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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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文字書き振り返り
すっかり年末ですね。ついさっき仕事納めしました。
といっても今日みっちり働いたわけでなく買い物に出かけて帰ってきてから1時間ほどだったのですが。買い物もあんまり年末遅くなると慌ただしくなるしまあ物騒な事件などもシティであったので今日くらいに済ませておきました。
セールも色々あったんですけど手は出さず、結局そういうときってしわ寄せがご飯もの食べ物にくるという。特に大きいアジアンスーパーに入っちゃうといるかどうかわからない物を買っちゃったりします。

2017年はCD・アルバムをあんまり買わなかったなあと改めて振り返って。
ゲーム音楽ちょこちょこ増やしたりバレエDVD(1枚ですが)買ってたり、あとはクラウドファンディング関連出費も多めだったかな。
ただ音楽に出会うのがちょっと少なめだった分文学方面はたくさんの出会いがありました。もちろん万年筆の一日一筆を通じて。

お題にあった一節を見つけるために自分の本棚をあれこれ漁ったり、漫画をぺらぺらめくっては自分の翻訳でどうにかできないか、母の国語便覧を読んだりネットで歌曲の歌詞を調べたり格言を調べたりそこら辺から広げていったり。
お題によっては難しかったですが調べたり出会ったりのプロセスはほんと楽しかったです。

特に短歌周り面白かったです。ぱっと訳するには文字数が多い分俳句より訳しやすかったこともあり圧倒的に俳句<短歌でした。昔小学校(日本の)で百人一首は習った&遊んでたのでお初じゃないのですが発見いっぱい。西行法師とか菅原道真の歌が特に好きです。

あと漢詩もちょっと読むように。訳文ないとまだ無理ですけど中学校(通信教育で)の漢文のあたりをまた勉強しとかなきゃなあ。別ルートで再会することとなった杜甫など唐の詩作品はもちろん、三国時代の詩にも出会えたり。ちなみに(人物抜きで)曹丕と曹植の詩だと曹丕の作品が好きみたいです。やっぱ兄弟順も関係してるのかなこの好み。あととっつぁん(曹操)はちょっと私にゃ難しい。

西洋文学は歌曲関連から飛び石的に探検してくと詩に関しては広く見つかるのでそれはそれで楽しいのですが(ちょうど最近プーシキンの「天使」に出会って「ふおー」ってなりました。今日のお題の分に使うことに)、シェイクスピアとか古典の長めの作品はもっと知っておきたいです。ほぼマクベスとロミジュリで通した感が(汗)マクベス好きなんでそれはまあいいですけど。来年はもう一つ二つシェイクスピアの悲劇に出会っておきたいです。古典は他にもありますがとりあえずそこから始めたい。

さらに久しぶりにジョークブックを開いたら色々見つけ・・・というかそのまましばらく読んじゃいました。かなり分厚くてジャンル別に分かれてる本が複数冊あるので広くお題に対応可能。もちろんジョークばっかりじゃちょっとあれですが(なにより自分のキャラがそんなじゃない)ちょっとパンチのあるいいジョークをたまに挟んでいきたいものです。

さてそんな一日一筆も月末なので1月のお題が発表されたのですが今回quoteじゃなくて自分のことを書く的な趣旨だったのでちょっとパスしようかなと。でも万年筆は使いたいし調べ物も続けていきたいし毎日書くものがあるといいなあ。どうしよう。
Journalingとか検討してみたほうがいいのか、自分でお題設定した方が良いのか(一応仮として作ってはみた)。

さて大晦日までにまた更新があるかわからないのでこちらでは一足お先に良いお年を。
2018年にまた会いましょう。


今日の一曲: ジョージ・クラム 「Apparition」より「Come Lovely And Soothing Death」



年末はしっとり過ごしたい、でも夏の夜長の独特のざわつきも楽しみたい、となるとやっぱりクラムですね。というか夏だったらいつでももっとクラムを楽しみたいです。
Apparitionは何回か今日の一曲で紹介しるのですが今ブログをざっと検索したらこの楽章が未紹介でちょっとびっくり。この歌曲は最初の楽章が最後にもう一回(ちょっと違うバージョンで)繰り返されるので実質このCome Lovely~がクライマックスというかそういう立ち位置になってます。

この楽章から聴き始めた場合最初はとにかくたくさんの「無」と「空」の中でどこへ行くともなく揺れる歌のパートがあって「これはわけわからないやつか?」となること必至とは思われますがピアノが和音を弾き始めてからの美しさといったらもう。
ピアノと歌がお互いを追いかけるように、相手の言うことをエコーするように絡み合い、そこからの光る和音。
一歩ずつ登る様な音形と降るような音形、妖しく光る不協和音とストレートに響く協和音、それらがみんな平等に無限の宙に浮いているような、そんな音楽です。

夜空というといえばいいのか宇宙と言えばいいのか、クラムのそんな表現がすごく好きです。
もはや歌を伴奏してるのはピアノじゃなくてその周りの静寂と空間も込みなんですよね。
だからちょっと大きめの演奏空間で聞きたいけれど、例えばプラネタリウムとか夜空の下とか窓の全くない地下のバーとか、そういう特殊な空間でもこの曲を筆頭にクラムの音楽を聴いてみたい。まだまだそういう場所での演奏はされないレパートリーなんだよなあ。そもそも演奏頻度が低すぎる。
だからせめて録音では夏の夜にもっとクラムの雰囲気を味わいたい。

録音はもちろん、といいますかJan DeGaetaniの歌声で。Songs, Drones and Refrains of Deathも夏向きだしクリスマスの小組曲はクリスマスだしメルボルンの夏にぴったり(個人的感想ですが)な一枚です。

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