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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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Counting
ちょっとまた間があきましたー。
仕事をがんばって進めてピアノもそこそこにやってるけど他にはあんまりやってない、というのもありますがやっぱり冬は気分が低めでどうもエネルギーがなくなり気味。特に夜にそうだからゲームをやるのもちょっと少なくなってるような。

ピアノもちょっと伸び悩み中。ただオケで弾く分はなんとかなってきたかな。
有名でノリもいいバーンスタイン(ウェストサイドストーリー)はもちろん(とはいえ細かいディテールや移動がまだまだ)、今回完全なる初めましてなコープランド(クラリネット協奏曲)も大分落ち着いてきたかな。

コープランドは以前「アパラチアの春」を弾いたことがありますが今回も似た感じのトリッキーさですね。ロジカルなんだけどリズムとかビートを数えるところに難しさがある。
しかもどっちもフルオケじゃないのでただでさえピアノが聞こえやすいのに楽器使いがかなりオープンな感じなのでがんがんピアノのパートが聞こえてしまう。もっと周りにサポートが欲しいと思うこと多々。これはリハと本番でビビらないと良いな。

以前も書いたと思いますが私は休みの小説・ビートを数えるのが大変苦手です。多分音楽に関することで一番苦手なこと。4拍子が続いても4小節を超えれば自信がなくなってくる。要するに数えることに対する集中力が続かない。

なので対策としては:
(1)とにかく曲を覚える、自分のパートだけじゃなく全体の流れも
(2)その上で使えるキューを書き入れる
(3)小説の数をフレーズに合わせて分ける
などのテクニックを使ってます。これも自分の耳がオケの音を聴くこと(=そして分解すること)に慣れていてとにかく頭のなかにがーっと音楽を詰め込むことが得意だからできること。
一つ苦手なことがあれば他の何かで補えることはよくあります。

ただそれでもやっぱりどうしても数えなくちゃいけない箇所は出てきます。
曲の流れから読んだりカンを使って入る場所を見極めたり、がなぜか効かない箇所もある。特にバルトーク、コープランドが経験上多い気が。メシアン(トゥーランガリラ)は?と思ったのですが意外にこの2人よりはカンもきく場面が多い気がします。
(あと今回のコープランドに限っては楽譜の小説数の区切りがフレーズ・セクションに沿ってなくて5の倍数になってるのがビジュアル的に助けにならなかったり)

バルトークで印象に残ってるのは「管弦楽のための協奏曲」のチェロパートで、第5楽章の冒頭すごい速く進むなか同じ小説の繰り返しが17回??くらいあって、常にどこで変わるか分からなかった。今も分からない。ティンパニのあの基本のハンガリーのシンコペーションのパターンがあって途中で変わるのがいけないんだよなあれ。
でもピアノ協奏曲第2番(同じくチェロ)とかでもかなり真剣に数えてたはず。

他に上記テクニックが弱いのはメロディーが直感的に感じるビートと楽譜上ではずれてる場合。
バロック時代の音楽でも「なんでこれ小節半分ずれてるの?」みたいな曲はたくさんありますし、今回のコープランドで中間部のメインのメロディーも思ったところにはまらない。
それからもう一つ良い例がトゥーランガリラの最終楽章。メインのメロディーがたまにずれて始まる(全員分)。多分(弾いてるパートによっては)恐ろしくトリッキー。

こういうときどうするかというととりあえず最初に他のパートの楽譜とかスコアとか見ながら聴いて視覚で矯正できないか試みるのですが、大体できないので諦めて耳の感覚に従うことに。
本番で迷うのだけは避けたいのでそっちのほうが確実なんですが、難点は自分が考えてることと指揮者の動きが食い違うのでもしも何かが起こったとき(去年のラフマニノフみたいに)指揮者の動きをとっさに頼りにできない可能性が出てくること。

ただ今回指揮者だけでなくソリストが知ってる人なんである程度の安心感はあります。もちろんそれだけでこの曲を乗り切れるわけではありませんが、安心って大事。これからバーンスタインもコープランドもリハーサルを重ねて安心(+もしもの対策)を積み重ねていきたいと思います。次回のリハーサル(来週火曜日)が楽しみ。

