×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
新年あけましておめでとうございます!
クリスマスに引き続き青い空の下でのんびり日常やってますので2019年も相変わらずな更新内容・頻度になりそうですが今年もよろしくお願いいたします~
さて年末年始、仕事のスケジュールと天気予報をにらめっこした結果正月休みはちょっと分割しようかなという結論に至りました。とりあえず普通に大晦日と元日は休んで、明後日=金曜日がなんと最高気温42度(!)の予報なのでこの日は何が何でも休むことに。家に居るか外に出るかは未定。あと美術館にも行きたいので死ぬほど暑くない日も一回休みにしたい。これがメルボルンでのフリーランスの働き方&休み方です(個人のメソッドです)。
さて31日1日と休んで何をしたかといえば家の掃除とゲームです。
テレビとかサッカーの諸々で特に無双8の時間がぐっと減ったのでがーっと遊んでました。新しい機能がその間追加されてたんだけどまだ使いこなせてない。
DLC武将もちまちま大事に進めてますが袁術のストーリー良かったですね。もちろん武将・君主としては良いイメージがあんまりない人ではありますがの憎まれキャラをちゃんと出しながらwholesomeに人間としての複雑さを描いていって。あとやっぱりシミュレーションでも無双でも君主としてプレイしてずっと着いてきてくれる部下がいるってのは嬉しいものです。モブ紀霊けなげだったし張勲とかも最初から居たしモブ武将でも死に台詞があったり。孫策とのムービーやプレイ中台詞のかけあいなんかとも合わせて「あー、やっぱりこの人の配下にもついていく理由とか気持ちがあったのかな」と思わせるような。エンドは史実通りでもいい描き方だったと思います。
時間が工面できればOROCHI新作で色んなキャラクターに出会いたいですねえ。無双8は繰り返し部分が多いからサブとしてたまにちょこちょこ進めるのがいいかな。長く楽しく遊び続けたいゲームです。ほんとは他の諸々所有ゲームも戻っていろいろやりたいこと確認したいことあるんですけどいつ手が回るやら。
そこら辺のゲームはPCで遊ぶやつなんでテレビやサッカーと競合しちゃうのですが 3DSでのポケモンは相変わらず片手間で遊んでます。ウルトラムーンもアフターストーリー終わらせて育てたポケモンを色々組み合わせてバトルツリーに入り浸ったり新しく育てたりしてたのですがふと思い立ってYバージョンをリセットして2周目始めてみました。
(思い立って=ストーリーやマップなどの細かいところ覚えてないのがたくさんあることに気づいたので)
これまでストーリー攻略で使ってきたポケモンをなるべく使わない方針+なにげにポケモン歴20年初の日本語プレイでのろのろ進めてますが案の定色々忘れていた。ポケモンシリーズでいう「世代」が戻ってるのでUIとか微妙に不便なこともありますがそれよりやっぱりカロス地方は景色が印象的でした。そこは忘れてない。自分の中で美しい景色の中を旅する楽しさっていう意味でポケモンYに敵うゲームっていったら無双8とかくらいなんだろうなあ。もちろんアローラ地方も美しいんですがひと味違う。
先ほど書きましたが「お初ポケモン優先」方針もちょびっと厳しいですねー。XYから以前のポケモンが最初からどんどん出るようになってきたのでアローラ地方との共通種も少なくないですし。まだ冒険し始めでチームも固まってませんが今回は12匹ローテーション+うちドラゴン4匹とかそういう変なことはなるべく避けようと思います。でもレベルは結構上がるので12匹ローテはやることになるかも。ほんとゲームバランスの些細な違いが出てきますねー不思議。
42度の日・・・も一日が長く感じないためにもゲームがっつりやりたいですねー。家の中どんな感じになるんだろう。どうしてもだめだったらものすごい近いバス停からショッピングモールに避難が上策かなあ。でもなるべく家に居たい。扇風機と厚いブラインドと水分補給でしのげるといいなあ。
今日の一曲: フランツ・リスト 「巡礼の年 第2年:イタリア」から「ペトラルカのソネット第47番」
久しぶりのリスト探検の旅も食事でいえば前菜が終わってメインコース前半に取りかかったところ。自分の中では第2年のソネット3曲がメインコース前半で第3年がメインコースがっつり後半みたいな感じに思っています。こちらもゆっくり攻略していきたいです。
ペトラルカのソネット3曲は高校時代の先生に弾くのを薦められたことがありますがその頃は特に魅力を感じなかったのでパスしました。まあ精神状態的にも好み的にも昔はもっとどっかんどっかん弾きたかったしそれは間違ってなかったと思います。今こうやって自発的に弾きたいとか面白いとか探りたいと思ってから弾いても全然遅くないですし多分この方が楽しい。
ここまで弾いてきたリスト3曲(うち1曲は「伝説」の)はものすごく素直というか弾いててインプットする分にはあんまり苦労せずに入ってくる感があります。でもアウトプットするにあたっては意識して色々考える、難しく考える曲の方がアウトプットしやすいんですよね。だから今の自分にとっての課題は(この曲に限らず)もっともっと難しく考えて表現していくことなのかもしれません。
ただ素直は簡単とnot equalですね。超絶技巧とかとは比べものにもなりませんがなんだこのおさまりの良くないリズムのメロディーは(ちなみにバレエのレッスンのプリエでたまに使ってるバージョンは全てon the beatになってます)。
リンク先は手持ちの録音。先述の通り第3年がメインコース後半だと思ってるので最初から最後もで全部収録されてる録音を選びました。意外と第3年をまるごと収録してる録音って少ないんですよね。今のところは第2年(ダンテソナタ除く)第3年に食指が動いてるのですが第2年補遺にタランテラがあるからそちらもいつか挑戦すべきかなー。道草ありの巡礼の旅、一つ一つを大事にしていきたいです。
クリスマスに引き続き青い空の下でのんびり日常やってますので2019年も相変わらずな更新内容・頻度になりそうですが今年もよろしくお願いいたします~
さて年末年始、仕事のスケジュールと天気予報をにらめっこした結果正月休みはちょっと分割しようかなという結論に至りました。とりあえず普通に大晦日と元日は休んで、明後日=金曜日がなんと最高気温42度(!)の予報なのでこの日は何が何でも休むことに。家に居るか外に出るかは未定。あと美術館にも行きたいので死ぬほど暑くない日も一回休みにしたい。これがメルボルンでのフリーランスの働き方&休み方です(個人のメソッドです)。
さて31日1日と休んで何をしたかといえば家の掃除とゲームです。
テレビとかサッカーの諸々で特に無双8の時間がぐっと減ったのでがーっと遊んでました。新しい機能がその間追加されてたんだけどまだ使いこなせてない。
DLC武将もちまちま大事に進めてますが袁術のストーリー良かったですね。もちろん武将・君主としては良いイメージがあんまりない人ではありますがの憎まれキャラをちゃんと出しながらwholesomeに人間としての複雑さを描いていって。あとやっぱりシミュレーションでも無双でも君主としてプレイしてずっと着いてきてくれる部下がいるってのは嬉しいものです。モブ紀霊けなげだったし張勲とかも最初から居たしモブ武将でも死に台詞があったり。孫策とのムービーやプレイ中台詞のかけあいなんかとも合わせて「あー、やっぱりこの人の配下にもついていく理由とか気持ちがあったのかな」と思わせるような。エンドは史実通りでもいい描き方だったと思います。
時間が工面できればOROCHI新作で色んなキャラクターに出会いたいですねえ。無双8は繰り返し部分が多いからサブとしてたまにちょこちょこ進めるのがいいかな。長く楽しく遊び続けたいゲームです。ほんとは他の諸々所有ゲームも戻っていろいろやりたいこと確認したいことあるんですけどいつ手が回るやら。
そこら辺のゲームはPCで遊ぶやつなんでテレビやサッカーと競合しちゃうのですが 3DSでのポケモンは相変わらず片手間で遊んでます。ウルトラムーンもアフターストーリー終わらせて育てたポケモンを色々組み合わせてバトルツリーに入り浸ったり新しく育てたりしてたのですがふと思い立ってYバージョンをリセットして2周目始めてみました。
(思い立って=ストーリーやマップなどの細かいところ覚えてないのがたくさんあることに気づいたので)
これまでストーリー攻略で使ってきたポケモンをなるべく使わない方針+なにげにポケモン歴20年初の日本語プレイでのろのろ進めてますが案の定色々忘れていた。ポケモンシリーズでいう「世代」が戻ってるのでUIとか微妙に不便なこともありますがそれよりやっぱりカロス地方は景色が印象的でした。そこは忘れてない。自分の中で美しい景色の中を旅する楽しさっていう意味でポケモンYに敵うゲームっていったら無双8とかくらいなんだろうなあ。もちろんアローラ地方も美しいんですがひと味違う。
先ほど書きましたが「お初ポケモン優先」方針もちょびっと厳しいですねー。XYから以前のポケモンが最初からどんどん出るようになってきたのでアローラ地方との共通種も少なくないですし。まだ冒険し始めでチームも固まってませんが今回は12匹ローテーション+うちドラゴン4匹とかそういう変なことはなるべく避けようと思います。でもレベルは結構上がるので12匹ローテはやることになるかも。ほんとゲームバランスの些細な違いが出てきますねー不思議。
42度の日・・・も一日が長く感じないためにもゲームがっつりやりたいですねー。家の中どんな感じになるんだろう。どうしてもだめだったらものすごい近いバス停からショッピングモールに避難が上策かなあ。でもなるべく家に居たい。扇風機と厚いブラインドと水分補給でしのげるといいなあ。
今日の一曲: フランツ・リスト 「巡礼の年 第2年:イタリア」から「ペトラルカのソネット第47番」
久しぶりのリスト探検の旅も食事でいえば前菜が終わってメインコース前半に取りかかったところ。自分の中では第2年のソネット3曲がメインコース前半で第3年がメインコースがっつり後半みたいな感じに思っています。こちらもゆっくり攻略していきたいです。
ペトラルカのソネット3曲は高校時代の先生に弾くのを薦められたことがありますがその頃は特に魅力を感じなかったのでパスしました。まあ精神状態的にも好み的にも昔はもっとどっかんどっかん弾きたかったしそれは間違ってなかったと思います。今こうやって自発的に弾きたいとか面白いとか探りたいと思ってから弾いても全然遅くないですし多分この方が楽しい。
ここまで弾いてきたリスト3曲(うち1曲は「伝説」の)はものすごく素直というか弾いててインプットする分にはあんまり苦労せずに入ってくる感があります。でもアウトプットするにあたっては意識して色々考える、難しく考える曲の方がアウトプットしやすいんですよね。だから今の自分にとっての課題は(この曲に限らず)もっともっと難しく考えて表現していくことなのかもしれません。
ただ素直は簡単とnot equalですね。超絶技巧とかとは比べものにもなりませんがなんだこのおさまりの良くないリズムのメロディーは(ちなみにバレエのレッスンのプリエでたまに使ってるバージョンは全てon the beatになってます)。
リンク先は手持ちの録音。先述の通り第3年がメインコース後半だと思ってるので最初から最後もで全部収録されてる録音を選びました。意外と第3年をまるごと収録してる録音って少ないんですよね。今のところは第2年(ダンテソナタ除く)第3年に食指が動いてるのですが第2年補遺にタランテラがあるからそちらもいつか挑戦すべきかなー。道草ありの巡礼の旅、一つ一つを大事にしていきたいです。
PR
2018年も終わりなのにすっかりご無沙汰してしまいました。
なんといってもテレビとかサッカーとかで各種スクリーンが忙しく。仕事も何かとばたばたした2週間でした。
さて今年の話は今年のうちに、ということでざっとダイジェスト。
メルボルンシティvsメルボルンヴィクトリーの試合はすっごい楽しかったです。選手に近いところで見れて(妹に感謝)点が入るのをすぐそばで見れて。しかもAリーグ初・チーム合計600点目の特別なゴール(誰が入れるかの予想も当たりました)。久しぶりのスタジアムの熱気も素晴らしかったです。アウェー側とはいえ力強い応援でほんとテンション上がりました。
とはいえ最後の最後で追いつかれての引き分けだったので悔しさもひとしお。今回見れなかった選手(まさかのホンダさん欠場でしたし他にも)を見るのも含め早めにリベンジしたいです。
(ちなみにこの日帰ってからもテレビ観戦が2試合あったり色々大変でした(汗))
クリスマスは編み物や万年筆で一緒の友達の家族のクリスマスにお邪魔させてもらいました。
プレゼント交換がちょっと特殊で面白かったです。予算は30ドルでそれぞれプレゼントを買って、くじ引きの順番にプレゼントを新しくあけるかすでに人の手に渡ったプレゼントを横取りするか(プレゼントが横取りされて手元になくなった人が次開けるor横取り)。ぱっと見機能するのかわかりにくいシステムですが結構これがいい感じに回るんですよ。私もハチミツ6種類セットを(横取りで)ゲットしましたし私が買ったティーグラス+包んだ風呂敷も最終的には横取りでもらわれていきました。
