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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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なんとか無事に。
前回のエントリーに拍手ありがとうございます。

本日めでたく引っ越し先が決まりました。
今住んでる場所から歩いて20分くらいのとこで、今いるエリアである・ユニットである(壁続きではあるけど構造からしてピアノ置く場所もある)という優先条件は満たしてます。
あとは果たして本当に昼にピアノ練習して大丈夫か、もし不具合があってもなんとかできるか、が課題かな。
とりあえず住むところが決まっただけで一つ心が楽に年が越せそうです。

そして今日は暑さも休みで涼しく朝に仕事も入ってなかったのでいきつけのカフェでシャクシューカ食べてきました。そこのカフェはクリスマス・boxing day・元日だけ休みなのですが巷のカフェやレストランなどは年末年始(というか夏休み)長めに休むところにあるのでこの時期メルボルンに遊びにくる方は注意。
ちなみにMoroccan Soup Barは1月ほぼいっぱい休みとか、そこまでは珍しいですがそういう長さのとこもありますよ、と。

前回Secret Symphonyの事にテンション上がって書かなかったのですが土曜の夜は友人の誕生日パーティーに行って来ました。ちょうど日中最高気温が40度超えた日で、着いた8時くらいでもまだ暑さが残ってましたが夜になるにつれて涼しくなっていい感じでした。
メインは(友人のパートナーがずっと担当で作ってくれた)カクテルでしたがスナック的軽食もあり。やっぱHummusは強い。1kgタブでみんな買うのすごいなー。私も好きだけどそのサイズは無理。
あとこっちでは人が集まって食べ物を持ってくる場ではフルーツが必ず食卓に上がるのですが、こういう気候でフルーツ最高です。特にブドウ素晴らしい。やっぱ水分補給は果物ですね。

それでメインのカクテルの中でも特に人気があったのがエスプレッソ・マティーニ。
メルボルンのバーでも最近人気なカクテルですが、家でも作れるそうで。
その時に教えてもらったのはエスプレッソ:ウォッカ:カルーアを1:1:1というレシピ。美味しいです。ただエスプレッソが家で作れないと始まりませんが。
他にもオールドファッションドの作り方を教えてもらったりもしました。家では材料がなかなか揃わなくてカクテルもできないし、作ってもシェーカー使うほどでもなかったりしましたが21歳の誕生日にもらったカクテルシェーカーが役立ってよかった。家でももっと使いたい。

そして今年もクリスマスは親友の家族に混ぜてもらうことになりました。
クリスマスの日は天気が暑くてクールチェンジが来るというメルボルンの夏らしい天候。
あわただしい場になりそうですがゆっくり楽しめるといいな。

さらにそれが終わってちょっとしたら年越しで旅行ですよ。つまりあと10日もしないで出発。
なのに誰も何にも言ってない。誰か何か言わないかな(他力本願)とは思いながらちょっとは準備し始めなければ。さてどうなるか。

明日は今年最後のバレエレッスンです。なので多分次のエントリーはここ半年のバレエ振り返りエントリーになりそうです。


今日の一曲: フランツ・シューベルト ピアノソナタハ短調 D.958 第4楽章



このブログ書くとき本文のトピックとかカバーしたいこととか今日の一曲で扱いたい曲とかテキストファイルにメモってストックしておいてるんですけど(結果単純に時間が過ぎて没になるものも多いですが)、なんか今日の一曲のとこに「シューベルト」って書いてあるのですが何を思ってそうメモしたか全くわからない。アーカイブを遡ってもあんまり今日の一曲で紹介してないので(それも一つの理由とは思いますが)何の曲あたりに山を張ってたかも不明。

なのでとりあえず自分が弾きたいシューベルトを書きました。シューベルトっていざ弾いてみるとあんまり自分に合わない気もするのですが、好きな作曲家ではあります。中でもこのソナタは短調の最後の楽章はタランテラということもあって(タランテラ関係のエントリーで紹介したかな)愛着がある曲です。

クラシックを色々聞いてると(平均的な曲の長さは全般的に長いのですが)たまーに「どうも曲の内容に対して長めの曲を書くなー」と思う作曲家がいます。ベルリオーズなんかもそういう印象ですがシューベルトはよく思います。
普通に形式に沿って書いてるんだけど、なんだか長い。弦楽四重奏「死と乙女」の最初の楽章とかもそうですね。

