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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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「Absinthe: The New Golden Age」@Bar Ampere感想!
前回のエントリーに拍手ありがとうございます。

行って来ましたアブサンイベント!帰ってきて潰れましたが面白かった美味しかった-。

そもそもどんなイベントだったかというと。
メルボルンのシティのRussel Placeという裏道にはGin Palaceという有名なカクテルバーがあるのですが(その名の通りジンが有名らしい)、その隣のBar Ampereというバーも同じ人が経営していて。こちらはアブサン専門という分けではないのですがかなりアブサンに熱を入れているところ。
実はこの2つのバーの間にまたSwamp roomといってパーティーなどに使う貸し切りスペースがあって、そこを舞台にBar Ampere主催でこれまで誤解が多々あった曰く付きのお酒アブサンの歴史などのトークとアブサンに合わせた料理を肴にアブサンを楽しもう、というイベントでした。



アブサンと料理はこんな感じで出てきました(ただしトークの具合とかで必ずしも同時に出てくるわけではなかったです):
食前酒: マティーニ(1888年製のアブサンが入るレシピで)&緑唐辛子風味の生牡蠣
前菜: La Clandestine&揚げたエビのクラッカーにスモークサーモンとクリームチーズ
メイン: Pernodのどれか忘れたアブサン&ローストポークの冷たいのみたいな
デザート: Butterfly Boston&チョコレートタルトwithクリーム

マティーニ+アルコール度数60%超え3杯はちょっと多かったです(汗)トークでも話があったのですが、アブサンに入ってるニガヨモギの成分ツヨンは覚醒作用があって、アルコールの抑制作用を中和させるところもあるらしいのですが。しばらく大丈夫でも後からアルコールの抑制作用ががつんと来ます。要注意。

アブサン自体はButterflyが一番好きだったかな。他の2つは砂糖入れなくてもいいくらい甘いので(特に白い La Clandestine)、それもおいしいのですが。
あと食べ物の相性だと白身系のあっさりなものが良いみたいですが、最後のチョコレートタルトとのマッチングは最高でした。あんまりチョコレート系のケーキとか作ったり食べたりしないのですがこの相性ならまた真剣にチョコレート系考えたい。
あとやっぱり主原料にアニス・フェンネルが入ってるだけあってフェンネルが合うサーモンとかの魚は相性いいみたい。面白い。

トークは蒸留酒の始まりからアブサンが生まれた経緯、それがポピュラーになったきっかけの数々(遠征でのマラリア対策だったり水が汚染されてたり色々あったみたいです)から製造が禁じられた経緯、そして2011年にまた解禁され花開きつつある新しい歴史についてなど色々聞けました。
幻覚作用があるってのも伝説に過ぎなかったり、他のお酒と比べて特に危険ということはないということが分かっていたり。あと実物のニガヨモギも見ました。これといって香りがあるわけでもない、世界の色んな所に生えてる何の変哲もない草。不思議ですね。

それから面白いのがアブサンが世界のほとんどの国で作られたり飲まれたりしてない90年ほどの間は科学が目覚ましく進歩した時代でもあり。だからアブサンやその成分についての化学・医学関連の研究ってあんまり進んでなくて、お酒の飲み方、料理との相性、そして化学や医学でもまだまだこれから!なんですよね。そこもちょっとわくわくする。
(そして今年のノーベル医学生理学賞でも話題になったクソニンジンもニガヨモギと同じくArtemisiaの仲間なので正にホットな植物なんですよね。その経緯とか三国志周り含めた中国医学の歴史ってもっと調べてみたい。)

一通り終わった後周りの人(バースタッフも交えて)とアブサンやその化学についてお話を聞いたり、アブサン以外のお酒やメルボルンでお酒の美味しいバーやアブサンが買えるバーの話をしたり、私は酔ってて調子いいこと話してたけど(汗)聞く方に関してはほんと面白い話が聞けてそれもよかったです。

そうそう、聞いてみたところオーストラリアでもアブサン作ってるとこがあるみたいですね。
確かこのDistillery BotanicaのAbsinthe Reverieだったはず。いつか味わってみたい。
他にも様々な色のアブサンもあったり、そういう変わり種もあるそう。まだまだ知らない、奥深い世界。