さて、もうちょっと書くことを見つけたいですね。外に出てないってだけじゃなくてアンテナも鈍ってる。ちょっとは暖かくなってきたようなので少しは変わるかさて。


今日の一曲: バルトーク・ベーラ ピアノ協奏曲第2番 第1楽章



ピアノでこの曲を弾くことは(手の大きさもあり)きっとないと思うし、チェロでオケ伴奏をやることも今後ないと思うのですが、それでも数えるのが苦手な自分にとってはまるで自分のことのように震え上がる本当にformidableな曲です。

特にこの第1楽章。よかったー弦楽器は第1楽章休みでって思いましたし今も思います。数える分にも弾く分にもこんな難しい曲はなかなかないんじゃないかな。
この曲もそうですし管弦楽のための協奏曲もそうなのですが、バルトークは同じメロディーをずらして重ねる(フーガみたいに)のが好きで、だから前述「メロディーがずれて始まってると混乱する」&「メロディーのキューを頼りにしている」私のようなタイプの人間には恐ろしい。

ただバルトークのこの金管の複雑ながらパワフルな活躍ってすごい楽しいです。
第1奏者のみならず全員が個別に活躍して、それが結果的に一つの音楽として機能する。
チームワークってすごいなーといつも思います。

そしてソロのピアノもオケに負けずのパワフルさ。何回も書いてますがバルトークの音楽における打楽器としてのピアノの目覚め。裸足で踊るピアノです。
協奏曲第2番は無理そうですが(あーでも第2楽章とか捨てがたい・・・)バルトークのこのワイルドで原始的な、でも最高にロジカルで計算された踊りをピアノで踊ってみたいです。
(バレエで踊るのももちろん面白そう)

色々偉大なピアニストが録音出してるし手持ちのがそのなかで良いものなのかイマイチ自信が持てないのですがこのコヴァセヴィッチの演奏は割とクリーンで聴きやすいはず。特にこういう曲だと録音がちょっと古くてクリアじゃないのが気になっちゃう人なのです。
あとこれはピアノ協奏曲第2番ですが第1番と第3番も是非。第1番の暗いワイルドさと夜の音楽のミステリアスさ、そして第3番の打って変わった純粋な美しさと合わせて全く違う魅力の3曲が揃います。

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電車関連ハプニング
ちょっと間があきましたー
頭の中は結構忙しくてなんだか小さな事でばたばたしてるためゲームもそんなにやってないのですがだからといって書くことがあるわけでもなく。

ただ日曜日は親友が実家近くローカルの教会のコンサートで弾いてたのを聴きに行きました。
ソロでショパンとガーシュインを弾いた他に合唱やアンサンブルや他のソロ奏者を伴奏して大活躍でした。ガーシュインは結構いい感じだったのでもっと弾くといいよーとおすすめしておきました。自分にはどうも肌が合わず弾かない作曲家ですがそのとき聴いた感じでは親友は合うかも。

で、そのあとちょっとぶりに親友実家でしばらくだらーとくつろぎました。
おばあちゃん(95歳にもうなったのかな?)は人と会ってる時は元気なようで実際変わらず元気そうに見えました。でも認知症は(特に一人でいるとき)進行してるらしく。
あとちっさい犬も(もうおばあちゃんに負けないくらい?)お年寄りですが元気そうでなにより。家に入ってもすっかり吠えなくなりましたけどねー。

しばらくくつろいでから帰路につくべく最寄りの駅にみんなで向かったのですがななななんと事故のために電車が一部区間(その駅含む)止まってて。諸々の悪条件が重なったため親友のお父さんに手頃な駅まで送ってもらいました。

事故や故障、工事など様々な理由でちょくちょくメルボルンの電車は止まります。
そういうときは一応緊急で代わりのバスが出るのですが、もちろん準備に時間がかかりますし電車ほどのキャパはなく。普段は電車ピーク外なら電車持ち込みOKなのですが、トラムやバス(代わりのバスに限らず)には自転車は乗せられないのが難点。

