忍者ブログ
~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

New Year!
前回のエントリーに拍手ありがとです!
そして少し遅れましたが明けましておめでとうございます。
今年も去年となんら変わらない感じで更新していきますのでどうかよろしくお願いいたします。

さて年末年始の話。
(大晦日の日に行ったNGVゴルチエ展については別エントリーで。あとQ2 Musicカウントダウンについても別エントリー立てます)
大晦日は親友の実家で集まってウイスキーパーティーをしました。
といってもウイスキー(スコッチ3種類)はほとんど味見程度でメインは食べ物、ゲーム、そして真夜中の散歩。
あとご飯のときはウイスキーでなくてワイン飲みましたし。
全部開けたわけじゃないですがこんなラインアップでした。




年越しには近くの海のボートとかがあるハーバーのあたりでシティに上がる花火を見ました。
一応明かりがあるとはいえ暗い中で早足で行くのはちょっと大変でしたね。道を知ってる人が先導してくれたのでなんとか行けましたがところどころ眩しいほどの光がある暗くて曲がった段差のある道は夜目がいちばん苦手な環境。

多分これがベストな写真。デジカメを花火とか夜景モードにしてすっごい手ぶれしたやつも面白いには面白いのですが。

そして年明けて帰ってからガーリックブレッド食べました(笑)すっごい美味しいけど普段ほとんど食べないんですよね。夜中にお腹を空かせて食べるのも(体には悪いですが)おいしかった。

ゲームはトランプで500をやったり(さっきのお酒の写真に写ってる2つ組みのトランプは片方が通常デッキ、もう片方が2,3,黒4を抜いた4人用500デッキになってるという便利さ)、年明け後にはピクショナリー、そして次の日にはマンチキンで遊びました。

マンチキンはいつもの4人+親友の両親に教えながらの6人ゲーム。3時間半くらいかかったけど楽しかったー&新しい戦術も出てきたり。
500ではほぼ7~10で構成された手(私)やらエース全部と低いカードのみ(友人)やらとんでもない手が出てきたり、Open miserはやっぱり普通のMiserと違うよなーという話になったり。
自分はどうもビッドが上手くないときがちょこちょこあるので(獲れるはずなのに低く設定して損したり、あとパートナーに自分の手についてヒントを与えられなかったり)精進せねば。

ピクショナリーは見ることは多かったけど実際遊ぶのは久しぶりかも。瞬発力と頭の回転が鈍いので下手かと思ってたら案外いける私。
当てる方はどうしても最初黙りますが、チーム戦なので他の人が当ててるの聴きながらじっくり考えて最終的には当てる、みたいなスタイル。もちろんその前に当てられることも多々ありますが。
描く方だとお題の「典型的な」絵を描いて当てやすいようにするのはちょっとできるかな。あとは数ステップに分けてわかりやすいようにしたり(ただ「Pebbles」で先に比較対象の大きい石を描いた時に「オーストラリア!」となってしばらく地図と思われたときは焦った。ミスリードがミスリードに繋がりやすいゲームなので)。ここらはQさまのプレッシャーデッサンを見てた影響もあるかもしれない。
ただ「ロールスロイス」でのぐだぐだはなかなかひどかった(相手チームも同じだったので気にしない)。

そういえば肝心のウイスキーですがGlenmorangieがほどよい味の強さと香りで一番好きでした。飲みやすいのはMonkey Shoulder。Laphroaigは初心者にはちときつい印象。ただ今回ストレートで飲んだので飲み方で変わるものなのかも?

ということで大人げなく存分に年末年始楽しんで来ました。出かけた時は20度台半ばでしたが昨日今日は39度・41度とすっかり真夏のメルボルン。夏本番を楽しむぞー!


今日の一曲: オスバルド・ゴリホフ 「Levante」



去年ゴリホフの音楽にはまって以来あんまり手元の録音は増えていないのですが、でもとりあえずピアノ作品を2つ書いているそうなので楽譜を取り寄せてみました。「ZZ's Dream」(多分邦題は「胡蝶の夢」なんじゃないかな)は録音もなくまだ手を付けてませんが明らかにラテン気質なこの「Levante」は夏にぴったりということで最近ちょっと弾いています。どっかでさらっと、例えばアンコールとかで弾いたらちょっとかっこいいかも。

この「Levante」はゴリホフの代表作と言える2000年のオペラ「マタイ受難曲」(La Pasión según San Marcos)の中のコーラスをピアノ独奏にアレンジした曲。元のオペラはようつべでちらと見ただけですがクラシックよりも中南米の色んな音楽(キューバが一番強いのかな)そのものに近いスタイルの音楽。コーラスもそうですしあと打楽器がもう雰囲気完全に作り上げててちょっと見ただけでもわくわく。
(あと私が比較的親しみがあるイギリス系・ドイツ系・ロシア系のキリスト教信仰と中南米の信仰ってだいぶ色が違うはずなので「受難曲」といってもこの曲はかなりエキゾチックなイメージに写ります)

ただそれをピアノで弾くとちょっと話は違うなと。クラシックのピアノは比較的ラテンに向いてないようなところがやっぱりあるのかなー・・・
リズムはキューバのリズムそのままなのですが音に硬さと重さ、暗さが増してどっちかというとゴリホフのお国のアルゼンチンの音楽に近い印象(ピアソラとかピアノで弾きますしね)。
こういうところを通じて同じ「中南米」の中でも音楽の文化やスタイルが違うっていうのを徐々に学びつつあります。

それでもこの曲はこの曲でとっても魅力的なんです。前述硬さと重さ、暗さが内向きに燃える炎のようで。元のオペラに集団の魅力を感じるのとは全く違う、モノローグ的なソロダンスのようなキャラクターがあって。凛々しくシックなかっこよさ。

同じパッセージを微妙に違うリズムで繰り返したり(その結果右手と左手がうまく動かせなかったり)、ちょっとトリッキーなところはありますが難しくはない曲で、なんといってもノリのいい曲。ラテンの情熱をレパートリーに取り入れたいピアノ弾きの人におすすめです。

多分今ある唯一のこの曲の録音をリンクしました。どうやら中東周りに縁のある主に室内楽の曲を集めたCDみたい?ちなみにゴリホフはアルゼンチン出身ですがfamily backgroundはユダヤ系なのでここに収録されているのかも。ユダヤ寄りのピアノ音楽も書いてくれないかしらん。
そしてゴリホフのただ今オススメ曲はOceanaや3つの歌曲、Tenebraeなどが収録されているこのCD。まだ未入手ですがAyreとかThe Dreams and Prayers of Isaac the BlindとかYiddishbbukも聴いてみたい。あと映画音楽も。

拍手[0回]

PR
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Comment:
Pass:
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック