×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
前のエントリー拍手、ならびにコメントありがとうございます!
ブログを見て見たくなった、聴きたくなったというのはメインの方でも目指しているところですが、なんせそういう風に伝えるのが難しくて(なので若干びっくりしております)・・・せめてここでお話した曲とか脳裏に残ってくれれば・・・とは思ってますがそれもまた難しい。
どのエリアでもいつでもリアクション、質問その他諸々大歓迎です。
さて、本ブログ今回で500エントリーです!
(もしかしたらどっかで投稿ミスで番号が違ってるかもしれませんがアドレスは/500のはず)
いつも訪れていただいている皆様、本当にありがとうございます。
最初のころから変わらずの文の長さ、ちょっとだけマニアックな内容、いろいろありますが読んでいただいているということは本当に嬉しいです。
これからも長らくよろしくお願いいたします!
500エントリー目はちょっとこれまでのいろいろを振り返ってみようと前から思ってました。といっても500エントリー全部読み通すのは無理なんで過去エントリーのリストのタイトルをざっと見たりなんだりして紹介します。
反響が一番大きかったのは最近の「認知のゆがみ」についてのエントリーですね、ダントツで。twitterのほうで放射線科医のPKA先生にRTしていただいたのがきっかけで(ありがとうございます!)。
メンタルヘルスカテゴリーはエントリー数こそ少ないですが、強い思いを抱いているときにしっかり考えてしっかり書くようにしているため自分の中で大切なエントリーがいくつかあります。例を挙げると:
1) 摂食障害についてのエントリー
2) 自殺についてのエントリー(その1、その2)(これは心血を注いだ記憶が強い!)
3) 自分をケアするための対策など「Scaffolding」についてのエントリー
4) 不安と「病的な」不安についてのエントリー
音楽界隈だとリンクしていただいたのがきっかけでプロコフィエフとシュミットホフについてのエントリーに訪れてくれる人がちょこちょこいるようです。だいぶ初期のエントリーなのでちょっと恥ずかしいところもあります(笑)
そして最近ツタンカーメン展@メルボルン博物館に検索エンジンから来る方がまたちらほら増えているのですが日本でツタンカーメン展やるorやってるのかしら。
検索エンジンからのご訪問に関しては未だに「ファゴット バズーカ」のキーワードでいらした方の意図が知りたいです(笑)
イベント的に思い出が深いのはやっぱり2010年のPiano Landmarks(私が音楽に積極的に関わりに戻ってくる最初のきっかけになった出来事でした)、そして去年のトゥーランガリラコンサート@ユースオケ(実際のカムバック)ですね。
イベントといえば去年こちらのABCラジオのABC Classic 20th Century Top 100カウントダウン(結果エントリーこちら)でしょうか。(最初にでたときのエントリーが検索エンジンにひっかかりやすいようですが、結果はリンクしたエントリーに。)これもいろいろ盛り上がりました。こういう企画もっとやって欲しいですが20世紀はでちゃったしさて。
コンサートやレクチャー、本やDVDの感想もできるときはいろいろやってますが、一番自分で思い入れが深い(ってのも変ですが)感想エントリーはBryce Courtenayの「Sylvia」の感想ですかね。結構初期のエントリーですが「なんで感想(というかブログ全般)こうしっかり書けないかなあ」と思う、自分で上手くかけたなと自画自賛できるエントリーです。本も今日本語訳がないと思うのですがものすごく好きな、心に近い本なので今も変わらずおすすめです。
このブログではいろいろ続き物みたいなのをたまにやってます。
ざっと思いつく限りでは楽器と性格、キーワードto音楽、その他まだ続いてないものちょっと断念したものなど。
キーワードto音楽に限らずテーマに合わせて音楽をおすすめ、というのを結構やってますが、今見返してみてもこのフォーマットは好きなエントリー結構あります。例えば:
