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また間があいてしまった。どうしてだろう。
まあどうしてってほどでもないんですけどね、バレエが週一絶賛ハードで水曜日は倒れてたり結構仕事が忙しかったりオフシーズンでも見るサッカーがあったり(今は女子W杯とコパ・アメリカです)。来週も月曜コンサートなのですがまた感想が遅れそう(汗)
年一くらいはバレエも見に行けたらなあ、と思うのですが忙しさだったり作品を結構選んじゃうのもあってなかなか行けない年も。そんなわけで前回このアリスやってたときは見に行けなかった記憶があるのですが今回こそは逃すまい!ということで時間を作って行ってきました。
The Australian Balleの「不思議の国のアリス」、原作ともディズニー版とも違う箇所もありますが、ストーリーはここで説明することもないほど有名ですね。バレエ版ではアリスが庭師の息子ジャックに思いを寄せていて、それをよしとしない母親がタルトを盗んだとしてジャックを追い出し、そこから不思議の国の赤の女王とタルトとハートのジャックのパラレルにつなげていくというオリジナル要素があり。基本的にくるみ割り人形もコッペリアもそうですが女の子が男の子を助ける構図がバレエは多いですね。
もちろんおなじみのキャラクターも続々登場。タップダンサーのMad Hatter(踊り始めると振り付け全てがそのリズムに支配される圧倒的な存在感!)、10人くらいで動かすチェシャ猫、体一つでなめらかにうごくいも虫(見てて目が飛び出ました)など。衣装も特徴的ですが踊りでもかなりキャラが立ってる。そういう意味では赤の女王最高でしたね!ケースのドレス(?)に入って登場してる時点から面白いのですが第3幕はバリエーションにそのほかの踊り・出番に無双状態でした(笑)それからDucchessの役をどうやら芸術監督の方がやってたようなのですがカメオ出演どころかものすごく出番が多くて面白い役どころでそんな楽しいのあり!?みたいな出演でした。いいなあそういうの。
アリスといえば主人公が大きくなったり小さくなったり、その他奇怪さや不思議さを再現するための演出が要ですがそういう点でもものすごく楽しかったし面白かったです。というかバレエを見たことなくても演出だけでも楽しめるよ!くらいには。セットの動きなんかの大きいスケールからその中の作りのディテールまで凝ってました。舞台でバレエとしてできることがぐんと広がる、ファンタジー感いっぱいの舞台になってました。あとは演出でいえばパラレルとか伏線とかみたいな要素にもニヤリとします。
そしてファンタジー感いっぱいなので音楽に関してももうチェレスタの出番があるわあるわ。これは音楽史上最大のチェレスタパートなんじゃないのかな。舞台や映画の音楽の良いところを集めたような音楽でちょこちょこ聞こえるリズムやハーモニーからオーストラリアの作曲家?と思ったのですが見事にハズレでした。ただ作曲家はなんと「Hitchhiker's Guide to the Galaxy」の音楽を書いた人らしくそれはファンタジーもお手の物なはずですよ。
とにかくずっと楽しかったです。三幕構成で休憩二回は長いかなと思ったのですが(特に今回行った日はfamily dayで子供連れも多かったです)第3幕でアクションも演出も踊りも笑いもアクセル全開になってまだまだ見たい!第3幕だけでもあと2回!(笑)みたいになっちゃいました。バレエをあまり見ない人でも楽しく見れると書きましたが一回見た人も何度でも楽しく見れる作品だと思います。
こんどこそ見逃さない!とは思っていたものの実はこの次のThe Australian Balletの公演がモダン版白鳥の湖「Lac」でそっちともかなり迷いました。そしてなんか気づいたのが運がよかったというか近々Classic Cinemaという映画館でマシュー・ボーンの白鳥の湖が上映されることを知り。ちょうど誕生日だし見に行くしかない!とテンション上がってます。現代物は色々見たいなあ。
ということで次はまた少なくとも1週間空くかな?(汗)最近インプットを欲してるので感想書くものじゃなくてももっとなんとかしたいところ。あ、兵馬俑も学校の冬休み後になったら見に行かなきゃ。他にも色々あるとは思うのでアンテナ色々張らないと。
今日の一曲: アルベルト・ヒナステラ 「クレオール舞曲集」
やっぱりどうも私は南米の音楽がないとやっていけないなと改めて思う今日この頃。このクレオール舞曲集も何年か前に日本に行ったときに楽譜買ったのですがなぜそのときにもっとヒナステラを買っておかなかったか。(分かってます、多分他にメシアンとか買う楽譜があったのとまだヒナステラにこんなに馴染むとは思ってなかったからだって)
南米の音楽の影響は完全に父からなのですが自分でヴィラ=ロボスやヒナステラ、ゴリホフを弾く様になって一口に南米といってもそれぞれの国や地域の特色の違いって色々あるなあと。そして同じイレギュラーな拍子のリズムを多用するといってもオーストラリアと南米のリズムはだいぶ違う。多分イレギュラーな拍子に至る道筋の違いから来てるんだろうけどまだまだ理論的に説明はできない部分が大きいです。
イレギュラーといえばこのクレオール舞曲集の第3番の11拍子が好きです。3+3+3+2(6+5)で一フレーズがなんとなくしっくり来てしまう息づかい。それが好きで短い曲だけど単独で弾きたくもなってしまいます。メシアン(1小節に23)もラヴェル(7拍子や5拍子)も素数の拍子をあたかもレギュラーであるような自然な響きにしてしまうリズムの天才の感性はすごいですね。
弾いてるとどうしても気になるのはバルトークのルーマニア舞曲集との類似性。現地の音楽を使うという基本的なところはもちろん、メロディックに仕立ててみたりミステリアスにしてみたり野性的な踊りのリズムでフィニッシュしてみたり、構成がかなり似てるような。
とりあえずリンクする録音は「ピアノ全曲集」みたいのを選んでみましたがヒナステラは他にもハープ協奏曲とか面白そうな作品を色々書いてるのでそのうち聴いてみたいです。自分が次楽譜を買って弾くならアルゼンチン舞曲集かなあ。
まあどうしてってほどでもないんですけどね、バレエが週一絶賛ハードで水曜日は倒れてたり結構仕事が忙しかったりオフシーズンでも見るサッカーがあったり(今は女子W杯とコパ・アメリカです)。来週も月曜コンサートなのですがまた感想が遅れそう(汗)
年一くらいはバレエも見に行けたらなあ、と思うのですが忙しさだったり作品を結構選んじゃうのもあってなかなか行けない年も。そんなわけで前回このアリスやってたときは見に行けなかった記憶があるのですが今回こそは逃すまい!ということで時間を作って行ってきました。
The Australian Balleの「不思議の国のアリス」、原作ともディズニー版とも違う箇所もありますが、ストーリーはここで説明することもないほど有名ですね。バレエ版ではアリスが庭師の息子ジャックに思いを寄せていて、それをよしとしない母親がタルトを盗んだとしてジャックを追い出し、そこから不思議の国の赤の女王とタルトとハートのジャックのパラレルにつなげていくというオリジナル要素があり。基本的にくるみ割り人形もコッペリアもそうですが女の子が男の子を助ける構図がバレエは多いですね。
もちろんおなじみのキャラクターも続々登場。タップダンサーのMad Hatter(踊り始めると振り付け全てがそのリズムに支配される圧倒的な存在感!)、10人くらいで動かすチェシャ猫、体一つでなめらかにうごくいも虫(見てて目が飛び出ました)など。衣装も特徴的ですが踊りでもかなりキャラが立ってる。そういう意味では赤の女王最高でしたね!ケースのドレス(?)に入って登場してる時点から面白いのですが第3幕はバリエーションにそのほかの踊り・出番に無双状態でした(笑)それからDucchessの役をどうやら芸術監督の方がやってたようなのですがカメオ出演どころかものすごく出番が多くて面白い役どころでそんな楽しいのあり!?みたいな出演でした。いいなあそういうの。
