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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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いくつかちょこちょこ
前回のエントリーに拍手どうもです~

今回はがっつり書き広げるようなネタも頭の余裕もないので色々詰め合わせ。

まずは自分にとってすごく喜ばしいニュースから。
細く長く楽しんでいるローグライクRPG「Ancient Domains of Mystery(ADOM)」が2012年に開発復活となり、ついにSteamで公式公開の日付が発表されました。
日本・メルボルンでは11月17日早朝に全面公開だそうで。開発復活の際のクラウドファンディング企画の特典でβ版がどんどん変わっていく過程も少しはフォローしてましたが、改めて世に出るのは本当にわくわくします。待ってる人も世界中に少なからずいるようで。
Steamストアでのリンクはこちら。キャラクターがすぐ死ぬ難しさはありますが、半端なく広く深い世界観が魅力のゲームです。

おとといはオケのリハーサルに行って来ました。今度はチャイコフスキーの「くるみ割り人形組曲」から「金平糖の精の踊り」でチェレスタパートを担当。去年やってますし、オケにとっても難しい曲ではないので10分弾いて終わりでした。(ちなみにチェレスタも去年お披露目した楽器と再会です)
リハーサルに通うのに1時間くらいはかかってるのでもったいないといえばもったいないですが、でもちょろっと弾いただけで喜んでもらえるのはある意味安上がり。
来週からまたラフマニノフのリハーサルになりますがオケは大丈夫かなー。

音楽関連でもう一つ話。英Classic FMよりちょっと面白い企画が流れてきました。
なんでももっと子供達にクラシック音楽に親しんでもらおうと小学校の授業、行事など諸々の場面で使ってほしいクラシック音楽100曲を様々な専門家と協議して選んでリストにしたそうで。
これがそのリスト(英語)。もちろん全部が全部賛成というわけでもないですが全体的に良いリストなんじゃないかな。
図を見ると評価基準として動き、ストーリー性、Element(とは?)、楽器、国・地域、時代がバランス良く含まれるようになってるみたいです。

真っ先に凄いなと思ったのが100曲の幅広さ。時代で言えば中世のHildegarde von Bingenから21世紀のElena Kats-Chernin(唯一の21世紀がオーストラリア代表!)まで、地域もイギリスが多めではありますが色んな国の曲が選ばれてる。さらに前述von BingenやKats-Cherninと女性作曲家が入ってるのは嬉しい。20世紀音楽が積極的に含められてるのもいいぞー
そしてもちろんオーストラリアのKats-Cherninがイギリスで評価されてるってのも喜ばしい!

あくまでも自分の体験からの持論なのですが、子供になんとなーく聴かせるくらいの音楽だったら必ずしも子供が理解できるものでなくてもいいなーと思います。理解するのは後からでもできるしその方が面白い場合もあり。思い出に残るのは分からなくてもインパクトがある音楽で、理解出来なくても通じる何かはあるんだろうなショスタコーヴィチ。

そして今日はピアノ友人と夕飯前飲みに行きました。
メルボルンのシティはヤラ川のすぐ北側にあって、主要駅Flinders Street Stationもヤラ川の北岸にあるのですが、Flinders Street駅以西では盛り上がるのがほとんど川向かいのSouthbank沿いで、北岸は通り抜けが多い感じだったのですが。
今年の冬にFlinders Street駅とヤラ川の間のスペースにThe Arboryという細長い飲み&軽食バーが出来てからというもの辺りがかなり活気づいています。
今日は割と天気もよくちょうど仕事終わりの時間だったのでThe Arboryは結構盛り上がってました。ちょっと飲んでしゃべってにちょうど良い雰囲気。席に座れない覚悟があればいいとこ(時間にもよりそうですが)。これからの季節重宝しそうです。