1) クラシック音楽をあんまり知らない人に良い曲を選んでみる
2) ピアノの表現の幅を模索してみる
3) 破壊的な音楽
4) 心が弱ったときのための音楽
5) 一日の終わりにwind downするための音楽
その他記憶に強く残ってるエントリーだと女性とアニマについての考察や、心の調子が悪いときの練習で気をつけること(これはホント思い入れ強いです。自分で本当に大事にしてること、自分だからこそできることを形にした感が)、そして最近ぐるぐるした自分にとっての「好き」と「ファン」の考察とか(ぐるぐるしたエントリーのなかでは好きな方です(笑))それぞれ違う意味で思い出深いです。
そして今日の一曲。今回が500エントリー目、ということでたまにお休みしたりダブりで紹介しながらもキーワードto音楽で言及している分をカウントすると500曲は超えてると思われます。でもまだまだ紹介してない曲がどのジャンルもいっぱい。
以前も書いてると思うのですが好きな曲を出し渋る傾向があるのですよ。強く。あんまり好きじゃない曲は紹介を書くのがちょっとめんどくさいので避けがち(でもそれでもたまに紹介してますよ、ネタがあると)なんですが、自分が本当に好きな曲は紹介するのももったいない、というか独占したくなるのです。
今日は500エントリー記念ということでちょっと一つ、出し渋ってた曲を紹介します。良い曲なんですから頭ではもっと広く知ってもらいたいと思ってるのですが心がちょっと言うこと聞かなくて(笑)
(でもそういう曲でもキーワードto音楽にはちゃんと選ばれるので、むしろそっちに注目したほうが私にとっての良い曲、好きな曲は見つかりやすいのかも・・・?)
ということで宣言通り:
今日の一曲: ウジェーヌ・イザイ 無伴奏バイオリンソナタ第3番 「バラード」
ほんっと、出し渋っちゃいけない曲ですよ、これ。
イザイのバイオリンソナタはこれまでも覚えてるだけで2回?今日の一曲で紹介してますし、もしかしたら他でも言及があるかもしれないのですが、どうしてもこの曲は!軽々しく出しちゃいけない気がして。
イザイの無伴奏バイオリンソナタはどれもバイオリンの技巧、表現、その他多岐にわたる魅力を最高に引き出す曲なのですが、その中でも特に愛されているのがこの第3番。
単一楽章のソナタで、ただただ強烈なのです。
この曲の楽譜一回見たことあるのですが、とてもバイオリンの楽譜とは思えないほどの複雑さ(他に何の楽譜でもあり得ませんが・・・)。音の縦・横の多さとか、スラーとかのフレーズマーク、いろいろあって真っ黒です。
でも聴いてると複雑といってもそこまでには聞こえないんですよね。
それは技巧がほぼ100%といって良いほど表現に変換されているのもありますが、その表現、感情の強烈さもあると思います。
バイオリンって以前も書いたと思いますがあんなにちっちゃい楽器で、あんなに細い(少なくともチェロより)弓で、それで一人分の感情全部を表現する、つまりそれをみんなぎゅっと濃縮する楽器なんですよね。弦の張力の強さは音の強靱さと濃さに直結していますし、同時に透明さ、繊細さにもつながってる気がします。
どんな楽器(ピアノでも)もやっぱり伴奏があると曲が安定する一般的な傾向がある気がしますが、この曲もまた「バイオリンだけ」というところでがっつり平衡を崩して、自由に内面を吐露しつくして、狂うことができるような気がします。同時にその孤独が痛く美しく。
私にとってこの曲はバイオリンの理想的な、というよりはある意味「神話的な」姿を表現しているような、これ以上のバイオリン曲はない、と思いますし他の楽器ひっくるめてもこんなに孤高で強烈で狂おしく、心の琴線を締め上げるような曲は数えるほどしかないのではないかと思います。ついでに言えばこんなに美しく気高く(でも全て恥もなくさらけ出して)狂うことができたなら、という事も。
とってもものすごく特別な音楽です。
録音はどうしてもこれ!というのを。試聴はないですが、この演奏が全曲一番だと思います。(大学の図書館にあったので実際に買ってはいないためそのうち入手する!)
