が晴れるよう歩きにいくのだったり美味しい物食べるのだったり、なんだかんだで上手く気分を乗せていけてるような気がします。
ということで(前回も予告しましたが)今日はメルボルンのシティから近いところでだらだら気軽に散歩ができるポイントをちょっとした見所とポケGO環境なんかもちょっと交えてざっくり紹介します。(所要時間は自分でもあんまり気にしてなかったので書いてません。肝心なとこすみません)
(1)Docklands周り
自分にとっての元祖散歩コースです。とはいっても大学在学中からなので辺りは大分変わってますが。La Trobe StのトラムでDocklands方面に出てMarvel Stadiumを過ぎてから下車。ハーバーエリアをぶらぶらしたり(食べ物などもあり)そのままずっと南下してDocklands Parkを通ってヤCollins Stのトラムに出るもよし、そのままヤラ川をぐねっとした歩道橋を渡ってこんどはヤラ川沿いにCrown Casino・サウスバンク・Hamer Hallの前をぐるっと通ってFlinders Street Stationに戻る長い散歩も良し。Crownやサウスバンクで何か食べるのもいいです(私はだいたいCrownで鴨ラーメン→サウスバンクでジェラートのコース)。
もちろんポケストップには困りませんしDocklands Parkやサウスバンクまで行ったらレイドも結構やってる人がいたり。
(2)スポーツ施設横目コース
電車をRichmondで降りてトラムのあるSwan Stに出てそこから大きい交差点を渡ってスタート。駅と斜向かいにあるGosch's Paddockではよく朝にメルボルン・ヴィクトリー(サッカ-)やMelbourne Demons(オージーフットボール)の選手の練習がやってます。そのまま進むとAAMI Park(サッカーなど)、メルボルン・クリケット・グラウンド(クリケットやオージーフットボールなど)、そしてテニス全豪オープンで使用する施設(今なんて名前なんだっけ)なんかも通り過ぎてヤラ川に突き当たり。そこを右手に進むとBirrarung Marr経由でFlinders Street Stationに出ます。ちょいと車通りは激しいコースですが川沿いのバードウォッチングなども含め結構楽しい。ポケGOのジムもそこそこの距離内にいくつかあるのですがシティ近くとはいえスポーツイベント以外に人がたくさん集まるようなロケーションではなさげ。
(3)Albert Park Lake一周コース
Swanston Stから南下するトラム各路線でDomain Interchange下車+徒歩(今はあの辺り工事中なのでその前のPark Stで降りたっけ)orトラム112番線でClarendon St突き当たりで下車。あとは湖の周りをぐるっと歩くだけ。冬の風がある日はかなり風が強くなる傾向にありますし夏にはそんなに日陰もないですがそういう日を除けば楽に歩けます。ポケGOロケーションは湖の北・西側に集中。色々鳥が居る中黒鳥がかなり人に慣れていますが図々しいやつも結構いますし凶暴なやつもいるらしい(近くの学校に行った友人談)ので注意。
(4)St Kilda Beach~Port Melbourneコース
上記3つと比べるとちょっとシティから離れますが海の景色がいいのと特に夏には賑やかで楽しい散歩道。St Kilda辺り行きのトラムをLuna Park前で降りて海沿いの好きな道をビーチに沿って北上。日曜日にはマーケットもやってたり。Port Melbourneの桟橋(Spirit of Tasmaniaフェリーが来るところ)までずっと歩けますし、割とビーチに近い場所にトラムが通ってたりするので歩くのやめるポイントの選択肢も多め。ただ体力有り余ってもPort Melbourneの桟橋向こうはちょっと寂しい雰囲気。ポケストップはたくさんあるけどジムは海沿いにはそんなになかったはず。内陸側に道渡ったりするとあるかも。あと私も(何回かに分けて行った)「太陽系ミニチュア散歩」があるのもここ(ただし太陽から始めるならスタートはもちょっと南)。