さて今日の一曲はこれいっときましょうか。再び。


今日の一曲: ピョートル・チャイコフスキー 「くるみ割り人形」組曲より「金平糖の精の踊り」



去年書いたのは知ってますが再び。チェレスタという楽器を世に知らしめた偉大な曲ですからね。
今回私が弾くチェレスタは前述の通り去年復元作業が終わってお披露目された子なのですが、こないだ説明をみたら元々1880年代にミュステルに作られたものらしく。ということはもしかして最初に金平糖の精が演奏されたのと双子かもしれないってことかな。当時のチェレスタってどれくらい残ってるんだろう(ミュステルは今作ってないらしいですしね)。

この「金平糖の精の踊り」=バレエの舞台でも金平糖の精がソロで踊る曲でこんなにもチェレスタが活躍するって凄いことなのですが、実はチェレスタってその他金平糖の精が出てくると思われる場所でも弾くところ色々あり(振り付け・演出にもよりますけどあらすじから判断してそういう感じ)。
つまりはダンサーが金平糖の精なのと同じくらいチェレスタ=金平糖の精、なはずなんですよ。

だからってわけじゃないですが金平糖の精を弾くときはコンサート服(全部黒)には無色石のアクセサリーを付けたくなるんですよね。金平糖の精の衣装も白が定番ですが、もともとチェレスタの音ってダイヤとかジルコニアの無色石が虹色に輝く様に似ているような、そんな気がします。

ということで曲自体の事を一つも話さない今日の一曲でした。
リンクしたのはもうすぐクリスマスだしくるみ割り人形を組曲で楽しむついでにチャイコフスキーの三大バレエをまとめて組曲で聴いてみよう、という曲揃えのCD。
もちろんくるみ割り人形も白鳥の湖も眠れる森の王女もバレエ全曲版があるのでもっと聴きたいと思ったら是非全曲版へ。組曲はメジャー所いいとこどりですが全曲版は未知の出会いがあります。

拍手[2回]

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Plexusコンサート@Medley Hall感想
前回のエントリーに拍手&拍手コメントありがとうございます。

前回書いた通り昨日は友達のコンサートに行って来ました。日本に行ったりしてちょっと音楽畑から離れてると仲間の演奏を生で聴くこととか音楽仲間の集まりの雰囲気とかすっかり忘れてしまって。戻って来れてなんだか安心。

そのコンサートはちょっとぶりのPlexusトリオのコンサート。場所は以前別の友人が弾いたMedley Hall。メルボルン大学の小規模な寮で古く美しい建築と、あとかなりお客さんと近いセッティングが独特。

プログラムはいつもとはちょっと違う性質でこんな感じでした:
Plexus @ Medley Hall
バイオリン:Monica Curro、クラリネット:Philip Arkinstall、ピアノ:Stefan Cassomenos
Kevin March 「Une Petite Sonate」
ヨハネス・ブラームス バイオリンとピアノのためのスケルツォ
ヨハネス・ブラームス op.119より2つの間奏曲
Tony Gould 「Trio for Stefan」
Ian Munro 「Schubertiades」
フランシス・プーランク クラリネットとピアノのためのソナタ
Mary Finsterer 「Julian Suite No 1」より第1楽章「Nobility」
Allan Zavod 「Flurry」

今年のこれまでのPlexusのコンサートで初演してきた曲の再演を中心にトリオ、デュオ、ソロの曲を色々ミックス。初演は初演で特別ですが、いろいろプレッシャーや必要な事が伴うため初演ではできないことも多く。その分再演は音楽に改めて思うこと、楽しむ余裕、そして熟成もあって奏者も作曲家も楽しみだそう。
特にZavodの「Flurry」はすっかりPlexusのsignature曲になりつつありますね。曲のジャズっぽいかっこよさはもちろんですが、3人の演奏、チームワーク、そして色んなプログラム組みで最後にこの曲を置いたときの決まる感、ほんと最高です。

そして再演に限らずブラームスやプーランクも組み入れてくれて、この3人の奏者たちが比較的伝統的なプログラムをどう弾いてくれるのかってのを改めて聴けてよかったです。あとプーランクはいつ聴いても楽しいしいつでもウェルカムな曲なんですよ。