アリスといえば主人公が大きくなったり小さくなったり、その他奇怪さや不思議さを再現するための演出が要ですがそういう点でもものすごく楽しかったし面白かったです。というかバレエを見たことなくても演出だけでも楽しめるよ!くらいには。セットの動きなんかの大きいスケールからその中の作りのディテールまで凝ってました。舞台でバレエとしてできることがぐんと広がる、ファンタジー感いっぱいの舞台になってました。あとは演出でいえばパラレルとか伏線とかみたいな要素にもニヤリとします。
そしてファンタジー感いっぱいなので音楽に関してももうチェレスタの出番があるわあるわ。これは音楽史上最大のチェレスタパートなんじゃないのかな。舞台や映画の音楽の良いところを集めたような音楽でちょこちょこ聞こえるリズムやハーモニーからオーストラリアの作曲家?と思ったのですが見事にハズレでした。ただ作曲家はなんと「Hitchhiker's Guide to the Galaxy」の音楽を書いた人らしくそれはファンタジーもお手の物なはずですよ。
とにかくずっと楽しかったです。三幕構成で休憩二回は長いかなと思ったのですが(特に今回行った日はfamily dayで子供連れも多かったです)第3幕でアクションも演出も踊りも笑いもアクセル全開になってまだまだ見たい!第3幕だけでもあと2回!(笑)みたいになっちゃいました。バレエをあまり見ない人でも楽しく見れると書きましたが一回見た人も何度でも楽しく見れる作品だと思います。
こんどこそ見逃さない!とは思っていたものの実はこの次のThe Australian Balletの公演がモダン版白鳥の湖「Lac」でそっちともかなり迷いました。そしてなんか気づいたのが運がよかったというか近々Classic Cinemaという映画館でマシュー・ボーンの白鳥の湖が上映されることを知り。ちょうど誕生日だし見に行くしかない!とテンション上がってます。現代物は色々見たいなあ。
ということで次はまた少なくとも1週間空くかな?(汗)最近インプットを欲してるので感想書くものじゃなくてももっとなんとかしたいところ。あ、兵馬俑も学校の冬休み後になったら見に行かなきゃ。他にも色々あるとは思うのでアンテナ色々張らないと。
今日の一曲: アルベルト・ヒナステラ 「クレオール舞曲集」
やっぱりどうも私は南米の音楽がないとやっていけないなと改めて思う今日この頃。このクレオール舞曲集も何年か前に日本に行ったときに楽譜買ったのですがなぜそのときにもっとヒナステラを買っておかなかったか。(分かってます、多分他にメシアンとか買う楽譜があったのとまだヒナステラにこんなに馴染むとは思ってなかったからだって)
南米の音楽の影響は完全に父からなのですが自分でヴィラ=ロボスやヒナステラ、ゴリホフを弾く様になって一口に南米といってもそれぞれの国や地域の特色の違いって色々あるなあと。そして同じイレギュラーな拍子のリズムを多用するといってもオーストラリアと南米のリズムはだいぶ違う。多分イレギュラーな拍子に至る道筋の違いから来てるんだろうけどまだまだ理論的に説明はできない部分が大きいです。
イレギュラーといえばこのクレオール舞曲集の第3番の11拍子が好きです。3+3+3+2(6+5)で一フレーズがなんとなくしっくり来てしまう息づかい。それが好きで短い曲だけど単独で弾きたくもなってしまいます。メシアン(1小節に23)もラヴェル(7拍子や5拍子)も素数の拍子をあたかもレギュラーであるような自然な響きにしてしまうリズムの天才の感性はすごいですね。
弾いてるとどうしても気になるのはバルトークのルーマニア舞曲集との類似性。現地の音楽を使うという基本的なところはもちろん、メロディックに仕立ててみたりミステリアスにしてみたり野性的な踊りのリズムでフィニッシュしてみたり、構成がかなり似てるような。
とりあえずリンクする録音は「ピアノ全曲集」みたいのを選んでみましたがヒナステラは他にもハープ協奏曲とか面白そうな作品を色々書いてるのでそのうち聴いてみたいです。自分が次楽譜を買って弾くならアルゼンチン舞曲集かなあ。
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さてカウントダウンという名の籠城も終わりまして(家から出れない人結構いたみたいです)。
巷は(Queen's Birthdayで)連休なので便乗して一日お出かけに行ってきました。
行き先はPort MelbourneにあるStarward Distillery。シティからも近くトラムに乗ってからちょっと歩くだけでいけるお手軽なロケーションにあるウィスキーの蒸留所です。
以前のジン他蒸留酒テイスティングイベントで知った蒸留所で、蒸留所としての機能はもちろん、バーやテイスティング、ショップ、そして見学やマスタークラスなどをやってるそう。
見学は2種テイスティング付きで$10、さらにボトルで買うと10%offという特典が。マスタークラスは飲み方や合わせ方などのレクチャーも含め$120くらいだったかな。どちらも時間は決まってるのですが普通の見学は結構頻繁にやってます。その他のイベントもあるはず。
いやあ仕事が化学製品とか食品のの工場に関する色々を扱ってると理解度がぐんとあがりますね。もちろんそういう知識がなくても分かりやすく説明してくれますが、頭の中で工程を描きやすい。
途中工程で出来た液体もちょっとテイスティングしながら説明を聞いて、それから主要商品2種のテイスティング。蒸留所の歴史から製法から過去の限定品やら色んな面白い話も聴けました。
以前タスマニアに行ったときLark Distileryの見学に行きましたが、その名の元になったBill Larkという人はオーストラリアにおいてのウィスキーの祖で法整備から製法からなにから支援してオーストラリアでのウィスキー作りを広めた人なのですがこのStarward Distilleryもその影響を受けた蒸留所の一つ。近場でこんなにおいしいウィスキーが色々飲めるようになって、しかも世界的な賞をとるようなウィスキーもできて本当にありがたい。
一番面白かったのが気候によるウィスキーの熟成の違い。欧州の寒冷地は涼しい上に湿度があるので樽にウィスキー(になる酒)を入れておくといわゆる「天使の取り分」というやつでアルコール分が減るのですが、メルボルンで作るとその乾燥した変わりやすい気候のため逆に水分が飛んでアルコール分が高くなる(しかも変化量が多い!)そうで。それによって単純にヨーロッパの何年物とかと比べることができない味の変化が熟成中に起こるんだとか。
そういう違いを乗り越えてのメルボルン独特のウィスキー、是非家に一本欲しいなと思ってたので一本買ってきました。
こちらシングルモルトのNovaです。ラベルにもありますがここの蒸留所で作る商品は赤ワイン(主にオーストラリア産)の樽で熟成しています。他にSoleraはシェリー樽で熟成してるウィスキーなのですが希少価値もあってお値段がだんだんつり上がってるとか。
テイスティングで出たのはこのNovaとTwo-fold。Two-foldは大麦と小麦のブレンドで飲みやすくお手頃な値段でカクテル用に置いておいたり色んな飲み方で楽しめるお手軽ウィスキー。まろやかで飲みやすかったのですがあんまり飲みやすくても困るので(笑)角が楽しめるNovaにしました。(あとTwo-foldの瓶はこれみたいに模様がついてなかったのもちょっと理由)