このタランテラも蜘蛛に噛まれて踊り続けるにはちょっと持久戦になってくる不思議な曲。ロンド形式の繰り返しが多いのが主な要因かな。同じパッセージを何回か違うキーで巡る、迷路みたいな音楽になってます。
プロコフィエフとかレスピーギとか他のタランテラで勢いが結構大事になってくるのに対して全体のバランスと音楽の形・流れを考えなくちゃいけないかな。

シューベルトが得意な軽妙さと、シューベルトにはちょっと珍しいレベルの暗さ(小悪魔的?)、しっかりロンド形式ながら迷路のように迷う感じ、そして色彩を変えながら統一性があったり、さりげなく色んなコントラストが詰まってる曲です。
こんなに長い曲じゃなければアンコールに向いてるかもしれないんだけどなー(無理ですが)

ということで前回シューベルトはブレンデルが良いと書いたのでブレンデルの録音。シューベルトの最後の3つのソナタが収録されてるCDです。それより前に書かれたソナタもいい曲あるんですが貫禄でいえば最後の3つが飛び抜けてると私は思います。特に最後のが。もう。

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メル響「Secret Symphony」2015年12月参戦!
祝!初Secret Symphony参加!
(あれ初めてだよね間違ってないよね)

Secret Symphonyとは。
メルボルン交響楽団がそのメインのコンサートシーズンとは別に不定期に開催してる音楽イベントです。
ある日突然InstagramTwitterで「始まるよ-」とお知らせがあって、そこからコンサート場所(メルボルンのシティのどこか)・プログラム曲(オケより小さい編成で1曲)・その作曲家についてちょっとは調べ物が必要になるレベルのわかりにくいヒントが数日おきに発表され。ヒントはどんどんわかりやすくなるのですが一番に3つ揃って正解した人にはなんか特典があったはず。
それでコンサート当日の数日前(今回は2日前)に場所と時間が発表されて、中に入ってからまた一つ謎解き的なものがあって作曲家・曲が発表されてから普段のコンサートよりちょっと遅い時間に開演。前述通り1曲だけなので終演もそんなに遅くなることはないです。
あ、そういえばこのSecret Symphonyコンサートは入場無料。日時が発表されたときにその時間が空けられないというリスクもありますが行けたらお得。

これまでには旧メルボルン監獄でメシアンの「時の終わりのための四重奏曲」をやったり、屋外のパヴィリオンでシェーンベルクの「浄められた夜」をやったり、カフェ「1000£」でバッハのコーヒーカンタータをやったり、謎解きだけでなくプログラムや場所も色々工夫とアイディアが込められたコンサートになってます。

今回のヒントは上記リンク2つにあるようになってました。ちょっとした調べ物で確認は必要でしたが作曲家と曲は中盤くらいに分かりました。決め手は「1943年」と「セレナード」(20世紀のこんな時期に書かれたセレナードはこの曲くらいしかないと思った)
ちなみにバラの写真は正に作曲家の名前を表す「ベンジャミン・ブリテン」とい品種のバラだそうです。なんか椿に似てるバラ。
ただ場所は最後の方のわかりやすいヒントまで分からなかったなー。動物園とか議事堂とか、メルボルンで人がいっぱい来てオーストラリアで最古ってだけじゃ絞りにくかった。

ということで今回のSecret Symphonyの答えは:
場所: 州立図書館(State Library of Victoria)
作曲家: ベンジャミン・ブリテン
曲: テノール、ホルンと弦楽のためのセレナード

いざ8時半の開場時間ちょうどに行ってみたら並んでた!こんな並んだのはWhite Night以来かも。(同じく州立図書館で)
コンサート後にfacebookで聞いたのですがどうも350人くらい聴きに来たらしいです。
最初の八角形の部屋での謎解き(数字探し)ではみんな広い中に散らばってたので実感なかったですが並んだときとコンサートやるreading roomに入ったときは確かに多かった。
メルボルンで行列並ぶことって多くはないんですが(まあ昔よりは増えたかな)、クラシック音楽謎解きイベントに(しかも2日前に発表)行列ができるってなんだか嬉しい。

そしてコンサート場所のreading roomでは奏者たちを取り囲むように1階も2階のバルコニーも人がいっぱい。私もバルコニーの奏者後方で聞きました。でも後ろ側ってのは意外と気になりませんでした。一部ちょっと歌い手の声が聞こえにくい部分があったくらいで。

