忍者ブログ
~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

こんな武器で無双しています
新しいPCにATOK入れたぜやったぜー。だいぶ使いやすくなった。
これであとは写真類の整頓とお引っ越しだけ。
ちょっとキーの感触がマットなのに慣れながら新しいPCで更新してみます。

前も書きましたがPCが新しくなって無双が快適で快適で。
動きがスムーズでグラフィックがきれいで、ついでに音もよくなって。武将の動きを見ながら「おーこんな動き・エフェクトしてたんだ-」と地味に発見することもいろいろ。
(ただし関興とかの速い動きはやっぱり見えないのでした。そりゃそうだ)

最近はもっぱら秘蔵武器・第二秘蔵武器の攻略で遊んでるので(何でも集めるのは好きです)、気に入ってるキャラクターで遊んだりサブ武器を試したりとかせず、いろんなキャラクターでEX武器と弓系武器持たせて(急いで)攻略してるのがほとんど。
ただいろんなキャラクターと武器を使ってるのでだんだん使い勝手が広くわかってきたような気もします。
今日はそんな中からお気に入り武器選んで語ってみたいと思います。

(1)峨嵋刺
いきなりのDLC武器(=最初に入ってない&誰の得意武器でもない)。ですがこれが一番使ってて楽しい。リーチは短い(気にはならないですが)けど動きが速く、短い武器で相手を刺すアクションがかっこいい。通常攻撃は正直見えないのですが、武将狙いでチャージ攻撃を決めてくのが楽しくて、賈充さんにサブで持たせてます。キャラに似合うのはもちろん、得意武器との相性もいいような。

(2)破城槍
お気に入りのオーパーツ。「ブースター付きの機械式槍」と説明があります。なぎ払ったり突進したり空中に飛び上がったり、独特な戦い方とパワーが楽しい武器。チャージ攻撃でエンジンをふかしたり飛び上がったり、ピンチをしのぐ手段も多めなのが地味に助かってます。得意武器としてる夏侯覇もいいのですがこれは月英さんに持たせるのがものすごく似合ってて好きです。むしろ自分で作ったんじゃないかと思うほど。

(3)三尖刀
于禁殿の得意武器としてストーリーモードでは多々お世話になりました。元々威力もあるし、使い勝手もストレートだし、とても使いやすい。さらに固有仕様(チャージ攻撃を使った強化)のためにチャージ攻撃を制御する練習にも使ってました。もちろん強化するとさらに頼もしい武器になります。

(4)鴛鴦鉞
こちらもDLC武器。見た目そのままリーチは短いのですが、チャージ攻撃を追加入力で記憶したり発動したりする機能が面白い。そこら辺をうまく使うと対武将に強い武器(たぶん)。ただ天稟分類が「無影脚」なので相性のいい武将が少ないのがちょっと残念。

(5)双鉤
チャージ攻撃や固有仕様で攻撃中に追撃したり退いたりあっちいったりこっちいったりするので制御もうまく使うのも苦戦してる武器ですが好きな武器です。威力値も高いし他の「軽功」武器とはちょっと使い勝手が違う印象があったり。ただ使いこなせてないんで誰にサブとして持たせたものか迷ってます。激しく動き回るのが似合わないキャラクターに持たせてしまおうか。(筆頭:諸葛亮)

うーむ力尽きた。10つ書きたかったんだけどな。
他にはもちろん(?)楽器系の武器も好きですし、十字戟とか撃剣とか迅雷剣とか羽扇とか安定して使える武器もいいですし、弓系だったらちょっと隙が少なめ(と思う)の鞭箭弓がお気に入り。

それから陳宮殿の秘蔵武器攻略で使いこんだ兵法簡も好きです。ただあれ威力とか周りの兵士の効果とかよくわからない部分も未だに多い。
そして賈充さん使ってるのに舞投刃はどうなのか、という話ですがEX2斧飛ばしの威力・効果がものすごい以外は普通の武器で、ただいま絶賛EX2ほぼなしで操作を練習中なので。