ほんとはShrine of Remembrance方面とかKings Domain辺りとかもいいんですが公園内の散歩コースなので書くまでもないかな。Albert Park LakeもそうですがShrine of Remembrance辺りも工事の影響があるので早く地下鉄の駅が出来て直で散歩に行けるのが楽しみです。
でもやっぱりシティに行く途中にできる+サッカー選手の練習が見れるスタジアム散歩が今は一番お気に入りルートかな。昼が必然的にシティになるのでまた外食が落ち着いたら歩きに行きたいです(さていつになるやら)。
今日の一曲: セルゲイ・プロコフィエフ 交響曲第5番 第3楽章
明日弾くのが楽しみですほんと。同時に終わってしまうのが寂しいです。ちなみに個人的な好みでいうと第3楽章は今指揮者さんが振ってるより遅く重さがある方がいいと思うのですがそれはまあ向こうが決めることなのでしょうがない。
プロコフィエフはスローな楽章でも、こんなに重みがあってトリッキーなところがある曲でも根底に踊りのリズムを感じられるのがすごいとまず思います。なんというか曲調は前から「宇宙的」だなと思ってるのですがリズムに何か舞踊の名残みたいな、いつかどこかの世界でワルツだったものみたいな感覚があって。
普通に聴いても難しいというか奇怪な要素が多いこの楽章。成層圏まで飛んでってしまうようなバイオリンのメロディーだったり2連符と3連符が交錯するリズムだったり意外なキーチェンジだったり音楽の展開だったり、そういうのを経てのカオスに爆発する(でももちろん全部計算内の)クライマックス。ちょーーっとだけショスタコの5番に似たような宇宙感とSFっぽさと孤独さと爆発とあると言い張りたいんですけど音楽としてはかなり別物なのでちょっと言い切りづらい(でも書いた)。
決してものすごく長いスロー楽章ではないのですが(まあテンポの選択によってかなり幅はありますが)その中にいろんな感情やキャラクターが詰まってて、細かく見てみると色んなテンポだったり前に出てくる楽器だったり調のチョイスだったりうまーくできてるなあとどこまでも思います。基本自分にとって良い音楽とは何かという考えとして「全体像をざーっと見ても、細かくバラして分析しても、バラしたのをまた組み立てても良い音楽である」ということが一要素としてあるのですが正にこの楽章はその良い例だと思います。
やっぱりSF感がある演奏がいいよなと思いつつ30秒試聴でそれが判断出来るわけでもなく。となるとやっぱり第2楽章が華やかな録音を選んじゃうよね、ととりあえず今回はプレヴィン指揮のロンドン交響楽団の録音をリンク。コンサート終わりの回で第2楽章の紹介をする予定なんだけどその時はどうしようかなー。
Stonnington Symphony Orchestra
Sunday Series 2
2019年8月11日14:30開演
Malvern Town Hall
指揮:Rick Prakhoff
Matan Franco 「Only the Potential」(世界初演)
サミュエル・バーバー「ノックスヴィル、1915年の夏」(ソプラノ:Rebecca Rashleigh)
(休憩)
セルゲイ・プロコフィエフ 交響曲第5番
とんでもなく寒い上に天気もよろしくないメルボルンですがもうすぐ冬も終わりに近づく・・・と思いたいです。(とにかくリハーサル帰りどころか行きまでがっつり寒いのはほんと大変でした)
単純な気温の低さはまあ良いとして風が辛い・・・あと気道が苦しいの嫌だ・・・
とかいいながら外に出る用事があればモチベーションは少なからず上がるのが今年の冬の良いところ。バレエだったりリハーサルだったりサッカー練習横目で見ながら散歩だったり気分が晴れるよう歩きにいくのだったり美味しい物食べるのだったり、なんだかんだで上手く気分を乗せていけてるような気がします。
ということで(前回も予告しましたが)今日はメルボルンのシティから近いところでだらだら気軽に散歩ができるポイントをちょっとした見所とポケGO環境なんかもちょっと交えてざっくり紹介します。(所要時間は自分でもあんまり気にしてなかったので書いてません。肝心なとこすみません)