他にも限定品だったりウィスキーを混ぜて作ったカクテルをボトルで売ってたり、あとバーメニューもおしゃれな感じのハイボールバリエーションがあったり。Two-foldのコンセプトから分かるように基本「ウィスキーは色んな飲み方で楽しんで欲しい」というポリシーの蒸留所で、見学案内してくれた店員のお兄さんはTwo-foldをショットで飲んだりも好きだそうです。こんなに大きいボトルなんだしちょっと変わった飲み方もしてみようかな。(でも冬は冷たいと寒い・・・)

せっかくPort Melbourneに行ったので海沿いなど散歩してみました。
どうも喘息の薬が切れがちで最終的に消耗してしまったのですが海見に行って心は落ち着きました。寒かったり風があったりシティなど人が多いところにいったり、普段の生活ではあまり晒されない喘息誘発要素には気をつけないとですね。どうしても怪しかったらお医者さん行きます。
今日の一曲: グスタフ・マーラー 交響曲第5番 第4楽章(Adagietto)
こないだのカウントダウンで20位だったマーラー。個人的にはもっと上でもいいよー、という気持ちでしたがやっぱ上の方の作曲家の壁は高い。
「この作曲家の音楽がなけりゃ生きていけない」というのが副題だったので、そういう意味ではマーラーを知ってしまったらそう感じる人が多いんじゃないかと思うのですが。親しみやすさでは色んな人に負けるかなあ。
そんなマーラーの親しみやすさをぐっと上げて順位を20位まで上げることができたのはやっぱりこの曲のおかげじゃないかなあ。マーラーの作品の中で知名度ダントツな楽章。それだけでも演奏されたりしますし(とはいえ5番は聴き所多いしバランスも取れてるので勿体ない・・・)
最近(比較的)この楽章単独でチェロアンサンブル版を入手したのが気に入ってよく聴いてたのですが今回カウントダウンで久しぶりにオリジナル版を聴いたら心の古傷から新しい傷からみんな開いて沁みてまあ大変でした。思えばこの曲を弾いたのは2001年のだいたいこれくらいの季節。とてもしんどい時期で、あとすごく寒かったことを覚えています。その頃の傷からもうしみるんですからたまったもんじゃない。
でもプレゼンターの人もちょっと泣いちゃったっていって涙声になってたので(ちなみにシューベルトのアヴェマリアでも泣いてました)私だけじゃなかった。演奏にもなんかあったのかも。
マーラーの交響曲といえば自信が「世界のようになければならない」というほど壮大で世間でもそのイメージが強いのですがその至る所にパーソナルな要素がいっぱい詰まってることは忘れちゃいけないと思います。この楽章もそうですし、こないだ聴きに行った10番なんか良い例ですね(難しい例ではあるとは思いますが)。
そしてやっぱりこの曲も第1楽章の葬送行進曲から始まって色々あってこの楽章があってからの最終楽章を迎えるというコンプリートで楽しむのが一番だししみた傷もよく癒えると思います(笑)
リンクした録音はMarkus Stenz指揮でメル響。いい時代だったなあとついつい懐古的になってしまいます。また面白いプログラムをひっさげて戻ってこないかなあ。たまには見たいし聴きたいです。
巷は(Queen's Birthdayで)連休なので便乗して一日お出かけに行ってきました。
行き先はPort MelbourneにあるStarward Distillery。シティからも近くトラムに乗ってからちょっと歩くだけでいけるお手軽なロケーションにあるウィスキーの蒸留所です。
以前のジン他蒸留酒テイスティングイベントで知った蒸留所で、蒸留所としての機能はもちろん、バーやテイスティング、ショップ、そして見学やマスタークラスなどをやってるそう。
見学は2種テイスティング付きで$10、さらにボトルで買うと10%offという特典が。マスタークラスは飲み方や合わせ方などのレクチャーも含め$120くらいだったかな。どちらも時間は決まってるのですが普通の見学は結構頻繁にやってます。その他のイベントもあるはず。
いやあ仕事が化学製品とか食品のの工場に関する色々を扱ってると理解度がぐんとあがりますね。もちろんそういう知識がなくても分かりやすく説明してくれますが、頭の中で工程を描きやすい。
途中工程で出来た液体もちょっとテイスティングしながら説明を聞いて、それから主要商品2種のテイスティング。蒸留所の歴史から製法から過去の限定品やら色んな面白い話も聴けました。
以前タスマニアに行ったときLark Distileryの見学に行きましたが、その名の元になったBill Larkという人はオーストラリアにおいてのウィスキーの祖で法整備から製法からなにから支援してオーストラリアでのウィスキー作りを広めた人なのですがこのStarward Distilleryもその影響を受けた蒸留所の一つ。近場でこんなにおいしいウィスキーが色々飲めるようになって、しかも世界的な賞をとるようなウィスキーもできて本当にありがたい。
一番面白かったのが気候によるウィスキーの熟成の違い。欧州の寒冷地は涼しい上に湿度があるので樽にウィスキー(になる酒)を入れておくといわゆる「天使の取り分」というやつでアルコール分が減るのですが、メルボルンで作るとその乾燥した変わりやすい気候のため逆に水分が飛んでアルコール分が高くなる(しかも変化量が多い!)そうで。それによって単純にヨーロッパの何年物とかと比べることができない味の変化が熟成中に起こるんだとか。
そういう違いを乗り越えてのメルボルン独特のウィスキー、是非家に一本欲しいなと思ってたので一本買ってきました。
こちらシングルモルトのNovaです。ラベルにもありますがここの蒸留所で作る商品は赤ワイン(主にオーストラリア産)の樽で熟成しています。他にSoleraはシェリー樽で熟成してるウィスキーなのですが希少価値もあってお値段がだんだんつり上がってるとか。
テイスティングで出たのはこのNovaとTwo-fold。Two-foldは大麦と小麦のブレンドで飲みやすくお手頃な値段でカクテル用に置いておいたり色んな飲み方で楽しめるお手軽ウィスキー。まろやかで飲みやすかったのですがあんまり飲みやすくても困るので(笑)角が楽しめるNovaにしました。(あとTwo-foldの瓶はこれみたいに模様がついてなかったのもちょっと理由)
他にも限定品だったりウィスキーを混ぜて作ったカクテルをボトルで売ってたり、あとバーメニューもおしゃれな感じのハイボールバリエーションがあったり。Two-foldのコンセプトから分かるように基本「ウィスキーは色んな飲み方で楽しんで欲しい」というポリシーの蒸留所で、見学案内してくれた店員のお兄さんはTwo-foldをショットで飲んだりも好きだそうです。こんなに大きいボトルなんだしちょっと変わった飲み方もしてみようかな。(でも冬は冷たいと寒い・・・)
せっかくPort Melbourneに行ったので海沿いなど散歩してみました。
どうも喘息の薬が切れがちで最終的に消耗してしまったのですが海見に行って心は落ち着きました。寒かったり風があったりシティなど人が多いところにいったり、普段の生活ではあまり晒されない喘息誘発要素には気をつけないとですね。どうしても怪しかったらお医者さん行きます。
今日の一曲: グスタフ・マーラー 交響曲第5番 第4楽章(Adagietto)
こないだのカウントダウンで20位だったマーラー。個人的にはもっと上でもいいよー、という気持ちでしたがやっぱ上の方の作曲家の壁は高い。
「この作曲家の音楽がなけりゃ生きていけない」というのが副題だったので、そういう意味ではマーラーを知ってしまったらそう感じる人が多いんじゃないかと思うのですが。親しみやすさでは色んな人に負けるかなあ。