メルボルンの電車の駅は(市街地でも)必ずしも全部の駅にスタッフがいるわけではないのですが、こういうアクシデントがあったときは誘導などにスタッフが出ることもよくあります。そうでなければ駅にアナウンス機械を使用するのがいいです。緑のボタンを押すと次の電車がいつくるか自動音声で教えてくれるのですが、イレギュラーなシチュエーションには対応してないので赤のボタンを押すと人間のオペレーターに質問できます。
(トラムとかバスだと直接本部に電話という形になるのかな)

最近はでもリアルタイム情報提供も頑張るようになってきたので状況が見えないときはPTV(Public Transport Victoria)のウェブサイトか、アプリ「PTV」、「Metro Notify」(電車のみ)、「Yarra Trams」(トラムのみ)などを利用するのもオススメです。
PTVアプリだとJourney Plannerで他のルートを探すこともできますが(大体ルート検索はこれ)イレギュラーにどれだけ対応してるかな。予定されてる工事とかにはちゃんと対応するようになったけど。前述の通りオペレーターやスタッフに聞くのが確実かな。

予定されてる工事といえばFrankston LineのOrmond・McKinnon・Bentleighの工事も大分片付いてきたようです。メルボルンで踏み切りをなくすプロジェクトを担うLevel Crossing Removal AuthorityのFacebookにアップされる画像や動画をみるとほんとすごい規模の大きい工事なのがわかります。今はMcKinnnon駅の工事がほぼ終わって、路線が途中で完全に途切れなくなりました(電車は通りますが上記3つのうち他の2つには止まらなく別にバスが出てる状態)。
いやー見にいきたいなー新しい駅。特に向こうに用事もないし時間的にそんなに余裕もないのですが。

と同時にPakenham/Cranbourne Lineの方もまずは駐車場の一部閉鎖という形で工事の準備が始まっています。高架にするので工事期間もある程度は電車を通すことができるらしいのですがさてどんな感じになるかな。Frankston Lineみたいにでっかく掘り下げる&広げるわけじゃないので「わーすごーい」みたいな感じにはならないかもしれませんが是非是非あの辺りの踏切はなんとかしてほしい。Gardiner StationもFrankston Lineの3駅も最終的にはポジティブな感じで終わったのでPakenham/Cranbourneも続くといいな。
あと踏切でないですがシティを横切る(縦切る?)Metroトンネルと関連地下駅工事の続報も待たれます。

そうそう、こういう大規模工事のときは駅が使えないことで駅回りの店とかの売り上げなどにも影響が及んだり、代わりのバスの運用でちょっとトラブルが起こりがちなのでそれをサポートしようという試みがちょこちょこあって面白いです。
バスに乗り換えの場所でクイズキャンペーンをやったり、それから影響を受けてる駅の周りのパン屋さんや八百屋さんから購入したドーナツや果物などをバスに乗り換えのところで配ったり。駅の周りのお店はいつも通り開いてるから盛り上げてこう、みたいな情報チラシもたまにポストに入ってました。もちろん限られた範囲ですがそこまで支援してるのはいいなー。

ということでまだまだイレギュラーがあるメルボルンの公共交通機関ですがあんまり期待しすぎず、遅れてもあんまりカリカリせず(&パニクらず)ゆられて行こうと思います。


今日の一曲はお休み。書くことできろーもそうだけど今日の一曲もなんかアイディア湧いてこいー



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引きこもってるわけではありませんが
仕事にピアノがメインでほとんど家にいます。
こないだは中国粥朝食兼ポケGO散歩に行ってきたんですが時間がやっぱりなかなかですねー。
これから一時帰国が近づくにつれてイレギュラーも増えるし忙しくもなるとは思われるのですが、
でも今作業中の仕事も近いうちに終わるはずなので・・・それでもイーブンにはならないか。