(1)Docklands周り
自分にとっての元祖散歩コースです。とはいっても大学在学中からなので辺りは大分変わってますが。La Trobe StのトラムでDocklands方面に出てMarvel Stadiumを過ぎてから下車。ハーバーエリアをぶらぶらしたり(食べ物などもあり)そのままずっと南下してDocklands Parkを通ってヤCollins Stのトラムに出るもよし、そのままヤラ川をぐねっとした歩道橋を渡ってこんどはヤラ川沿いにCrown Casino・サウスバンク・Hamer Hallの前をぐるっと通ってFlinders Street Stationに戻る長い散歩も良し。Crownやサウスバンクで何か食べるのもいいです(私はだいたいCrownで鴨ラーメン→サウスバンクでジェラートのコース)。
もちろんポケストップには困りませんしDocklands Parkやサウスバンクまで行ったらレイドも結構やってる人がいたり。
(2)スポーツ施設横目コース
電車をRichmondで降りてトラムのあるSwan Stに出てそこから大きい交差点を渡ってスタート。駅と斜向かいにあるGosch's Paddockではよく朝にメルボルン・ヴィクトリー(サッカ-)やMelbourne Demons(オージーフットボール)の選手の練習がやってます。そのまま進むとAAMI Park(サッカーなど)、メルボルン・クリケット・グラウンド(クリケットやオージーフットボールなど)、そしてテニス全豪オープンで使用する施設(今なんて名前なんだっけ)なんかも通り過ぎてヤラ川に突き当たり。そこを右手に進むとBirrarung Marr経由でFlinders Street Stationに出ます。ちょいと車通りは激しいコースですが川沿いのバードウォッチングなども含め結構楽しい。ポケGOのジムもそこそこの距離内にいくつかあるのですがシティ近くとはいえスポーツイベント以外に人がたくさん集まるようなロケーションではなさげ。
(3)Albert Park Lake一周コース
Swanston Stから南下するトラム各路線でDomain Interchange下車+徒歩(今はあの辺り工事中なのでその前のPark Stで降りたっけ)orトラム112番線でClarendon St突き当たりで下車。あとは湖の周りをぐるっと歩くだけ。冬の風がある日はかなり風が強くなる傾向にありますし夏にはそんなに日陰もないですがそういう日を除けば楽に歩けます。ポケGOロケーションは湖の北・西側に集中。色々鳥が居る中黒鳥がかなり人に慣れていますが図々しいやつも結構いますし凶暴なやつもいるらしい(近くの学校に行った友人談)ので注意。
(4)St Kilda Beach~Port Melbourneコース
上記3つと比べるとちょっとシティから離れますが海の景色がいいのと特に夏には賑やかで楽しい散歩道。St Kilda辺り行きのトラムをLuna Park前で降りて海沿いの好きな道をビーチに沿って北上。日曜日にはマーケットもやってたり。Port Melbourneの桟橋(Spirit of Tasmaniaフェリーが来るところ)までずっと歩けますし、割とビーチに近い場所にトラムが通ってたりするので歩くのやめるポイントの選択肢も多め。ただ体力有り余ってもPort Melbourneの桟橋向こうはちょっと寂しい雰囲気。ポケストップはたくさんあるけどジムは海沿いにはそんなになかったはず。内陸側に道渡ったりするとあるかも。あと私も(何回かに分けて行った)「太陽系ミニチュア散歩」があるのもここ(ただし太陽から始めるならスタートはもちょっと南)。
ほんとはShrine of Remembrance方面とかKings Domain辺りとかもいいんですが公園内の散歩コースなので書くまでもないかな。Albert Park LakeもそうですがShrine of Remembrance辺りも工事の影響があるので早く地下鉄の駅が出来て直で散歩に行けるのが楽しみです。