そんなマーラーの親しみやすさをぐっと上げて順位を20位まで上げることができたのはやっぱりこの曲のおかげじゃないかなあ。マーラーの作品の中で知名度ダントツな楽章。それだけでも演奏されたりしますし(とはいえ5番は聴き所多いしバランスも取れてるので勿体ない・・・)
最近(比較的)この楽章単独でチェロアンサンブル版を入手したのが気に入ってよく聴いてたのですが今回カウントダウンで久しぶりにオリジナル版を聴いたら心の古傷から新しい傷からみんな開いて沁みてまあ大変でした。思えばこの曲を弾いたのは2001年のだいたいこれくらいの季節。とてもしんどい時期で、あとすごく寒かったことを覚えています。その頃の傷からもうしみるんですからたまったもんじゃない。
でもプレゼンターの人もちょっと泣いちゃったっていって涙声になってたので(ちなみにシューベルトのアヴェマリアでも泣いてました)私だけじゃなかった。演奏にもなんかあったのかも。
マーラーの交響曲といえば自信が「世界のようになければならない」というほど壮大で世間でもそのイメージが強いのですがその至る所にパーソナルな要素がいっぱい詰まってることは忘れちゃいけないと思います。この楽章もそうですし、こないだ聴きに行った10番なんか良い例ですね(難しい例ではあるとは思いますが)。
そしてやっぱりこの曲も第1楽章の葬送行進曲から始まって色々あってこの楽章があってからの最終楽章を迎えるというコンプリートで楽しむのが一番だししみた傷もよく癒えると思います(笑)
リンクした録音はMarkus Stenz指揮でメル響。いい時代だったなあとついつい懐古的になってしまいます。また面白いプログラムをひっさげて戻ってこないかなあ。たまには見たいし聴きたいです。
放送されたー騒いだー楽しんだー!
ということでさっそく今週末放送されたカウントダウンのおさらいです。
今回投票+予想があって長くなるのでランキング自体はこちらをどうぞ。
あとリンク先にもありますが101~200位はこちら。
投票:
(1)オリヴィエ・メシアン 105位
ということでさっそく今週末放送されたカウントダウンのおさらいです。
今回投票+予想があって長くなるのでランキング自体はこちらをどうぞ。
あとリンク先にもありますが101~200位はこちら。
投票:
(1)オリヴィエ・メシアン 105位
(2)ドミトリ・ショスタコーヴィチ 24位
(3)モーリス・ラヴェル 28位
(4)グスタフ・マーラー 20位
(5)レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ 11位
(6)ロス・エドワーズ 30位
(7)フランツ・シューベルト 8位
(8)ヨハネス・ブラームス 14位
(9)セルゲイ・ラフマニノフ 9位
(10)イーゴリ・ストラヴィンスキー 46位
予想:
(1) モーツァルトとベートーヴェンが両方トップ3 ランクイン ○(3位と1位)
(2) ラヴェルが50位までにランクイン ○(28位)
(3) ヴォーン=ウィリアムズが100位までにランクイン ○(11位)
(4) メシアンは100位までにランクインしない ×(105位)
(5) ショスタコーヴィチは51位~100位にランクイン ×(24位)
(6) マーラーは10位までにランクイン ×(20位)
(7) Kats-Cherninはオーストラリアの作曲家として&女性作曲家として最上位 ○
(8) シューベルトを代表して放送される作品は歌曲以外 ×(歌曲も歌曲以外もあった)
(9) 200位までにランクインしたオーストラリアの作曲家は10人を超える ○(100位以内ですでに10人、101位以降はたくさんいたので数えてない)
(10) 1901年以後に生まれた作曲家はトップ20にランクインしない ×(Sculthorpe, Kats-Chernin, John Williams)
(11) ブラームスの順位はワーグナーの順位より上(14位と35位)
(12) 「ピアノ協奏曲」が代表作品として放送された最上位の作曲家は「オペラから一部」が代表作品として放送された最上位の作曲家より順位が上 ○(ベートーヴェンの1位とプッチーニの19位)
(13) 「ドビュッシー」は午後(12:01~)に発表される(代表作品が「牧神の午後のための前奏曲」ならボーナスポイント) ○(2日目の12:12、代表作品は月の光なのでボーナスは×)
予想の外れ方も含め、そして101~200位の顔ぶれも合わせて全体の傾向としてはすごくポジティブな印象を受けました。20世紀以降の作曲家、オーストラリアの作曲家、そしてこれまでにスポットライトが当たりにくかった女性作曲家がばんばん顔を出すんですから。それでいて定番の作曲家も概ね納得いくところにランクインして。良いランキングだと思います。
でもまあ欲を言えば例えば自分が投票した中でいうとストラヴィンスキーとラヴェルはもちょっと上がよかったかな・・・
逆に「こんなに上に!?」だったのがヴォーン=ウィリアムズ、ショスタコーヴィチ、それからメシアン。メシアンはもうちょっと経ったら100位以内ランクインも夢じゃない気がします。地位がほんと向上しましたねえ。
トップ3はまあそうなるね、って顔ぶれですがそれでも自分の予想でもまだ結果がでない項目もありましたし(12番)ラジオ放送席でも面白いハプニングがあったりで最後まで楽しめました。それに毎年恒例でリスナーの反応や声や状況も楽しんだり、普段は音楽を聴くって個人的な行為なんですがほんと自分にとっては一年に一回このカウントダウンはお祭りです(笑)
放送アーカイブはこちら。最後の第九や1日目のまとめも含めいくつかに分かれてますのでゆっくり楽しむといいですね。
来年のテーマ・・・どうなるんでしょうね?曲を投票するシステムに戻るとは思いますし前あった「ピアノ」とか「モーツァルト」みたいな狭めの縛りありテーマも避けて通常仕様に戻るのが妥当じゃないかしらん。
「Swoon」の時みたいにふわっとしたテーマで悩むのもまたいいですね。来年も楽しみにしています。
今日の一曲: ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン 交響曲第9番 第4楽章(「歓喜の歌」)
もうね、これでカウントダウンを〆るのがどれだけ盛り上がって様式美にかなってて終わってから満足感があることか(笑)もう1位はベートーヴェン以外あり得なかったようなフィニッシュでした。
そして今回1位発表+代表作品が流れてから1時間ほどベートーヴェンリクエストタイムがあってその後にシドニーオペラハウスで「歓喜の歌」部分を生放送!という話だったのですがここでちょっとした事件が。
オペラハウスに居る朝のプレゼンターだった人から電話がかかってきて「900人(!)のはずの合唱団が一人足りないから今から来て!」と夕方のプレゼンターの方を呼んで、なんと急遽ほんとにオペラハウスに向かうことに。
カウントダウンの公式サイトにも楽譜のpdfがアップされてリスナーもみんなで歌おう!という趣旨のイベントになりました。
私も一応弾いたことあるしそうでなくても有名な曲なので合唱パートを追ってちょっと歌ってみましたが大変でした(ちなみに声域はテノール)。ドイツ語は10年生以来だしテノール記号はまだそれなりに読めますが速いとこは速いですからね。そもそも言葉を使って歌うのがそんなに得意じゃない。あと縦幅が変わるスコアをスクロールし続けるのは結構トリッキーなんですよね。
でも合唱はちょろっとできるようになると良いなあ。今回のこれで「一緒に音楽の一部になる」っていう楽しみをまたちょっと味わった気がして。(まだオケ始まらないですからね!)
