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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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物 and 欲
数字でも体感でも確実に春になっているメルボルン。今年はエルニーニョがくるとかいう話も聞いているので例年通りカップデーの休日までに暑い日がくるかなあ。

こないだの日曜日は前から妹とプリンターなど買いに行く約束だったのですがサッカーの具合だったりメンタル&フィジカルの具合があったりついでに妹も結構がんばって買い物する用事があったので一日Chadstoneで買い物三昧になってしまいました。
英語圏では買い物でストレスを発散したりすることをRetail Therapyといいますが正にそれでした。買い物である程度すっきりするのはお財布には痛いですが(こないだ日本でも買い物したりしたし・・・)労力的には安上がりというか楽な気もします。金額的には色々安くすんだんでなおさらよし。ただあんまり頼りすぎないようにしよう。

服だったりプリンターだったり色々買って古い物を捨てて衣替えもして、というのもストレス解消になりますね。ただいつものことですがメルボルンではいっぺんに衣替えができるような天候じゃないので(まだニットとかタンスに残してある)衣替えでそんなにすっきりはできませんが。ほんと12月くらいまで油断ならない。

そして日本に行って文具関係の物欲がおさまったと思ったら今度は日本滞在中に編んでたショールが編み終わり近くて毛糸のオンラインサイトばっかり見てます。今回編んだパターンが良かったのかもしれないけどショール編むのが楽しくて一種のロスになりそうなので次に編むショール(パターンは選んである)のための「嵐の海みたいな緑とか青寄りのグレー」を探してます。

ただその前に今編み終わりそうなショールも色々することが。ショールとかは編み終わりの後アイロンかけたり水に浸けて広げて固定したりして形を整えたりレース穴を広げたりする作業が必要で。今編んでるやつは後者のやり方なので(物欲とは全く別に必要だから)固定するためのピンやらワイヤーやらマット(子供が遊ぶ用の安いやつで済ませた)やらを購入。これで今後もはりきってショールが編めるというものです。

とりあえず編み終わったら&全部の工程が終わったら比較も兼ねて写真載せたいですね。夏にもいい色の毛糸ですし薄い作りなので夏に向けても使うのが楽しみです。ついでに以前書いたかわかりませんがショールを止めるピンも色々あったり、あとかんざしで止めるなんてこともできるらしい?のでそこまで含めて楽しみです。楽しみを増やすためにもっとショールを編(後略)


今日の一曲: ジョゼフ=ニコラ=パンクラス・ロワイエ 「クラヴサン曲集」第1巻より「スキタイ人の行進」



ちょっと時間が経っちゃいましたが今年の英国夏の音楽の祭典BBC Promsを録音で聴いて印象に残った曲から。他にもヴォーン=ウィリアムズのDona Nobis Pacemだったりバーンスタインの交響曲第2番「不安の時代」なんかも好きになりましたねー。録音の物欲もまたふつふつと。

この曲が演奏されたのはJean Rondeauというハープシコード奏者の(他のPromsのコンサートよりちょっと短めの)リサイタルで。やっぱりハープシコードというとこの曲も含めバロック時代周りの作品が多いですが現代曲もやったりして面白かったです。
ロワイエはその時まで聞いたことがなかったのですがちょこちょこ調べてみるとハープシコードのために素晴らしい曲を書く作曲家としてその筋には有名らしく。色々録音も探すと出てくるのですがやっぱりこの「スキタイ人の行進」がインパクトとしては圧倒的。

なんたってまず技巧の華やかさ。ピアノと違って鍵が軽いハープシコードはピアノよりも速く&軽い音で細かい音を弾けます。さらにハープシコード独特の「爪弾く」音色でこういう派手な音階とか和音とかを弾かせるとざかざかいうのが気持ち良い。音量こそピアノには敵わないけどパワフルだよなー。

ところで「スキタイ人」といえばプロコフィエフの「スキタイ組曲」にもありますが音楽においては「※あくまでもイメージです」案件なんですね。なかなかこの曲だけだとどういう民族をイメージしていいか難しいですが中国に対する匈奴みたいなある種の恐怖対象だったのかな、といことはかろうじて。遊牧騎馬民族すごいな。

録音はさすがというかたくさんありますね。でもやっぱり一瞬で惚れたJean Rondeauの演奏を。試聴ないけどここは間違いないと私を信じていただきたい。
そしてスカルラッティ弾いてるアルバムもあるみたいでこちらも聴いてみたい。スカルラッティは演奏だけでなく曲のチョイスも楽しみ所(ソナタとにかくたくさんあるので)です。

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