それにしてもTony GouldとかAllan Zavodとか息をするようにこのトリオにジャズを書くのがすごい。複数ジャンルに住んでる人々がうらやましいです。
あと今回改めてすごいとおもったのがMonicaの(特に最後の曲での)リズムのセンス。バイオリンがあんなにリズムセクションになるのって見たことがないかも。かっこよかったなー。

そしてコンサートの後は恒例飲みに。イタリアンで有名なLygon StreetのCarlton Yacht Clubのエスプレッソマティーニは美味しいです。あんまりお酒感がないというか、なによりまずコーヒー。コーヒーの美味しい街ではエスプレッソマティーニも美味しくなりますわな。

今回主に盛り上がった話は音楽家の(特にこのトリオの)ワークライフバランス。
演奏を生業とする人は生活するために本業以外に仕事をしたり、本業のための無償の仕事(何時間も練習したりとか)も多かったり、一般に知られている「演奏でやっていくのは苦しい」ということ以上に大変なことが水面下にあり。
Plexusの場合は作曲家にお金を払って曲を書いてもらったり、短期間で曲をリハーサルして演奏できるようにしたり、オケや他の本業もその間続けたり(海外に行くこともありますし)、身体的・精神的な労力と負担がかなり多く。(もちろんプライベートもまた別にあります)

だから今回一緒に聴きに行った友人(前回Medley Hallで弾いた)曰く、Plexusの活動の中枢と存在意義はここ2年でしっかり確立したし、再演にも再演のいいところと大切さがあるから新しい曲を世に出すペースをちょっと落として負担を減らしたほうがいいのではないか、と。それに加えてコンサート関連とは別に純粋に友人として一緒に時間を過ごすのも大切、と力説してて。

現実問題それも色々難しいらしいのですが、少なくとも最後の部分に関しては(その話がでる前に)私が今年も年末に近いし一通りコンサートとか終わったら音楽仲間を家に招いて日本食を振る舞いたいと話していて。
そういうことが音楽仲間の憩いというかちょっとした助けになるといいなあ。
自分はなかなかその大変な世界に足を踏み入れてけないけど、演奏・作曲の世界で頑張っている仲間の力にはなりたいと強く思っています。音楽自体も応援したいけど、携わる人も。
自分も演奏という形でも携わりたいですが、音楽愛好家として応援するのももっと力入れたい。
そう思った夜でした。

それにしても日本食ディナー楽しみです。前述通りコンサート関連とは別で遊ぶのも新鮮ですし、料理振る舞いたいモードが発動してますし、音楽仲間と一緒にいる楽しさってやっぱり特別だと今回飲んで思ったので。頑張って企画するぞ。

そして明日はリハーサル。1年ぶりのチェレスタ楽しみ。ちゃんと音出せますように。


今日の一曲は用意してなかったのでお休み。また次回。

拍手[1回]

通常運転ではあるけれど
書くことがない!

やっとリハーサルなどありの普通のサイクルに戻ってきたらしく穏やかな生活が続いています。
外は春で雨がよく降りますし気温の変化も大きいですがそれがメルボルンの春なのでしょうがない。雨に関しては田舎の方までちゃんと降ってもらわないと水が足りなくなりますしね。

書くことがないとはいえ日々色んなことやってます。
仕事とピアノはもうちょっといやりたいですが、その間の時間にも色々。
食の好奇心に任せてkindle fireに役立ちそうなレシピサイトを登録したりこれまで保存したレシピで作ってみたい物を掘り出してきたり。
それだけでなく実際に大根を漬けてみたり年末の旅行に向けて夕飯担当するために模索したり。

ゲーム方面だとちょっとぶりにポケモン育成をしてみたり。あんまり難しい厳選がなければ(ロズレイドはもう勘弁)単調な作業の繰り返しも苦ではないですし型とか技の組み合わせとかチームでの兼ね合いとか考えるのは楽しい。
特に今育成してる子は前々から好きなポケモンといい組み合わせになりそうなので楽しみ。机上の空論ではありますが。

