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前回からちょっと間があきました-。
仕事が立て込んでたり出かける用事があったり(もちろん仕事はなるべくしてたまにピアノ休んで)で頭が忙しい。仕事のスケジュールと生活のスケジュールを考えるだけで頭の中はかなりいっぱいなのですがそういうときに限って新しい三国志漫画とか読んでそっち方面いろいろ考えを回らせちゃうのなんとかならないか。
ただそれも頭のなかでなんとか余裕を作りだそうとしてる反応なのかなー。多分。
そして今年もメル響のSidney Myer Bowlでの無料コンサートの時期になりました。忙しくても一つは行きたい、と毎年思うのですが今回は友人がソリストということで何が何でも時間を作りました。
時間はまあいいとしてなんか天気が2月終わりっぽくなかったです、今回。
持ってくものがまさかのピクニックシート・おやつ・水・サングラスに傘・革ジャン・フリース・マフラーでしたからね。そもそもメルボルンは夏でも夜涼しくなることが多いとはいえ色々おかしい装備。ただ雨も降らず風もそんなに強くなく、重ね着コンビネーションでなんとかなる天気でよかったです。
そんなコンサートのプログラムはこちら。
メル響コンサート「Dvorak under the Stars」
場所:Sidney Myer Music Bowl
指揮者:Joshua Welterstein
ジョン・アダムズ 「Short Ride in a Fast Machine」
ジョージ・ガーシュイン ピアノ協奏曲(ピアノ:Stefan Cassomenos)
(休憩)
アントニン・ドヴォルザーク 交響曲第7番
(アンコール: ピョートル・チャイコフスキー 「白鳥の湖」より「ハンガリーの踊り」)
プログラムがなんか聴いてみるとものすごく野音向きというか。
アダムズはこれで2,3回目くらいですが外で聴くとなんか楽しいし、ガーシュインは屋外向きというよりコンサートホールよりもっとリラックスした場所向きって感じかな。あとドヴォルザークはコンサートホールもいいけど野外との相性もいい。こうやって考えてみる&実際いろんな場所で音楽を聴いてみるの面白いですね。
今回のコンサートの指揮者はアメリカから来た若手指揮者さんで、最後に「ホントに人が集まったか写真撮らせて!」と聴衆に呼びかけたりお茶目なところもあり、そして音楽にフレッシュさと勢い(主にドヴォルザーク)がありました。もともとリズム要素が強い人なのか、アンコール含め全部の曲が踊りだったりリズムが強かったりな曲揃いで。(自分とちょっと似てるかな)
ガーシュインはほんとに楽しく聴けました。Stefanらしい、トリオでもよく聴くようなジャズのスタイルにユーモア。ただガーシュインにしてはちょっと真面目だったかも、という印象も。あの頃のジャズの風味とか感性って現代の人間が再現するのってそもそも難しいのかなーと思いました。(特にアメリカ以外だと)生まれ育った場所・時代の影響を改めて考えてます。
そんなStefanの演奏を聴くのも楽しみでしたがドヴォルザークの7番も自分にとっては大好きで大切な曲。マーラーとかショスタコとはまた違う、自分により近しいというか親しみのあるスケールの偉大さ。特に第3楽章のcrazyなスケルツォが大大大好きで、バレエを始めてからよりその踊るリズムに感じるものが増えています。
第2楽章を始め天を突き刺すようなクライマックスが野外コンサートで聴ける贅沢さ。ただ野音というシチュエーションだからかクライマックス音量があんまり爆発しなかったりティンパニの音が控え目だったり、音の細かいバランス的な要素で気になることはありました。なのでまた近いうちに生で聴きたいです。
でも全体としてはほんと馴染む解釈で、がつんとハートと腹にくるドヴォルザーク(音がというよりは音楽が)で、聴きにいってよかった。
本当はこれに続いて土曜日のバーバーのバイオリン協奏曲+チャイコ5番(まだ懲りないか!)や来週のGrigoryan Brothersを迎えた南米ありのコンサートも行きたいのですが今のスケジュールでは無理そう。天気にはでも恵まれるといいですね。メルボルンの夏の天気、ほんと予測がつかない。
そういえば以前もこのブログに書いたと思いますが今回ソロ弾いたStefanを始め、自分にも大学を通じて「同門」がいてそのつながりを感じることがちょこちょこあるため、三国志作品周りで諸葛亮とか龐統とか水鏡先生門下の同門軍師たちを扱ってるとテンション上がるんですよ。
そういうつながり・場・仲間がいて、心の支えになってることに本当に感謝感謝です。
今日の一曲: アントニン・ドヴォルザーク 交響曲第7番 第2楽章
第3楽章は多分何回か話には出してるのでこっちに。とはいえこっちも特定はできないけど言及してる気がなんとなーくある。
交響曲といっても色々ありますしドヴォルザークも9つ書いてますが、第7番は割と普通というか形式としてはそんなに変わったことしてない、堅実なイメージがあります。(例えば第8番はもちょっと不意をついてくる印象がある)
それで全編通じて暗めなのもありどうしても8番9番(新世界)に比べると三歩くらい下がってるところにいるような感じがあります。ただそれでも素晴らしい曲には変わりない。
大体4楽章編成の交響曲だと第2楽章はスローな楽章であることが多いです。この交響曲もそうなのですが、音の動きを見るとこの第2楽章って結構忙しいですね。メロディーというか全体の流れはゆったりしてるのですが、その下に十六分音符的なundercurrentが動いてることが多い。
そしてドヴォルザーク独特な印象があるのですが、スローで穏やかな音楽が急に悲壮的になるドラマ。(チェロ協奏曲であります。他の例は知らない。)ドヴォルザークがこの急激なチェンジをどうやってあんなにも自然に作るのか、ほんと不思議。
さらにこの楽章は最後のクライマックスも素晴らしい。天を突き刺すようなってさっき言ったのはこれが大筆頭。なによりホルンがここカッコイイんですよ。吹くの大変そうですが。(ヴォーン=ウィリアムズの5番にも似たようなところがあってそれはしんどいらしい)
クライマックスからエンディングまできもちよーくunwindしてくれるのもいい感じです。気持ち良くスケルツォにいけますよこれは。
あーでも他の楽章も紹介したかったなー。ほんと全部好きなんです。そして手元に「これだ!」って録音も欲しいですしミニスコアも欲しい。それくらい近くに置いておきたい種類の大好きな曲。
ドヴォルザークの交響曲は新世界だけだったり7・8・9から2つ組み合わせたりもっと前の交響曲と組み合わせたりいろいろなコンビネーションで楽しめますがここはちょっと欲張って7・8・9プラス弦楽のためのセレナードという2枚組で。7が好みでないなら他の2つがかなり違う曲調なので色々聴いてみてください~