ブリテンのこのセレナードは私もすごく好きな曲で。ブリテンの作品でかなりトップに食い込む作品。ピアーズ意識のテノールパート、最高にかっこいいホルンパート(今回は部屋の中を移動しながら吹く部分も)、パッサカリアの仕立て方、さらに歌詞に使ってるテキストもツボ。
こういうイベントで聴けるってのも贅沢な体験だなあ。

実際の演奏も素晴らしかったです。たまに(ピアーズとは別の意味で)人間離れしたような色がでるテノールの歌声、そしてホルンのエッジの効いた感じだったり最後に消えて、消えていく美しさも最高でした。

そもそもこの曲って小編成でかなりintimateな曲調なこともありコンサートホールには向いてない気がするんですよね。教会だったりchamberなセッティングだったり、そういう場所での演奏もいいけれど図書館ってのはなんだか曲にぴったりな演奏場所な気がしました。文学方面とのつながりもあるのですが、図書館ならではでの雰囲気というかなんというか。

これまでスケジュールが合わず、今回初めての参戦となりましたが最初の謎解き部分とか戸惑うことも多く。次回は場所見知りすることなくもっとイベントをエンジョイしたいと思います。

そして最後にこのSecret Symphonyのイベントとしての素晴らしさをちょっと。
無料で素晴らしい演奏、しかもメル響が普段弾かないレパートリーを聞いたり、普通のコンサートよりもより参加しやすいイベントってのももちろんそうですが、謎解きの構成やプロセスもうまく出来てますし、あとメルボルンの色んな場所(必ずしも観光で注目されない)に独特のやりかたでスポットを当てるってのもすごい。
もしも幸運にも開催時期にメルボルンに居ることがあれば是非動向をフォローして謎解きに挑戦して、できればコンサートにも行ってみてください。
私も来年の部に期待&スタンバイです!


今日の一曲: ベンジャミン・ブリテン 「テノール、ホルンと弦楽のためのセレナード」より「ノクターン(夜想曲)」



夜の闇と死の香りと類を見ない透明さと儚さ、本当に場所と雰囲気により魅力が増すこの曲。
そして歌詞として使われてる詩のチョイスや音楽との相性も良くて。
イギリス文学とイギリス音楽のすっごいいいとこどりな感じです。

で、このセレナードだと以前紹介した「Elegie」と「Dirge」の2つが一番好きなのですが、この「ノクターン」が他の楽章より頭一つ抜きんでて有名になるのもものすごく分かる。
まず歌詞がテニソンの詩っていうのも多分貢献してるんだろうけど音楽自体も。

ブリテンの音楽の透明感だったり空気の動きを感じるような作風って本当に不思議。
このノクターンもまた無限の軽さとか透き通った弦の音とか、空間を超えて響くホルンの音色とか。そして歌のパートの素晴らしさ。「dying, dying, dying」の繰り返し方とか、誰にも真似できないでしょあれ。

ブリテンの音楽の魅力やそれがどう自分と響くのか、言葉で説明するのは難しいです。
日本ではこっちとくらべてイギリス音楽に馴染みが薄く、中でもあんまり吹奏楽書いてない&現代寄りちょっと不協和音気味なブリテンってさらに馴染みがないかもと思うのですが、ブリテンを聴き始めてみるにはこのセレナードからってのも良いと思います。
あとかっこいいホルンを聴くには断然これ。

リンクしたのはオーストラリアが誇るホルンの神、バリー・タックウェルの演奏。手持ちのデニス・ブレインの演奏も素晴らしいのですがやっぱり縁もあるしタックウェルの演奏も欲しいです。そして手持ちもリンク先もテノールはピーター・ピアーズその人。これは譲れない。
(ただこの曲周りデジタルトラック情報がなんかあやふやな所があるのでそこんとこどうなってるんだろう)

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コンサート「Beethoven at 245」感想
暑いぜメルボルン!
ここ数日フルに夏です。昨日も夕方くらいまで暑かったし今日は朝起きたらもう30℃超えてたし明日は40℃超えだし、買い物とかちとしんどいですがそれでも嬉しい。外に出るぞ-。

・・・とまず昨日は友達のコンサートに出かけました。
ベートーヴェンの245歳の誕生日を祝ってピアノソナタ4つ!というがっつりベートーヴェンなプログラム。もともと彼の演奏はドイツ・ハンガリー系を聞くことが多いのですが、彼のベートーヴェンはやっぱり特別。

