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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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ラリアのHobonichiさん
更新に間があいてました、ちょっとぶりです。
仕事ーとかポケモンーとか生活ーとか書き物ーとかがーっと集中して考えることが多くでもブログに書くようなことでもなく、という日が続いていました。
変わったことといえば天気ぐらいですかね、メルボルンですし。40度超えた日もあれば今日みたいに断続的に雨がざーっと降ったりもあり。

ところで前も書いたかも知れませんが1月になって新しくほぼ日手帳を使い始めてみました。
そもそもほぼ日手帳の存在を知ったのが万年筆仲間の友人が持ってるのを見て、それから万年筆コミュでも結構話が出てて。

万年筆を普段使いするとなると紙の質が結構大切で、インクが裏抜けしなくてすらすら書ける紙の手帳がいい!となるとほぼ日はとっても優秀。
なんたってほぼ日手帳の紙はトモエリバー。薄いけど裏抜けしない、しかも万年筆のインクのsheenを最大限引き出す紙としても有名。ラリアでは必ずしも手に入りやすくない&お値段もお高めのトモエリバーが毎日楽しめる、ということで万年筆愛好家でほぼ日ユーザーはかなりいます。

それからトモエリバーも使うペンを選ぶ、ということでほぼ日ユーザーコミュニティで「どのペンが使い良いかな?」となったときにお手頃価格の万年筆をオススメするケースも多く。
つまりは:
万年筆好き→万年筆に向いてる手帳→ほぼ日沼、というコースもあれば
ほぼ日手帳使う→トモエリバーで書きやすいペン→万年筆&インク沼、という逆のコースもあるようで。大変だなー文具沼。

今年あたりからオーストラリア国内のオンライン文具ショップでほぼ日が買えるところもちらほらできてきましたが(実店舗だとメルボルンセントラルのMiligramなんかもあるけど在庫がすぐなくなるらしい)、私はちょうど2018年手帳発売が一時帰国のタイミングに合ったので日本で買いました。(お値段は日本で頼んでもこっちで買っても大体一緒だそう)
到着当日のライブでサインしてもらいたかったので日本に到着してからすぐライブがある静岡のLoftにgoでした。今考えてもくったくたになる一日だったな。

購入したのはA6サイズの普通のほぼ日手帳・カバー・カバーonカバー・路線図でした。外装&中身はこんな感じ。

常備万年筆は(このためにMelbourne Pen Showで買った)TWSBIのEco(透明、極細)。インクはモンブランのラベンダーパープルです(写真内濃い紫のインク)。
もちろん常備一色じゃつまらないので色々使って書いてます。最初は色分けきちっと決めないほうがいいかなと思ったのですがやっぱり見やすさとか考えてもある程度colour codingしたほうがよさげ。
サンプルページは仕事のことが書いてないの選んだ結果唯一ポケモンのメモがしてあるページに(普段は他のとこにメモしてあるんだけど)。万年筆の字幅は見出しの1.1mmスタブ以外は日本の中字・細字、それから西洋の極細。そこそこの字の大きさで書けるようです。

今では英語版の手帳も出てるのですがこちらのほぼ日ユーザーでも日本語版が良い!って人もいたりA6とA5二冊使いって人もいたりいいや(細長い)Weeksだ、メガだ、公式のカバーだその他にも使えるものあるわとバラエティに富んだラインアップで楽しんでいます。もちろん使い方も人それぞれで、私は手帳にあんまり貼りたくないのですがインディーズのショップでシールとか買って貼ったりする人も多い様子。去年のPlanner Marketでも様々な手帳で使える小物売ってるとこかなりあったみたいですね。

とりあえず私は日々の記録ですね。スケジュール管理は大きいカレンダーフォーマットでもやってるのですがあれは週めくりなので後から振り返れない。例えばいつ働いていつ休んだか、いつピアノのレパートリーを変えたか、ご飯の献立はどんな感じで推移してるかだけでも書くところから始めてます。もっとクリエイティブな使い方はさてどうなるか。

前まで使ってた手帳と比べるとかさばることはかさばるんですがとりあえず今年に入って13日楽しく使ってます。あと手帳使わなくてもほぼ日の路線図は別売りですが(これまでの手帳に付属してたのより)詳しくて見えやすいし丈夫な紙で安心。今度Loft見るときはもっとゆっくり小物類も見たいなー。


今日の一曲: ドミトリ・ショスタコーヴィチ 弦楽四重奏曲第2番 第4楽章



室内楽は今の時代いろんな楽器の組み合わせがありますが王道中の王道といったらやっぱり弦楽四重奏ですね。やっぱり同系楽器の音の溶け合いだったりカバーされる役割や音域だったり音・人の距離感だったりとにかくバランスが絶妙。ついでに言えば屋外で弾いて絵になる(学校時代にやったものです)。

一応弦楽器も一人で同時に複数の音を弾けるわけですがもちろんそれで機動力とかパワーがちょっと削がれるような側面もあったり。そういうことも考えると四重奏って作曲する上で「4人しかいない中で音楽をどうやりくりする?」みたいなところもあり。
それでもこの4人の世界はこぢんまりした世界観に限らずでっかい広がりまで表現できちゃうんだから偉大な作曲家はやっぱりすごいです。

そんな弦楽四重奏がすごい作曲家の一人がショスタコ。何回も書いてますが交響曲に代表されるような外・表の世界とは対照的な秘めた内面の世界が表現されているといわれる作品群です。
スタートが交響曲よりもずっと後なので第2番でも作品番号はop.68。交響曲第8番と第9番の間ですね。

この第4楽章は第2番の最終楽章で変奏曲形式になってます。つまり弦楽四重奏の4つの楽器を色んな組み合わせで楽しめるという側面もあり。ビオラにソロを弾かせてみたりバイオリンs+ビオラ+チェロに分けてみたり、4人でユニゾン弾かせてみたり。
中でも私が好きなのは(この曲に限らずショスタコのカルテット全般で)四重奏を上下真っ二つに分けて弾かせる場面。すっごいパワフルなんですよ。2人ずつだけとは思えない、フルオケの弦楽器セクションに似た圧がある。特にこの変奏曲が急速にクライマックスに向かってスピードアップ&緊張感アップしてく中でのバイオリン2人は不協和音担当、ビオラとチェロはオクターブで一緒のパートを弾く盛り上がり。さっき対照的なんていったのがちょっと悔やまれるくらいsymphonicな規模の音です。

ちなみにショスタコの弦楽四重奏、第1番(第2楽章)も第2番(第4楽章)もビオラが無伴奏でメロディー奏でるソロがあって貴重です。渋さと暖かさとほんのり暗さ、この機会にじっくり聴いておきたいです。


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