仕事が立て込んでたり出かける用事があったり(もちろん仕事はなるべくしてたまにピアノ休んで)で頭が忙しい。仕事のスケジュールと生活のスケジュールを考えるだけで頭の中はかなりいっぱいなのですがそういうときに限って新しい三国志漫画とか読んでそっち方面いろいろ考えを回らせちゃうのなんとかならないか。
ただそれも頭のなかでなんとか余裕を作りだそうとしてる反応なのかなー。多分。
そして今年もメル響のSidney Myer Bowlでの無料コンサートの時期になりました。忙しくても一つは行きたい、と毎年思うのですが今回は友人がソリストということで何が何でも時間を作りました。
時間はまあいいとしてなんか天気が2月終わりっぽくなかったです、今回。
持ってくものがまさかのピクニックシート・おやつ・水・サングラスに傘・革ジャン・フリース・マフラーでしたからね。そもそもメルボルンは夏でも夜涼しくなることが多いとはいえ色々おかしい装備。ただ雨も降らず風もそんなに強くなく、重ね着コンビネーションでなんとかなる天気でよかったです。
そんなコンサートのプログラムはこちら。
メル響コンサート「Dvorak under the Stars」
場所:Sidney Myer Music Bowl
指揮者:Joshua Welterstein
ジョン・アダムズ 「Short Ride in a Fast Machine」
ジョージ・ガーシュイン ピアノ協奏曲(ピアノ:Stefan Cassomenos)
(休憩)
アントニン・ドヴォルザーク 交響曲第7番
(アンコール: ピョートル・チャイコフスキー 「白鳥の湖」より「ハンガリーの踊り」)
プログラムがなんか聴いてみるとものすごく野音向きというか。
アダムズはこれで2,3回目くらいですが外で聴くとなんか楽しいし、ガーシュインは屋外向きというよりコンサートホールよりもっとリラックスした場所向きって感じかな。あとドヴォルザークはコンサートホールもいいけど野外との相性もいい。こうやって考えてみる&実際いろんな場所で音楽を聴いてみるの面白いですね。
今回のコンサートの指揮者はアメリカから来た若手指揮者さんで、最後に「ホントに人が集まったか写真撮らせて!」と聴衆に呼びかけたりお茶目なところもあり、そして音楽にフレッシュさと勢い(主にドヴォルザーク)がありました。もともとリズム要素が強い人なのか、アンコール含め全部の曲が踊りだったりリズムが強かったりな曲揃いで。(自分とちょっと似てるかな)
ガーシュインはほんとに楽しく聴けました。Stefanらしい、トリオでもよく聴くようなジャズのスタイルにユーモア。ただガーシュインにしてはちょっと真面目だったかも、という印象も。あの頃のジャズの風味とか感性って現代の人間が再現するのってそもそも難しいのかなーと思いました。(特にアメリカ以外だと)生まれ育った場所・時代の影響を改めて考えてます。
そんなStefanの演奏を聴くのも楽しみでしたがドヴォルザークの7番も自分にとっては大好きで大切な曲。マーラーとかショスタコとはまた違う、自分により近しいというか親しみのあるスケールの偉大さ。特に第3楽章のcrazyなスケルツォが大大大好きで、バレエを始めてからよりその踊るリズムに感じるものが増えています。
第2楽章を始め天を突き刺すようなクライマックスが野外コンサートで聴ける贅沢さ。ただ野音というシチュエーションだからかクライマックス音量があんまり爆発しなかったりティンパニの音が控え目だったり、音の細かいバランス的な要素で気になることはありました。なのでまた近いうちに生で聴きたいです。
でも全体としてはほんと馴染む解釈で、がつんとハートと腹にくるドヴォルザーク(音がというよりは音楽が)で、聴きにいってよかった。
本当はこれに続いて土曜日のバーバーのバイオリン協奏曲+チャイコ5番(まだ懲りないか!)や来週のGrigoryan Brothersを迎えた南米ありのコンサートも行きたいのですが今のスケジュールでは無理そう。天気にはでも恵まれるといいですね。メルボルンの夏の天気、ほんと予測がつかない。
そういえば以前もこのブログに書いたと思いますが今回ソロ弾いたStefanを始め、自分にも大学を通じて「同門」がいてそのつながりを感じることがちょこちょこあるため、三国志作品周りで諸葛亮とか龐統とか水鏡先生門下の同門軍師たちを扱ってるとテンション上がるんですよ。
そういうつながり・場・仲間がいて、心の支えになってることに本当に感謝感謝です。
今日の一曲: アントニン・ドヴォルザーク 交響曲第7番 第2楽章
第3楽章は多分何回か話には出してるのでこっちに。とはいえこっちも特定はできないけど言及してる気がなんとなーくある。
交響曲といっても色々ありますしドヴォルザークも9つ書いてますが、第7番は割と普通というか形式としてはそんなに変わったことしてない、堅実なイメージがあります。(例えば第8番はもちょっと不意をついてくる印象がある)
それで全編通じて暗めなのもありどうしても8番9番(新世界)に比べると三歩くらい下がってるところにいるような感じがあります。ただそれでも素晴らしい曲には変わりない。
大体4楽章編成の交響曲だと第2楽章はスローな楽章であることが多いです。この交響曲もそうなのですが、音の動きを見るとこの第2楽章って結構忙しいですね。メロディーというか全体の流れはゆったりしてるのですが、その下に十六分音符的なundercurrentが動いてることが多い。
そしてドヴォルザーク独特な印象があるのですが、スローで穏やかな音楽が急に悲壮的になるドラマ。(チェロ協奏曲であります。他の例は知らない。)ドヴォルザークがこの急激なチェンジをどうやってあんなにも自然に作るのか、ほんと不思議。
さらにこの楽章は最後のクライマックスも素晴らしい。天を突き刺すようなってさっき言ったのはこれが大筆頭。なによりホルンがここカッコイイんですよ。吹くの大変そうですが。(ヴォーン=ウィリアムズの5番にも似たようなところがあってそれはしんどいらしい)
クライマックスからエンディングまできもちよーくunwindしてくれるのもいい感じです。気持ち良くスケルツォにいけますよこれは。
あーでも他の楽章も紹介したかったなー。ほんと全部好きなんです。そして手元に「これだ!」って録音も欲しいですしミニスコアも欲しい。それくらい近くに置いておきたい種類の大好きな曲。
ドヴォルザークの交響曲は新世界だけだったり7・8・9から2つ組み合わせたりもっと前の交響曲と組み合わせたりいろいろなコンビネーションで楽しめますがここはちょっと欲張って7・8・9プラス弦楽のためのセレナードという2枚組で。7が好みでないなら他の2つがかなり違う曲調なので色々聴いてみてください~
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忙しくしてる間にやってきましたこの季節!