逆に苦手な武器は火焔弓(固有仕様の動きの射撃は難しい)、爆弾(チャージ攻撃がよくわからん)、将剣(どうしてだろう)、狼牙棒(なんでだろう)あたりかな。火焔弓が難しいという話はよく聞くのですが、同時に使えるようになると面白いという話も同じくらい聞くので要練習かな。

キャラクターはキャラクターで別にいつか語りたいことがあるのでそれはまたいずれ。
さて、今このエントリーを書いてて気づいたのですがPC入力の三国志辞書(少なくとも人名)を入れないとちょっとばかり不便ですな。そちらもなんとかせねば。


今日の一曲: アルフレット・シュニトケ 「Collected Songs Where Every Verse is Filled With Grief」



こないだ購入したクロノス・カルテットのアルバム「Early Music」。現代音楽や世界の様々な地域の音楽を演奏するクロノスには珍しい、バロック以前の音楽(西洋音楽に限らず)を中心にしたアルバム。元の曲のスタイルに忠実にというより現代音楽、クロノス・カルテット独自の風味が生きている演奏です。

アルバムのタイトルの通り&前述の通り「クロノスにしては古い」曲がそろうこのアルバムですが、なんとシュニトケ(1934年~1998年)が一つ入ってます。それがこの「Collected Songs Where Every Verse is Filled With Grief」という曲です。
このアルバムの多くの曲がそうであるように合唱曲の弦楽四重奏アレンジだそうです(元の曲は「混声合唱のための協奏曲」の一部だそうで、クロノスによる編曲だとか)。

シュニトケは結構暗い曲、聞きにくい曲を書くような印象もあると思いますが、この曲は暗くはあれどそんなに暗くはないですし、聞きにくいことは全くないです。シュトラウスのメタモルフォーゼンに雰囲気にてたり、英国の弦音楽と親戚っぽかったり。その「悲しみ」は確かに似てるのですが、波状に変わる深い色彩と首の周りの手にじわじわと力を込めるような和音の緊張具合がたまらないのです。

そもそもちゃんと「Early music」の他の曲とうまく溶け合うように配合されてるんです。
ただ実際このアルバムを通して聴くとこの曲でいきなり音楽が濃くなるのは確かにありますが(笑)

シュニトケはある意味ショスタコーヴィチの魂を受け継いでいるようなところがあって(他にももちろん影響はありますが)、それで自分にはちょっと親近感を感じることがあるかな。とにかく毎回シュニトケの音楽を聞くと「好きだよなー」と思うのですが、フォローアップを怠っています。

リンクしたのは手持ちの「Early Music」ですが、この「Collected Songs Where Every Verse is Filled With Grief」はクロノスによるシュニトケの弦楽四重奏曲全集にも収録されているようです。
そしてもちろん原曲の「混声合唱のための協奏曲」も録音がどっかにあるはずですしね。(この曲を人間の声で聴くってどんなんだろうなー)
ここら辺から聴き広げていくのがベストなのかもしれません。
シュニトケをまだ知らない人、そしてバッハ以前の音楽をあんまり知らない人(私だ!)にもおすすめのアルバムです。


拍手[1回]

PR
「Plexus Squared: The Launch」コンサート感想
前回のエントリーに拍手ありがとうございます。

今日は新しいPCを買いました。半月くらい悩んでたのでなんとかなってよかったー。
HPのEnvy(15インチ)なのですが、無双もAoW3もきれいに動くし赤壁・白帝城もストレスフリー。(ただしSacrificeはそれでもだめだったー・・・これはゲームが古いからなのか)
新旧PCまだまだ調整が色々必要ですがとりあえずゲームできるのでよかったです。安心。

さて、昨日はまたもやコンサートに行って来ました。友人のトリオPlexusの新シリーズ始まりのコンサート。これまでとは場所も変わって、ちょっと規模が大きいFederation SquareのDeakin Edge(旧:BMW Edge)でのコンサート。ここはホールの大部分がモザイク的なガラス張りになっていて、特に夜は雰囲気が素敵なホールです。こういう感じ
そして休憩には同じくFederation Squareにあるガラス作品ギャラリーKirraでreceptionもあったり。

ホールが少し大きいということでお客さんの入りも満員とはいかなかったですが、聴衆と奏者の間に距離があることがむしろよかったコンサートでした。

おっとプログラムを書き忘れた。
Plexus Squared: The Launch
バイオリン:Monica Curro、クラリネット:Philip Arkinstall、ピアノ:Stefan Cassomenos
Charles Hoag 「SweetMelancholy(lostyourdolly)SlowDragRag
フランシス・プーランク 「城への招待」(俳優:Helen Morse)
(休憩)
Jonathan Dreyfus 「Half-formed thoughts」(世界初演)
Samuel Dickenson 「Nightmares」(世界初演)
イーゴリ・ストラヴィンスキー 「兵士の物語」(俳優:Paul English)

以前のコンサートで聴いた曲、俳優がナレーションをつとめる作品、そして今活動中の作曲家の作品の初演と様々なレパートリーが楽しめました。

俳優さんとの共演だったプーランクとストラヴィンスキーではプーランクが面白かったですね。プーランクが題材に選ぶ作品ってなんだかよくセンスがわからなくて、この上流階級を皮肉ったコメディもなんだかなあと思ったのですが、実際の台本の言葉の美しさ、楽しさ(比喩が色々面白かった)に聞き入ってしまいました。
ナレーションをつとめた方はちっちゃいおばちゃんだったのですが劇中で完全に舞い上がってはしゃいでるおばちゃんの役は見てて楽しかった!さらにバイオリン奏者の方ももう一人のおばちゃんになってはしゃいだり歌ったりのシーンはびっくりしながらかなり笑いました。

ストラヴィンスキーは「作曲家によるトリオバージョン(一部のみ編曲)に英語の現代要素有りのナレーションをつけたもの」でした。つまり原曲とは物語もかなり違います。
演奏はものすごくよかったです。バイオリン奏者さんの音色の七変化、特にタンゴの部分がかっこよかった。そして俳優さんも素晴らしかったです。ちょっとオーストラリア訛りがあるしゃべりがこの版にはしっくりきたというか。なんかそれらしいというか、元の雰囲気に囚われすぎない物語と景色。(あともっと訛りがすごい人がやるとそれはそれでまた面白いかも)

そして初演の2曲はどちらも後期ロマン派の香りが強い作品ですが。前衛的な曲もオーストラリア味が強い曲も好きですが、こういう音楽ももちろん好き。(もちろんロマン派そのままじゃなくて現代ならではの洗練やロジックとかで磨き上げているのがいいのです)というか多様な音楽があふれているのが20世紀21世紀ですからね。
Dreyfusのタイトル通りの固まりきらない中を縫うような、実験していくような構成が室内楽の掛け合いと上手く絡む魅力も面白かったのですが、Dickensonのロマン派の三重奏曲みたいながっつりピアノパートもかっこよかったし、そういうピアノの役割にちょっと安心感を覚えたり。うーんもっと聴きたいなー。

いつもの1時間コンサートの世界とはちょっと違う構成がこれからのシリーズでどう展開していくのか楽しみです。
そして1時間コンサートのシリーズももちろん楽しみです。次は7月に。


今日の一曲はお休み。パソコン2台いじってきます。



拍手[0回]

実に15年ぶり。
(横のプロフィールで在豪年数が大分out-of-dateになってたので直しました。19年です。)

昨日更新したばかりですがちょっと報告。

15年ぶりにバレエ始めてみました。

そもそもまずバレエをやってたという話から。6歳から15歳くらいまで(日本→オーストラリア)バレエを習ってたことがあり。
とはいえ得意ではなかったこともあり思春期諸々を超えて続けられなかったりで。

それがなんだか大小色々な伏線があり、しばらく悩んだ結果今回実際再開しようと踏み切ってみたわけです。
伏線としては友人のとこのちびさんがバレエを始めたことだったり、ピアノ友人の友人でバレエ方面の研究をしている人と話したことだったり、いくつかバレエ関連の漫画作品(およびその巻末漫画)だったり、ほんとに色んなところにあるものなのですが、もしかしたら最初の最初は「クラムのLux Aeternaってモダンバレエ方面の振り付けすると素敵だろうなー」だったかもしれない。

