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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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創作だべり。
前回のエントリーに拍手どうもです!

今日は暖かかったせいかなんだか思考がわいてもまとまらず散じてしまう、みたいな感じで相変わらず創作活動全くはかどらずなのですが相変わらず、というかだからこそ、というか創作に対して思いを馳せることは多いです。
Twitterで断片的に浮かんだネタをつぶやいたりすることはあっても、なんだか「ちゃんと」(定義曖昧)形にしないと気が済まないようなところがあり。
今複数のシリーズ(当初予定していたよりも多い)を同時進行しているのも一つだけだと根気が続かないかな、と思って複数同時進行にしたんですがだめなときはだめか、と痛感しております。これはもう心持ちが変わるのを待つしかない。

そんな中こちらもTwitterですがフォロー先の醒ヶ井さんに私の作品を宣伝していただいて。ネタのエクスチェンジといいますか、こちらも色々醒ヶ井さんと交わすつぶやきなどからインスピレーションをいただいたりいつもお世話になっていています。
自分の書いたもの(ここ含む)を読んでくれる人がいること、アイディアを交わす人がいることを噛みしめながら「早くアウトプットモードにならないかなー」と脳内でいろいろやりくりしております。

やっぱり大事です、創作。ピアノと同じくらい自分にとって大切。
アクションシーンだったりじっくり人物描写に言葉を費やしたり、とか苦手も多いですが「形にする作業」諸々は好きで。
前も書いてると思うのですがストーリーを書く、とかキャラクターを作る、とかイメージ曲を決める、とかいろいろあるプロセスの中で「トータルとしての世界を創る」のがやっぱり自分にとって快感な表現ですね。

自分の創作についていろいろ考えてると以前このブログでなんとか説明しようとがんばった「新神話主義」と、あとワーグナーの「総合芸術」(Gesamtkunstwerk)のコンセプトが影響しているところが大きいかな、と。

「新神話主義」に関しては本で読んでいて「なるほど、自分の創作にあてはまるな」というところが多かったです。
(あと逆に「新しい神話」のコンセプトを意識的に骨組みのモデルとして話が書きたいなーとか予定中)
そのなかで特に「記号化」、「決まりごとを作る」という概念は愛用しすぎ(笑)
こういうテクニックは何かを直接的でなく象徴的に表現すること、そして一つの作品の中に統一感を作ることが目的なのですが、色々ばらばらに出てくるアイディアをつないだり、シリーズにしたりするのにはもってこいといいますか。
「決まり事」はあった方がやっぱり安心しますね。ある程度絞らないとなんにもできない、0を1にするのが大変苦労する人なので(汗)そもそも特定の「世界」を動かす決まり事は必須ですし。

「新神話主義」で特徴的なのがプロセスからの創作みたいな、ざっくり言えば理系思考での組み立てみたいなところで。(これはピーターの曲書きにも通じるところがあったりしそう)
例えばさっき決めたようなルール、決まり事から歯車が動いていくのがいいですね。ルールのある世界を創るとそれに応じて中も動いていく。
自分で創り上げていく過程も面白いけれど、プロセスから勝手に動いて発展していく感覚も楽しい。化学反応みたいに。

ワーグナーは私が好きでない作曲家の筆頭に挙げられる作曲家なんですけど、彼のやったことだったり芸術に対する姿勢だったりは興味深いし芸術に携わる者が色々学ぶことがあったり、そもそも彼が色々ぐちゃぐちゃしなければ20世紀の音楽の発展はなかったかもしれませんし(笑)
彼のオペラ作品、例えば「指輪」サイクルに代表される「総合芸術」のコンセプトはやっぱりある意味究極の芸術なんだろうな、と思います。
オペラ=日本語で「歌劇」ですが、それまでのオペラに他の芸術の分野、例えば文学だったり、演劇や絵画の要素を加えてオペラを劇に仕立てた歌を聴く場ではなく歌からセットから詩のような台詞や演劇も全てフルに味わうことができる芸術形態をワーグナーは目指したそうで。

つまりそれが「世界を創る」ということなんですよね。
筋書きを書いて、風景と人間を入れるだけじゃだめで、それを取り巻く全てを綿密にデザインして、その世界が実際に動くよう決まり事を作って。
自分の書く作品は「文」でしかないのだけれど、例えば物語の構成を立体的にしようと空間・時間であがいてみたり、例えばイメージ音楽、サウンドトラックで次元を足してみたりとか(それは自分で曲書かないのか!というツッコミは勘弁)、文だけにとどめないもっと総合的な、もっと完全で生きている「世界」を作りたいな、と日々工夫しているのです。
(サントラ決めに関しては演奏でも大切としている特定の曲に「自分なりの意味・解釈」を見つけるプロセスでもありますね)

私の創作の中にはオリジナルでない、他の作品(例えばゲーム)の設定を一部借りる形のものもあるのですが、そういう作品でもそのまま使うんじゃなくてもっと前述のコンセプトにそって世界観を深めたりとか、色々その世界を自分の中で完全にするために色々試したり。

完璧主義か、といえば全然違って、詰めがかなり甘い性格なんですが、完璧ではなく「完全」ににたものを自分の創作には求めるところがあるのかも、と最近。
だって自分が本を読むならストーリーが良い、キャラクターが良いというのももちろんですがその作品の世界を自分の周りに感じられるような、そういう意味で「入り込める」ような作品が良いですものね。本に限らずですが。

いっちょまえに語ってしまいましたが偉いことは言えないですよ、進んでないんですから(笑)
やっぱりこういうことを書くのはちょっと照れますし、全然そんな立場でもないですし、何より説明するのがものすごく難しい。
それに(複数進行のあれもあり)今公開しているどのストーリーもまだまだネタバレ配慮がものすごく要る段階で、自分の頭の中にある事、自分の創作へのおもいとか大分中途半端に消化不良にならざるを得ないので・・・

思いが強いこと、そして自分が大切に思ってることには変わりないのでまた突発的に偉そうなこと語りたくなったらおつきあいいただけると嬉しいです(汗)


今日の一曲はちょっと遅くなっちゃったのでお休みです。

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