仕事で多忙な中どうしても時間を作って出かけたいメルボルンの夏の祭典White Night Melbourne。
今年で3回目?4回目?毎回行ってます。
もちろんオールナイトではないですが。大体始まったぐらいに出かけてシティでちゃっとご飯食べて歩いて見て回って足が痛くなった頃に帰るような流れで楽しんでます。お祭りだしテンション上がってるし一年に一回だからか不思議と人混み疲れはしないような。記憶違いじゃないよな。
White Nightの夜は一晩中電車もトラムも走ってて今の家はトラムが近い恵まれた環境なのですが、引っ越ししたてでまだあんまり暗い中外を歩いてないので今回は早めに行って早めに帰ろうと画策中。(前述通りトラムの駅はかなり近いし通りも明るいのですが念のため)
さてWhite Nightのプログラムは今年も屋内で屋外で光ったり動いたり飾られてたり、見たり聴いたり踊ったり遊んだり、オーストラリア内外、先住民文化、移民文化なども交えて例年通りのカオス。
いざ実際行ってみると難しいのかもしれないですがストリートで演奏してるミュージシャンとかもちょこちょこ聴きたいなーと思ってます。(難しい理由は足のスタミナと雑音含めた音量・音相、それから人が常に動いたり通ったりしてる場所だから、だったはず・・・)
他に注目してるプログラムはRoyal Exhibition Building前でのサーカス、州立図書館内外で見る物、Swanston Streetに映される全てを飲み込む白い波、ヤラ川水面&南側の庭園の諸々、聖ポール大聖堂で数時間ごとに切り替わる音楽もの、RMITの光る大縄飛び、Birrarung Marrでのダンスや音楽、Scot's Churchの地図関連見物、Hamer Hallでのアイルランド音楽、Australian Centre of Moving Imageでのレトロアーケードゲーム企画など。
Australian Centre of Moving Imageで注目を浴びてると予想されるのが「猫動画」の展示。
広い世界と移り変わる時代の中で不変に人気がある猫動画をフィーチャーした展示だそうですがどんな風になってるのかな。
あと最初にちゃちゃっと軽く夕飯食べるのもどこにしようか決めてないんですが、それ以外にもちょっとくらい食べ飲みしたいなーと思ってます。イベントの一部になってる店もあるし、開いてる店も多いだろうし、それに屋台とかも色々出るんですよね。なかなかこういうときも場所見知り的なものが発動して、それ以前にそんなにお腹が減らなかったりして「食」を楽しむまで至らない。今年こそはなんとか。
ということで今年の土曜日に至るまでのスケジュールもまだ決まってますが良い時間に出かけて美味しい物食べてがっつり楽しんでそれなりの時間に帰ってきたいと思ってます。そして例年通りカメラもばっちり準備して写真アップしますよ~
今日の一曲: ピーター・ウォーロック 「カプリオル組曲」より「Mattachins(Sword Dance)」
ウォーロックって独学だったり造詣の深い分野が独特だったり文学作品の主人公のモデルにもなってたり、色々面白そうな作曲家なんですが実際に(イギリス文化圏で暮らしてても)彼の音楽に出会うことってそんなに無いんですよね-。作品がほとんど声楽・合唱なんだけどイギリス合唱・声楽でもなかなかマイナーな印象が。
そんなウォーロックの「カプリオル組曲」は古い舞曲のスタイルに新鮮な要素がちょこちょこ入ってる組曲。この最終楽章「Mattachins」は1分くらいの短い曲ですがその新しいエレメントが聞こえやすいかも。アクセントの位置とかちょこちょこ和音がひねってたりとか、そもそも曲のテンション自体も快活さが古風というよりモダン。ラヴェルとかストラヴィンスキーの新古典に似てるドライさ。
それでこのMattachinsは副題としてSword Danceとありますが(こないだの話の続きでもありますが)どんな踊りを想定・イメージして作曲家は書いてたんだろうな。剣の舞といえばハチャトゥリアンの「ガイーヌ」が有名であれは実際バレエですし。今調べたらScottish sword danceなる項目が英wikipeにあったのだけどそれかしらん。ちなみに剣を持つのではなくまたぐ踊り。
他にも項羽と劉邦・三国志(&三国志演義)でも剣舞の話って出てくるし、調べたら世界の色んな文化でいろんな剣舞の話が出てきて探ってみると楽しそう。
(ちなみにポケモンの攻撃力アップ技「つるぎのまい」は知った時期的に中国史スタイルを連想します)
ということで脱線する前にリンク録音を。交響曲とかが入ってるならまだしもイギリスの組曲や単品をがーっと集めて2枚組にしちゃったCD。ヴォーン=ウィリアムズ、バターワース、ウォーロック、ディーリアス、エルガーと勢揃い。そして弦楽中心になってるようです。
イギリス音楽、特に弦楽を楽しむのによさげな2枚組。
仕事で多忙な中どうしても時間を作って出かけたいメルボルンの夏の祭典White Night Melbourne。
今年で3回目?4回目?毎回行ってます。
もちろんオールナイトではないですが。大体始まったぐらいに出かけてシティでちゃっとご飯食べて歩いて見て回って足が痛くなった頃に帰るような流れで楽しんでます。お祭りだしテンション上がってるし一年に一回だからか不思議と人混み疲れはしないような。記憶違いじゃないよな。
White Nightの夜は一晩中電車もトラムも走ってて今の家はトラムが近い恵まれた環境なのですが、引っ越ししたてでまだあんまり暗い中外を歩いてないので今回は早めに行って早めに帰ろうと画策中。(前述通りトラムの駅はかなり近いし通りも明るいのですが念のため)
さてWhite Nightのプログラムは今年も屋内で屋外で光ったり動いたり飾られてたり、見たり聴いたり踊ったり遊んだり、オーストラリア内外、先住民文化、移民文化なども交えて例年通りのカオス。
いざ実際行ってみると難しいのかもしれないですがストリートで演奏してるミュージシャンとかもちょこちょこ聴きたいなーと思ってます。(難しい理由は足のスタミナと雑音含めた音量・音相、それから人が常に動いたり通ったりしてる場所だから、だったはず・・・)
他に注目してるプログラムはRoyal Exhibition Building前でのサーカス、州立図書館内外で見る物、Swanston Streetに映される全てを飲み込む白い波、ヤラ川水面&南側の庭園の諸々、聖ポール大聖堂で数時間ごとに切り替わる音楽もの、RMITの光る大縄飛び、Birrarung Marrでのダンスや音楽、Scot's Churchの地図関連見物、Hamer Hallでのアイルランド音楽、Australian Centre of Moving Imageでのレトロアーケードゲーム企画など。
Australian Centre of Moving Imageで注目を浴びてると予想されるのが「猫動画」の展示。
広い世界と移り変わる時代の中で不変に人気がある猫動画をフィーチャーした展示だそうですがどんな風になってるのかな。
あと最初にちゃちゃっと軽く夕飯食べるのもどこにしようか決めてないんですが、それ以外にもちょっとくらい食べ飲みしたいなーと思ってます。イベントの一部になってる店もあるし、開いてる店も多いだろうし、それに屋台とかも色々出るんですよね。なかなかこういうときも場所見知り的なものが発動して、それ以前にそんなにお腹が減らなかったりして「食」を楽しむまで至らない。今年こそはなんとか。