でもやっぱりシティに行く途中にできる+サッカー選手の練習が見れるスタジアム散歩が今は一番お気に入りルートかな。昼が必然的にシティになるのでまた外食が落ち着いたら歩きに行きたいです(さていつになるやら)。
今日の一曲: セルゲイ・プロコフィエフ 交響曲第5番 第3楽章
明日弾くのが楽しみですほんと。同時に終わってしまうのが寂しいです。ちなみに個人的な好みでいうと第3楽章は今指揮者さんが振ってるより遅く重さがある方がいいと思うのですがそれはまあ向こうが決めることなのでしょうがない。
プロコフィエフはスローな楽章でも、こんなに重みがあってトリッキーなところがある曲でも根底に踊りのリズムを感じられるのがすごいとまず思います。なんというか曲調は前から「宇宙的」だなと思ってるのですがリズムに何か舞踊の名残みたいな、いつかどこかの世界でワルツだったものみたいな感覚があって。
普通に聴いても難しいというか奇怪な要素が多いこの楽章。成層圏まで飛んでってしまうようなバイオリンのメロディーだったり2連符と3連符が交錯するリズムだったり意外なキーチェンジだったり音楽の展開だったり、そういうのを経てのカオスに爆発する(でももちろん全部計算内の)クライマックス。ちょーーっとだけショスタコの5番に似たような宇宙感とSFっぽさと孤独さと爆発とあると言い張りたいんですけど音楽としてはかなり別物なのでちょっと言い切りづらい(でも書いた)。
決してものすごく長いスロー楽章ではないのですが(まあテンポの選択によってかなり幅はありますが)その中にいろんな感情やキャラクターが詰まってて、細かく見てみると色んなテンポだったり前に出てくる楽器だったり調のチョイスだったりうまーくできてるなあとどこまでも思います。基本自分にとって良い音楽とは何かという考えとして「全体像をざーっと見ても、細かくバラして分析しても、バラしたのをまた組み立てても良い音楽である」ということが一要素としてあるのですが正にこの楽章はその良い例だと思います。
やっぱりSF感がある演奏がいいよなと思いつつ30秒試聴でそれが判断出来るわけでもなく。となるとやっぱり第2楽章が華やかな録音を選んじゃうよね、ととりあえず今回はプレヴィン指揮のロンドン交響楽団の録音をリンク。コンサート終わりの回で第2楽章の紹介をする予定なんだけどその時はどうしようかなー。
ちょっと更新してない間にもう今週末これ。
Stonnington Symphony Orchestra
Sunday Series 2
2019年8月11日14:30開演
Malvern Town Hall
指揮:Rick Prakhoff
Matan Franco 「Only the Potential」(世界初演)
サミュエル・バーバー「ノックスヴィル、1915年の夏」(ソプラノ:Rebecca Rashleigh)
(休憩)
セルゲイ・プロコフィエフ 交響曲第5番
リハーサルも1回あったりTRICK見返したりサッカーの試合後から見たり毛糸を巻いたり編み物スタートしたり毛糸をほどいたり万年筆を洗ったりその間にちょこちょこ仕事したり外に出たり梅干しを探したり(どうも色んなアジアンスーパーで在庫がたまたまなかったぽい)して時間が過ぎてしまいました。
もう8月になってミモザが咲いたりハナモモも咲き始めたり木蓮も日なた側では咲き、ここからは春に向かうばかりだ!という感じがするのですがここにきてちょっと起床時間が遅くなってしまったり。仕事がものすごく忙しいわけじゃないので実生活に影響は少ないですが結局毎年こうなるんだなーと思うばかり。不可避案件。
ただちゃんと寝ないとプロコフィエフは弾けません。とにかく集中力が必要。これまでに弾いてきたマルティヌーのオーボエ協奏曲やショスタコ13番よりも集中力が要る気がするのですがどこに違いが出てるんだろう。ということで今はちょこちょこっと音を直す他は録音を聴きながら1回通して弾くという練習を主にやってます。最近はストリーミングサービスとかでいろんな録音がすぐ使えるので便利ですね。色んな解釈に触れるのも面白いですし予習なしで即座に適応する練習も楽しい。ユースやセミプロでももっと録音使って練習するといいと思うんだけどどうだろう。