プログラムはこんな感じでした。
「Beethoven at 245」
場所:Fortyfive Downstairs
ピアノ: Tristan Lee
プログラム:
ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン ピアノソナタ第13番「幻想曲風」
ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン ピアノソナタ第14番「月光」
(休憩)
ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン ピアノソナタ第27番
ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン ピアノソナタ第23番「情熱」
アンコール: ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン エリーゼのために

メインのプログラムの中だと第27番が特に輝いてました。毎回書くようにすごい安定感のある演奏をする人なのでこの曲はすごく合うし、勇敢な第1楽章も暖かくて穏やかな第2楽章もしっかり存在感もあり。ちょっとマイナーだけど不思議なところのあるこのソナタの魅力がものすごく伝わってきた感。

「情熱」や「月光」はまだもっとすごい演奏が将来聴けるような気がするのですが第13番はもう確立してるような印象で。曲の解釈というかあり方がしっくり来てゆるぎないというか。弾く人としてうらやましい。

そしてアンコールのエリーゼのために。改めてちゃんとした演奏で聞くとちゃんと良い曲じゃん!と思ったのは私だけじゃないようで。とにかくシンプルで繊細な曲なんですよね。巷に溢れる諸々の録音や演奏がこの曲の良さを損ねてるってのは大変もったいないし悲しいと思いました。

Tristanの演奏はいつも自分にとってピアノの魅力、ピアノへの愛、ピアノのあり方、そしてピアニストとしてのピアノとの関係を色々思い出させてくれる演奏です。そういう物を普段は意識しない、ピアノのためのピアノでない曲を弾く方が自分は好きみたいなのですが、それでもちゃんと「ピアノ」と向き合わないとなと思った次第です。(特にワーグナー/リスト始めたからにはね)

さてなんでこんな時間に急いでブログを書いてるかというと今夜もコンサート行きなので。
以前こちらでも言及したメル響のSecret Symphonyに初参戦!以前絶対行きたいと思ったのに行けなかったメシアンの「時の終わりのための四重奏曲」@メルボルン監獄に次ぐ?大好きな曲が演奏されます。詳細は後ほど感想で。

そして明日は友人のバースデーで(夕方に出るんで多分40℃からは和らいでるはず)またお出かけ。夜ご飯どこで食べるか色々悩みます。
ただシティに新しく出来た讃岐うどん屋さんは半分セルフサービスで早いし安いしうどんも天ぷらも美味しかった。冷たい食事が食べたいときに重宝しそうです。


今日の一曲: ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン ピアノソナタ第27番 第2楽章



昨日は暑い日でしたがコンサート場所のFortyfive Downstairsは地下にあって結構涼しく。
その自然な涼しさのなかでこの第2楽章の暖かさが愛しかったです。たぶん人肌(または猫とかそういう動物の温度)なんだろうなーこの曲。

ベートーヴェンは32曲ピアノソナタを書いてます。若いときから晩年まで、ピアノソナタを聴いただけでもベートーヴェンの音楽の表現の変遷が分かるといっても過言じゃない。
曲の性格ももちろん色々ですし、あとソナタという形式の中で色々また曲の流れや構成なども実験しててそれも面白い。

特に後期のピアノソナタには2楽章だけのもの(だいたいソナタは3楽章とか4楽章で構成)があったり、ちょっと慎ましい感じの曲を書いたり、なかなか面白いです。
そうなんですよベートーヴェンのソナタは三大とか(そもそも三大とかないし)タイトルが付いてる曲以外も面白い曲揃いなんですよ。

ベートーヴェンのソナタって(ピアノに限らず)外れとかはないと思うのですが、特にこの第27番の第2楽章は初めて出会ったときに「あ、いいものを見つけた」と思わざるを得ないような、決して自分からは主張しないけれどとにかくピアノの曲として、音楽として、人間が作った作品としてたまらない魅力に溢れてます。

なのでとにかくピアノを弾く人もそうでない人もとりあえずベートーヴェンのピアノソナタを手に取って欲しいです。前述の通りたぶんどれでも行ける。そして32曲のうちどれかが特別な音楽になる可能性も大。

私の場合は好きなソナタはこの第27番とか第17番とか情熱とか第22番とか第31番とかちょこちょこあるのですが根がちょいとひねくれてるのとピアノとの関係性がまたちょっと違うのとか諸々ありで「特別な」ソナタは今のところないかな。弾いたり生で聞いたり語ったりでいつかそのうちできるはず、と思ってます。