ブログを見て見たくなった、聴きたくなったというのはメインの方でも目指しているところですが、なんせそういう風に伝えるのが難しくて(なので若干びっくりしております)・・・せめてここでお話した曲とか脳裏に残ってくれれば・・・とは思ってますがそれもまた難しい。
どのエリアでもいつでもリアクション、質問その他諸々大歓迎です。
さて、本ブログ今回で500エントリーです!
(もしかしたらどっかで投稿ミスで番号が違ってるかもしれませんがアドレスは/500のはず)
いつも訪れていただいている皆様、本当にありがとうございます。
最初のころから変わらずの文の長さ、ちょっとだけマニアックな内容、いろいろありますが読んでいただいているということは本当に嬉しいです。
これからも長らくよろしくお願いいたします!
500エントリー目はちょっとこれまでのいろいろを振り返ってみようと前から思ってました。といっても500エントリー全部読み通すのは無理なんで過去エントリーのリストのタイトルをざっと見たりなんだりして紹介します。
反響が一番大きかったのは最近の「認知のゆがみ」についてのエントリーですね、ダントツで。twitterのほうで放射線科医のPKA先生にRTしていただいたのがきっかけで(ありがとうございます!)。
メンタルヘルスカテゴリーはエントリー数こそ少ないですが、強い思いを抱いているときにしっかり考えてしっかり書くようにしているため自分の中で大切なエントリーがいくつかあります。例を挙げると:
1) 摂食障害についてのエントリー
2) 自殺についてのエントリー(その1、その2)(これは心血を注いだ記憶が強い!)
3) 自分をケアするための対策など「Scaffolding」についてのエントリー
4) 不安と「病的な」不安についてのエントリー
音楽界隈だとリンクしていただいたのがきっかけでプロコフィエフとシュミットホフについてのエントリーに訪れてくれる人がちょこちょこいるようです。だいぶ初期のエントリーなのでちょっと恥ずかしいところもあります(笑)
そして最近ツタンカーメン展@メルボルン博物館に検索エンジンから来る方がまたちらほら増えているのですが日本でツタンカーメン展やるorやってるのかしら。
検索エンジンからのご訪問に関しては未だに「ファゴット バズーカ」のキーワードでいらした方の意図が知りたいです(笑)
イベント的に思い出が深いのはやっぱり2010年のPiano Landmarks(私が音楽に積極的に関わりに戻ってくる最初のきっかけになった出来事でした)、そして去年のトゥーランガリラコンサート@ユースオケ(実際のカムバック)ですね。
イベントといえば去年こちらのABCラジオのABC Classic 20th Century Top 100カウントダウン(結果エントリーこちら)でしょうか。(最初にでたときのエントリーが検索エンジンにひっかかりやすいようですが、結果はリンクしたエントリーに。)これもいろいろ盛り上がりました。こういう企画もっとやって欲しいですが20世紀はでちゃったしさて。
コンサートやレクチャー、本やDVDの感想もできるときはいろいろやってますが、一番自分で思い入れが深い(ってのも変ですが)感想エントリーはBryce Courtenayの「Sylvia」の感想ですかね。結構初期のエントリーですが「なんで感想(というかブログ全般)こうしっかり書けないかなあ」と思う、自分で上手くかけたなと自画自賛できるエントリーです。本も今日本語訳がないと思うのですがものすごく好きな、心に近い本なので今も変わらずおすすめです。
このブログではいろいろ続き物みたいなのをたまにやってます。
ざっと思いつく限りでは楽器と性格、キーワードto音楽、その他まだ続いてないものちょっと断念したものなど。
キーワードto音楽に限らずテーマに合わせて音楽をおすすめ、というのを結構やってますが、今見返してみてもこのフォーマットは好きなエントリー結構あります。例えば:
1) クラシック音楽をあんまり知らない人に良い曲を選んでみる