仕事は分量が大きい案件の方がやりやすいこと結構多いです。
繰り返し似たような内容がくること、そしてスケジュールの見通しが立てやすいこと、あと勝手が分かって慣れるというかもはやある種の愛着が湧くとこかな。人見知り犬見知り場所見知り色々見知ってますが仕事の書類も最初は見知るんです。
で、面白いものである程度案件に愛着が湧くくらいまで勝手を覚えるとしばらく経って類似案件が来ても(他の案件を挟んでも、時間が経っても)ある程度自分の使った単語とかフレーズとか覚えてたりとかするんですよね。

今は趣味(ゲーム可)PCと仕事PCの2台体制でしばらく続いてますがまだまだ仕事用PCも使える状態みたいです。多分バッテリーはくたびれてきてるし動作も遅くなってきてるのですが仕事に支障はない程度。ただデザインの都合上ちょっとぐにゃっとなりやすい部分が一箇所。
一応もしもの時のために(とはいえもしものことがあったら趣味用をしばらく使えばいい)常に13インチくらいのノートPCどんなものがあるかちょいちょい見てはいます。なんたって一番の仕事道具ですからね。

仕事道具といえばこのブログを始めた頃に言及した電子辞書も未だらくらく現役。セイコーのSR-A10002(現在は生産終了)です。仕事だけでなく趣味でも(漢字とか)使ってます。薬の名前が調べられるのはちょっとありがたい。探しても英語名が出てきにくいことがちょくちょくあるので。もちろん全部が全部(特に商品名)載ってるわけじゃないですが便利。ただ薬ってどんどん新しいの出るから多分新しい辞書が必要になるならそこがキーかな。ただそれでも使えるは使えるんで当分は新しい辞書は要るようなことないと思われますが。

今ちらとセイコーの商品情報ページに行ったら今やタッチパネル+カラースクリーンですもんね。手持ちのは白黒スクリーンですがイラスト結構頑張ってます。
ただ漢字の手書き認識で調べる機能はあるとかなり便利だろうなー。PCのATOKでたまにお世話になります。一文字で読み方が分からない&部首が分からない(=紙の辞書をひけない)場合とか、あと中国史関係外字。三国志はまだ読み方の知識とかもありますし地名・人名でも意外と今とそんなに変わらない漢字が多いのですが(あとネットで調べればATOKとかにセットできる辞書もDLできる)、もっと昔の時代だと他で全くみないような不思議な漢字が人名で出てきますし。

でもそもそもインターネットで探すだけでなくて電子辞書の出番もそこそこ多いのが自分でちょっとびっくりです。まあ複数のこと同時に探すには片手でPC、片手で電子辞書になるか。
なんだかんだで自分はあらゆることを一つのデバイスに、が出来ない人間みたいです。ノートパソコンやiPhoneは結構広く使ってるけど他はみんなばらばら。
しかもEvernote無料版が2デバイスのみ共有になったからデバイス間のちょっとしたやりとりはSlackが圧倒的になってきましたね。

Slack・・・は結局ここでエントリー立てなかったような気がします。前灯台の方に泊まりに行ったときに連絡とるのにつかったインスタントメッセージ用アプリなのですが、今でもゲーム集まりするときに使ったり、あと前述自分だけでデバイス間のやりとりやちょっとしたメモに使ってます。
グループ内チャットやプライベートメッセージ、同じグループでもトピックやサブグループに限定したチャンネル、お気に入りやリマインダなど機能が豊富・・・というよりはすごくフレキシブル。まだ使いこなせてない気もするけど自分が普段使うには充分すぎるくらい。まだ日本語版はないみたい?でも使えるとちょっと便利です。

ということでちょっとばかりテクノロジー語り、最後は仕事と関係なかったですが久しぶりなのでカテゴリ「仕事」にしました。趣味もそうですが仕事もやっぱりテクノロジーに支えられてるところはものすごく多い。なので諸々のデバイスをなるべく壊さないよう長く使いたいです。
(どう考えても次はPCだよなあ・・・)