そして今回のアブサン賞味に使ったスプーンはテイクアウェイ可だったので持って帰ってきました。年2回くらいメルボルンの料理関係のイベント月間とかの一部としてこういうこと開催するらしいので今後も(飲む量に関しては懲りましたが)参加したいと思います。
さらに自分もちょこちょこアブサン啓蒙に貢献したいです。




今日の一曲: モーリス・ラヴェル 「夜のガスパール」より「スカルボ」



ヨーロッパを中心にアブサンを楽しんだ芸術家・作家ってゴッホやヴェルレーヌを始めかなり名前が残ってますが、クラシック音楽界では全くといってそういう話がない。なぜだ。
例えばラヴェルは友人を招いてカクテルパーティー開いてたという話も聞いたことがある(はず)し、そうするとアブサンなんかは普通に持ってたり飲んでたりしてもおかしくないよなあ。

というわけでラヴェルをチョイス。あと偶然にもアブサンが生まれたスイス、流行ったフランス、そして禁止されなかったスペインに縁がある作曲家なので。(こう書くとやっぱりアブサンとも縁がありそうだよなー)

ラヴェルの作品ってのは少数精鋭な感じで、その質の高さは文句なしながら数の少なさは本当に惜しくて。ピアノ作品も合計2時間半くらいにおさまっちゃう(うちの先生が全曲演奏しましたが)。
この「夜のガスパール」はその中でも難易度・完成度共に高い曲集。特にこの「スカルボ」はいわゆる伝統的なピアノレパートリーの中でも最難との呼び名高い曲です。

スカルボというのは夜中に家に出てきて人間が寝てる間にいたずらしたりする悪めのこびとの事。展覧会の絵(ラヴェルがオケ編曲しましたね)の「こびと」と同じ伝承かな。
この手のこびとの伝説ってほんと世界広くにあって、妖精伝説とかアブサンで見る(と俗に言われていた)緑の妖精とか色々合わせて見てみると面白そう。

ラヴェルの音楽はいわゆる「印象派」というスタイルで、伝統的な調性にあんまり囚われない感じではあるのですが、この「スカルボ」で巧みに半音階的なハーモニーの動きを取り入れてこびとの不気味さを表してます。一回弾いてみたのですが指の動きとしてなんだか面白い。難しいんだけど頭にも指にも理にかなってるのがまたラヴェルのすごいところ。でも音は細かいし鍵盤を縦横無尽だしすっごく難しいのは確か。

「夜のガスパール」は(ラフマニノフの交響的舞曲・ゴリホフの3つの歌曲に続いて)3つの楽章がどれも金な、お気に入りが選べない&ばら売り出来ない作品集です。でも強いていえば第2楽章「絞首台」が一番かなー。心に一番近いっていったらそれかも。

リンクした録音は餅は餅屋ということでフランスのパスカル・ロジェの演奏。なんとラヴェルのピアノ作品(+連弾作品)がまとめて聞けちゃうお得なCD2枚組です。ちょっと試聴してみたら「スカルボ」がちょっと神経質な感じで大変好印象。そういう感じの演奏を私は求めてます。
ラヴェルはすでにちょこちょこ色んな録音持ってるんだけどこれも欲しくなっちゃうなー。


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色々盛り上がってるようです
前回のエントリーに拍手どうもですー。

一昨日はバレエのレッスン(来週から一つ上のクラスに!)、そして昨日はオケのリハーサルでした。大分オケもまとまってきたけれどラフマニノフの交響的舞曲はやっぱり難しい。個の力も全体の力もかなり求められる難関。
そして休憩の間にKats-Cherninのフルート協奏曲の一部をちょろっとだけ聴いて子供心をくすぐられまくりました。実際に聴くのが楽しみです。
何はともあれもうすぐコンサート。もう一回お知らせしておこう。

Zelman Symphony Orchestra「Russian Dance」
2015年12月5日 20時開演
Eldon Hogan Performing Arts Centre, Xavier College
指揮者:Mark Shiell
<プログラム>
ピョートル・チャイコフスキー バレエ「くるみ割り人形」組曲
Elena Kats-Chernin フルート協奏曲「Night and Now」(フルート:Sally Walker)
セルゲイ・ラフマニノフ 交響的舞曲

12月ともなればメルボルンはコンサートシーズンの終わりで〆コンサートのラッシュ、それに加えてクリスマス関連のコンサートイベントも多いです。演奏してるみんなは忙しそう。
そして天気も本来なら良くなってくる時期なので屋外イベントも色々あります。クリスマスに屋外でキャンドルコンサートなんてのもあったり。

