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夕方に遠くまでリハーサルに出かける日々が始まったぞー
・・・といってもリハーサルは4回。そして本番まで1ヶ月を切ってます。
なのでどんなコンサートかさっそくお知らせ。
Zelman Symphony Orchestra 「French Connections」
指揮者:Rick Prakhoff
ガブリエル・フォーレ 「ペレアスとメリザンド」前奏曲
クロード・ドビュッシー 「サラバンド」(ラヴェル編曲)
モーリス・ラヴェル ピアノ協奏曲ト長調(ピアノ:Caroline Almonte)
(休憩)
クロード・ドビュッシー 牧神の午後の前奏曲
イーゴリ・ストラヴィンスキー 「火の鳥」組曲(1945年版)
私が弾くのは火の鳥だけですがなんとフランスてんこ盛りなプログラム(ちなみにストラヴィンスキーはロシア出身ですが活躍の場はフランスでもあったので割とフランスくくりに入ります)。
そして難易度もすごい。特に音の周りと間の諸々の音楽性がものすごく求められる牧神の午後、ピアノソロパートも超難と言われますがオケパートの難しさもすごいラヴェルのピアノ協奏曲、そしてそのラヴェルと似て正確さとディテールがかなり問われる火の鳥。大丈夫かみんな。
初のリハーサル(みんなは数週間やってますが)はまあまあだったかな。ばらばらっとなるとこはもちろん多々あるし自分も若干パニクってテンポ走ったりしましたがこれからまだまだ。
今回ピアノパートですが、1919年版の4管編成から1945年版は2管編成になって余った木管楽器のパートがこっちに来たらしくすっかりピアノ=木管楽器です。木管楽器はこの手のレパートリーではよく目立ってかっこいい上に結構頼りになるので一緒に弾いてて楽しい。
そしてちょっと火の鳥のピアノパートで特殊なのが(これもほぼ木管楽器だからってのもありますが)強弱的にmfより下がほとんどといってないこと。特に魔王カッチェイと手下の踊りとかになるとオケの他のみんなもがんがん音だしてみんなで弾くので音量の心配が皆無で楽しく弾ける。楽だー。
・・・とはいえこのオケではリハーサルはいつもの電子キーボードですが。
新しい指揮者さんはまだ「おっ」と思うようなことはなかったですが振り方も普通に見やすいしリハーサルの運びもなかなか。アマチュアオケはここから少ないリハーサルでどれだけ詰めていけるか、あと多分どこをあきらめるか、みたいなとこもあるんだろうな。
これから曲もリハーサルもどうなってくか楽しみです。
ちなみに。
オケのニュースレターをリハーサルで拾って来たのですが12月のコンサートでもチェレスタパートがある曲がプログラムされてます。呼んでもらえるといいなー。
ついでに去年呼んでもらったもひとつのオケのプログラムをチェックしたら6月に呼んでいただきたい曲&指揮者さん(!)の名前が見えたので(マネージャーも替わったし前回の機会には弾けなかったけど)そちらも呼んでもらえるといいなー。
今はとりあえず火の鳥しながら指クロスです。
今日の一曲: クロード・ドビュッシー 牧神の午後の前奏曲
音楽ってのは書いてある音を弾くだけの世界じゃないんだよー、というのがクラシック音楽で一番よく分かる曲なんじゃないかと思います、この曲は。
逆に白黒のおたまじゃくしがこうもなるのか!みたいな、この魔法はなんなんだ!ということでもあり。音楽を作るって作曲の方も演奏の方もほんとすごい。
この曲で一番有名だと思われるのが最初のフルートソロ。こんな神秘的な冒頭が!と感動してからそれに続く諸々の魔法。フルートはでも元々高音域の楽器でこのソロみたいな音域は低い方なのですが、フルートの低音域は独特のビブラートと息を感じる空洞さがセクシーで好きです。もっと聞きたいこういうソロ。
そしてこの牧神の午後が有名なのはニジンスキーによるバレエ初演のエピソードもありますね(内容はググってくだされ)。ニジンスキーの才能だったり感性はディアギレフにとって想定外のことも多々あったに違いないですけどこの件だったり春の祭典の件だったり、スキャンダルをパブリシティにしてしまう(関係者にとってはある意味酷な)機転があったんだなと。三国志でいうと曹操とかを思い出しますが、つまりは新しいことをどーんと切り開くトップに立つ人物はそういうスキルが物を言うのかな。
そんなことが過去にあったわけですが、今の時代においてもその音楽の美しさで有名な「牧神の午後の前奏曲」は本物ですね。あと「前奏曲」で他の部分がない???にも関わらず世界観がしっかり完結してるのもコンサートシーンで愛される要因だったりしないかな。
リンクしたのはパリ管の演奏。個人的にドビュッシーは「海」がすごい好きなのでそれが入ってる録音にしたかった。試聴にフルートソロが入ってないのが悔やまれる。やっぱりこの曲はそこで選びたい!