今日の一曲: face to ace 「ノスタルジア」



一時帰国を企画するにあたって今年もface to aceの秋ライブのスケジュールを調べてたのですが公式サイトを見たらツアーのことだけでなく過去のアルバムの再販情報が!
しかも「PEAKS」「風と貝がら」「NOSTALGIA」「FIESTA」の4枚ですよ!こりゃ全部持っててもテンションがあがる!大々的にオススメしたいこの辺り!
特に「PEAKS」は大人のロック、そして「FIESTA」は新しいジャケット+追加トラック「GET MY DAY」まで含めておいしすぎる。

でもやっぱり自分が常に薦めたいアルバムは「NOSTALGIA」かなあ。曲の純粋な美しさでいったらこれ。で、アルバム「NOSTALGIA」で一番薦めたい曲は「ノスタルジア」。自分にとっては特別過ぎて懐からなかなか出せない名曲。

切なめのバラードなんだけど力強い。美しいし景色も見えるんだけど、心がたまらなく叫ぶような強烈さがある。もう黄昏(天候的でもその他でも)に聴くしかない!という。
音楽を聴いて景色が見えるってのと同じくらい景色がこの曲を呼ぶんです。(そういう曲、他にも考えて見たらあるんだろうなーそのうち特集したい)

あと前紹介しましたがface to aceは今年新アルバム「NEXT PAGE」を出してます。これは「景色」エレメントが本当に強い曲揃い。ライブで聴くのが楽しみ!

一応いつも通りAmazonリンクしましたが公式の通販はこちらから。ライブ会場では新アルバムはあるだろうけど再販分もあるのかな?(全部持ってるのに)

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おおざっぱにバレエのレッスンの話その2
昨日そこらの話をしておきながらふくらはぎがいつもと比べて痛いです。
土曜日昼のレッスンだったのがほぼ確実に原因か。朝ご飯食べてちょっとしてから出かけるくらいなのがいけないのかなー。
そもそもなぜふくらはぎが痛くなるかというとつま先を伸ばしたりつま先立ち(バレエシューズなので完全につま先ではなく指ですが)をしたり、あとプリエなんかでもふくらはぎの筋肉はもちろん使うので特に始めたてのうちはふくらはぎばっかり育つ。最近はでも体重移動で位置移動とか増えて太腿もちょっと効いてる感あり。外見に影響がでるほどではありませんが。なので未だにちょっと変な形の脚。

昨日の続き。センターレッスンはその名の通り(バーから離れて)レッスン室の中心部分で踊るレッスン。難しいのはバーの支えがないことよりもバーから離れることで足の動き、腕の動きだけでなく体の向きや頭の向き、体重移動や場所の移動まで絡んでくるのが難しい。なにをやっても大体一つ置いてきぼりになるんですよね。特に頭の向き。でも頭の向きは表現や舞台での見え方だけでなく回るときの安定にも重要なんだけど大抵足と腕と体でいっぱいいっぱい。

センターの最初はタンデュ(センターバージョン)とあとミドルテンポ・スローテンポの2つくらいで始まります。
継続は力なりと言いますか、タンデュをずっとやってると体の向き+頭の向き+腕の形のよくあるコンビネーションが身についてきました。あと体重移動も自然になってきたかも。あんまりわたわたしなくなってきたというか。先に先に考えられるようになってきたかも。

タンデュは大体直線的なリズムの動きで、ミドルテンポのは例えばワルツのステップが入るような優雅な動きで、スローなのはなめらかで音楽の拍の間をフルに使う動きで、みたいな踊り分けという要素もあるかな。ミドルテンポだと流れるようにノンストップで動くことが多いのですがその分動きが気持ち良い。どう見えてるかは別として。(ちなみにセンターレッスンは自分の前方に鏡があるのでちょこっとチェックします)

そしてバレエと言えば回るのが有名ですが回る練習もセンターレッスンでやります。
さっきのブロックの振り付けの中にピルエット(その場で片足で回る)があったりストニュー(両足立ちで回る)があったり、そして移動しながら回ったり(片足だとピケ、両足だとシェネ)。
回るのはまだまだ苦手です。回るのには足はもちろん、腕の動きも回転を助けますし、なんといっても上体がしっかりしてなくちゃいけないし、頭というか首の動きがすごい重要。特に複数回転が絡んでくる時に目が回らないようにするにはなるべく長く頭が前(または進行方向)を見てるようにするのがコツ。つまり体が回った後に首が速く回って元の方向を見る。そうでないとシェネであらぬ方向に進んでしまうのです(数週間前の実体験)。