まあそんなわけですっかり運動不足で体も硬いのですが近くにある大人のカジュアルレッスンやってる教室(先生が日本人でした)でベーシックビギナーのクラスに行って来ました。

ちなみに服装は自由ということだったのでTシャツとかレギンスとかほとんどユニクロで揃えて、タイツ靴下とシューズ、巻きスカートはバレエ用品店で買ってきました。
ちなみにオンラインでみたらモダンバレエはここの2段目以降みたいな形のシューズ(?)を履くことがあるみたいです。裸足に見えてるのはみんなこれなんだ。面白い。そして店頭に出向いたときたまたまそれ買ってる人がいてちょっと感動しました。それにしてもダンスウェアって可愛らしいなあ。グッズも素敵。

そして初レッスン。なかなか大変でした。運動してるしてないじゃなくて、(ある程度予想はしたのですが)足の先ともう一つの足と手の先と肩と背中とお腹と頭とetc. etc.に全部同時に集中するのは難しい!しかも動きながら!脳がものすごくこんがらがりました。今日のレッスン終わりでその感覚にやっと慣れ始めてきたくらいかなー。
少なくとも基本の姿勢(背筋とかお腹とか)は自然に維持して最小限意識する方向にもっていかないと。

それからちょっと忘れてたけどバレエってバーもフロアも大体右側でやったことは左側でもやるんですよね。自分のこの見事な非対称にびっくりですよ。(とはいえできる側でもそんなにできているわけじゃない)
そしてピルエット(回るやつ)の壊滅的なできなさはそこそこショックでした。

ただ基本的な用語とか動きとか、あと基本の動きをするときに気をつけることとか、前習ってたときから本能的に覚えてる部分もあったり。それはそれでまたびっくり。
そして(ピアノで録音して練習する大切さを知るのも大学に入ってからですが)バレエで鏡でチェックする大切さをこの年で痛感。

とりあえず行ってよかったです。そして続けます。基礎からしっかり、体への意識の向け方とか動かしかたとかきっちりして。とりあえずは体がちゃんと動かせるようになりたいです。

始めたのはクラシックバレエですが、いずれはモダンやってみたいなあと思っています。
やっぱりバレエ・リュス辺りが好きだったり自分がピアノで弾く音楽が20世紀以降だったり、バレエでも男性的・中性的な振り付けが好きなので。あと上記クラム。
多分自分が求めてるのはそこらへんだろうな。
ただまずは基礎です。その大事さはものすごくわかってますし、それが楽しくもあるので。

ということで来週まで頑張ってストレッチなどします。


今日の一曲: スティーヴ・ライヒ 「Different Trains」



最近iTunes storeで買った3枚から紹介。大学の授業でミニマル・ミュージックについて学ぶ際の課題曲としても使われてた(はずの)曲です。
スティーブ・ライヒの作品で一番有名な曲なんじゃないかな?

この曲は弦楽四重奏と録音テープのために書かれてます。テープの音の情報量が多いんで楽器もそれ以上居るような錯覚に陥りますが4人だけなんです。
3楽章構成になっていて、ライヒが幼少時代に乗ったアメリカ大陸を横断する汽車、そしてユダヤ系であるライヒが「もし」ヨーロッパで生きていたら乗っていたかもしれない、ホロコーストの中で強制収容所に向かう汽車を題材にしています。
曲中で切り貼りされてる人間の声は上記題材それぞれに関するインタビューからとったものだそう。

ミニマル・ミュージックという音楽スタイルは繰り返しが特徴であることが多いです。この曲も弦楽四重奏が絶え間なく続く電車の音のようなリズムを続ける上に人の言葉やそれを真似た弦楽器の音が繰り返されるフォーマットになっています。
この「声のリズムとイントネーションを真似た弦楽器の音」ってのが曲者で、録音した声を繰り返す効果を増大したり、弦楽器の音と人間の声をつなぐ役目をしていて。