ということで今年の土曜日に至るまでのスケジュールもまだ決まってますが良い時間に出かけて美味しい物食べてがっつり楽しんでそれなりの時間に帰ってきたいと思ってます。そして例年通りカメラもばっちり準備して写真アップしますよ~
今日の一曲: ピーター・ウォーロック 「カプリオル組曲」より「Mattachins(Sword Dance)」
ウォーロックって独学だったり造詣の深い分野が独特だったり文学作品の主人公のモデルにもなってたり、色々面白そうな作曲家なんですが実際に(イギリス文化圏で暮らしてても)彼の音楽に出会うことってそんなに無いんですよね-。作品がほとんど声楽・合唱なんだけどイギリス合唱・声楽でもなかなかマイナーな印象が。
そんなウォーロックの「カプリオル組曲」は古い舞曲のスタイルに新鮮な要素がちょこちょこ入ってる組曲。この最終楽章「Mattachins」は1分くらいの短い曲ですがその新しいエレメントが聞こえやすいかも。アクセントの位置とかちょこちょこ和音がひねってたりとか、そもそも曲のテンション自体も快活さが古風というよりモダン。ラヴェルとかストラヴィンスキーの新古典に似てるドライさ。
それでこのMattachinsは副題としてSword Danceとありますが(こないだの話の続きでもありますが)どんな踊りを想定・イメージして作曲家は書いてたんだろうな。剣の舞といえばハチャトゥリアンの「ガイーヌ」が有名であれは実際バレエですし。今調べたらScottish sword danceなる項目が英wikipeにあったのだけどそれかしらん。ちなみに剣を持つのではなくまたぐ踊り。
他にも項羽と劉邦・三国志(&三国志演義)でも剣舞の話って出てくるし、調べたら世界の色んな文化でいろんな剣舞の話が出てきて探ってみると楽しそう。
(ちなみにポケモンの攻撃力アップ技「つるぎのまい」は知った時期的に中国史スタイルを連想します)
ということで脱線する前にリンク録音を。交響曲とかが入ってるならまだしもイギリスの組曲や単品をがーっと集めて2枚組にしちゃったCD。ヴォーン=ウィリアムズ、バターワース、ウォーロック、ディーリアス、エルガーと勢揃い。そして弦楽中心になってるようです。
イギリス音楽、特に弦楽を楽しむのによさげな2枚組。
仕事が来たり、外に出る予定も合わせてスケジュール管理が難しい今日この頃。
仕事はなるべく断りたくないし、ピアノもなるべく弾きたいけどびっちり詰めないように気をつけてます。特に一人になってからはそこんとここれまで以上に考えないと。
(特にピアノはとりあえず毎日弾けるのでタイミング良く休みをはさむのがベスト)
スーパーで買い物行ったりご飯食べに出たりシティまで出たり、できた空き時間にすること色々ありますが天気が良い日の午後は庭に出てぼーっとするのも良い感じです。庭が東側にあるので暑い日でも夕方とか快適で。古いとこは多々ありますがよくできてる家に引っ越せてよかった。
(ただ西側の仕事部屋がやっぱり夕方に短時間ですが熱が来る)
そんなこんなで家を整えるのもほぼ飾り物+諸々収納物までになってきましたしね。
それをやる時間を確保するのも一苦労。仕事が早めに終わった時の時間だったりブログ書きやってるような時間だったり、一旦始めると気が済むまで落ち着かないのである程度まとまった時間が必要なのが自分の性格の難点。
ゲームの時間はそのまたあと確保してます。これもスケジュールのうちでは結構大事な時間。
好きなことをやること、あと頭を適度に動かすこと、ある程度音がある環境を作ることなど些細に見えますが大切に思ってます。
(欲を言えばなんとか創作のための頭の隙間を作りたいこれは時間どうこうよりも普段から考えを巡らせる癖をつけてモチベーションとアイディアを活性化せにゃならん話だと思ってるのですが・・・)
最近はもっぱらテレビ画面で三國志13。
英傑伝(DLC追加前)の全ステージをプレイしてなんとかコツがつかめてきました。
内政は箱庭的にちまちまずっとやってられるんですが未だに戦闘は苦手。
英傑伝の主要バトルはちょっと偶然できた的な側面もあり。そうでなくてももっと味方の損害が少なく出来るはずと思ってます。援軍のタイミング調整もなかなか難しいんですよね。後から波状に援軍が来て士気が上がったり(自分のテンションがあがったり)するのもいいのですが最初からなるべく大きい軍で叩いた方がうまく行くこともあり。
本編は(実績解除の都合でとりあえず)最初のシナリオ・黄巾の乱で初プレイ。おすすめ武将を選ぶとプレイがよりスムーズに進むとの噂ですが、なんと全武将リストを見てたら廖化を見つけたので廖化でプレイしてみました。
廖化がここに出てくるのもゲームが「三国志演義」準拠のおかげ。劉備軍の縁の下の力持ち、だけじゃなく特に演義準拠だととんでもなく長寿&長い活躍の武将です。蜀の始まり(=演義だと劉備の始まり、正史だと本格的な勢力としての始まり)から終わりまでを見届けた、地味だけどすごい人。
無双ブラストでも固有グラが渋い上にSR候補になってて無双本編でもプレイアブルになるかもとの呼び声高かったり。
廖化は最初は黄巾軍所属なのですがせっかくだから劉備の元で蜀の歴史の全てを見届ける・・・なんてプレイがしたいと思ったのですがこのシナリオでは劉備は君主でなく劉焉配下、史実通りの大異動イベント(瞬間移動を伴う)で劉備も劉焉に従って未来の蜀の国の土地に移動したものの劉焉の子供たちを差し置いて劉備に君主の座が回ってくるわけはないので全体の方針として迷ってます。
そしてひたすら内政の日々。シナリオ開始から今まで全く戦闘してません(空白地は取りましたが)。これもでも史実通りっちゃあそうかな。劉焉は蜀の地に入ってから中央に干渉しないで蓄えて独立を狙ってたはずだし。ちなみに劉焉周りは陳舜臣「秘本三国志」で比較的フィーチャーされてたのでちょっと読み返してみようか。
史実に沿って、とものすごく意識してるわけじゃないけどあんまり外れるともやもやするし、そこんとこ難しい。(だからこそ新武将プレイがすっきりするとこあるのかなー)
さらにこちらもスケジューリングが肝心。自分の仕事もやるし、他の武将のお手伝いも積極的にするし、他の武将に指示も出すけど13の売りポイントである「絆」の充実も忘れちゃならない。
劉備とか関羽と絆を結んだけどあそこは立ち入っちゃいけない聖なる絆があるから他の(未来の蜀の)武将とも仲良くなったり義兄弟になったりしたい。
だたそれ以前にこの状態から中国統一ってどうなるの!?という状況です。ただそこを除けば配下プレイもなかなか気楽なので今日も内政に励むことにします。
(そういうとこでやっぱり寿命が長いって気楽ですね。RPGではありますがADOMでも「アクシデントで年齢食って死なない」って点でよくエルフ選びますし。)
さて仕事が忙しいと音楽聴くのもはかどります。今日聴いた曲から今日の一曲を。
今日の一曲: ジョルジュ・エネスク ルーマニア狂詩曲第1番
この曲は父のオーディオチェックCDに入ってて小さい頃からよく聴いてる曲なのですが、今日偶然ベルリンフィルのようつべチャンネルにある一部抜粋動画巡りをしてたらラトルさん指揮であって。(あ、ベルリンフィルのようつべチャンネルはオススメです。色んな面白い曲がちょこっと3分くらい聴けて、抜粋部分のセレクションもナイスなので。)
ハンガリーはバルトークとリストに始まり今活躍中の作曲家なんかもちょこちょこ聞きますが、ルーマニアはかなり珍しい。エネスクくらいじゃないかなあ。それでバイオリンやる人以外だったらエネスクの曲よりバルトークのルーマニア民族舞曲とかそっち系でルーマニアの音楽を知ることが多いかも。
自分の勝手なイメージとしてはリズムのハンガリー、メロディーのルーマニアというか。ハンガリー音楽の方がリズムの使い方にパンチがあるような、ルーマニアの方がリズムをメロディーの下にうまくなじませて使うような印象があります。とはいえやっぱりその印象もバルトークのルーマニアものとエネスクの何曲かがベースなのでなんとも。
メロディーといえばこのルーマニア狂詩曲第1番、ビオラのソロがあるんですよ。甘さと渋さとバランス良いいかにもビオラな感じなんですけど初めて聴いたときちょっとびっくりしました。なんだか唐突にビオラのソロって感じがあって。
ちなみにまだ知らないルーマニア狂詩曲第2番、ちょっと地味な曲だそうですがこれもビオラソロがあるそうで。エネスクどうしたんだ、バイオリニストだからバイオリンソロじゃないのか。
ただ一番盛り上がるのはやっぱり速いセクション。タランテラ的な速い旋回するメロディーにパンチのあるシンコペーションのアクセント、あと特に金管が派手というわけじゃないのですが金管のパッセージがいちいちかっこいい。燃える狂詩曲。
Amazonで見てみたらエネスク単独のCD以外だとハンガリーの作曲家の作品との収録が多く、変わり種としてシューベルトやヴィラ=ロボスなんかと一緒に入ってるのもあり。なぜ(特に後者)。
とりあえずバルトークのオケコン(管弦楽のための協奏曲)と一緒に入ってるのを選びました。バルトークもあんまり紹介してないのでついでに(汗)こんど改めてバルトークやります。
仕事はなるべく断りたくないし、ピアノもなるべく弾きたいけどびっちり詰めないように気をつけてます。特に一人になってからはそこんとここれまで以上に考えないと。
(特にピアノはとりあえず毎日弾けるのでタイミング良く休みをはさむのがベスト)
スーパーで買い物行ったりご飯食べに出たりシティまで出たり、できた空き時間にすること色々ありますが天気が良い日の午後は庭に出てぼーっとするのも良い感じです。庭が東側にあるので暑い日でも夕方とか快適で。古いとこは多々ありますがよくできてる家に引っ越せてよかった。
(ただ西側の仕事部屋がやっぱり夕方に短時間ですが熱が来る)
そんなこんなで家を整えるのもほぼ飾り物+諸々収納物までになってきましたしね。
それをやる時間を確保するのも一苦労。仕事が早めに終わった時の時間だったりブログ書きやってるような時間だったり、一旦始めると気が済むまで落ち着かないのである程度まとまった時間が必要なのが自分の性格の難点。
ゲームの時間はそのまたあと確保してます。これもスケジュールのうちでは結構大事な時間。
好きなことをやること、あと頭を適度に動かすこと、ある程度音がある環境を作ることなど些細に見えますが大切に思ってます。
(欲を言えばなんとか創作のための頭の隙間を作りたいこれは時間どうこうよりも普段から考えを巡らせる癖をつけてモチベーションとアイディアを活性化せにゃならん話だと思ってるのですが・・・)
最近はもっぱらテレビ画面で三國志13。
英傑伝(DLC追加前)の全ステージをプレイしてなんとかコツがつかめてきました。
内政は箱庭的にちまちまずっとやってられるんですが未だに戦闘は苦手。
英傑伝の主要バトルはちょっと偶然できた的な側面もあり。そうでなくてももっと味方の損害が少なく出来るはずと思ってます。援軍のタイミング調整もなかなか難しいんですよね。後から波状に援軍が来て士気が上がったり(自分のテンションがあがったり)するのもいいのですが最初からなるべく大きい軍で叩いた方がうまく行くこともあり。
本編は(実績解除の都合でとりあえず)最初のシナリオ・黄巾の乱で初プレイ。おすすめ武将を選ぶとプレイがよりスムーズに進むとの噂ですが、なんと全武将リストを見てたら廖化を見つけたので廖化でプレイしてみました。
廖化がここに出てくるのもゲームが「三国志演義」準拠のおかげ。劉備軍の縁の下の力持ち、だけじゃなく特に演義準拠だととんでもなく長寿&長い活躍の武将です。蜀の始まり(=演義だと劉備の始まり、正史だと本格的な勢力としての始まり)から終わりまでを見届けた、地味だけどすごい人。
無双ブラストでも固有グラが渋い上にSR候補になってて無双本編でもプレイアブルになるかもとの呼び声高かったり。
廖化は最初は黄巾軍所属なのですがせっかくだから劉備の元で蜀の歴史の全てを見届ける・・・なんてプレイがしたいと思ったのですがこのシナリオでは劉備は君主でなく劉焉配下、史実通りの大異動イベント(瞬間移動を伴う)で劉備も劉焉に従って未来の蜀の国の土地に移動したものの劉焉の子供たちを差し置いて劉備に君主の座が回ってくるわけはないので全体の方針として迷ってます。
そしてひたすら内政の日々。シナリオ開始から今まで全く戦闘してません(空白地は取りましたが)。これもでも史実通りっちゃあそうかな。劉焉は蜀の地に入ってから中央に干渉しないで蓄えて独立を狙ってたはずだし。ちなみに劉焉周りは陳舜臣「秘本三国志」で比較的フィーチャーされてたのでちょっと読み返してみようか。
史実に沿って、とものすごく意識してるわけじゃないけどあんまり外れるともやもやするし、そこんとこ難しい。(だからこそ新武将プレイがすっきりするとこあるのかなー)
さらにこちらもスケジューリングが肝心。自分の仕事もやるし、他の武将のお手伝いも積極的にするし、他の武将に指示も出すけど13の売りポイントである「絆」の充実も忘れちゃならない。
劉備とか関羽と絆を結んだけどあそこは立ち入っちゃいけない聖なる絆があるから他の(未来の蜀の)武将とも仲良くなったり義兄弟になったりしたい。
だたそれ以前にこの状態から中国統一ってどうなるの!?という状況です。ただそこを除けば配下プレイもなかなか気楽なので今日も内政に励むことにします。
(そういうとこでやっぱり寿命が長いって気楽ですね。RPGではありますがADOMでも「アクシデントで年齢食って死なない」って点でよくエルフ選びますし。)
さて仕事が忙しいと音楽聴くのもはかどります。今日聴いた曲から今日の一曲を。
今日の一曲: ジョルジュ・エネスク ルーマニア狂詩曲第1番
この曲は父のオーディオチェックCDに入ってて小さい頃からよく聴いてる曲なのですが、今日偶然ベルリンフィルのようつべチャンネルにある一部抜粋動画巡りをしてたらラトルさん指揮であって。(あ、ベルリンフィルのようつべチャンネルはオススメです。色んな面白い曲がちょこっと3分くらい聴けて、抜粋部分のセレクションもナイスなので。)
ハンガリーはバルトークとリストに始まり今活躍中の作曲家なんかもちょこちょこ聞きますが、ルーマニアはかなり珍しい。エネスクくらいじゃないかなあ。それでバイオリンやる人以外だったらエネスクの曲よりバルトークのルーマニア民族舞曲とかそっち系でルーマニアの音楽を知ることが多いかも。
自分の勝手なイメージとしてはリズムのハンガリー、メロディーのルーマニアというか。ハンガリー音楽の方がリズムの使い方にパンチがあるような、ルーマニアの方がリズムをメロディーの下にうまくなじませて使うような印象があります。とはいえやっぱりその印象もバルトークのルーマニアものとエネスクの何曲かがベースなのでなんとも。
メロディーといえばこのルーマニア狂詩曲第1番、ビオラのソロがあるんですよ。甘さと渋さとバランス良いいかにもビオラな感じなんですけど初めて聴いたときちょっとびっくりしました。なんだか唐突にビオラのソロって感じがあって。