センターレッスンでは全員がレッスン室に広がって同時に踊るだけでなく3人ずつとかで順にフロアを斜めに横切るようなものもあります。さっきのピケとかシェネとかもそうで、そういった回る系統のもあり、跳躍系統もあり。少人数だと先生もみんなも見てるので最初はちょっと緊張しますが他の生徒さんたちを見て学ぶことも多いです。

跳躍はほんと色々ありますね。その場で跳んだり前に進んだり、片足で跳んだり両足で跳んだり。ただ共通してるのはプリエで力を蓄えてバネのように伸びるとこ。連続ジャンプで足の疲労を防ぐにはプリエを怠らないこと、と言われました。それでももう30代なのでジャンプが続くと息も切れますよ。体が小さいんで割とよく跳ねる30代だとは思いますが。

センターレッスンではたまに実際のバレエの舞台でやるステップなんかも習ったりします。大人のバレエクラスだとバレエファンも多いのでこういうのは嬉しいかも(そこからまたバレエの話が広がったりしますし)。踊るのを楽しむ要素があるのも大人バレエクラスのいいところ。
ちょこちょこジゼルで使ってるステップ出てきますね。第2幕のミルタのソロででてくるファイイ+アッサンブレのステップ好きです。私がやると妖精にはほど遠くばたばたするんですけど。
あとはパ・ドゥ・シャも小さいころから好き。直訳すると猫の足、こんなにイメージしやすくてて楽しい跳躍はないと思います。よく跳ねる30代。

ということで毎週1時間半のレッスンのものすごくおおざっぱな内容でした。
本当はいま通ってるバレエ教室の発表会ももうすぐあるのですがなかなか都合が付かなくて見送り。人前で踊りたい!というわけではないですが機会があればそういうのもいいかなーと思ってます。ほんとこの年齢になってからバレエに関して恥ずかしいとか思わないようになりました。
ただただなんか上手くなりたいなーもっと踊りたいなーモダンもいつか挑戦したいなーと思うのみで。

それからバレエを観る方の楽しみも増えました。実際にレッスンでやってると振り付けも頭の中で分解して理解できるし、振り付けに関して思うことも色々あり。9月のニジンスキー楽しみです。

いやあバレエ好きで今すごく楽しいんですけどこれからしばらく新しくバレエに関して書くことないかもしれなくて空回りの予感。また書くことができるといいな。


今日の一曲: モーリス・ラヴェル 「ダフニスとクロエ」よりフィナーレ



むかーしむかし子供としてバレエを習ってたときはジゼルのミルタの役に憧れたものですが今になって一番踊ってみたいのがこのダフニスとクロエのフィナーレの群舞だったりします。(ただバレエ曲でいい音楽だとなんでも弾きたいだけじゃなく踊ってみたくなる今日この頃)

ラヴェルってチャイコフスキーとかみたいにバレエでものすごく有名!って作曲家じゃないんですけどダフクロはほんとあらゆるリズムが本能的に自然に踊りを誘うような感じで聴くと家のなかでちょっと踊っちゃいたくなります。(家ではデフォルトでちょこちょこ動きに踊りが入ります)

その中でも以前弾いてた頃に紹介した(はずの)最初の方の7拍子の部分、そしてこの5拍子のフィナーレはその変わった拍子にもかかわらずリズムがとってもナチュラルな流れで変則的な拍子を感じさせない。それでいて前述踊りの要素が強い。まだようつべで一つバージョン見たくらいですが振り付け師の人達はどんな風に振り付けるんだろう。

ちなみに踊ってみたいソロとかは今はないです。踊ってみたいと思うだけならタダなので一つくらいあると楽しいかもしれないんですが。なんであれ元が弾く畑の人なので踊ってみたいと思うのもまずは曲が好きなものなりそうです。レッスンでも音楽を聴く耳に頼ってるとこは多いですし、好きな曲がレッスンに使われるとほんとテンション上がるので。

