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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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すっかり12月ですね。
前回の記事に拍手ありがとうございます。
今日は夕方に北日本を中心に地震・津波があって、オーストラリア時間午後9時30分現在やっと全警報・注意報が解除されたところですね。

メルボルンは何の変哲もない夏の一日(29℃)ですが、家の電気が居間・キッチン半分・妹の部屋半分と一斉に切れてただいまスタンドやら周りのエリアの電気やらテレビやらで少しでもあかるくしながらこれを書いているところです。
そもそも背の低いのが災いして居間の電気が自分で変えれないんですよね。ちょっと変わったハロゲンランプで(少なくとも私はこの家に越してきて初めて見た)、はしごでも届かない、妹もぎりぎりスマホのカメラで撮りながらしか替えられなかったり。
幸いにも自分の寝室はちゃんと電気つきますし、それから夏時間でしかも12月、ということで8時半過ぎでもまだ日が沈んでないためしばらくは大丈夫・・・なような。

今日は在外投票に行って来ました。領事館がお引っ越ししてから行くの初めて。選挙は前回の参院選が初めてだったかな。
それからHaunted Bookshopでアルケミーゴシック買って来ましたよ~お目当てのTaraneponaがなかった!廃盤なのは知ってたのですがこないだ売れてから手には入ってないそうで。でも廃盤のアイテムでもこないだ買ったSeraphimやStar of Udolphoは補充してあったのでもう作ってなくても何らかの方法で入手しているようです。すごいな。
結果買ったのも廃盤になってしまった「Carmen」というネックレス。普段から使えるさりげなさがある素敵なデザイン。
クラシック音楽をやってる身だとカルメンってのは赤のイメージがあるのですが、この前買ったアブサンスプーンのネックレスと同じ緑なのはアブサンにフランスだけでなくボヘミアの方の文化のつながりもあるそうでそのつながりかな。

店主さん(ゴーストツアーのおじさんでもある、世界ふしぎ発見で特集されてました)と話したんですがもともとアルケミーゴシックは寒色アイテムが少ないけれど最近輪をかけて、というかほぼ出ないようになったなー、と。血を連想する、それからヴァンパイア関係でよく使われたり、ゴスファッションで女性が好んで使うため赤はやっぱりメジャーになるのかな。そしてアブサンシリーズの緑もまだまだ根強い。
Haunted Bookshopはアルケミのディスプレイを色で分けたり(緑はひとかたまりになっている)、モチーフで分けたり(コウモリ・蛇・ペンタグラムなどは小さいセクションがそれぞれあったり)してるのがいいですね。コレクションが大きくなってきたらしまうなり飾るなりするときは考えたいことです。

12月なのでシティは諸々クリスマス色ですね、すっかり。
こないだからMyerなどのショッピングモールにサンタクロースとの写真撮影の場所が出来ていたり、アーケードや街の至る所にクリスマス飾りが飾ってあったり、ツリーが飾ってあったり。
色んな店でセールもやってますし、クリスマスカードも箱単位で売ってたり。

クリスマスに近づくとシティの色んなところでSalvation Armyの毎年のチャリティ活動として金管アンサンブルが演奏するのですが、今年はまだお目にかかれていません。在学中は割と大学の知り合いとかもちょこちょこ見たりしたもんですが、さすがに今は若い子ばっかりで知らないですねー。
そこに限ったことでないですが若い女の子がユーフォニアムとかトロンボーンとか吹いてるとものすごく応援したくなっちゃいます。どっちも体力の要る楽器で、男子が圧倒的に多いですからね。特にバストロンボーンを女性が担当してるとものすごくかっこいい!

で、帰宅してから(自分でも驚いたことに)ピアノも仕事もちょっとずつやりましたよー。
これからまだいつか分からない演奏に向けて取り組むプログラムもほぼ固まりました。これから手書きで書き出して(どうしても必要な「儀式」)優先順位を付けたりして。ここからですな。
曲はいくつか切ったけれど、結果(現時点では)納得のいく選曲です。これを前回同様個々の曲だけでなくプログラム全体としても育てていかなければ。

そして先ほど仕事も増えたので年末までに諸々片付いてお給料がちゃんともらえるように頑張らなくては。
でも明日は37℃なので出来るだけ外に出たいんだけどなー・・・


今日の一曲: セルゲイ・プロコフィエフ 「ロミオとジュリエット」より「マキューシオ」



今ちょうどNHKのららら♪クラシックの録画、イギリス特集でロイヤル・バレエのロミジュリを見ていたところなので。
イギリスの学校でも授業で古典としてシェークスピアの作品を勉強しますが、オーストラリアの学校でも扱いますよ。中学3年でロミジュリやって、そこからマクベス、オセローもやりました。ロミジュリは映画2つ(ゼフィレッリ版もディカプリオ主演のも)授業の中で見ましたし、授業で朗読したりもして、小論文を書いたりして。

音楽の作品だとベルリオーズのロミジュリもちょろっとオケで弾きましたし、プロコフィエフのロミジュリはオケで(ピアノで)バレエ団と公演やりました。やっぱプロコフィエフはいいですねー。

シェークスピアの戯曲でもプロコフィエフのバレエでも、マキューシオというキャラクターの存在ってなんか特別で好きです。朗読では彼の役がやりたかった(やったかどうか覚えてない)。
マキューシオはロミオの良い友人であり、町の太守の親戚で顔も広くて、台詞も軽い感じの、ユーモアにあふれたところが多い、楽観主義者みたいなところもあり。
キャピュレット家とモンタギュー家がいがみ合う中どちらの家の者とも知り合いで話すことができ、悲劇の引き金となるキーキャラクターでもあり。
道化的な役割が強いながらも、それだけじゃないキーキャラクターですよね。三枚目にしては二枚目というか。

戯曲・バレエ共に一番マキューシオの印象が強いのがティボルトとの決闘→死のシーンですが、ちゃんとその前にもプロコフィエフは曲を一曲彼のために割いているんですよ。(この曲が決闘のシーンでもう一回使われます)
快活で、明るくて、ちょっとイレギュラーなリズムを入れたり、中間部でテンポを落としてキャラを変えてみたり、いかにも「道化」的な曲です(ソヴィエトの作曲家はこういうの得意ですね)。
なんといってもプロコフィエフの「飛ぶ」クラリネットやバイオリン、そして要所要所の打楽器やピアノが光る曲だと思います。中間部でのファゴットもまた違うテイストのユーモアにぴったり。

彼の名前、Mercutioが水星だったりメルクリウスだったり(Mercury)を連想させるのがものすごくこの曲で感じられます。

さっき見てたロイヤル・バレエでDVDを、と探してみたら振り付け師も同じケネス・マクミランのがありました。収録はでも1984年とかなり前みたいですね。今回見たのとどれくらい違うのかしらん。


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