そして声の一部だけ抜き出すのもすごい効果なんですよね。それは文の一部だったり、数字だったり(数字は思いの外怖い感じがする)。英語ネイティブでないと(あと私みたいに音楽の言葉がとにかく聞き取りにくい人は)最大効果が得られないんだろうなあ、こういうの。
ただ汽車の音とかサイレンの音とかは知らなくても伝わるものがあるのかな。

「WTC 9/11」もそうですがライヒがこういうパワフルな歴史政治的題材を(ミニマル・ミュージックの手法の繰り返しを有効に使って)音楽に仕立てるのはすごいなあと思います。
ただそのパワフルさゆえにいつでもどこでも気軽に聴ける曲でないことも確かで。

それでも一聴の価値はもちろんあると思います。音楽作品としてものすごくて、確かに心を打つものがあって。20世紀の重要音楽作品ですね。

もしも「Different Trains」が強烈だなーと思いましたらリンク先(この曲はクロノス・カルテット演奏)と同じCDに収録されてる「Electric Counterpoint」をおすすめ。こちらPat Methenyが演奏してるエレキギターのためのミニマル・ミュージック。気軽に聴けるやつです。

(うーむ、もうちょっとちゃんとした紹介がしたかった・・・)

拍手[1回]

メル響Metropolisコンサート「There Will Be Blood」感想
前回のエントリーに拍手どうもでーす。
なんか最近ブログとスパムアクセスが戦っててカウンターが回ってる様子。解析のほうには現れるけどブログの方でIPブロックしてるので私がどうすることもなく勝手に繰り広げられているようです。頑張れブログ。

さて昨日はMetropolisのメル響コンサート、ラストでした。
Jonny Greenwoodのあれなのかホール(ちなみにMelbourne Recital Centreの大きいホール)はほぼ満員。現代音楽でこんなにホールが埋まるとはなんだか嬉しい。
さて感想の前にプログラムを。
メル響Metropolisコンサート「There Wil Be Blood」
指揮者:André de Ridder
Jonny Greenwood 映画「There Will Be Blood」組曲
ジョン・コリリアーノ 映画「レッド・バイオリン」よりバイオリンとオーケストラのためのシャコンヌ(バイオリン:Sophie Rowell)
(休憩)
クシシュトフ・ペンデレツキ 「ポリモルフィア」
エドガール・ヴァレーズ 「砂漠」

Jonny GreenwoodはRadioheadのミュージシャンとして有名だそうですが、「ノルウェイの森」など映画音楽も手がけていて、メシアンやペンデレツキの影響を受けているそうです(ペンデレツキとは共演など奇妙な友情な関係だとか)。
そう、メシアン。プログラムに書いてあったオンド・マルトノはここ(最初の楽章など)で使われてた!でもそんなに目立ってなかった!重要な役割ではありましたけどね。マルトノさんも電子楽器としては珍しく古い分類に入ってるので使ってもらえるとなんだか嬉しいです。

Greenwoodは以前The Guardianの記事に(どれだけステレオにお金をかけても手に入れることができない)生でオケを聴く体験の素晴らしさについて書いていたそうですが、この映画音楽の組曲の中では「Proven Lands」がもろそれでした。弦楽器ならではのノイズとその迫力は生だから味わえるもの。ステージに近いところだとなおさらです。楽しかったよー。
たまにイギリスっぽいところがあるながらも独特のスタイルで、もっと彼のクラシックサイドの作品を聴きたくなる音楽でした。

レッド・バイオリンのシャコンヌもこれまた名曲。バイオリンという楽器の音と魅力と、シャコンヌという形式と、あと新しい音とロマン派にも近い音が融合した、それ一つで聴き応えのある曲でした。バイオリンって小さい楽器で音量も限られてはいるのですが、そこで遠慮することなく例えばショスタコやアダムズみたいにフルオケをぶつけることでバイオリンの一番情熱的なところが出るというか、そういう感じの音楽でした。ソロパートとしてはかなりのスタミナ勝負だったんじゃないかな。でもかっこよかった!