もうちょっと難易度が低いやつでまたやってほしいです(完全に他力本願)。
さてリンクしたのはCDの再生時間の元にもなったと言われる・・・のとは同じかわかりませんがカラヤンの第九。あんまりここで第九なんて紹介しませんから王道を。それにだいたい何聴いても楽しいですよきっと。
予想の外れ方も含め、そして101~200位の顔ぶれも合わせて全体の傾向としてはすごくポジティブな印象を受けました。20世紀以降の作曲家、オーストラリアの作曲家、そしてこれまでにスポットライトが当たりにくかった女性作曲家がばんばん顔を出すんですから。それでいて定番の作曲家も概ね納得いくところにランクインして。良いランキングだと思います。
でもまあ欲を言えば例えば自分が投票した中でいうとストラヴィンスキーとラヴェルはもちょっと上がよかったかな・・・
逆に「こんなに上に!?」だったのがヴォーン=ウィリアムズ、ショスタコーヴィチ、それからメシアン。メシアンはもうちょっと経ったら100位以内ランクインも夢じゃない気がします。地位がほんと向上しましたねえ。
トップ3はまあそうなるね、って顔ぶれですがそれでも自分の予想でもまだ結果がでない項目もありましたし(12番)ラジオ放送席でも面白いハプニングがあったりで最後まで楽しめました。それに毎年恒例でリスナーの反応や声や状況も楽しんだり、普段は音楽を聴くって個人的な行為なんですがほんと自分にとっては一年に一回このカウントダウンはお祭りです(笑)
放送アーカイブはこちら。最後の第九や1日目のまとめも含めいくつかに分かれてますのでゆっくり楽しむといいですね。
来年のテーマ・・・どうなるんでしょうね?曲を投票するシステムに戻るとは思いますし前あった「ピアノ」とか「モーツァルト」みたいな狭めの縛りありテーマも避けて通常仕様に戻るのが妥当じゃないかしらん。
「Swoon」の時みたいにふわっとしたテーマで悩むのもまたいいですね。来年も楽しみにしています。
今日の一曲: ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン 交響曲第9番 第4楽章(「歓喜の歌」)
もうね、これでカウントダウンを〆るのがどれだけ盛り上がって様式美にかなってて終わってから満足感があることか(笑)もう1位はベートーヴェン以外あり得なかったようなフィニッシュでした。
そして今回1位発表+代表作品が流れてから1時間ほどベートーヴェンリクエストタイムがあってその後にシドニーオペラハウスで「歓喜の歌」部分を生放送!という話だったのですがここでちょっとした事件が。
オペラハウスに居る朝のプレゼンターだった人から電話がかかってきて「900人(!)のはずの合唱団が一人足りないから今から来て!」と夕方のプレゼンターの方を呼んで、なんと急遽ほんとにオペラハウスに向かうことに。
カウントダウンの公式サイトにも楽譜のpdfがアップされてリスナーもみんなで歌おう!という趣旨のイベントになりました。
私も一応弾いたことあるしそうでなくても有名な曲なので合唱パートを追ってちょっと歌ってみましたが大変でした(ちなみに声域はテノール)。ドイツ語は10年生以来だしテノール記号はまだそれなりに読めますが速いとこは速いですからね。そもそも言葉を使って歌うのがそんなに得意じゃない。あと縦幅が変わるスコアをスクロールし続けるのは結構トリッキーなんですよね。
でも合唱はちょろっとできるようになると良いなあ。今回のこれで「一緒に音楽の一部になる」っていう楽しみをまたちょっと味わった気がして。(まだオケ始まらないですからね!)
もうちょっと難易度が低いやつでまたやってほしいです(完全に他力本願)。
さてリンクしたのはCDの再生時間の元にもなったと言われる・・・のとは同じかわかりませんがカラヤンの第九。あんまりここで第九なんて紹介しませんから王道を。それにだいたい何聴いても楽しいですよきっと。
ここのブログに書こうと思ったんだけどオーストラリア代表の親善試合に見入ってしまってすっかり忘れていたよ!!
ただその前に。
今年初にしておそらく唯一のオケ仕事お声かかりました!