ちなみにまだ知らないルーマニア狂詩曲第2番、ちょっと地味な曲だそうですがこれもビオラソロがあるそうで。エネスクどうしたんだ、バイオリニストだからバイオリンソロじゃないのか。
ただ一番盛り上がるのはやっぱり速いセクション。タランテラ的な速い旋回するメロディーにパンチのあるシンコペーションのアクセント、あと特に金管が派手というわけじゃないのですが金管のパッセージがいちいちかっこいい。燃える狂詩曲。
Amazonで見てみたらエネスク単独のCD以外だとハンガリーの作曲家の作品との収録が多く、変わり種としてシューベルトやヴィラ=ロボスなんかと一緒に入ってるのもあり。なぜ(特に後者)。
とりあえずバルトークのオケコン(管弦楽のための協奏曲)と一緒に入ってるのを選びました。バルトークもあんまり紹介してないのでついでに(汗)こんど改めてバルトークやります。
やっっっと回れるようになってきましたよ。あ、バレエの話です。
バレエでは足の動きが大切なのですがそれと同時に腕や体幹や、あと特にセンターでは頭・首のことまで気にしなくちゃいけなくて全身が大変で。
ピルエット等回る時にはその頭・首がキーになってきます。(他の場合は表現に関連してくるんですが回る場合はそもそも根本)
体幹が安定してあと首がついてけばぐっと上達するんだけどなー。多分。
そんなバレエのレッスンを受けながらたまに気になるのが音楽のこと。
レッスンで使うCD・アルバムのストックがあるのですが、バレエに向いてる曲向いてない曲はもちろん、各ステップに向いてる曲調・テンポってのがあるんですよね。
よく分かるのがジャンプ系統で、ちょっとテンポが違うだけで体が自然に動かなくなる不思議。
社交ダンスでもそういえばダンスの種類でテンポってほとんど決まってるかも。
でも逆にバレエ音楽(というかそれに限らず音楽)を聴いてテンポとか曲調からステップ・振り付けがなんとなーく思い浮かぶってのもそういうことなんですよね。限られてくるというかなんというか。そういえば作曲家サイドってどれだけ振り付けを意識してるんだろう。
ちょっとのテンポの差が大きな影響を与えるといえばCrypt of the Necrodancerもそうですね。日本語版wikiにはないのですが英語版wikiには各ステージの曲のテンポがbpmで載ってます。
全体的な傾向としては120~160くらいの間がほとんどで、各ゾーンの中でステージ毎にちょっとずつ速くなってく仕様。他のボスよりも速いDeath Metalがとんでもなく速く感じるのはもちろんなのですが、少しテンポが変わっただけでもちょっと戸惑ったりします。この場合画面で動くモンスターたちの情報量も多くなるので余計にそう感じるのかな。
あとある意味120bpmは基準なのかなー。ゾーン1の1が115でちょっと遅めの仕様になってるのは頭と体を動かすdelayを考慮して設定したのか、とかネクロダンサーのテンポ設定メカニズムは色々気になります。
120bpmってのはクラシックで言うと行進曲(マーチ)の標準的なテンポ。つまり集団で足並み合わせて歩きやすいテンポってことになるのかな。精密にとは言わなくともマーチはほぼ120bpmと思って良いですね。
基本クラシックは同じ曲でも奏者や指揮者によってテンポがある程度違って(その程度も曲によりけり)、そのテンポのチョイスも音楽の解釈の面白さなのですが、マーチが120bpmみたいにほぼ固定な曲もあるようで。ワーグナーの「ワルキューレの騎行」が100bpmとか、業界の人は色々知ってるみたいです。テンポまで含めて曲のトレードマークになるってのはこれまた興味深いです。そうなる条件ってなにかあるんだろうか。
ただ大体の曲は前述の通り解釈の違いとともにテンポも変わります。今弾いてるメシアンの20のまなざしも特に長かったり遅かったりする曲はテンポの解釈範囲が広いように思われます。
メシアンはでもまなざしに限らずテンポの解釈が色々で。遅い曲を(もちろん演奏可能な範囲で)すごーく遅く弾いてもメシアン的な永遠が味わえるし、速めのテンポで弾いてもうまく流れるし、可能性はほぼ無限。
それでも自分が曲を弾くとフィットするテンポは割と早くに絞られるような気がします。2つくらい自然に合うテンポ候補が出てきてどっちが自分の考える曲調に合うか、どっちに合わせるといい感じか探ってく、みたいな作業もよくあります。テンポが定まらないとなんかもやもやするケースもあるな。ちなみにワーグナー(愛の死)今正にその状態。ただ音も全然覚えてないのでまだ気にならない。
あと曲のテンポで音楽の感じ方や生理的な反応も変わるんだろうなーとか思ったり、テンポのことだけでも果てしなく考えが広がって音楽の奥深さを改めて思い知るのでした。
そういえばそろそろWhite Nightですね。今回はそんなに遅くならない方がいいかもなのでしっかり計画していかなくちゃ。
今日の一曲: レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ 「ヨブ」より「ヨブの夢」
ヴォーン=ウィリアムズは他の曲を紹介する機会が多くてヨブは紹介してなかったかも。ただ紹介してたらこの楽章だった可能性高。まあいいや。
ヴォーン=ウィリアムズってすごくイギリスな音楽を書くのでバレエなイメージはないですがこのヨブもKing Coleもちょくちょく聴いてます。バレエというよりは中世とかルネッサンスの舞踏とかから振り付けを引っ張ってきそうだけど実際どうしてるんだろう。
実際の構成楽章もワルツとかパ・ドゥ・ドゥとかじゃなくてサラバンドとかパヴァーヌとか古舞踏のスタイルが多く。となるとやっぱりそっち風味の振り付けになるのか。振り付け師さんもそこら辺ちゃんと意識しなくちゃいけないんだろうな。
ただこの「ヨブの夢」はどっちかというとバレエ(モダン風?)かな。前半の眠りの部分も後半の「四つの災い」の部分もバレエ感がある。
「四つの災い」部分かっこいいですねー。ヴォーン=ウィリアムズがこういうアグレッシブ?(そんなものでもないか)な音楽を書くイメージって少ないけど交響曲第6番とかでもダークなヴォーン=ウィリアムズが味わえます。
ちなみに四つの災い=流行病・疫病・飢饉・戦争だそう。多分「戦争」に当たると思われる部分の音楽がカッコイイ。
今ちょっと動画検索してみたらバレエとしての動画は見つからなかったです。何らかの無理があるのかなー。残念だけど今後出来たら見てみたい。古舞踏もモダンも交えた振り付けで、シンプルな感じの衣装で。なんでここまでイメージできてるんだろう。
今メル響で首席指揮者を務めてるSir Andrew Davis指揮の録音があったのでリンク。カップリングはウォルトンの「ベルシャザールの饗宴」。聴いたことない曲だけど派手なウォルトンにしっとりヴォーン=ウィリアムズみたいになってるのかな。
バレエでは足の動きが大切なのですがそれと同時に腕や体幹や、あと特にセンターでは頭・首のことまで気にしなくちゃいけなくて全身が大変で。
ピルエット等回る時にはその頭・首がキーになってきます。(他の場合は表現に関連してくるんですが回る場合はそもそも根本)
体幹が安定してあと首がついてけばぐっと上達するんだけどなー。多分。
そんなバレエのレッスンを受けながらたまに気になるのが音楽のこと。
レッスンで使うCD・アルバムのストックがあるのですが、バレエに向いてる曲向いてない曲はもちろん、各ステップに向いてる曲調・テンポってのがあるんですよね。