ペンデレツキの「ポリモルフィア」は映画「シャイニング」で有名な曲だそう。ちなみにペンデレツキも「聴くと好きなのに全然フォローアップできてない作曲家」リストに仲間入り。というか好きなのは知ってたけど聴いてて自分がこんなに安心して聴けるもんだとは思わなかった。いつからペンデレツキの音楽に心預けられるようになってるんだろう。
48人の弦楽器による曲のに様々な特殊奏法を含めた「弦楽器ならではの音」がぎっしり詰まってて、この木製感がとにかくたまらない。またペンデレツキの弦音楽に出会いたい。

そして最後のヴァレーズ。大学入学したてのときに青天の霹靂的に出会ってから、ある意味自分にとってオケピアノと現代音楽の始まりになった思い出の曲。とにかくわけのわからない曲で、11年ぶりに出会ってちょっとは分かるようになった・・・とは思っているけどどうかな。分からなくてもやっぱり好きな曲。未だにヴァレーズは人類のはるか先を行ってるなあ。
この曲には後に(1994年)に映像が作られて、その映像も演奏時に上映されたのですがこれがなかなかいい映像でした。(この曲に映像つけるなんてチャレンジャーだな)

3つセットで行っちゃいましたが最後のコンサートが一番よかったな。なんか粒が揃ってる、いい構成のコンサートで(グラスと違って)すっきり終わった感があり。
そしてこの3つ目のコンサートがMetropolisのテーマである「映像と音楽」に一番直接アプローチしてたのも面白い。

こうやってみてみると映画の音楽を書く作曲家、映画を作る監督などが20世紀以降の音楽に濃く影響を受けてるケースって色々あって、つまりは現代音楽なんてものも実はそんなに疎遠なものでない、どこか身近なところにあるんだよ、ということが言いたくなります。
Greenwoodやキューブリック、DessnerやWestlake、クロノス・カルテットなど色んなところで現代音楽を色んなジャンルとつなげている人達がいて。嬉しいです。そして密かに応援したいです。

そうそう、今回ペンデレツキの終わりで拍手のとき口笛吹いてた人いましたよ。これも現代音楽でちょっと珍しくてなんだか嬉しくなりました。メルボルンの聴衆はいいなあ。

さて、Metropolisは終わりですが水曜日にまたコンサート行きの予定があります。
ついでに次回はちょっとささやかなお知らせができるはず。
最近今回のコンサートや他の諸々でちょっとブログにまとめたい事もできましたがいつ手が回るやら。


今日の一曲はお休みです。

あ、「There Will Be Blood」のサントラはNonesuch RecordsのNonesuch Radioの全体ミックスorサントラミックスで一部たまに回ってきますよ。「Proven Lands」も入ってます。ついでに言えば「ノルウェイの森」のサントラもここから出ててそれも何曲か入ってる様子。

拍手[0回]

メル響Metropolisコンサート「The Light」感想
前回のエントリー&過去のエントリーに拍手ありがとうございます。
(最新以外はたまにしかチェックしないのですがなんとなく把握しています)

今回もまたMetropolisシリーズよりメル響コンサート2つ目。
なかなか聴くにタフなプログラムでしたが(自分にとってそうなので聞き慣れてない人にはもっと大変だっただろうな)、すごい音楽ばかりでした。
そして奏者、そして特に指揮者にとってはものすごく大変なプログラムだったかも。
メル響Metropolisコンサート「The Light」
指揮者:André de Ridder
Julia Wolfe 「Fuel」
Tan Dun 「Crouching Tiger Concerto」(チェロ:Oliver Coates)
(休憩)
Alexandar Garsden 「Faculties Intact (con tutta forza)」
フィリップ・グラス「The Light」

演奏順でなく今回の目玉から。中国の武侠映画の音楽で有名なTan Dun(譚盾)による作品。アカデミー賞受賞で彼を有名にした映画「Crouching Tiger, Hidden Dragon」(邦題:グリーン・デスティニー)の音楽を題材にしたチェロ協奏曲です。(二胡版もあるみたいですね)
いやあかっこよかった!