ということでベートーヴェンのピアノソナタ全集をリンク。ブレンデルはシューベルト(ベートーヴェンと似てる時代の人でもある)の名手でもあるのでシューベルトもブレンデルがおすすめ。

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マホガニーシップとメルボルン周りの他の街
前回のエントリーに拍手どうもです~
聴いたり弾いたり生活したりの音楽家の諸々のバランスについてちょっと考えをメモしつつあるので近いうちに書きたいです。

さて昨日は天気もいい中ジーロングに行って来ました。イマイチ日本語での表記が分からないのですが(ジーロングだったりジロンだったり)要するにGeelongです。
メルボルンから車or電車で1時間くらい西にある街で、ヴィクトリア州第二の街(=メルボルンの次に大きい街)です。規模としてはかなりメルボルンとかなり差があります。平日の昼かなり静かでした。

そもそもジーロングに何で行ったかというとこちらを見に。

わかりにくい。あの色的に異彩を放つ船です。
この船はNotorious号。15世紀のポルトガル船の様式で作られた帆船で、その昔グレート・オーシャン・ロードあたりで難破して砂に沈んだ(けどたまに目撃される)マホガニーシップをモデルに作ったもの。以前もここで書いてますが難破船帆船好きなのでこの船の事を知ってから見てみたいと思ってました。
Notorious号はついこないだまでオーストラリアの東海岸を航海してて、12月の下旬にはジーロングを離れてまた旅に出るとのことでこのチャンスを逃すわけにはいきませんでした。

ただ写真で分かるとおり遠くから見るにとどまりました。マリーナのあたりってどこまで入っていいか入っちゃだめかどうも分からないので近づけなかったのです。

ジーロングはグレート・オーシャン・ロードとかにいく途中で通ったり乗り換えたりしたものの行くのは大分久しぶり。海沿いの街なのですが前回来たときよりも海水浴場が整ってたり。ただ全体としてはやっぱりメルボルンの方に出てく人も多いんだろうか。
ちなみにジーロングの海沿いのクリスマスツリーも写真とったので貼り付けておきます。



もちろんVIC州にはメルボルン、ジーロングの他にも色んな街があります。
北西側だとゴールドラッシュで有名なバララット(関帝廟もあるのです)や同じくゴールドラッシュで有名になり今は現代芸術の拠点としてもがんばってるベンディゴ、砂漠の一つ手前のマレー側沿いの街Mildura。
西側にはグレート・オーシャン・ロード関連の他にちょこちょこローカル産業もあるWarrnambool。
北には温泉(ぬるいらしい)も湧くことで有名なDaylesford、食物産業やなにか音楽イベントも色々あるShepparton、マレー川と共に栄えるEchuca。
東にはセールスポイントがよくわからないけどWarragulとかMoeとかSaleって街もあります。

だいたいどこに行くにしてもサザンクロス駅から電車and/orバスが出てて(とはいえ本数の問題があるので気軽にぶらっととはいきませんが)行こうと思えばどこでも行けないことはないのでもっと行ってみたいと思います。
(三国志ファンになってから関帝廟お参りしてないのでバララット行きたいなー。ワイナリー巡りな地域は一人だと楽しみ半減かもしれないけどDaylesfordとかどうかなーとか)

2015年は一人で郊外に旅行も行かなかったしまた州内旅行も考えてみたいです。
あと州外旅行も結局全然行ってないし。全体的に行動範囲を広くしたい。

とりあえず今は友達との年末旅行が楽しみです。ここしばらく暑くて天気もいいですが年末もこれくらい天気がいいといいなー。

完全なるついでですがメルボルンに戻ってシティのFederation Squareにあるレゴのクリスマスツリーの写真もアップします。




今日の一曲: 布袋寅泰 「嵐が丘」



突然の布袋さん。三國無双7(そして結局6も)のサントラを漁ってトラックで購入してたら史実エンディングの歌だったこの歌も欲しくなってしまって収録アルバム丸ごと購入してしまったという経緯。
なんたって史実エンディングですからね。バッドエンドとまでは言いませんが(呂布伝除く)史実ですから。だからこの曲もそういうシチュエーションで聴くわけでとにかく切ないです。