そしてボードゲームも面白かった。「Tsuro(通路)」という道付きタイルを並べてコマを進めるゲームが英語があまりわからない人にも説明しやすく、あと不確定要素がほどよく入り込んできて気軽に楽しく遊べました。親子のせめぎ合いはその場でリアルタイムで見せたかった。
ということで25日と26日(こちらではこの2日は祝日)は仕事もピアノも休んで、今日明日と働いて仕事納めにできるかなーという予定でいます。仕事がある今日明日が特に暑いのがちょっと残念ですがまあ過ごせる暑さなのでしっかり水分補給してがんばります。
年越し・・・はどうかなあ、諸々祝杯やお出かけで最近飲むことが多かったので。でも飲み物にしろアクティビティにしろ何かしらん特別なことはしたいです。おいしいデザートでも食べるか(やっぱり飲食方面)
前回があんなに間が空いたので今年中にもう一回更新できるかは微妙ですね(汗)
なのでちょっと早めですが今年もアクセスありがとうございました。良いお年をお迎えください。
今日の一曲: ジョージ・クラム マクロコスモス第1巻第3楽章「Pastorale (from the Kingdom of Atlantis, ca. 10,000 B.C.) (Taurus)」
クラムよ、私は帰ってきた。
というか相変わらずくたびれたアップライトピアノなんでできることはだいぶ限られてるのですが、でもその限られたことでもやりたいなあと思って今レパートリーに正式に加えてます。正式ではありますが実際練習する作品・楽章はきっちりとは決めてません。とりあえず(自分が定義するところの)最初から、と思ってマクロコスモス第1巻から始めてみました。
どんな作曲家でもそうですがその作風とかやり口とかに耳と脳が慣れてくると色んな勘が働くことが多くなるような気がします。気のせいかな。でも例えばこの第3楽章だとなんとなくクラムが引用か、そこまでいかなくても何かをにおわせてるようなセクションがあるというアンテナが反応する、というか前大学時代に弾いてからずっとしてたんです。引用は元ネタがわからないと手も足も出ないし、クラムの引用のしかただと逆引き的に見つけるのは至難の業。
ただ今回弾き始めてみて「これか??」と思ったのが一曲思いついたところから芋づる式にインスピレーションが湧いてしまって自分でもびっくりしています。最初思いついたのはドビュッシーの「喜びの島」(特徴的なリズムが類似)、バルトークの組曲「戸外にて」の「夜の音楽」、メシアンの20のまなざし第16番(牧歌つながり)、それから確信は持てないけどシマノフスキの「メトープ」から「ナウシカアー」(ハーモニーが、と思ったのですが詳しくは要分析。ただ題材としては一番近いかも)。特にドビュッシーとバルトークはクラムが影響を受けた作曲家としてよく話に出るのであり得るんですけどねー。ともかく曲の一部から題の「Pastorale」と「Atlantis」に関連する曲がこれだけ出てくるのもすごい(自画自賛)。
そういう曲自体から枝をぐにぐに伸ばして音楽だけでなくその外の世界まで巻き込んでいく解釈の作業がクラムを弾くにあたってすごく楽しいです。クラムの音楽は夏が楽しいっていうのは作風に関した話だけでなくしっかり暖まって活動的な脳みそをぐるぐる回していく楽しさもきっとあるんだな。レパートリーが尽きるまで楽しく弾きたいと思います。
今貼る録音探してたらAmazonの検索が勝手にスペルを修正して検索するもんだからこういう「ちょっと似てるもっとメジャーな何かがある」曲名は格段にたどり着きにくくなりました。年末ですがこれは腹を立てていいだろう。解決策としてGoogleからAmazon JPを検索キーワードとして曲名に追加して探しましたが・・・これは色々いかんだろう。一時的なものだと思いたい。または報告しなきゃいけないか。
なんといってもテレビとかサッカーとかで各種スクリーンが忙しく。仕事も何かとばたばたした2週間でした。
さて今年の話は今年のうちに、ということでざっとダイジェスト。
メルボルンシティvsメルボルンヴィクトリーの試合はすっごい楽しかったです。選手に近いところで見れて(妹に感謝)点が入るのをすぐそばで見れて。しかもAリーグ初・チーム合計600点目の特別なゴール(誰が入れるかの予想も当たりました)。久しぶりのスタジアムの熱気も素晴らしかったです。アウェー側とはいえ力強い応援でほんとテンション上がりました。
とはいえ最後の最後で追いつかれての引き分けだったので悔しさもひとしお。今回見れなかった選手(まさかのホンダさん欠場でしたし他にも)を見るのも含め早めにリベンジしたいです。
(ちなみにこの日帰ってからもテレビ観戦が2試合あったり色々大変でした(汗))
クリスマスは編み物や万年筆で一緒の友達の家族のクリスマスにお邪魔させてもらいました。
プレゼント交換がちょっと特殊で面白かったです。予算は30ドルでそれぞれプレゼントを買って、くじ引きの順番にプレゼントを新しくあけるかすでに人の手に渡ったプレゼントを横取りするか(プレゼントが横取りされて手元になくなった人が次開けるor横取り)。ぱっと見機能するのかわかりにくいシステムですが結構これがいい感じに回るんですよ。私もハチミツ6種類セットを(横取りで)ゲットしましたし私が買ったティーグラス+包んだ風呂敷も最終的には横取りでもらわれていきました。
そしてボードゲームも面白かった。「Tsuro(通路)」という道付きタイルを並べてコマを進めるゲームが英語があまりわからない人にも説明しやすく、あと不確定要素がほどよく入り込んできて気軽に楽しく遊べました。親子のせめぎ合いはその場でリアルタイムで見せたかった。
ということで25日と26日(こちらではこの2日は祝日)は仕事もピアノも休んで、今日明日と働いて仕事納めにできるかなーという予定でいます。仕事がある今日明日が特に暑いのがちょっと残念ですがまあ過ごせる暑さなのでしっかり水分補給してがんばります。
年越し・・・はどうかなあ、諸々祝杯やお出かけで最近飲むことが多かったので。でも飲み物にしろアクティビティにしろ何かしらん特別なことはしたいです。おいしいデザートでも食べるか(やっぱり飲食方面)
前回があんなに間が空いたので今年中にもう一回更新できるかは微妙ですね(汗)
なのでちょっと早めですが今年もアクセスありがとうございました。良いお年をお迎えください。
今日の一曲: ジョージ・クラム マクロコスモス第1巻第3楽章「Pastorale (from the Kingdom of Atlantis, ca. 10,000 B.C.) (Taurus)」
クラムよ、私は帰ってきた。
というか相変わらずくたびれたアップライトピアノなんでできることはだいぶ限られてるのですが、でもその限られたことでもやりたいなあと思って今レパートリーに正式に加えてます。正式ではありますが実際練習する作品・楽章はきっちりとは決めてません。とりあえず(自分が定義するところの)最初から、と思ってマクロコスモス第1巻から始めてみました。