かっこよかったポイントその1、チェロのソロ。席の関係で前回のコンサートではチェロのソリストが聞こえなかったのですが今回はスピーカーありだったのではっきり聞こえますが。ありがたい!
チェロってほんとなんでもできる楽器ですね。音域が広いのはもちろん、二胡のような音もでますし、(ギターピック使って?)琵琶のようにざかざか弾くこともできる。メロディーもリズムもカウンターメロディーもサポートもなんでもできちゃう(&何やってもかっこいい)チェロの能力のがこの曲の中であまねく使われていて、楽器と奏者の能力と表現の幅を披露してるという意味でものすごく面白い協奏曲でした。
そしてチェロの音が骨太で渋みがあるのがまたかっこいい。二胡もいいんだろうけどチェロも素敵でっせ!

かっこよかったポイントその2、曲とオケ。メロディーとかリズムから中国の音楽、特に京劇の影響を受けてるってのはなんとなく分かったのですが、リズムの強さとrawさは西洋の20世紀以降の音楽、特にクラムの音楽の影響も見えたり。ほんとリズムがすごいんですよ。拍手や足踏みが入ったり、西洋でない打楽器を使ったり、打楽器以外の音楽も純粋に(音程なしの事も多い)リズムを担当したり。そしてこのオケ全体が強烈なリズムを演奏するのになんだかとにかく数で圧倒する中国的なものを感じました。独特の感覚じゃないかな。

最初の曲「Fuel」はその音楽が題材としている港のtime lapse映像が流れました。(今年のMetropolis映像・映画と音楽のつながりがテーマですしね)ただ映像の情報量もすごいし音楽もかなり情報量が多い。スタイルはミニマル・ミュージックににたパターンの繰り返し要素があって、しかもエネルギーとテンションがずっと高くてものすごく大変そう。決して聴いてて(多分弾いてても?)純粋に楽しいものではないのですが、すごい曲でした。弦楽オーケストラのための作品に一つものすごいレパートリーが生まれた。

そして今回もありました、若い作曲家による作品が「Faculties Intact (con tutta forza)」。これがまたものすごく難解な音楽だったのですが、とんでもないレベルの作品でした。ああいう音をイメージできて、表現できるってすごい。音楽自体はなかなか分かりにくいながらも「もしかしてこの1987年生まれは天才じゃないか!?」と思いました。(次のコンサートで聴く)ヴァレーズに似てるんですよね、ちょっと。指揮者の方はリゲティやクセナキスの影響を指摘してましたが。音楽を説明するのはできないのですが今でてきた面子の並びだけでそのすごさが分かる・・・かな。

そして最期のフィリップ・グラス。良くも悪くも超グラスな作品。オケの使い方は結構(伝統的な)交響的スタイルでもあるのですが、曲の構成はもうグラス以外の何物でもない。ものすごく繰り返す・焦らす、終わりがわかりにくい、曲が長い、しかもなんかものすごくヘ長調、のコンビ技で脳内から変な物質がコンサート終わってもしばらく出てました。音楽の構成とか展開って脳内のドーパミンが関わってる報酬システムと関連してるっていいますけどグラスの音楽ってそれをものすごく濫用してるんじゃないかな。

てなことで振り返っても聴くのにちょっと大変なところがあったプログラムですが、4曲とも出会ってよかったです。特にTan Dun。これは要フォローアップ。
・・・と思ってまずはようつべにチェロ協奏曲版があるか調べたらありました、動画
ちょっと打楽器のラインアップが違いますが(メル響の演奏では和太鼓みたいな太鼓もありましたし、前に出てくる手持ち太鼓もちょっと違った覚えが)こういう伝統的でない楽器を使う場合は入手しやすさなどで若干の差も出てくるのかな。

さて、Metropolisは明日で最後。しっかり楽しんできたいです。
仕事がちょっと渋滞しながら(どうも似たような納期のが来てしまってお断りする残念)のコンサート行きですが、実はその次の水曜もコンサートの予定があったり、あとまた数日田舎方面に行ったり。ちょっとばたばたしますががんばるぞー。


今日の一曲はお休み。

拍手[1回]