音楽以外でも盛りだくさんな今日この頃。
明日行くのを楽しみにしてるBar Ampereのアブサンイベントは11月のGood Food Monthの一環で、それに関連してメルボルンで昼も夜も色々イベントが行われてるようです。
公式ページを見てみるとごはんもの甘いものお酒もの、街中から田舎の方まで様々なお店がバラエティに富んだイベントをやってたようです。
そんな飲んでばかりも居られないしお金もかかるけどGood Food Monthもっと楽しみたかったなー。

それとはどうやら別に今メルボルンセントラルでキットカットの手作り工房なるものをやってるそうで。
今日から1月17日まで特設会場で、キャラメルやらバラの花びらやら合わせてカスタムのキットカットを作る企画。メルボルンセントラルのあの辺だったら(少なくとも作る分には)暑くなっても大丈夫か。普段見る(または日本で見る)キットカットとはまたちょっと違う材料があるみたいだしとにかくカスタマイズに弱いのでちょっと行ってみたいな-。

あと最近Twitterとかfacebookでメルボルンの飲食とかイベントとか諸々情報を扱ってるサイトをいくつかフォローし始めました。BroadsheetとかUrbanlistとかTimeOutとかあたり、全部英語のサイトですが観光よりもローカル寄りの情報がいろいろあってオススメです。
特に最初の二つはトピック別にリスト形式のガイドが使いやすい。

ということで明日は食べてきます飲んできます。どれくらいの分量で来るのかなー食べ物。あと飲む方も楽しみだけど3杯(+マティーニ)はどんな具合か。ただ明日は困ったことに寒いんでアブサン飲んでしっかり温まりたいと思います。


今日の一曲: セルゲイ・ラフマニノフ 交響的舞曲 第2楽章



引き続きラフマニノフ。第2楽章も好きだぜー!
交響的舞曲というだけあって全楽章が踊りを意識して書かれてますが、実はあの「火の鳥」をバレエ・リュスで振り付けしたフォーキンに振り付けを頼む予定だったそうですが(なんでも「パガニーニの主題による狂詩曲」を振り付けしてラフマニノフが気に入ったそう)、フォーキンが亡くなったことで叶わなかったそう。見てみたかったなーそのコラボ。

そんな交響的舞曲の中で自分が一番踊りたくなるのがこの第2楽章。ただ踊りの本能を曲に一番感じるのは第3楽章なんですよね。その話は第3楽章のときに。
テンポの解釈は結構幅があるみたいですが(今の指揮者さんはかなりゆったりめ&かなり変え気味でこれもなかなかいい)、3つの楽章の内ではスローな楽章扱い。単なる愁いではなく複雑な色気を帯びたスローなワルツみたいな大人の雰囲気がたまらん。

ラフマニノフは巷ではロマン派の作曲家という扱いですがロマン派の最後だけでなく20世紀の新しい要素もしっかりものにしてる作曲家だと思います。特に交響的舞曲とかを書いてた時代ラフマニノフはアメリカに住んでたので新大陸の音楽の影響も少なからず受けてるんじゃないかな。

第1楽章のときにも書きましたが和音の連なり方もロマン派を超えた、ちょっとジャズも入ってるような自由で複雑な感じ。第2楽章もその店すごいです。中間部のちょっと前、ピアノがちょうど弾く部分で変イ短調基調の不思議な転がり方、これほんと普段から和音で捉える楽器でないときつそう。ただその変化の仕方が繊細かつ絶妙で軽く悶絶できる。
そもそもこの第2楽章全体が調性がはっきりしない色彩の混ざった感じがほんと好き。

そしてこの楽章もかなりテクスチャが複雑で。メインのメロディーが長い音中心なその裏で木管楽器が細かい音弾いてたり、独自の世界を繰り広げてたり。そういう細かさは元がピアノ2台だってのもあるのかなー。
だからあんまりテンポがゆっくりだとメロディーがきつくなりがちかと思いきや、リズムとかその他のエレメントはゆったりしてた方が味が出るような気がします。

リンクするのもちょっと遅めのテンポのがいいなあと思ってたんですが演奏時間と試聴だけだとあんまり判断が付かなかったのでギブ。色々聞き比べる楽しみを残しておきます。(?)
結局選んだのはラトルさん&ベルリンフィルの録音。同じく大好き(&ピアノ+チェレスタ活躍)な「鐘」も収録されてます。

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田舎でウィークエンド&ファンタジア×2
まだかーメルボルンの夏はまだかー

・・・と思われる天気の中で今週末は田舎の友人のところに遊びに行きました。
向こうの方が天気は良かったようですがそれでも暑くはなかったなー。
そして友人は3人目ご懐妊だそうです。めでたいめでたい!

今回は偶然にもポケモン好きの少人数集まりで、ORASであんまり触れてなかったひみつきち機能やらコンテストやら色々盛り上がったり。やっぱゲームストーリークリア後の楽しみってちゃんと用意してあって色々ありがたい。
ちなみに上のちびさんはハートゴールド攻略中。かくなる私も諸々友人達と話しててブラックバージョンをリスタートしてみようかと画策中。これまで使ってないポケモン使ったり、それからなによりゲーチスともう一回戦いたい。いまだかつてあんな戦い甲斐のあるトレーナーはいないと思うのです。

あと以前ものすごく安くなってたので衝動買いしたファンタジア&ファンタジア2000のDVDをプレゼントして見ました。私もビデオカセット時代はよく観て育ったものです。恐竜好きで。
アレンジとかカットとか演奏とか音楽面で気になることは色々あるものの、アニメーションとして観てると表現とかアイディアとか感性とかほんとすごい。最初のファンタジアなんてもう75年前の作品ですよ。特に一番有名な「魔法使いの弟子」は音楽とアニメーションの融合としては最高峰なんじゃないかな、今でも。
子供たちはというとまだまだこれから分かる楽しみも出てくるかな。

今回金曜の夜に仕事が入ってできると思う分だけ受けたのですが、出先で夜静かになったくらいの時間からしばらく働くのも悪くないですね。これまでも出先で仕事って何回かしてきたのですがそろそろ慣れてきた感じ。普段は自分の仕事のフレキシブルな性質を日常のリズムとサイクルを保つために活用してる感じですがイレギュラーな場合でももっとうまいことやりくりしたい。

あとスケジュールの都合で金曜日は友人の車でなく一人でバス乗ったのですが夕方のバスもいいですね。6時発だから色々済ませてからゆっくり行けるし、9時着なので車に乗せてもらう際の遅れ換算ケースより早く着きますし。あと気温はそれほどとはいえ、車だと日差しが強いとかなり暑くなるのでバスはそういう意味でも便利。
どっちにしても難関はメルボルン中心部・市街地を出るまでですね。

次に向こうに遊びにいくのは来年1月かな。かなり暑くなってるはず。そしたらプールで泳いだりもできるし、どっか遊びに行ったりもできるかも。今度はみんなでそろって行けるといいな。

ということでちょっびりイベントなどあって忙しくなるシーズン。まずはバレエにオケにアブサン、楽しみ楽しみ。


今日の一曲: ドミトリ・ショスタコーヴィチ ピアノ協奏曲第2番 第1楽章



「ファンタジア2000」で一番好きなのが多分「すずの兵隊」。(ローマの松?第2楽章すっとばしてるしなあ)
その「すずの兵隊」に使われてるのがこのショスタコです。

ちなみに今日スタッフロールを見てびっくりしたのですがファンタジア2000でこの曲のソロピアノパートを弾いてるのってブロンフマンなんですね。でっかい手ででっかい曲を弾いてるのを聴くのが多いからこういうシンプルめな曲の演奏にここで出会えるとは思わなかった。
あと2000の方は指揮がジェームズ・レバインなのもよかったですね。大人になってみるとストコフスキーの指揮があんまり肌に合わなかったりするし。

ほんの数年前まではこのショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第2番あんまり好きじゃなかった私。ショスタコ聞くならやっぱ毒とか重みとか闇とか、そういうものが欲しいのですが。
何がきっかけかはよく覚えてないのですが今はこのちょっとショスタコらしからぬ協奏曲も大好きです。(とはいえ2つとも軽めで、もっとがっつりどっしりなor怪しい透明さがある晩年のスタイルのピアノ協奏曲も書いて欲しかったなーという気持ちはあります)

明るくて楽器編成も小さめでコンパクトとはいえ特にこの第1楽章は色彩の幅に富んでいます。
途中での展開があっち行ったりこっち行ったり、盛り上がるとこはかなり派手に盛り上がったり、元々ストーリーはないはずなのに物語性があって。
あと息子のマキシムのために書いてるからなのかちょっとおもちゃ・子供時代を思い出すようなシンプルさがあって、それもまた「すずの兵隊」の題材と相性がよかったかな。

ただ残念なところにマキシム・ショスタコーヴィチが指揮をしてる録音ってのはいくつか見つかったけど演奏してる録音はなかったのでファンタジア2000で弾いてるブロンフマンの録音を見つけてきました。
同時収録曲はピアノ協奏曲第1番にちょっと暗めなショスタコらしい?作品としてピアノ五重奏曲。贅沢なショスタコ詰めです。
それにしても探してる間にブロンフマンのラフマニノフとかバルトークとかの協奏曲もあってうっかり欲しくなる。手持ちのプロコフィエフのピアノ協奏曲第2番、以前どこかで聞いたブラームスのピアノ協奏曲第2番も素晴らしいのでもっと聴き広げたいブロンフマン。

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雑多エントリーまたもや
Ancient Domains of Mystery、steamでの公式リリースおめでとう!
レビューも入ってきたりその他フィードバックもポジティブなものが多いようでなにより。
誰もが容易に楽しめるというゲームではないのかもしれませんが長年のプレイヤー達の根強い応援に加えてこれから新しいプレイヤーを取り込んでいくといいなー。
バグとかもあんまり出てきてないみたいで目下「ダークエルフの肌の色をより濃くするべきか」で盛り上がってる様子。

盛り上がってるといえば今日メルボルンの芸術・情報・イベント関係のtwitterアカウントがざわざわしてました。来年の冬(6月くらいかな)にNGV Internationalでバレリーナの絵で有名なドガの作品展をやるそうで。世界初だとかどっかに書いてあったような。
自分にとって接点はバレエくらいですが余裕があったら行きたいです。冬のお出かけのいいモチベーションにも。

最近すっかり日が長くなり、月曜日はバレエのレッスン後も光が残ってたり、昨日はリハーサルがある夜まで気温もよく。こういう気候だと夜のお出かけも楽しいんですよね。
オケのリハーサルも夜ちょっと遅い時間に行ってちょっと弾いてまた帰ってくる、みたいなあれですがkindleもあるし寒くないのであんまり苦にはならないです。
贅沢を言えばもうちょっとFlinders Street駅の飲食が充実してると帰りにちょっとしたものが食べられるのに、とか。コーヒー美味しいんでいいんですけど。

さて、仕事はちょっとまばらながら人に会う用事は増えつつある今日この頃。
今週末は田舎の友人のところに遊びに行ったり、12月は学校の友達の誕生日がいくつか。
普段だったら集まって飲んで食べてみたいな場合が多いですが同級生は30歳の誕生日なのでカクテルパーティーだったり仮装パーティーだったり。
仮装は楽しいのですが準備がちょっと大変。ただ今テーマ待ちなのですが持ち合わせでなんとかできるといいな。

カクテルパーティーはでもドレス要購入なのが確定。私も一歩先に30歳になったんでこれまでよりちゃんと大人なドレスを(今後も考えて)買いたいところ。あと黒以外で行きたい。ちょっと気を抜くと黒い服見たり好きになったりしてしまうので。
(レオタードは黒でしたけどね)

そんなこんなでゆっくりしてるようで実はあっちらこっちら行ったりになりそうな11月12月。
田舎の友達のとこへは金曜日の夕方のバスで出発なので(おっと夕飯どうしよう)次の更新はちょっと間があくかもです。
そして帰ってきてまたピアノ・オケを経て来週の木曜はアブサンイベント!
(ほんとはウィスキーとかその他good food monthの食べ物飲み物イベント色々いきたかったなー)
色々行った後はこちらで報告するのを楽しみにしています。


今日の一曲: セルゲイ・ラフマニノフ 交響的舞曲 第1楽章



昨日リハーサルしてきた第1楽章を紹介。
決して多作な方ではないですが、クラシックをあまり知らない人でも知ってる音楽を書いている作曲家。そんなラフマニノフは作曲家であると同時にピアニストで、人生の後半は特に演奏の方に注力していたそう。
交響的舞曲はそんなラフマニノフが革命後に移住したアメリカで作曲した最後の作品、彼自身の言葉によると「最後の火花」です。

自分にとってこの曲がラフマニノフの作品の中で一番好きで、特別な曲なので色々書きたいことはあるんですけど、3楽章を3つに分けて紹介するのでなんとか計画的に書いていきたい。

実は交響的舞曲は2つバージョンがあります。最初に書かれた2台ピアノのためのバージョンと、後から書かれたオケ版と。音の重みとハーモニーの美しさが際立つ2台ピアノ版、オケの色彩が豊かで横のラインに伸びがあるオケ版、同じ曲ながら違った魅力があります。
ラフマニノフはピアニストでピアノのために実にピアノらしい曲を書くのですが、オケになると一転してオケにあった作風になるのがまたすごいところ。
(なので同じピアノではあるのですがこの曲でのピアノパートってラフマニノフのピアノ作品と全然違います。割り切ってるというか容赦ないというか。でもちゃんとしっかりオケピアノのパートになってるのはほんとありがたい)

ちょっと変化球なとこがある交響的舞曲ですが、3つの楽章の中だと第1楽章が一番「よく知られてるラフマニノフ風」かな。ロシア風味も強い。あと中間部のロマンチックな美しさはこれぞラフマニノフな感じ。オケ版ではなんとサクソフォンのソロなんですよ。変化球。

とにかく第1楽章を2台ピアノ版・オケ版を両方聞いてみて欲しいです。
他の楽章と話の続きはまた来週。
今回はオケ版、ベルリンフィル+マゼール指揮の録音をリンク。そういえばラフマニノフだと交響曲第2番もこの組み合わせで持ってる。

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だんだん暖かくなってきたので
前回のエントリーに拍手ありがとうございます。

メルボルンは引き続き春っぽい何かです。
以前のエントリーで書いてるようにこの季節は本当に不安定で、衣替えも一苦労。
厚手のセーターをまずしまって、それから様子見て薄手のセーターとかもしまって夏服を出して。
でも夜が暑いのはまだまだ先なんでパジャマはまだ冬のままなんですよね。
何にしてもまだまだ冬服を出してこないちゃいけないケースもないことはないのであんまりきっちりしまうこともできず。難しい。

ただ前回のエントリーからも分かると思いますが外で過ごすには大分いい季節になりましたね。
今日もシティに買い物行くついでにサウスバンクのBearbrassでご飯食べましたが外の席も日差しを浴びていい感じで。
しかもBearbrassって土日は朝10時からBloody Maryが10ドルとかPimmsガーデンとか、朝からカフェとかレストランよりバーな感じになってたり。冬の頃とはちょっと雰囲気が違う。

今日買い物の目的はバレエ用服諸々でした。これもこれから暑くなると今まで使ってきたレギンスやらなんやらでは大変だと思うので。とりあえずレオタード(黒のちょっとおしゃれなやつ)とタイツと下着と。
レオタードももう15年ぶり。子供の頃はとにかくピンクのレオタードを指定で着なくちゃいけないのが嫌いだったのですが今はデザインも色もいろいろ売ってますね。大人用はやっぱり黒が一番多い印象。レースがついてるのとか長袖のとか形も色々あるのですがおしゃれでもなるべくシンプルで背中があんまり開いてないのを選んだつもり。

そしてタイツは今は土踏まずのところに穴が開いてレッスンが終わったあとに簡単に普通の靴履いて帰れるConvertibleタイプが人気だとか。バレエのタイツでも色の好みがスタジオであったりするし、その他ダンス用タイツも網タイツ含め色々種類があるのが面白い。

今日は日差しは暖かくも風はちょっと冷たく感じた(日陰のビルの間とか寒い!)日だったのですが、火水木は30度前後で推移する様子。これも含めて春なんですよ。
火曜日は夜出かけですが昼の暖かい間にも外に出ておきたいところ。家の中まだまだ寒いですからね(衣替えが大変なもう一つの理由)。

そして今週末は田舎の友達のとこに遊びに行く予定(バスチケット買わな)。だいたいメルボルンは春夏の間は都市部より田舎の方が気温が高くて乾いてるので過ごしやすい天気だといいな。

そういえば火曜日はADOM公式リリースの日(こっち時間で)なんで近いうちに祝杯も挙げたいところ。アルコールの祝杯かどうかはまだ未定。
これまでも遊んでるゲームですが(感想は書いたっけ?)公式リリースになったら改めて宣伝&感想書きたいと思います。


今日の一曲はお休み。


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