あとはまとまった時間が出来たので陳舜臣「秘本三国志」を完読しました。「諸葛孔明」とか「曹操」(まだ読んでないしkindleでなかったよー(泣))みたいに一人の物語を追う本でないのでスルーされ気味のとこもあるけど全体の流れとかテーマに正当化されてるというか。スポットライトを当てる場所がストーリーにかなっているというか。
仏教の歴史とか中国外から色々人や物や文化が入ってくる話だったり、異民族の話だったり、あと情報伝達のルートやスピードの体感が特に面白くて、今読んで正解な三国志でした。
それから要所要所の拡大マップがありがたいです。というか常に参照できるよう歴史小説用各時代各地方地図が欲しいな・・・それは「世界史百科」か。

それですでに欲しいと分かってる電子書籍(両親が持っててもこっちにないのとか前回日本で買いそびれた・持って来そびれたものとか)を「欲しいものリスト」に追加してると他にも欲しいものが増殖してしまうのが悩み。
基本中国史ものなんだけど日本史方面にも飛び火したり、なんか関係ない図鑑とかも欲しくなるし。近い将来に漢詩とかにも手が伸びるのも見えるしなあ。
好奇心旺盛なのは食だけじゃないかも。

その反面新しい音楽を聴きたい欲はそんなにない。まだ日本から帰ってから一回もコンサートに行ってないですし(明日行きますが)刺激の問題もあるのか。
ただこれも時間が経てば戻ってくると思われるので(&戻ってきたらきたで今度はお財布が大変になるので)気長に待つことに。コンサートのシーズンももうすぐ終わりなのでいくつか行きたい。

そして三國志13も発売延期になったのでこちらも気長に。12月10日っていったらすぐだったもんなー。お財布に気をつけて楽しみにします。


今日の一曲: ジョン・フィリップ・スーザ 「エル・カピタン」行進曲



父のCDコレクションから1つ。シュトラウスのワルツとスーザの行進曲って1曲ずつぐらい好きなやつがあればあとはいいやーとか思うのですがどうも最近「スーザの行進曲だと分かってるけどどの曲か分からない」という曲が多くなってきた気がして。分からないのももやもやするのでこのCDをいただくことに。1枚で大分どれがどの曲かわかってきました。

スーザの行進曲ってほんとどこでも聴きますもん。特に日本ではマーチングバンドも盛んですし吹奏楽のレパートリーもこっちほどイギリス寄りじゃないし運動会でも必ずといっていいほど流れるし、そもそもアメリカの民謡をジングルとかに使うケースも多いですし(そういう民謡をベースにした行進曲もありました)。
なじみは深いのですがそんなに馴染み深くなくていいじゃないかーと普段から思います。

ほんと明るくて派手で賑やかな曲が多いのでたまにちょっとだけ聴くとテンションも上がりますがそんなにたくさんいっぺんに聴く音楽じゃないです。あと贔屓の金管楽器(=ホルン)がいくら聴いてもあんまり活躍しないし。

そんなスーザの行進曲も前述の通り1曲好きな曲はあります。以前紹介した「Seventy-six trombones」がその1曲。最初に聴いたのがちょっと面白いアレンジだったのもポジティブに働いたかな。そして今回CDを通して聴いてこの「エル・カピタン」もちょっとだけ気に入りました。(主なリアクションが「そうかこれがエル・カピタンなのか!」でしたが)

アレンジにもよると思いますがイントロがちょっと変化球かましてたり、8分の6拍子だったりメロディーが他の行進曲とはちょっと感じが違ったり、心なしか各セクションのバラエティにも富んでたり。なんか元々はスーザが作曲したオペレッタのメロディーだったらしいのでそれが原因かな。

