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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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「Brahms and Liszt ANTITHESIS」コンサート感想
昨日書くはずだったー・・・のですが夕方に突然(珍しく)回転性めまいに襲われました。
なんだろう急に、と思ったのですがどうも天候の急変化が原因だったかもしれない。時間関係的にそれが一番可能性が高い。それにしてもびっくりしたー(めまいも天気も)

ということで金曜日の夜はイギリスからこっちに戻ってきた(博士号を取るそうです)大学来のピアノ友達、Tristan Leeのリサイタルに行って来ました。
プログラムは彼得意のブラームスとリスト。私と比べると陳宮と呂布くらいの身長差で手もでっかいので体格的にもこういう曲が向いてますが、音楽的な性質でもほんとよく合う。

実際のプログラムは前半がブラームスのピアノソナタ第3番、後半がリストのピアノソナタ。どっちも40分くらいあるんじゃないかな。長さだけじゃなく深さも厚さもでっかい。よく一緒に弾こうと思うなー私は1つも無理(特にブラームスは手がでっかくないと不可能)。

それにしてもいい演奏でした。リストはまだあんまり完成しないまま弾いちゃったらしいのですがピアノのピアノらしい世界と旅路のような流れがよかった。あんまり頻繁に聴くものじゃない特別な曲ですがまた彼の演奏で聴きたいです。

そしてブラームスは真骨頂というかなんというか。前回聴いたとき以上にこの曲を一生大事にする意志が見えて。ブラームスの初期の作品にしては音楽的に完成してる感じはあったのですが、でも第2楽章と第5楽章はその円熟した音楽性がものすごく心地よかったです。

それにしてもこのブラームスのピアノソナタ第3番、5楽章編成というのがすごくしっくりくる。ソナタや協奏曲、交響曲であるスタンダードな3~4楽章編成とはまた違う世界観。スケルツォと最終楽章の間にスローな楽章が一つ入るだけの差なのに。
意外とショスタコーヴィチは5楽章編成多いですね。交響曲第9番とかピアノ五重奏曲とか、弦楽四重奏曲でもあったはず。

さらにコンサート後はピアノ友達周りで飲みに行きました。
シティのFlinders StreetとRussell Streetの角あたりにあるThe Duke(Duke of Wellington)というバーで、いくつか中が分かれてる様子。レストラン部分もあるのかな?ご飯代わりに食べたチョリソーとチーズのコロッケが美味しかったです。

最近忙しさなど諸々でちとピアノが弾けずにいたのですが、今回コンサートを聴いてピアノ仲間としゃべって次ピアノと向き合うのがちょっと楽しみになりました。感化されやすい、というよりは負けず嫌いなのもあるかな。それからしばらくコンサートもなく外部から刺激受けてなかったからか。とにかく自分は焦らず、あともうちょっと堂々したほうがいいのかなーとはピアノ友達としゃべる度に思うのですが。

そうそう、今回Tristanが初CDを出したということで買っちゃいました。今回演奏されたブラームスのピアノソナタ第3番と同じくブラームスの間奏曲集op.117。イギリス滞在中の録音です。
ただブラームスのピアノソナタ第3番はそんな頻繁に聴く曲ではないのでもうちょっと時間をおいて聞いてみる予定。楽しみにしています。


今日の一曲で紹介するのも録音聴いてからにします。なので今日はお休み-。

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