よく分かるのがジャンプ系統で、ちょっとテンポが違うだけで体が自然に動かなくなる不思議。
社交ダンスでもそういえばダンスの種類でテンポってほとんど決まってるかも。
でも逆にバレエ音楽(というかそれに限らず音楽)を聴いてテンポとか曲調からステップ・振り付けがなんとなーく思い浮かぶってのもそういうことなんですよね。限られてくるというかなんというか。そういえば作曲家サイドってどれだけ振り付けを意識してるんだろう。
ちょっとのテンポの差が大きな影響を与えるといえばCrypt of the Necrodancerもそうですね。日本語版wikiにはないのですが英語版wikiには各ステージの曲のテンポがbpmで載ってます。
全体的な傾向としては120~160くらいの間がほとんどで、各ゾーンの中でステージ毎にちょっとずつ速くなってく仕様。他のボスよりも速いDeath Metalがとんでもなく速く感じるのはもちろんなのですが、少しテンポが変わっただけでもちょっと戸惑ったりします。この場合画面で動くモンスターたちの情報量も多くなるので余計にそう感じるのかな。
あとある意味120bpmは基準なのかなー。ゾーン1の1が115でちょっと遅めの仕様になってるのは頭と体を動かすdelayを考慮して設定したのか、とかネクロダンサーのテンポ設定メカニズムは色々気になります。
120bpmってのはクラシックで言うと行進曲(マーチ)の標準的なテンポ。つまり集団で足並み合わせて歩きやすいテンポってことになるのかな。精密にとは言わなくともマーチはほぼ120bpmと思って良いですね。
基本クラシックは同じ曲でも奏者や指揮者によってテンポがある程度違って(その程度も曲によりけり)、そのテンポのチョイスも音楽の解釈の面白さなのですが、マーチが120bpmみたいにほぼ固定な曲もあるようで。ワーグナーの「ワルキューレの騎行」が100bpmとか、業界の人は色々知ってるみたいです。テンポまで含めて曲のトレードマークになるってのはこれまた興味深いです。そうなる条件ってなにかあるんだろうか。
ただ大体の曲は前述の通り解釈の違いとともにテンポも変わります。今弾いてるメシアンの20のまなざしも特に長かったり遅かったりする曲はテンポの解釈範囲が広いように思われます。
メシアンはでもまなざしに限らずテンポの解釈が色々で。遅い曲を(もちろん演奏可能な範囲で)すごーく遅く弾いてもメシアン的な永遠が味わえるし、速めのテンポで弾いてもうまく流れるし、可能性はほぼ無限。
それでも自分が曲を弾くとフィットするテンポは割と早くに絞られるような気がします。2つくらい自然に合うテンポ候補が出てきてどっちが自分の考える曲調に合うか、どっちに合わせるといい感じか探ってく、みたいな作業もよくあります。テンポが定まらないとなんかもやもやするケースもあるな。ちなみにワーグナー(愛の死)今正にその状態。ただ音も全然覚えてないのでまだ気にならない。
あと曲のテンポで音楽の感じ方や生理的な反応も変わるんだろうなーとか思ったり、テンポのことだけでも果てしなく考えが広がって音楽の奥深さを改めて思い知るのでした。
そういえばそろそろWhite Nightですね。今回はそんなに遅くならない方がいいかもなのでしっかり計画していかなくちゃ。
今日の一曲: レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ 「ヨブ」より「ヨブの夢」
ヴォーン=ウィリアムズは他の曲を紹介する機会が多くてヨブは紹介してなかったかも。ただ紹介してたらこの楽章だった可能性高。まあいいや。
ヴォーン=ウィリアムズってすごくイギリスな音楽を書くのでバレエなイメージはないですがこのヨブもKing Coleもちょくちょく聴いてます。バレエというよりは中世とかルネッサンスの舞踏とかから振り付けを引っ張ってきそうだけど実際どうしてるんだろう。
実際の構成楽章もワルツとかパ・ドゥ・ドゥとかじゃなくてサラバンドとかパヴァーヌとか古舞踏のスタイルが多く。となるとやっぱりそっち風味の振り付けになるのか。振り付け師さんもそこら辺ちゃんと意識しなくちゃいけないんだろうな。
ただこの「ヨブの夢」はどっちかというとバレエ(モダン風?)かな。前半の眠りの部分も後半の「四つの災い」の部分もバレエ感がある。
「四つの災い」部分かっこいいですねー。ヴォーン=ウィリアムズがこういうアグレッシブ?(そんなものでもないか)な音楽を書くイメージって少ないけど交響曲第6番とかでもダークなヴォーン=ウィリアムズが味わえます。
ちなみに四つの災い=流行病・疫病・飢饉・戦争だそう。多分「戦争」に当たると思われる部分の音楽がカッコイイ。
今ちょっと動画検索してみたらバレエとしての動画は見つからなかったです。何らかの無理があるのかなー。残念だけど今後出来たら見てみたい。古舞踏もモダンも交えた振り付けで、シンプルな感じの衣装で。なんでここまでイメージできてるんだろう。
今メル響で首席指揮者を務めてるSir Andrew Davis指揮の録音があったのでリンク。カップリングはウォルトンの「ベルシャザールの饗宴」。聴いたことない曲だけど派手なウォルトンにしっとりヴォーン=ウィリアムズみたいになってるのかな。
週末に田舎の友人のところに遊びに行って来ましたー。
ただ今回は誕生日がメインで諸々の事情で一泊だけだったのであっという間でした。
あとそこそこ暑いながらも前の日々が暑くなかったためプールが冷たかった!それでも泳ぐ人は2回泳いでました。私は水着さえも持ってかなかったので足だけ。
私もそろそろ忙しい時期。仕事のお話が途切れずに来始めてこれは書き入れ時のはじまりはじまりな感じがひしひしします。
仕事部屋はどうも暑くなりやすいので特に長く働くときは無理せず扇風機(新しく買ったやつ、必要あれば前からある羽根が回るやつも)を使って、十分に水分補給しながら仕事しなくては。
ただ夜が暑いことは今のところ(田舎の方でも)なく。そこがメルボルンの夏で特に助かるところ。自宅も友人宅も夕方の良い頃に窓を開けると大分涼しくなります。昼でも風がちょっとあるときは(&ピアノ弾いてない時は)なるべく窓を開けたほうがよさげ。
キッチンの入り口にのれんも欲しいですが家の中にちょっとした風鈴も欲しいところです。
そして暑さといえば窓の外のブラインドがかなり仕事してます。ピアノを練習するときもちょっとでも防音にならないかと思って降ろしてるのですが、元々は暑さ避けのもの。かなり効きます。これがあればエアコン要らずってのもわかる気がします。(ただ40℃超えはまだ経験してない)
しかもブラインドの下にある生け垣がいい匂いのする木で(なんだかオーストラリア原産の植物らしい)ブラインド上げ下げする度にレモンっぽい良い匂いがします。
ただこの時期困るのは買い物。暑かったり忙しかったりで身の回りの買い物の機会が減りそうで。
(買い物が近くなって良かったー)
そこんとこ含めて無理せず生活していきたい残りの夏です。
明日はピアノ再開予定。まだ毎日ペースに慣れてない気もしますがせっかく弾けるんだからしっかり練習したいと思います。
今日の一曲: ジョージ・クラム 「Vox Balaenae(鯨の声)」より「Proterozoic(原生代)」
夏の夜といえばクラム、と勝手に自分は思ってるのですがなんだかばたばたしててそんな気持ちに浸ることが少なかった今夏。ふと思い立って今日仕事してる間にいくつかクラムの作品を聴いて、どこか頭と心が中心に戻った感。一種の校正?