8月上旬のStonnington Symphony Orchestraのコンサートです。新しい作曲家の初演の曲とプロコフィエフの交響曲5番を弾く予定ですがプログラムの残りの1曲に変更ありみたいな感じだったので書き出すのはまた今度。
さて今年もあらためて豪ABC Classic FMのカウントダウンの季節です。
今年のテーマは「作曲家」。例年のように曲に投票して戦わせるのではなく推しの作曲家に票を入れるシステム。私が投票した作曲家はこちらのエントリーで。
ふと今回は思いついて結果予想みたいなことをしてみようと思い。
ただ単純に順位予想をするのは難しいし自分で考えてそんなにわくわくしないかなと思ったのでいくつか条件みたいのを決めてみました。
説明が下手ですが要するにこういうことです:
(1) モーツァルトとベートーヴェンが両方トップ3 ランクイン
(2) ラヴェルが50位までにランクイン
(3) ヴォーン=ウィリアムズが100位までにランクイン
(4) メシアンは100位までにランクインしない
(5) ショスタコーヴィチは51位~100位にランクイン
(6) マーラーは10位までにランクイン
(7) Kats-Cherninはオーストラリアの作曲家として&女性作曲家として最上位
(8) シューベルトを代表して放送される作品は歌曲以外
(9) 200位までにランクインしたオーストラリアの作曲家は10人を超える
(10) 1901年以後に生まれた作曲家はトップ20にランクインしない
(11) ブラームスの順位はワーグナーの順位より上
(12) 「ピアノ協奏曲」が代表作品として放送された最上位の作曲家は「オペラから一部」が代表作品として放送された最上位の作曲家より順位が上
(13) 「ドビュッシー」は午後(12:01~)に発表される(代表作品が「牧神の午後のための前奏曲」ならボーナスポイント)
いかがでしょうか。後半はちょっとひねってみました。これも考えるの難しいんですよね、特に上位に入るであろう作曲家が絡んでくると。
13は完全に運(午後は土・日あります)なのですがボーナスポイントは手堅いんじゃないかなと思います(ただしボーナスポイントはボーナスポイントなのでメインの予想ありきです)。
6も大分希望が入ってる気がします(笑)トップ10は難しい。
逆に4は悲観的とでもいうべきか、自分は票入れましたがランクインは難しいと思います。
7は結構良い線いくんじゃないか?と思いましたが事前のチラ見せstatsが出てからどう転ぶかわからない感じになりましたね。100位までにちょうど10人ラリアの作曲家ですから(つまりは9は101位以降にあと一人でも居れば成立)。あと11世紀でランクインしてる作曲家がほぼ間違いなくあの女性作曲家なので彼女の順位がどんな感じか。
同じくチラ見せstatsをみると10ももしかしたら外れるかも?みたいな雰囲気がありますね。でもそれはむしろ現代に近い作曲家が評価されてるってことで良いことだと思います。
あと8は賭けですね。作品数で圧倒的歌曲でも、歌曲以外でもかなり有名な曲いっぱいありますから。
あとは12の考え方が面白いですね。上位にモーツァルトやベートーヴェンが来ることを考えて果たしてモーツァルトを代表する作品が何になるかとか他にピアノ協奏曲で攻めてきそうなのは誰かとか。
カウントダウンの特定の部分だけでなく(200位まで発表されるアフターまで)色んな過程が楽しめる予想になったと思います。
これ一つ一つにご褒美(といっても自腹)を賭けるのもありかなと思ったのですが予想はともかくご褒美を13つも思いつく(そして難易度順に割り当てる)のもなんだかめんどかったのでやめました。好きなときに好きなことします(笑)
ということで明日メルボルン時間朝9時から放送になるのかな?それでいいんだよね?
(TwitterのTLが今圧倒的女子サッカーなのでお知らせが流れても分からない)
先ほどのABC Classic FMのリンク先からネットでも聴けます。
果たして誰が一位に輝くか、13の予想はどれだけ当たるのか楽しみです。Twitterで今年も実況とも言えない色々をつぶやいたり叫んだりします。
そしてこれも恒例ですがカウントダウン後のまとめもやりますよー。予想結果もそこでカバーできるといいな。
今日は遅く始めたので今日の一曲はお休み。次回はもちろん1位に輝いた作曲家から。
ただその前に。
今年初にしておそらく唯一のオケ仕事お声かかりました!
8月上旬のStonnington Symphony Orchestraのコンサートです。新しい作曲家の初演の曲とプロコフィエフの交響曲5番を弾く予定ですがプログラムの残りの1曲に変更ありみたいな感じだったので書き出すのはまた今度。
さて今年もあらためて豪ABC Classic FMのカウントダウンの季節です。
今年のテーマは「作曲家」。例年のように曲に投票して戦わせるのではなく推しの作曲家に票を入れるシステム。私が投票した作曲家はこちらのエントリーで。
ふと今回は思いついて結果予想みたいなことをしてみようと思い。
ただ単純に順位予想をするのは難しいし自分で考えてそんなにわくわくしないかなと思ったのでいくつか条件みたいのを決めてみました。
説明が下手ですが要するにこういうことです:
(1) モーツァルトとベートーヴェンが両方トップ3 ランクイン
(2) ラヴェルが50位までにランクイン
(3) ヴォーン=ウィリアムズが100位までにランクイン
(4) メシアンは100位までにランクインしない
(5) ショスタコーヴィチは51位~100位にランクイン
(6) マーラーは10位までにランクイン
(7) Kats-Cherninはオーストラリアの作曲家として&女性作曲家として最上位
(8) シューベルトを代表して放送される作品は歌曲以外
(9) 200位までにランクインしたオーストラリアの作曲家は10人を超える
(10) 1901年以後に生まれた作曲家はトップ20にランクインしない
(11) ブラームスの順位はワーグナーの順位より上
(12) 「ピアノ協奏曲」が代表作品として放送された最上位の作曲家は「オペラから一部」が代表作品として放送された最上位の作曲家より順位が上
(13) 「ドビュッシー」は午後(12:01~)に発表される(代表作品が「牧神の午後のための前奏曲」ならボーナスポイント)
いかがでしょうか。後半はちょっとひねってみました。これも考えるの難しいんですよね、特に上位に入るであろう作曲家が絡んでくると。
13は完全に運(午後は土・日あります)なのですがボーナスポイントは手堅いんじゃないかなと思います(ただしボーナスポイントはボーナスポイントなのでメインの予想ありきです)。
6も大分希望が入ってる気がします(笑)トップ10は難しい。
逆に4は悲観的とでもいうべきか、自分は票入れましたがランクインは難しいと思います。
7は結構良い線いくんじゃないか?と思いましたが事前のチラ見せstatsが出てからどう転ぶかわからない感じになりましたね。100位までにちょうど10人ラリアの作曲家ですから(つまりは9は101位以降にあと一人でも居れば成立)。あと11世紀でランクインしてる作曲家がほぼ間違いなくあの女性作曲家なので彼女の順位がどんな感じか。
同じくチラ見せstatsをみると10ももしかしたら外れるかも?みたいな雰囲気がありますね。でもそれはむしろ現代に近い作曲家が評価されてるってことで良いことだと思います。
あと8は賭けですね。作品数で圧倒的歌曲でも、歌曲以外でもかなり有名な曲いっぱいありますから。
あとは12の考え方が面白いですね。上位にモーツァルトやベートーヴェンが来ることを考えて果たしてモーツァルトを代表する作品が何になるかとか他にピアノ協奏曲で攻めてきそうなのは誰かとか。
カウントダウンの特定の部分だけでなく(200位まで発表されるアフターまで)色んな過程が楽しめる予想になったと思います。
これ一つ一つにご褒美(といっても自腹)を賭けるのもありかなと思ったのですが予想はともかくご褒美を13つも思いつく(そして難易度順に割り当てる)のもなんだかめんどかったのでやめました。好きなときに好きなことします(笑)
ということで明日メルボルン時間朝9時から放送になるのかな?それでいいんだよね?