最近はバレエのレッスンでの身体疲労もものすごいので火・木とリハーサルがある今週はバレエも水曜日から土曜日にシフト。日曜日に本番ではありますが土曜日のレッスンはビギナークラスなので負担が少なくなるはず。多少の筋肉痛ならなんとかなる・・・とは思ってますが。
ただ今現在の天気予報だと週末は最高気温11度が続くらしいです。これはカイロとかヒートテックとかで武装していかないと。ステージ上が寒くなくてもスタンバイする場所はきっと寒い。
コンサートが終わったら夜に出かける用事はちょっと減りますし昼の日光浴びれる間になるべく外に出たいですね。スタジアム横ヴィクトリー練習横目で見ながら散歩コースやAlbert Park Lakeぐるっと無心で歌いながら歩くコースなど色々楽しい散歩道も見つけたりなんだりしているので。メルボルン散歩道特集もここでできるかも。
とにかく日曜日の本番まではしっかり休みを取りながら練習は効率的に、集中力を発揮できるように&リハーサルも本番も凍えないよう気をつけて過ごしたいと思います。
それまでにあと一回は更新したいなあ。散歩道特集でもしようかしらん。
ということで今日の一曲はプロコ5温存で・・・
今日の一曲: ヨハン・セバスチャン・バッハ 「心と口と行いと生活で」BWV147より第5曲「イエスよ、道をつくり給え」
プロコフィエフからちょっと離れて軽いものを、と思ったのですがそんなに言うほど軽くはないですね。全然違う音楽であることには変わりありませんが。
小さい頃から圧倒的器楽メインで育ってきて大学に入ってクラムにはまってからやっと声楽を聴くようになって耳がだんだんと声楽になれてきたのですが(でもまだまだです)、今でもバッハのカンタータのアリアとかになると歌のソロパートよりもそれに付随して同じくらい存在感を放つ楽器のソロの方をメインに聴いてしまいます。
この曲なんか特にそうですね。だってもう量からしてバイオリンメインですし歌が入ってくる前にこんな素敵なメロディーを聴かせていただいたらもうこっちが主役じゃないですか。メインの拍子は4/4なのに三連符で飾るところがまた華やかで。
あとバッハのカンタータにおけるアリアだと歌のソロと楽器のソロが決してデュエット的な絡みをしているわけでなく適度な大人な距離をおいている上で全てが成り立っているように思えて、その関係性がまた面白い。例えば後期ロマン派のオケ付き声楽だともっと楽器と声が密に関係し合うような印象があるので。どっちも好きなんですけどね。
録音を探すの難しかったです。この時代の音楽(特にキーボード以外)の良し悪しを言えるほど詳しくないですし、あとバッハのカンタータは個人的に好きなのがいくつかあって(学校や大学で勉強した「目覚めよ、と呼ぶ声あり」(訳はおおまか)とか「キリストは死の縄目につながれたり」(同上)とか)特定の他のカンタータと一緒に収録されてるアルバムを、となるとなかなかみつからない。
とりあえず学校時代に勉強に使ったRifkinのは間違いないはず。「目覚めよ」も入ってます。
もう8月になってミモザが咲いたりハナモモも咲き始めたり木蓮も日なた側では咲き、ここからは春に向かうばかりだ!という感じがするのですがここにきてちょっと起床時間が遅くなってしまったり。仕事がものすごく忙しいわけじゃないので実生活に影響は少ないですが結局毎年こうなるんだなーと思うばかり。不可避案件。
ただちゃんと寝ないとプロコフィエフは弾けません。とにかく集中力が必要。これまでに弾いてきたマルティヌーのオーボエ協奏曲やショスタコ13番よりも集中力が要る気がするのですがどこに違いが出てるんだろう。ということで今はちょこちょこっと音を直す他は録音を聴きながら1回通して弾くという練習を主にやってます。最近はストリーミングサービスとかでいろんな録音がすぐ使えるので便利ですね。色んな解釈に触れるのも面白いですし予習なしで即座に適応する練習も楽しい。ユースやセミプロでももっと録音使って練習するといいと思うんだけどどうだろう。
最近はバレエのレッスンでの身体疲労もものすごいので火・木とリハーサルがある今週はバレエも水曜日から土曜日にシフト。日曜日に本番ではありますが土曜日のレッスンはビギナークラスなので負担が少なくなるはず。多少の筋肉痛ならなんとかなる・・・とは思ってますが。
