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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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One more push...
新しい応募先のトライアルをとりあえずは翻訳し終わりました。
あとは土日でしっかりチェックして直して提出するだけ。

まだまだ翻訳経験は浅いので、今回の計16つのトライアルによってものすごく勉強になりました。まだ扱ったことのない書類や分野もあったりで、知識も少し広がりました。
そして医薬だとがぜんテンション・・・というか考え方・処理方法が違います。私は興味の幅は広いけれどあんまり器用ではないのであれもこれもできないので・・・これからやっぱり医薬に絞っていきたいですね。

仕事が増えても増えなくてもスケジュール管理もちゃんとしなきゃいけないし、頭の切り替え、けじめ、そしてストレス発散も全部これから試行錯誤して管理してかなきゃ、と思います。
大学にいた間は何よりもピアノがストレス発散でした(ただ多少のストレスを生み出してもいましたが(笑))。いろいろピアノを続けたい理由はありますが、それも多少意識していければと思います。

ちなみに今回のトライアルのなかで自分が実際に体験した治療のことが多少古い論文でしたがあってなんかとっても面白かったです。メンタルヘルス関係だと私の精神医は結構翻訳文書としては医薬品系統に限られてくるんじゃないかって言ってましたが実際に精神医学系の仕事がいつか!いつかくるといいなあ、と思ってます。

本当に仕事をもらえるまえの勉強としてやってたことと実務の内容は範囲の広さは違うとはいえものすごく似てることだったので今でも自分がやってるところがどこかで役立ってるかもしれないということが全く実感がないのですが・・・
もしもどこかで役立てるなら医療、できるならメンタルヘルスの方にこういう形で携われるといいです。

最終的にはメンタルヘルスのほうもちゃんと勉強してそちらの道に(臨床もいいですが研究も心惹かれるところがあったりします)進みたいと思ってますが、そうなってもできるだけ今の仕事も続けていけることを願ってます。母も結婚しても、子供ができても、住むところを変えても続けていけるものだから、言ってましたし。

オーストラリアでは翻訳者になるには試験または大学・短大のコースで資格をとらなくてはいけなくて、それはどちらも結構お金がかかるので日本の会社に海外から応募、という形を今もとってますが、本当に便利な世の中になってありがたいです。この分野に関してはやっぱり日本のほうが医薬に専門することもふくめていいシステムをとってると思いますし・・・やはりメンタルヘルスの勉強はオーストラリアじゃなくてはいけないという信念があり、それになによりも自分はメルボルンに住んでいたいので自分が望むことを日本・オーストラリアそれぞれからオーダーメイド(?)みたいな形でできるのは本当に、本当にありがたいと思っています。

これからもスキルアップなどしてこの道を進んでいきたいです。


今日の一曲: イーゴリ・ストラヴィンスキー 「火の鳥」より「魔王カッチェイと手下の踊り」



うちの家族にとってのロングセラー、「火の鳥」です。妹以外全員弾いてます。母に関しては練習用に手書きで書き写したパートがまだ残ってます。

「火の鳥」は手塚治虫とは特に関係なくロシアの昔話。イワン王子が森に火の鳥を探しに入り、その念願の火の鳥を見つけ捕まえるが火の鳥はピンチになったら自分を呼ぶことのできる羽根と引き換えに逃がしてくれと懇願する。王子はまあいい子なんで逃がします。
そのまま森をほっつき歩いているとなんかプリンセスが1ダースほど黄金の林檎で遊んでいる。聞いてみるとなんだか魔王にとらわれていて夜になるまでの短い時間そのエリアでしか自由がないのだとか。しかも男は即石化という仕打ちらしい。
で、イワン王子はいい子なので姫たちを救うために夜になって現れた舞おうとその手下たちに立ち向かう・・・ときて、この音楽。

悪魔や魔物といってもいろんな種類がいますが本当にいろんな魔物がうごめきごったがえしているような音楽。まさに魑魅魍魎。
でも同時にものすごく緻密にかかれてて、さらに弾いてても聴いててもテンションがめちゃくちゃ上がるすごい曲。
描写・メカニックス・楽しさ3拍子そろったいい曲です。

ストラヴィンスキーはこれを書いた時はまだ若かったですけど当時社会現象ともいえるほど活発で芸術のさまざまな分野に影響を与えたバレエ・リュスのために音楽を書き、それはもう時代の最先端、といった感じでした。
彼は楽器使いもパーフェクトで、この曲でも巨大なオーケストラをあまねくほど使い、さまざまな音色でビビッドな色彩を生み出します。

コンサートでこの曲が単品で扱われたりするのもやはりこの曲だけでもストラヴィンスキーの世界の魅力が痛いほど分かるから。
難しいこと抜きで楽器の音とエキサイティングな音楽の魑魅魍魎を楽しめる素敵な一曲です。

結構この時代は大学で勉強したのともともとこの時代は好きなのでいつかそこらへん詳しいことを復習してここで語りたいですね。

あと上のリンクに選んだブーレーズの、、も聴きたいしバレエ・リュス当時の振り付けをはじめバレエもいつか見てみたいです。衣装もたしかどっかで展示されてるはずですし・・・
いい録音を見つけたら家族と分かち合いたいです♪

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