どんな作曲家でもそうですがその作風とかやり口とかに耳と脳が慣れてくると色んな勘が働くことが多くなるような気がします。気のせいかな。でも例えばこの第3楽章だとなんとなくクラムが引用か、そこまでいかなくても何かをにおわせてるようなセクションがあるというアンテナが反応する、というか前大学時代に弾いてからずっとしてたんです。引用は元ネタがわからないと手も足も出ないし、クラムの引用のしかただと逆引き的に見つけるのは至難の業。
ただ今回弾き始めてみて「これか??」と思ったのが一曲思いついたところから芋づる式にインスピレーションが湧いてしまって自分でもびっくりしています。最初思いついたのはドビュッシーの「喜びの島」(特徴的なリズムが類似)、バルトークの組曲「戸外にて」の「夜の音楽」、メシアンの20のまなざし第16番(牧歌つながり)、それから確信は持てないけどシマノフスキの「メトープ」から「ナウシカアー」(ハーモニーが、と思ったのですが詳しくは要分析。ただ題材としては一番近いかも)。特にドビュッシーとバルトークはクラムが影響を受けた作曲家としてよく話に出るのであり得るんですけどねー。ともかく曲の一部から題の「Pastorale」と「Atlantis」に関連する曲がこれだけ出てくるのもすごい(自画自賛)。
そういう曲自体から枝をぐにぐに伸ばして音楽だけでなくその外の世界まで巻き込んでいく解釈の作業がクラムを弾くにあたってすごく楽しいです。クラムの音楽は夏が楽しいっていうのは作風に関した話だけでなくしっかり暖まって活動的な脳みそをぐるぐる回していく楽しさもきっとあるんだな。レパートリーが尽きるまで楽しく弾きたいと思います。
今貼る録音探してたらAmazonの検索が勝手にスペルを修正して検索するもんだからこういう「ちょっと似てるもっとメジャーな何かがある」曲名は格段にたどり着きにくくなりました。年末ですがこれは腹を立てていいだろう。解決策としてGoogleからAmazon JPを検索キーワードとして曲名に追加して探しましたが・・・これは色々いかんだろう。一時的なものだと思いたい。または報告しなきゃいけないか。
ちょっとぶりの更新なのにまた飲んでるタイミングとは偶然とはいえない何かがあるような気がしてきました。
今日の飲みはサッカー方面でやったー一段落ーお疲れ-みたいな感じのはずだったのですがなんだか諸々そうはいかなく。まあ一段落はしたんですが。
推してるチームが負けるってもそうですがさらに複数方面で好きな選手が怪我したりするとさすがに参ります。もっともどちらの選手もよく怪我してるので慣れられるならば慣れた方がいいのですが。
来週末にちょうどメルボルンシティvsメルボルンヴィクトリーの試合を見に行くことになっててそれはもう楽しみでしょうがないのですが(もう20年ぶりのサッカー観戦ですよ)推しの選手が怪我で今週試合出れなくてコンディション「未定」とかなってると残念でしょうがない。ただ火曜日にイベントでるらしいのでちょこっと遠くから観に行こうかなとか思ったり。時間ができたら。
でも今はなにより仕事をばりばりやりたい時期ですね。詳細&入稿待ちの仕事が大きいのがあってそれを考えると(そして12月であることを考えると)あんまり詰め込み過ぎちゃいけないのですが、ある程度外にでる&家で休む時間を確保しながらなるべく多く働きたい気分です。
そして最近なんだか食べたいものが多すぎる。外食もそうですが家で作りたいものがあれやこれや。今飲んでるおつまみのパンチェッタも一回カルボナーラをこれで作りたい(そしてつまみにもしたい)と買ったものなのですが同じ生ハムでもパンチェッタとプロシュートがどう違うのか、使い分けはどうするのかとかこれまで何気なくスルーしてきたものも使うとなれば学ばざるを得ない。それも楽しいんですけどね。
ちなみに飲んでるのは日本での本拠の近くで作られてるかなり甘めの柚子酒なのですが甘いのとしょっぱいのである程度は合うような、でもなんかちょっと違うような。これとはまた別に友人宅に行ったとき(ビールの代わりに)持ってったキリンのシードルも冷蔵庫に残っててこれまた甘めのお酒なので次回はもちょっとなんか別のものを試してみようかな。
ご飯作るのと別に台所がばたばたするのはめんどいんでこうやってそのままちょこっと食べれるもののレパートリーを増やしたいところ。
そうそう、ピアノも新しいレパートリーに移行始まりました。
今頃気づいたのですが自分は段取りが好きというか一つ目標を設定してその途中も楽しめるよう色々仕掛けを施すのが好きなんだなと。もう大学の頃からそうですね。20のまなざしだったりラヴェルの諸々だったり鳥カタだったり。
長く楽しみたいから例えば20のまなざしだったら各曲の難易度を評価してランク付けしたり曲集内での組み合わせを演奏するときに工夫してみたり。ラヴェルに関しては作品数の少なさもあり新しく始める曲と戻ってきて復習する曲のバランスを考えてみたり。
今シーズン新しく始めたリストの「巡礼の年」はまず好みからして第2年から始めて、ただ必要なときに学べる「婚礼」はすっとばして、でもあんまり深いとこに飛び込まないよう「物思いに沈む人」からスタート。プラス久しぶりのリストなので(鳥曲というのも兼ねて)伝説第1番をこないだまで弾いてたのも計画の一部。
さらに(これもちょこちょこっとスペイン小品で助走つけてからの)アルベニスの「イベリア」も。これも最終的に「ラバピエス」を弾くために他の楽章も楽しんでピアノでスペインの旅をするのが楽しみ。ついでながら「ラバピエス」の特殊なリズムと組み合わせるためにラヴェルの「グロテスクなセレナード」もその時にとっておく。
やっぱりこういう「いかに自分をやるきにするか」みたいな話はメンタルヘルス関連の経験が物をいっているのかな。あとはそうでなくても「好きな食べ物は最後に食べるタイプ」に関する要素もあるのか。ただ毎回効果的ではあります。いつでも計画は変更できますしね。
今回は今日の一曲は久しぶりにお休みなのですが新しく弾いてる曲のことも書いていきたいですね。ついでにCDも新しく買う予定なので少なくとも今日の一曲でネタが尽きることはしばらくなさそう。問題は本文の方。だいたい仕事とピアノとサッカーとゲームとテレビが主に考えてることなのでネタがないわけではないはずなのですがなかなか絞り出しづらい。今年が終わるまでにはなんとかします。
今日の飲みはサッカー方面でやったー一段落ーお疲れ-みたいな感じのはずだったのですがなんだか諸々そうはいかなく。まあ一段落はしたんですが。