とりあえず手持ちの(父の持ってる)録音をリンクしてみました。試聴はないです。あとたまーにちょっとアレンジが気に入らないのもちらほらあり。ただスーザの有名&調子いい所を揃えてるのでこれ1枚でテンションもあがるしスーザの行進曲もわかります。マーチングバンドの演奏を聴くのがまた一つ楽しくなりますよ~

拍手[2回]

Aussie in Japan
前回の記事に拍手ありがとうです。

世間はメルボルンカップで祝日でしたが昨日のバレエでなにかがんばったのか久しぶりにふくらはぎに筋肉痛がひどくきていたので家でおとなしくしてました。(明日午前中スーパーまで歩けるかなこれという程度には痛いです)

そのバレエのレッスンの前にはシティで親友と久しぶりにお茶しました。彼女はいまリサーチ関係の仕事でオーストラリアの色々な所を飛び回ってて(メルボルンの気候がちょっとこたえるそうです)。
完全に余談なのですが今回話して改めて気づいたのですがオーストラリアで子供が関連する仕事(楽器の先生なんかも含む)をするのに必要なWorking with Children Check、あれ州単位で発行してるので別の州に行って仕事するときはまた取り直さなくちゃいけないそうですので要注意。

その親友のパートナー(といっても友達のパートナーはみんなもう直接の友人も同然で、あんまり男っぽくない人が多いので学校以来の友達にも自然に馴染んでるのですが)が以前碁を教えてくれた元凶(!?)なのですが、今は何かの映画の影響で「葉隠」にはまってるそうで。
周りのオージーが日本文化に関して完全に私の先を行ってしまうので勉強大変です。(一時帰国の時とかも意識して観光とか文化の情報収集してるんですよ)

前も書いたと思うのですがこっちで自分が出会う人ほとんど親日で。(都会だからとかメルボルンだからとか比較的裕福な環境で育ったからとか若い世代が多いからとかあるのかなー)
初めましてから日本人だと分かると大体(1)日本に行って楽しかった話 or (2)学校で日本語を習ったとき習った日本語 or (3)日本人をホームステイで受け入れた話 or (4)その他経緯はよく分からないけど日本が好きな話 のどれかで10分くらい話すことになります。

特に行ったことある人としゃべると色々知ってることに驚きます。
だいたい毎年平均して3人くらいは友達が日本に遊びにいくのですが(あと1人日本に住んでる子もいたり)、結構自分でもあんまり知らない方面行くケースも多く。
ちょっと遅めの桜を見に松本城に行ったり、まだ運転始まる前から「ななつ星」に乗ってみたいなんて言ってた子もいたり、愛媛とか金沢とかなかなか渋い方に遊びに行く人も。

ただオーストラリア人全般だとニセコあたりにスキーに行く人が多いみたいですね。
季節が逆なのでスキーが好きな人は冬はこっちで、夏は日本の冬に行ってスキーをするとか。
ラリアにはスポーツ的なレジャーが好きな人が多いので沖縄でスキューバなんて人もいる様子。
音楽畑の友達は金沢アンサンブルで弾きに・聴きに金沢に行ったりとか、コンクールで弾きに行ったりとか、あとサマソニで演奏しに行った人まで。

私の友達は自転車乗りが結構いるのですが、日本でサイクリングに行くってのはまだあんまり話を聞かないですね。貸し自転車や素敵なコースとかありそうなんだけど、知られてないのかしらん。私も宮島でサイクリングコースがあるのに気づいたくらいかも・・・?

オーストラリアの学校では小学校から高校までの間に授業で教える外国語のチョイスの中に日本語が入ってることが多くて(少なくとも私が学校行ってた頃はそうでした。今は中国語とか韓国語あたり増えてるかも)、ある程度日本の文化や言語に触れあったことがある人も多いです。
ただやっぱり日本語は言語としては難しいので大学卒業後にどれくらい覚えてるかっていうと難しいとこなのですが、日本に遊びにいった人はみんな日本語がしゃべれなくても大体大丈夫だったーと言ってます。
あと諸々の縁でみんな私を始め日本人の友達がどっかにいたりして旅行の際には情報収集を活発にしているようです。(私もちょくちょく相談を受けます)

