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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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ちょこっとメンタルヘルス話。

お久しぶりです~
そして前回のエントリーに拍手ありがとうございます。
あっというまに師走も半分が過ぎこれから日豪ともどもholiday seasonに向かっていくところで。

軽躁もこれくらいの季節になると収まるかと思ってたのですがちょっとずつ出てきますね。
一応11月の終わりにドクターのところに行って追加の薬を必要なときに飲む許可を得てきたのですが。
そのときにドクターが面白い話をしてくれたのでちょっとここでシェア。

今鬱とか双極性障害は精神疾患のなかでも「気分障害(mood disorders)」というカテゴリに分類されてて、つまり気分が沈んだり上がったりするのが特徴であるという認識なのですが、ドクターによると最近の臨床・研究では気分障害の主体は気分ではなくエネルギーである、みたいな見方がされているようで。つまり単純にまとめると鬱で気分が沈むだけで無く感情の起伏を失ったり動きたくなかったりはエネルギーの量が足りてない、そして躁で行動や欲が過多になったりするのはエネルギーが有り余っている、みたいなことかな。
前々から気分障害を気分でみるのは一元的すぎる、みたいなことを聞いてたのですがこの説明はなかなか面白い。データがどうかというよりは見方、解釈が変わるというのも面白いですし、あとこの説明でこれまで繋がりがあると思われてなかった方にも繋がりができそうで。例えば病名とかカテゴリ名が変わったりまでするのかも含めて注目ですね。

まあメンタルヘルスの分野については専門家・非専門家発信で色々こうじゃないかああじゃないかという発言があったり研究があったり記事が書かれたりするのですがそのほとんどは不確定な情報が多いですね。最新の研究が!と論文が引用されてたりする記事もかなり多いのですがその研究の内容をチェックせずに鵜呑みはできないです。特に研究が何人の人に対して行われたのか、そして研究の結果が何を測定してるのか、とかメンタルヘルスに限ったことじゃないですけど特にメンタルヘルス関連は見極めが必要で。

たとえば「運動が鬱に良い」という話はよく聞きますしそれに関して研究も色々あるようですが、その研究が運動で「何が改善したのか」というのをちゃんと見ないと伝言ゲームで主語が大きくなっちゃったり(または翻訳の過程でなんか変なことになっちゃったり)するわけです。
ちなみにうちのGPの方のドクターは「運動で気分が上がるから運動したほうがいいよ」、と言ってました。ちゃんと言葉を選んでこういう言い回しになってると思われます。

そういうほぼ雑音に近い話も色々出てきますがなるべく振り回されずにいきたいですね。
特にメンタルヘルス界隈の標準の治療では急にやめたり勝手に足したりすると支障がでるケースもあるので、うまくいってないときもまずはドクターに相談が大事です。

メンタルヘルスの話をしてて年末に近くなってきたのでここでちょっと自分に言い聞かせるのも兼ねて年末年始のメンタルヘルスのreminderを。

・外食・外泊色々多くなる季節ですが薬はなるべくいつも通りに飲み続けること。
・上記理由で生活リズムも崩れがちですが特に寝る時間・起きる時間を大きく変えないように。
・ドクターに会ったり連絡つけるのが難しくなることもあるのでholiday中の対応をドクターor病院にあらかじめ聞いておくと良いです(例えば私の場合はドクターが年末年始日本に遊びにいってるときでも代わりのドクターが入ることになってるので病院に問い合わせするはず)
・同様に薬が旅行先・休日で買えないことも想定して手持ちをチェック&買い足しは早めに。
・普段合わない人に多く会ったり普段より多く人に会う季節ですが自分の時間と空間もちょっとはさむの忘れずに。

これくらいかな。この手の物は少なくまとめるのが吉ですからね。
プラス私の場合はもうかなり暑い日がどんどんくるこの季節、リチウム中毒予防にきちんと水分(&電解質)をとって体調に気をつける、ですかね。北半球でリチウム服用中の方は冬でも色々水分を失う要素はあると思うのでお気を付けあれ~


今日の一曲: face to ace 「So Sad - So What?」



久しぶりにface to aceです。今年はライブ1回だけだったのもあるのですが、この曲をライブのオーラス(=最後のアンコール)として聴かなかったなーとちょっと寂しく思ったり。

ただこの曲は最後に名残惜しみながら一緒に歌って盛り上がるよりも手持ちのプレーヤーで日常の中で聴くのが好きな曲です。ライブでのバージョンとか環境がどうとかいうよりこの曲が(歌詞も音楽も)日常に向けて書いてある(と思う)ので。
face to aceは旅行にお出かけな曲も多いのですがこれは身近な都会の曲で(これも歌詞・音楽共にそうなんですよね)。忙しかったり面倒だったりする「いつもの毎日」にちょっと応援くれる曲です。

最近何かと結構がっつりな曲を選んで聴くことが多いのですが同時に音楽の「軽さ」という性質の良さを感じることも多く。この曲もそんなちょうどいい軽さに心が助けられます。私は歌詞よりまず音楽で、特にリズムとハーモニーが先に響くのですがその2つのエレメントにこの曲の心地良い軽さが凝縮されてて。そこにサビの歌詞「So What?」で追い打ちが来るんですよね。So what?と言い飛ばせる軽さ。ほんとありがたい。また明日も頑張れる。

それにしてもいいですね、このアルバムジャケットの青い空の色。この曲にもぴったりですし他にもこんな青が似合う曲が収録されてます。透明感のある曲ならばこのアルバムfiestaがオススメ。


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