手持ちの録音、デュトワ指揮のいい録音なんですけどバレエ全曲が単一トラックになってるのが難点。特定の部分を聴きたいとき、ちょっと踊りたい時には大変不便なんですよ。リンクしたブーレーズの録音はちゃんと主要部分に分かれてるしブーレーズなんでよさげかな。欲しいなあちゃんと分かれてる録音。

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おおざっぱにバレエのレッスンの話その1
イレギュラーなスケジュールに気候の諸々になにかと振り回されていますがなんとか予定はこなしています流 星姫です。
ただ日々の諸々以外にもやることがあるとちょっとつまずく。こないだはゴミ出すの忘れたし・・・っていうかこれは日々の諸々カテゴリか。先の予定をどうするかとか若干パニクりますが必要なことは色々せねば。

そんなイレギュラーの一部として今週は土曜日にバレエレッスンに行きました。
いつもの火曜日のクラスと土曜日の昼のクラスは大体レベル的には同じと聞いてたんですがちょっと難しかったぞ。先生の違い(本来の先生がまだ産休なのでいろんな先生が曜日分担してる)もあるけどその前の午前中のクラスがもっとレベルが上のクラスで次も残る人もいるからってのもあるのかな。入れ替わり前にちょっと見たのですがレベルが上のクラスのレッスンかっこよかったです。ああいう風に踊れるようになりたいなあという気持ちやっぱりある。

とはいえバレエのレッスンの構成はレベルが変わっても国が変わっても大体共通ってことでいいのかな。私が知ってる限りではそう(そんなに知ってるわけではない)。
ウォームアップとかストレッチとか→バーレッスン(バーという手すりのような木に片手を置いた体勢でのレッスン)→センターレッスン(バーから離れて空間を使うレッスン)の流れ。

色々内容に詳しいブログやサイトなどは数あると思うのですがちょっと自分のレッスン体験というものをかなり大ざっぱに書いてみたいなと思ったのでちょっと試みてみます。
多分一回じゃ長くなるので今回はバーレッスンまで。

小さいころのバレエレッスンのレッスン着はレオタードの色がクラスで決まってたりしてピンクのレオタードが私はとてつもなく嫌いでしたが大人のバレエクラスは動きやすければ服装自由なところがほとんどのようで。動きやすい、といっても全身運動でそこそこに激しく動くこともあるので邪魔にならないってのもポイントかも。Tシャツにレギンスとか短いオーバースカートとか。でも結局レオタードが動きやすいかなあと思ってレオタードにバレエタイツでレッスン受けてます。冬の寒い季節はレッグウォーマーほんとありがたい。暖かいだけでなく筋肉冷えたまま動かすのはあぶない。
そしてシューズはバレエシューズ。普通の靴と違ってぴたっぴたにフィットするサイズで合わせます。踊るのはもちろん、滑りにくくするために松ヤニや濡れぞうきんを使ったりするので汚れやすくはあるかも。

ウォームアップはレッスン前見てると人それぞれ(一番ビギナーのクラスではみんなで一緒にやって教わります)。バレエ始めて一番最初に効いた筋肉はふくらはぎなので(今もそう)ふくらはぎの筋肉やバレエの基本になる足を横向きに開く系の筋肉も暖めておいたほうがいいのかも。自分もそんなには確信をもてないながらそれなりにウォームアップしています。
あとレッスン室には鏡があるのでちょっと立ち姿の姿勢確認したりも。お腹とお尻を引き締めて上に引き上げる感じ(でないと足が自由に動かせない)。レッスンのときはそういう姿勢できるんだけど普段の生活に生かせてないのなぜ。