ただ今現在の天気予報だと週末は最高気温11度が続くらしいです。これはカイロとかヒートテックとかで武装していかないと。ステージ上が寒くなくてもスタンバイする場所はきっと寒い。
コンサートが終わったら夜に出かける用事はちょっと減りますし昼の日光浴びれる間になるべく外に出たいですね。スタジアム横ヴィクトリー練習横目で見ながら散歩コースやAlbert Park Lakeぐるっと無心で歌いながら歩くコースなど色々楽しい散歩道も見つけたりなんだりしているので。メルボルン散歩道特集もここでできるかも。
とにかく日曜日の本番まではしっかり休みを取りながら練習は効率的に、集中力を発揮できるように&リハーサルも本番も凍えないよう気をつけて過ごしたいと思います。
それまでにあと一回は更新したいなあ。散歩道特集でもしようかしらん。
ということで今日の一曲はプロコ5温存で・・・
今日の一曲: ヨハン・セバスチャン・バッハ 「心と口と行いと生活で」BWV147より第5曲「イエスよ、道をつくり給え」
プロコフィエフからちょっと離れて軽いものを、と思ったのですがそんなに言うほど軽くはないですね。全然違う音楽であることには変わりありませんが。
小さい頃から圧倒的器楽メインで育ってきて大学に入ってクラムにはまってからやっと声楽を聴くようになって耳がだんだんと声楽になれてきたのですが(でもまだまだです)、今でもバッハのカンタータのアリアとかになると歌のソロパートよりもそれに付随して同じくらい存在感を放つ楽器のソロの方をメインに聴いてしまいます。
この曲なんか特にそうですね。だってもう量からしてバイオリンメインですし歌が入ってくる前にこんな素敵なメロディーを聴かせていただいたらもうこっちが主役じゃないですか。メインの拍子は4/4なのに三連符で飾るところがまた華やかで。
あとバッハのカンタータにおけるアリアだと歌のソロと楽器のソロが決してデュエット的な絡みをしているわけでなく適度な大人な距離をおいている上で全てが成り立っているように思えて、その関係性がまた面白い。例えば後期ロマン派のオケ付き声楽だともっと楽器と声が密に関係し合うような印象があるので。どっちも好きなんですけどね。
録音を探すの難しかったです。この時代の音楽(特にキーボード以外)の良し悪しを言えるほど詳しくないですし、あとバッハのカンタータは個人的に好きなのがいくつかあって(学校や大学で勉強した「目覚めよ、と呼ぶ声あり」(訳はおおまか)とか「キリストは死の縄目につながれたり」(同上)とか)特定の他のカンタータと一緒に収録されてるアルバムを、となるとなかなかみつからない。
とりあえず学校時代に勉強に使ったRifkinのは間違いないはず。「目覚めよ」も入ってます。
さっそくお知らせから~
Stonnington Symphony Orchestra
Sunday Series 2
2019年8月11日14:30開演
Malvern Town Hall
指揮:Rick Prakhoff
Matan Franco 「Only the Potential」(世界初演)
サミュエル・バーバー「ノックスヴィル、1915年の夏」(ソプラノ:Rebecca Rashleigh)
(休憩)
セルゲイ・プロコフィエフ 交響曲第5番
行って来ました今回初&今年初のリハーサル。
しっかり予習したのがことごとく効いてたというかほぼ苦にならないというか。
ロミジュリの時もそうだったのですがプロコフィエフがオケでピアノを使うと決まってちょっとトリッキーなところで急に周りから飛び出る感じでピアノのパートがよく聞こえるようになる箇所があって。分かっててもどうしてもテンパるんですよね。そこをさらなる練習とリハーサルでなんとかしていかなきゃ。
それにしても多少調子に乗ったかもしれません(笑)
なんたってフルオケで金管楽器と一緒に弾けるとこは心ゆくまででかい音で弾いてしまいましたし。一人後ろの舞台の上だし音が大きすぎるって言われないし全然OKだよね?