(TwitterのTLが今圧倒的女子サッカーなのでお知らせが流れても分からない)
先ほどのABC Classic FMのリンク先からネットでも聴けます。
果たして誰が一位に輝くか、13の予想はどれだけ当たるのか楽しみです。Twitterで今年も実況とも言えない色々をつぶやいたり叫んだりします。
そしてこれも恒例ですがカウントダウン後のまとめもやりますよー。予想結果もそこでカバーできるといいな。
今日は遅く始めたので今日の一曲はお休み。次回はもちろん1位に輝いた作曲家から。
過去のエントリーにちらほら拍手が来ていたのにちょっとぶりに気づきました。もちろん時間が経つと色々恥ずかしくはあるのですがそれでも変わらずありがとうございます。
メルボルンは5月末としてはとんでもない寒さで(でも季節予報としては例年より暖かくなって水不足の恐れがあるとか)サッカーの試合に出かける用事がなくてよかった。動かないでいたら凍えるところでした。
一年サッカーを見て勝ち負けとか内容とか感情とか出費とか、他にも学ぶこと考えること初めて体験することが色々あったのですが一つ何か思うことでブログに書くとしたら前も書いたと思いますが短縮名、愛称の話あたりがあるかな。
サッカーなどスポーツで選手を愛称で呼ぶのは特に珍しいことではないとは思いますがオーストラリアはもしかしたら多めなんじゃないかと思います(サッカーの場合は特にオーストラリア人選手に対して。例外もあり)。そもそもスラングというオーストラリア独特の言い回しに言葉を短縮するケースが多いですしね。
前々からそういうスラングの短縮言葉は短縮形よりは「愛称」というフレーバーが強いと思ってましたがサッカーをフォローして人名に対する「愛称」の側面の強さもより実感した気がします。
前回このトピックについて書いた場合その時も書いたと思いますが私がオーストラリアで英語を話すとネイティブの人よりは言葉を短縮するのは少なめです。でも結構使うには使ってます。どこからどこまでという決まりとか境界線を設けてるわけではないですが、例えばsunnies(sunglasses)やvegies(vegetables)は使うけどBrolly(umbrella)は使わない。というかこの場合Brollyという言葉の奇妙さに色々負けているだけかも。
もちろんそこら辺はTPOに応じて使い分けもありますし、なによりわかりやすさを一番に優先してます。
人名だと愛称・ニックネームは友人関係でもほとんど使いません。自分の人との距離とか人付き合いの仕方とかもおそらく関係してはいるとは思いますが。あとまあ基本相手が呼んで欲しい名前で呼ぶのはもちろんですし。ただ指定がない場合は「正式な方」「紹介された名前」で呼ぶかなあ。自分が(本名が短いので)ニックネームで呼ばれることが少ないってのもまあある程度は影響があるとかないとか。
そんな私が一年サッカーの選手をサポーターやファンなどが呼ぶ愛称で呼ぶことが多くなって、改めてシーズンが終わって冷静になってみるとなんだかとても面白いです(笑)照れとかじゃなくて誰をどうしてどう呼んでるかを分析してみて愛着だったり呼びやすさだったり(日本語でツイートするときとかは仮名に落としやすさだったり)、愛称を使うことで選手に対する印象とかどんな影響があるかだったり。そういうのも全部含めて楽しいです。
あと選手同士や関係者の中で選手がどういう呼び方をされてるのかってのにも耳ざとくなりましたね(笑)一人一人のキャラとか立場とか、人と人との関係性とか、場の雰囲気とか愛称の使い方一つでも垣間見えるものが色々ある。
一番それがはっきり分かったのがメルボルン・ヴィクトリーに1月の移籍でJames Donachieという選手が戻ってくる前、各所のコメント欄が「Donksが来るの早く発表しろ」というコメントでいっぱいになっていて「あ、この人はみんな知っててしかもかなり親しんでいる&待ち望んでいる選手なんだな」という雰囲気がかなり強かったこと。正式発表前のフライング動画でなるほどそういう風に呼ばれるキャラの選手なんだなってのも分かりましたし。
余談ですが「場所」の愛称のインパクトも地味に感じてます。メルボルン・ヴィクトリーのホームスタジアム(2つあるうちちゃんとサッカー用のやつ)はAAMI Parkというのですが正式名はMelbourne Rectangular Stadium。うーん味気ない。AAMI Parkはスポンサー名がついてるスタジアムとしてはまあまあ愛着が湧く方かなあ。近くのテニス用アリーナMelbourne Arenaはスポンサー名が転転として今のこの名前になったみたいで定着しないのも困るよなあと。Marvel Stadium(もう一つのホームスタジアム)はスポンサー名でも夢のある名前だし定着してくれると素晴らしいよなあ。
それに言葉のチョイスが色々面白いのは名前に限ったことではないなということも記者会見やらインタビューやらコメント欄やら色んな人の言葉を聞く機会が増えて実感した一年でもありました。
仕事でももちろんそういうのは大事なんですけどね、それとはまた違う楽しみで。他の人が使っている言葉を考える・分析する→それを踏まえて言葉をしっかり選んで使うという職業についておいてあれですが方前半だけの方が楽しいです。でも明日もしっかり言葉を選んで働きます。
今日の一曲: アレクサンドル・スクリャービン 2つの舞曲 op. 73-2「暗い炎」
基本ピアノで練習するレパートリーも季節の変化に合わせて変わっていくというか変えていくのが常となっていますがこうも急に寒くなると弾く曲も速急に!なんとかしなければ!と思ってしまいます。とにかく火!燃やす!炎!となるとやっぱり弾きたくなるのはスクリャービン。(これ多分去年とか他の年も似たようなこと考えてる)
スクリャービンはでも炎要素+どろどろ+首まで沼に浸かれるを求めて晩年の作品を色々模索するのですが簡単な曲なんてそもそもないですしどれだけ小さい手で弾けるのかという問題もありますし、あとスクリャービンの音楽にはまっていてもなかなか響きにくい曲って結構ありますし。しっかりじっくり楽譜と録音併用して定着できる曲を探したいと思ってます。
この「暗い炎」は去年(だったよね)弾いた曲で後期スクリャービンとしては比較的お手軽な曲だと思います。(スクリャービン後期が好きなことを前提とすれば)とっつきやすく同種音楽の良いところがしっかりある小品。スクリャービンの作品によく出てくる炎のイメージを色々感じる・解釈する楽しみもあります。
スクリャービンの音楽における神秘性をエキゾチックというのも違うと思うのですが「どこのものでもない、ファンタジーともまた違う異国的な雰囲気」はこの「舞曲」にあふれていると思います。あえて、あえて言えばシュトラウスのサロメの7つのヴェールの踊りに通じるものが・・・ないですかね?雰囲気的に。
知らない人には(特にスクリャービン初期から迷い込んだりした人には)取っつきづらい作風と思われますがスクリャービンの神秘主義がかってからの作品ははまれば急にその世界の中での秩序やルールが見えてきたり、最初で書いたような特定のニーズを満足させるのに必要不可欠な音楽になっちゃたりします。必ずしも広い層にうける音楽ではないけどふとしたきっかけで魅せられてしまう可能性は十分にあるんじゃないかな・・・?