その中でも今はやっぱりVox Balaenae。フルート、チェロ、ピアノの特殊奏法を交えた奇怪だけど美しい音の風景が描くのは生命の誕生からほ乳類の台頭を見つめてきた「海」。
こないだのエントリーで言及したAviva Reedの「Revolution」シリーズにも通じるところが多々あると思うんです。なので今特に暑い、じゃなくて熱い曲。
中でも「Proterozoic」はフルートのハスキーな低音と特殊調弦のチェロのピチカートの響き、そしてそれを支えるピアノのドローン(ベース)が特徴的な美しい楽章。ゆったりと揺れたり、金属音が震えたり、囁くような尖った声が聞こえたり。
まだ色んなものを知らない海、というイメージ。
今でもまだちょっと敬遠されがちなクラムの音楽ですが、「鯨の声」は割と人気があるような印象があります。フルート界隈で憧れる人が少なくないってのもそうですが、比較的耳に不協和音的じゃない、特殊奏法も音楽にうまく溶け込んでる、などの要素もあるのかな。あと各楽器の活躍もいい感じだし。
なので特にクラシックに耳が慣れてる人にはクラムならまず「鯨の声」をオススメしてます。もちろんクラシック音楽をあんまり知らない人にも。さらに古代生物・生物史周りが好きな人にも。前述の絵と合わせて楽しみたいですね。
ただ今回は誕生日がメインで諸々の事情で一泊だけだったのであっという間でした。
あとそこそこ暑いながらも前の日々が暑くなかったためプールが冷たかった!それでも泳ぐ人は2回泳いでました。私は水着さえも持ってかなかったので足だけ。
私もそろそろ忙しい時期。仕事のお話が途切れずに来始めてこれは書き入れ時のはじまりはじまりな感じがひしひしします。
仕事部屋はどうも暑くなりやすいので特に長く働くときは無理せず扇風機(新しく買ったやつ、必要あれば前からある羽根が回るやつも)を使って、十分に水分補給しながら仕事しなくては。
ただ夜が暑いことは今のところ(田舎の方でも)なく。そこがメルボルンの夏で特に助かるところ。自宅も友人宅も夕方の良い頃に窓を開けると大分涼しくなります。昼でも風がちょっとあるときは(&ピアノ弾いてない時は)なるべく窓を開けたほうがよさげ。
キッチンの入り口にのれんも欲しいですが家の中にちょっとした風鈴も欲しいところです。
そして暑さといえば窓の外のブラインドがかなり仕事してます。ピアノを練習するときもちょっとでも防音にならないかと思って降ろしてるのですが、元々は暑さ避けのもの。かなり効きます。これがあればエアコン要らずってのもわかる気がします。(ただ40℃超えはまだ経験してない)
しかもブラインドの下にある生け垣がいい匂いのする木で(なんだかオーストラリア原産の植物らしい)ブラインド上げ下げする度にレモンっぽい良い匂いがします。
ただこの時期困るのは買い物。暑かったり忙しかったりで身の回りの買い物の機会が減りそうで。
(買い物が近くなって良かったー)
そこんとこ含めて無理せず生活していきたい残りの夏です。
明日はピアノ再開予定。まだ毎日ペースに慣れてない気もしますがせっかく弾けるんだからしっかり練習したいと思います。
今日の一曲: ジョージ・クラム 「Vox Balaenae(鯨の声)」より「Proterozoic(原生代)」
夏の夜といえばクラム、と勝手に自分は思ってるのですがなんだかばたばたしててそんな気持ちに浸ることが少なかった今夏。ふと思い立って今日仕事してる間にいくつかクラムの作品を聴いて、どこか頭と心が中心に戻った感。一種の校正?
その中でも今はやっぱりVox Balaenae。フルート、チェロ、ピアノの特殊奏法を交えた奇怪だけど美しい音の風景が描くのは生命の誕生からほ乳類の台頭を見つめてきた「海」。
こないだのエントリーで言及したAviva Reedの「Revolution」シリーズにも通じるところが多々あると思うんです。なので今特に暑い、じゃなくて熱い曲。
中でも「Proterozoic」はフルートのハスキーな低音と特殊調弦のチェロのピチカートの響き、そしてそれを支えるピアノのドローン(ベース)が特徴的な美しい楽章。ゆったりと揺れたり、金属音が震えたり、囁くような尖った声が聞こえたり。
まだ色んなものを知らない海、というイメージ。
今でもまだちょっと敬遠されがちなクラムの音楽ですが、「鯨の声」は割と人気があるような印象があります。フルート界隈で憧れる人が少なくないってのもそうですが、比較的耳に不協和音的じゃない、特殊奏法も音楽にうまく溶け込んでる、などの要素もあるのかな。あと各楽器の活躍もいい感じだし。
なので特にクラシックに耳が慣れてる人にはクラムならまず「鯨の声」をオススメしてます。もちろんクラシック音楽をあんまり知らない人にも。さらに古代生物・生物史周りが好きな人にも。前述の絵と合わせて楽しみたいですね。