推してるチームが負けるってもそうですがさらに複数方面で好きな選手が怪我したりするとさすがに参ります。もっともどちらの選手もよく怪我してるので慣れられるならば慣れた方がいいのですが。
来週末にちょうどメルボルンシティvsメルボルンヴィクトリーの試合を見に行くことになっててそれはもう楽しみでしょうがないのですが(もう20年ぶりのサッカー観戦ですよ)推しの選手が怪我で今週試合出れなくてコンディション「未定」とかなってると残念でしょうがない。ただ火曜日にイベントでるらしいのでちょこっと遠くから観に行こうかなとか思ったり。時間ができたら。
でも今はなにより仕事をばりばりやりたい時期ですね。詳細&入稿待ちの仕事が大きいのがあってそれを考えると(そして12月であることを考えると)あんまり詰め込み過ぎちゃいけないのですが、ある程度外にでる&家で休む時間を確保しながらなるべく多く働きたい気分です。
そして最近なんだか食べたいものが多すぎる。外食もそうですが家で作りたいものがあれやこれや。今飲んでるおつまみのパンチェッタも一回カルボナーラをこれで作りたい(そしてつまみにもしたい)と買ったものなのですが同じ生ハムでもパンチェッタとプロシュートがどう違うのか、使い分けはどうするのかとかこれまで何気なくスルーしてきたものも使うとなれば学ばざるを得ない。それも楽しいんですけどね。
ちなみに飲んでるのは日本での本拠の近くで作られてるかなり甘めの柚子酒なのですが甘いのとしょっぱいのである程度は合うような、でもなんかちょっと違うような。これとはまた別に友人宅に行ったとき(ビールの代わりに)持ってったキリンのシードルも冷蔵庫に残っててこれまた甘めのお酒なので次回はもちょっとなんか別のものを試してみようかな。
ご飯作るのと別に台所がばたばたするのはめんどいんでこうやってそのままちょこっと食べれるもののレパートリーを増やしたいところ。
そうそう、ピアノも新しいレパートリーに移行始まりました。
今頃気づいたのですが自分は段取りが好きというか一つ目標を設定してその途中も楽しめるよう色々仕掛けを施すのが好きなんだなと。もう大学の頃からそうですね。20のまなざしだったりラヴェルの諸々だったり鳥カタだったり。
長く楽しみたいから例えば20のまなざしだったら各曲の難易度を評価してランク付けしたり曲集内での組み合わせを演奏するときに工夫してみたり。ラヴェルに関しては作品数の少なさもあり新しく始める曲と戻ってきて復習する曲のバランスを考えてみたり。
今シーズン新しく始めたリストの「巡礼の年」はまず好みからして第2年から始めて、ただ必要なときに学べる「婚礼」はすっとばして、でもあんまり深いとこに飛び込まないよう「物思いに沈む人」からスタート。プラス久しぶりのリストなので(鳥曲というのも兼ねて)伝説第1番をこないだまで弾いてたのも計画の一部。
さらに(これもちょこちょこっとスペイン小品で助走つけてからの)アルベニスの「イベリア」も。これも最終的に「ラバピエス」を弾くために他の楽章も楽しんでピアノでスペインの旅をするのが楽しみ。ついでながら「ラバピエス」の特殊なリズムと組み合わせるためにラヴェルの「グロテスクなセレナード」もその時にとっておく。
やっぱりこういう「いかに自分をやるきにするか」みたいな話はメンタルヘルス関連の経験が物をいっているのかな。あとはそうでなくても「好きな食べ物は最後に食べるタイプ」に関する要素もあるのか。ただ毎回効果的ではあります。いつでも計画は変更できますしね。
今回は今日の一曲は久しぶりにお休みなのですが新しく弾いてる曲のことも書いていきたいですね。ついでにCDも新しく買う予定なので少なくとも今日の一曲でネタが尽きることはしばらくなさそう。問題は本文の方。だいたい仕事とピアノとサッカーとゲームとテレビが主に考えてることなのでネタがないわけではないはずなのですがなかなか絞り出しづらい。今年が終わるまでにはなんとかします。
師走らしく、とまではいきませんが動き回ってます。
仕事の合間だったりなんだりに色々、今日もシティで複数用事を済ませたり先週行けなかった分のバレエレッスン行ったり。
ということでmomentumがあるうちに感想書かないとコンサートもたまってしまう!
そういう経緯でまずは月曜の夜のコンサートから。
Plexus 「Perpendicular」
バイオリン:Monica Curro、クラリネット:Philip Arkinstall、ピアノ:Stefan Cassomenos
Clare Strong 「Cloudscape」
John Polglase 三重奏第7番
Katy Abbott 「Aspect of Dreaming 2」
Gerald Cohen 「Variously Blue」
(休憩)
Stefan Cassomenos/Helen Morse「Melodies Francaises」(ナレーション・朗読:Helen Morse)
いつも通り(といっても諸々あって私はだいぶ久しぶりに聴きに行ったのですが)Melbourne Recital CentreのSalonでのコンサートでしたが休憩の存在からわかるようにちょっと長めのコンサートでした。なんでも委嘱して曲を書いてもある際に時間制限の指定はしているのですがそれ通り書いてくれるかどうかはまた別の話らしく。一つ一つの曲の内容がかなり濃い場合も多いので今回は聴いててちょーっと集中力に難がありました。前半後半それぞれ別のコンサートとして余裕あった楽しみ方ができたらよかったんだけどなあ。しょうがない。
ちなみに後半の曲はドビュッシー、ラヴェル、サティ、そしてリリ・ブーランジェの歌曲などを三重奏に編曲した上でその背景や歌詞となった詩をナレーションや朗読として交えて楽しむというちょっと変わった試みのアレンジ作品。曲のチョイスももちろんですがその言葉や歴史背景を絡めたつながりが面白くて引き込まれました。今回の演奏場所はSalonとはいいますがモダンなサロンなのでちょっと家具とか照明とか19世紀末っぽくして雰囲気だして演じても楽しいと思います。(あと図らずもこないだここで書いた声と歌詞と器楽との関係の話に関連してくるフォーマットで色々と思うことありました)
あとコンサート後の飲みで色々と面白い話をしたのですがそれはまた長くなりそうなので割愛。ただ管楽器のタンギングと母国語の発音周りの話についてはまた別に話を展開してもいいかも。覚えてたらいつか。
ちなみに今回のコンサートでPlexusは委嘱した曲数100曲を超えたそうです。つまり私も5年間応援しにコンサートに通ってもう100曲ちかくも初演を聴いたってことでどっちもすごいことです。今のところ再演の機会が少なく色々一期一会ですがそのうちベストセレクション的なアルバムを出してくれないかなあと願っています。来年もまたPlexusを通じて色んな音楽に出会いたい。