2) ピアノの表現の幅を模索してみる
3) 破壊的な音楽
4) 心が弱ったときのための音楽
5) 一日の終わりにwind downするための音楽
その他記憶に強く残ってるエントリーだと女性とアニマについての考察や、心の調子が悪いときの練習で気をつけること(これはホント思い入れ強いです。自分で本当に大事にしてること、自分だからこそできることを形にした感が)、そして最近ぐるぐるした自分にとっての「好き」と「ファン」の考察とか(ぐるぐるしたエントリーのなかでは好きな方です(笑))それぞれ違う意味で思い出深いです。
そして今日の一曲。今回が500エントリー目、ということでたまにお休みしたりダブりで紹介しながらもキーワードto音楽で言及している分をカウントすると500曲は超えてると思われます。でもまだまだ紹介してない曲がどのジャンルもいっぱい。
以前も書いてると思うのですが好きな曲を出し渋る傾向があるのですよ。強く。あんまり好きじゃない曲は紹介を書くのがちょっとめんどくさいので避けがち(でもそれでもたまに紹介してますよ、ネタがあると)なんですが、自分が本当に好きな曲は紹介するのももったいない、というか独占したくなるのです。
今日は500エントリー記念ということでちょっと一つ、出し渋ってた曲を紹介します。良い曲なんですから頭ではもっと広く知ってもらいたいと思ってるのですが心がちょっと言うこと聞かなくて(笑)
(でもそういう曲でもキーワードto音楽にはちゃんと選ばれるので、むしろそっちに注目したほうが私にとっての良い曲、好きな曲は見つかりやすいのかも・・・?)
ということで宣言通り:
今日の一曲: ウジェーヌ・イザイ 無伴奏バイオリンソナタ第3番 「バラード」
ほんっと、出し渋っちゃいけない曲ですよ、これ。
イザイのバイオリンソナタはこれまでも覚えてるだけで2回?今日の一曲で紹介してますし、もしかしたら他でも言及があるかもしれないのですが、どうしてもこの曲は!軽々しく出しちゃいけない気がして。
イザイの無伴奏バイオリンソナタはどれもバイオリンの技巧、表現、その他多岐にわたる魅力を最高に引き出す曲なのですが、その中でも特に愛されているのがこの第3番。
単一楽章のソナタで、ただただ強烈なのです。
この曲の楽譜一回見たことあるのですが、とてもバイオリンの楽譜とは思えないほどの複雑さ(他に何の楽譜でもあり得ませんが・・・)。音の縦・横の多さとか、スラーとかのフレーズマーク、いろいろあって真っ黒です。
でも聴いてると複雑といってもそこまでには聞こえないんですよね。
それは技巧がほぼ100%といって良いほど表現に変換されているのもありますが、その表現、感情の強烈さもあると思います。
バイオリンって以前も書いたと思いますがあんなにちっちゃい楽器で、あんなに細い(少なくともチェロより)弓で、それで一人分の感情全部を表現する、つまりそれをみんなぎゅっと濃縮する楽器なんですよね。弦の張力の強さは音の強靱さと濃さに直結していますし、同時に透明さ、繊細さにもつながってる気がします。
どんな楽器(ピアノでも)もやっぱり伴奏があると曲が安定する一般的な傾向がある気がしますが、この曲もまた「バイオリンだけ」というところでがっつり平衡を崩して、自由に内面を吐露しつくして、狂うことができるような気がします。同時にその孤独が痛く美しく。
私にとってこの曲はバイオリンの理想的な、というよりはある意味「神話的な」姿を表現しているような、これ以上のバイオリン曲はない、と思いますし他の楽器ひっくるめてもこんなに孤高で強烈で狂おしく、心の琴線を締め上げるような曲は数えるほどしかないのではないかと思います。ついでに言えばこんなに美しく気高く(でも全て恥もなくさらけ出して)狂うことができたなら、という事も。
とってもものすごく特別な音楽です。
録音はどうしてもこれ!というのを。試聴はないですが、この演奏が全曲一番だと思います。(大学の図書館にあったので実際に買ってはいないためそのうち入手する!)
PR