バーレッスンは上記の通り片手でバーを持った状態で基本の動きを色々するレッスンです。メインは外側の足の動きですが腕(大体外側の腕)や上体も動かします。立つ時の足のポジションや腕のポジションなんかも決まっていて番号で呼ばれます(他の用語はフランス語がほとんど)。
最初はプリエという膝を曲げる動きで、基本の足のポジションいくつかで体と腕と足を一緒に&音楽に合わせて&なめらかに動かすもの。ここからすでに筋肉がすごい働く。膝は曲げて下に沈みながら上体は姿勢を維持して上に引っ張りながら、ですからね。常に全身の色んなところに集中しなきゃいけないのが難しい。でもそう考えるのも含めプリエでレッスンが始まるのはいいウォームアップです。

その後はかなりひっくるめて言うと「足を前とか横とか後ろに出す」動きですね、ほぼ。
もちろん足は外向きのまま動くのが基本。つま先が地面についてるのがタンデュ。ちょっと浮かせる(というのは正確でなくタンデュを延長した結果宙に浮く)のがジュテ。タンデュからコンパスのように回すのがロン・ド・ジャンブ。
ロン・ド・ジャンブは外回り・内回りあったり振り付けが長かったり、使う音楽も綺麗なのが多くて動きも綺麗だけど今でも難しい。あと先生によって振り付けが全然違ったりするんだよなあ。国によって違うのかな?フランスとか日本とかイギリスとか。

その後は「足を出す時になんか+αがある動き」でゆっくりなのがフォンデュ(ゆっくりな動きだけどテンポはそんなに遅くない)、速いのがフラッペ。バレエは足でも表現が必要なのでこういう対照的な種類の動きも大事。
それからバーレッスンの中で一番踊り的な振り付けのアダージョ。ゆっくり足を伸ばしていったり腕をもっと動かしたり、体重移動があったり、センターに近い動きなのでできると楽しいのですが振り付けが大体難しい。
で、バーレッスンの〆はグラン・バットマン。足を前とか横とか後ろに振り上げるように高く上げるのですが、勢いがあるのと自然に高く上がるので(もちろん全身コントロールは必要ですが)ものすごく楽しいです。

ということで果たして何かが伝わったかどうか全くといって手応えがないのですが次回はセンターレッスン他について書こうと思います。
そういえば次のレッスンはまた火曜日。レッスン着一セットしかないからちゃんと乾いてくれるといいんだけどなあ。


今日の一曲: ピョートル・チャイコフスキー 「白鳥の湖」より「マズルカ」



実際にレッスンで使われたわけじゃないのですがグラン・バットマンにちょうどよさそうな曲だなーと思いチョイス。それぞれのステップにふさわしいテンポ・キャラクターの曲ってありますがこのマズルカの速すぎないテンポと勢いがグラン・バットマン向きかな。

あとグラン・バットマンって足を振り上げるといいますが実際これもタンデュの延長型みたいなもので、足を擦る勢いが振り上げる力に繋がるメカニズム。センターレッスンや舞台では跳躍の勢いにも繋がるんじゃないかな。バーレッスンでやることはみんなセンターにつながってます。

ところでマズルカは元々ポーランドの民族舞踊で、バレエでのマズルカも振り付け・衣装ともに少なからず民族舞踊的なキャラクターがあります(そう考えるとバレエっていろんな地方の踊りが共存というか混在してる場合もあるんだなー)。もう一つ有名なのがコッペリアの「マズルカ」かな。曲はたまにテレビでも使われてます。

白鳥の湖のマズルカは求婚者のお姫様の一人のソロになる場合と何人かの群舞になる場合と2パターンあるようですね。白鳥の湖もくるみ割り人形も踊りのモデルになる曲によってキャスティングとか振り付けとか衣装とかも色々あるのが好き。あんまりお国巡りなバレエばっかりもあれですが、そういう要素も楽しいです。

ちょっと色々見て回ってるうちにコッペリアの音楽も結構愛着があるなーと思い始めてしまいました。ジゼルは音楽だけじゃ無理と思ったけどコッペリアなら考えるかも。あと改めてちょっと踊りも見たい。

さて脱線しましたがリンクしたのはボルショイバレエのオケの白鳥の湖ハイライト版。全部は結構長いですし組曲だとちょっと少ないのでこういうのもいいかな。ちょっとテンポに違和感があるのも踊りが前提だからかもしれない。

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