日本の言語や文化にそんなに詳しくない人がみんな現地でどう立ち回って、あと観光先の情報収集ってどんな感じでしてるのかちょっと気になりますね。例えば日本で神社とかお寺とか城とか見にいくにしても、何も背景情報知らないとどんな神社・お寺・お城行ってもだいたい一緒に見えないかなーとか。
あと京都とか行ってそこここらにある古い建物や老舗のお店が実際どれくらい古いのか知るとびっくりするんじゃないかな。なんせオーストラリアは歴史が短い国なので。
日本は歴史の知識があるとぐんと観光が面白くなるはずだと思うんですよね。観光レベルがちょっと上がるだけでもそこの知識あるなしがかなりの違いになるはず。

私の周りでアニメとか漫画関係のオタクのオージーはそんなに多くないですが、作品の舞台になった場所に行きたいと思ってるオージーも結構いるのかな。(千と千尋のあれは日本にないよ、という話は教えてあげるべきだろうか)
でも特定のアニメとか漫画が好きというわけでなくても秋葉原を教えてあげたら喜ぶ人は周りに何人か居るかも。妹も前回婚約者連れてってそれはそれは満喫したそうで。

まだこっちの知り合いで何か特定のエリアのマニア・オタクで特定のピンポイント目的で日本に行く&行ったって話は聞かないんですよねー。どんなエリアでもいいのでちょっとそういう話が聞いてみたい。
ただそれは同時にみんな日本全体を面白そうとか興味あるとか知りたいとか思って、日本が好きで訪れる人が多いってことでいいのかな。

昨日親友もパートナーと一緒にそのうち日本に行きたい(学校時代にちょっと行ったことあるみたいですが)かもしれない&私と一緒に行くのもいいかもって話をしてて。私はまだオージーといっしょに日本を観光したことないのでそういう旅もちょっとしてみたいです。


今日の一曲はお休みです。

拍手[0回]

音楽好きがラグビーを観てみた
前回のエントリーに拍手どうもです~

「そろそろ旅行スーツケースを片付けなかんな」から始まって断捨離とはいかないまでも物片付け&物処分をしてるとこです。服とかは結構行けるんだけど一番困るのは本(特に日本語の)なんだよなあ・・・

どうやらこの頃天気が悪くて&春で(困るほどではないですが)わずかに神経が興奮気味で。
こういうときこそ生活リズムに気をつけなきゃいけないのは分かってるのですが昨夜はちょっと思い立って午前3時からラグビーのW杯決勝観ちゃいました。

そもそもラグビーをなぜ突然気にし始めたかというと。
数週間前同じくラグビーW杯でイングランド敗退が決まったときに英Classic FMからこんなツイートがありまして。訳すると(オーストラリアの第2の国歌として歌われる)「Waltzing Matilda」よりも(イギリスの第2の国歌的に歌われる曲の一つである)「Jerusalem」の方がずっと良い曲だもんね、という話で。
そんなこと言われちゃったらオーストラリアに優勝してもらってWaltzing Matildaを響き渡らせてもらわなければ、と音楽好きオージーとしてちょっと燃えてしまったわけです。

(ちなみにですがイギリスの第2の国歌的な曲はいくつかあって場面によって歌われる曲は違うのですが、ラグビーだったら「Jerusalem」ではなく「Swing Low, Sweet Chariot」を歌うことが多いです。「Jerusalem」はプロムズの最後のコンサートで歌うのが有名。ただswing lowは元はアメリカの黒人霊歌なので「イギリスでこれが美しい!」というのとはちょっと違うんですよね)

そんなツイートから数週間、オーストラリアのラグビーチーム「ワラビーズ」は無事決勝まで勝ち上がって強敵ニュージーランドの「オールブラックス」と優勝の座をかけて戦うことになり。
もしも勝ったらWaltzing matilda、これは見逃せないと思って大分遅くまで起きて観てました。