あとこれまでに無いくらいに頻繁に弾く&時にはボリュームのあるパートで珍しくリハーサルの最初から最後まで弾いて結構疲れました。バレエほどじゃないですがちょっと近かったです。
でもものすごくすっきりしましたね。久しぶりのオケですし良い曲ですし楽しいパートですし。
バレエもオケもサッカーもそうなのですがとにかくしっかり没頭するスタイルなので都度疲れますが他の事を考えられないほどいちいちのめり込めて楽しい。
そして音楽方面でいえばイギリスの夏の音楽の祭典、BBC Promsが今年も始まりました。
ちまちま仕事中に聞いています。新しい音楽、玄人向けの音楽、子供向けのコンサート、普段はあんまり出会わないレパートリーなどわくわくがたくさん。
今年もこちら(https://www.bbc.co.uk/programmes/b007v097/episodes/player)から各コンサート聞けるようになってます。普段オーディオで楽しんでるので動画が見れるかは未確認ですが。
前回の今日の一曲で紹介したロワイエを筆頭に色んな曲に新しく出会って後に録音を入手することになって本当にいい機会になっています。メルボルンのコンサートシーンでも色んな曲に出会えてほんと恵まれてるなと思うのですがそれでもこっちではあんまり聞かない曲・自分が拾いきれないジャンルはまだまだあるので。
あと「この曲もう持ってるけどこの指揮者・オケで録音ないかな?」ってなることも多いです。
すでに今年はJakub Hrůšaの指揮のスメタナ「我が祖国」(たしかメル響とこの曲振ってたのを前聴きに行ったはず)の録音が欲しいなあなんて思うのですが両親がすでに2つ録音買ってるのでどうしても優先度は下がってしまう。うーむ。
それにしても夜リハーサルに通うのは寒い。そしてリハーサルフル参加ともなればしっかり腹ごしらえしないと。今回そこが計算外で結構こまりました。家で残り物用意しておくのもいいですがラーメンとかフォーとか外食でおいしいもの食べて望みたいところです。
今日の一曲: セルゲイ・プロコフィエフ 交響曲第5番 第4楽章
いやあプロコフィエフって何弾いても難しいですね。どのパートも平均的以上に充実してるようなのですが同時にどのパートもかなり難しそう。特にバイオリン(特に第1)は音も多いしすごい高音もあるし大変なはず。
この交響曲でいうとこの最終楽章はみんなが忙しいし難しい。単に速い・音が多いというだけでなくみんなのパートがそうなので辺りがせわしいしどんどん音楽が先に進んでいく。
しかもキーチェンジが多いうえに無関係の調に飛ぶ。大変大変。
でも音楽としてはものすごく楽しいフィナーレです。サーカス風味というかクレイジーでout of controlな感じや皮肉の聞いた鋭く明るいユーモアや、花火のような派手さや、機械じかけのようなドライさや。
まるでこれが弾いてる方も楽で楽しいように弾けたら一番なんだけどなあ(笑)
全体の音楽の流れを追うのに私でも手一杯なことはありますが特定の楽器に注目できるならバイオリン(の苦労)と多彩な打楽器軍団の働きが楽しいです。一昨日のリハーサルで最後の部分を打楽器だけで練習したのですがソヴィエトっぽい雰囲気とおもちゃっぽい遊び心が感じられてすごく面白かったです。たまにこういう聴き方もできると楽しいし貴重ですね。
「楽しい」重視でリンク録音を選びたいのですが冒頭30秒だと楽しいのも始まらないのが困るところ。とりあえず同じく軽めのプロコフィエフである「キージェ中尉」とのカップリングで。
行って来ました今回初&今年初のリハーサル。
しっかり予習したのがことごとく効いてたというかほぼ苦にならないというか。
ロミジュリの時もそうだったのですがプロコフィエフがオケでピアノを使うと決まってちょっとトリッキーなところで急に周りから飛び出る感じでピアノのパートがよく聞こえるようになる箇所があって。分かっててもどうしてもテンパるんですよね。そこをさらなる練習とリハーサルでなんとかしていかなきゃ。
それにしても多少調子に乗ったかもしれません(笑)
なんたってフルオケで金管楽器と一緒に弾けるとこは心ゆくまででかい音で弾いてしまいましたし。一人後ろの舞台の上だし音が大きすぎるって言われないし全然OKだよね?