そして今日は友人の修士課程の最後の試験でもあるリサイタルがあるので行ってきました。
ピアノ:Gintaute Gataveckaite
ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン 創作主題による32の変奏曲 WoO80)
セザール・フランク 前奏曲、コラールとフーガ
(休憩)
ヨハン・セバスチャン・バッハ/フェルッチョ・ブゾーニ シャコンヌ(バイオリンのためのパルティータ第2番BWV1004より)
セルゲイ・ラフマニノフ コレルリの主題による変奏曲
どうですかこのプログラム。複数楽章編成ではないもののそれに準ずるスケールの曲が四つどっかんどっかんと。体力もそうですが集中力も相当でないとこんなプログラムは実現できません。
この友人(ちなみに女の子です)はあえてそういうところにチャレンジしますしメンタル・フィジカル両面でがっつり取り組む曲が得意。そういった意味では自分もちょっと似てるんですがだからといって技巧も体力も精神力も桁違いなんでもう憧れます。
特に後半がすごいんですよね。たぶん普通この2曲を並べて弾くのは弾く方もそうですが聴く方も精神力が必要で。でもパワフルな演奏で圧倒されますし、むしろどっちの曲も長さを感じず最後の変奏にくると終わって欲しくないと感じました。あと結構似たような印象があったこの2曲、並べて聴くと違いが際立ってきてまた面白い。そういう意味でもちょっと貴重でしたね。
これでたぶん今年のコンサート行きは終わりかな?ちょっと途切れた仕事もそろそろ再開できるといいんだけど。今年の残りもまだまだアクティブに過ごしたいですね(当社比)。
今日の一曲: ヨハン・セバスチャン・バッハ/フェルッチョ・ブゾーニ シャコンヌ(バイオリンのためのパルティータ第2番BWV1004より)
バッハのシャコンヌといえば自分のうちには長らく本家バイオリンの録音がなくて、ピアニストシリーズでこのブゾーニ版が収録されてたりブラームスの左手版をどっかで聴いたり、でも何より父が好きなギターのためのセゴヴィア版が一番親しみがあり。
もちろんバイオリン=同時に弾ける音が和音として4つまでの楽器のための曲をピアノやギターのために、それも実際弾いて映えるような曲に仕立てるとなると色々工夫が必要で。もちろん楽器による技巧の違いも考慮してなんとかしなきゃいけなくて。
それでも各版で世界観の違いはありながらできた曲は間違いなく「バッハ」なのがすごいと思います。
今回のリサイタルのプログラムにはこの原曲が他にも前述ブラームスの左手版やメンデルスゾーン、シューマンなどによって編曲されてるながらもブゾーニのような完成度には届かない、みたいなことが書いてありますがそれは作曲家の力量というより楽器と音楽の作風の発展が関係してるんじゃないかと思います。それらがこの曲を包括できるほどに成長し、かつブゾーニというだいぶ特殊な編曲者が現れて全部の要素が揃ってできあがった作品なんじゃないのかな、という気がします。なんとなく。
ブゾーニはブゾーニでまた編曲だけでなく自身の作曲した作品もまた面白そうなんですけどね。ただしなかなか容易には近づけない性質の面白いも入ってますが。いつか縁があれば(大学でそこら辺見てたピアニスト仲間もいたんですけどね-)。
リンクする録音を調べてみたらアリシア・デ・ラローチャの演奏を見つけてしまいました。あの人も私と同じくらいの手の大きさ(小ささ)だと思うんだけどそれでも弾けるのかー。そしてシリアスめの曲がいくつか一緒に収録されてるのがまた興味深い取り合わせ。まさかリサイタル録音なのかなあ・・・(汗)
仕事の合間だったりなんだりに色々、今日もシティで複数用事を済ませたり先週行けなかった分のバレエレッスン行ったり。
ということでmomentumがあるうちに感想書かないとコンサートもたまってしまう!
そういう経緯でまずは月曜の夜のコンサートから。
Plexus 「Perpendicular」
バイオリン:Monica Curro、クラリネット:Philip Arkinstall、ピアノ:Stefan Cassomenos
Clare Strong 「Cloudscape」
John Polglase 三重奏第7番
Katy Abbott 「Aspect of Dreaming 2」
Gerald Cohen 「Variously Blue」
(休憩)
Stefan Cassomenos/Helen Morse「Melodies Francaises」(ナレーション・朗読:Helen Morse)
いつも通り(といっても諸々あって私はだいぶ久しぶりに聴きに行ったのですが)Melbourne Recital CentreのSalonでのコンサートでしたが休憩の存在からわかるようにちょっと長めのコンサートでした。なんでも委嘱して曲を書いてもある際に時間制限の指定はしているのですがそれ通り書いてくれるかどうかはまた別の話らしく。一つ一つの曲の内容がかなり濃い場合も多いので今回は聴いててちょーっと集中力に難がありました。前半後半それぞれ別のコンサートとして余裕あった楽しみ方ができたらよかったんだけどなあ。しょうがない。
ちなみに後半の曲はドビュッシー、ラヴェル、サティ、そしてリリ・ブーランジェの歌曲などを三重奏に編曲した上でその背景や歌詞となった詩をナレーションや朗読として交えて楽しむというちょっと変わった試みのアレンジ作品。曲のチョイスももちろんですがその言葉や歴史背景を絡めたつながりが面白くて引き込まれました。今回の演奏場所はSalonとはいいますがモダンなサロンなのでちょっと家具とか照明とか19世紀末っぽくして雰囲気だして演じても楽しいと思います。(あと図らずもこないだここで書いた声と歌詞と器楽との関係の話に関連してくるフォーマットで色々と思うことありました)
あとコンサート後の飲みで色々と面白い話をしたのですがそれはまた長くなりそうなので割愛。ただ管楽器のタンギングと母国語の発音周りの話についてはまた別に話を展開してもいいかも。覚えてたらいつか。
ちなみに今回のコンサートでPlexusは委嘱した曲数100曲を超えたそうです。つまり私も5年間応援しにコンサートに通ってもう100曲ちかくも初演を聴いたってことでどっちもすごいことです。今のところ再演の機会が少なく色々一期一会ですがそのうちベストセレクション的なアルバムを出してくれないかなあと願っています。来年もまたPlexusを通じて色んな音楽に出会いたい。
そして今日は友人の修士課程の最後の試験でもあるリサイタルがあるので行ってきました。
ピアノ:Gintaute Gataveckaite
ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン 創作主題による32の変奏曲 WoO80)
セザール・フランク 前奏曲、コラールとフーガ
(休憩)
ヨハン・セバスチャン・バッハ/フェルッチョ・ブゾーニ シャコンヌ(バイオリンのためのパルティータ第2番BWV1004より)
セルゲイ・ラフマニノフ コレルリの主題による変奏曲
どうですかこのプログラム。複数楽章編成ではないもののそれに準ずるスケールの曲が四つどっかんどっかんと。体力もそうですが集中力も相当でないとこんなプログラムは実現できません。
この友人(ちなみに女の子です)はあえてそういうところにチャレンジしますしメンタル・フィジカル両面でがっつり取り組む曲が得意。そういった意味では自分もちょっと似てるんですがだからといって技巧も体力も精神力も桁違いなんでもう憧れます。
特に後半がすごいんですよね。たぶん普通この2曲を並べて弾くのは弾く方もそうですが聴く方も精神力が必要で。でもパワフルな演奏で圧倒されますし、むしろどっちの曲も長さを感じず最後の変奏にくると終わって欲しくないと感じました。あと結構似たような印象があったこの2曲、並べて聴くと違いが際立ってきてまた面白い。そういう意味でもちょっと貴重でしたね。
これでたぶん今年のコンサート行きは終わりかな?ちょっと途切れた仕事もそろそろ再開できるといいんだけど。今年の残りもまだまだアクティブに過ごしたいですね(当社比)。
今日の一曲: ヨハン・セバスチャン・バッハ/フェルッチョ・ブゾーニ シャコンヌ(バイオリンのためのパルティータ第2番BWV1004より)
バッハのシャコンヌといえば自分のうちには長らく本家バイオリンの録音がなくて、ピアニストシリーズでこのブゾーニ版が収録されてたりブラームスの左手版をどっかで聴いたり、でも何より父が好きなギターのためのセゴヴィア版が一番親しみがあり。
もちろんバイオリン=同時に弾ける音が和音として4つまでの楽器のための曲をピアノやギターのために、それも実際弾いて映えるような曲に仕立てるとなると色々工夫が必要で。もちろん楽器による技巧の違いも考慮してなんとかしなきゃいけなくて。
それでも各版で世界観の違いはありながらできた曲は間違いなく「バッハ」なのがすごいと思います。
今回のリサイタルのプログラムにはこの原曲が他にも前述ブラームスの左手版やメンデルスゾーン、シューマンなどによって編曲されてるながらもブゾーニのような完成度には届かない、みたいなことが書いてありますがそれは作曲家の力量というより楽器と音楽の作風の発展が関係してるんじゃないかと思います。それらがこの曲を包括できるほどに成長し、かつブゾーニというだいぶ特殊な編曲者が現れて全部の要素が揃ってできあがった作品なんじゃないのかな、という気がします。なんとなく。
ブゾーニはブゾーニでまた編曲だけでなく自身の作曲した作品もまた面白そうなんですけどね。ただしなかなか容易には近づけない性質の面白いも入ってますが。いつか縁があれば(大学でそこら辺見てたピアニスト仲間もいたんですけどね-)。
リンクする録音を調べてみたらアリシア・デ・ラローチャの演奏を見つけてしまいました。あの人も私と同じくらいの手の大きさ(小ささ)だと思うんだけどそれでも弾けるのかー。そしてシリアスめの曲がいくつか一緒に収録されてるのがまた興味深い取り合わせ。まさかリサイタル録音なのかなあ・・・(汗)
暦の上は昨日から夏が始まり、最高気温30度+ここ数年あんまり聞かなかった蝉の声も聴けて(多分発生のサイクルがあるんですよね)よっしゃ夏だー!と思ったのが深夜の激しい雨+クールチェンジを経て今日は南風が冷たい肌寒い日でした。これぞメルボルン。
ただ珍しく日が長い+暖かい気候でオケのコンサートで色々助かりました。
ということで本番感想行きます。
ただ珍しく日が長い+暖かい気候でオケのコンサートで色々助かりました。
ということで本番感想行きます。
Zelman Symphony Orchestra
「End Games」
12月1日(土)午後8時開演
Performing Arts Centre, Camberwell Grammar School
指揮者:Rick Prakhoff
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン 交響曲第104番「ロンドン」
リヒャルト・シュトラウス 四つの最後の歌(メゾ・ソプラノ:Miriam Gordon-Stewart)
ヨハネス・ブラームス 交響曲第4番
Camberwell Grammar Schoolはいつもの演奏場所のXavier Collegeに負けず劣らずのお金持ち学校で、こちらもちょっと私にとっては不便な場所にあるのですが立派な施設をオケに貸し出してもらえてありがたい。ここはホールにオルガンとかステンドグラスとかあるし学校の劇・ミュージカルのポスターの作品が名作揃いでいつもうらやましく思います。
そんないい場所での今回のコンサート。
やっぱり粗さはあるのですが(特に単純明快なハイドンで物を言う傾向が)本番で初めてぴしっとする事もありますね。今回の本番を見たり聴いたりして思ったのですがこのオケの場合は単純に「リハーサルだと本番と同じような緊張を持って望んでない」ってのが理由なのかもと思ったり。アマチュアのオケ共通の話なのかな。
私が出番があったシュトラウスもいい出来の演奏でした。普通のリハーサル場所だとソリストがオケの方を向いて歌うのですがサウンドチェック・本番は聴衆の方を向いて歌うので最後の最後で歌が聴けなくてちょっと残念でした。堅実で暖かめなあの歌声はこの曲にぴったりですしそうでなくてもずっと聴いていたい声。
チェレスタのパートは第3楽章に和音10個という小さなパートでしたし使ってる楽器が小さい&古いので聴衆にはどれだけ聞こえたかなあ。実際あんまりチェレスタが聞こえない録音も珍しくないし。でも自分としてはタイミング・音量ともに10個全部ベストに弾けてこれ以上のことはできない演奏をしたと思っています。
そんな小さいパートでも聞こえにくくとも指揮者さんに「信頼できる」と言われるのは何よりの褒め言葉です。今年から新しい指揮者さんになっていろんな(例年よりトリッキーな)レパートリーに挑戦しましたが変わらず頼ってくれるのは本当に嬉しいしありがたいです。
・・・とは言いますがこちらのオケは来年のプログラムに出番が(今の所)全く無い!という衝撃の事実。ただStonnington Symphonyの方でどうしても弾きたい曲含め出番があるようなのでそちらから声がかかることを願ってます。どうしても!弾きたいやつ!