・・・といってもリハーサルは4回。そして本番まで1ヶ月を切ってます。
なのでどんなコンサートかさっそくお知らせ。
Zelman Symphony Orchestra 「French Connections」
指揮者:Rick Prakhoff
ガブリエル・フォーレ 「ペレアスとメリザンド」前奏曲
クロード・ドビュッシー 「サラバンド」(ラヴェル編曲)
モーリス・ラヴェル ピアノ協奏曲ト長調(ピアノ:Caroline Almonte)
(休憩)
クロード・ドビュッシー 牧神の午後の前奏曲
イーゴリ・ストラヴィンスキー 「火の鳥」組曲(1945年版)
私が弾くのは火の鳥だけですがなんとフランスてんこ盛りなプログラム(ちなみにストラヴィンスキーはロシア出身ですが活躍の場はフランスでもあったので割とフランスくくりに入ります)。
そして難易度もすごい。特に音の周りと間の諸々の音楽性がものすごく求められる牧神の午後、ピアノソロパートも超難と言われますがオケパートの難しさもすごいラヴェルのピアノ協奏曲、そしてそのラヴェルと似て正確さとディテールがかなり問われる火の鳥。大丈夫かみんな。
初のリハーサル(みんなは数週間やってますが)はまあまあだったかな。ばらばらっとなるとこはもちろん多々あるし自分も若干パニクってテンポ走ったりしましたがこれからまだまだ。
今回ピアノパートですが、1919年版の4管編成から1945年版は2管編成になって余った木管楽器のパートがこっちに来たらしくすっかりピアノ=木管楽器です。木管楽器はこの手のレパートリーではよく目立ってかっこいい上に結構頼りになるので一緒に弾いてて楽しい。
そしてちょっと火の鳥のピアノパートで特殊なのが(これもほぼ木管楽器だからってのもありますが)強弱的にmfより下がほとんどといってないこと。特に魔王カッチェイと手下の踊りとかになるとオケの他のみんなもがんがん音だしてみんなで弾くので音量の心配が皆無で楽しく弾ける。楽だー。
・・・とはいえこのオケではリハーサルはいつもの電子キーボードですが。
新しい指揮者さんはまだ「おっ」と思うようなことはなかったですが振り方も普通に見やすいしリハーサルの運びもなかなか。アマチュアオケはここから少ないリハーサルでどれだけ詰めていけるか、あと多分どこをあきらめるか、みたいなとこもあるんだろうな。
これから曲もリハーサルもどうなってくか楽しみです。
ちなみに。
オケのニュースレターをリハーサルで拾って来たのですが12月のコンサートでもチェレスタパートがある曲がプログラムされてます。呼んでもらえるといいなー。
ついでに去年呼んでもらったもひとつのオケのプログラムをチェックしたら6月に呼んでいただきたい曲&指揮者さん(!)の名前が見えたので(マネージャーも替わったし前回の機会には弾けなかったけど)そちらも呼んでもらえるといいなー。
今はとりあえず火の鳥しながら指クロスです。
今日の一曲: クロード・ドビュッシー 牧神の午後の前奏曲
音楽ってのは書いてある音を弾くだけの世界じゃないんだよー、というのがクラシック音楽で一番よく分かる曲なんじゃないかと思います、この曲は。
逆に白黒のおたまじゃくしがこうもなるのか!みたいな、この魔法はなんなんだ!ということでもあり。音楽を作るって作曲の方も演奏の方もほんとすごい。
この曲で一番有名だと思われるのが最初のフルートソロ。こんな神秘的な冒頭が!と感動してからそれに続く諸々の魔法。フルートはでも元々高音域の楽器でこのソロみたいな音域は低い方なのですが、フルートの低音域は独特のビブラートと息を感じる空洞さがセクシーで好きです。もっと聞きたいこういうソロ。
そしてこの牧神の午後が有名なのはニジンスキーによるバレエ初演のエピソードもありますね(内容はググってくだされ)。ニジンスキーの才能だったり感性はディアギレフにとって想定外のことも多々あったに違いないですけどこの件だったり春の祭典の件だったり、スキャンダルをパブリシティにしてしまう(関係者にとってはある意味酷な)機転があったんだなと。三国志でいうと曹操とかを思い出しますが、つまりは新しいことをどーんと切り開くトップに立つ人物はそういうスキルが物を言うのかな。
そんなことが過去にあったわけですが、今の時代においてもその音楽の美しさで有名な「牧神の午後の前奏曲」は本物ですね。あと「前奏曲」で他の部分がない???にも関わらず世界観がしっかり完結してるのもコンサートシーンで愛される要因だったりしないかな。
リンクしたのはパリ管の演奏。個人的にドビュッシーは「海」がすごい好きなのでそれが入ってる録音にしたかった。試聴にフルートソロが入ってないのが悔やまれる。やっぱりこの曲はそこで選びたい!
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