リンク先録音はリヒテルによるショパンとスクリャービンのコンビのアルバム。「暗い炎」だけじゃなくて「炎に向かって」も収録されてますね。前弾いたことがある曲でものすごく好きな曲、自分にとって大事なレパートリーです(でも今は新しい曲が弾きたい)。
メルボルンは5月末としてはとんでもない寒さで(でも季節予報としては例年より暖かくなって水不足の恐れがあるとか)サッカーの試合に出かける用事がなくてよかった。動かないでいたら凍えるところでした。
一年サッカーを見て勝ち負けとか内容とか感情とか出費とか、他にも学ぶこと考えること初めて体験することが色々あったのですが一つ何か思うことでブログに書くとしたら前も書いたと思いますが短縮名、愛称の話あたりがあるかな。
サッカーなどスポーツで選手を愛称で呼ぶのは特に珍しいことではないとは思いますがオーストラリアはもしかしたら多めなんじゃないかと思います(サッカーの場合は特にオーストラリア人選手に対して。例外もあり)。そもそもスラングというオーストラリア独特の言い回しに言葉を短縮するケースが多いですしね。
前々からそういうスラングの短縮言葉は短縮形よりは「愛称」というフレーバーが強いと思ってましたがサッカーをフォローして人名に対する「愛称」の側面の強さもより実感した気がします。
前回このトピックについて書いた場合その時も書いたと思いますが私がオーストラリアで英語を話すとネイティブの人よりは言葉を短縮するのは少なめです。でも結構使うには使ってます。どこからどこまでという決まりとか境界線を設けてるわけではないですが、例えばsunnies(sunglasses)やvegies(vegetables)は使うけどBrolly(umbrella)は使わない。というかこの場合Brollyという言葉の奇妙さに色々負けているだけかも。
もちろんそこら辺はTPOに応じて使い分けもありますし、なによりわかりやすさを一番に優先してます。
人名だと愛称・ニックネームは友人関係でもほとんど使いません。自分の人との距離とか人付き合いの仕方とかもおそらく関係してはいるとは思いますが。あとまあ基本相手が呼んで欲しい名前で呼ぶのはもちろんですし。ただ指定がない場合は「正式な方」「紹介された名前」で呼ぶかなあ。自分が(本名が短いので)ニックネームで呼ばれることが少ないってのもまあある程度は影響があるとかないとか。
そんな私が一年サッカーの選手をサポーターやファンなどが呼ぶ愛称で呼ぶことが多くなって、改めてシーズンが終わって冷静になってみるとなんだかとても面白いです(笑)照れとかじゃなくて誰をどうしてどう呼んでるかを分析してみて愛着だったり呼びやすさだったり(日本語でツイートするときとかは仮名に落としやすさだったり)、愛称を使うことで選手に対する印象とかどんな影響があるかだったり。そういうのも全部含めて楽しいです。
あと選手同士や関係者の中で選手がどういう呼び方をされてるのかってのにも耳ざとくなりましたね(笑)一人一人のキャラとか立場とか、人と人との関係性とか、場の雰囲気とか愛称の使い方一つでも垣間見えるものが色々ある。
一番それがはっきり分かったのがメルボルン・ヴィクトリーに1月の移籍でJames Donachieという選手が戻ってくる前、各所のコメント欄が「Donksが来るの早く発表しろ」というコメントでいっぱいになっていて「あ、この人はみんな知っててしかもかなり親しんでいる&待ち望んでいる選手なんだな」という雰囲気がかなり強かったこと。正式発表前のフライング動画でなるほどそういう風に呼ばれるキャラの選手なんだなってのも分かりましたし。
余談ですが「場所」の愛称のインパクトも地味に感じてます。メルボルン・ヴィクトリーのホームスタジアム(2つあるうちちゃんとサッカー用のやつ)はAAMI Parkというのですが正式名はMelbourne Rectangular Stadium。うーん味気ない。AAMI Parkはスポンサー名がついてるスタジアムとしてはまあまあ愛着が湧く方かなあ。近くのテニス用アリーナMelbourne Arenaはスポンサー名が転転として今のこの名前になったみたいで定着しないのも困るよなあと。Marvel Stadium(もう一つのホームスタジアム)はスポンサー名でも夢のある名前だし定着してくれると素晴らしいよなあ。
それに言葉のチョイスが色々面白いのは名前に限ったことではないなということも記者会見やらインタビューやらコメント欄やら色んな人の言葉を聞く機会が増えて実感した一年でもありました。
仕事でももちろんそういうのは大事なんですけどね、それとはまた違う楽しみで。他の人が使っている言葉を考える・分析する→それを踏まえて言葉をしっかり選んで使うという職業についておいてあれですが方前半だけの方が楽しいです。でも明日もしっかり言葉を選んで働きます。
今日の一曲: アレクサンドル・スクリャービン 2つの舞曲 op. 73-2「暗い炎」
基本ピアノで練習するレパートリーも季節の変化に合わせて変わっていくというか変えていくのが常となっていますがこうも急に寒くなると弾く曲も速急に!なんとかしなければ!と思ってしまいます。とにかく火!燃やす!炎!となるとやっぱり弾きたくなるのはスクリャービン。(これ多分去年とか他の年も似たようなこと考えてる)
スクリャービンはでも炎要素+どろどろ+首まで沼に浸かれるを求めて晩年の作品を色々模索するのですが簡単な曲なんてそもそもないですしどれだけ小さい手で弾けるのかという問題もありますし、あとスクリャービンの音楽にはまっていてもなかなか響きにくい曲って結構ありますし。しっかりじっくり楽譜と録音併用して定着できる曲を探したいと思ってます。
この「暗い炎」は去年(だったよね)弾いた曲で後期スクリャービンとしては比較的お手軽な曲だと思います。(スクリャービン後期が好きなことを前提とすれば)とっつきやすく同種音楽の良いところがしっかりある小品。スクリャービンの作品によく出てくる炎のイメージを色々感じる・解釈する楽しみもあります。
スクリャービンの音楽における神秘性をエキゾチックというのも違うと思うのですが「どこのものでもない、ファンタジーともまた違う異国的な雰囲気」はこの「舞曲」にあふれていると思います。あえて、あえて言えばシュトラウスのサロメの7つのヴェールの踊りに通じるものが・・・ないですかね?雰囲気的に。
知らない人には(特にスクリャービン初期から迷い込んだりした人には)取っつきづらい作風と思われますがスクリャービンの神秘主義がかってからの作品ははまれば急にその世界の中での秩序やルールが見えてきたり、最初で書いたような特定のニーズを満足させるのに必要不可欠な音楽になっちゃたりします。必ずしも広い層にうける音楽ではないけどふとしたきっかけで魅せられてしまう可能性は十分にあるんじゃないかな・・・?
リンク先録音はリヒテルによるショパンとスクリャービンのコンビのアルバム。「暗い炎」だけじゃなくて「炎に向かって」も収録されてますね。前弾いたことがある曲でものすごく好きな曲、自分にとって大事なレパートリーです(でも今は新しい曲が弾きたい)。