しかし今回のコンサートのプログラムを見ると改めてユースオケで弾いてこなかったジャンルに刺さってますね。ハイドンの交響曲、ブラームス、そして歌曲作品。ユースオケでも素晴らしい曲いっぱい弾いてきてものすごく楽しかったですしあれ以上詰め込めっていっても無理ですし、でももっとやりたかったなあと思うことはたくさんあります。それほどオーケストラのレパートリーって広いってことなんですよね。若いうちこそアグレッシブで大編成で複雑な作品をやるべき、とは思うのですが大人になってもまだまだそういうのやりたいですし。ユースにしろアマチュアオケにしろ色んな機会があるのがほんとこの街は素晴らしいと思います。
さて今年の音楽お仕事は終わり。ソロの方でもそろそろレパートリーチェンジのタイミングでゆるゆると新しいことに取り組み始める予定です。聴くほうのコンサート行きもまだ終わりではないのでまたそちらも感想書くぞー。そして音楽以外もイベントあるぞー。もちろん仕事もまだまだ。ということでまだまだ2018年は終わりません。感想中心になるかもですがなるべく更新していきたいと思います。
今日の一曲: ヨハネス・ブラームス 交響曲第4番第4楽章
今回のコンサートのラストの楽章。そんなに短命でもないのに交響曲4つ、というと少なく感じるかもしれませんが有名な話通り第1番に20年以上かけてるのできっとそういうものです。
しかも1番から4番までどれも名曲揃い(個人的な好みはありますが)。特に3番4番はすぱっとした爽快さや思い切った感が聴いててかっこいいイメージ。どちらもスケールが大きいわけじゃないんですけどそれもまたちょうどいい。
ブラームスは一般的にはドイツの伝統的で保守的な、とかベートーヴェンの後を継いだ、みたいなイメージがあると思います。この第4楽章もバッハのシャコンヌにインスピレーションを得ていたり、そもそもシャコンヌという「古い」形式を使ったり、あと曲のspiritとしても強く古き良きドイツ音楽な感じが強い。
ただそれでもブラームスはベートーヴェンともバッハとも全然違う音楽を書いてますし、例えばベートーヴェンやワーグナーみたいに「形式」に真っ向からぶつかって突き破ってくようなアプローチとは違った新しい風を吹かせてるなあ、と3番4番あたりを聴く度に思います。
ただ新しい古い関係なくこの第4楽章のシャコンヌのかっこよさですよ。
20世紀になるとシャコンヌやパッサカリアを途中の楽章・最後の楽章で使う作曲家も多くなりますがそれでもコンサートの〆としてのこの楽章に敵うものは数少ないと思います。
そしてブラームスの作品として見てもこれだけresoluteなかっこよさがある作品もまた珍しいかも。シュトラウスの最後の四つの歌で「作曲家ここまでたどりついてよかったなあ」と思うのと同じくこの最終楽章にも同じ事を思います。ぐるぐる迷うブラームスも好きだけど思い切りのいいブラームスも好き。
そんな色んなブラームスの交響曲を1番から4番まで楽しめる「全部持ってけ!」な録音をリンクしてみました。前回のシュトラウスの時は古い録音は~とか言っちゃいましたが今回は古いがなんだーこちとらベルリンフィルとカラヤンだぞーぐらいの心意気でのチョイスです。初めての人もまずはここからが良いんじゃないかな。
Camberwell Grammar Schoolはいつもの演奏場所のXavier Collegeに負けず劣らずのお金持ち学校で、こちらもちょっと私にとっては不便な場所にあるのですが立派な施設をオケに貸し出してもらえてありがたい。ここはホールにオルガンとかステンドグラスとかあるし学校の劇・ミュージカルのポスターの作品が名作揃いでいつもうらやましく思います。
そんないい場所での今回のコンサート。
やっぱり粗さはあるのですが(特に単純明快なハイドンで物を言う傾向が)本番で初めてぴしっとする事もありますね。今回の本番を見たり聴いたりして思ったのですがこのオケの場合は単純に「リハーサルだと本番と同じような緊張を持って望んでない」ってのが理由なのかもと思ったり。アマチュアのオケ共通の話なのかな。
私が出番があったシュトラウスもいい出来の演奏でした。普通のリハーサル場所だとソリストがオケの方を向いて歌うのですがサウンドチェック・本番は聴衆の方を向いて歌うので最後の最後で歌が聴けなくてちょっと残念でした。堅実で暖かめなあの歌声はこの曲にぴったりですしそうでなくてもずっと聴いていたい声。
チェレスタのパートは第3楽章に和音10個という小さなパートでしたし使ってる楽器が小さい&古いので聴衆にはどれだけ聞こえたかなあ。実際あんまりチェレスタが聞こえない録音も珍しくないし。でも自分としてはタイミング・音量ともに10個全部ベストに弾けてこれ以上のことはできない演奏をしたと思っています。
そんな小さいパートでも聞こえにくくとも指揮者さんに「信頼できる」と言われるのは何よりの褒め言葉です。今年から新しい指揮者さんになっていろんな(例年よりトリッキーな)レパートリーに挑戦しましたが変わらず頼ってくれるのは本当に嬉しいしありがたいです。
・・・とは言いますがこちらのオケは来年のプログラムに出番が(今の所)全く無い!という衝撃の事実。ただStonnington Symphonyの方でどうしても弾きたい曲含め出番があるようなのでそちらから声がかかることを願ってます。どうしても!弾きたいやつ!
しかし今回のコンサートのプログラムを見ると改めてユースオケで弾いてこなかったジャンルに刺さってますね。ハイドンの交響曲、ブラームス、そして歌曲作品。ユースオケでも素晴らしい曲いっぱい弾いてきてものすごく楽しかったですしあれ以上詰め込めっていっても無理ですし、でももっとやりたかったなあと思うことはたくさんあります。それほどオーケストラのレパートリーって広いってことなんですよね。若いうちこそアグレッシブで大編成で複雑な作品をやるべき、とは思うのですが大人になってもまだまだそういうのやりたいですし。ユースにしろアマチュアオケにしろ色んな機会があるのがほんとこの街は素晴らしいと思います。
さて今年の音楽お仕事は終わり。ソロの方でもそろそろレパートリーチェンジのタイミングでゆるゆると新しいことに取り組み始める予定です。聴くほうのコンサート行きもまだ終わりではないのでまたそちらも感想書くぞー。そして音楽以外もイベントあるぞー。もちろん仕事もまだまだ。ということでまだまだ2018年は終わりません。感想中心になるかもですがなるべく更新していきたいと思います。
今日の一曲: ヨハネス・ブラームス 交響曲第4番第4楽章
今回のコンサートのラストの楽章。そんなに短命でもないのに交響曲4つ、というと少なく感じるかもしれませんが有名な話通り第1番に20年以上かけてるのできっとそういうものです。
しかも1番から4番までどれも名曲揃い(個人的な好みはありますが)。特に3番4番はすぱっとした爽快さや思い切った感が聴いててかっこいいイメージ。どちらもスケールが大きいわけじゃないんですけどそれもまたちょうどいい。
ブラームスは一般的にはドイツの伝統的で保守的な、とかベートーヴェンの後を継いだ、みたいなイメージがあると思います。この第4楽章もバッハのシャコンヌにインスピレーションを得ていたり、そもそもシャコンヌという「古い」形式を使ったり、あと曲のspiritとしても強く古き良きドイツ音楽な感じが強い。
ただそれでもブラームスはベートーヴェンともバッハとも全然違う音楽を書いてますし、例えばベートーヴェンやワーグナーみたいに「形式」に真っ向からぶつかって突き破ってくようなアプローチとは違った新しい風を吹かせてるなあ、と3番4番あたりを聴く度に思います。
ただ新しい古い関係なくこの第4楽章のシャコンヌのかっこよさですよ。
20世紀になるとシャコンヌやパッサカリアを途中の楽章・最後の楽章で使う作曲家も多くなりますがそれでもコンサートの〆としてのこの楽章に敵うものは数少ないと思います。
そしてブラームスの作品として見てもこれだけresoluteなかっこよさがある作品もまた珍しいかも。シュトラウスの最後の四つの歌で「作曲家ここまでたどりついてよかったなあ」と思うのと同じくこの最終楽章にも同じ事を思います。ぐるぐる迷うブラームスも好きだけど思い切りのいいブラームスも好き。
そんな色んなブラームスの交響曲を1番から4番まで楽しめる「全部持ってけ!」な録音をリンクしてみました。前回のシュトラウスの時は古い録音は~とか言っちゃいましたが今回は古いがなんだーこちとらベルリンフィルとカラヤンだぞーぐらいの心意気でのチョイスです。初めての人もまずはここからが良いんじゃないかな。