でもその切なさがまた三國無双に似合うんだよなー。あと疾走感。疾走感最高ですこの曲。
メロディーとかギターの感じとか好きなんだけど、全体的な音の流れとか形とか、自然なツボり方。

ということで初布袋さんなこのアルバムも聞き込み途中なのですがすでに好きな音楽。布袋さんってこういう曲書くのかー&こういうギタリストなのかーという発見もあって。これまでの諸々に加えてエレキギターの格好良さがわかるようになり美味しく味わうようになってきました。
これからも新しい音楽に出会うぞ-。

拍手[0回]

ばたばたしておりますが
前回の記事に拍手ありがとうございます。

一昨日は12月にもなったのに肌寒いなかちょっと久しぶりの友人の誕生日パーティーにドレスコード:カクテルドレスで行って来ました。色んな筋から学校つながりの色んな人の話が聞けてよかった。親しくない人でもどこで何してるかちょっと聴くだけでなんかほっとするところもあり。
そして誕生日だった友人も合唱を再開したとのことで大変嬉しい。ちなみに学校のオケでは第2バイオリンのリーダーでもあったのでついでにバイオリンも再開しちゃいなよとかつついておきました。
大学出てからすぐはそんな余裕もなかったのですが音楽再開したり趣味でつながるようになったり。そういうのなんかいいですね。

ところで話は変わりますが最近ピアノの練習にメシアン以外もちょっと加えてみるようになりました。メシアンだけで苦痛に思うことは全くないし飽きることもないのですが、長期的に考えて違う音楽もはさんでおいたほうがいいかな、と。手は早めに打っておくにこしたことない。

とりあえず今はワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」の「愛の死」(リストによるピアノ版)。
20世紀音楽で変なハーモニーや和音進行は慣れてるかと思ったけど弾いてみると「ん?」となる箇所が多い。20世紀の諸々のカオスの根源がワーグナーってのもあるんだけど、やっぱ聴いてみるのと弾いてみるのは違うなあ。
でも弾いてみて初めてわかることも多いし、弾いてみて初めて「これ分からんな」と思うことも多く。ただここから「これ分からんな」を分かるようになりたいですね。
ワーグナー的なくどさはあるけど美しい曲だし、是非自分のレパートリーに加えたい。リストもワーグナーもこれ一曲でだいたい十分だけどこれ一つだけ輝かせたいです。

そしてここ数ヶ月なにかと料理で新しい事したい欲が出てきて大根を糖しぼりで漬けたりベジタリアンちゃんぽんのレシピを開発してみたり、ギリシャヨーグルトとグリーンピースとフェタチーズ(うぃず唐辛子&松の実)を作ってみたり、今までとりあえずほぼ成功してなんだか自信がついてきた様子。あとはシャクシューカと(なぜ買ったかわからない)団子粉消費と甘いものも作れるようになったらいいなーと。食に対する好奇心は外食も料理も尽きないようで。

ゲームもあちらこちらちまちまとやってます。
一つ痛感してるのは三國志11で「三顧の礼」からだと劉備で全土統一するのはなんだか大変。
諸葛亮が確実にイベントつきで仲間になるのがこのシナリオなんだけど、苦労覚悟でもっと前のシナリオから始めて人材揃えてから登場年に迎えに行けるようにするしかないらしい。劉禅君主はそれで面白いのもあるんですが、やっぱりこう、劉備で統一するというロマンが。

だから13が出たら君主プレイはもっと早い劉備で始めたい。ただ最初はデフォが君主じゃない武将がいい。前から言ってるけど決まらないんですよね。

その点無双エンパは気軽に(子供が作りたい)武将を選んで始めてます。一ゲームが短いのと途中の戦闘は他の武将でプレイできるので。カスタムキャラ作りも相変わらずやってますが子供武将がある程度ランダムに出来るのも面白いんですよね。動いてるのを見るとなんとなーくキャラも定まってきて(ただ最初にできたチャラい息子は定まるまでもなくキャラが強烈だった)。

ということで年末で色々ありますが日常の諸要素のバランスをいい感じで保って行きたいと思います。幸い明日からしばらく天気も良いようですし、明日を筆頭に外出多めで楽しみたいですね。イレギュラーに振り回されず、バランスを保ちながら楽しめるように、年末年始のメンタルヘルスの心構えです。


今日の一曲はお休み。今ちょうど日本で買ったiTunes storeカード消費中なのでちょっと変わった物もお届けできるかな。



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