ラグビーは観るのも初めてだし体育の授業でもやりませんでしたし、ほんとに何も知らない状態での初観戦でした。でも学校でオージーフットボールはやったし(女子校ですがやったんですよ)ちょっと観たこともあるのでちょっとは比較・参照対象にはなったかも。
それでもどういうゲームでどっちが強くて誰がすごい、くらいは分かったかな。あとペナルティとか細かいところはtwitterで知ってる人がつぶやいてるのを見て学んだり。

ちゃんと分かろうと思って見てみると面白いものですね。なんとなーく碁に似てるところがあったり、チームワークがサッカーやオージーフットボールと全然違う機能になってたり。オールブラックスの強さも初心者でもわかるくらいわかりやすい要素があって。

結局オーストラリアは負けて準優勝という結果で、Waltzing Matildaの歌声が響くことはなかったですがいい試合でした。
ただ(今回の大会はイギリス開催だったのですが)決勝でオーストラリアとニュージーランドが戦ってる最中に地元ファンからSwing Low, Sweet Chariotの歌声が起こったのは(waltzing matildaが何より聞きたかった音楽好きとして)すっごくずるいと思ったですよ。
数年前に特番でクイズガットショットってのがありましたが決勝で脱落者(ゾンビ)が賞金横取り出来て準優勝はなんにももらえないあれと一緒じゃないか。

そういえばニュージーランドといえば試合前のハカ(昨日のはこちらで見れます)が有名で最高にかっこいいですが、トロフィー受け取ったあと表彰台に並んだ時になにか歌ってたのですがあれはなんだったんだろう。
そもそも同じオセアニア・同じ英国圏といえどオーストラリアとニュージーランドではかなり文化に違いがあって(イギリスとオーストラリアよりも遠いんじゃないかな)。ニュージーランドはハワイとかミクロネシアとかに近いんですよね。
だから優勝した場合の盛り上がりでいうとオーストラリアがwaltzing matilda歌うのとイギリスがswing low歌うのが似てるんだな。
(ただオーストラリアはアジア寄りで原住民はインドネシアの方とルーツが繋がってるはずなので向こうのケチャとかはどっかリンクがないのかしらん)

ということで4年後に今度は日本でWaltzing matildaが響き渡るよう指をクロスすることにします。次回は&次回までにもういくつかラグビーの試合見たいですね。オーストラリア・ニュージーランドはもちろんですが他も。

そんなこんなでこの曲を紹介するのはなんかあれですがしょうがない。イギリスの第2の国歌ってちょっと悔しくなるほど美しい曲多いんだよなー。


今日の一曲: Sir Hubert Parry 「Jerusalem」



自分もイギリス文化圏で何年も育ってイギリスの音楽の、メロディーとその他諸々の美しさは親しみを感じて聴くたびに噛みしめています。もう好きで好きで。
そしてこの話になると毎回言うのですがイギリスのメロディーって斉唱・合唱するとイギリスに対してどこからか愛国心が湧いてきて。プロムズの映像とか12年前のイングランドラグビー優勝とかそういった場面にそういう音楽があるのを目にするとちょっとばかりうらやましくなったり。

「Jerusalem」ももちろんそういうシチュエーションで聴くことが多い曲。前述の通りプロムズの最後のコンサートで演奏される・歌われるのが有名で、今ちょっと2012年の演奏をBBC公式の動画で見つけたのですがすっごい壮大な演奏になってますね!歌ってる人の数が多いのもそうですし、アレンジが超盛り上がる感じに(笑)メロディー自体は本来結構しっとりしているんですけどね。

リンクしたCDはBBCオケによる「これぞイギリス!」的な曲が盛りだくさん。Rule Britanniaに威風堂々第1番に木星にグリーンスリーブスにニムロッド、苦笑しちゃうほど定番中の定番ぞろいです。ちなみにイギリス人にとってはヘンデルはイギリスの作曲家です(ハレルヤコーラスと王宮の花火の音楽が収録されてます)。

拍手[1回]