あとこれまでに無いくらいに頻繁に弾く&時にはボリュームのあるパートで珍しくリハーサルの最初から最後まで弾いて結構疲れました。バレエほどじゃないですがちょっと近かったです。
でもものすごくすっきりしましたね。久しぶりのオケですし良い曲ですし楽しいパートですし。
バレエもオケもサッカーもそうなのですがとにかくしっかり没頭するスタイルなので都度疲れますが他の事を考えられないほどいちいちのめり込めて楽しい。
そして音楽方面でいえばイギリスの夏の音楽の祭典、BBC Promsが今年も始まりました。
ちまちま仕事中に聞いています。新しい音楽、玄人向けの音楽、子供向けのコンサート、普段はあんまり出会わないレパートリーなどわくわくがたくさん。
今年もこちら(https://www.bbc.co.uk/programmes/b007v097/episodes/player)から各コンサート聞けるようになってます。普段オーディオで楽しんでるので動画が見れるかは未確認ですが。
前回の今日の一曲で紹介したロワイエを筆頭に色んな曲に新しく出会って後に録音を入手することになって本当にいい機会になっています。メルボルンのコンサートシーンでも色んな曲に出会えてほんと恵まれてるなと思うのですがそれでもこっちではあんまり聞かない曲・自分が拾いきれないジャンルはまだまだあるので。
あと「この曲もう持ってるけどこの指揮者・オケで録音ないかな?」ってなることも多いです。
すでに今年はJakub Hrůšaの指揮のスメタナ「我が祖国」(たしかメル響とこの曲振ってたのを前聴きに行ったはず)の録音が欲しいなあなんて思うのですが両親がすでに2つ録音買ってるのでどうしても優先度は下がってしまう。うーむ。
それにしても夜リハーサルに通うのは寒い。そしてリハーサルフル参加ともなればしっかり腹ごしらえしないと。今回そこが計算外で結構こまりました。家で残り物用意しておくのもいいですがラーメンとかフォーとか外食でおいしいもの食べて望みたいところです。
今日の一曲: セルゲイ・プロコフィエフ 交響曲第5番 第4楽章
いやあプロコフィエフって何弾いても難しいですね。どのパートも平均的以上に充実してるようなのですが同時にどのパートもかなり難しそう。特にバイオリン(特に第1)は音も多いしすごい高音もあるし大変なはず。
この交響曲でいうとこの最終楽章はみんなが忙しいし難しい。単に速い・音が多いというだけでなくみんなのパートがそうなので辺りがせわしいしどんどん音楽が先に進んでいく。
しかもキーチェンジが多いうえに無関係の調に飛ぶ。大変大変。
でも音楽としてはものすごく楽しいフィナーレです。サーカス風味というかクレイジーでout of controlな感じや皮肉の聞いた鋭く明るいユーモアや、花火のような派手さや、機械じかけのようなドライさや。
まるでこれが弾いてる方も楽で楽しいように弾けたら一番なんだけどなあ(笑)
全体の音楽の流れを追うのに私でも手一杯なことはありますが特定の楽器に注目できるならバイオリン(の苦労)と多彩な打楽器軍団の働きが楽しいです。一昨日のリハーサルで最後の部分を打楽器だけで練習したのですがソヴィエトっぽい雰囲気とおもちゃっぽい遊び心が感じられてすごく面白かったです。たまにこういう聴き方もできると楽しいし貴重ですね。
「楽しい」重視でリンク録音を選びたいのですが冒頭30秒だと楽しいのも始まらないのが困るところ。とりあえず同じく軽めのプロコフィエフである「キージェ中尉」とのカップリングで。